発酵家族 第24話 (上) 弟と親友のために
ホテはウンジュに電話
「ヒョンスがサンミと一緒に住む予定だった
家の場所は分かるか?
アヒョンドンの近くのはずだが」
…調べたけど分からないわ。
「じゃあ、自動車事故の場所はどこだ?」
…調べて電話するわ。
「ああ、頼む!」

「ホテ君!一緒に行くわ」
「危険だ!
帰ってくるから…」
「一緒に行くわ!
あなたは、アボジにとっては、
コ・サンウとコ・ハンドルだからね。
2人を、いや、
3人を無事に家に連れて帰りたいのよ」

アヒョンドンに行ったものの、
「こんな方法では探せないわ」
「ここいらのどこかだ」
「車のナンバーとか、
どんな車なのか分からないの?
駐車してれば分かるわ」

「ビョンスや!
ヒョンスに売った
中古車のナンバーとか分かるか?」

ヘジュンとヒョンス
「どうしてこんなことをするのか?
理由がわからない」
「ホン・サンミだ。
この世で一番愛していた女性だ。
オ・ヘジュンが殺した女性だ」

「…」

オ・ミョンチョルから電話
「ヘジュンはどこだ?
そんな恥知らずのことをするのは、
お前に決まっている、キ・ホテ!」
「は〜ぁ?」
「ヘジュンには髪の毛一本でも触れるなよ!
触れたら殺すぞ!」

「お前は俺を22年前に殺した!
2回も殺すことはできないさ」
「では、お前は生きていてはならん。
死ぬべきだ」
「死んだ人間は、
生きた人間を殺すことはできない!
オ・ミョンチョルという男は
生きていても、死んだも同然だ」

「何だと?」
「人間らしく生きていけない奴は、
人間じゃない。
オ・ミョンチョル!
お前は既に人間じゃない!」
「…」

「どうしたの?話して」
「…」
「ヘジュンに何があったの?」

奥さんとウ・テボク
チョ・テスク親分に
連れていかれようとするところに、

「あなた!」
「…、
妻と話す時間をくれ…」
「主人を連れて行くのなら、
警察に連絡するわ。
嫌なら私も一緒に行くわ」

ヒョンスとサンミの新居
「ホテ君!見つけたわ!
この車だわ!」

「サンミも俺もたくさんは望んでいなかった。
子供を産んで、
育つのを見守りたかっただけだ。
家族が欲しかっただけだ」
「…」
「羨ましかったのは、
普通の家族を持てることだけだった」
「…」
「お前は、サンミだけじゃなくて、
俺の夢まで、人生まで、全部奪ったんだ」
「…」
「それなのに罰せられてもいない。
父親の影に隠れて逃げ出したんだ。
葬式にも来なかったな」
「…」
「だから、俺は、
この世には法律も正義もないと思っている。
だから、俺が正義を貫く」

「すまなかった。
…、
すまなかった」
「サンミに会ったら
謝ってくれ」
「いつもこうなんだ。
いつも一歩遅れだ。
どのように生きていくべきなのか、
ようやく教えられたんだ。
しかし、後悔しても遅い…、
でも、生きたい」
「…」
「恥知らずだと思うけど、生きたい」
「サンミもそう思っていた」

二人の刑事
「ああ、そうだ。
…、分かった」
「…」
「精神病院の件の報告です。
火事が出た部屋の患者は行方不明だそうです」
「火事で死んだのではなかったのか?」
「遺体は見つかっていません。
それに、患者は、
自分は正気だと何度も訴えていたそうです。
だから、放火犯だと疑われているようです」
「それで?」
「自分の名前は
チョン・ソンミンだと言っていたらしいです」

アパートの管理者に、
「車の持ち主の名前を教えてください。
黒のジープで…」
「ああ、
あのジープは1209号室の若い人です」
「1209ですね!」

「ヒョンスや!」

ドアが開いていて、
部屋の中に入ると、トッケビの面…。

アパートの屋上

ふたりがアパートの屋上に駆け上がると!

