六龍が飛ぶ 第11話(中) 好きな理由


ソウル・国立故宮博物館と空
国立故宮博物館
# 気温はマイナスに近かったです(2015.12.16撮影)

六龍が飛ぶ 第11話(中) 心からのゆで卵

ホン・インバンに頼むプニ

「イ・バンウォンが寄こしたと言ったな?!」

「実はそうではありません。
 私の意志で参りました。
 イ・ソンゲ将軍を引き入れようとしていた、
 (インバンが画策した)
 あの晩のことは全て知っています」

「…」

「息子のイ・バンウォンが拷問でもしものことがあれば、
 イ・ソンゲ将軍がどんな行動に出るのかが怖いからです」

「…」

「時間はありません! 何とかして下さい!」
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プニの必死の願いに、
「イ・インギョムがバンウォンを殺すわけがない。
 イ・ソンゲに裏があるかどうかを知りたいだけだ」
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「どうしてそんなに落ち着いているのですか?」

「どうしてそんなに必死なのか? 
 バンウォンとはどんな関係なのか?」

「!」

「何でそんなに駆け込んでくるのか?
 お前は逮捕されるか殺されるかも知れないのだぞ」

「…」

「私は駆け込んできた理由を知りたい。
 もしかして二人の関係は…」

「私に靴を買ってもらったからです」

「?」

「貴族は庶民を殺しますが、
 彼は私に靴を買ってくれました」

笑い出したホン・インバンはプニとバンウォンの面会を許可する代わりに、伝言を持って行かせます。
「拷問に遭っても、
 “私の名前とバンウォンの父親の名前は出すな”。
 もしも我々の名前が告白されると、
 お前の心配のとおりになるからな」

牢獄でのバンウォンと訪ねたプニ

「やあ!」

「…」

「やあ! イ・ボンウォン」

「は~、は!」

何でお前がここに来れたのかと不思議に思うバンウォンでしたが、プニはゆで卵を渡して、「ホン・インバンから“自分の名前を出すな”との伝言を貰って来た」と。

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バンウォンは「サンボン師匠も俺が死ぬのを期待しているのか?」

「何てことを言うの?!」

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「俺が死ねば、
 自分が作った“安定化策”も闇に消えるからだ。
 それに
 イ・ソンゲ将軍はイ・インギョムとが敵対するからだ」

「!」

「それに自分の頭痛の種も消えるからだ」

「まさかあの人がそんな事を思うわけはないわ。
 あなたのことを救う手段を考えているはずだわ」

…本当にそんな事を考えているのだろうか?
 本当にそんな事ができるのだろうか…?

もう帰るように牢屋の番からせかされるプニでしたが言います。

「弱音をはかないでね。 笑ってね」

「お前が先に笑え」

「ふ…」

「…」

「私があなたを好きな理由を知っている?」

「?」

「あなたはおそらく死なないからよ。
 あなたは私を一人にしないと思うからよ」

「え?!お前は俺のことが好きなのか?」

「…」

「俺は死なない。
 きっと、生きてここから出てやる。 
 待ってろ!」

「ええ」
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プニは帰りながらバンウォンを思います

…死なないで。
 私を見放す人にはもう会いたくはないわ。
 私のオッパもオモニも、みんなもう忘れたわ…。

待ち構えていたのはイ・シンジョク

「バンウォンに会ったのか?」

状況を聞いてシンジョクは、もう「お前はこれまでの連絡係ではない」と、プニには「いつでも直接にドジョンに会ってくれ」と言います。

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ムヒュルは、おばあさん(ハルモニ)に中間報告

「カササギをやっつけたのか?」

「いや…」

「それじゃ、キル・テミを倒したのか…?」

「いいや、イ・ソンゲ将軍を見たんだ」

「何だって?! 
 まさか高麗の英雄を殺したって言うのか?!」

「待ってくれ! 話を聞いてくれ。
 将軍の息子を二度も救ったんだ。
 それで正2品に認められたんだ」

「正2品だって?!」

ムヒュルの師匠も一緒に開京でバンウのお世話になることになりました。

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開京のバンジとカプンの歌と演奏を聴くドジョンとヨニ

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「彼は子供の頃の経験から、
 世の中への怒りを募らせたのです。
 オルシンの手には負えない人ですから、
 縁を切ったほうが良いと思います」

「…」

「それにイ・バンウォンが拷問の末にオルシンだけでなくて、
 イ・ソンゲのことなど白状するでしょうから、
 ここにいては危険です」
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プニがバンウォンと一緒に開京に来ているとシンジョクが報告

「プニが開京に?!
 どうして組織の掟を無視して単独行動を…」
と、ヨニがプニの名前をだすので、

ドジョンは、
「なぜ彼女の名前を知っているのか?」

ヨニはプニと同じくイソ郡に住んでいたということだけで、詳しい過去には触れたがりません。
(ヨニの初恋の相手(タンセ/バンジ)はプニの兄でした)

