<王朝絵巻> 用語集

# このページはこれまでの歴史ドラマ、ネット検索、
 および書籍から戴いた“王朝用語”です。
 KJSの備忘録のためですが
 参考にしていただければ幸甚です。

siro2.jpg
(水原市華城にて2015.04撮影)

<『亀巌ホジュン』などから>

Ⅰ 大自然と薬など

ア行

陰陽(ウム ヤン: 음양)と五行

「頭の円形は天をかたどり、足の方形は地をかたどる」
自然界の万物は陰と陽(地と天)の二気から生ずるとする陰陽思想と、
万物は木・火・土・金・水の五行からなるとする五行思想をあわせたもの。

全ての事象が陰陽と木・火・土・金・水の五要素の組み合わせによって成り立っているとする、中国古代の夏、殷(商)王朝時代にはじまり周王朝時代にほぼ完成した陰陽五行思想。
これと密接な関連を持つ天文学、暦学、易学、時計などが、5世紀から6世紀にかけて飛鳥時代、遅くとも百済から五経博士が来日した512年(継体天皇7年)ないし易博士が来日した554年(欽明天皇15年)の時点までに、中国大陸(後漢(東漢)・隋)から直接、ないし朝鮮半島西域(高句麗・百済)経由で日本に伝来。
(以上、ウィキペディアより)

(以下 『ホジュン』より)
“頭の円形は天をかたどり、足の方形は地をかたどる
 天には四季、人には四肢
 天には五行、人には五臓がある
 天には六極、人には六腑がある
 天に八風があるなら、人には八節があり
 天に九星があるなら、人には九竅がある
 天には十二時、人には十二の経脈があり
 天には二十四節気、人には二十四兪がある”
そして、
 天が365度のように人には365の関節があると…、

陰と陽

「天(陽)は生命を育み、地(陰)は生命を生み出す」
人体の陽と陰は、
「背中と皮膚が陽で、腹部と内臓は陰」
「五臓である肝臓、心臓、脾臓、肺と腎臓が陰」
 六腑である胆、小腸、胃、大腸、膀胱と三焦(リンパ)が陽」

『ホジュン』のセリフからは以下。

「では、人体の陽と陰は?」
「背中と皮膚が陽で、腹部と内臓は陰です」
「もっと詳しく…」
「五臓である肝臓、心臓、脾臓、肺と腎臓が陰で、
 六腑である胆、小腸、胃、大腸、膀胱と三焦(リンパ)が陽です」
「ははは、なかなかだな。 ではもう一つ質問だ。
 冬に米を食べて、夏に麦を食べる理由は?」
「…。 それは旬だからではないでしょうか?」
「んん~、医者とは思えぬ回答だな。
 冬に米を食べるのは天地が陰になるからだ。
 それで夏に育った米の陽で陰陽の調和を図るんだ。
 麦はその逆だ」
「…」

「医者になるためには1592種類の薬草を覚え、
 五味(甘味、酸味、渋味、辛味、塩辛味)が体に与える影響を知り、
 “怒、喜、思、憂、悲、恐、驚”の七つの感情を知る必要がある。
 しかし、それを全部知っていても、最後に一つ大切なものがある。
 なんだか分かるか?」
「…。 分かりません。なんでしょうか?」
「んん…。クムヒュルだ」

陰虚喘…体力の消耗が原因の喘息
黄柏(おうばく)…キハダの樹皮
王好古…中国・宋時代の医者
陰虚…体内の水分が不足の状態

jini4.jpg
(『亀巌ホジュン』より)

王室用語

 王様の目は眼精(アンジョン)
 眉毛は眼精眉(アンジョンソプ)
 涙は玉涙(オンヌ)
 手は御手(オス)
 指は手指(スジ)
 足は足掌(チョクチャン)
 汗は汗雨(ハヌ)
 血は血(ヒョル)
 小便は尿(チ)
 大便が梅雨(メウ)

