華政 第26話(中) 沈む国

華政 第26話(中) 沈む国・明

イヌと父のカン・ジュソン

「お前の手紙は読んだ。
 朝鮮軍の動きは変だったそうだな」

「ええ。
 最初からカン将軍は後金に降伏する予定だったようです」

「まさか、本当なのか?」

「証明することはできませんが、そんな空気が読めました」
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大妃とチョンミョン公主
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「公主…」


「お~ま媽媽…。
 お元気でしたか?」


「そんなはずはないわ。
 だってあなたは私の気持ちに逆らって戦地に出向いたわ」
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チョンミョンが今日は休みたいと出た後に、

チョン尚宮は、
チョンミョンがホン・ジュウォンに恋していて、ジュウォンの行方が分からないのでチョンミョンの心が沈んでいるのではないかと。

光海の側近のジュウォンとの恋に大妃は驚きの表情ですが、
チョン尚宮は、
「すでに公主はチュサンのことを許しています」

既にヌンヤングンと西人派の謀反計画を聞いている大妃は、光海君の忠臣であるジュウォンとチョンミョンのことが心配になります。

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チョンミョンはクーデター計画のことなど知るはずもなく、ただ“切れた数珠の玉”を見つめてジュウォンを想うだけ…。

…きっと帰ると約束してくれたではないですか…。

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ジュウォンの状況が映し出されます。
後金の牢獄の中で、傷ついて血だらけです

そんな状況の中、キム尚宮はイヌに言います

「ホン校理は帰ってこない方があなたには有利でしょう?
 私の計画にとっても同じことです」

「え?!」

「既にお話したように、あなたが協力してくれたら、
 私もあなたが公主を得ることに協力します」

キム尚宮は光海君の身の安全とイヌがチョンミョンを得るという二つの目的を果たすには、イヌが父親のカン・ジュソンを操ることを提案します。

「私がアボジを操るのですか?」
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# ここでは、置かれた状況を正確に把握して、
 いかに政権を守るかというキム尚宮が描かれます。

光海に早馬が伝書をもたらします
 これは「明国」からです。

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チョン尚宮は大妃の誕生パーティをヌンヤングンが開催すると

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後金からの使者と光海

後金のヌルハチは“朝鮮軍とも戦ったものの、決して敵とは思ってはいない”と。
しかし、朝鮮を“許す”代わりに、以前の明国との関係同様に、皇帝と王、宗主国と冊封国の上下関係を認めることが条件

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ヌンヤングンを訪問するチョンミョン

チョンミョンは“大妃の誕生祝”などは国民の心を逆なでするだけだと、中止を求めます。

「まだ戦争の傷が残っています」

「だからこそ庶民にも国の安寧を知らせる時です」

「いいえ。
 それは国民をも愚弄することになります。
 私は戦地にいました。
 そこで、悲しい明国の兵士たちを見て、
 またあんなにも強国となった後金を見ました。
 こんな現況を庶民に隠したままで
 国民を安心させることができると考えているのですか?!」
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イ・イチョムが明国からの手紙を持ってきます。
明が朝鮮を支配下に置くというもの。

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# 官僚たちの話では、明国は朝鮮、モンゴル、ベトナムにも、冊封制度(属国化)を拡大するようです。
しかし、これは滅び行く明の断末魔であって、光海にとっては“清”がこの制度を継承すると思っています。

西人派では、
「明国は、朝鮮軍が降伏したということが明の敗北の原因だと、責任を押し付けているのだ!」と。

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光海はカン・ジュソンを呼んで問います

「チョナは、これが明の外交の意図なのかとお尋ねですか?
 そうです。
 明国は、朝鮮が後金と共謀した結果だと考えています。
 したがって監視を付けるということです」

「では自国の兵たちが逃げ出しておきながら、
 朝鮮軍だけが全滅するまで戦うべきだったというのか?」

「明国は疑っています。
 最初から明を見限る作戦ではなかったのかと、疑っています。
 私はそれは誤解だということを伝えたいと思います」

「分かった。
 全力でもってそれは誤解だと理解させてくれ」

「…」

「私は知っているぞ。
 そなたがホ・ギュンと共に反逆罪を犯そうとしていたことをだ。
 しかし、
 今回はそなたが謀反などを企んではいないと信じたい」

「光栄です、チョナ」
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カン・ジュソンは正殿を出るときに思います。

…お互いに、もう解っているようだ。
 そろそろこの戦いにも決着をつけよう。

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光海は内官につぶやきます

「後金は冊封国にしたいと言うし、
 明は監視を置くと言う。
 いったい朝鮮という国はどうなるのか? 
 どうしろと言うのだろうか?」

「大変失礼ではありますが、進言させて下さい。
 どうかキム尚宮を手元に戻してください。
 信頼できる者が側近に必要な時です。
 この混乱の国事の中、
 ヌンヤングンには不穏な動きがあります」

「何だと?
 ヌンヤングンがどうしたと言うのか?」

「今日も大妃の誕生日の祝辞を行うようです」
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大妃の誕生パーティ

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ヌンヤングンが表で、多くの官僚たちの参加を歓迎する中、新しい有力者が登場します。
キム・ジャジョムです。
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# キム・ジャジョムは、この祝宴でキム・リュ(西人派の領袖)と初顔合わせです。
この2人が1623年のクーデターの陰と表の主導者となります。

チョンミョンはこの宴席に反対なので、徳寿宮(当時は慶運宮)に乗り込みます

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そこに大妃も現れます。

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<王朝絵巻 シーズン3>
磁器の話(釉薬)⑤


昨日の釉薬(ゆうやく)について「大阪市立東洋陶磁美術館」の資料からまとめると以下です。
釉薬とはガラス質を含む泥状の材質で、焼成すると溶けてガラス状の薄い層を作ります。
これに溶けやすくするために「灰」または「酸化鉛」の媒熔剤(ばいようざい)を加えますが、いずれも焼成・還元して透明になります。
大別して「灰釉」と「鉛釉」があります。
「灰釉」
灰釉は約1250℃で溶けます。
①青磁釉…灰釉に酸化鉄を少し加えると焼成還元して青緑色の青磁となります。

seiji nannsou
(松岡美術館の「南宋」の青磁)

②透明釉…鉄分をごく少なくすると無色透明になります。
白磁とは素地に透明釉をかけて焼いたもの。
白磁の素地にコバルト顔料で文様を描き、透明釉をかけて焼いたものを青花(せいか)。
(日本では染付:そめつけ)と呼びます。

seikajiki gen min
(松岡美術館の「元」の青花磁器)

白磁や青花に、さらにさまざまな顔料で文様を描き、さらに釉薬をかけて再び焼成させたものを五彩(ごさい)。
(日本では色絵:いろえ)と呼びます。

Arita cups
(写真の左は私が使っている色絵のカップです:有田の源右衛門窯)

なお、透明釉に酸化コバルトを加えたものは特に瑠璃釉(るりゆう)と呼び、焼成・還元して藍色に変わります。

「鉛釉」
鉛釉は約800℃で溶けます。
① 緑釉(りょくゆう)…鉛釉に酸化銅を加えたもの。焼成して緑色になります。
② 褐釉(かつゆう)…鉛釉に酸化鉄を加えると、焼成して褐色になります。
③ 藍釉(らんゆう)…鉛釉に酸化コバルトを加えると、焼成して藍色になります。

これらの釉薬をかけ分けると約800℃で三彩(さんさい)になります。

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