これまでと これからの「六龍飛天」

# リアルタイムで視聴中の方々のためにちょっとまとめてみました。

1.これまでの「六龍飛天」(第17話まで)

放送はこれまでで18話が終了。
ちょっと戻って、第16話の終わりでは(バンウォンが突き出した)、火がついた“火薬箱”の導火線が短くなるのを目の前にして、海東甲族の閔(ミン)氏一族の首長のミン・ジェは署名に踏み切りました。
署名した文書とは“ホン・インバンとキル・テミを追放する”という議案でした。
つまり、これまで(第16話まで)の『六龍が飛ぶ』のストーリーは、高麗末期の腐敗した貴族社会への“龍たち”のチェレンジでした。

物語の最初では、高麗の都堂(トダン:議会)を牛耳るのは傀儡の王を立てた、イ・インギョム+キル・テミ+ペク・ユンの貴族3人衆。
しかし、ペク・ユンは暗殺され(タンセによります)、その間隙をぬって新たに3人衆に入ったのがホン・インバン(成均館の教授)でした。

この3人衆の長老のイ・インギョムは、ペク・ユン事件には“イ・ソンゲが背後にいる”との疑惑を湧かせる“ねつ造証拠”により、ソンゲの息子のバンウォンを逮捕しましたが、失敗。
逆にホン・インバンからの脅しで引退させられました。
(3人衆の一角は自滅・引退、しかし…)

残る腐敗貴族の二人はホン・インバンとキル・テミ。
この二人は取り巻きの議員たちで、議会の多数派の派閥を形成していました。
その多数派を崩すために、地方豪族(海東甲族)閔氏と関係が深い議員たちをイ・ソンゲ派に引き込もうとの議会工作を練るチョン・ドジョンでした。

他方、バンウォンの作戦は体当たりだったというわけ。
自らが閔氏の娘・ダギョンとの政略結婚を進めました。

k style

対するホン・インバンは、閔氏一族を土地問題で刺激して、“謀反”だとの証拠をでっちあげる作戦で、閔氏一族を追い払うことを考えました。

追い込まれた閔氏一族がホン・インバンになびこうとするところを逆転させるのが“火薬箱”を持ち出したバンウォン。
以上が第16話まででした。
バンウォンの作戦で、ホン・インバンとキル・テミの追放議案が可決。

第17話での話題を次のKstyle(エンタメ) Newsで引用します。

先月30日に韓国で放送されたSBS月火ドラマ「六龍が飛ぶ」(脚本:キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン、演出:シン・ギョンス)の第17話では、イ・バンウォン(ユ・アイン)がホン・インバン(チョン・ノミン)を逮捕するシーンが描かれた。

これに先立ってイ・バンウォンは、海東甲族の力を得ることに成功した。
イ・バンウォンが海東甲族の首長の娘であり、妻のミン・ダギョン(コン・スンヨン)の心を動かしたからだ。
これを受け、ホン・インバンとキル・テミは没落し、ミン・ダギョンは父と自身たちの決定について話した。

ミン・ダギョンの父であるミン・ジェ(チョ・ヨンジン)は全州李氏家門について話し合った。
すると、ミン・ダギョンはイ・バンウォンから聞いた全州李氏家門の秘密を思い出した。
イ・バンウォンがミン・ダギョンに渡した紙には「王が変わり、李氏が国を得ることになる」と書かれていた。

李氏の秘密
元記事配信日時 : 2015年11月30日23時05分
記者 : ホ・ソルヒ

2.第18話

同じく、第18話での話題を次のイノライフ・エンタメ・ニュース①と、Kstyle(エンタメ) News②で引用します。

①キル・テミ
『六龍が飛ぶ』では、李芳遠(ユ・アイン)が海東甲族を説得して父親李成桂(チョン・ホジン)側に引き入れ、ホン・インバンとキル・テミが李成桂に謀反罪の濡れ衣を着せようとした政情をひっくり返した。
ホン・インバンとキル・テミの追捕令が下され、李芳遠は密輸船に乗って逃走しようとしたホン・インバンを捕えた。

高麗最高の剣士キル・テミは李方地(ピョン・ヨハン)に倒された。
キル・テミは李成桂を殺しにいくと言って逃亡せずに残り、自分を捕えにきた輩らを全て殺していったが、結局李方地の剣に倒れた。

kiru temi

李方地は剣術でキル・テミを倒し、キル・テミは「名前は何んだ。名前を知らないで死ななきゃならないじゃないか」と李方地の名を尋ねた。
李方地は「私は高麗最高の剣士李方地」と叫び、民衆はこれまで様々な悪事を働いてきたキル・テミの死と新しい高麗最高の剣士の誕生に歓呼した。

②三角関係?
ユ・アイン、シン・セギョン、コン・スンヨンの三角関係が本格的に描かれるようになった。

1日に韓国で放送されたSBS月火ドラマ「六龍が飛ぶ」第18話では、ミン・ダギョン(コン・スンヨン)がイ・バンウォン(ユ・アイン)とプニ(シン・セギョン)が一緒にいる姿を見かけるシーンが描かれた。

