信義/神醫 第23話 (上) 震える右手


第23話

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震える手…。
ウンスの診断は先に
「神経系またはメンタルな面」だとしました。
そうでしょう。ただし1点だけ付け加えれば、
第12話でキ・チョルと決闘する際に、
凍傷状態になった右手でもあります。

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ひとしきり言い会った後、
震えるヨンの手をウンスは温めながら…。

「頭痛はないかしら?」

「ないです」

「精密な診断ではないけど、
 これまでの状況から、おそらく
 手が震えているというよりも、
 精神的な疲労が原因だと思うわ」

「断事官達の使節が
 すでに元に向かったことを確認しました。
 もう戻らないと思います。
 でもまだ心配です。ここにいるのは…」

「…」

「こっちを見てください」

「…」

「私を見てください」

「…」

「イムジャが帰った後のこと。
 私は大丈夫かと聞きましたね。
 覚えていますか?」

「ええ、覚えているわよ」
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「私はそれでも大丈夫です。
 たくさん食べてよく寝ます。少し
 時間が経てば忘れることもできます」

「…」

「イムジャを二度と考えなくなると思います。
 だから私のことは心配せずにお帰り下さい」
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「…」
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「帰ってしばらくは
 辛いと思います。
 しかし、すぐに
 元通りになると思います」

「…」

「あなたはそんな強い人です
 そう信じています」
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「帰っても、
 私は大丈夫じゃないと思うわ。
 1人では耐えられないから、
 きっとあなたをまた探し始めるわ。
 変な世界で、
 あなたが私を連れて来た
 天の扉を探し回ると思う」

「それはいけません」

「…」

「答えてください。
 そんなことにはならないと…」

「…」

# ウンスが納得するはずはない。
 だって、
 愛する男をそんなにも簡単に
 脳裏からは消せない。
 ヨンだって無理している。

「ふ~。残った時間は、
 できる限りあなたの傍にいます。
 他の場所にいても気掛かりなだけですから…。
 それに、自信があるわけじゃないですが、
 あなたには笑ってもらうように頑張ります」

「…」
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朝の会議

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「トクソン宮は屋敷からすでに逃亡しました。
 残った兵の取り調べが進んでいます。
 また、
 トクソン宮の家族も追いかけています」
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「しかし、ケギョン(首都:開京)の
 城内からは出ていないとみられます。
 私は北の国境を強化したいと思います。
 我々は
 彼が元の国に入ることを
 何としても阻止する必要があります。
 トクソン宮の妹の
 キ皇后と会わせるわけにはいきません」

「…」

…忠勇衛(チュン ヨン ウィ)

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「もとのサンスン城の兵士たちが
 国に分散しているので、再編して
 その特殊任務に当たらせることにしよう。
 トクソン宮の私兵たちも活用できると思う。
 どうか将軍?」

「言っておきたいことがあります」

「話してくれ」

「2人だけで話したいです」
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「実は、私は師匠と同じような道を
 歩んでいるようです」

「どうしたのか?」

「師匠が亡くなる数日前のことですが、
 師匠が刀を落とすのを見ました」

「…」

「その時には
 なぜだか解りませんでした」
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「どういうことなのか?」

「どうも刀を降ろす時が来たようです。
 物を持ち上げるのが次第に
 辛くなってきています」

「…」

「7日後に医仙をお送りしますので、
 その時までは王にお仕えいたします」

「それまでは
 医仙と共に過ごすように言ったので、
 そうしてくれ。
 それで、後は待っているから、
 この事は理解していてくれ」
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トクソン宮のもとの屋敷

「あ!隊長」

「簡単に言うが、これから
 トクソン宮の屋敷を捜査する。
 おそらく貴重品は持ち出していると思うが、
 残った物は全部調べて、
 国家に帰属することにする。
 副長!詳細は任せる」

