華政 第36話(上) 治世と乱世


曇りの空・深圳
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(sky @ shinsen, photo by nao 2015.10.12)

いよいよでしょうか、ようやく結婚に漕ぎ着けたふたりです
ジュウォンが先に大妃(チョンミョンの母)に許しを求めに行くと、大妃もジュウォンの父親のホン・ヨンにチョンミョンのことを頼みたかったところだと。

政治的には大妃が仁祖や側室のスヨン(昭容)、キム・ジャジョムなどの西人派たちに対抗するためではあったとしても、それぞれの親たちがプライベートライフで幸福を分かち合うことになりました。
一度は親子の縁を切ったホン・ヨンでしたが、政務に気持ちが入らないシーンが良かったし、大妃が「私の笑顔の意味が分からないの?」とジュウォンとチョンミョンのことで喜びを隠さなかったシーンは感動を呼びました。

またそれを聞いた中殿(内命婦:ネミョンブの女官たちのトップ)が喜びをみせ、さらには、元火器都監(現別造応)でも話題が持ちきりでした。

しかし、婚儀だというのに内乱勃発
『華政』 第36話 イ・グァルの乱

チョンミョンの結婚式に出席をどうするか迷っていたヌンヤングンですが、尚宮に、軍服で参席するからと準備を命じます。
「父親のホン・ヨンにもこのことを伝えてくれ」
しかし、折りしも内乱が起きた時でした。

この話はミョンギルからチョンミョンにも伝わりました。
「ピョンアンドの長官に昇進したイ・ギョルが反乱を起し、
 漢陽に攻め入ってきました」

「…」
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# 事件で処罰を一身に背負った元捕盗庁官のイ・ギョルでした。

戒厳令

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反乱軍は快進撃します。

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元火器都監では、
「俺達の媽媽の大切な結婚式の日だというのに!」
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中殿と大妃

「中殿! どうしてこんな日に?!」

「媽媽、大妃媽媽…」
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内官とジャジョム

「チョナ…」
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「チョナ。どうか落ち着いてください。
 私が必ず収めます」
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カン・ジュソン

「皆よく聞いてくれ。緊急の伝達だ」
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宮中では、イ・グァルの軍は精鋭ばかりで、すぐにでも開城(ケソン)が陥落しそうだと。

チョンミョンとイ・ウォンイクとチェ・ミョンギル

「しかしながら、
 彼らは北方の警備に当たっていた兵士たちです。
 半分以上の守備隊が反乱を起すということは、
 他国からの侵入も覚悟しなといけません」
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ヌンヤンとジャジョム

「すでに明国に支援を求めていますから、
 ご心配なく。
 私が火器都監を格下げしたことが原因なのであろうか?
 調べてきます」

キム・ジャジョムはそう言って、ヌンヤングに仕える姿勢を見せます。

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キム・ジャジョムとヨジュン

「気持ちを落ちつかせないと“この場は厳しい”。
 どうもチュサンは我々を見放すようだ。
 しかしここは機会でもある。
 チュサンの心を支えるのだ。
 そしてこの現実を理解させるのだ」

「…」
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反乱を収集する為にキム・ジャジョムを呼ぼうとするところで、内官が制します

「公主の言葉に従って、
 キム・ジャジョムを遠ざけて、
 公主媽媽の婚儀に参列する予定ではなかったのですか?!
 私は命を懸けて提言申し上げます」

「…」

「どうかこのような時には、
 民心の味方を得ている方にお付きください」

「“民心が味方する”とは、
 尚膳(サンソン)は公主のことを言っているのか?」
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チョンミョンにチョン尚宮が「早く寝所にお戻り下さい」というのですが、
「このような事態に黙っているわけにはいかないわ。
 別造応からの連絡はないの?」

そこに中殿

「公主…」

「中殿媽媽…」

「そなたに会いに来るところだった」

中殿はチョンミョンだけに話があると、自分の中殿に来るようにと。
そして…、

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南人派たち+中立・西人派の領袖のキム・サンホンが加わります。

