信義/神醫 第23話 (中) チャン先生の研究

トクソン宮

「元に行こうと言ったのに…。
 あっちほうは良いわよ。
 こんなところなんて…」

「安全なところがないから、
 仕方がありません」

「心配ないわ。
 チェ・ヨンは刀が使えないわ」

「彼女は一緒なのか?」

「ええ。(人参と豆みたいに)くっついているわ」

「…」

「どうしますか?
 彼女を連れて来ましょうか?
 それとも殺す?」
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「ヤンサ…」

「はい、ナウリ」

「お前は
 元の妹に人を送ったのか?」
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「はい、念のために
 3人の使者を送りました。
 昨日の早朝ですから、もう
 国境を通過する頃だと思います」

「国境…、元の国…、私の妹に手紙…、
 また軍を派遣してから復帰する…。
 あ~、時間がかかり過ぎる」

「では、どうするつもりですか?」

「自分が宮殿に行く」

「さすがにそれは無謀です。
 近衛兵とウダルチが固めていますから」

「小さなハエに何ができるのか…?
 堂々と宮中に入る」

「どうやって?」

「何としても…」

研究日誌

チャン先生の持ち物を整理している時に、
トギは「研究日誌」を見つけます。

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「***」

「ちょっと待って!
 私は漢文が読めないから…」
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「“毒を持って毒を制する”」

「***」

「待ってよ、邪魔しないで…」
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「ピチュン毒には類似の毒を…、
 概要はこんなものだわ」

「似た毒なの?」

「ピチュン毒には
 同じ症状を生じる毒でもって
 治療する…。
 どういう意味かしら…?」

「同種療法のことらしいわ。
 類似の毒は何と書いてありますか?」

「ノクチュ毒と書いてあるわ」

「叔母さん(コモニム)」

「解毒剤ではありません。
 最初の毒と闘うために、
 また毒を与える方法だわ。
 だからチャン先生は、
 危険だから薦められる方法ではないと
 書いているわ」

「…」
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# 「コモ」は父親の妹。つまり
 ヨンの父の妹のチェ尚宮のこと。
 ウンスが叔母さんと呼ぶのは、
 彼女の心の中の軸がヨンだからそう呼べる呼称。
 すっかり身内の感じでいいですね。
 チェ尚宮だって暖かく感じるでしょうね。

「だから、医仙には
 話をしなかったのだと思います」

「でも
 まったくおかしいわけではないです。
 私がいた世界でも
 そのような研究をしている人たちはいます。
 そのセミナーには2度ほど参加しました」

「とても危険ですよ」

「あの人は刀を
 持つことができなくなっているんです」

「!?」

「ですから、次のことが心配です。
 怖いのです」

「…」
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「たぶん重くなったからでしょう…」

「刀が…、重くなったの?」

「そんなこともあるでしょう?
 突然刀が重く感じられること…」
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夜の隊長室

「…」
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「…」
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「…」
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ヨンはウンスの熱をチェックして、
練習所に向かいます。

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「…」
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ウダルチ隊

「始め!」

「ハナ!
 トゥール!
 セッ!」

「新しい隊員たちはまだまだなんです。
 それに選考基準が甘いので、
 階級の区分けにも問題が…」

「これはおおよその概要だから、
 見ておいてくれ」
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「ご自分で書いたのですか?
 …、忠勇衛とは?」

「チョナが、
 新しい軍を作ろうと考えている。
 最初は1000人規模だ。
 俺は4段階の階級と、
 訓練計画や軍備を考えてみた。
 だから、これで王にも説明してくれ」

「私が報告するのですか?なぜ隊長が…?」

「解散!」

「それで刀が…」
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心配するトルベ

「隊長!」

「どうした?」

「問題ないと考えていないのですか?」

「何が?」

「隊長の手のことです。
 理由は解りませんが…」

「噂話を流していたのか…、
 手のことで?」

「いいえ、まさかそんなことは…」
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「それで?」

「刀を落とすのを見たものですから…」

「それで?」

「手には問題はないのですか?
 これからも隊長を続けられますか?
 もしも、手が必要ならば、
 俺が隊長の手になります」

「…」

「たとえ
 隊長の刀ほどには役に立たなくても、
 俺が手の代わりをします。俺の槍も
 捨てたものではありませんから…。
 この槍で隊長の手になれませんか?」
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「…」

ポコリ!