「ヒョンスや!
そんなことはするな!」
「!」
「止めるんだ」

「もう、遅い」
「諦めてはいけないんだ。
簡単に自分の人生を諦めてはいけない」
「この世は不公平だ。
何度叫んでも、誰も聞いてはくれない。
俺は、仕返しをするんだ」

「サンミさんのことを考えてよ!
彼女はこんなことを望んではいないわ。
きっと、
あなたには幸せに生きて欲しいと
望んでいるはずだわ。
考え直して!」

「サンミから怒られても、
もう変えられない。
俺は許せないからだ。無理だ」

「ヒョンスさん…」
ここで、ホテは膝をつき、
懇願します。
「ヘジュンは俺の弟だ」

「それに、
俺とお前とは兄弟のようなものだ。
こんなにして二人を失うと、
俺は生きていられない。
だから、弟と親友として生きていてくれ。
ヒョンスや、
…、許すのが難しいのは解っている。
許すのには時間がかかるだろう。
永遠に許せないかもしれない。
でも、許さなかったら、後悔すると思う」

「…」

「分かったんだ。
俺が何を受けてきたか。
記憶はない。
しかし、何を奪われたかが分かった。
ヒョンスや。
許すチャンスと、
許されるチャンスを与えてくれ。
それに、
新しく生きていく機会を与えてくれ」
「…」
「俺のために、俺の弟のために、
俺の親友のためだ。お願いだ…」

ヒョンスはヘジュンのロープを解きます。

「…」

しかし、ヒョンスは独り飛び降ります。
ヘジュンがロープの端を握りしめて、
「ダメだ!
助けて!」

「…」

「ヒョンスや!」

「行かせてくれ…」
「生きるんだ!」
「…」
「生きるんだ、ヒョンス!
力一杯、生きるんだ!」
「…」

ヒョンスは助けを求めて、
手を差し出します。

「ふ〜」

「…」

「…」

事件の真相
ウ・テボクを
連れて行こうとしているチョ親分たち。
しかし、刑事たちがやってくる。

ウ・テボクと奥さんに、
「コ・サンドクの死は事故だった。
奥さんを助けるためだったんだろう?」
「キ・ホテには伝えて欲しい。
いつになるか分からないが、
“天地人”で食事をしたい」
「いいですか?
行きましょう」

「あなた…」
「ちょっと取ってくるものがある」
「時効の成立はいつなのか知っているか?」
「明日ですね」

「何を取ってくるのか知らないが、
明日にでも警察に持って来てくれ」

「先輩!」
「それから、報告書を書くからな」
「先輩!時効は明日ですよ!
逃げられたらどうするんですか?
先輩!」

ヒョンスは
カン・チュルソク刑事に電話します。
「パク・キョンスです、…」
「ああ。わかった。待っている」

「帰って来たな、ソンウや」
「ええ、友達を連れて来ました」
「そうか。
初めまして」
「あ!ホテ君、どこに行っていたの?
みんな待っていたのよ。
ヒョンスさんも中に入ってね。
食事はまだでしょう?」

カン・シドク料理長は
ヘジュンにエプロンを差し出します。

さあ、料理開始。
ヒョンスを送り出すために…。

# ミナリのチジミ
ヘジュンも渾身の料理。
涙を流しながら作ります。

「…」

「食べてください」
「…」
「早く…」
「…」

「ホテも未だだろう?
早く座ってくれ」
「チゲが冷めるから、食べてください」
「…。いただきます」

「…」

ヘジュンとオ・ミョンチョル
「大丈夫なのか?」
「ヘジュンなの?」
「どこなのか?
家に帰れ!警察には行くんじゃない!
私がなんとかするから…」
「自分で始末はつけなくてはいけないんだ。
もう、アボジの背中の影に隠れることはしない」
「キ・ホテが何を言っても、
馬鹿げたことだから、聞いてはいけない」

「助けてくれたのは、
キ・ホテだ。
助けてくれたのはホテなんだ。
アボジ!」
「…

ホテとカン・チュルソク
「話をさせてください」
「…」

「食事が終わるまで、
待っていてください。
お願いします」

ホテとヒョンス
「俺は、
“天地人”で待っているからな」
「…」
「ここでずっと待っているからな」
「頼まれてくれるか?」

「ああ、言ってくれ」
「サンミの墓には、俺の代わりに行ってくれ」
「そうだな」

連行
「被害者にも質問があるのですが、
お疲れですから、
明日の朝に警察署まで来てください」
「いいえ、
ヒョンスさんと一緒に行きます。
それに、ヒョンスさんは、
誘拐したのでもありません。
私が、一杯飲みたいと言っただけです」

「!」

「よろしければ、一緒に同行願います」

「…」

「…」


「にほんブログ村」ランキング。 『発酵家族』
# ドラマに触発されて、
辛み大根のキムチを作りました。
ヤンニョムは赤坂の韓国家庭料理屋の
ヤンデガム(梁大監:検索できます)
から分けてもらいました。
日本の辛い「辛み大根」ですから、
漬けてから1週間ですが、
まだ舌にしびれる触感があります。
# 明日はウ・テボクの時効です。
時効の日数のカウントの仕方は?
# 下の写真は、
ソル老人の席から外を見るホテ君です。


