華政 第30話(中) 私が守ります


済州の港
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(2015.09.16)

華政 第30話(中) 私が守ります

キム・ジャジョムの紹介で現れたチョ・ヨジュンに、ヌンヤングンは一目ぼれ

「そうだな…。
 彼女がそうでなくとも、私は気に入った…」
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「さて、チョナ。
 これからの王としての仕事の打ち合わせをしましょう」

「ふ~」

「これで終わりではないので、これからです。
 光海が残して行ったことの処理をまずしましょう」

「無論だが…、公主が問題だな。
 あの女(ケジベ)だ…」

「…」
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挨拶の時間が来たと言う女官ですが、チョンミョンは王宮に行く事をためらっています。

他方、9年ぶりに徳寿宮(西宮)を出て、仁穆(インモク)大王大妃が王宮に向かいます。
喜ぶチョン尚宮とは反対に、
「先々が心配だ。
 ヌンヤンがどんな政治を行うのか…」
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ためらっていたチョンミョンも「ご一緒して、新しい王の顔を見ましょう」と現れます。

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その間、
ジャジョムは逮捕者リストを作成して内禁衛に渡します

正殿に到着した大王大妃と公主

迎えるヌンヤングンは、
「よくいらっしゃいました、大王大妃」

「…」

「もちろん、公主も同じです」

「…」

「歓迎の気持ちで胸が一杯です。
 それとも、暴君を追い出したせいでしょうかね?」
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大妃は「すべてはチュサンのお慈悲のお陰でしょう」

「感謝いたします。
 ところで公主は何も言わないのですか?」

「…」

「こういう時は何か言うものではありませんか?」

「どうでしょうか…?
 もしも同じ言葉を待っていらっしゃるなら、
 それは不可能です、チョナ」

「?!」

「ここは私が帰って来たい宮殿ではありません。
 私は火器都監が最も心地よい場所です」

「なるほど…。
 そうであるならそうしましょうか?」

「…」

「しかし、火器都監はいつかは無くなりますよ。
 すべての従業者も同じく…」

そして、チョンミョンの耳元で、
「次はあなたの番が来る」

「どういうことですか?
 火器都監が無くなるとは?

「…」

「答えてください!」
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火器都監ではジュウォンが光海の言葉を思い出しつつ、「ええ、私は決して諦めません

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しかし、そこに製造管理のパングンが飛び込んで来ます。
すでにキム・ジャジョムの指示で火器都監の全員の逮捕と、火器都監の閉鎖命令が出ていました。
飛び出すジュウォンですが、王命書によれば、“火器都監は蛮人の国(後金)と接触を持った”ということ。
それで、ホン・ヨンおよびホン・ジュウォンの親子も逮捕されます。

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光海はキム・ジャジョムと初対面

しかし、直ぐにヌンヤングンの背後にいた事を知ります。
「火器都監には罪はない。
 全てが私の王命で動いていたからだ」

「あなたが罠を掛けて、火器都監を守ったことは分かっています。
 内官を遣わして、宮中に従業者たちを入れないようにした」

「…」

「涙ぐましいことですが、今となっては無意味なことになります」

「…」

「彼らの尋問は罪を認めない限り厳しいものになります」
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チョンミョンが火器都監に急いだ時には、もうすでに尋問が始まっているとのこと。

光海も「どうか耐えてくれ。
 お前たちがこれから必要なんだ…」
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尋問

(ジャジュム)
「白状しろ。極秘に後金と接触していたはずだ」

(ジュウォン)
「我々は国のためだけに働いていた。
 こんなことをしても事実は変らない」
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チョンミョンは火器都監の作業服に着替えて、正門前に向かおうとします。
大王大妃が「何のつもりなの?」

「私も火器都監の従業者の一人です」

そして、
「出向くのはあの男たち(ヌンヤンとジェジュム)と戦うためです。
 チョナが命がけで守っていた火器都監です。
 私も命を懸けます」

「何ですって?!」
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席藁待罪(ソッコテジェ:석고대죄) 
本来は、ムシロを敷いて王の処分や命令を待つこと。
ただし、ムシロを敷いて嘆願する際にも使われるようです。
ソッコテジェに民衆も集まってきます。

