信義/神醫 最終話 (上) ふたりの生きる道


最終話

「とにかく医仙に会わせろ」という一方、
トクフン宮が王の執務室に隠した
第3の華佗の遺品(アイテムno.3)を
笛男と火女に探させるために時間を稼ぐキ・チョル。

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「トクソン・ブオン宮!
 気でも狂ったのか?!
 何をしているのか分かっているのか!?」
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「何でもありません。
 自分の所有物を
 取り戻したいだけです。
 ですから
 チョナはここに残り、
 他の者には
 出て行くように言ってください。
 気に障ります。
 邪魔だ!」

ヨンが現れて、

「ウダルチ、チェ・ヨン…」

「プオン宮は狂っている。
 狂気を止められない」

「プオン宮ナウリ、どうしたのですか?」
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「医仙はどこだ?
 彼女を連れて行く必要がある」

「…」
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ヨンの震える右手を見て
トルベは長刀を握りしめます

「ハジマ(止めろ)…」

「こっちだ!」
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「ハジマ!」

ヨンを言葉を振り切って挑むトルベ。
しかし
トルベはキ・チョルに首をつかまれ、
内功で倒されます。

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「…」
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「…」
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「誰か刀をくれ…」
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トンマンが差し出します。
(ここからは動画で)

「みんな下がっていろ」

「…」

「下がれ!」

「無駄だぞ」

「副長」

「はい、隊長」

「チョナをここから外にお連れしろ」

「隊長…」

「誰か残って助けるんだ。
 隊長を一人で戦わせるな!」

「誰も近寄るな…。俺が切る」

「チュサン チョナ…」

「!」

「副長!何をしているのか?!」

「…」
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「私はここに留まる。
 私は
 隊長の後ろに付いている」

「チョナ…」
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「医仙を連れて来い」

「できない」

「医仙を連れてくるまで、
 ここの場所にいる生き物は
 一つずつ殺す。これが作戦だ!」
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「もう、何も許さない」

「その悲しい手で何ができると言うのか?!」

「隊長!一端引いてもいいから…」

「ケンチャンスミダ チョナ」

「隊長の手が
 良くないことは知っているから…、
 だから…」

「私の手には悪いところはありません。
 ただ、刀が重いだけです」
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「わけの分からないことを…
(オットン ソリ…)」


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「!」
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ヨンの“重い剣”がキ・チョルの刀を折ります。

「これは何という…剣か…?」
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「言ったではないですか。重い刀だと…」
(ムゴウォヌン コミラゴ…
 :刀はコム)
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解毒が成功したウンス

「目が覚めたのですか?
 大丈夫ですか?」
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「あの人は…?」

「宮殿で何事かがあったので、向かいました」

「あ~」

「一晩中、沸騰するような熱だったのですよ。
 大丈夫ですか?」

「少しめまいがします。
 それに、体じゅうの細胞が痛むような…。
 は~、助かったわ…」

「本当に良かったわよ。
 なんて無謀なことをやる人なの?」

「怖かったんです。
 すべてが夢だったのではないかと思って…。 
 どんなに怖かったか、
 誰にも解らないと思います」
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「あなたの傍にあの子は一晩じゅういたのですよ」

「あの人もとても心配したはずだわ」

「でも、もう解毒したということでしょう?」

「たぶん…」

「もう熱はないようだわ!」

「そうね…、前は脈が速くて弱かったけど、
 今は…、コモニム…。
 私は生きていけるわ」
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急を知らせるテマン

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「笛男と火女がここにいるぞ!」

「ウダルチはみんな宮殿に行って、
 ここにはいない」

「行くんだ!
 医仙の方に向かっている」
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ヨンとトクソン宮

「チョナ、この不忠の男を
 御前に呼び出した理由は何でしょうか?」

「…」

「なければ、この男を今切っていいですか?」
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「トクソン宮、よく聞くのだ。
 私を殺そうとしたが、
 そなたの命だけは救ってやる。
 その代りに話がある」

「…」

「私の一人の高麗国民でもある。
 また、妹の元のキ皇后も高麗のことを
 好きに(アッキゴ)思ってくれている。
 だからお互いが共存し続ける道を探したい…」
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「まず、最初に…、あなたは
 自尊心だけの虚弱者でしたが、
 いまや全くの政治家です。
 ははは…。チェ・ヨン!
 お前のような男は、そんな王の下に
 仕えて生きて行くことはできない」

「言葉に気をつけろ」

「この王はお前を猟犬として使うだけだ。
 大義名分さえあれば、
 いつだって燃えさかる地獄にだって
 突き落すことができる。
 お前はそんなところに
 自ら迷い込んでいくような男なんだ」

