『信義/神醫』 カットされたエピローグ


カットされたシーン

『信義/神醫』の感想は昨日も少し書きましたが、
時間の経過と共に
まだまだ様々のシーンや思いが湧いてきそうです。
これは私だけではなくて、
皆さんも同じような症候群に陥っていて、
次のドラマには今ひとつ気持ちが乗らない…。

いいですよね、この余韻。
とても甘美な感じです。
これが良い…。チョアヨ…。

ところで、どうしても
書き加えておきたい点があります。
トクソン宮とヨンの最後の対決で
ヨンは意識を失います。
そのためにウンスは
治療器具と薬を取りにソウルに帰るのですが、
倒れたヨンのことは
それから4年後+4日まで映像になりません。

1.涙と雨

ドラマの初期の第5話のこと。
ヨンがウンスから刺された刀の深い傷で
死にかけていた時のこと、
必死で治療するウンスが流す涙がヨンの顔に落ち、
ヨンが蘇るシーンがありました。
これと同じシーンが用意されていたようです。
撮影後に編集されたのか、
先に脚本からカットしたのかは不明ですが、

雨が涙の代わりをするのです

ドラマの終盤(次の動画)ですが、
トクソン宮の屋敷の捜査に入ったウダルチ達。
ウンスがしばらく住んだところでしたので、
ヨンがここでの良かった思い出を聞きます。
また、何が好きかとの問いに、

“雨が一滴、二滴と降り始める時が好き”…。
と言います。

そして、
“黄色い菊と、…
心の中では、
…ダークグレー”(の鎧)と
…背の高い人、手の大きな人、それに…
あなたの声…

トクソン宮との最後の対決の後で、
ヤツの内巧で意識を失うヨン。
ヨンは木の下で死んだように倒れていますが、
そのヨンの顔に、雨粒が一滴、二敵と落ちる。
そして、ウンスの声が聞こえてくる。

“雨が一滴、二滴と降り始める時が好き”…。

実はこれと同じシーンが用意されていたのです。
脚本家泣かせではあるのですが、制作陣の協議、あるいは
演出家の判断でスクリプト(脚本)は変わります。

第5話では次のシーンでした。
撮影の時間が足りなかったのでしょうか?
あるいは雨は撮影しずらいとか…?
よく解りませんが、
これがあれば第5話での感動シーンだったので、
視聴者はググッ~ときたと思います。

第5話(中)より

「隊長をこのままにするのですか?
 薬を飲ませるとか、何とかしてください」

「心臓をモニターする機械が欲しいわ。
 それに吸引器も…」

「何のことか分かりません」

「ここでは私にできることが、
 これ以上ないと言いたいのよ!」

「御医ではないですか…」

「それはあなた達がそう呼んでいるからよ。
 私は頼んだことはないわ」
513e_20120902092238.jpg

「ちょっと…、私は、
 あなたと王との会話を盗み聞きしたわ。
 この野犬みたいな世界で
 生きて来たことが分かったわ。だから、
 あなたがサイコ(精神異常)になった。
 分かったわ。でも、あなただけじゃないわ。
 私たちがこんな世界で生きている限り…、
 誰もが希望のない生活をしているからだわ。
 なぜなの?」
513f_20120902092237.jpg

「…」
513g_20120902092237.jpg
# ヨンの問題は「生きる意志」が弱いこと。

容態急変

「心肺停止だわ!」

「…」

「!」
513h_20120902092236.jpg

人工呼吸

513k_20120902092921.jpg

「!」

やってきたチャン・ビン医師とテマンは
人工呼吸を見て驚き、
しかし、容態の急変に慌てます。

「もう止めてください。
 もう心臓は止まっています」

「ダメだわ!行ってしまうの?
 どこに行くつもりなの?!
 私を一人にしてどこに行くの?
 私をこんな乞食みたいな所に置いて…。
 しかも、この刀傷は私のためよ!
 ダメだわ!
 こんなことは許されないわ!起きて!
 生きて!」
513n_20120902092919.jpg

脈がない!

