怪しいパートナー 第19話(下) 良いことと正義

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# 七夕…、今日の夜空の天気はどうなのか…?

天の川(milky way)を挟んで織女星(ベガ)と牽牛星(アルタイル)。
雨で川が溢れて船が出せない時には、白鳥座が二人の出会いを助けるといいます。
韓国では白鳥の代わりにカササギが飛んでくれます。
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(“カササギ”ことイ・バンジとヨニでした『六龍が飛ぶ』)

怪しいパートナー 第19話(下) 良いことと正義

ジウクはチョン・ヒョンスの反応(表情)を振り返って、女性問題が裏にあるのではないかとの推理

「チョン・ヒョンスは2度反応した。
 俺が、
 女性への虐待とコ・チャンホの女性関係について質問した時だった」

「では虐待に遭った女性を調べますか?」
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「ああ、しかし気を付けてくれ。
 チョン・ヒョンスは簡単な標的ではない」

「私だって、ダメな監察官ではない。
 だから私に何でもやらせるんですよね」

「ああ、その点は議論の余地はない」

「それで、何かを見つけても二人だけの秘密にして欲しい」

「それはウン・ボンヒ弁護士のためですよね?」

「…、俺たちが彼女には隠していることで、
 彼女を傷つけたくない。
 自分で事を解決するチャンスを与えたいんだ」
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取り調べ室

「自白しましたよね」

「…」
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「彼女はいつもの家庭内暴力で心が萎えていた。
 正気ではない状況での犯行でした」

「頭蓋骨骨折でご主人は死んだのです。
 階段から突き落とした後に、
 さらにナイフで腹部を刺したのですよね?
 既に死んだ後ですよね?」

「ええ、それくらいに憎んでいました。
 怒りを抑えることはできませんでした」
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「…」
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「検事と弁護士との偶然の出会いだわね?」

「ああ」

「ウン・ボンヒさんの弁護についても触れたけど、
 無実を信じているの?」

「俺は自分のクライアントを信じないことを知っているだろう?
 俺は、クライアントが本当のことを言っているかどうかとか、
 信じるかどうかについては気にしない。
 ただ、仕事だ」

「…」

「しかし、ウン・ボンヒさんは信じた。
 信じたから弁護を引き受けた」

「なぜ?」

「なぜだろう?」

「…。
 ウニョク…、いつか一緒に食事しましょう?」

「…」
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事務所

ウンヒョクは写真を見せて
「パク・ソンウンさんは夫のカン・ジンホ(ジホ)から、
 いつも家庭内暴力を受けていた。
 事件はカン・ジホさんが数日間、仕事で家を留守にしていた後に起きた。
 突然の帰宅だったそうだ。
 それで、夫婦ケンカに発展した」
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「しかし、彼女は自白によって罪を認めた。
 焦点は事故死にも拘わらず、自分が殺したと自白したことだ」

「では、彼女が家庭内暴力で気弱になっていたことだけで、
 弁護するのですか?」
(ボンヒ)

「そうだ」

「ちょっと、待ってくれ。 ちょっと変だ。
 事件の日には彼女は暴力を受けていないようだ。
 報告では、当日のパク・ソンウンさんには暴力の傷痕がない」
(ジウク)

「そうだ。 口喧嘩だけだった」
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「では次に、これは息子のカン・ジェヨンで、24歳の大学生だ」

「母親が正当防衛でアボジを殺したと信じていますね…」

「これは、いたって簡単な事件だから心配するな。
 俺一人でできる」
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しかし、ジウクは息子を疑ったようです

「いいや、手助けする」
(ジウク)

「大丈夫だ。 一人でやれる」

「単に手助けすると言っただけだ。
 ウン・ボンヒも手伝ってくれ」

「いいや、大丈夫だから、ウン・ボンヒさんまで…」

「いや、彼女もこの件では学ぶことが多いはずだ」

「では、ウン・ボンヒさんだけで良い」

「いや、俺も手助けする」
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今回のジウクの固執にバン係長は、
「あ~、私は独身だが4人の子供持ちみたいだ」

「4人ですか?」

「ああ、年長の息子が来た」
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「やあ!
 “証拠不十分”!」

逃げ出すボンヒでした。

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検察庁

「目が疲れているようですね、先輩」

「ええ、他にもたくさんあるのに、
 コ・チャンホの件も調べないといけないわ」
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ウンヒョクから頼まれたパク・ソンウンの診断記録を持って、配達に来たチョン・ヒョンス