「忠告したはずだ」

「国民は王の名前すら知らない。
 しかし、チョヨン!
 お前の名前を知らない者はほとんどいない」

「…」

「はっ!
 なぜそんな馬鹿なことを言うのか…?」
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ここで、ヨンは、
赤月隊の隊長(師匠)も当時の王から、
「国民は王の名前を知らないが、
 赤月隊のことは誰でも知っている」と
嫉妬の眼を向けられた時のことを思い出す。

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「いったい、
 チョナが自分で成し遂げたことは
 何かあるのですか?!
 玉座に座っているだけで?!
 血の一滴でも流したことはありますか?
 外にいる官僚たちが国を治めているだけです。
 近衛兵と国境を守る軍も、
 全員がこの男に付いていきます。
 チョナが持っている物と言えば、
 単に国王という名前だけです。
 これが私の言いたいことです。チェ・ヨン!」

「…」

「お前が王になるべきだ。
 私が元の皇帝から、すぐにでも
 王位の推挙を貰ってやることができる」

「…」
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「隊長」

「はい、チョナ」

「彼が返事を待っているようだぞ」

「私は王にお答え申し上げます」

「!」

「7年前、
 とある人が同じ質問を受けました。
 あまりにも質問が重い物だったので、
 その答えと共に命を落としました。
 しかし、今分かりました。
 その人は間違っていました。

「隊長」

「その人は間違っていました。
 答えを逃げたからです」
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「チェ・ヨン、王にはなりたくないのか?
 大志を持ってみないのか?」

「私には王がいます。
 それ以上何を望むと言うのですか?」

「…」

「チョナ、この人の命を救うのですか?」

「隊長、私は…」

「時間は十分稼げた」
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「…」
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隙を見て逃げ出すトクソン宮

「よけるんだ!」

「!」

「彼とは戦うな!
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ファ・スインの最期

「奴らが来る!笛男と火女です!」
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「起きてください。宮殿に行きます」

「テマンssi、隊長は?」

「チョナを守っています。
 背の高いあの変な男が騒ぎを起こしています」

すでにスインが潜入

「何なの?
 ここがあんたの隠れ家なの?」
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「急いで行ってください。
 ここは私に任せて…」
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「…」
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チェ尚宮がテマンの援護に行くと、

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偽のウダルチが現れて…、

「医仙!」

「あ!ここで…」

「他の者が来ますから、こちらへ!」

「…」

「彼はとても強いですから!」
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劣勢にあったテマンですが、
チェ尚宮に助けられ気転を利かせます。

濡れタオルでスインの右手の火力を封じます。

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そして背後からチェ尚宮が留め!

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「大丈夫なの?」

「医仙のところに…、急いでください」
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ウンスは偽のウダルチに騙されて、
トクソン宮の馬車に…

「は!」
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ヤンサが乗った馬車。

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隊長!

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「医仙が…、
 医仙は宮殿ではありません。
 宮殿に向かうとのことでしたが、
 宮殿にはいません。不明です」

「え!」
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コンミン王とノグクコンジュ

「どうして来たのか?
 こんな騒ぎの中なのに…」

「彼らが宮殿の中で何かを発見したそうですが、
 何のことでしょう?」
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すると、

「チョナ、こんなものがありました」
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「これは医仙が
 天の国から持って来た器具ではないのか?」

「まったく同じ物ではありません。
 これは…みんな錆びついています」

「書庫の奥にもこれがありました」
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「これも医仙が見る必要がある物だと思う」

「隊長は何をしているのですか?」

「ケギョン中を捜索している最中だから、
 待機して準備するようにと言った。
 今の状況では、うろつかれる方が心配だ」

「医仙の容態も良くないですし…」
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「そうだな。
 彼女をあんな状態のままにして、
 また私の所に駆けつけてくれた」

「私にも
 同じことが起きたと考えていますよ、
 チョナ。
 あなたによって
 天の国からの方が連れてこられたのは、
 私のためでした」
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「率直に言えば、我々が誘拐したのだな」

「確かにこの世界の人ではありませんから、
 もしかして、天の国が私たちに、
 導き(a sign)をくれたのではありませんか?」

「そうかもしれない。
 ここに連れてこられたのは私の命令だった。
 そして、帰さなかったのも私の命令だった。
 これが天の国が与えた罰ならば、
 私が受けるべきだ」

「では私は、あなたの罪を分けてもらいます」
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「どうしてなのか?」

「今、私たちは
 医仙のことを心配するべきですが、
 医仙が無事見つかったら、
 お話しすることがあります」

「それは何のことなのかな?」

「医仙から教わった天の国の言葉です」

「言ってください」

「後で…、チョナが
 お祝いされるような事がある時に、お話します」

「サンソン群を攻撃する時のように…」

「はい」

「それに北の失地を回復するときとか…?」

「はい」

「…」
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「…」
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「チョナ、
 隊長と医仙のことを考えてください」