「はい、隊長」
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「トルベ!」

「はい」

「トンマン!」

「はい」

「ユ・ウンス!」

「…」

「答えろ!」

「はい」

「私を警護して、ついて来てくれ」

「!」
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トクソン宮の屋敷

ヨンはウンスの手を引いて向かいます。

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「遺品の箱を隅々まで探したがありません」

「…」

「2人は引き続きこの部屋を捜査を続けろ。
 我々はこっちの方に行く」
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「以前、
 この屋敷にいるのがいいと言いましたよね」

「あ~、
 美味しい食べ物といい服をくれたからね!」

「食べるのが好きなのは知っていましたが、
 服も好きなのですか?」

「そうよ。とくに可愛くて高価な服がね!」

「他に好きなものはありますか?」
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「風のある日は好き。雨の日も好きだわ。
 雨が降り始める時は、一滴、
 一滴と額に雨粒が落ちて来るのね。
“あらっ?”と
 上を見上げるその瞬間が好きなのよね」

「その他にはありますか?」

「んん~、黄色い菊の花。灰色と青色…」
(…それに背の高い男の人…、
 それにその人の大きな手)(←ウンスの思い)

「それで全部ですか?
 好きなのはそれで全部ですか?」

(…それにその声)

「わかる?私は欲張ってはいないわよ。
 隊長はどうなの?」

「…」
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(ヨンはしばしためらいながらも、
 ウンスの肩にそっと手を置きます。
 トルベの眼の前で…)

# 以上by jumong(英語から和訳)

①ヨン;イムジャが
 ご飯が好きなことは知っていますが、
 服も好きなのですか?

 ウンス;もちろん、
 特に好きなのは高貴で綺麗な服よ。

 ヨ;他には?

 ウ;風の吹く日も好きだし、雨の日も。
 雨の降り始めた瞬間が一番好き。
 一滴二滴と雨が落ち始めて、
「あら?」とそんなふうに空を見あげて…。
 そんな瞬間…。

 ヨ;他には?

 ウ;それから、黄色い菊、
 グレー、青(ここはヨンを見ながら)
(心の声で・・・背の高い男の人、手の大きな人)

 ヨ;それで全部?

 ウ;(心の声で…、
 それから その声)そうよ、
 私は欲が少ない方なの。
 テジャンは?何が好きですか?

 ヨ:(少し迷ったふうに…。
 ウンスの肩に優しく右手をのせる…。)

好きなものは「あなたの全て」と
言葉でいうより良かったです。
(by nao) (中国語から和訳)

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話の途中!
傍を通る不審な男を追います。

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「トルベ!」

「はい」

「医仙を守ってくれ」

すぐに捕えて、

「こんなものを持っているのはなぜか?
 誰の配下なのか?プオン卿なのか?」

しかし、ヨンは怪しい者から抜き取った短剣を
ポロリと落とします。その間に男は立ち去ります。

「副長!」

「はい」

「あとは任せる!」

「はい。…え?
 隊長は?」

「忙しい(パップダ)」

「…」

②ヨン;副将(プジャン)、
 ここのことはお前に任せる!

 副;はい。
 はい?テジャンは?

 ヨ;俺は忙しい(パップダと聞こえます)

 そして、ウンスの手を引いて隊長室へ
 この時副将が「手…!」と一言。
 goodな演技で好きです。
 他のBoys達はクスクス…。
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トクソン宮

「これが最後の手ですよ」

「分かっている」

「この薬は、
 あなたの内功を2倍にします。
 そして魔力を強めますが、
 数時間しか持続しません。
 それに副作用が強く出ます」

「分かっているさ」
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「あの女の居場所が分かりました」
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隊長室で…。

「プオン卿は
 あなたがここにいることを既に
 突き止めたと想定していた方が安全です」

「どうするの?逃げる?
 それとも隠れる?」
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「遊びに行きましょう」