瘀血(おけつ)…血流が滞ること

カ行

霍乱(かくらん)…急性の胃腸炎
経脈…五臓六腑を巡る気地の経路
甘草…甘味料 解毒効果もある生薬(黄疸の患者向け)
寒証…体の冷えのこと
滑大脈…つわりによって生じる脈
弦脈…弦を弾くような強い脈
瘧疾(ぎゃくしつ)…マラリア

九竅(きゅうきょう)…両目・耳の孔・鼻の孔・口・尿道・肛門
「天には九星があり、人には九竅(きゅうきょう)がある」
「天には12の時があり、人には12の経脈がある」

五行…木、火、土、金、水
五臓…心臓、肝臓、腎臓、脾臓、肺
「天には五行があり、人には五臓がある」

クムヒュル(矜恤:きょうじゅつ)…病に苦しむ患者を哀れみ、思いやる心

“九鍼の戯”
9本の鍼をニワトリに刺し、鶏が鳴いたり、死んだりしたら、
その方が負けというものです。
(九鍼戯:クチムジ)

後漢時代に華佗(かだ:ファタ)が提案したもので、
医者生命を掛ける競技

生きたニワトリに5鍼で凡医
6鍼で巧医 7鍼で明医 8鍼は大医(デウィイ)
9鍼で太医(テウィイ)

結脈(けつみゃく)
 (血流が穏やかで不規則なこと)
「結脈(けつみゃく)を直すには
 まず体を陽の気で包まないといけません」
「では人参膏(インサンゴ)と独参湯(トクサンタン)にしましょう」

血虚…血流が下がっている状態
陰虚…体内の水分が不足の状態

古書

皇甫謐…中国・西晋時代の学者“鍼灸甲乙経”
渇洪…中国・東晋時代の著述家“包朴子”
姚(よう)僧垣…中国・南北朝時代の名医“集験方”
王綸…中国・明時代の医者“明医雑著”
世宗(セジョン:第4代王)時代の
生薬などの書物“医方類聚(ウィバニュチュ)”
“郷薬集成方(ヒョンヤクチプソンバン)”

血暈(けつうん)…産後のめまい
血崩(けっぽう)…外陰部からの出血。
  血流が悪い瘀血が原因で起きる、内臓疾患。
  女性の場合は子宮からの出血がある。

血暈(けつうん)…産後のめまい
血崩(けっぽう)…外陰部からの出血
瘀血(おけつ)…血流が滞ること

血虚…血流が下がっている状態

五味(甘味、酸味、渋味、辛味、塩辛味)
五味子…咳止め

膠飴(こうい)…もち米と麦芽で作る飴で、滋養強壮に効果

サ行

子種…妊娠中毒症による浮腫
子満…妊娠中の膀胱炎による浮腫
室女病…(シルリョ:ホジュンの言葉)
  女が婚期を過ぎても独り身の場合、
  陰の気が満ち陽の気が不足します。
  陽の気を欲しても供給されないため、
  体内で陰と陽の気が争い、熱が出ます。

四季と四肢
…天に四季があるように、人にも四肢がある。

神、聖、工、巧の4段階
 神とは患者の五色で鼻、目、額、頬それに皮膚の色
 次いで、聖とは音と臭いで診察すること
 三番目の工は患者への問診で判断すること。
 最後の巧は
 患者の脈を取って初めて理解できるという医術

柘木(しゃぼく)…動脈硬化に効果
消渇(ソガリ:糖尿病)
犀角(ソガク)…犀の角で、精神安定の効果がある生薬
生地黄(センジファ)…熱を冷ます生薬
麝香(じゃこう)…香料 鎮痛剤
山参(さんさむ)…山に自生する高麗人参
眞書閣…内医院の書庫
風寒喘(喘息:ぜんそく)
酸棗仁(サンソウニン)…腹痛に効果。また睡眠薬として使用
鞦韆(シュウセン)…ブランコ
信石水母…マラリアを治療する最後の手段の生薬。

