六龍が飛ぶ 第11話(下) 夢を持っている人


ソウル・光化門と世宗
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# 気温1度くらいなのですがここには観光客も多い…(2015.12.16撮影)

六龍が飛ぶ 第11話(下) 夢を持っている人

ドジョンとプニ

「すみませんでした、アジョシ」

「何故だ?
 どうして私やシンジョクには相談せずに勝手に動いたのか?
 あいつは我慢ができない男で、
 無鉄砲な行動をしたのだ。
 なぜ助けようとするのか?!」

プニがバンウォンを助けたい一心でホン・インバンに会ったことをとがめます。
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「私たちと同じだからです。
 私たちの村人と同じように、
 もう耐えられないからです。
 目標には命を掛けているからです」

「だからお前の村人たちは死んでしまうのだ」

「しかし、私たち…、百姓たちは、
 これまで“希望を叶える”というために悩んできた結果です。
 希望を持ちながらも失ってきたからです」

「…」

「何度も希望をもって、何度も希望を失いました。
 その繰り返しでした。
 我慢がならなくなるんです」

「…」

「申し訳ありません。
 でも彼はアジョシに会うためにハムジュに行ったんです。
 アジョシのお考えと計画は、
 彼にとっては“希望への誓い”というべきものでした」

「お前とバンウォンは違う」

「いいえ、違いません。
 子供の頃に母親を捜しに開京に来た時に出会いましたが、
 苦境から抜け出そうと、
 私たちを導くことを考えてくれました。
 大人になってから、またイ・バンウォンに会った時も、
 搾取する権力者たちから私たちを救ってくれました。
 あの人は私がこれまでに出合った最初の貴族階級の人です」

「…」

「それだけではありません。
 誰よりもアジョシの計画に夢を持っている人です」

バンウォンを助けて下さいというプニの言葉に心が動くドジョンでした。

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ハムジュ

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ハムジュではホバルド(北方民族)の侵略を防ぐ為に血を流しているイ・ジランたち。

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数時間のうちに総攻撃をかけるとのイ・ソンゲの決定がなされた時に、バンウが開京から帰って来ます。

ソンゲとバンウ

“安定化策”の取り下げ申請をしなかったというバンウに、
「なぜだ?!」

「バンウォンは牢獄に入っています。
 “安定化策”を都堂で通過させるために、
 アボジとホン・インバンが
 “租税収入を半分別けするという密約”をバンウォンが裏で工作したと、
 でっち上げの濡れ衣を着せられたからです」

「?!」

「これはイ・インギョムが仕組んだ罠です。
 私たち李家(# 全州李氏)への挑戦だからです。
 アボジに代わって、李家の長男としての判断です。 
 私たち李家は、これまでも、
 家系を傷つけるような者たちとは、
 いままで戦いも辞することはありませんでした」
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# バンウは長男ですが、建国の翌年(1393年)に亡くなっていますので世子にはなれませんでした。
彼の建国の際の活躍も見たいものです。

「大戦を前にしてこんな問題ですみません」

「いいや、これからのホバルドとの戦いには、
 勝たないとならないという意を強く持った。
 (ホバルドとの)戦いの後にはその問題を片付ける」
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イ・インギョムとチョヨン

ホン・インバンの筆跡を研究していたチョヨンは、インバンの筆跡で偽造文書(密約)をバンウォンの家に置いておくことにします。

「これでイ・ソンゲの評判も崩れるだろう。
 安定化策は却下になる…」

「ええ」

「ホン・インバンも一緒に崩れるさ」
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赤い封筒の書類がイ・バンウの(バンウォンが寄宿している)家に隠されます。

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しかし、見張っていたヨニ。

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その封書を取り出して、ドジョンに渡します。

「これでイ・インギョムの意図が明確です。
 イ・ソンゲの評判を陥れて、
 同時にホン・インバンとキル・テミを追い詰める策略です」
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そこで、ドジョンは赤い封筒をヨニに渡して、同じ場所に手紙を隠すように指示。

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翌朝になって、義禁府(警察)の捜査

他方では都堂(議会)では、イ・インギョムが義禁府に命じたこれまでの捜査の結果を待っています。
都堂での実権を持つ、イ・インギョムとチェ・ヨンが登場して朝の会議が始まります。

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義禁府からの公式な報告として証拠の“赤い封書”の内容が読まれます。

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「これはイ・バンウォンの部屋から見つかった手紙です。
 “いつまで待ってもあなたは現れませんでした。
 これからどうしたらよいのかと、指示を待ちます。
 ペク・ユンを殺したのは私です”」
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(バンジがドジョン宛に書いていた手紙です)

バンジはまだ影の武者ではあるものの、書いたのはバンジなのでヨニは心配
また、こんなことで李一家に傷がつくのではないかとの懸念で、ドジョンに質問します。
しかしドジョンは言います。

「“大蛇とて猪は飲み込まない”」と、イ・インバン(大蛇)だって、飲み込むと自分のお腹が破裂するから、イ・ソンゲ(猪・イノシシ)を食べることはしないとの比喩をします。

「イ・インギョムは賢い大蛇だ」

「どういうことですか?」

「イ・バンウォンはイ・ソンゲの息子だからだ」
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都堂(議会)

…手紙がすりかえられた…。
 (インギョム)

…まさかイ・ソンゲがペク・ユンを…?
 (キル・テミ)

…イ・ソンゲがペク・ユンを殺すはずがない。
 これは偽の手紙だ。
 (チェ・ヨン)

ホン・インバンは思います。
…2万人もの軍隊を抱えるイ・ソンゲがそんなことをするはずがない。
 これはサンボン(三峰:チョン・ドジョンの号)の仕業だ…。

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そこに報告が飛び込みます。

「イ・ソンゲ将軍がホバルドを撃破しました!」
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ハムジュ

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「兄貴! 
 では、バンウォンを救いに行きましょう!」
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(イ・ジラン)

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<王朝絵巻 シーズン5>
史実とファンタジー③


ウィキペディアでは次の文章があります。

1388年(王禑14年)2月、元を倒して政権を確立した明は高麗に対し、元代の旧領を返還するように要求してきた。
これに対し、親元派が主流であった政権は議論の末、崔瑩将軍を総司令官とする討伐軍の派遣を決定し、曹敏修と李成桂を左右都統使に任命した。
この派兵に対して、李成桂は「四不可論」を掲げて反対を表明していた。 

気になるのが曹敏修(チョ・ミンス:~1390年)です。
ドラマではイ・インギョムが送り込んだチェ・ヨンの部下です。

「六龍飛天」の実在の人物を再度アップしておきます。
(1392年が<朝鮮王朝>建国です)

李成桂(イ・ソンゲ)1335~1408年(初代王・太祖) 
李之蘭(イ・ジラン)1331~1402年(ソンゲを義兄と忠誠を誓う)
康氏夫人 イ・ソンゲの二番目の夫人 1356~1396年
鄭道伝(チョン・ドジョン)1342~1398年(ソンゲの補佐官)

崔榮(チェ・ヨン)1316~1388年(王家を守る高麗武士)

李芳雨(イ・バンウ)1354~1393年(ソンゲの長男)
李芳果(イ・バングァ)1357~1419年(ソンゲの次男・第2代王・定宗)
李芳遠(イ・バンウォン)1367~1422年(ソンゲの5男・第3代王・太宗)


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