善徳女王の都・慶州 2


慶州に行くと、この季節はリンゴやナシだけでなく、カキ(柿・干し柿)が売店や店頭にたくさん並んでいます。
お土産にてごろです。
こちらは日本の風景・紀州の「串柿の郷」です。

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四郷(しごう)
和歌山の根来寺から続く広域農道を20分、そしてさらに北に上ります。
色づいた木々よりも見事な柿色です。
(サイトから)
 『 東谷、平、滝、広口の四つの村を総称して四郷(しごう)といいます。
 400年の昔から串柿の特産地として、現在に引き継がれています。
 11月も秋が深まり、串柿作り が始まると農家の軒先や
 周囲の柿場(干場)に柿の玉のれんが一斉に
 吊るされ山里は柿一色に染まります』
(photo & words by APB)

<新羅の都・慶州>
慶州(キョンジュ)を訪ねて②


1.仏教の伝来

『善徳女王』は第27代王で、ドラマでは第29代王の金春秋(キム・チュンチュ)も出ます。
彼が武烈王(ムヨルワン)となるのですが、その後の第30代王・文武王(ムンムワン)の時に百済を滅ぼし「統一新羅(後三国時代)」を建国することになりました(776年)。
他方では大祚栄(テ・ジョヨン)が渤海を建国していますから、北部は「渤海」、南部は統一「新羅」と、半島は分裂しています。

中国からの仏教は、まず最初(372年)に高句麗が受け入れ、その後、384年に百済に伝わります。
新羅が仏教を受け入れたのは、そのまた1世紀半くらい後の、527年です。
新羅はその後の高麗へと仏教文化を伝えることになります。

新羅の仏教の象徴は「仏国寺」でしょう。
仏国寺の建立は751~774年にかけて完了しています。

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(正門は南東に向いています)
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正門から入ってみます。

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広がるのは仏国寺の境内に入る池と道。
左手にはまっすぐな道とまっすぐな橋があり、仏の道とのこと。
右手には曲がった道とアーチの橋で、これが人の道だそうです。

(動画にしています)
https://youtu.be/YZWns53NpTk

まっすぐな橋を渡って、その先の境内に入る門は天王門
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入ると左右には四天王
tenou 2
(四天王の一つは龍と玉を手にしています)
四天王

そして、白雲の階段(下の部分)と青雲の階段(上の部分)
白い雲の上には青い空の意味とのこと。

tenmon.jpg

(動画にしています)
https://youtu.be/mjErIBoYGbI

seiunn.jpg
(階段を横から撮影・アーチ式の構造物です)

青雲・白雲の階段を登ると、境内の中心には大雄殿です。

大雄殿

その右には高さ10mの仏国寺・多宝塔があり、下から四角形、八角形、そして16個の蓮花石でできています。

tenmon 2

左には仏国寺・三重石塔(8m)があるのですが、現在は修復中でした。
なお、1966年の修復の際には、世界最古の木版経典が舎利孔から発見されたそうです。

tenmon 3

さらに裏手の階段を登っていくと一番高いところに“慈悲の菩薩”の観音殿があります。

kanno 2

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kanno 3

観音殿の西側に下ると、毘慮殿

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毘慮遮那仏の手の姿は“すべての真理は一つ”の「知拳印」を表しています。

hotoke 2

伽藍の柱の基礎石の右が新羅の様式で2段の基礎の上に柱、左が<朝鮮王朝>になってからの修復の跡で、くりぬいた穴の中に柱が立てられています。

hasira.jpg

なお、このお寺も「壬辰倭乱(イムジンウェラン):文禄の役・慶長の役」の際に暴徒による焼き討ちがあり、焼けた跡が石に残って、黒ずんでいました。

iwa jinsinn

南西の方角の出口の門には「吐含山・仏国寺」の扁額
北方の山々にはしばしば霧がかかるので、まるで息を吸い込み吐き出すようだとの意。

deguti.jpg

2.街並み

南西に向いている裏門を出るとパーキング

parking.jpg

そこから5分ほど下るとすっかり整備された街並みです。
屋根は黒の瓦に統一する規則があるそうです。

machi 1
(もう雨が降り出しています)
machi2.jpg

(動画にしています)
https://youtu.be/ILehZJeK3yw

伝統の(高麗)青磁の店

seiji.jpg
(以上、2015.11.24撮影)

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①行った、②見た、③聞いた、そして④考えてみた。
TV番組などでの紀行・文はこれらが大切だとのこと。
今回の私は①~③には満足なのですが、でも④…、あんまり考えませんでした。
きっと感動が足りなかったのか…?
いいえ、この仏国寺を再建するために国費を使った、朴正煕・元大統領(現大統領の父君)を尊敬しました。
タダでガイドしてくれたアジョシが言っていましたが、
「7割の人は朴正煕大統領を尊敬する」とのこと。
感動が足りなかったのは、たぶん私には、儒教の「仁・義・礼・知・信」の考え方が肌に合うからでしょうか?

広い寺院でした(仏国寺の境内
https://youtu.be/WQ_VKzzU-gc

この後、石窟庵にも寄りたかったのですが、雨足が早くなってきたので、諦めて新・慶州の駅に戻ることにしました。
天気予報は翌日も雨という状況…。
バスを待っていると“カササギ”
「六龍飛天」の“タンセ”のニックネームでした。

kasasagi.jpg

慶州はとにかく広いので、世界遺産のスポットを巡るには時間がかかります。

11月24日の夕刻、KTXで新・慶州→釜山へ。
shilla2.jpg
(# 釜山の模様は来週から2度アップします)


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