六龍が飛ぶ 第6話(上) 木彫りの兵士の像


朝焼けの空と海
asa yake
(photo by nana ②)

六龍が飛ぶ 第6話(上) 木彫りの兵士の像

穀物庫に放火したプニ

バンウォンは彼女の腕を掴んで、
「松明の火が見えるから、役人たちに捕まるぞ。
 兵士に見られたのか?どうなのか?
 俺と一緒に来るんだ」

「解かっているわ」と振り切るプニ。

「見つかったら死罪になるぞ!」

「だからこそ、私には係わらない方が良いわ」

プニはウニョンの葬儀のために穀物倉庫に火をつけたものの、それを罪だというバンウォンには同意できません。
「あなたにとってはそれが国法でしょうね。
 でも、私にとっては生きるために開墾した結果だわ」
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“温室育ちのひ弱な花のようなあなた”には、私たちの辛さは分からないと言われて、「何がひ弱な花なのか話をつける!」と、プニを追うというバンウォン

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「もどかしいな…。
 好きなら好きだと言えば良いのに!」
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山の洞窟に隠れている村人たち

プニは「これからはアジョシが隊長だわ」と。

「今から会ってみたい人のところに探しに行くわ。
 みんながこれから生きていく方法が見つかると思う」
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洞窟まで追いかけて来たバンウォンでしたが、絹の服だったので、村人たちにとってはお金同様です。

「絹だ!」
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寄ってたかってバンウォンの身包みを剥がします。

「本当にあなたには申し訳ないのですが、
 これも生きていくためです。
 このご恩は忘れずに、きっと恩返しを致します」

そして、プニは、
「我々は追われる者たちですから、
 役所に報告されると困ります」

「そんなことはしないと言っているだろう?!」

しかし、「今すぐには縄を解くわけにはいきません」と岩を持ってきて、
「一日あれはその縄も切ることができるでしょう」
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「やあ!
 俺はお前の名前も聞いてもいないんだぞ!」

村人が「さあ行こうプニや」を聞いて、
「なるほど、“プニ”だな!」
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怒るムヒュル

“梅花”の剣士は王室や貴族階級の護衛官だという事を知って、怒るムヒュル。

「師匠は!
 “梅花”剣士は簡単には刀を抜かないなどと嘘を言った!」
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「ではお前は“双龍剣の24法”を習得したくはないのか?!」

刀を抜いて挑んできた師匠(ホン・サモン)を瞬時に制します。

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「いつから師匠だと思っていたのか…?」

「この一年でお前が私を超えただけだ」

去ろうとするムヒュルに、
「お前は確かに強い。
 かといって科挙の武官試験に受かるということではない。
 受かるためには4つの条件がある。
 それは、富と縁故と家族の階級、
 それに評判も必要だ。
 お前には何にもないが、私には縁故がある」

そこでムヒュルは膝をついて、「…」黙って礼をして、去ります。

「やあ、ムヒュル!
 いったいどこに行くつもりなのか?!」

「…」
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家に帰って「武士の道を歩む」とムヒュルはハルモニに挨拶

「ここには富も家紋も縁故も評判もない」

ムヒュルはもっと大きな目標として、
「そうだ開京に行って“カササギ”を倒す!」

…そうだ今日から俺は高麗武士のムヒュルだ…。

「お前が“梅花”剣士を倒したというのは、
 立派な評判になる」
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こちらはバンウォン
ようやく縄を解いて、
「あ~、プニのやつめ、思い知らせてやる!」
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ヨンギュがやって来て、裸のバンウォンを笑います
そして居酒屋で服を調達

「トリョニム…」

「ああ」

「あなたはとても“詩的”ですね! 
 く~くくっ!
 正直に言ってください。
 彼女と何があったのですか?」

「何もないと言っているじゃないか!」
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その居酒屋に届け物に来たプニ

「!」
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部屋から出てきたところで、プニを見つけてバンウォンは追います

「やあ~、何て“詩的”なことか…!」とはヨンギュ

「ごめん!ごめんと言ってるじゃないの!」

「ちょっと待て!そこで止まるんだ!」

「あなたこそ止まって!」

「本当に悪かったわ!
 でもああするしかなかったのよ。
 許して欲しいわ」

「は~!」
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しかし、また噛まれるバンウォン
バンウォンも噛んでプニを倒します。

