華政 第40話(下) 猜疑心の果てに



(昨日の夕空)
uroko sky

そして日が沈むと午後7時頃の空
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(photo by nana)

(先月末のスーパームーン以来の深夜の月)
luna 3
(2015.10.28)

まずは、8月のKstyle Newsです

貞明(イ・ヨニ)が昭顕(ソヒョン)皇太子(ペク・ソンヒョン)と仁祖(キム・ジェウォン)の関係を心配した。

韓国で25日に放送されたMBC「華政」では、仁祖が君臣関係を要求する清の大臣を無視したため、決別を心配した昭顕世子が清を接待した。
清は国王と盟約式を行うことを要求したが、仁祖は過去に自身を侮辱した清とそのようなことはできないと言った。
そのため昭顕世子と仁祖は対立することになり、貞明はソヒョンを呼んで「殿下(仁祖)と邸下(世子)はいつでも政敵になりうる関係だ」と心配した。
昭顕は「私が父上を信じなくてどうする。父上を信じている」と話した。

元記事配信日時 : 2015年08月26日01時52分
記者 : イ・ジヨン

華政 第40話(下) 猜疑心の果てに

チョンミョンは世子を訪ねて、この現況から一歩引いて王と王子、父と息子の関係を大切にしたほうが良いと進言します。

世子は、
「いけません、媽媽。
 私の父、この国の王として私は信じます。
 媽媽、それは私の義務でもあります」

「チョハ…」
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「私が知る王とは、私が聞いた王とは、短気者ですが、
 少しは民心を思う心があるはずです。
 彼には私の誠意が解っています。
 王としての正しい決断をすると思います」

「…」

「媽媽。
 私が信じることをせず、お仕えもしないと思いますか?
 私がそうしないと、他の誰もそうしません」
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仁祖は世子を呼びます

「父として、この国の王として聞く」

「…」

「私は要求を飲んで、盟約式に出席すべきだと思うか?」

「…」

「言ってみろ。
 私はお前の正直な考え方を聞いてみたいのだ」

「私の本当の気持ちですか…、
 私は少なくとも今はそうすべきだと思います。
 痛みを伴いますが」

「…」

「朝鮮には力がありません。
 悲劇なのです。まだ小さくて力がありません」

「…」

「アバママには屈辱でしょうが、
 それで多くの農民たちを救えるのなら…、アバママ。
 私は信じています、
 喜んで辛い道を受入れてくださることを…」

「信じる? お前は私を信じるのか?」

「この日の屈辱を胸に刻むことで、
 いつかは朝鮮も強くなれます。
 アバママには可能です」

「…。そうか…。
 農民たちを守るのも王の仕事の一つだな。
 国を失うくらいなら、名誉や地位は無意味だな」

「アバママ…」

「しかし、一つ質問だ」

「?」

「お前がこのような考え方を持つようなった要因は何なんだ?」

「!」

「コモニム(叔母様:公主)が入れ知恵したのか?
 彼女と私とは関係が悪いから、
 そうではないと確かな返事が欲しいのだが…」

「“そうではありません”。
 私の言葉はすべて国王への忠誠心からです」
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ヨンゴルテと通訳

「受入れると?
 朝鮮の王が盟約式に出ると言うのか?」

「ええ、これで皇帝は、
 明との最後の戦いに朝鮮軍も利用できます」
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チョンミョンとジュウォン

「チョナが決断されたというのですか?」

「ああ、世子の誠意が通じたのだろう」

仁祖は内官からは「我々の屈辱の代償は大きいです」と言われるものの、「世子の誠意に負けた。しかし、世子が私の味方をしてくれるから救われる」

水を差すのは淑媛

「チョナ! 
 なぜ公主と世子の作戦に乗ってしまったのですか?!」

「何を言い出すのか?」
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別造応でも小さな騒ぎ

火器製造を見学に来た後金の使節にたいして「野蛮人」などの言葉を浴びせるので、ボンスの妻までが逃げ出した奴隷だと見破られてしまいます。

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ヨジョンから話を吹き込まれた仁祖

ピングンの東宮に向かいます。

「ピングンはいるか?!
 東宮を出て、公主に会っているというのは本当か?!」

「え?!」

「お前が世子の指図で、
 公主と連絡を取っているというのは本当か?!」

「チョナ…」

「いつからなのか?
 お前と世子が私の目を盗んで公主たちと会っているのは?!」
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ヨンゴルテはボンスの妻のことなどは不問にするというのですが、

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感情的になってしまった仁祖は、「私が許さない。 きっと公主が裏にいるな」と、せっかくの世子の努力も無視することになります。

そして盟約式になって…、出されるのは動物の血の杯

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まずはヨンゴルテが杯を空けます。

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しかし、仁祖は…、

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「盟約?
 そんなものがあるか?!」
と、杯の中の血を捨てます。

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「アバママ…」
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月とスッポン…?

スッポンの血を飲んだことがありますか?
生ぬるく、もったりと重い感じなのですが、先入観もあると思います。
滋養強壮に良いということで、料亭ではこれをワインで割って飲みます。

ところで「野蛮」とか「蛮人」と言いますが、先に書いていますように、「夷狄(いてき:野蛮の地)」とは、いわゆる中国の天下を「中国」とし、他の地域は夷狄というのが「中華思想」にあると思います。
他方で、当時の朝鮮では北方民族の女真族→後金→清国を「野蛮人」の国だと決め付けています。

Lunaとは“月の女神”なのですが、lunaticには神秘さもありますが“狂気”の意味もあり。

「野蛮」とは戦争に一般市民を巻き込んだり、略奪行為を行うことでもあると思います。
つまり、軍人としての「騎士」、「紳士」の精神が失われたときに狂気に陥るからでしょう。
『亀巌ホジュン』では女真族の略奪行為、『華政』では光海君のセリフに「壬辰倭乱の際には、助けに来た明国軍の方が略奪行為をした」とありました。
また、『亀巌ホジュン』では明確に、景福宮や昌徳宮の焼き討ちは、怒りに燃えた市民たちが起したことで、略奪も行ったとありました。
自分をコントロールできなくなった時に、人は思わぬ行為をしでかす…。

“血の杯”を交わすのは「文化」だとチェ・ミョンギルは言いました。
狩猟民族と農耕民族の差異なのかもしれません。
それにしても、仁祖の器の小さいこと!
これが国際問題に発展します。

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