「何だと?!」
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「火器都監の全員ともこの朝鮮のために戦ってきたのです。
 彼らを罰するようならば、
 この朝鮮の公主も同じく罰してください。
 私も彼らと共に戦地で働きました。
 彼らに罰を与えるならば、私にも同じ罰を与えてください。
 私の嘆願が聞いてもらえないようならば、
 死をも厭いません!
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イヌが駆けつけて見つめています。

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ジャジョムとヨジョン

「民心が動きます。
 むしろ先王の罪に帰するべきだったのです。
 あれでは公主にチョナが罰を与えるとしか見えません」

「あの女はそれが目的で宮中を出たのだな。
 自分の身分を利用して民心を動かそうとしている…」

チョンミョンの意図どおりに、民衆は「無実の公主を罰し、火器都監までも潰そうというつもりのようだ」などと噂が立ちます。

チョンミョンは、
…さて、どうするかヌンヤン。
 私を連行して、火器都監を潰すのか?

「チョナ!
 どうかお考え直して下さい!」

議場では「逮捕しろ!」と怒るヌンヤンですが、西人派は「民が尊敬する公主です。逆効果です」との反論。

ヌンヤンは、
「公主を逮捕しないとすれば、
 その他の光海の味方の者たちも釈放することになってしまうぞ!
 公主が何者だと言うのか?!」

しかし、官僚たちは、
「どうか、再考してください!」
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牢獄の中にもチョンミョンが既に2日間も席藁待罪(ソッコテジェ)を行っているとの話が伝わり、ホン・ヨンとジュウォンだけでなく、火器都監の班長たちも、
「公主媽媽が自ら俺達のために体を張ってくれている」と。

チョンミョンは決死の覚悟で光海の言葉を実行に移しています。

…ええ、チョナ(光海君)。
 私が代わって戦います。
 私がチョナの民たちを守ります。

まだ処分が決まっていない光海もジュウォンも、ただ、
「公主…」
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「媽媽…」としか言葉が出ません。
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知恵者のジャジョムはヌンヤンに言います

「相手が公主です。
 官僚たちも手が出せません」

「何だと?!」

「我々の反乱の名文は光海の過ちを追及することでした。
 それが薄れてしまいます」

「ふ~」

「民心を動かすというのはチョナとて最初は同じ方法でした。
 チョナが王子の立場を利用したではないですか」

「あの女め…。何とずる賢い…。
 障害になると最初から思っていたのに、
 なぜ殺さなかったのか?!」
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雨の中でも嘆願を続ける公主

大王大妃は、
「私と共にその場に行ってみよう」との伝言をヌンヤンに伝えるようにと、チョン尚宮に託します。

「媽媽…」

「母としては、あの子を救わないといけません!」
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ついにチョンミョンは倒れ、即座にかけつけるのはチャギョン。

「もう止めてください、媽媽!」

「…」
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そして、市民たちも「無実の媽媽です!」と、ヌンヤンが嘆願を受けるように、土下座を始めます。

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今日は秋夕(チュソク)ですね。
夜空の満月が楽しめますでしょうか?

この丘から光海君も月を見たことでしょう。
(YouTubeにアップしています)

https://youtu.be/qdjdlKqKMmA

<王朝絵巻 シーズン3>
済州(チェジュ)流刑の地②


tera 1

様々な史劇で政治犯たちは流刑になります。
『チャングムの誓い』でも農耕生活を強いられていました。
港を見下ろせる小高いところにはこんな寺院もあります。
ここに流刑された政府高官がたくさんいたことと思いますが、彼らはここで何を祈ったのでしょうか?

tera 2
(2015.09.16)

光海君はここで66歳まで生活しています。
この海岸線も寺院も、彼が散策した場所です。
綾陽君(ヌンヤングン)がクーデターで第15代王・光海君を追い出したものの、その後の王・仁祖は、同じ王族なので光海(クァンへ)には苦しい生活を強いたわけではありません。

tera 3

ただし、光海が寝起きしていたのはこんな家だったのではないでしょうか?
当時の生活を展示する博物館では、こんな農家であったことが想像できます。

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(済州特別自治道・民族自然史博物館、2015.09.16)

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