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「俺の質問に正しく答えろ」

「…」

「俺が本当にお前のことを罪人だと思っていると思うのか?」

「いいえ」

「では、なぜこうして追いかけるのか理由は分かるか?」

「…」

「心配だからだ」

「心配なの?」
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「ああ、だから金でも何でも差し出せる」

「ええ、そんな人だと思うわ」

「それなのに何で逃げるのか?!」

「あなたは貴族階級だからよ。
 信じることはできないわ」

「…」

「私が知っている貴族は私たちから何でも奪ったわ」

「…、俺の顔をしっかりと見てくれ。
 俺はそんな奴らとは違う。
 いや、そんな奴らにはなりたくないと思っている」
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バンウォンはプニが首にかけていた木彫りの像を見ます

「本当に心からミアネヨ」

「!」

…なぜこの木彫りを持っているのか…

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# まだバンウォンは知りませんが、チョン・ドジョンの仲間達がいつも身につけている木彫りです。

開京のチェ・ヨンとチョン・モンジュ

「何だと?!
 租税を9割に引き揚げたと言うのか?!」

「それだけではありません。 
 ホン・インバンは村の収穫物を全て奪い、
 反対する者たちを殺すように命じました」

「ホン・インバンの奴め…」

「イ・インギョムが後ろに付いているから、
 やり放題です」

そう言って、チョン・モンジュはペク・ユンが亡くなってからは元からの友人だったキル・テミとホン・インバンが結託して勢力を増していることを嘆きます。

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宴席での楽団として傍で演奏していたイ・バンジ(幼名:タンセ)とカプンはこの話を耳にします。

立ち上がったチェ・ヨンは、
「そなたの言葉は肝に銘じておく。
 ただし、ホン・インバンも1375年には儒学者であった。
 それに、ウ・ハクジュもだ」

ここで、タンセ(イ・バンジ)はペク・ユンを暗殺したことが、ホン・インバンを台頭させることになり、暗殺は間違いだったと思うようになります。

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カプンは、
「オラボニの間違いじゃないわ。
 ホン・インバンはソデブ(学会)の裏切り者だったからよ」
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バンジの師匠からは「ペク・ユン一人を殺したくらいで国が変るとでも思っているのか?!これまで何度も政治に係わった高麗武士が堕落したところを見てきた」と言われたことを思い出して…。

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「ここまで修行に励んできたのは、
 あの娘のことがあったからなのか…」

「…」
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悩みます。

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<王朝絵巻 シーズン5>

ソウルの5大故宮①


『朱蒙(チュモン)』では半島の統一にあたり、それまで流民や大陸の奴隷となっていた“古朝鮮民族”の新しい国を創るということでした。
“朝鮮”という言葉ではなく、高句麗、新羅、高麗と半島の国号が変わってゆき、また王家の血筋が重視されてきました。
そして、「六龍飛天」で“新朝鮮”という言葉が初めて出てくるのですが、ここで武士階級が1392年に「朝鮮」という新しい民族国家を樹立することになります。

ただし、朝鮮という国号が決まるのは1393年です。
1388年に高麗の首都・開京を制圧し、その後1392年に初代王・太祖(テジョ)になるまでに4年が経っています。
その間に旧・高麗の王族、貴族や豪族はさらには仏教界が一掃されることから、国の基礎固めには、李成桂(イ・ソンゲ)の息子たちにも苦労があったと思います。
その一番の功労者が5男の李芳遠(イ・バンウォン)だったようです。

そして、開京から漢陽(ハニャン)に遷都するのが1394年です。
実際に遷都するまでには6年を経たことになります。

同時に漢陽の中心に、漢江(ハンガン)を南に臨む“景福宮(キョンボックン)”を国政のセンターとして、その建設が開始されました。
完成した王宮は約12万6300坪の広大なもので、その中には200棟以上の建物がありました。

南の正門が光化門(クァンファムン)で、ソウルの観光名所となっています。

(2年前に撮影した光化門前の広場です。
 ハングルの創製をした名君・第4代王・世宗の像が南に向いて立てられています)
https://youtu.be/QPN64MVnCuk


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