六龍が飛ぶ 第37話(中) 建国1392年


国立故宮博物館から見た景福宮の西側
景福宮の空
(1394年:建国後、開京から漢陽に遷都、景福宮を建設します)

ヨニャンとドジョン

「新しい体制が作られるのですね」

「反対なのか?」

「いいえ」

「ではなぜ我々を牽制するのか?」

「最初からそうではありません。
 サンボン先生の原案を知った時、我々は興奮もしました。
 あの計画を知るまでは、協力するつもりでした」
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「国土の平等分配のことか?」

計民授田(ケミンジュジョン)は、
 個々人の権利を放棄することと同じです。
 土地台帳を燃やしてしまったではないですか。
 どうか計画は破棄して下さい」

「ということは、
 そなたの組織は大きな土地を持っているということだな。
 そなたの組織は大きな被害を受けるということのようだ」

「我々の組織には多くの人がいて、
 土地の所有者も幾人かいますが、多くは土地を持ちません

「ではなぜなのか?」

「私たちの信条です。
 人間は自らの利益を追求し、社会は人々に従うということです」

「…?」

「しかし、あなたの新しい体制作りは、
 人々の大きな欲望を否定することになります」

「大きな欲望?」
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ヨニャンの言う信条とは“人の利益追求への欲”を認めるというもの。
自分たちの組織は自ら開墾して土地を増やしてきたものの、ドジョンの計画は過去にあったような、全ての土地は国王に属するという封建社会と同じだと反論。
結局は民・百姓の欲によって、開墾競争を引き起こすだけだと、同じ面積を配分することに反対します。

しかし、ドジョンは、
「貴族と寺院が国の7割もの土地を持っているではないか。
 そのために民・百姓は自分の村を追い出されている。
 新しい儒教精神とは、人々の“欲望”を認めつつも、
 民・百姓たちが自分たちの“美徳”により、
 “欲望”を自制する社会だ

 この“美徳”により、誰も土地を奪われず、
 誰も土地を奪おうとしなくなる。
 国家は民・百姓の欲望を抑えるためにある」
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しかし、話は決裂。
ヨニャンは「組織は微力ながらも、阻止する」と。

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キル・ソンミが場を離れるとともに、バンジはドジョンのところに飛び込みます。
そして、既にプニがヨニャンと会っていることを話し、「私ももう探すことを諦めます」と。

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ヨニャンとキル・ソンミ

「どうなりましたか?」

「これからは戦争です。
 イ・バンウォンをしっかりと見張りなさい。
 それに、消えたチョク・サグォンを探しなさい」
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ムヒュルはチョク・サグォンの怪我を看病しようと洞窟に行くと、置手紙

…アイゴ~、俺には読めない。

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宮廷では、ナム・ウンが王の覚書を手にしたと。

「そうか、では今からこの王国の空を変える」
 (ドジョン)

「勿論です。この国の空と人を変えるのです」
 (チョ・ジュン)
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チョンチャングンは膝まづいて“玉璽”を差し出します

ナム・ウンは“チョンチャングンは王国を正当に統治することができなかった。
天命により退位を命じる”との書簡を読み上げます。

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そうして玉璽を持ってイ・ソンゲの屋敷に向かいます

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「この国の何万もの民・百姓の期待に応えて下さい!」
 (ジラン)

「…」
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イ・セクやウ・ハクジュたちが流刑になると同時に、イ・ソンゲの即位式が行なわれます

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チョンチャングンは屋敷を出ます
手を取るのは、傷がまだ癒えないヨンラン(チョク・サグォン)でした

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開京を出て行くチョンチャングンに付き添うヨンランは、ムヒュルを見つめて、

「…」
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しかし、ムヒュルはヨンランの言葉が聞こえるようです。

