発酵家族 第24話 (中) 人の間違いを許すことから学ぶ


# ソル老人は“天地人”に引っ越しです

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「ソル老人の息子さんが会いに来て、
 老人ホームに入るようにと言ったらしい。
 うちのクリニックにも来て、
 オルシンの資産相続をしたいと言っていたが、
 どうもオルシンは頑固なので、
 私に説得して欲しいようだった。
 断ったけどな」

「…」
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「ハラボジがここに来て頂くなんて、
 幸せですよ」

「みんながこだわるから来てしまった。
 お前とは毎日話しができて、
 マッコリも飲めるな」
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「それはいいことですね。
 オルシンと一緒だと私も嬉しいです。
 お前もそうだろう?」

「はい、
 ハラボジたちの肩をもみます」

「ゆっくりしてください」
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「ワシの足はどうかな?」

「俺が足をもみますよ!」
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「お断りだ。
 お前の手はアライグマだからな。
 ワシはウンビの柔らかい手がいい」

「…」
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# ホテ君は皿洗いから、
立派な料理士になったぞ!

「それにしても、
 お前はいつもいないな。
 この男をいつも待たせているじゃないか」

「すみません。人気者ですから」
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「ひと言が多いぞ。
 早くヌルンジを持って来い」

「はい、了解しました」
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「暖かくなったら、
 みんなでピクニックに行きましょうね。
 ハラボジは
 どこかいいところを知っていますか?」

「そのためにここに来たんだ。
“天地人”はワシにとっては
 ピクニックのようなもんだ」
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警察署

「来るとは思わなかったが、
 来たんだな」
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「これは、
 オ・ミョンチョル社長の裏金の帳簿です」

「こうして外出するのは危険じゃないのか?」

「大丈夫です」
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「15年前の事件のことは、
 昨日で時効だ」
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「今日じゃないのですか?」

「ウ・テボクさんの計算間違いだ。
 昨年、海外に出張しているが、
 その間は計算されない」

「私はそれも知っていますが…」

「出発日と到着日は計算する。
 ただし、
 ニュージーランドでの
 滞在日数で計算すると間違う。
 1日の違いが出ているんだ」
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「しかし、
 それが分かっていて、
 どうしてわざわざ
 今日が時効の日だと
 嘘を仰ったんですか?」

「いずれにせよ、
 オ・ミョンチョルの資金のことでは
 警察に呼ぶことにしていたので、
 来てください」

「…」

「お前はオ・ミョンチョルが逃げ出さないように、
 資金ルートを正確に調べるんだぞ」

「先に入ってください。
 私はこの件を上司に報告するかどうか考えます」
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ソル老人の席

「ワシがこの席にこだわることが、
 これで理解できただろう?」
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「…」
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「…」
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実家に戻るヘジュン

「両親と一緒にいることにした」

「ヘジュンな~
 大変なことだけどな」

「覚悟はできている」
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「お前には行って欲しくないから、
 見送らない。ここでさよならだ」
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「オモニが言っていた。
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 捨てた息子に悪いと思っていたから、
 決して僕に向かっては
 笑うことができなかった、
 と…。
 僕を見るたびに、
 もう一人の息子のことを思うからだって…」

「…」

「ヒョンスさんに言ったじゃないか。
 許される機会をくれって…」

「早く行け!」

「ヒョン(兄さん#)!
 母親にも自分にも許される機会を与えろよ」

「…」
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「分かっているでしょう?
 いつだって戻って来てね」

「分かっています。
 …、毎日ありがとうございました」
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「俺も感謝している」
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「おじさん…、
 アジョシには友達たくさんいるよ。
 私も友達よ。
 だから、
 たった独りだとは思わないでね」
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「コマプタ、ウンビや」
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「ひとつ聞いていい?」

「ええ」

「いつだったか、
 ポッサムキムチを作るところを
 見たいと言っていたわけは?」
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「オモニが、
 あれだけは作ることができないと
 言っていたからです。
 あれが美味しくできるのは、
“天地人”だけだと言っていました」
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アボジの竹林