タ行

太極旗(たいきょくき)
大韓民国の国旗は太極旗(たいきょくき)と呼ばれる。
白地の中央にある円で「太極」を表し、その中に赤と青の2色からなる「陰陽」があり(青部を上に掲揚するのは逆さであり誤りである)、その周囲四隅に「卦」が配置されたデザインとなっている。
太極旗は李氏朝鮮の高宗時代、1883年旧暦1月27日に朝鮮国の国旗として公布され、1949年10月15日に大韓民国の国旗として採用された。
白地は平和の精神を表し、中央の赤と青からなる「太極円(太極文様)」は、陽・陰がひとつになり万物を創造する、創造の精神を表しているとする。
まわりの四卦は向き合っているもので一つの意味を持っているとする。
乾(けん)が天(左上)、坤(こん)が地(右下)の無窮の精神を表し、坎(かん)が月(右上)、離(り)の日(左下)の光明の精神を表しているとする。

陰陽の国旗

張仲景…中国・後漢時代の医者
丹毒…皮膚の一部が赤く腫れあがる疾患
当帰…貧血に効く
脹満(チャンマン)…虚脹(きょちょう)腹部が膨らみ力がない状態
            実脹(じっちょう)腹部が張り硬くなる状態
中風(チュンブ)…脳卒中
大風瘡(テプンチャン)…ハンセン氏病
前胡(チョノ)…咳止め、食欲回復、胸やけにも効く
蔓人参(つるにんじん)…キキョウ科の多年草の根

腸疾患

湿痢…高い湿度や暴飲暴食で起きる腸疾患

その他、
 熱痢…暑さや飲酒が原因の腸疾患
 寒痢…寒さによる腸疾患
 風痢…細菌性の腸疾患
 気痢…ストレスによる腸疾患
 積痢…消化不良による腸疾患

“怒、喜、思、憂、悲、恐、驚”の七つの感情

ナ行

ナズナ…止血の効果が期待できる

ハ行

鍼の腕
上工、中工、下工

 上工となれば単に経穴を探し当てるだけでなく、
 刺す本数や時間帯も正確に把握できる。
 血脈の場合は浅く刺し、
 五臓は深く、六腑にはそれより浅くなる。
 鍼は体内の
 五臓六腑(陰と陽)の調和(バランス)を良くするためで、
 そのためには患者の体全体を把握することが大切

藩杏(ばんきょう)…海岸の砂地に生える胃薬
瓦松(がしょう)…瓦屋根に生える胃薬
桑黄茸(キノコの一種)…胃薬
附子湯(ぶしとう)…トリカブトを使った鎮痛剤
白朮(ペクチュル)…健胃、強壮、利尿に効く
茯苓(ポンヨン:ぶくりょう)…糖尿病や胃病に効果がある生薬
反胃(パンイ)…胃に硬いしこりができて、
        五臓が衰える、当時の不治の病

マ行

脈気…安定化した血流の気
麦門冬(メンムンド)…心臓の機能を高め、肺を清める
毫鍼…(現代でも)最も多く使われる鍼
木香(もっこう)…胸痛に効果

脈…
 滑大脈…つわりによって生じる脈
 弦脈…弦を弾くような強い脈

<みず>

薬草の効果を出すためには、
1番が井華水(せいかすい:チョンファス)…早朝に汲んだ井戸水。
甘くて毒がなく、暁の気を含んでいる。陰を補うため薬草に使う
2番は寒泉水(かんせんすい:カンチョンス)
…夏は冷たく、冬は暖かい。
 朝、鶏が鳴く前に汲む水
「ユ医院で薬草を煎じるときに使う」
3番は菊花水…菊の花に覆われた泉の水で、
 風邪による疲労に効く
4番は臘雪水(ろうせつすい)
…冬至から3番の未(ヒツジ)の日に汲む雪解けの水。
肝臓の病に効果がある
5番は春雨水…正月に降った雨水。
陽の気を回復させるためのもの。
使う日は選ばないといけない

「腫瘍の毒気を消すには梅雨水(ばいうすい)。
心身の虚弱を治すのが甘爛水(かんらんすい)
かゆみを治すには碧海水(へきかいすい)
骨折や筋の痛みには温泉水
偏頭痛には冷泉水」