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都堂ではバンウォンとホン・インバンとが進めた“安定化策”について議論中。
可決するための裏取引と税金の疑惑などはイ・インギョムが仕掛けた噂。

インバンやキル・テミは拷問にかけたとしても真相は分からないから、無駄だというものの、「しかし、義禁府(警察)にはナムという堅物がいるから、真相が分かるでしょう」という議員もいます。

「あ~、そうだ。
 私を弾劾しようとした奴だな。
 では奴に担当させよう」
とはイ・インギョム。

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<王朝絵巻 シーズン5>
史実とファンタジー②


史実とフィクションは区別しておかないと、混同して間違った歴史認識になるので、これまでの私の頭の中を少し整理しておきます。

高句麗の『朱蒙(チュモン)』…これは「チュモン大王伝説」に基づいて、チェ・ワンギュ作家が大作に仕上げたもの。
紀元前後に朝鮮民族の統一を果たした大王であることは史実で、その時の大陸と半島の情勢が描かれていました。
まだ大陸(漢)の勢力は小さいものでした。
ただし、ドラマはフィクションが中心。

統一新羅『善徳女王』…高麗の前の時代に武士・剣士の軍隊が組織されて、すでに武士階級が台頭する様子が伺えます。
中でも善徳女王を支えたキム・ユシンという名将(実在)は、15代風月主(プンウォルチュ、花郎の首長:伽耶出身)となり、高麗武士のチェ・ヨン将軍を連想させます。
この脚本が今回の『六龍が飛ぶ』と同じで、キム・ヨンヒョン+パク・サンヨン作家の共同執筆ですから、同じラインでフィクションを楽しめるようです。

朝鮮王朝の『華政』…これは歴史の教科書に匹敵すると思っています。
キム・イヨン作家が史実と実在の人物で9割以上を固めた傑作だと思います。
第15代王・光海君を支えた外交担当のカン・ジュウォン(姜株元)や、王室のトップとしての責任を負った貞明公主(チョンミョンコンジュ)のことです。
他方、フィクションはわずかながらですが、この夫婦にとっては“火器都監”の仲間達(架空)が心の支えとなりました。

そして『信義』と『六龍が飛ぶ』…放送局(SBS)が同じなので、滑らかに繋がっていると思います。
ソン・ジナ作家はチェ・ヨン将軍の二番目の夫人・柳(ユ)氏がタイムスリップして現代からやって来たとの、ヒロインの設定。
タイムスリップはファンタジーでありながらも、史実はしっかりとしていたと思います。
庶民への慈悲を大切に思った、高麗第31代王(コンミン)+魯国公主(ノグクコンジュ)そしてチェ・ヨン将軍でした。
これからの「六龍飛天」はキム・ヨンヒョン+パク・サンヨン作家の共同執筆ですから、フィクションたっぷりでしょう。
そして、ラブラインも楽しみ…だと思いますよ。

この二つのカットは第6話の終わりで、2人が同時に暗号を解くシーンです。
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“7つの基地を閉じて、咸州(ハムジュ)に集まれ。皆で李成桂(イ・ソンゲ)の民となるのだ”

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第25話

皆さま アンニョンハセヨ

KJSはスローなんですけど、リアルタイムで視聴しておられる皆様には第25話…。
なんとも…、ムヒュルだけでなく、…みんな壮絶。
血だらけ、返り血の中でチョ・ミンスの乱に体を張りましたね。
自らの血だけでなく、返り血の龍たちでした。

naoさん
いつもコメントを楽しんでいますよ。

今回の第25話の終わりのシーン。

プニが見ている中で、ヨニとタンセ(バンジ)の終わりの会話。

「大丈夫か…?」
「…」
「これで終わりだ(クンナッソ)…」

そして、
「オンニ…」
でした。

http://www.dramaonline.us/watch/six-flying-dragons-episode-26.html

予告のシーンを見ていると、みんなが体の傷だけでなく、
心の傷を乗り越えるようです。
きっとタンセ(バンジ)とヨニは心の青あざを乗り越えます!

1390年だと思います。

25話 壮絶!

オッパ 皆様 アンニョンハセヨ
25話まで見ました。
24話冒頭では笑いあり、中盤から後半にかけては、涙が出ました。
そして、25話「壮絶です!」
ムヒュル、すごく頑張りました。
まるで、チェヨンテジャン(信義の時のイミンホ)!
殺陣のシーン、「信義」の時とは比べ物にならないほど。
きちんと役柄通り、豪傑な殺陣でした。
彼自身のスキルも相当アップしていると思います。
「信義」が彼のデビュー作品、成長していく様を見るのもとても楽しみです。
イバンジ(タンセ)とヨニ
傷は残るものの、一山越えたでしょうか?
良い方向へ向かって欲しいです。
プロフィール

ユーモン

Author:ユーモン
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