「え?
 今何と言いました?…、隊長?」

「遊びに行こうと言いました。
 何か欲しい物がありますか?」

「何か買ってくれるの?」

「もっと服が必要ですか?」

「お金はあるの?」
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「ええ、…たくさん。
 この数年分の俸給があります」

「じゃあ、買って欲しい物を
 全部お願いしていいの?」

「ええ」

「服とか、靴とか、宝石なんか全部良いの?」

「ええ」
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「いつなの?」

「いくつかの仕事をウダルチに頼んだ後なら
 いつでも良いです」

「…」

「はっ!
 そんなに嬉しいですか?」

「んん」
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③隊長室に戻り、

チェヨンが遊びに行こうと話します。

ヨ;ブウォン宮に
 イムジャのいる場所を知られてしまった。

ウ;別の場所に逃げる?

ヨ;遊びに行こう!

ウ:振り返りながら
「今なんて言ったの?テジャン?」

ヨ;遊びに行く!どうか?

ウ;私になにか買ってくれる?

ヨ:服が欲しい?

ウ;お金あるの?

ヨ;沢山。この何年か、
 俸禄をもらっているから。

ウ;だから、
 私に沢山のものを買うことができるのね?

ヨ;はい。

ウ;服も、靴も、
 アクセサリーも…。全部?

ヨ;はい。

ウ;いつ?

ヨ;一区切りついたら、行こう!

(ウ;両手を口にあてて嬉しそうに)

ヨ;そんなに嬉しい?

ウ;うん、うん

# ウンス、本当に可愛い!
 本当は、「死」に直面しているのに、
 それを忘れさせるような、
 まるで現代の恋人同士のように
 ここだけの「空間」
 今夜のラストがどうなるか分かりませんが、
 ここだけが
「救い」のように思えてなりません。
(by nao)

「まだ諦めていないようですね?」

「何を?」

「解毒剤を作ることと、
 この国に残ること…」

「待っていてよ。きっと開発するわ」

「何でも諦めない人ですね?」

「だからでしょう?
 あなたは私に反対しない方がいいわよ」

「…」
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こちらも戦火の中のラブラブ

「もっと大切な話があるだろう?!」

「!」
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「…。
 チョナ!
 外に出て絵を描きませんか?」

「外で、絵なのか?」

「はい。
 外で絵を描くには護衛が必要ですから、
 ウダルチの隊長だったらいいでしょう?
 それに私は医仙も一緒が良いと思います。
 冷たい風は風邪の原因ですからね。
 あの…、あの二人には
 残った日々も少ないのですから…。
 医仙は毎日隠れてばかりいないといけないし、
 隊長は忙しいので…」

「…」

「チョナもこのところは
 日夜働いてばかりですから、
 少しは休憩も必要です」
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「あのふたりは
 解毒剤を探し出すことは
 できないだろうと思う」
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「ええ」

「だから、
 彼女は帰らないといけない」

「やはりそうしないといけませんね?」

「だから、その先が
 どうなるのかが恐い…。
 隊長の心が…」

「隊長の心は
 たった一人の女のことで
 揺らいだりはしません」
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「お前は
 自分の甥の心が理解できないのか?
 隊長にとっては
 彼女は単なる女ではない。
 隊長があの女性を知るようになってからは、
 私を
 一人の人間として見てくれるようになった」

「…」

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「それまでは私のことを、
 単に以前の王の後の王
 だとしか見ていなかったが、
 彼女に出会ってからは、
 私を生きた一人の人間として
 扱うようになった」

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# これまでも何度か
 訳の間違いを訂正させて頂きましたが、
 今日の訳はいかがでしたでしょうか?
 ①、②で
 多少の違い感じていただけたと思います。
 が、基本的には大差はないと思います。
 気持ちの入れ方で訳も差異がでます。
 これからも本場ハングル(makomako)と 
 中文和訳(nao)と私の英訳との微妙な差も
 楽しめると思います。
(誤訳にご注意!)

写真
赤坂の町で見つけた黄菊です。

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