「にほんブログ村」ランキング。 『発酵家族』
「ヒョンスがサンミと一緒に住む予定だった
家の場所は分かるか?
アヒョンドンの近くのはずだが」
…調べたけど分からないわ。
「じゃあ、自動車事故の場所はどこだ?」
…調べて電話するわ。
「ああ、頼む!」

「ホテ君!一緒に行くわ」
「危険だ!
帰ってくるから…」
「一緒に行くわ!
あなたは、アボジにとっては、
コ・サンウとコ・ハンドルだからね。
2人を、いや、
3人を無事に家に連れて帰りたいのよ」

アヒョンドンに行ったものの、
「こんな方法では探せないわ」
「ここいらのどこかだ」
「車のナンバーとか、
どんな車なのか分からないの?
駐車してれば分かるわ」

「ビョンスや!
ヒョンスに売った
中古車のナンバーとか分かるか?」

ヘジュンとヒョンス
「どうしてこんなことをするのか?
理由がわからない」
「ホン・サンミだ。
この世で一番愛していた女性だ。
オ・ヘジュンが殺した女性だ」

「…」

オ・ミョンチョルから電話
「ヘジュンはどこだ?
そんな恥知らずのことをするのは、
お前に決まっている、キ・ホテ!」
「は〜ぁ?」
「ヘジュンには髪の毛一本でも触れるなよ!
触れたら殺すぞ!」

「お前は俺を22年前に殺した!
2回も殺すことはできないさ」
「では、お前は生きていてはならん。
死ぬべきだ」
「死んだ人間は、
生きた人間を殺すことはできない!
オ・ミョンチョルという男は
生きていても、死んだも同然だ」

「何だと?」
「人間らしく生きていけない奴は、
人間じゃない。
オ・ミョンチョル!
お前は既に人間じゃない!」
「…」

「どうしたの?話して」
「…」
「ヘジュンに何があったの?」

奥さんとウ・テボク
チョ・テスク親分に
連れていかれようとするところに、

「あなた!」
「…、
妻と話す時間をくれ…」
「主人を連れて行くのなら、
警察に連絡するわ。
嫌なら私も一緒に行くわ」

ヒョンスとサンミの新居
「ホテ君!見つけたわ!
この車だわ!」

「サンミも俺もたくさんは望んでいなかった。
子供を産んで、
育つのを見守りたかっただけだ。
家族が欲しかっただけだ」
「…」
「羨ましかったのは、
普通の家族を持てることだけだった」
「…」
「お前は、サンミだけじゃなくて、
俺の夢まで、人生まで、全部奪ったんだ」
「…」
「それなのに罰せられてもいない。
父親の影に隠れて逃げ出したんだ。
葬式にも来なかったな」
「…」
「だから、俺は、
この世には法律も正義もないと思っている。
だから、俺が正義を貫く」

「すまなかった。
…、
すまなかった」
「サンミに会ったら
謝ってくれ」
「いつもこうなんだ。
いつも一歩遅れだ。
どのように生きていくべきなのか、
ようやく教えられたんだ。
しかし、後悔しても遅い…、
でも、生きたい」
「…」
「恥知らずだと思うけど、生きたい」
「サンミもそう思っていた」

二人の刑事
「ああ、そうだ。
…、分かった」
「…」
「精神病院の件の報告です。
火事が出た部屋の患者は行方不明だそうです」
「火事で死んだのではなかったのか?」
「遺体は見つかっていません。
それに、患者は、
自分は正気だと何度も訴えていたそうです。
だから、放火犯だと疑われているようです」
「それで?」
「自分の名前は
チョン・ソンミンだと言っていたらしいです」

アパートの管理者に、
「車の持ち主の名前を教えてください。
黒のジープで…」
「ああ、
あのジープは1209号室の若い人です」
「1209ですね!」

「ヒョンスや!」

ドアが開いていて、
部屋の中に入ると、トッケビの面…。

アパートの屋上

ふたりがアパートの屋上に駆け上がると!

