華政 第27話(中) 庶民の命は国の命だ

漢拏山(ハルラ山: 한라산)の原生林
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(2015.09.14)

『華政』 第27話(中) 庶民の命は国の命だ

過去の怨念を乗り越えているチョンミョンとジュウォン。
それに光海は過去の間違いに責任を感じる中、国際情勢は揺れています。

ヌンヤン(綾陽)君は

…なぜ公主媽媽が一人でカン・イヌに会いに来たのだろうか…?

イヌとチョンミョン

「ヌンヤングンがしばしばこの屋敷に来ているのですね?」

「ちょうど良かったと思っています。 いい機会です」

「トリョニム…」

「ヌンヤングンとチョナのどちらの味方に付きますか?」

「トリョニムは今までとは違っていますね」

「ええ、これが現実です。
 しかし、今でも公主の心が欲しいと思っています。
 たとえこれが違った方法であっても…」
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「トリョニム。 この婚儀の話は間違っています。
 お互いに不幸になるだけです」

「いいえ、媽媽が望むものは何でも私が差し上げます!
 チュサンの身の安全も国の安全も全部差し上げます。
 ジュウォンの帰国のこともです」

「…。 そういうことですか? 
 校理のことも?」
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宮殿では内官が「どの官僚も賛成はしません」と制するのですが、光海は強固に進みます

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チョンミョンは会議の中身を知らないので、光海の外交について気掛かり
そんな時に
ヨジョンが「会議の内容は存じております」と近づきます。
そして後金が“皇帝としてカーン(ヌルハチ)を認める”との手紙が届いている事を教えます。

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正殿の議場

「チョナ! 
 後金との友好を結ぶことの意味をお分かりですか?!」
と、西人派だけでなく、大北派の領袖チョン・インホンムも声を荒げます。

「捕虜のことなど案ずるのは無意味です」
とチョン・インホンも声高々。

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しかし、光海も負けません。
「しかし、今日は単に頭を下げるというだけのことだ。
 いつの日かこの国の領土に戦禍が及ぶとすれば、
 外交が後悔となる。
 我々の兵士たちをこの国に帰還させるのだ!」

「ダメですチョナ!」と西人派は、
「野蛮人の国に頭を下げることなど間違っています!」
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議場では満場一致で大反対

しかし、
「すでに外交の担当は公文書を準備している」

「これがそなたたちとの最後の議論の場であったとしても、
 私は考えを一切変えることはしない!」

会議を終了させた光海ですが、怒って出て行く官僚たち。
イ・イチョムも「もうこれ以上はチョナを守ることはできません」

「では、勝手にせよ!」
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宮中にはホン・ヨンも来て
「庶民は野蛮人の国に頭を下げることは許してくれません」と、後金との取引を取り止めるように進言します。

その場には心配なチョンミョンも来ています。

光海は
「しかし、そなたの行方不明の息子のことで
 公主はとても気を揉んでいる」

「…」

「…」

「捕虜となった朝鮮軍の中には、
 そなたの息子もいるはずなんだ」

「チョナ。
 しかしそのお考えは捨ててください。
 この国の運命に比べると、
 息子の命などは取るに足りません。
 そうではありませんか?」

「それとこれとは違う。
 私にとってはホン校理の命はこの国と同じなのだ
 全ての捕虜の命、
 そして全ての庶民たちの命はこの国の命だ

「チョナ…」
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「チョナ…」
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イヌは父親のカン・ジュソンに光海の孤立を伝えます。
全ての官僚たちが頑固な光海に反旗を翻しているという報告にほくそ笑むのはカン・ジュソン。
ただし、2人とも明国の衰退という事実は分かっています。

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火器都監

すっかり元の体制に戻り仕事は順調のようですが、イ硫黄班長もチャン硝石班長もジュウォンのことが気掛かり。
「校理ナウリさえ帰って来たらここも安泰なのにな!」

しかし、庶民たちは扇動されたのでしょうか?
火器都監が諸悪の根源だと、反対運動が広まります。
明国を捨てた元凶は火器都監だとか、理不尽ではありますが、庶民の不満が八つ当たりとなって火器都監にも押し寄せて来ます。

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大荒れとなって扁額までもが落とされる火器都監。
チョンミョンは騒乱を止めに入りますが、暴徒の暴力で頭を打たれます。

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「媽媽! 公主媽媽!」

「…」

「まさか公主?!」と暴徒たち。

立ち上がるチョンミョンは暴徒たちに、
「そうです。 私は公主です。
 私は先王の正統な血筋を引くものです。
 この朝鮮王朝のただ一人の公主です。
 そしてこの火器都監の技師です」

「…」

騒ぎの裏を操っていたヌンヤンが火器都監に来た時には既に騒ぎが収まっています。
「どうしたのか? どうして静かなのか?」

群集たちは、
「なぜ公主が?
 弟のヨンチャン大君を失くした公主がここにいるのですか?」

「なぜここに? なぜ火器都監を守るのですか?」

「彼は信頼できる国王だからです。
 私はその朝鮮王朝の王のために火器地都監にいるのです」
と額に血を流しながらチョンミョンは言います。

「私の弟の命を奪ったチョナですが、
 真の王としてこの国と庶民を守る気構えの王です。
 真の王だからこそ私はここにいます!」
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ヌンヤングンも入って来ます

「分かりますか? 
 今、チョナは、
 後金の捕虜となった朝鮮の兵たちを帰国させる為に尽力しています。
 あなたたちはいつまで現実から目を逸らしているつもりですか?!
 あの官僚たちを見てください。
 自分たちの私利私欲のために国民のことは考えてはいません。
 この王国にある危機とはそのようなものです」

「…」

「明国は朝鮮の将来を守ってはくれません。
 この国は戦禍に見舞われようとしているんですよ。
 私は火器都監の皆と戦地に行って、
 この目で確かめました」

「…」

「よく聞いて欲しいのです。
 この火器都監の皆は戦地に赴いて、
 あなたたちの命を守ったのです」

「…」

「それにまだ捕虜となってとらわれている兵士たちも、
 あなたたちを守るためなのです。
 そんな人たちに、あなたたちは石を投げつけるのですか?
 誰かに扇動されているようですが、
 この国には真にこの国の将来のためにと、
 血と汗と涙を流す人がいるのですよ!」

「…」
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光海君が直面した大陸と半島と島国日本との3カ国の情勢。
これを踏まえた政策は、美しいながらも“ひ弱な朝鮮”を強くするための、火器都監の創設と国の近代化でした。
第15代王・光海君が軍事力と経済力を蓄えるために政策を打ち出すのですが、大陸に頼っていれば安泰だという“事大主義”の守旧派の官僚たちが邪魔します。

話は飛びますが、国内での私利私欲しか興味がない官僚・両班たちが、西人派から老論派へと権力争いに明け暮れている中で、1800年が来ます。

第22代王・正祖(イ・サン)が亡くなる1800年には、すでに西欧が「産業革命」真っ盛り。
西欧諸国は大躍進を始めます。

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(2015.09.14)

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