華政 第32話(上) 王室の責任者

済州島の三姓穴(サムスンヒョル)
サムスンギョル3
(2015.09.16)

ヌンヤングン(送り名は仁祖:インジョ)には生涯正室が2人いました。
その第1番目の正室の仁烈(インニョル)王后・韓(ハン)氏だけが4人の子供を授かりました。

そして、このドラマでの側室の趙(チョ)氏がヨジョン。
彼女はキム・ジャジョム(金自點)の後ろ盾で従一品の貴人(クィイン:嬪の一つ下)まで昇格します。
しかし、この二人は光海君に仕えたキム尚宮およびイ・イチョムと同様に、最期は処罰を受けます。

どのドラマにも共通しているのではないかと思うのですが、このチョンミョンやその他の正室は幼少の頃から品格を大切にした教育を受けている為に、行儀作法がしっかりしています。
もちろん、このために思想的には非常に保守的な、変化を求めない朝鮮王朝の女性・王妃であったとも想像できます。
他方の側室たちを見ると、ワイルドな行動と内には野心も満々で、実利に走るので、むしろ改革派だったのかもしれないと思うことがあります。
でもでも自制心がない不道徳・非人道的な行動もあり、目を覆いたくなります。

これからのドラマ『華政』のチョンミョンは、キャリアウーマンとして新たな風を宮中に吹き込みます。

『華政』 第32話(上) 王室の責任者

何の改革もなさない仁祖、金自點、趙氏(ヨジョン)に対しては、国の長女としてのチョンミョンの鋭い批判の目が光ります。

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「私はこの国の公主だ。
 大勢の尚宮の前ではっきりと言うが、
 決して頭を上げるな!
 この機会にはっきりしておく!
 これが宮中の掟だ!」

「は…」

「チョン尚宮。 この女を連れ出せ!」

「何と…」

「聞こえないのか?!」
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この事は即座に中殿(チュンジョン:正室)に伝わります。
「公主が趙(チョ)に罰を与えたのか?!」

「はい、中殿媽媽」

「!」
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そこに大王大妃

「チュンジョン…」

「大妃媽媽…」

「…」

「…」
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ヌンヤングン

話を聞いていらだつものの、内官ですら“女の戦い”のことなので、チョンミョンを呼ぶことは不可能だと。
まったく無視されるヌンヤン。

「何だと?! 内命婦の問題だと?!」

「!」
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西人派のキム・リュたち

チョンミョンの農奴解放に近い無税政策に対して頭を悩ましています。
それに輪を掛けて趙氏への懲罰に対しての怒りが渦巻きます。

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チョンミョンの行動にいらだつヌンヤンですが、そこに中殿の仁烈(インニョル)王妃が制しに来ます。

「チョナ、これは内命婦の問題です」

「中殿…」

「状況は調べました。
 チョ氏は内人としての一線を越えて、
 無礼をしたのです
 これは内命婦の掟なのです」

「では一歩下がっていろと言うのか?
 それとも嫉妬か?
 あるいは公主の味方をすると言うのか?」

「いいえ、既に私は中殿として正統なことだと思い、
 罰を与えることを認めました」
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キム・ジャジョムはこれを公主からの宣戦布告だと受け止めます。
話を聞いたウンソルは元火器都監の仲間たちに報告。
皆が大喜びです。

そして、ムチ打ちの刑

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「本来ならば死罪だ。
 しかし、慣例に従った刑罰とする」
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「…」

「!」
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ホン・ヨンとジュウォン親子

「まるで世の中が逆転したようだな」

「公主は反乱の前に、
 趙氏から辛い目に遭わされています。
 なので、何とかして、
 自らの威厳を保つことを考えているのだと思います」

「そうだな。 あの側室は野放しにはできない」

「でも、心配なのです、アボジ。
 今日の出来事にはチュサンが黙ってはいないと思います」

イヌは状況を聞いて、

…どうしてこんな難しい道を歩むのですか、媽媽。

これは大妃も同じで心配…。

大妃とチョンミョン

「あなたがやっている事を理解しているのですか?」

「…」

「そうですね。 チョ氏を罰するのは理にかなっています。
 私もそうしたでしょう。しかし、
 これはあなたの立場を悪くすることにもなります。
 火の中に入るようなものです」

「いいえ、御媽媽。
 私は、今日は、王室の領地で働く百姓たちの税金を免除し、
 女官を罰しました。
 しかし、
 私は何の後ろめたさも不正義も感じてはいません
 これは宮廷を管理する王室の責任だからです。
 私は最後まで王室の責任者として戦い通します」

「娘や…」

「私はやり通します。 どうかご理解下さい」
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ムチ打ちを受けたヨジョンは恨みが募ります。
そして、ヌンヤングンに足の傷を見せて、「これを見てください。 公主から受けた傷です」

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「ヨジョンな…」

「チョナ…、この辱めは死ぬまで忘れません
 なぜこのように公主を思いのままに振るわせるのですか?!」
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<王朝絵巻 シーズン3>

伝説と歴史と自然の済州①
三姓穴


廟への入り口
三姓穴1

初めて知ったのですが、済州島には伝説の王国があった由。
紀元前2000年以上前のこと。
今から4300年に「枕羅(タムナ)」という王国を創始した3人の神人がいたそうです。
三高氏といわれる3人の聖人が生まれたとされるのが三姓穴(サムスンヒョル)には、3人を祭る廟があります。

1526年に第11代王・中宗(チュンジョン)が祭礼を始め、三人の聖人位牌を祭る廟は第19代王・粛宗(スクチョン)が1698年に建てたものとのこと。
(祭礼の模様が再現されています)
2サムスンギョル
(動画は次のサイトです)
三姓穴
https://youtu.be/A28dwhwmRuI

ここには16~17世紀を経て、19世紀になると済州で儒学を学ぶ学生たちのための建物が建造されたそうです。
(扁額が読めますか? ここで勉強に励んだそうです)
サムスンギョル1

王朝時代の政治犯の流刑地として有名な済州ですので、子孫たちはさぞ優秀ではなかったかのかと想像しています。

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