華政 第36話(中) 首都を守らない国王


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(2015.10.13 photo by nao)

華政 第36話(中) 首都を守らない国王

カン・イヌ

部下からの報告で驚いて、
「これがアボジの決断なのか?」

「そのとおりです。 周囲がもう動いています」

「これではいけない。
 いったいなぜこんなことが…?」
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カン・ジュソンとキム・ジャジョム

「しかし、大監。 これはいったい…?」

「よく読んで欲しい。
 私の説明を理解できるはずだ」

「では?」

「ああ、明国は朝鮮を助けてはくれない。
 毛文龍(モ・ムンロン)将軍がそう言っている」
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早速、ジュソンのユン夫人は持ち出せない財宝類を早く高値で売ってしまうことにします。
イヌは、
「こんなことで良いのですか?」
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ホン・ヨンとチェ・ミョンギルとジュウォン

「では、公主媽媽がチョナに会っているのか?」

「ええ。最終決定はチョナではないですか?」

キム・ジャジョムは士官たちを屋敷に集めることにしました。

チョンミョンとヌンヤングン

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「砲兵隊だと?」

「はい。これが別造応での最終結論です。
 市街戦となったら衛兵では防ぎようがないからです。
 最近になって後金から帰って来た砲兵隊もいます」

「…」

「どうか、
 キム・ジャジョムに与えた指揮権を取り戻してください。
 そうすることで、チョナの命令で、
 砲兵隊と特殊部隊は命を懸けて国を守ります」

「しかし、砲兵隊と特殊部隊は、
 光海に忠誠を誓った者たちだぞ?!
 彼らは私を憎んでいる」

「いいえ、そうであっても守るのは国と王です。
 それこそが忠誠ではありませんか?」

「…」

「どうかチョナの真心を示して下さい。
 彼らを使って漢陽を守って、
 新しい政治を始めたらいかがでしょうか?」
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ヌンヤングンはまだ信じられません

…光海に誓った者たちが私のために戦いに出てくれるのだろうか…?

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イ・ウォンイク、キム・サンホン、チェ・ミョンギル

「イムジン河(臨津江)を渡ると、すぐにでも漢陽です。
 パジュ(坡州:京畿道坡州市)には兵もいますが、
 彼らだけでは防げません」(ミョンギル)

「砲兵は?」(キム・サンホン)

「準備できていますが、チョナの命令が無い限り、
 動かすことができません」(ホン・ヨン)
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別造応では火薬を運ぶ荷車がないと困っています

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そこにチョンミョンにチョン尚宮が、
庶民たちが敦化門の前に集まっています」

チョンミョン公主に会いたいと庶民たちが城門に押しかけます。

衛兵たちが阻止するところにチョンミョン

「そこをどきなさい!皆は私の農民たちだ!」
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農民たちに会った後でチョンミョンは別造応のジュウォンに伝えます。

「百姓たちが土地を売らないでくれというのですか?」

「ええ、王族と貴族たちが、
 土地を売ると言っているらしいです」

「両班たちまで土地を売るということは…?」
ミョンギルは王族を始め、富裕者たちが逃げ出そうとしているのではないかと言います。

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西人派の重鎮たちも土地を急いで売っているようです。

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ヌンヤングンとその家族

イ・ギョル軍はついに開城を落とし、イムジン河を渡っているとのことで、
内官は、
「はい。この勢いでは明日にでも漢陽に侵攻します」

「チョナ…」(中殿)

「アバママ(父上)。
 では宮殿も攻撃されるのですか?
 父上も危険です」
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「…。いいや決してそのようなことはさせない!
 尚膳(内官のこと)! 軍の幹部を集めろ。
 私が指揮を執る。
 銃砲隊を使うから別造応に連絡しろ」
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# 中殿・仁烈(イニョル)王后(韓氏)は仁祖が即位する前からの最初の妻でした。
二人には後の昭顕(ソヒョン)世子(長男)、鳳林(ポンリム)大君(次男)など、4男がいました。

イヌは両班たちが土地を売って逃げ出そうとしている事をジュウォンに伝え、
「この件は俺が何とかする」と。

チョンミョンは、
「トリョニム。
 官僚たちは王と共に、
 民・百姓を捨てて逃げ出すというのですか?」
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正殿では官僚たちが避難するようにと訴えています

しかし、ヌンヤンは、
「私に民と町を捨てろというのか?!」

ジャジョムは衛兵たちでは攻防できないからと、決断を促します。
「だが、方法は残っている。
 銃砲隊と特殊部隊を投入するのだ!」

「これまでチョナに反対ばかりの公主媽媽の言葉を信じるのですか?!
 ひとたび兵と火薬を使わせると、
 その矛先がチョナに向かいます!」
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官僚たちは避難を求めます。
「では漢陽の民・百姓たちはどうなるのか…?」

庶民たちは王と両班たちが町を捨てるとの噂で持ちきり

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そこにイ・ウォンイクたちが「町と市民を捨てないで下さい」と嘆願に来ます。
キム・サンホンも、
「どうか戦って町を守って下さい!」
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他方ではチョ・ヨジョン

「どうか聞かないことにしてください。
 彼らは公主のためです」

「ヨジョンな…」

「チョナあっての国民です」と、
生きるためには避難をと願います。

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1592年(建国200年後)の「壬辰寇乱(イムジンウェラン:文禄・慶長の役)」際に、当時の第14代王・宣祖は西人派の官僚たちと共に、北の果ての義州まで逃避しました。
世子だった光海は父を庇いつつ先に避難させ、開城で落城直前まで戦い、そして庶民を先に避難させた後に、しんがりを武官たちと共に固めました。
明国に逃亡しようとする宣祖と西人派の議論を聞いて、“言語道断!”と怒りを見せた光海でした。
(最後まで光海に同行したのも御医ホ・ジュン。『亀巌ホジュン』より)

このドラマでは最初から光海は「無能な王」と父親のことを断じました。

江戸幕府の徳川将軍たちのことが日本史(受験)にも主題されるように、韓国でも朝鮮王朝の歴代王のことは受験のためには必須です。
なので一般の人々は、仁祖(綾陽君:ヌンヤングン)のことを「山(南漢山城:ナムハンサンソン)に逃げてばかりの王」と称します。
庶民・国民に語り継がれる評価ほど根深く太いものだと感じます。

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