華政 第14話(下) 宮中での作法

第14話(下) 宮中での作法

光海とファイ

「ここで会うとは…」

「…」

「何を言えば…。
そうだな。 まずは感謝したい」

「マングカムニダ チョナ」
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光海はジュウォンに薬剤を持ってきました。

「そなたには痛みも薬も与えたようだな」

「そんなことはありません。 カムサハムニダ チョナ」
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しかし光海は言います。
「知っているように、私は王だ。
 時には捨て、時には救う。
 それが王なのだから、注意しておいてくれ」
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聞いていたファイは、

「あなたにとっての王とは何でしょうか?」

「…?」

「私も朝鮮の人間だから、この国の王には興味があります」

「私も実は解らない。
 昔のチョナを知っているつもりだが、
 あの時の王は心がなくて、冷たかった。
 だから王としては相応しくないと思っていた。」

「では、今は変わったというのですか?」

「いいや、今はあの人のことが解らない。
 刀を振り回していたころとは違って、
 今はその刀を抜くのを我慢しているようにも見える」
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ホン・ヨンは息子を拷問にかけるようなことをして自責の念。
「人間は間違いを犯すものだ」(イ・ウォンイク

「しかし、あの王に仕えても良いのか…?」
イ・ハンボク

そしてハンボクはカン・ジュソンの屋敷で命を落としたユン・ドハに触れます。
「カン・ジュソンの家にあんなやからがいたとは…」
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カン・ジュソンの帰りを待っていたのは、ホ・ギュン

「この“秘密の屋敷”の前でお待ちしていました」

「そなたは…」

刀を向ける部下

「アイゴ、怖いな。
 まさか殺されるのでは…?」

美術工芸品のコレクションがある部屋で、

「随分以前から私のことを知っていたようだが、
 私の背後を調べているのは、
 チョナの命だからなのか?」

「どうでしょうかね。
 もう音楽は鳴りはじめましたので、一緒に踊りましょう」
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キム尚宮と光海

「あせってはいけません、チョナ。
 すでにカン・ジュソンは爪を見せているので、
 捕らえるのは時間の問題でしょう」

「そうだな。
 実は今は別のことを考えている」

光海の脳裏には、“チョナは随分前から私をご存知です。昔からです”とのファイの言葉です。

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そのファイはここで“慈悲の女神の目”の数珠を失くしているのに気付き、夜にもかかわらず火器都監に入れて貰い、探します。

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こちらはチョン尚宮

「気にかかることがございます」

「何のことか?」

「火器都監での事故の際に見かけた男です。
 既に会っている気がします。
 慶運殿(徳寿宮)に来た男です」

女官が湯薬を持ってきます。
そこで気付きます。
女官の腕に“慈悲の女神の目”のブレスレットです。

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「これをどこで?!」

「媽媽お許しください。 門番の兵士から貰いました」

その数珠を取り上げて、
「兵士はどこだ?!」
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「媽媽、兵士は常に交代しています」

「これは公主のものなのだ!」

「え?!」

「これはあの日、チョンミョンに持たせたのだ!」

「媽媽…」

「公主、チョンミョンが…」
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火器都監で待っていたキム尚宮

「付いて来い」

「…」

「聞こえないのか? チョナがお呼びだ」

キム尚宮に呼ばれて王宮に着たファイ

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光海は菓子を用意させて、二人だけに…。

「さあ、受けてくれ」

「いいえ」

「ホン校理と一緒に仕事していると、
 彼と同じように王命を軽んじるのか?」

「…」

「心配は要らないから、気をゆるめてくれ」
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ファイは菓子を食べます

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今度は、
「茶を一杯注いで貰えないか?」

「はい」
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その食べる仕草とお茶の作法が光海を惹き付けます。

「…」

「大変失礼ですが、
 なぜ私をお呼びになったのでしょうか?」

「そなたは日本で奴隷だったのか?
 朝鮮ではどこに住んでいたのか?」

「…。
 慶尚道(キョンサンド)の東海(トンへ)です」

「なるほど東海か。 私もあの町は知っている。
 人々がとても親切なところだ」

「はい、チョナ」

「どうやって日本に?」

「父親が漁師だったので一緒に漂流してしまって、 
 日本に漂着しました」

「そうか…」

「…」

「いったいそなたは誰なのか?」

「…」

「私の前で上手くしゃべっているつもりだろうが、
 どうも嘘をつくのが上手じゃないな。
 そなたは東海に行ったこともなく、
 父親は漁師ではないはずだ」

「チョナ…」

「そのまなざしには覚えがあるからだ。
 なぜか近親感がある。
 最初に会った時からだ」

「…」

「しかも、“以前から知っている”とそなたは言った」

「チョナ。
 あの時は考えてもいませんでしたから…」

いいや、その菓子の食べ方。
 そなたは紙に包んで食べた。
 さらには宮中での作法を知っている。
 茶の注ぎ方もだ


「…」

光海は刀を抜いて、
「なぜ火器都監に入ったのか?!」
 
「…」

「いったいそなたは誰なのかと聞いているんだ!」
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<王朝絵巻 シーズン2>
実話とフィクションと④

許筠(ホ・ギュン)と洪吉童伝(ホンギルドン)


ホ・ギュンは科挙試験に合格して高級官僚への道を進んでいた人。
今回のホ・ギュンは親明国派で、反光海なのですが、映画『王になった男(原題「光海」)』では光海君の側近中の側近で、つまり王の補佐官でした。

実在の人物は、その姉が詩人であったように、彼も文才に恵まれていました。
官僚時代に密かに書いた小説が『洪吉童伝』の時代背景は第4代王・世宗(セジョン)の頃です。
ただし、この小説は身分制度や王政を批判する、いわば“自由主義”小説であったために反逆罪で死罪になります。
49歳(1569~1618年)でした。

このドラマでも、大変な知恵者ではあったのですが知恵に溺れるというか、
大妃に仕組んだ謀反の罠が見破られて1618年に死罪となります。

ところで、サルも木から落ちるといいますが、百日紅(サルスベリ)の木をご存知でしょうか?
甲殻類や爬虫類など、成長するにつれて脱皮する動物がいます。
大きくなるためには硬い甲羅は脱ぎ捨てるのでしょうね。
歩いていたら、この木。
もう白い花の季節は終ろうとしていまが、木皮をみずから脱いでいくのがサルスベリのようです。
それに合わせて、木皮がとればツルツルになりますから、さしものサルとて滑ってしまうかも…。
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