華政 第8話(上) 朝鮮通信使

華政 第8話(上) 朝鮮通信使

光海君在位10年目(1618年)

# ドラマではもう成人した様子ですが、
 歴史上の年齢は以下です。
 チョンミョン(貞明)公主、15歳
 クァンへ(光海君)、43歳
 インモク(仁穆)大妃34歳
 それにホン・ジュウォンは12歳

朝鮮王国北方の国境地帯
(当時は“漢民族の明”が北方民族の“女真~後の金”の勢力に押され、
さらに、後金により明が倒されて、“清(北方民族)”に変って行きます。

外壁に立つのはジュウォン

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「…」
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# ジュウォンは科挙試験に受かり、
 配属は承文院(外交文書を扱う部署)。
 校理(キョリ:従5品の文官)と呼ばれます。
 ただし、彼は“火器都監”の担当を志願。

長崎の硫黄鉱山の再爆発

チャギョン、クボクそして、
チョンミョンは“ファイ(火伊)”の名で成長。

「やあ、クボクや!
 火山が爆発すると警告したのに!
 あんたのお陰で死ぬところだった」
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チャギョンが、
「ファイ!大丈夫か?」

「大丈夫かって?!
 このブタを引っ張って来たわ。
 背骨が折れた気がする」

「アイゴ~、ファイや。
 お礼言っているじゃないか~。
 お陰で命拾いしたんだ」
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ファイはすっかり硫黄火山だけでなく、硫黄製造のノウハウまでマスターしているようで、あの親分たちからも信用を得ているようです。
チャギョンも同様に鉱山技師です

今度は“良質”の硫黄の密貿易

「おいファイ!」

「大丈夫だ。
 窯(キルン)も問題ないと思う」

「そうか、本当か?」

「お~。
 しかし、不純物が混入しているから作り直しだ」

「全部にか?」

「ええ、全部」

「しかし、取引は今日ですよ、どうしますか親分?」

「約束の貿易は今日だ。
 もう時間も残っていない。 どうやって…
 良質のブツを手に入れるというのか?」
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チャギョンは、
「そうさ。 奴らの目つきはちょっと鋭いから、
 きっと刀の使い方も知っているだろう」

「おい、こいつめ! 俺をからかうのか?」

「ボス。 俺らは飾りじゃないですよ。
 奴らが刀を抜けば、俺らだって…」

「どんな刀なのか?
 お前たちは鞘から抜いて
 手入れすることしか経験ないくせに」

「あ!すまん。
 朝鮮語が少しは分かるんだったな」

「まて、時間がない!
 何とかいい方法はないのか?!」

そこでファイ

「マルノ」

「どうした?」

「密売商は今日なのか? 朝鮮からなのか?
 そうだったら3ヶ月前に来た連中なのか?」

「そうだが、なぜだ?」

「どうしようもないな」
と言いつつ妙案を出したようです。

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船着場

「ところで、こんな方法で通用すると思っているのか?」

「他に良い解決方法はあると言うのか?」
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やって来た密売商人

「長旅で座っているのもつかれた。
 早くしないと役人に見つかる。
 お前たちの首も飛ぶだろうからな」
と、早速ブツのチェック。

実はファイは
硫黄は全部そのまま持っていけ」
というアイデアで、他には何もなし。

密売人に親分は、
「それは全部良質だから見るまでもないさ」

「しかし、良く調べてみないとな」

砕いて粉を舐めてみる先方。
「これが良質とでも言うのか?!」
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そこに船中から現れた男(#)

「いいから時間がない」

密売商人が、
「はい、ナウリ(旦那様)」と呼んでいるように、
王朝の役人(実はカン・ジュソンの部下)です。

「約束どおり、銀30両だ。 調べてくれ」

今度は親分
「アイゴ~、俺達は最初の貿易じゃない。
 信用しているのに…」
と言いつつチェック。

「…」
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取引が成立して、ほっとする親分

「あいご~小便をちびるところだったぞ!
 奴らは分からないんだな。
 もっと早く分かって、
 いたらこんなに怯えなかった」

「しかしお前は、
 奴らが見抜けないのをなぜ知っていたのか?」
(チェギョン)