「ヒョンスや!
そんなことはするな!」
「!」
「止めるんだ」

「もう、遅い」
「諦めてはいけないんだ。
簡単に自分の人生を諦めてはいけない」
「この世は不公平だ。
何度叫んでも、誰も聞いてはくれない。
俺は、仕返しをするんだ」

「サンミさんのことを考えてよ!
彼女はこんなことを望んではいないわ。
きっと、
あなたには幸せに生きて欲しいと
望んでいるはずだわ。
考え直して!」

「サンミから怒られても、
もう変えられない。
俺は許せないからだ。無理だ」

「ヒョンスさん…」
ここで、ホテは膝をつき、
懇願します。
「ヘジュンは俺の弟だ」

「それに、
俺とお前とは兄弟のようなものだ。
こんなにして二人を失うと、
俺は生きていられない。
だから、弟と親友として生きていてくれ。
ヒョンスや、
…、許すのが難しいのは解っている。
許すのには時間がかかるだろう。
永遠に許せないかもしれない。
でも、許さなかったら、後悔すると思う」

「…」

「分かったんだ。
俺が何を受けてきたか。
記憶はない。
しかし、何を奪われたかが分かった。
ヒョンスや。
許すチャンスと、
許されるチャンスを与えてくれ。
それに、
新しく生きていく機会を与えてくれ」
「…」
「俺のために、俺の弟のために、
俺の親友のためだ。お願いだ…」

ヒョンスはヘジュンのロープを解きます。

「…」

しかし、ヒョンスは独り飛び降ります。
ヘジュンがロープの端を握りしめて、
「ダメだ!
助けて!」

「…」

「ヒョンスや!」

「行かせてくれ…」
「生きるんだ!」
「…」
「生きるんだ、ヒョンス!
力一杯、生きるんだ!」
「…」

ヒョンスは助けを求めて、
手を差し出します。

「ふ〜」

「…」

「…」

事件の真相
ウ・テボクを
連れて行こうとしているチョ親分たち。
しかし、刑事たちがやってくる。

ウ・テボクと奥さんに、
「コ・サンドクの死は事故だった。
奥さんを助けるためだったんだろう?」
「キ・ホテには伝えて欲しい。
いつになるか分からないが、
“天地人”で食事をしたい」
「いいですか?
行きましょう」

「あなた…」
「ちょっと取ってくるものがある」
「時効の成立はいつなのか知っているか?」
「明日ですね」

「何を取ってくるのか知らないが、
明日にでも警察に持って来てくれ」

「先輩!」
「それから、報告書を書くからな」
「先輩!時効は明日ですよ!
逃げられたらどうするんですか?
先輩!」

ヒョンスは
カン・チュルソク刑事に電話します。
「パク・キョンスです、…」
「ああ。わかった。待っている」

「帰って来たな、ソンウや」
「ええ、友達を連れて来ました」
「そうか。
初めまして」
「あ!ホテ君、どこに行っていたの?
みんな待っていたのよ。
ヒョンスさんも中に入ってね。
食事はまだでしょう?」

カン・シドク料理長は
ヘジュンにエプロンを差し出します。

さあ、料理開始。
ヒョンスを送り出すために…。

# ミナリのチジミ
ヘジュンも渾身の料理。
涙を流しながら作ります。

「…」

「食べてください」
「…」
「早く…」
「…」

「ホテも未だだろう?
早く座ってくれ」
「チゲが冷めるから、食べてください」
「…。いただきます」

「…」

ヘジュンとオ・ミョンチョル
「大丈夫なのか?」
「ヘジュンなの?」
「どこなのか?
家に帰れ!警察には行くんじゃない!
私がなんとかするから…」
「自分で始末はつけなくてはいけないんだ。
もう、アボジの背中の影に隠れることはしない」
「キ・ホテが何を言っても、
馬鹿げたことだから、聞いてはいけない」

「助けてくれたのは、
キ・ホテだ。
助けてくれたのはホテなんだ。
アボジ!」
「…

ホテとカン・チュルソク
「話をさせてください」
「…」

「食事が終わるまで、
待っていてください。
お願いします」

ホテとヒョンス
「俺は、
“天地人”で待っているからな」
「…」
「ここでずっと待っているからな」
「頼まれてくれるか?」

「ああ、言ってくれ」
「サンミの墓には、俺の代わりに行ってくれ」
「そうだな」

連行
「被害者にも質問があるのですが、
お疲れですから、
明日の朝に警察署まで来てください」
「いいえ、
ヒョンスさんと一緒に行きます。
それに、ヒョンスさんは、
誘拐したのでもありません。
私が、一杯飲みたいと言っただけです」

「!」

「よろしければ、一緒に同行願います」

「…」

「…」

「にほんブログ村」ランキング。 『発酵家族』
# ドラマに触発されて、
辛み大根のキムチを作りました。
ヤンニョムは赤坂の韓国家庭料理屋の
ヤンデガム(梁大監:検索できます)
から分けてもらいました。
日本の辛い「辛み大根」ですから、
漬けてから1週間ですが、
まだ舌にしびれる触感があります。
# 明日はウ・テボクの時効です。
時効の日数のカウントの仕方は?
# 下の写真は、
ソル老人の席から外を見るホテ君です。

「にほんブログ村」ランキング。 『発酵家族』