この日、イ・バンウォンとプニは、ホン・インバン(チョン・ノミン)、キル・テミ(パク・ヒョクグォン)の勢力を収めることを祝いながら一緒にお酒を飲んだ。
そのとき、ミン・ダギョンがお酒とおやつをもってイ・バンウォンの所へ向かったが、ミン・ダギョンは熱い討論をしているイ・バンウォンとプニを見て不快な気持ちを表し、そのままその場を離れた。

3角関係
元記事配信日時 : 2015年12月01日22時39分
記者 : ホ・ソルヒ

3.これからの「六龍飛天」

①ストーリー
第18話まではほとんどがフィクションだったと思います。
もちろんこれからのフィクションの展開と流れは分からないのですが、史実に基づいた部分はおおよそ読めます。

第18話の終わりでは、チェ・ヨン将軍がイ・ソンゲ将軍に対して、「チョン・ドジョン(鄭道伝)を辞めさせろ!」と、イ・ソンゲの政策補佐官が都堂(議会)工作を進めていたことを知り、怒りました。
つまり、放送された第18話では、チェ・ヨン将軍の保守的な考えと、イ・ソンゲ将軍の革新的な考えとの間での確執の芽が出たと思います。
歴史が動くのはこれからでしょう。

チョン・ドジョンは「チェ・ヨン将軍は“清廉潔癖”であっても」、その一族は貴族として栄華を享受しているので、その権力を削ぐことを考えていました。
「チェ・ヨン将軍のためでもある」としたのは、このままでは“黄金をも石と思え”のチェ家の家訓に傷がつくからということだと思います。

史実では、チェ・ヨン将軍の進言で“王命”が出て、イ・ソンゲは明国へと出撃することになります。
1388年のことです。
明国の軍事力を知るイ・ソンゲは王命に従いつつも、結局は開京に引き返し、逆に朝廷を転覆させます。
チェ・ヨン将軍が亡くなるのもこの年になります。

②思想
現在KJSでは第3話の成均館でのこと。
バンウォンの内面のことに触れておくべきだと思います。

当時、“明”国で禁じられて高麗でも「孟子」の思想が禁じられました。
孔子は“仁(いつくしむこと)”を重視しましたが、孟子は“義(社会正義)を実行すること”を強調しますので、急進的だとの評価になっていたからです。

鄭道伝(チョン・ドジョン)は知略に長けていますが、李芳遠(イ・バンウォン)には、その優れた実行力が備わっていることが描かれています。
兄弟子のホ・ガンと共に「孟子」の書を勉強したというバックグラウンドを挿入することで、バンウォンの卓越した感性と行動力を引き出した源泉を表すためだと思います。
バンウォンは行動します。

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訂正しておきます

第1話(下)では、回顧のシーン(1356年)があり、李成桂の父親が登場しました。
私はその城を、“『信義』でキ・チョルが逃げ込んだ、元の“東征元府”ではないかと思います”と書きました。
しかし、ようやく調べがついたところです。

ウィキペディアではイ・ソンゲの出生について“女真族説”が詳しく掲載されています。

「双城で高麗軍に降伏した者のなかに、ウルスブハ(李子春)というジュシェン(女直)人があったが、その息子が李成桂(朝鮮の太祖王)で、当時22歳であった」とし、『李朝実録』の冒頭『太祖実録』の内容を用いて次のことを挙げている。

李成桂の父・子春は、高麗を東北方面からおさえるモンゴル勢力の拠点であった永興の双城総管府につかえ、千戸(千人隊長)の役職についていたが、高麗恭愍王がその5年後(1356年)にこの総管府を攻略したとき、李子春はただちに高麗に投じ、北に移って咸興を活動舞台とした。
4年のち(1360年)李子春は死に、李成桂が家を継いで、東北面上万戸(万人隊長)の職についた。
李成桂の活動は、まず咸興から豆満江方面におよぶ女真部族の平定、つぎに鴨緑江上流方面の女真部族、モンゴル勢力の残存するものを討伐し、やがて中央に召し出されて国都の防衛、南方の倭寇討伐にしたがった。
彼の本領はどこまでも軍事にあった。

以上です。
加筆すれば、元、女真そして高麗の関係は深く、恭愍(コンミン)王の妃が元の王女であったように、戦争の一方では婚姻関係も多かったようです。
また、上記にあるように高麗貴族の中には、元からもらった名前を持つ者も少なくなかったようです。
(# 咸興は咸州:ハムジュのことです)

高麗と言えば、仏教文化と“青磁”の技術。
次の写真は9月に訪れた済州島のホテルのロビーに置いてあった高麗青磁の香炉です。
ロビー側とレストラン側では光の量が違うので、撮った写真の色合いもずいぶん違います。

blue green
(2015.09)


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