…私は復讐は一切しません。
 誰かが私を傷つけようとしない限り、戦いはしません。
 媽媽(ママ)と一緒に平穏な暮らしをしたい。
 それが私の夢…。

ヨンギュが
「チョク・サグォンという女はあの女なのか?」
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「いいや、違う…」
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宮殿では新しい人事が発表されて、チョン・ドジョンが首相となります。
また、イ・ジラン、チョ・ジュン、ナム・ウンなどが要職を固めます。

王の宣言

「私は自分の責務を果たすにあたり、
 美徳が足りないことが心配だ。
 しかし、これは民百姓と天の意志が私をこの座に就けた。
 私は、ここに集う重鎮たちと一緒に、
 民百姓を癒すことができるよう、道を究めることにする」
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「恭悦至極に存じます」
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イ・ソンゲのチョン・ドジョンへの最初の指示は、
「多くの官僚たちを追放したから、
 そなたにはいくつもの要職を任せざるを得なくなっている。
 すぐにでも科挙試験を実施し、
 貴族の子弟や資質のない者が得ていた官職を埋め合わせてくれ。
 誰もが機会を得られるようにするのだ。
 身分や家門に関係なく、すべての民に機会を与えるのだ」
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政務に励むドジョンは、“新羅時代の本”をヨニに渡して、“無名”の過去を調べるとともに、
「百済や高麗との商売でと富を得て、
 反乱を起こした高名な商人だったヨムジョンの過去を調べてくれ。
 それに“無名”の象徴が何だったのかも」
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ヨニは(人事に関して)有能な者のリストを提出します。
「もう少し絞り込んで、
 体制の柱となるような者を選びます」

「大切なことは、
 脅しや賄賂には動じないような清廉な精神を持った者だ。
 それに、
 これからは中殿媽媽(ママ)のお傍に仕えて守ってくれ」

さらに、ヨニはバンウォンとドジョンの関係の修復に触れます。
バンウォンは私兵を増やし、プニの組織も拡大し、また閔氏からの資金支援が大きくなっているからです。
しかも、イ・ソンゲはバンウォンとの距離を置くようになっているからです。

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バンウォンはイ・ソンゲから言われた「自分の正統性は自分で見つけろ!
ドジョンから言われた「ポウンを暗殺した者ごいうのがお前のこれからの場所だ
と言う言葉を考えています。
チョン・ドジョンやナム・ウンたちの死刑執行を阻止するために選んだ道、それが建国に一番の貢献だったにもかかわらず国作りから除外されています。

「あれは悪いことではなかった…」
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そこにハ・リュン

バンウォンは、チョン・ドジョンがハ・リュンに官職を与えたことに疑問なのですが、ハ・リュンは多くの官職が空席になっているからだと答えます。

「チョナはそなたがやったことで、まだ怒っているからな」
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ダギョンがお茶を運び
「サンボン先生は4つもの要職を兼任しているそうですね」

「今日はもう一つ増えた。 5つ目だ。
 もしも軍を統率することになれば、
 この国は彼の手の中に入ったようなものだ」

「そんなことはありませんでしょう。
 追放されていた士大夫(サデブ:学者たち)が戻ると、
 チョナは権限を分散させるでしょう」

「皆はそう思っているのだが…」

「そんなことは決してないでしょう」

「どういう意味ですか?」
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「俺は、サンボン先生の考えを知っているからだ」
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建国 1392年

ドラマは新しい節目を迎えました。
1392年、李成桂(イ・ソンゲ)は57歳にて<朝鮮王朝>初代王(後の太祖)となりました。

その年の面々の年齢を列挙しておきます。

イ・ジラン61歳(イ・ソンゲの義兄:元は女真族の首長)

イ・バンウ38歳(ソンゲの長男:翌1393年没)
イ・バングァ35歳(同上 次男)

チョン・ドジョン50歳
チョン・モンジュ55歳(1392年没)
チョ・ジュン46歳
ナム・ウン38歳

ハ・リュン(河崙)45歳
チョ・マルセン(趙末生)22歳

そして、バンウォンは25歳、妻のダギョンは27歳(後の元敬王后)でした。

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これからは、バンウォンたち兄弟は王子です。

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