華政 第46話(上) 希望の新星


今週の黄菊
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(2015.11.11)

華政 第46話(上) 希望の新星

清国の皇帝(第2代・ホンタイジ)の前で土下座をされれるいという、歴史に残る屈辱の国王だった仁祖(第16代)にとっては、清国の文化を吸収した昭顕(ソヒョン)世子よりも次男の鳳林(ポンリム)大君を可愛いと思ったに違いありません。
ただし、傍には側室・昭容(スヨン:正三品)との長男・崇善君がいて、王位継承を誰にするか?
ソヒョン世子の毒殺を医官に命じたのは昭容。
このことが明らかになった以上、さすがに軽率な判断はできませんから、ポンリムを後継者(世子)に指名しました。

議場での仁祖とキム・ジャジョム

「恐れ多くも、チョナ。どういう意味でしょうか?」

「分からないのか? 
 世子の座はポンリムだと言ったのだ」

「チョナ!
 崇善君を指名するという教示も準備したのですよ!」

「ああ、そうだったかな?
 しかし、こうのような決断に至ったのだ」
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くいさがるキム・ジャジョム

そして、一端は教示を許したものの、
「勝手に準備したのは規則違反だ。
 そなたの権限ではない。
 そもそも崇善君よりもポンリムのほうが正統な血筋だ」
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もちろんこれはチョンミョンの「この国の王としての最後の決断です。キム・ジャジョムに操られても良いのですか?」との説得でもあったのですが、他方では都承旨(トソンジ)のイ・シベクが容易に教示の発表を躊躇したから時間が稼げたからでもあります。

チェ・ミョンギルはシベクに礼を言います

「ありがとう、シベク」

「役割をはたしただけだ」

「人はたくさんいるが、
 権力の渦の中で、そんなことは簡単ではない。
 官僚たちが正しい事を行うことでこの国は救われる」
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カン・ジュソンとイヌ

「この世には
 “崩すことができない権力がある”と、
 アボジの言葉でしたよね?」

「あんたは何を言い出すの?!」
(ユン夫人)

「お前は…」

「アボジこそ、全てを失うのです。
 もう諦めてください」
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騒ぎ立てるのはスヨン
ジャジェムに、
「私が直接チョナに談判します!」

「何度言えば分かるのか?
 どう騒いでも決断は変わらない!
 今日にでも教示が出される!」
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そしてポンリムと仁祖

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「チョナ、私は相応しくはありません。
 撤回して下さい」

「いや、もう決めたことだ。
 これからは国政を学ぶことだ。
 しかし、公主が言うように、
 そなたには資質があるのか…?」

「…」
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「確かに国王の道は簡単ではないのだ、大君。
 ソヒョン(兄)との違いは何か?」

「…」

「何も変りはない。
 この王座の重みは誰にでも同じなんだ」

「アバママ…」

「私はキム・ジャジョムに操られるよりも、
 そなたに継承したかったのだから、
 一度はやってみろ」
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怒りと恨みのソヨンとキム・ジャジョム

他方でジュウォンはチョンミョンの警備を強化するようにチャギョンに命じ、イヌにも依頼します。
「我々の最後の戦いになるから、
 世子チョハ(ポンリム)と公主の警備をしっかり頼む」
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宮中で出会ったジャジョムにチョンミョンは言います

「あなたはチュサンのことを弱虫だと言いましたが、 
 この決断は強いものです。
 あなたの立場こそ危うくなりましたね」

「媽媽、私には権力が残っています。
 あなたはこの国の権力がどこにあるのか解っているのですか?」

「だからこそこれまで準備してきたのです。
 もてる全ての力を最後の戦いに懸けるためです
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初めて政務に就くポンリム

「今日はチョナに代わって私が政務に就く」

「…」

「集まった賢人の忠臣の皆の考えに従いたい」

「チョハ…それは本当ですか?」

「ええ。
 私に不足している部分をどうか補って欲しい。
 私もこれから勉強する」

「勉強すると仰せですか?」
(ジャジョム)

「ああ、“過去は現在の鏡”と言うではないか。
 過去をそなたの鏡として、
 これからの事を進めてくれ」

「…」

「私はまず過去の事を調べ直してから、
 先を目指すことにした」
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そしてイ・シベクが過去の朝廷の記録資料を準備します。
東宮に届けるのはチェ・ミョンギル

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実は、ポンリムが宮中の過去を暴くための勉強です。

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仁祖のころ

後金が朝鮮王朝に侵攻したのが、仁祖の時代の第1次(1627年)の「丁卯胡乱(チョンミョホラン)」
このときは後金は、まだまだ「明国」との大陸での争いの傍らでもあったので、軍事力の多くを割くことはできずに、数万の兵で半島に侵攻しました。
その際に仁祖・朝鮮王朝からの和睦依頼によって結ばれたのが江華島盟約

続く、1636年が同じく仁祖の時代の第2次(1636年)の「丙子胡乱(ピョンジャホラン)」
この時には12万の兵士といわれるように、既に後金→清国(明は滅亡)と勢力を得て大国となっていました。
圧倒的な勢力での「清国」としての侵攻であり、当時の第2代皇帝・ホンタイジには、過去の朝鮮と明国と同様に、兄弟あるいは主従関係を明確にして、清国皇帝を尊敬するという要求が名文でした。
いわゆる“冊封制度”の明確な受諾を求めることでした。

もしものことは意味をなさないとは思いますが、光海君だったら、あのような三田渡(サムチョンド)の屈辱はなかったのではないか?
誰しもが思うのではないか…?

大陸で(人質として)8年間も過ごしたポンリムなので、彼も国際情勢(力関係)を頭と体で体得していると思います。
国際情勢に疎く、国内派閥の抗争に明け暮れた西人派の上層部の粛清に手をつけたポンリムに拍手を送りたいところです。

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