ヤ行

熊胆(ユウタン)…解毒、解熱、強壮剤
雄黄…ヒ素の硫化合物で解毒剤

ラ行

六極…天、地、東、西、南、北
六腑…胆、胃、小腸、大腸、膀胱、三焦(リンパ)
「天には六極があり、人には六腑がある」
六淫(リクイン)
 …風・寒・暑・湿・燥・火の六気が人体に悪影響を及ぼすこと

ワ行

<医書の古典>

「これは王好古の“湯液本草”です。
 それにこれは、張仲景の“傷寒論”です」

王好古…中国・宋時代の医者
張仲景…中国・後漢時代の医者

その他、
皇甫謐…中国・西晋時代の学者“鍼灸甲乙経”
渇洪…中国・東晋時代の著述家“包朴子”
姚(よう)僧垣…中国・南北朝時代の名医“集験方”
王綸…中国・明時代の医者“明医雑著”

「それにこれは世宗(セジョン:第4代王)時代の生薬などの書物“医方類聚(ウィバニュチュ)”“郷薬集成方(ヒョンヤクチプソンバン)”」

10000.jpg
(『華政』より)
 
Ⅱ 官位や制度など

6つの局(曹)がある最高機関が「議政府」
それぞれの局を各大臣が統括します。

吏曹(人事担当)、戸曹(税務担当)、礼曹(式典や科挙担当)
兵曹(軍事担当)、刑曹(法務担当)、工曹(土木担当)

省庁の“庁”に相当し、各長官たちが統括する庁には、

承政院(王の秘書)
義禁府(警察)
弘文館(王室の記録担当)
司憲府(官庁を監査する機関)
司諌院(王に諌言する機関)
漢城府(首都の司法や治安を担当)

suzaku.jpg
(朱雀: 故宮にて2015.04 撮影)

(ア行)

礼曹(イェジョ)…祭礼を司る官庁
医女(ウイニョ)

王朝時代の国教・儒教では
人に肌を見せるのは侮辱であったために、
女性は男性医師の診察を嫌ったようです。
そのために、3代王・太宗(テジョン)の時代に、
医女を選抜するようになった。
ただし、良家の女性は
他人の肌を見るような職業には就きたがらず、
賤民からの医女の選出も多かった。
そのために必要以上に低く見られ、
宴席でのお酌を強要されることすらあったとのこと。
11代王・中宗の時代に廃止されているものの、
このドラマにも出てきますが、
後代になっても時にはあったということでしょう。

康煕奉(カン ヒボン)
『ここまで知りたい朝鮮王朝』(2013.6月)
『悪女たちの朝鮮王朝』(2014.6月)など参照
(以下、この出典は<康>と記します)

医生(ウィセン)
 品階は従九品(参奉:チャンボン)と
 従八品(奉事:ポンサ)の間。

五軍営(オグニョン: 軍の制度)

1.訓錬都監(フルリョンドガム)
1593年に設置。主に都の防衛・警備、兵士の育成を担当。

・正一品:都提調(トチェジョ)
・正二品:提調(チェジョ)
・従二品:大将(テジャン)、中軍(チュングン)
・正三品堂上官;別将(ピョルチャン)、千摠(チョンチョン)、局別将(ククピョルチャン/グクピョルチャン)
・従六品:従事官(チョンサグァン)

2.御営庁(オヨンチョン)
1623年に設置。主に都の防衛・警備を担当。

・正一品:都提調(トチェジョ)
・正二品:提調(チェジョ)
・従二品:大将(テジャン)、中軍(チュングン)
・正三品堂上官:別将(ピョルチャン)、千摠(チョンチョン)、別後部千摠(ピョルフプチョンチョン)、騎士将
・従六品:従事官(チョンサグァン)

