<王朝絵巻> パート6 (下) まとめ

<王朝絵巻>パート6 (下) これまでのまとめ

(前回のつづき)

-皇后暗殺事件の影響-

明成皇后の暗殺後、
高宗はロシアの領事館に逃れて、執政します。
これからが日露戦争へと歴史が動きます。

(ウィキペディアより)
安川寿之輔や金文子は、閔妃は、微妙なバランス感覚による外交政策を得意にしていたが、日本では事件後ことさら閔妃を誹謗し、事件を閔妃と大院君との権力闘争の帰結として面白おかしく描くような言説が流布されたとし、そうした情報操作には福澤諭吉の関与があったと主張している。
この事件を期に、興宣大院君と高宗の亀裂は決定的となり、興宣大院君は失脚した。3年後(1898年)に興宣大院君が亡くなったさいも略式の葬儀しか行われず、しかも高宗は父親の葬儀に参列しなかった。

福澤諭吉の「脱亜論」

金谷俊一郎『米中韓と日本の歴史』
(2014.10月、朝日新聞出版)P.59では、

「脱亜論(1885年)」について、
…日本は朝鮮や清国と絶縁して、欧米文明諸国と同じ態度で朝鮮や清国に接するべき…
(中略)。
 さらに、福沢は、日本は強大国を目指してアジアの覇権を狙うべきであると主張します。
以上の後段からあるように、現代の目から見ると非常に危険な軍事的思想を広げることになりました。
今度はロシア南下を阻止しようとする日本だけでなく、
英国および米国も日本を支持することとなります。
こうした背景があり、1904年に日露戦争が勃発。

-韓国併合へ-

日本にとっての脅威はロシアの南下ですので、
韓国の統治に乗り出します。
これからが韓国国民にとっての負の歴史です。

1905年に日本はそれまでの日英同盟の改定と共に、
米国とはタフト協定を結び、英米の承認を得て、
韓国併合で保護国化とすることになります。

当然ながら韓国の皇室は国際世論に訴えるのですが、
欧米諸国は既に無視する態度でした。
韓半島では反日の義兵運動が散発し、
1909年には韓国の独立派によって、
伊藤博文・前韓国統監の暗殺事件が起きました。
そして、
日本は1910年に英国とロシアの承認の下、
韓国併合条約を結び、植民地化します。

<王朝絵巻>パート6での歴史の流れはここまでにします
さて、<王朝絵巻>これまでのまとめ

昨年の秋からおよそ3シーズンに亘って、
朝鮮王朝518年の中期以降を中心に、
日本語の本で調べて、パート6まで書きました。
これまで調べたことから、
次に挙げる①と③はほぼ事実だと、自分なりに自信があります。

第15代王・海光君は、
 罪よりも功績が大きかった。
張禧嬪(チャンヒビン:オクチョン)は、
 派閥間の政争の犠牲であった。
③日韓・韓日関係は19世紀まで良かった
 禍根を作ったのは20世紀前半の50年の間。

そして、①と②の罪のことを追記しておきます。

chan gumi

当時の王宮というのは、楕円形の敷地で、
東西と南北にそれぞれ、
ソウル地下鉄の電車の駅の数にすれば、
4~5駅くらいもあります。
この広大な空間の中で何が起きたのか?
正確な記録はありません。
でっちあげが多々あったと思います。
ただ一つ、
「朝鮮王朝実録」に記された王と王妃の記録だけが正史。
なお、側室に関した記録はほとんど残されていません。
この正史から、
海光君とその後の19代王・粛宗、21代王・英祖、
そして22代王・正祖(チョンジョ)は、
国民の味方だったと言っても過言ではないと思います。

それは、両班の既得権益である、
「免税」と「兵役免除」を見直そうとしたからです。
当時はアンタッチャブルであった身分制度の中でも、
とくに、派閥に分かれて、両班が横暴・傲慢だったので、
そこのところにメスを入れ、力を削ぎ、
国防と王権の回復に努力しました。
命を狙われる王の映画やドラマは、
詳細はフィクションだとはいえ、事実でもあった。
その最大の犠牲者が光海君であり、
彼は謀反により追放され、おくり名さえありません。

『トンイ』と『チャン・オクチョン』のドラマも
フィクションがほとんどで、事実として残るのは、
それぞれが、
「追放」と「死罪」を命じられたということだけ。
ただ一点、
「朝鮮王朝実録」には女性の記述が少ない中で、
珍しく、チャン・オクチョンは容姿端麗であったと、
容姿に関する記録が残っているそうです。

co end

明日からは『チャン オクチョン』を始めます。

『トンイ』ではチ・ジニが粛宗(スクチョン)を演じました。
今回の『チャン オクチョン』ではユ・アイン。
この二人のトンイとの関係がどのように違うのか?
興味があります。

さらに、何よりも第19代のイ・スン(粛宗)から、
『逆鱗』でのイ・サン(第22代)までのことは
<王朝絵巻>でも触れたように、
社会・経済がとても発展した時代なので、
その面での興味もあります。

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