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「これは特殊な件で、
 殺人を先に自白した女性のケースなんだ。
 告白で罪が軽くなると思いますか?」
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ウンヒョクは彼女との約束(守秘義務)で、真実を隠そうとしていますが
「どうか、もう一度考え直して頂けませんか?」

「いいえ…」
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お茶当番のボンヒ

「あれ?
 今週はボンヒさんの当番ではなかったはずで…」

「ええ、こうなったので…。
 人生はギブ・アンド・テイクでしょう?」
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# ピョン代表との取引に負けたボンヒでした。

「座ってくれ」

「何を読んでいるのですか?
 …、あ~、チ弁護士のケースですね?」

「ああ」

「でも、手助けは要らないと言っていたのに、
 なぜ協力すると言い張ったのですか?」

「どうだか…。
 でもこの件ではあいつは何か変だからだ」

「え~い。 いつもチ弁護士は変ですよ」

「人の性格を見抜く力があるようだな」

「ええ、ノ弁護士は人に嫌われるタイプでしたからね」

「そうだったのか?」
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「写真のイメージでは、
 どうも誰かが家に先にいたような気がする」

「どうして死んだ後に刺したのでしょうかね?
 どんなに憎んでいても、後で刺す必要があるのでしょうかね…?」

「その点だ。
 ウン・ボンヒにも成長がみられる

「もう一点。
 先に来ていた人がいるとすれば、
 それは息子さんしかいない。
 そう思っているでしょう?」

「…」

「チ弁護士か質問に出向こうとした時には、
 既に一階に来て待っていたそうです」

「さすがだ! ウン・ボンヒ!」

「…」
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微笑ましい二人を見るバン係長

「やっぱり、
 誰が見ても二人は付き合っているとしか見えない」

「…」
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そこに、ピョン代表
「誰と誰のことか?」

「何も言ってはいませんよ」

「聞こえたが…?」

「年を取ると、幻聴が出るそうですよ」

「?!」
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ウンヒョクが息子に質問しているところにジウクが来ます。
息子は、
記憶がある昔からの家庭内暴力だったと打ち明けていました。

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ジウクはチョン・ヒョンスが子供の頃には力がなかったので悔しい思いをしたものの、成人してからは復讐を考えるようになったと供述したことを思い出しつつ、

「暴力はオモニだけではなくて、
 あなたにもあったのではないですか?」
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息子のカン・ジェヨンが帰った後

「アイゴ~、どうして割り込むのか?」

「それは俺が聞きたいことだからだ。
 さあ、俺の目を見ろ、ウニョク…」

「…。
 いつもお前を見ているじゃないか、ウガ…」

「そうだな。
 でも、俺の目を見て、本当のことを話せ」
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ウンヒョクはすべてを話します

「そうか。 だからか…」

「知った以上、お前も守秘義務を守れ。
 それは弁護士法の21条
だ」

「しかし、第24条の第2項では、
 クライアントのために真実を覆い隠してはならないという法律が優先される

「しかし、クライアントの意向が最優先だ」

「では、無実の人を刑務所に入れて、罪人を開放するのか?」
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「いいや、パク・ソンウンさんの気持ちを大切にしたいんだ」

「そんなことをすると、間違いの元だ!
 裁判でお前が偽証すると彼女には逃げ場が無くなる。
 どうやって真実を犯人に告白させるのか?!」

「それが彼女の気持ちだから、彼女に従いたいんだ」

「それがクライアントのためになると考えているのか?!」

「ああ、そうだ」

「馬鹿なことを言うな!
 彼女はそれで犯罪のために自分が犠牲になるんだぞ?!」
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「俺が言うことが分からないのか?!
 クライアントが望むことだからだ」

「やあ、ウニョク!
 犯罪者を野放しにして、
 それで後のことまで面倒をみることができるのか?!」
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「知った以上、お前も守秘義務を守れ。
 それは弁護士法の21条
だ」

「しかし、第24条の第2項では、
 クライアントのために真実を覆い隠してはならないという法律が優先される

# ウンヒョクに対するジウクの発言で始めて法律での規定を知りました。

ドラマ『六龍が飛ぶ』では、バンウォンと師匠の間で、
良いことと正義の違いは何か?」
との、成均館での論議がありました。

ドラマ『記憶』では秘書のソンファが、
「私は法律は嫌いです。
 でも、真実を信じます」と言いました。

この2作で、私なりに答えを書いたつもりでした。
“法律では規定されないものの、法律の外には人の倫理がある”と。
しかし、
元は検事だったジウクというだけでなく、
彼の弁護士としての生き方に迫力を感じました。

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