3.摠戎庁(チョンヨンチョン)
1624年に設置。都の郊外の防衛・警備を担当。

・従二品:使(サ)、中軍(チュングン)
・正三品堂上官:千摠(チョンチョン)、鎮営将、管城将

4.守禦庁(スオチョン)
1626年に設置。南漢山城(ナマンサンソン)の防衛を担当。

・正二品:使(サ)
・正三品堂上官:中軍(チュングン)、鎮営将、別将(ピョルチャン)

5.禁衛営(クミョン)
1682年に設置。兵曹判曹(ピョンジョパンソ)の直属の軍として都の防衛・警備を担当。

・正一品:都提調(トチェジョ)
・正二品:提調(チェジョ)
・従二品:大将(テジャン)、中軍(チュングン)
イ・サンでは禁衛大将(クミテジャン)が敵により始末され、禁衛中軍(クミジュングン:この場合副大将の事)が大将となり、危険な状態になっていました(第41話前後)。
・正三品堂上官:別将(ピョルチャン)、千摠(チョンチョン)、騎士将
・従六品:従事官(チョンサグァン)

(引用させて戴いたサイトは以下です)
http://www.berrys-cafe.jp/pc/book/n1052764/20/

(カ行)

(朝鮮王朝の法典)
經國大典(キョングクテジョン:경국대전)
官妓…官吏専属の芸妓
譏察捕校(キチャルポギョ)…罪人を捜査する役人
郡守(クンス)…郡の長官
観察使(クァンチャルサ)…道の長官

(サ行)

従事官…従六品の捕盗庁(警察)の役人
史曹…文官の人事を司る役所
参判…従二品以上の文官
書堂(ソダン)…塾
産室庁(サンシルチョン)
 …王家の出産の際に臨時に設けられる庁
司諫院(サガウォン)…王に進言する官庁
司憲府(サホンブ)…官吏を監督する官庁

側室の序列

正一品…嬪(ピン:빈)
従一品…貴人(クィイン:귀인)
正二品…昭儀(ソウィ:소의)
従二品…淑儀(スグィ:숙의)
正三品…昭容(ソヨン:소용)
従三品…淑容(スギョン:숙용)
正四品…昭媛(ソウォン:소원)
従四品…淑媛(スグォン:숙원)

2433b_20150530083916d65.jpg
(『チャン・オクチョン』より)

席藁待罪 (ソッコテジェ:석고대죄) 
むしろを敷いて嘆願すること。

(タ行)

湯薬房(たんやくぱん)…飲み薬の調合をするところ
初学医(チョハギ)…医女の下のランク
従事官(チョンサグァン)…捕盗庁(ホドチョン:警察)の従六品武官
謫所…流刑地
節制都尉(チョルチェドウィ)…従六品の中級武官
雑挙(チャプカ)試験…医官や訳官の国家試験

左議政 [チャウィジョン:좌의정] 
議政府(ウィジョンブ)に属して百官を統率して一般政治および外交の仕事を請けおった正一品位。 右議政より地位が上で、領議政の下になる。

右議政 [ウウィジョン:우의정] 
日本の右大臣に相当する重職。議政府(ウィジョンブ)に属した正一位。右相[ウサン:우상]とも。

主簿(チュブ)…従六品の中級文官)
至密(チミル)尚宮…王の世話ができる最高尚宮(秘書)
種薬書員(チョンヤクソウォン)…生薬倉庫の管理人
典医監(チョニガム)…薬の管理や医師の教育を行う官庁
従事官(チョンサグァン:従六品)のジョンミョン
春秋館(チュンチュグァン)…文書・記録の管理所
貞敬夫人(チョンギョンブイン)
 …正・従一品の官吏の妻に与えられる称号
台諌(テガン)…王に進言し諌める官庁

(ナ行)

内医院(ネイウォン)…王室所属の医療機関
内官 [ネグァン:내관]=内侍 
内禁衛 [ネグミ:내금위]…王の側近で護衛を引き受けた軍隊。

内侍 [ネシ:내시]…
内侍府に属した宮中の男(内官)
王の面倒を見たり宿直などの仕事を請けおった。
全て去勢された人だった。
※高麗期には去勢が前提というわけではない。

