華政 第43話(上) 世子の帰国

1637年から1645年まで8年間の清国・瀋陽での人質生活から帰国したソヒョン世子・夫婦とポンリム大君。
人質生活とはいえ、清国は丁重にもてなしたらしく、二人の兄弟は大いに見聞を広めたとのことで、以外にも世子夫婦もこの8年間を楽しんだとのこと。

<朝鮮王朝絵巻>は主に次の本を参照しています。

康 煕奉(カンヒボン)氏
『古代韓国の歴史と英雄』
『朝鮮王朝の歴史と人物』
『ここまで知りたい・朝鮮王朝』
『朝鮮王朝・王妃たちの運命』
『悪女たちの朝鮮王朝』
(それぞれ2011年~2014年の出版)

華政第43話(上) 世子の帰国

さて帰国が許された二人

別造応にもそのニュースが入ります。

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「アイゴや~、ついにこの国にも春が来るぞ!」
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宮中に向かうピングン

「チョハ、民たちのこの歓迎の大きな声が聞こえていますよね」
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既に仁祖は病に倒れていますので…、ヨジョンは、
「このまま亡くなったら、
 世子が王座に就くことになります、キム大監」

「慌てるな。
 まだ何も起こってはいないのだ」
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遠くから世子を見つめながら、チョンミョンは光海の、「たとえひざまづくことがあろうと、決して自分には負けてはならない。いつの日か、お前の仲間たちがいる限り諦めてはいけない。自分に絶望することは敗北を意味する」の別れの言葉を思い出し…。

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…ええ、きっと勝ちます。

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王の寝所に挨拶に向かう世子たちですが…。

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荘烈(チャンリョル)王妃(仁祖の2番目の正室)(脚注#)

「皆が無事に帰って来たので、この上ない幸せです」
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「…」
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大君はチョンミョンに挨拶に来ます

「媽媽…」

「大きく立派になったわね、大君。
 外国での苦労はどれほどだったのか…?」

「いいえ、世子チョハの苦労に比べれば何でもありませんでした。
 帰国を夢にてご苦労されました。
 媽媽からの支援にも感謝申し上げます」
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仁祖の病気

ピングンは中殿から、
「どんなにお帰りを待っておられたことか…」
の言葉がありました。

しかし、ピングンはそれは言葉だけで、実際は世継ぎが帰国することで仁祖の心の中は裏腹のはずだと…。
「世子は朝鮮の民・百姓を守るために、
 清国との外交を進めただけですが、
 曲がった報告ばかりだったはずです」

「世子の努力は当然そうだと信じていますが、
 この国の官僚たちの動きは、
 チョナには世子の真心を知らせてはいません。
 わざと誤解を招くことばかりをしていました」
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実は瀋陽に世子たちがいた時の西人派の領袖キム・リュやキム・ジャジョムの報告は「世子が清国と密接な関係を築いている」との曲解される報告書を上奏していました。
清国の第2代皇帝・ホンタイジの前で屈辱の礼をさせられた仁祖ですから、持病に障るような怒りに陥ります。

「すでに清の皇帝は
 朝鮮の王をすげ替える準備ができていると聞いております」
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ジュウォンと世子

「師匠。
 私利私欲で富を蓄えてきた、カン・ジュソン、キム・ジャジョム、
 それに昭容(ソヨン:正三品)・趙氏が罰せられるまでは、
 この宮廷を離れることはできません。
 この国の未来が懸かっています」

「始めるつもりですか、世子チョハ…?」

「もちろんだ。その事を胸に抱いて、
 長い外国生活に耐えてきたのです」
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# この時点で、領議政(首相)はキム・リュ、副総理はキム・ジャジョム、ヨジョンは昭容(スヨン)に昇格しています。

ここは世子が公主のために作った秘密の屋敷

「あの売国奴たちがまた政権を牛耳るようになった。
 奴らを一掃することが政治を正す手始めだ」
(チェ・ミョンギル)

「しかし、チュサンにその気がないのが問題だ」
(ホン・ヨン)

「世子の安全のためにもぐずぐずしてはおられません」
(チョンミョン)
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昭容と息子の崇尊君(スンソングン)

ヒステリックな叫び声をあげるスヨンに泣き出すスンソングンです。

「聞きなさい!
 あなたは世継ぎになるのです。
 私が必ずそうしてみせます!」
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キム・ジャジョムとカン・ジュソンは“あらゆる手を使って”でも、保身の準備を怠らないようにと。

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情報を集めるのは息子のカン・イヌ

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# <王朝絵巻 シーズン3>
14歳の花嫁


仁祖とソヨンの関係がある中、2番目の正室選びには逸話があります。
内命婦(ネミョンブ)のトップに立つ正室の座が空席になるのは問題なので、
“禁婚令(一般の婚姻禁止令)”を発して、10代後半の未婚の女性のリストを両班から提出させるのが慣例でした。
しかし、仁祖には息子が既におり、またソヨンへの偏った寵愛があったので、両班たちにとっては、将来の世子を得ること可能性もありえず、また自分の娘が愛されずに不幸になるのは目に見えていました。
結局は第1次の募集ではリストが集まらずに、官僚たちは焦って、対象年齢を13歳まで引き下げて第2時募集を行っています。

こうして1638年に正室となったのが、この荘烈(チャンニョル)王后です。
このとき彼女は14歳で、夫の仁祖は43歳でした。
当然でもないのでしょうが、子供を授かることもありませんでした。

ドラマにあるように、第一正室の仁烈(インニョル)王后にはソヒョンとポンリムという優秀な息子がいたことが誇りではあったものの、私生活では仁穆(インモク)王后(大妃)やチョンミョン公主と仲が良かったこと、そしてこの2番目の正室の荘烈(チャンニョル)王后が、いずれ話し相手になるであろう、清国・瀋陽からピングンの帰りを待ちわびたことが分かる気がします。

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