華政 第9話(中) 江戸の町視察

第9話(中)江戸の町視察

サムライの服に着換えたジュウォン

「お! なかなか似合うな!」
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マルノもファイの最終目的は解っていたようで、
「もう十分利用した。大金も掴めそうだし…。
 わずか100文で買った娘さ。
 奴隷の娘にとってはこの手段しかない」

と朝鮮王国への帰国は黙認すると。

「…」

「しかし、簡単じゃない」
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ジュウォンの動きは逐一、カン・ジュソンに報告されています。

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イダチ

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「まずは2万斤で、支払いは明国以上」

さらには、
「毎月同量で、1年に24万斤を
 朝鮮の火器都監に用意して欲しい」とジュウォン

「また、顧客は朝鮮の国王だから、
 頭領にとってはこの上ないはずだ」

「度胸が良いな。
 心意気が気に入った。
 しかし、それでもダメだ」

「朝鮮との密貿易の経験は、
 長いから解るだろう」と韓国で、

ジュウォンは、
「商団の安全を保障し、
 他方では高麗人参と塩の販売独占権を提供する」

しかし、
「それでもダメだな。
 俺達の将軍が長年明国との義理を守ってきた。
 いまさら、
 その義理を捨てて俺がそうする理由があるか?」

「しかしイダチ…」

「いいから追い出せ!」

そこでファイ

「明国への忠誠がどうだって言うのか?」

「?!」

「イダチ。 あんたは商人だろう?
 商人は金次第だ。どこに忠誠心が必要なのか?
 商談にはもっと納得がいく言葉がないのか?」

「何だと?!」

「計算してみろ。
 明国との取引を半分に減らしたとしても、
 今後の利益は2倍になるぞ。
 それを見逃すのか?」

「誰に向かって…!
 今すぐにこの生意気な奴を引っ張り出して、
 殺れ!」

連れ出されようとするファイ。

ジュウォンが「その手を離せ!」

「私は使節団として来た。
 通信使の一人を殺すとどうなるか分かっているのか?」

ファイに向かって、
「どうだ、イダチの言うとおりだ。
 江戸から明までは1ヶ月の船旅だ。
 しかし、釜山までは15日。
 高麗人参と塩を積み込んでそれも売れば、
 銀2000両になるから、年間では2万4000銀だ。
 きっとその計算も頭領にあるはずだ。
 私はもう付け加えることはない」

「…」

「我々と取引するかどうか、もう決めてくれ」

「お前はなかなかの若者だな」

「…」

「いいだろう。 だがもう一つ約束してくれ…」
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取引が終って

「あ~、良かった」

「“良かった”とは何だ?! 
 もう少しでお前は全てを失うところだったんだぞ!」

「…」

「イダチがどんな奴なのか解っていたのか?!
 二人とも危険なところだったんだぞ。
 朝鮮王国の王はこの取引に期待しているのだ」

「…」

「これはヤクザとの取引なんだ」

「国家と王が、この取引に頼っていると言うのか?
 あんたにはそれが重要かも知れないな」

「…」

「さっきは
 あんたが言うように怒ってしまって申し訳ない。
 すまないな。 あんたの言うとおりだ」

「…」

「しかし、そんなことで怒ると思うのか?」

「何だと?!」

「さあ、行こう。危機は脱した。
 どっかで飲んで食べよう」
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蕎麦屋

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「あ~、遠くから来たもんだな。
 でも、
 いつも緊張してばかりはいられないだろう?」

「ちょっと待ってくれ。記録を残さないと…」

「あ~、お役人だからな。でもこれは美味いぞ」
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ということで、日本の文化や風習を記録に残そうとするジュウォン。
お化け屋敷、的屋、ガマ油売りに髪結…。

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(ファイは武術は経験ありません)

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「あんな大きなことの後は余裕だな。
 しかし、今夜が命がけだったな」

ということはさておき、今度は銭湯。

これは漢陽にもあるというジュウォンですが、出てくるのは男女二人連れ。

「?!」

「ははは、ここは混浴だ」

「!」
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勧められても入らないジュウォンでした。

次は遊郭…。
でも、中には入らない。
そんな堅物のジュウォンを見ながら、昔の“ホン・ジュウォン”を思い出すファイでした。

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ここは明との国境

光海が好物のチャプチェをいつも準備するために、食事に使う野菜の洗い方を指導しているのはイチョムの配下イ・チョンと食堂係り。

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# 左はウンソル。中央はオクチュ

「だからチャプチェ旦那と呼ばれているんだ」

こんな噂をしているのは、硝石担当の班長と硫黄担当の班長

「仕事に献身するのは素晴らしいもんだ。
 しかし、
 俺達の硫黄房には技術者が足りないんだ」
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チャプチェ旦那がイチョムに報告

「チョナは早い食事の後、すぐに就寝されました」
光海の様子を常に伺っているイチョムは、何が目的で国境まで光海が来たのかといぶかっています。

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生真面目なジュウォンは、風俗・文化ももらさずにメモを取りながらの市内視察。
他方、光海君は国境を越えて捕虜の救出に向かう予定です。
あの“鷹”が伝えてきた伝書には日時だけの連絡でしたが、それは光海が明国に送り込んでいたスパイからです。

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外交使節③

昨日は、貿易・経済を考えると、
「“鎖国”と言うのは政治制度。
庶民の実態は大いに交易・交流を享受した」
と書きました。

江戸時代の後期1828年9月のこと、
オランダ商館付の医師シーボルトが出国する際、
所持品の中に国外に持ち出すことが禁じられていた、
日本地図などが見つかり、
国外退出と再入国の禁止処分となりました。
シーボルト事件です。
“鎖国”という制度は、
国防のための情報漏洩を防ぐという、
国の政策があったことが窺えます。

ただし、私の故郷・長崎には、当時の欧州、中国、韓国との交流の跡が多々です。
また、長崎には毎月のように観光行事があるのですが、欧州・中国・韓国からの文化紹介を兼ねて、各国の領事館が参加するのが恒例です。

こうして思うと、文化交流はとても大切なことだと再認識する次第です。
ドラマではジュウォンとチョンミョンは港町で“イダチ(日本人商人)”に再度会って、日本経由での大陸の情勢を収集することになります。

絶望は負け
(2015.07.24)

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