「痛い!」

「どれくらい大きな手になれるのか?!
 自分の頭をまず守れ!」
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# ヨンの左手の動きを読めなかったので、
 トルベは叱られたのでしょうね。

# ハングルおよび中国文の訳

その後
夜間訓練をするウダルチたちをみるチェヨン。
副長に
忠勇軍のことをまかせ立ち去ろうとすると、
トルベが追いかけて来ます。
この前、刀を落とすところを見て、
手に問題があるかと聞き、
その後、
ずっと自分の隊長でいてくれるように、
自分がそばにいて、
自分が隊長の手になります、と。
(感動的でした。by makomako)

追いかけてきたのは「トゥルべ」
(漢字だと「山梨」)
自分が「手」になると…。
でもヨンは頭を殴り、
「お前は何を守るんだ!
 お前が守る物はお前の脳みそだ!」

(☚オッパ、脳みそ…って
 変な訳ですよね。
 まあ、ヨンなりの愛情表現ですが…。
 by nao)

(ハングルでは「モリ(頭)」と聞こえます。
 脳みそ…この意味での頭なのかも?」
 by jumong)

テマンが来て!

「隊長!変な男が来ました。
 変な力を使うあの…、
 隊長を探しています」
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「来たか…」

「トクソン・ブオン宮…」

「ずっと待っていたぞ」
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「反乱の首謀者、
 チャン御医殺害、牢破り…、
 これらにより逮捕する」

「自分で牢に行くが、
 ひとつ条件がある。
 医仙…、に会わせて来れ」

「医仙に会うためだけで
 牢に行くのか?」
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「いい条件だと思わないか?
 私の弟と妹は手強いだろうから、
 3人と戦うことに比べれば、
 いい条件だろう?
 今のお前の状態からすれば…」

「…」
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その前にトンマン

「医仙はいらっしゃいますか?」

「はい」

「王と王妃が外出するそうで、
 王妃が医仙とウダルチをお呼びなんです」

「…」

「私も行きます…」
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ヨンが来て…

「あ!隊長!」

トンマンはつまみだされます。

トクソン宮に会うウンス

「嫌だったら嫌だと言って下さい」

「どうしたの?」

「トクソン宮が会いたいそうです。
 会いますか?」

ウンスは会うことにします。

「大丈夫でしょうか?」

「あなたが傍にいてくれるでしょう?」

「そうです」

「ならば大丈夫だわ」
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「覚えているぞ。
 以前は
 全く反対の立場でこの牢にいたな」

「そうだ」

「あの時に殺しておくべきだった。
 残念にも機会を失ってしまった」

「あなたには
 まだ自尊心があるだろうから、
 信じて医仙を先に案内する」

「無論だ。そうする。
 自尊心はたっぷりある」

「…」

「私が
 どれほどあなたを探していたことか…」
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「分かっています。そのために
 チャン先生まで殺害した…」

「あ~、
 私の妹たちもここで辛かったから、
 力を抑えることができなかったようです。
 謝ります」

「…」

「私は…、どうも
 心の病(やまい)のようです。
 医者でしょうから治療して欲しい」

「話して下さい」

「本当に天の国から来たのですか?」

「いいえ」

「では、どこから来たのですか?」

「私は明日の世界から来ました」

「明日?」

「今から600年後の未来の世界です。
 なので、
 今の子供が成長して、子を持って…、
 その繰り返しのずっと後の、将来です」

「その国に行けば、この病は治りますか?」

「病はどんな状態なのですか?」
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「私が持っている物は
 この世界にあるものだけです。
 食べもの、美しいもの、
 希少なもの何でもあるが、
 満たされない。
 満たされないから、
 王を取り換えようとしたし、
 男たちの眼をくり抜きもしたが、
 いつも満たされない。
 この病が体をおかしくするのです。
 その世界に行けば治るのですか?」

「もし、それが病気だとすれば、
 治癒は難しいです。私の世界にも
 同じ症状の人が沢山います。
 何かを得ても、また欲しくなる。
 満たされない
 欲望ばかりの人が多いのです」

「また私を騙すのですか?
 その世界には
 空を飛ぶ乗り物があると言いました」

「あります」

「では、そんなはずはない。
 そのようなものを持つ人は
 どんな人ですか?
 それでも
 満たされないなどありえない」
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ワンビの絵を描く王

# 一番下に「動画」入れています。
 歌と共に暖かくなって下さい。

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♪最初あなたは
 私の心を知らない振りをしようとしていた
 何も見えないかのように顔をそむけていた
 私は自分の心を隠そうとしたけど
 不器用な私の愛は隠しきれなかった

 目を閉じるとあなたの姿は見えないけど
 私の歩みはあなたを探し求めている
 私の心は痛くても 私は大丈夫よ
 だって愛は痛いものでしょう?