「最初の取引の時から変だった。 彼らは誰も、
 硫黄のことが分かっていないように見えたからさ」
(ファイ)

「え?」

「態度は大きかったが見せかけさ。
 彼らは硫黄のことは知らない。
 それよりもあの役人のことが気になる。
 とにかく硫黄を欲しがっていた。
 しかし品質への関心がまったく無い様だった」

ファイが不思議がっていたように、
あの役人は、
買った硫黄を全部海に捨てさせます。

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そんなファイにクボクが、
「マルノが、1ヶ月以内に
 江戸で大きな商売があると言っていたぞ。
 朝鮮から使節団(# 通信使)が来るらしい」

「!」
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火器都監(ファギドガム):漢陽

明国からの硫黄の供給が少ないと騒いでいます。

「硝石はあるのか?」
そう言うのはホン・ジュウォン

「ええ、十分あります。
 しっかり在庫を管理していますから」

そこで班長二人の言い合いになります。
「何を言い出すんだ?!
 半島には硫黄が無いから、
 明国は質の悪いやつしか回してこないんだ」

「それは硝石だって同じだろう…」

韓国半島には、
硫黄鉱山や硝石の鉱山がほとんどないとのこと。

「今日は最初の火薬の試験だというのに…」
とジュウォン。

そこに、
「ナウリ! 校理ナウリ! 騒動です!」
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イ・イチョムが(式典大臣として)来ています。
「王命がないと中には入れません」と言う官吏と
イチョムの部下がもめています。

「通行証はありますか?」
(ジュウォン)

「なんだと?」

「その男の手を離してください。
 通行証か王命が無い限り
 “部外者”は中には入れません」

「部外者だと?!
 この方を知らないのか?!」

「ふふ、
 上司の名前を知らないのかという意味なのか?」

イ・イチョムは知っていたようで、
先にジュウォンの名前を出して、

「前の捕盗庁長官の長男で、
 科挙試験に受かって校理になったものの、
 今は火器都監に左遷のようだな」

しかし、こいつは固い男だから、
「こんな仕事が向いている」と言って、
イチョムは立ち去ります。

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官吏が
「イ・イチョム大監だと知っていたのですか?
 目を付けられます」

「そうだな、私の方こそずっと目を付けていた」
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ジュウォンのクールさは評判のようです。

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光海君の視察

「さあ、撃ってみろ」
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光海君は15年の在位なので、
残りはあと5年です。
1623年のクーデターの模様は今週放送(第29話~第30話)分となります。
Innolife(エンタメ)Newsでは次の記事がありました。

MBC『華政』では、綾陽君(キム・ジェウォン)が謀反を準備する姿が描かれた。
光海(チャ・スンウォン)は謀反の機運を感知し、自分側の人たち、貞明公主(イ・ヨニ)やホン・ジュウォン(ソ・ガンジュン)、火器都監の職人らを守ろうとする計画を立てた。
綾陽君は自分と志を一緒にする大臣らと夜、宮を攻め入り、光海は拉致された貞明を救った後、イヌ(ハン・ジュワン)に頼んで貞明とジュウォンが宮に来ることができないようにする。

自ら王の座から降りて貞明を訪ねた光海君は「おまえにこの言葉を伝えるのが私が最後にすること」と言いながら「勝利しなさい、必ず。彼らとともに」という意味深長な言葉を残した。
殿に攻め入った綾陽君は空の王座を見て兵に光海君を探すように指示した。
綾陽君は「必ず私の手でやつの首を切ってやる」と歯ぎしりした。
また自ら王座に座って自分の志を果たしたことに感激した。

なお、史実では光海君は“流刑地”の済州島で66歳の生涯を終えます。

ところで、私の故郷は長崎なので、ドラマの硫黄鉱山のイメージはよく分かります。
長崎県には島原半島にしか活火山はないので、過去は、そこから硫黄が江戸や韓国に運ばれていたと考えられます。

話は飛びますが、テレビドラマの「水戸黄門」のこと。
全国行脚はフィクションだと思いますが、長崎はオランダだけでなく“対馬”経由で朝鮮王朝との貿易が認められていたので、水戸黄門が訪問すると仮定すれば、
オランダ、中国、韓国との文化交流の脚本が書けたのに…。
などと思っています。

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