華政 第44話(上) 美徳の政治

大洗の海岸
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(photo by nana)

ソヒョン世子が帰国したのは1645年の2月
ドラマでの画像とは違って韓半島は寒かったと思います。
約8年間の清国・瀋陽での人質生活の間、ソヒョンと妻のピングン・姜氏は待遇にも恵まれて国際派として見聞を広げたのですが、その間の仁祖・朝鮮王朝の改革は逆戻り
キム・ジャジョムが漢陽に戻るとともに副総理となり、ヨジョンは正三品の昭容(ソヨン)に昇格。
また、この昭容・趙氏は長女・長男を出産し、その長男(王子)の「崇善(スンソン)君」は6歳になっています。
彼女の野心と欲がますます高まることになります。

なお、これまでヨジョンと表現していましたが、彼女は正三品の側室・昭容(ソヨン:소용)になっていますので、ソヨンと表記します。

華政 第44話(上) 美徳の政治

仁祖に呼び出される世子

雷雨の中、ほくそ笑むのはキム・ジャジョム

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大君、チョンミョンとピングン

「媽媽、世子が何をしたと言うのでしょうか?!
 こんな夜遅くに呼び出されるというのは…?」

「ピングン媽媽…」

「ご存知でしょうか?
 チョナが意識を取り戻してから、
 最初に行ったのは世子の東宮殿の捜査なんです」
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ジュウォンとポンリム大君が東宮に行くと世子の部屋の中は荒らされています
大君は、
「兄には何もありませんよね?」
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ジャジョムとソヨン

「大監、天が味方しましたよね。
 もうこれで私たちは死を免れます」

「ええ、天が…。もう一度、機会をくれました」

「世子はどうなるのでしょうか?」

ジャジョムはもういくら説得しようとも、「仁祖の気持ちは変らない」そして、決定的な親子の分裂となった(それを仕組んだ)から、「これから人間の悲劇が始まります」と。

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世子と仁祖

「アバママ…」

「貴様はいったい誰なのか、世子? 
 私の息子なのか? いや政敵なのか?」

仁祖は三田渡(サムチョンド)での“野蛮国”から受けた屈辱を知りながら、清国と密通しているのかと声を荒げます。

「誤解ですから、どうか信じてください、アバママ!」

しかし、仁祖は東宮を捜査して持ち出した清国の品々を見せて、「密通してなければこんな品があるはずはない!」と…。

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「いいえ、
 これらは清国と清国を訪問した人々からの贈り物です。
 これは私が異国の文化を学ぶためのものです」

「何だと?!“学ぶ”だと?!
 “野蛮国”と“外国”から学ぶと言うのか!?」 

「そうです。
 外国での生活を通して、
 私たち朝鮮国がいかに小さいかということ、
 いかに敵視しても勝ち目がない戦を、
 明国から強いられたかということが解りました。
 これからの朝鮮のためです」

そこで仁祖が言い出すのは、「では全てが私の間違いだったというのか?お前の方が王に相応しいと言うのか?」と…。
「私が意識を失っていた間は、
 お前が王だと思っていたに違いない!」

「アバママ!
 どうか私の真心を信じてください!」
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「いや、もうお前は私の息子ではない。
 政敵だ!」

硯石を世子の頭に投げつけます!

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# もう絶望ですね。こんな心の狭い王はもう見たくもありません。

「もうお前には会わない」と幽閉される世子。
「アバママ~!どうか私を信じて下さい!」
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絶望感の世子にジュウォンは
「まだ終ってはいません。
 チョナにはそのうちに後悔する日が来ます」
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ホン・ヨンのところにミョンギル

「大監、宮殿でのことを聞きましたか?
 なぜ…」

「…」

「なぜ美徳がある者がこんな扱いをされるのでしょうか?!」
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# これまで私はほとんど歴史には興味がないままでした。
それでも教科書の「日本史」やNHKの「大河ドラマ」で、なんとなく…、織田信長などの人物像や徳川幕府の将軍たちのイメージを、本当になんとなく知っている。
それだけ。
こんな私が、ましてや韓国の<朝鮮王朝>を知っているわけでもなくて、イメージもあったわけでもありません。
でもね。
セリフを追いかけているうちに光海君の気持ちが解かり、仁祖のことが解かってきた気持ちです。
これは、ドラマの脚本家と監督の研究と歴史解釈の成果を苦労なくしていただける有り難いことだと思っています。
自分でも少しは調べたいと思ってきました。

歴史とグローバリゼーション③

『華政』では貞明(チョンミョン)公主(コンジュ)が、第16代王・仁祖(インジョ)に「この国はあなたのものではありません。国は国民のものです」との言葉を発します。
「この美しい朝鮮を仲間と共に守ってくれ」との言葉を残したのは第15代王・光海君(クァンへグン)。
光海の無念の退位の際の言葉を引継ぐように、ホン・ジュウォンとチョンミョンの夫婦は与えられた職務を続けます。

『チャン・オクチョン』では、第19代王・粛宗(スクチョン)が「民心」という言葉と共に、オクチョンには庶民の反応に気持ちを割くようにと頼みます。
その点では、オクチョンがスクチョンのためだけに生きていたようで、正室になった後の公務を全うしたとは言えないのかもしれません。
他方『亀巌ホジュン』では最高峰(正一品)の品階と御医の役職まで登りつめるホ・ジュンでしたが、師匠の言葉「医術は庶民を守るためにある」を常に胸に抱き、師匠が過去に開業していた町に帰ります。

最近の歴史ドラマでは煌びやかな王室の衣装と共に、モノトーンの服の庶民たちが多く現れて、ペクソンドゥル(百姓たち)の「民心」を明確に描くシーンが多いように思えます。

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