 胸が痛くても
 いつの間にかあなたは私の心にいる
 許されもしないのにあなたを心にいれた
 痛みはその罰よ
 どんなに痛くても
 また生きていく 
 それはあなたを愛する痛みだから

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トクソン宮に会った後、
ウンスとヨンは
王と王妃のところに向かいますが、
手を握ろうとするヨンに
応じないウンス。

それでヨンは気づきます。

「熱があるでしょう?」

「少しだけ…」
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「いつから?」

「さっき、…今日の朝から」

「じゃあ、こんなことをしては
 いられないでしょう?
 まだ時間が残っている」

「だから、考えているのよ…」

「熱が出てきてからは7日間しか
 体が持たないと言ったではないですか」

「そうだわ。
 チャン先生も同じことを言ったわ」

「天の岩戸が開くまで、
 まだ10日あります。今行っても…」
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「話を聞いて欲しいわ。いい?」

「…」

「まだ微熱だわ。
 だから手遅れにならないように
 やっておかなければならないことがあるの。
 本当に熱が出てしまうと効果がないことなの」

「試してみることがあるのですね」

「ええ、今夜遅くに始めるわ。
 でも助けが欲しいのね」
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「まだ、手があると言うのですね!」
「んん。
 でも、その時まで
 私の精神的な安定が欲しいの」

「ええ」

「隊長の心が安寧なら、
 私も心が安らぐからね」

「ええ、良く解りました。
 他には?」
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「これで全部よ…」

「…」
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♪私は今、あなたを見ています
 胸の奥深くにしまっていた私の愛
 でももうしまっておく自信はありません
 あなたを思い続けています
 10万回もあなたの名前を呼びたいと思いました
 あなたのことで私の胸はいっぱいです
 死ぬまであなたのことを胸に刻んでいます
 あなたと一緒にいたい…

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「トクソン宮とはどうだったのか?」

「彼は病気です」

「“心に穴が開いている”と
 以前に表現していたが…」
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「チョナ…、今は
 ヤツのことを考えたくはありません。
 今は自分の心を
 安寧に保つ必要があるからです。
 彼女が私にそう望んでいます。
 ですからお許しください」

「そうしよう」
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「これはまだ下書きです。
 宮殿に帰ってから色を付けるそうです」
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「隊長がずっと見つめているわよ」

「…」

「医仙は彼を
 愛(サラン)していらっしゃるのですね?」

「はい」

「彼には
 この言葉の意味を話しているのですか?」
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「隊長は天の国の言葉を習うのが
 好きじゃないんです。
 は~」
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「ワンビニム 
 クリゴ チェサングンニム. 
 クリゴ ウリ トチニム
(王妃さん そして チェ尚宮さん。
 それに 私たちのトチさん)

 すみませんがあちらに行って
 並んで頂けませんか?」
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「チョナの横にですか?」

「はい。
 揃ったところを一度見ておきたいのです。
 そして、
 その光景を記憶に焼きつけておきたいのです」

「分かりました」
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「…」
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「…」
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話は変わり、
この22話㊦ウンスとヨンの会話 

少し中文訳と違っていましたし、
中文訳の方がしっくり来るかしら?
と思いましたので、訳を書いてみます。
(by nao)

①オッパの英訳では…

「そして夜になると、
 誰もいない部屋にまた帰るのよ。
 そして眠りに入ると
 少なくとも一度は口にするわ。
“あなたはここ(高麗)にいるの?”
 …ってね」

「…」

「分かるわ。こんなことは
 答えになってはいない。」

②中文訳は…
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「そして、夜独りの部屋に戻ると、
 毎日眠るとき,
 少なくとも一度は言うわ。
「あなた・・・そこにいますか?」 
(コギ イッソヨ?)と聞こえます。
 分かっているの。
 答えてくれる人はいないことを」

思い出してください!
オッパの14話㊦「真実ゲーム」のときの
二人のセリフ。
部屋の内と外に二人がいて会話をする。
ウンス「そこにいるの?」
ヨン「ここにいます。寝ないのですか?」
この時のシーンに
リンクしていると思うのですが、
いかがでしょう?
nao

# I know,
There is not such thing as an answer.
(これを訳したのですが、
 中文の方が流れが良く正解ですね。
 もっと考えます!ペコリ。
 by jumong)

断事官とチェヨンの話のところで、
「その女の為に
 ホグン(「護軍」)が
 死ぬかもしれません。
 だからそばにいさせないでください」
 だと思います。
 死ぬと断定はしてないし、そばにいる様に
 ユーモンの訳はなってますが、逆の様です。
(by makomako)

# これもマコの訳が正しいです。
 Do not leave that woman by your side.
 leaveは「去る」なので短絡に
「彼女を傍から去らせるな」と思いましたが、
 leaveのあとに目的語(that woman)がくると、
 leaveは「置く」です。
 従って、「そばにあの女を置くな」でした。
 すみません誤訳です。

 なお、この断事官は現れたヨンを見て、まず
「ホグン チェ・ヨン」と呼んだと思います。
 だから、
 護軍=ヨンの意味でしゃべっていると思います。
(by jumong)

読んでいる皆さんを、いつも誤訳で
ハラハラさせてしまう私です。
 ユーモン(jumong)

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