六龍が飛ぶ 第10話(中) 幸せのタンヘ


満月の海岸
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(2015.12.25 : photo by nana)

六龍が飛ぶ 第10話(中) 幸せのタンヘ

「さあ行こう!」
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「どこに行くの?!」

「それだ…」
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# 草鞋(チプシン)と穴の空いた靴下(ポソン)

市場に向かう二人。

やって来たのはタンへを売っている店

「この娘に靴を売ってくれ」

「あ~い、お客さんが連れてきた娘さんでしょうから、
 どうかお客さんが選んだらいかがでしょうか?」
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「そうか?」

「いいえ、靴を選んでもらうほどの関係ではありません」
とプニ…。

そう言いながらも目線はタンへに釘付け

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# プニは草鞋(わらじ)を履いていたので、
革製の唐鞋(タンヘ:당혜)をプレゼントすることにしました。

靴のサイズを合わせてくれるバンウォンにこれまでにない胸のトキメキを感じます。

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「変だわ! 胸がドキドキ…!」そう言ってバンウォンを突き飛ばします。

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逃げ出して…、それでも初めてのタンへにうっとり…。

「幸せか?」
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「!」 (ヤバイ!)

「どうか? 気に入ったか?」

「!」
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「どこに行っていたの?
 ホン・インバンは城門の出入りを少し自由にしたようだけど…?」

「お前がサンボン先生に会ってどうするのか?」

「あなたの言葉は信じないわ。
 イ・ソンゲ将軍は本当に策を認めるの?
 取り消さないの?
 サンボン先生に報告するわ」

「まずは俺が会ってくる。
 それまで待っていてくれ」と、「居場所も知らないくせに」とプニを待たせます。

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ドジョンの洞窟に行って、

「やっと会える!男の約束だった。これからが歴史的な出会いだ!」そう叫ぶバンウォン。

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先に来ていたバンジは、

…いったいこの馬鹿みたいな男ははだれなのか…?

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握り飯を食べながらチョン・ドジョンが洞窟に戻って来ます。

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# ここで8年前の第1話の始まりのシーンに戻ります。
時は1383~1388年に近づいた頃だと思います。
8年前から成均館などの開京で生活していたバンウォンは、2年前にペク・ユンを殺したバンジの後を追ってこの洞窟に来たことがあります。
そこで“新朝鮮”の地図を見ると共に、兵士の木彫りを拾っていました。

# バンウォンはドジョンを咸州(ハムジュ)で見て、またバンジを成均館の屋根から見ていました。
バンジはドジョンを長平門で見ています。
しかし、ドジョンは二人を知りません。

「ところで、二人の話から察するに、
 この剣士は師匠の指示には従ってはいなかったようです」

「…」

「それにしてもこれは運命的な出会いだと思います」

そう言って、バンウォンは日本の海賊(和寇)と戦ったバンジこと“カササギ(カッチドクサ)”で、ペク・ユンを殺した時のことも見ていて知っていると話します。

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バンジはドジョンの計画に従っているものの高麗が一向に変らないことに不満だから、今は思い通りに行動していることを告げます。
バンウォンは“安定化策”の詳細は知らないものの、腐った高麗を倒す計画だと思っていると。

そして、バンジに対して、
「あなたがペク・ユンを襲った日、
 そして昨日の夜にホン・インバンを襲ったことで、
 安定化策が議会を通過しました」

「…」(黙って話を聞くドジョン)

「我々3人の力でこの状況が生まれたんです。
 新しい段階に変りました」

「…」
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怒りを表すバンジ

「どこが新しい段階なのか?!
 村の人々が殺されて、土地は奪われている。
 和寇と戦うという名文で、租税を課して、
 貴族たちは私腹を肥やしているだけだ。
 どこが新しい世界なのか?!」

「…」

「今は変化に耐える時だ。 犠牲もある」

「…」

「犠牲…?
 ああ、師匠が言うとおりだが、
 それも貴族たちの考えと変らない。
 師匠は“木を見るな、森を見ろ”と言うが、
 枯れてしまう野の花のことは無視している」

「…」

「…」

「どこが安定化なのか?!
 たくさんの人たちが死んで逝っているんだ!」

バンジは涙ながらに時代を変えるという計画のために庶民が犠牲になっていることを訴え、「もう会うことはない」と言います。

「いいや、また会う」

「ええ、会うときは師匠を切るときです」
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わらじ
tip sin
# 9月に済州島の民族自然史博物館で撮影した草鞋です。
チョシン(チプシン・straw shoes: 2015.09.14)

<王朝絵巻 シーズン 4>
儒教文化④


韓国には老舗がないと言われます。
お店・商業を代々継いでいくという伝統がないからなのですが、親たちは可能ならば子弟を米国のアイビーリーグの大学に入学させるという名誉が尊重されているようです。
私の知り合いも、とにかく教育にはお金をかけています。
職業には貴賎がないと思うのですが、これも儒教がもたらした階級制度の名残なのでしょうか、医者や弁護士、政治家や官僚などなど、名誉ある職業に就かせたいという親のプライド意識を強く感じます。
そして、留学生が増えています。
ソウル大学病院あたりや大学路を歩いていると、英語が上手な若者がたくさんです。

こちらはソウルの国立故宮博物館のタンヘ(革靴)とポソン(靴下)です。
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(2015.04.14)


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