華政 第38話(下) 国民国家


10月は、5月に継ぐバラの季節ですね
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(photo by APB)

華政 第38話(下) 国民国家

反乱は1624年のことでした。
カン・イヌとチャン・マン将軍

「内乱を制したとはいえ、
 戦時に上官の命令に背くのは重罪だ」

「覚悟はできています」

ただし、「不安定な政治情勢の中では、国を守る為に、そなたのような武官が必要だ」と、
不問にすると告げられます。

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(# まさに“乱世”は、“治世の能臣”では収まりません)

ジュウォンは心配でイヌを訪ねます

イヌは、
チョンミョンとジュウォンへの嫉妬心からというのは言い訳に過ぎず、結局は武官として、そして政治権力への接近もあり父親との道を選んだ事を話します。

ジュウォンは、
「もとよりそんな男ではなかったはずだ」と言いますが、とにかく武官として生きていくことを告げます。

「今回もヌンヤングンは国境の警備よりも首都の警備が優先だという結論だ。これも政治の力で決まってしまった」と二人は残念な結果を嘆きます。

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# 実はこれが政権の間違いの元となることが後々分かります。

中殿とヌンヤン

「チョナ、どうして国境の守備を強化しないのですか?」

「ここは私の執務室だ。
 それに中殿は国政に係わって欲しくない」

「どうかお許しください。
 しかし、今回の反乱で、
 公主や他の守備隊も辛い思いをしたのです。
 どうしてキム・ジャジョムと手を組むのですか?」

中殿は強く主張するものの、ヌンヤンは「それも考えていたし、そうしたいが、キム・ジャジョムをはじめ、忠臣たちに逆らうと、他の誰も味方がいなくなる」と。

「都を捨てて逃亡した王として、
 公主をはじめ、皆が私を軽蔑している」
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# 西人派やキム・ジャジョムが私利私欲しか考えてはいないことも明らかなのですが、まずは王権の守備固めを優先するヌンヤン。
しかし、後金が明国をほとんど無力化し(1627年頃)、そして、“清国”となってからの侵入を容易にしてしまいます(1636年)。
王朝はこれから2度の侵略を受けることになります

チョンミョンたちは何とか国境警備を強化しないといけないものの、今の国王には聞く耳がないと…。
チョンミョンは、王宮に出向いて“お別れの挨拶”をしてくると。

「もう結婚したのですから、王宮には住みません。
 別れの挨拶をして来ます
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チョンミョンとヌンヤングンの面談の前に、キム・ジャジョムがチョンミョンを呼んで
「政敵となっては一緒に酒も飲めませんね」

「私はお酒のほうがあなたよりも好きですが、
 一緒には飲めません。
 どうしてヌンヤングンと共に国を危うくするのですか?」

「その通りで、その可能性があります。
 しかし、少々警備を強化しても、
 後金は防衛できる相手ではありません。
 首都の警備を優先することにしたのです。
 この小さな朝鮮では大陸の影響を受けざるを得ません。
 それがこの国の運命なのです」

「では、明や今後大きくなる後金に、
 国を売り渡すというのですか?!

「そのとおりで、これが自然な行く末なのです。
 もっと賢く考えて下さい」

「お陰でよく分かりました。
 あなたらしい考えですね。
 私もこれではっきりと、
 自分には違う道理があることを確信しました。
 国には国民が住んでいるのです。
 この国の山や自然も同じく国の宝なのです。
 もうチョナにもあなたたち政治家にも頭は下げません。
 この国の百姓たちには何の力もありませんが、
 百姓たちだっていずれ力を持っていくことになるでしょう
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チョンミョンは最後の挨拶と最後の言葉を告げにヌンヤンと会います。

「きっと戦禍に見舞われます」

「コモニム(叔母上)。
 いいや、
 もしもそんなことがあっても私は守ってみせる」

「いいえ、チョナは王座を守りたいだけです。 
 あなたはこの国の持ち主ではないのですよ。
 この国の主人はこの国のペクソンドゥル(百姓たち)です
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カン・ジュソン

「ヌルハチが亡くなるとすれば、
 後継ぎのホンタイジ(第2代・皇帝)が
 きっと朝鮮を攻撃に出るだろう」
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チョンミョンは意を固くし、宮殿を去ります。

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「いいや、ありえない…」
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イヌは部下に言います。

「もう一度父親を裏切ることになるだろう。
 だから、もう私の元を去ってもいい」

「…」
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別造応

「我々は我々の独自の力で、
 武器・弾薬の開発と生産を進めるしかない。
 さあ、仕事に戻ろう!」
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キム・ジャジョムとヨジョンは、王が二人を遠ざける可能性があることを、噂で聞いたと…。

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中殿、は息子を連れて挨拶

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世子(昭顕:ソヒョン)と大君(鳳林:ポンリム)です。

たとえ道は険しくとも、“国民国家を創り、中殿の子供たちも守る”。
そんな国を作ると、チョンミョンは光海君の後を継いでいく決心をします

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昨日から大同法に突然触れていますが、これは両班の懐に手を突っ込むもの。
無税だった両班=大地主なので、土地の広さに応じた課税となると既得権益が失われます。
光海君が西人派から嫌われ、クーデターまでに見舞われた、光海の国内政策でした。

もしも、チョンミョンと仲間の官僚たちが引継がないと、揉消される政策だったのです。
彼女たちの努力もあり、細々と実行が進み、第19代王・粛宗(スクチョン)の時に全国まで大同法の整備が進みました。

ドラマ『華政』が明国との対外政策に焦点を当てられる一方、映画『光海~王になった男』では国内面での王朝正史でも明らかではない兵役や税制改革の裏の一面を描いたものでした。

なお、この映画は実際に「朝鮮王朝実録」においても空白になっている光海君の2週間(実録)を元に創られたものです。

映画『光海~王になった男』より
大同法②

光海の代役ハソンは早速、
大同法の公布準備を急がせます

面積に比例して徴税すると地主の被害が甚大です。
西人派からは同じ民なのに差別するのでしょうかとの質問がでますが、

「2百坪の地主に米1俵が差別だと言うのか?!」
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そして江原道の長官を、税金を課した上で民・百姓にさらに高利貸しをしたということで逮捕。

「農民から巻き上げた金を何に使ったのか?
 重臣たちの中で受け取らなかった者はいるのか?
 余が直々に拷問しようか?!」
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それぞれに命じます。

「高税を課したものを逮捕せよ。
 長官たちは蔵を開いて、
 巻き上げた米と布を農民に返せ!」

「はい。 チョ~ナ~」

「皆に命じる。即刻、大同法を実施せよ!
 反対する官吏は国法にて厳罰に処する!」
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「くっく、くっ…く」

「…」
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