女官たち
宮中はおおよそ500人ほどの生活空間

女官たちは王宮内のおおよそ8つの部署に配属されていました。
もっともランクが高かったのが、
・「至密(チミル)」…王と王妃の秘書室
 多くの情報が得られたと思います。

次いで、
・「針房(チムバン)」…衣服や布団などの製作
・「繍房(スバン)」…刺繍をする部署
 王・王妃の衣服製作なら王室に近い関係
 (『チャン・オクチョン』の舞台)

その他、
・「水刺間(スラッカン)」…厨房
 (『チャングムの誓い』の舞台)
・「生菓房(セングァバン)」…飲料水・お菓子担当
・「焼酎房(ソジュバン)」…醸造所
・「洗踏房(セダッパン)」…クリーニング
・「洗水間(セスガン)」…洗濯のみずなどの担当

最初の3部署はランクが高いので、
女官たちも誇示するかのように、
他と違ってチマ(スカート)は左巻きに着ました。
また、
『チャン・オクチョン』でも出てきたように、
王と一夜を過ごした女官は“寵愛”の証に、
チマを裏返しに着たとか…。

(ハ行)

判官(パングァン)…従五品の文官
県監(ヒョンガム)…地方(県)自治体の長
編集官(ピョンスグァン)…「朝鮮王朝実録」の編纂を担当
刑曹議郎(ヒョンジョウィラン)…司法を司る官庁
府尹(プユン)…州の府の長官
号牌(ホべ)…身分証
副提調(プジェジョ)…内医院の技術系の上級職
背講(ぺがん)…医書の内容を暗証すること
輔国崇禄大夫(ポグクスンノクテブ)…正一品

扁額
中門の扁額には、
「調和御薬(チョファオヤク)」…王の薬を作ること
「保護聖躬(ホボンソグン)」…王の健康を守ること
政庁の扁額には、
「調摂修養(チョソプスヤン)」…体には摂生が重要であること
「薬石次之(ヤクソクチャジ)」…薬と鍼は二の次

(マ行)

明心宝鑑(ミョンシム ボガム)…高麗時代の儒教の格言集

(ヤ行)

令監(ヨンガム)…従二位、正三位の高官
訳官(ヨックァン)…通訳
儒医(ユイ)…両班出身の医官
領議政(ヨンイジョン)…正一品の総理大臣

ラ行

領義政…正一品(総理大臣にあたる)

ワ行

<身分制度>

良賤制(ヤンチョンジェ:양천제)として、
良人(ヤンイン:양인)と賎人(チョニン:천인)の
2つの身分が制定されていた。

慣例による4身分はそれぞれ以下

両班(ヤンバン:양반)
文官が武官よりも上に位置する。
文官は、
科挙(クァゴ:과거)試験により国家公務員に登用。
科挙は国家試験にあたり、
父、祖父、曽祖父、母方の祖父の中で科挙の合格者で
5品以上の官職についたものがいれば家族は両班。
従って代々に亘り両班の身分を維持するために、
両班の家族は
息子には科挙の試験勉強をさせるということになる。

中人(チュンイン:중인)
医官(ウィグァン:의관)や通訳のような専門職。

そして被支配者階級の
常人(サンイン:상인) 常民(サンミン:상민)は、
主に農業に従事しています。
また、商工業を営んでいるものも常人です。

賎人(チョンイン:천인)または賎民(チョンミン:천민)は
奴婢(ノビ:노비)のこと。
奴婢には王宮や官庁での仕事に従事する
公奴婢(コンノビ:공노비)と
両班の私有財産の
私奴婢(サノビ:사노비)。

jinipp.jpg
(『亀巌ホジュン』より)

にほんブログ村テレビブログ韓国ドラマへ

1週間のランキング@「にほんブログ村」
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ユーモン

Author:ユーモン
ドラマは たくさんのことを 教えてくれます

最新記事
最新コメント
王朝用語・脚本家など
ドラマと映画・感想など

openclose