『相続者たち』 どんな王冠だったのでしょうか?

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「王冠を被る者 その重さに耐えろ」
『相続者たち』

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(ソウル・秋の徳寿宮の塀  
 カップルがいつかは歩くであろう小路)

1.年の瀬ですね

首都圏では、新大久保、上野、横浜でしょうか?
レストランの集中度から見て、韓国街が大きいと言われます。
私がランチや呑みに行くのは赤坂。
しかし、
知り合いの韓国人男性諸氏はドラマをほとんど見ていないので、
彼らとはもっぱら仕事の話。なのですが、
韓国料理屋の女将や従業員の女性にはドラマファンが多いですね。

彼女たちは、
『男が愛する時』のテサンように一途に思い続ける男性が好き。
また、今回の『相続者たち』のように、振れないウンサンが好き。
なので、『ファッション王』や『男が愛する時』の
シン・セギョンの役柄には不服。
「脚本選びが下手」との声もあるくらいです。
しかし、もしも、彼女があえて選んでいたとすれば相当に計算高い。
私はそうも思えます。

ところで、今回のチェ・ヨンドのこと。
人を愛するということでは、
キム・タンが先に成長を見せたと思いますが、
愛し方を知らないヨンドへの好感を持つ女性が多いことに、
私としては愕然としました。

なぜなのかと聞くと、
「女は完璧な男は望まない」
「男の欠陥を自分の好きなように変える・育てる」
こうした本能だと…。
母性でしょうか?

片思いのヨンドには
「嫉妬」などをコントロールして成長するものだと、
男性目線からコメントしました。しかし、
考え方によっては
母性の心のほうが幅が大きいのかもしれません。
逆に「男はこうあるべき」と思う男性目線の方が狭いか…?

同じく、
「愛しかたを知らなかった、自分も教えることができなかった」
と、エストが自分の娘のラヘルのことをジェホに話しました。
どうでしょうか?
実生活では「教える」というのは難しいと思います。
しかし、韓国ドラマが描くくっきりとした人物像を
母と娘が語り合えるならば、それは羨ましいと思います。

ジェホとチャニョンが釣りをしながら
父と息子の関係を確かめると言っていますが、
これも羨ましいですね…。

こうした意味においては、
ギエとタンという母と息子の関係も羨ましく、
他方ではワインだけが母の象徴であるウォンは寂しい。
最後にウォンはタンに「寂しい」と言って、
「傍にいてくれる方がまだましだ」とも言いました。

さて、イノライフの記事。
あえて、シビアな記事を第19話(下)にコピペしました。
王冠の重みに耐えたのはウォンだけだったとの記述があります。
そうだとは思いません。
イ・ミンホも撮影終了に伴って、インタビューに答えているように、
タンの王冠は「自由・リベラルなもの」であって、
保守的な父との戦いに勝つことであり、
ギエを励まし、ウンサンには勇気を与えるものだったと思います。
そして、重い壁を崩したと思います。

nana 相続者たち DVD Ep ending
(photo by nana)

2.<イノライフ(エンタメ)ニュースから>

物足りなさが残る龍頭蛇尾の結末だった

SBSの水木ドラマ『王冠を被ろうとする者、その重さに耐えよ - 相続人たち(以下、相続人たち)』は、12日の第20話の放送を最後に大詰めの幕を下ろした。

明らかに『相続人たち』はドラマとして成功した。
視聴率上昇の勢いが続き、ずっと水木ドラマ1位の座を守り、競争作『メディカルトップチーム』、『きれいな男』との差も20%以上広げた。
韓国ドラマの次世代走者である{イ・ミンホ}、{パク・シネ}の健在も再確認し、{キム・ウビン}、{カン・ハヌル}、{カン・ミンヒョク}、{パク・ヒョンシク}、{キム・ジウォン}、{クリスタル}らがどれだけ魅力的な俳優なのかも分かった。

しかし、キム・ウンスク作家が、見せた“龍頭蛇尾の結末”の歩みから抜け出せなかったという点では物足りなさが残る。
『パリの恋人』を通じて“これは全部夢”という記録に残る初の衝撃的な結末を見せたキム・ウンスク作家は『紳士の品格』、『シークレットガーデン』などの愛された放映終了を控えて力がすっと抜けた結末に物足りなさを醸したことがある。

『相続人たち』も特に異なっていない。
王冠の重さに耐えた人物もまた、振り返ってみるとキム・ウォン({チェ・ジンヒョク})だけだった
キム・ウォンは、自分に与えられた王冠の重さに耐えるために愛を捨てた。
自分に許された唯一の避難所だったチョン・ヒョンジュ({イム・ジュウン})と別れた彼は、華やかに輝く王冠を手にするが、毎晩書斎で悲しく泣く。
キム・ウォンは王位を継承することで、自分自身を帝国グループに流刑したのも同然なのだ。

結末のための結末もやはり物足りなさが残る。
一生平行線を走っていた異母兄弟のキム・ウォンとキム・タンは、会社の危機を前にして突然血を分けた兄弟よりも強く結びつき、キム・ウォンは「とても寂しい」とキム・タンに経営の授業を受けるようにとまで言う。
チェ・ヨンドは母を訪ねて行き涙の再会をするが、それだけだ。
結末のための強制的な仕上げは結末までウェルメイドになるところだった『相続人たち』に致命的な汚点となった。

『相続人たち』は確かに毎週水曜日の夜、私たちに喜びと幸福をもたらした。
しかし、2%不足した結末は後々まで物足りなさが残るだろう。

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3.エンディング

これまた女性との感覚の違いでしょうか?