「開城(ケソン)にまでイ・ギョルの軍が迫っているとのことだ」

「開城が陥落すると…」

「漢陽です。
 これまでの歴史でもなかったことです」

キム・サンホンは、
「こういう事態では
 議会議長のキム・ジャジョムがどうするのか判断するのですが、
 我々の清・西人派には何の連絡もありません」

イ・ウォンイクは、
「ホン校理。
 世が治世であれば良いのだが、乱世となれば、
 権力を得たい者にとっては絶好の機会なのだ(#)
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父親のホン・ヨンとジュウォン

「アボジ、心が張り裂けるようです。
 こんな時に朝廷は風前の灯になっています。
 火薬すら不足しています」

「しかし、お前がしっかりとしていないと、
 部下たちが揺れるぞ」

「アボジ…」

「なぜ公主に会いに行かないのか?」

「?」

「大変な時だが、
 ほんの少しでも媽媽の傍にいてあげなさい

「…」

「それに、今日は大切な結婚式の日だったんだぞ」
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中殿と公主

中殿はチョンミョンに、
「チョナはあなたの式に出席するつもりだったと、
 内官から聞きました。
 つまり、あなたの主張を受入れて、
 キム・ジャジョムとチョ内人を排除することを意味します」

「媽媽…」

「彼は今、窮地に立っています。
 王になる前はもっと優しい人だったのですが、
 やはり自分が認められない時が長かったので、
 自分への評価をとても気にしています」

「媽媽…」

「私はチョナのことを元の人に戻るように、
 あなたに説得して欲しい
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ここで世子が現れます
「世子チョハ。
 お母様に会いに来たのですか?」

「公主媽媽。反乱で弟が怖がっています」

チョンミョンは自分とヨンチャンとの時のことを思ったのでしょう。
「世子、大君媽媽。
 二人とも心配はいらないわよ。
 この国も朝廷もきっとしっかりするわよ」
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ジュウォンとチョンミョン

「心配で来てくれたのですか?
 仕事は?」

「媽媽のことを守ると約束したじゃないですか。
 約束は守ります」

「イ・グァルの軍が開城に達していると聞いています。
 開城の次は漢陽でしょう?」

「ええ、別造応での会議では、
 通り道を重火器で武装した兵で待ち伏せするしか方法はない、
 ということになりました。
 しかし、キム・ジャジョムが士官たちを監督しているので、
 そのようにはいかないかも知れません。
 その上、チョサンチョナは、
 キム・ジャジョムのいいなりですから…」

「しかし、ナウリ。
 今回はチョナを信じてみませんか?」

「え?!」

「先ほど、世子とポンイム大君に会いました。
 二人はこの世の事をまだ知りませんが、
 以前のヨンチャンとのことを思い出しました。
 あの二人とも揺れる政治に怯えています」

「媽媽…」

「朝廷が揺れないよう、
 それに政治の混乱に庶民を巻き込まないように、
 またチョナに会いに行きます。
 目を覚まして、人の声を聞いて欲しいからです
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# 「"治世の"能臣」「"乱世の"奸雄」
ドラマでは“武官が朝廷を転覆させることもある”との意味で話しているようです。

国王と官僚が世の中を完璧に統治するような“治世”であれば、有能な王と官僚(文官)がいれば良い。
しかし、統治が乱れた乱世であれば、むしろ勇気ある王と武官が必要となる。

「三国志」の曹操孟徳を思わせるような言葉です。

ウィキペディアでは次のように記述されています。
“治世の能臣、乱世の奸雄”

曹操は若くして機知・権謀に富んだが、放蕩を好み素行を治めなかったため世評は芳しくなかった。
ただ太尉の橋玄は「天下は乱れようとしており、当代一の才の持主でなければ救う事はできない。天下をよく安んずるのは君である」などと曹操を高く評価した。
また、橋玄が紹介した月旦評で有名な後漢の人物鑑定家の許子將(許劭)は、「子治世之能臣亂世之奸雄」(子は治世の能臣、乱世の奸雄(姦雄))。
または「君清平之奸賊亂世之英雄」(君は清平の奸賊、乱世の英雄)と評した。
曹操は後に橋玄を祀り、かつての恩義に報いた。

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