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ホテが
ヘジュンが言った言葉を思い出していると、
あのH.D.時計の秒針が数秒動きます

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# ここはホテ君のパワースポット

「アボジ…」
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同じことがチョン会長の時計にも起きます

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その瞬間、ヘジュンがドアを開けます。

「ヘジュンな…」
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「明日からここで働くことにしたい。
 役職は関係ない。
 ただ、オモニの手伝いをしたい」

「帰って来てくれて、コマプタ」
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「待っていてくれて、コマプスムニダ」
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# 親子では
「ありがとう」の使い方が違いますね。
「コマプタ」は友人や年下に、
「コマプスムニダ」は敬語。

ソル老人と菊の花

「このところ、昔のことが思い出される。
 後悔することばかりだ。
 しかし、
 何で昔のことばかり考えるのか…?」

「…」

「お金がすべてじゃない。
 しかし、若い時はお金が全てだった。
 お金のために、妻も息子も失った」

「…」

「死ぬ時に妻は、
 生まれ変わったら、
 ワシとはもう会いたくないと言った」
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「悪いことをしたのですか?」

「良いことは何もしなかった。
 人は、
 生も死も自分では乗り越えられないのに、
 若い時は、
 1000年も生きるつもりで、
 休みなく働いていた」

「…」

「菊の花を見ると、
 菊が好きだった妻を思い出す。
 しかし、この悲しい男は、
 菊の花の一輪だってあげなかった。
 死んでしまってからあげても意味はない」
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「後悔しないでください。
 喜びも悲しみも、
 オルシンの貴重な人生の一部ですよ」

「そうだな。
 そう考えることにしよう」

「肩をもみましょう」

「いやいい。強すぎるから…」

「大丈夫です。
 一緒に銭湯に行きますか?」

「いやいい。
 毎日風呂に入っているからな。
 そんなところにお金は使いたくない」

「では、菊の花を摘みに行きましょう」
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菊の花の料理

「菊の花が咲いているね」

「そうか?」

「花が綺麗すぎて、食べられないわよ」

「たくさん食べてください。
 これは健康にいい、花壇のようだな」

「やぶ医者のくせに、おしゃべりはやめろ。
 すい臓ガンも治せないくせに…」

「菊の花が満開です。食べましょう!」
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「ハラボジ!
 私が作った蒸しエビを先に食べてください」
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「いいえ、
 私が作った菊の花のチジミを食べてください」
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「お粥を先に食べてください。
 俺がコメを洗いましたから!」
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「私は何も作らなかったから、
 水を先に飲んでください」

「お前は、水で満腹にさせる気なのか?」
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「へへへ、先に始めてください。
 私たちも食べますから」

「…」
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「ソンウや!私の勝ちだ!
 私の菊のキムチを最初に食べて頂いたぞ」
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「おめでとうございます」

「コマウォ!」
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「さあ」
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「どうぞ」
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「お!」
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「…」
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オ・ミョンチョル

「横領ですか?」

「…」

「チョン会長はご存じですか?」

「…」
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「韓食タウンの開発で、
 政治家に賄賂を贈ったんですね?
 株価の操作もやったのですね?」

「…」
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「真実を話してください」

「…、真実は捜査で分かります。
 協力します」
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“天地人”

「オンマと一緒に
 チェジュド(済州島)に行くことにしたわ。
 たくさん花を見てきますよ」

「いいですね!
 私もアボジとソルオルシンを連れて
 行きたいのですけど、時間が作れません」
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「みんなで行ければいいのに…。
 どのホテルがいいかな?」

「よく分からないです。
 後でカンサンに聞いたらいいですよ」

「いらっしゃい!」

「ごめんなさい、挨拶しないで。
 忙しそうだったから…」
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「ヘジュンさんがいなくなったので、
 忙しいんです」
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ヒョンスの近況