『紳士の品格』のエンディングは、
ソウルから電車で南へ30分ほどの、
龍仁(ヨンイン)市の
宝亭洞(ホジョンドン)のカフェ街で撮影されました。
まるでミュージカルのように出演者が勢ぞろいで踊る中、
キム・ドジンがソ・イスに求婚しました。

楽しいだけでは刺激が足りないのかな…?
「致命的な汚点」の意味が解りません。
でも女将たちは、あれと同じで物足りないと言うんです。
私はありふれた静かな結末が好きだからなのかもしれません。

ともあれ、サムスングループのような財閥の会長だったキム会長。
彼だって
ウンサンからの2冊の本を「しっかり読んでみる」と言ったように、
物足りない王冠の重さに気づいたのかもしれません。
それはやはり、
ギエやタン、ヒナムやウンサンという親子の姿に刺激を受けて、
これから彼も変わっていく…、
あの年齢でも成長を続けるような最終話でした。
社会問題(? 財閥)への切り込みだけでなく、
変わって行く会長の姿・社会の一片を覗かせたと思います。

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(ソウルの徳寿宮の池:10月22日撮影)

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『相続者たち』
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naoさんnanaさんのコメントを順に再度アップしておきます。
上記のイノライフの記事の後です。

イノライフニュースの記事読みました。
鋭いですね。
ウォンだけ耐えた人とありましたが…。
でも、このドラマは18歳までのお話。
彼らのこれからは続くわけですし、これからの将来にどんなことに耐えなければならないかわかりません。

ウンサンは「あなたとは分かれるかもしれないし…」などと、冗談半分で言ったセリフでしたが、ある意味本気も含まれていると思います。
何かの事態で、ウォンのような選択をしなければならない時が来るかもしれませんし。

もちろん、そうならないように、全力でタンは行動(直進)するでしょうが…。

ヨンドだって、他の子供たちも、これから試練が待ち構えていそうです。

女性として、ウォンの婚約者にも注目したら、彼女の人生もまた重さに耐えなければなりませんよね。(お金を持っていない恋人がいると言っていましたものね)

若い時は女性の方が冷静に先まで読んでいる
紳士の品格でも 40歳を過ぎても少年の心を持っている と言っていました。
でも、その、少年の「心」が「直進」につながる
女性には先を読むあまりに動けない ところがありますから。

昔、「男と女が分かり合えない訳」というような本を読んだことがあります。
分かり合えない部分(感覚が違うし)があってこそ、補えるものでしょうか?
陰と陽、プラスとマイナス。男と女。
韓国国旗(太極旗)の中にも陰と陽が描かれています。

ああ、そうだ!こちらではコリをほぐす、リラックスしたいとマッサージ店が多いです。
そのとき、中国人から言われることは、陰と陽、男と女 対でマッサージしてもらってください。ということです。
気の流れ がありますから、男性がマッサージしてもらうときは、女性の施術師さんに。女性の場合は男性にマッサージしてもらってください。
だそうです。
どのような効果の違いがあるか私には分かりませんが、太古の昔からの言い伝え?なんでしょうかね?
(by nao)

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王冠は 何だったのか?
タンは 会社でも父でも母でもなく
王冠は「ウンサンへの愛」 だったと
愛を得るために タンはもがき苦しんだ

王冠は ウンサンもヨンドもラヘルも…みんなそれぞれ違う
ウンサンは 「タンへの愛」
ヨンドは 「母への慕情」であり
ラヘルは 「タンへ恋」

そこに 身分やら親 会社などが付きまとってるから
ある意味ドラマの味方違ってくるのかも?
ウォンにとっての王冠は 「会社を継ぐ」

相続者たち 身分の説明からだったら ウォンが一番合ってるけど
そこが ドラマなんだよね~
彼は大人になっているのよ もう気持ちだけでは進めない
10代まだ未成年 未来は自分で切り開いて行ける
切り開くにも まだ 未熟で子供で 迷いさまよう
危なげなげなくも 未来を夢見て進むわけで

タンが ”直進” ってセリフも
前だけを見て って事ですよね
若さゆえ だから出来る事ってあると思う

全てが 幸せ希望どおりに進める人生なんてない
何かを犠牲にし 挫折し そして そこから這い上がって行く
だたら タンが10年後の夢を語ったんだと思う
みんなが幸せになって欲しいと

けど ウンサンは 夢でしか笑えない人たち
現実を語るのよね! だから 「夢」なんだと…
(by nana)

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1話から 見直しはじめてます
タンが ウンサンに
「勇気を出して!」  という セリフ
実は もう既に 3話で タンがウンサンに話しています

もう~ この時に このセリフを言っていたとは!

そんなこんな ラストを知って見直す楽しさ…
タンが恋に落ちた瞬間!  ウンサンが恋心に気が付いた時
そんな時間 そんな瞬間 また探しながら 
「相続者たち」 ゆっくり見たいです

今日は チャウンサン パクシネちゃんに 会ってきました
とってもチャーミングで綺麗で 可愛くって

また そのレポも UP出来たらばって思ってます
サジン なんだかんだと100枚近く作りました

一枚でも 喜んでもらえたら 嬉しいです
今は 淋しさと充実感がいっぱいです
(by nana)

si hye
(photo by nana)

さて、みなさんの王冠は?
最後にタンへのカリフォルニアの先生からのメッセージ。

…どんな王冠を被ろうとしているのですか?
 それは富? 名声? それとも愛?


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