「はい」
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赤月隊の隊長(by makomako)

私もそこは何度も見返しましたが、私なりの意見を話させてください。

本人も話しているとおり、チェヨンは赤月隊の隊長と同じ道を進んでいきました。たくさんの人を切り、重責を負わされ…。隊長とメヒの死によって心が死んで死に対して未練がなくなり、生きていることはただ死なないことで、何に対しても無謀になげやりに向かって行きました。

赤月隊の隊長に関してはそういう描写はなかったですし、年齢もいってたようですから、表面的にはそうではなかったでしょうが、おそらく隊長も心の中は死んでいて、死に対する未練もなくなっていたのではと思います。

そんな時に今回のチェヨンと似た質問をされた時に、自分が王よりも信頼されてることを本心から否定できず、またあの非情な王に対し、チェヨンのようにすでに王を持っているので、持つ必要がないと言えなかった、本心から忠誠できなかった隊長はその質問の重さに死をもって責任をとったということかなと思います。

チェヨンもウンスと会うまでは、帰すという約束を守れなかった時に刀を刺して責任をとろうとし、キチョルとも簡単に命をかけて解決しようとていたけど、というかそれ以外に責任の取り方をしらなかったのですが、ウンスに出会い、心を取り戻し、簡単に命をかけることは責任をとることでも何でもないこと、前向きに一生懸命生きることの大切さを学び、最後に赤月隊の隊長の死は責任をとったのでなはなく、簡単に命をかけてしまった、つまり、逃げだったと悟り、隊長は間違っていたという言葉が出たんだと思います。そして隊長の死のトラウマを乗り越え、自分は違う道を選ぶと決意した時、刀の重さから解放されたのだと思います。

そしてウンスから学んだ前向きな考えは、最後に数年間ウンスを待つ気持ちにまで繋がったと思います。

(以上makomako)

# ヨンと師匠の違い

 昨夕、
 マコの考えを読んだので上にUPしました。
 その後の私見になりますが、
 昨日の電車の中などで考えていたことと凄く近いので、
 本当に我々は
 共感しながらドラマを見ていたのだな…と
 思って熱くなっているところです。

夏のこと。
 私はこのドラマのタイトルを「信義」とすべきなのか、
「神医」とするべきなのかを迷っていて、最初は「信義」
 途中から『信義/神醫』に変えました。
(全部変わっているので第1話のBログも『信義/神醫』)。

 ドラマを鑑賞していても「シンウィ」という言葉が
 なかなか出てこないので多少つまらなくなり、また
 どっちが脚本家(あるいは制作陣)の意図なのか
 分からないので、どうでもいいと思いました。
 でも、
 ここに来て、
 ヨンの「私は同じ道を歩まない」…で、
 再度疑問が湧いたので昨日のBログに載せたんです。
 たぶん
 信義の「あり方」に触れることだと思ったからです。

 前置きが長くなっていますが、
 信義というのは平易には約束を守ることであって、
 言葉の意味は難しくはない。
 ただし、時代背景が重くのしかかっていて、
 一人の女性と封建君主の王とでは、
 高麗では重さが違っていたと思います。
 誰との約束を優先するか?
 本当に守ることになった時に、
 上司である王と愛するウンスとの
 天秤とかバランスで悩むのがヨン。
 
 そこでヨンが選んだのがウンスを優先しつつ、
 その、
 形式よりも人の重さを王にも伝える。
 それが理解できるから
 最初は優柔不断の王だって、
 公主に会ってからの自分を振り返り、
 人間コンミン王を再発見したと思っています。
 王が、
「医仙に会ってから隊長も変わった」
 というように、
 単にヨンは王に仕える将軍ではなく
 王も、そして一人の女性も
 同じ人間として考えるようになったヨンを、
 むしろ評価していると考えています。
 王は自分の王道を決めきれずに
 悩んでいたからでもあります。
 しかし、王妃、ウンス、ヨンを見ていて
 本当の信頼関係を見つけたと感じているはず。

 翻ってヨンの信義とは、
 相手が王であっても、愛する女であっても
 約束を守ることは最重要。
ただし、
 それが王の意志とは違う場合には
 正面から議論を挑むことを恐れずに
 問題を解決しようとする。
 その強い意志ではなかったのかと思います。
 もっと言えば、ウンスがもたらした
 民主主義の考え方をコンミン王もワンビも、
 ウダルチ仲間にも浸透させる…そうした
 ドラマだと思います。

ユーモン
ps おそらく多くのミノ・ファンも
   類似のお考えを持たれたと思います。

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