「パク・キョンスは全部を告白した。
 しかし、世論が味方しているから、
 罰は軽くなる」

「ヒョンスは元気ですか?」

「ああ、
 お前のことをたくさん話していた。
 それに、
 お前には悪いことをしたと言っている」

「…」

「お前はどうなんだ?友達を救ったが、
 自分のことでは、
 まだ戸惑っているんじゃないか?」
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「オ・ミョンチョルは取り調べの後、
 家に帰ったようです。
 どうも、
 ウ・テボクに全部なすりつけるようです」

「どういうことですか?」
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「検察は我が家同然だからだ。
 ウ・テボクが自分を罠にかけて、
 帳簿もでっち上げたと言っているようだ」

「ふ~」

「チョン・ソンミンはどこにいるのか?
 彼からの事情聴取が必要だ」
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オ・ミョンチョル

ヘジュンは父親の秘書をしているようです。

「安んで下さい。
 僕は株主総会の準備がありますから…」

「オモニに言っておく。
 心配させたくないからな」

「はい」
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ヘジュンが行ってから、

「オ社長」

「…、
 お前は…」

「覚えていますか?
 チョン・ソンミンだ」

「!」
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「お元気でしたか?」
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「どうして、ここに…」

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ニュース

…昨夜、取り調べから帰宅した、
 ハンドルフードの
 オ・ミョンチョル社長が刺されて、
 重体です。

 犯人の名前は
 チョンという名の男だということです。
 男は自首しています。
 チョンは精神病院に放火したあと、
 逃げ出していました。
 オ会長は意識不明で、
 集中治療室に入っています。

心配してやってきたホテ

「ヒョン!」

「…」
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「どうしてここに…?」

「俺は…、その…」

「オモニのことが心配なんだろう?」

「…」

「ちょうど、病院から帰ったところだ。
 中に入ってくれ」

「いや、いい。お前は大丈夫か?」

「大丈夫じゃないけど、
 オモニが苦しんでいるから、
 僕がしっかりしなくてはならない」

「よかった。彼女にはお前がいるからな!」
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「どうして、オモニには会わないのか?」

「…、帰るから…」
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祈りの77機の紙飛行機

「贈り物よ」
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「プレゼントなのか?」

「んん。
 毎日作ってきたけど、
 今日は最後の紙飛行機のお願いの日よ」

「俺のために作ったのか?」
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「んん」
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…ホテ アジョシの
 オンマが帰って来ますように…
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「また明日から折り紙を始めるのよ」

「次のお願いは何なのか?」

「私のオンマの流れ星が帰りますように、
 って書くのよ」

「ウンビはオンマのことを怒っているか?」
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「ハラボジが、
“人は自分の間違いから学び、
 人の間違いを許すことから学ぶ”
 と言っていたよ」

「…」

「アジョシはオンマを怒っているの?」
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# ハングルでは、
 家族・親族の呼び方が厳格で複雑。
 母方、父方で叔父や叔母も違うほどです。
 それに訳しにくいのが、
 アボジやアボニムやアッパやオッパ、
 それだけでなく、ヒョン。
 兄さんのことですが、
 ヒョンニムなら兄貴または兄さんでしょう。
 しかし、「ヒョン」はもっと近い関係の時です。
「貴」や「さん」は付けたくないです。
 だって、
 小さい時から一緒に育った兄弟で、
 兄に対して弟が使う呼び方だからです。

# 話題だけで登場しなかった、
 ヘムル ポッサム キムチ
(海産物を白菜で包んだキムチ)

 以下は以前に紹介したものです。

ポッサム キムチ

 牡蠣やえび、イカ等を白菜キムチで包んだもの。

「ポッサム」はハングルで「包む」という意味。
 したがって、「ポッサム」とお店で頼むと、
 蒸し豚と湯を通した柔らかい白菜の葉が出され、
 この白菜の葉で
 蒸し豚とコチュジャンなどを包んで食べます。

 ポッサムキムチは手がかかりますので、
 ポッサムキムチを
 いつも置いている店は少ないと思います。
 また、日持ちがしませんので、
 あまりお目にかかれるとは思いません。

牡蠣を包んだポッサム キムチ
無題possam

 さて、このキムチはネットで検索したキムチです。
 明日の“天地人”の
 オシャレなポッサムキムチを楽しみにして下さい。

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