「…」
513m_20120902092921.jpg

「あなたは言ったじゃない!
 俺の陰に隠れて、ついて来いって!
 私を守ると言ったでしょう?!
 だから私は
 こんなに遠くまで付いて来たのよ!」

「…」
513p_20120902092919.jpg

「あなたは
 私を守ると言ったでしょう?!」
514_20120902092918.jpg

涙を流しながらの人工呼吸

515_20120902093245.jpg

ウンスの涙が
凍り付いたヨンの顔に落ちていきます。

516_20120902093244.jpg

チャン・ビンが胸に耳をあてると!

517_20120902093244.jpg

「心臓が動いています。
 …戻って来ました」
518_20120902093243.jpg

「…」
519_20120902093243.jpg

2.アスピリン

これもカットされたシーンです。

アスピリンもドラマでは小さな脇役です。
100年前の1251年に
タイムスリップしたウンスは
失敗を悔やむ一方で1351年のウンスのために、
未来のウンスとして手帳に導きを書きます。
そして同時に
アスピリンの瓶を元と高麗の国境近くの
「大きな木」の下に埋めます。

1351年。
ヨンは木の下で死んだように倒れている。
そのヨンの顔に、雨粒が一滴、二敵と落ちる。
そして、ウンスの声が聞こえてくる。
“雨が一滴、二滴と降り始める時が好き”…。

この声を開いたヨンが静かに顔を横に回すと、
たくさんの黄菊の茂みの中に、
半分だけ顔を出したアスピリンの瓶を見つける。
これは古びて苔むしたアスピリンの瓶ではあるものの、
ヨンは同時に自分の胸の中を探り、
持っていた瓶からアスピリンを取り出して飲む。
そして、鼓動が強くなり血が再び巡り始める…。
雨は降り続け、そしてヨンは微笑みと共に蘇る。

以上のカットされたシーンは全て、黄色い菊が
咲き乱れる野原で撮影される予定だったのことです。

以上のように、

ドラマの最初のころは、
死にかけていたヨンにウンスが人工呼吸。
(テマンとチャン先生はびっくり…)
そして、
最後のころはヨンがアスピリンを噛み砕いて
ウンスの口の中に流すシーン。
(チェ尚宮は顔を横に向けました…)。

毒野郎(私の造語ではありません)の
トクフン宮との婚儀を阻止するために
ヨンは「これしか方法がない」としてキスしましたが、
それ以外では先の2回。
3回の、それぞれ目的は違うキスだった思います。

でも他の場面でもキスシーンがあった
(そのはずの)ことは一昨日の通りです。
加えて、最後の微笑みあうシーンです。
これは脚本によれば、
ヨンがウンスを引き寄せて
抱き合うことになっていました。

にほんブログ村テレビブログ韓国ドラマへ
「にほんブログ村」ランキング。
「信義/神醫:Faith : The Great Doctor 」


ところで、

このドラマの撮影が忙しいころ…秋。
大陸に住む妹からはこんな便りが届いていました。

重陽節…。
韓国では「重九節」とも言われる。
この日はツバメが江南(こうなん)に戻り、
蛇は土に入り冬眠し、雁が来る日。
韓国では、この日に、山に登り紅葉を楽しみ、
クックヮジュ(菊花酒)や
クックヮジョン(菊花煎)
を山で食べたそうです。
「重九」の茶禮(ちゃれい)は、
身寄りがなく彷徨い死んだ霊魂に対して行うもの。

日本では「重陽節会(ちょうようのせちえ)」
古代日本の宮廷において
9月9日の重陽に行われた節会のこと。
九日節会とも。
最古の記録は天武天皇14年(685年)9月9日
(『日本書紀』・『類聚国史』)とされている。
しかし、廃止された時期もある。
平安時代初期以後定着した。
(by nao)

黄菊の花言葉は「あなたを信じています
このドラマも秋を彩るために準備されたのですね。

ホンコン~シンセン
1000無題シン

にほんブログ村テレビブログ韓国ドラマへ
「にほんブログ村」ランキング。
「信義/神醫:Faith : The Great Doctor 」
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

王朝用語・脚本家など
ドラマと映画・感想など

openclose