『華政』の二人の男

『華政』 -公主を愛した二人の男-

物語が第30話に近づいています。
1623年のクーデターで光海君(クァンへグン)は王座から降ります。
独立国家を目指すという大きな夢を成就できないままに、本望でもない綾陽君(ヌンヤングン)に玉座をあけ渡す光海でしたが、光海の夢は実在のチョンミョン(貞明)公主とホン・ジュウォン(洪株元)の二人に引継がれます。

2540_201509212018122c1.jpg

歴史と物語りのヒロインのチョンミョンが幼少のころから結婚相手に決めていたのはジュウォンでしたが、この物語には史実にない二人の男がいました。
カン・イヌ(康仁祐)とチャギョン(慈勁:慈悲と強さという意味)です。

カン・イヌ(役はハン・ジュワン)

第30話を前に、帰らぬジュウォンを良いことに、カン・イヌがチョンミョンに近づきます。
背後には、またキム尚宮。
財閥(カン・ジュソン)の息子(庶子)イヌは、過去よりチョンミョンを欲していましたが、それは子供の頃からの父の期待に応じるための出世意欲でもあった。

2550_20150921201812239.jpg

今後のカン・イヌは変ります。
ドラマは仁祖反正(インジョバンジョン:クーデター)の後の1624年にイ・グァルの乱、その後10年飛びます。
その10年の間に「後金」が漢陽まで侵攻することがあり(ドラマでは描かれません)、その際にイヌの夫人が亡くなった後という想定となります。
そして、イヌは「再婚はしない」と、ジュウォンとチョンミョンの良き友人となります。
ただし、父親がキム・ジャジョムと共に反逆罪で問われることとなるので(1651年)、父親と決別したとはいえ、当時は罪が家族にまで及びますから彼の処遇が心配です。

チャギョン(役はコンミョン)

もう一人の男で真のエンジェルはチャギョン。
長崎・島原の火山の硫黄鉱山で子供たちのリーダーでもあり、またチョンミョンを守り通す気骨のある男でした。
チャギョンはイヌとは違って、一歩離れたところから、チョンミョンだけでなくジュウォンとの二人のことを見守り、愛の守護神として黒騎士(ブラックナイト)、またボディーガードをする男です。
「どうも俺の手の届かないところに行ったようだ」とチャギョンはチョンミョンのことを想います。
自ら名づけた「ファイ(火伊)」でなく、すでに貞明公主となったチョンミョンですから、当然です。
しかし、硫黄鉱山では「獣のように生きるしかない」と奴隷の宿命を教育した先輩でもありました。

3133_20150921201811f46.jpg

チョンミョンには片思いとなるわけですが、夫婦の黒騎士としてだけでなく、エンジェルとしての生き方に尊敬の念が湧くのです。

私はこの二人の男たちが好きになりました。
物語の最後までチョンミョンへの変わらぬ気持ちを貫くことと思いますが、それぞれの生き方は違っています。
しかし、キム・イヨン作家が挿入したこの架空の二人の男には、彼女自身の傍にいる現実の男性とはまた違った、別の理想とする男性像を描いているのではないかと、女性の持つ小悪魔的な可愛さと、また脚本家としてのいたずらではないかと思ってしまいます。

にほんブログ村テレビブログ韓国ドラマへ
1週間のランキング@「にほんブログ村」

ドラマ『華政』でカン・イヌを演じているのは、ハン・ジュワン(한주완:韓周完:1984年生)。
彼はソウル芸術大学演劇科卒業の俳優です。
実に安定した演技だと思います。
ハン・ジュワンが卒業した芸術大学の模様を次のYouTubeサイトにアップしました。

https://youtu.be/CxoD3W7fVzM

また、コンミョンはジュウォン役のソ・ガンジュと同じく“サプライズ(歌手および俳優)”のメンバーです。

sruprise 3

また、もう一人紹介したい男。
韓国では『アイリス』で有名なのが女優の笛木優子ですが、同じく日本人の男優がいます。

K style ニュースでは、次の記事がありました。

韓国で活動している日本人俳優のオオタニ・リョウヘイ(大谷亮平)が朝鮮時代のイケメン三銃士を結成した。
大谷亮平とソ・ガンジュン、コンミョンの3人は仲睦まじくポーズを取っており、仲の良い姿を見せている。
確かに彼らはジュウォンとチョンミョン夫妻にとっての銃士たちですね。

ootani.jpg
(写真中央: 日本の豪商イダチを演じていました)

にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ
1週間のランキング@にほんブログ村
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

王朝用語・脚本家など
ドラマと映画・感想など

openclose