逆賊 第25話(上) 生い立ち
# GWの横浜中華街は身動きができないほどの人口密度でした。

(左は媽祖廟 右は朱雀門)
人、人…、人

(2017.05.06)
逆賊 第25話(上) それぞれの生い立ち
宮廷の随所に煙幕を張り、ホン・ギルドン参上!

祝宴が台無しになり…、

宦官に助けられて逃げる燕山君

逃げる燕山君の前に現れたギルドン
「お~い、イ・ユン!
怖いのか?」
「…」
「大変な騒ぎになったな…」
「ホン・ギルドン…。 捕まえてやる…」
「また会おう」

「仁政殿(インジョンジョン #)で騒動が起きた!
チョナがいるから急げ! 門を閉めろ!」
ギルヒョンは半時ほど後に部下たちと合流することで、北の狩場で会うことにします。

# 昌徳宮(チャンドックン)の正殿
ギルヒョン
「何が起きたのですが?」
「急いで下さい。
我々はホン・チョンジの仲間たちです」
「ホン・チョンジ…? 本当ですか?
本当に救ってくれるのですか?」
「急いで下さい」

「!」

元海賊たちは官軍の制服をまとって牢獄を開放します。
頭領は赤ん坊とは切り離された妓生たちを救い出し、
「赤ん坊たちは俺たちが保護しています!」

「本当ですか?
ホン・チョンジの仲間の人たちなのですか?」
「はいそうです」

カリョンはオンランを連れ出し、
「一緒に行きましょう。
このままではチョナに殺されるわよ」
しかし、サンファがいないことに気付き、
「サンファを探してくるわ」
「急いで下さい!
北門に四半時後に来てください」
「!」

# サンファは師匠のところに行っていて、何が起きたのか知りませんでした。
# オンランもサンファのために残ります。
仁政殿の前の広場

倒れた官僚たちの背には貼紙が…。
…王を正しく諫めなかった罰だ。
…暴君を作った罰だ。
…言葉だけで無責任だった罰だ。

ギルドンの後を追って来た燕山君
「そこで止まれ!」
「…」

「質問がある。正直に答えろ」
「…」
「お前は滅亡した高麗時代の王族の最期の末裔だと聞くが、
本当か?」
「…」
「でなければ、
王家の妾の息子でそれを怒っているとも聞くが…」
「…」

「でなければ、
お前は自分のことを何だと思っているのか?」
「俺は高麗の王族の末裔でも、妾の息子でもない。
それに落ちぶれた貴族の末裔でもない。
俺は、アボジの息子、奴婢のアモゲの息子だ。
朝鮮の最下層の身分だった」

「ははは、まさか…?
そんな下層の子供だと?
ありえない」
「では、貴様はなぜだ?
太陽の子とも言われる高貴な王の元に生まれたのに、
そんな下劣な男になったのか?」
「…」
「言っておくが、俺はアボジとオモニから命を貰った。
そして、誰かがこのような男にした」
「…?」
「誰かとはあんたのことだ」
「…」

「俺は活彬亭(ファルビンジョン)の接待係で踏み台、
酒造をして、腐敗した両班を叩きのめしたホン・ギルドンだ。
他の何者でもない」
「…」
「あんたは俺の骨を砕いたが、
民百姓の血と涙が俺の身体に流れて来た。
百姓たちの血と汗と涙が俺の骨と肉体を甦らせたのだ」
「…」
「だから、イ・ユン。
俺を止めたかったら、お前が暴政を止めるのだ」
「…」
「お前が止めたら、俺も元の客引きに戻る」

「貴様は…、そこまで…」

仲間が待ち構えるところに燕山君をおびき寄せるギルドン
「!」

間にギルヒョンが入って来て、
「お前たち、まず俺を殺せ!
俺を先に殺せ!」
「…」

兄弟での打ち合わせどおりでした。
「…」
「…」

「どうも貴様は王の忠臣のようだな。
また会おう!」
(ギルドン)
「チョナ!」
(ギルヒョン)
「…」

息絶え絶えの燕山君でした。

宮廷に戻って、ソン師匠とギルヒョン

「チョナ。
なぜホン・ギルドンが生きていることを知らせてくれなかったのですか?
私が何とか…」
「なぜ私が?
そなたに宮廷でのことをいちいち話さないといけないのか?」
「あいつは…」
「ではなぜだ?
そなたはどこに行っていたのか?
ホン・ギルドンから私を守ったのは国軍でも宦官でもない!」
「…」

「守ってくれたのはパク・ハソンだ。
パク・ハソンだけだ!
いったいどうやって宮中に入って来たのか…?」
「チョナ、きっと内部に密通している者がいるからです。
チョナに近く、チョナが信じている者です」
「…」
「チョナ、淑容(スギョン)張氏を信じていますか?」
「…」

ウォルハメ
「なぜチョナはスギョンまで寝所に入るのを禁じたのですか?」
「…」

燕山君
…まさか…、奴婢の子ではあるまい…
ノクスが奴婢の子と…

ソブリやヨンゲたちは牢獄に入れられていた百姓たちを、宮廷で働く女官や薬官の衣服に着替えさせて、大きな洞窟に案内しました。
「久しぶりだな。 一度会いましたよね」
「ま、まさか…、
イング二ムに殺されたと思っていました…」
「…」

「みんな!ホン・チョンジだぞ!」
「…」
「ホン・チョンジが生きている!
俺たちは助かったんだ!」

そして、保護されていた赤ん坊たちが母の手に戻ります。
「この赤ん坊たちは、あんたたちの子供なのよね?!」
「!」

荒らされた後宮
…ソバン…、あなたが亡くなっても、
あなたの遺志を継ぐ者たちがいるのよ。
私はサンファを探して、
ソバンの名前を継ぐ人たちと合流するわ。

そこにオンラン
「オンニが一緒じゃないのに、
私だけ行くことはできなかったわ。
そうでしょう?」
「でも、チョナは…?」
「チョナとスギョン(淑容)には膝をついてお詫びしたいわ。
それでサンファは見つかったのですか?」

ソン師匠の屋敷から帰って来たサンファ
「いったい、何の騒ぎが起きたの?」


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# 張緑水(チャン・ノクス)は第25話ではスギョン(淑容)と呼ばれています。
最初に側室になった時は淑媛(スグォン)でした。
側室の序列
正一品…嬪(ピン:빈)
従一品…貴人(クィイン:귀인)
正二品…昭儀(ソウィ:소의)
従二品…淑儀(スグィ:숙의)
正三品…昭容(ソヨン:소용)
従三品…淑容(スギョン:숙용)
正四品…昭媛(ソウォン:소원)
従四品…淑媛(スグォン:숙원)
# モリの不思議な言動
第23話では燕山君から、宮中で生まれた赤ん坊を埋めるように指示されました。
埋めるところには煙幕で、その後に官軍の兵士たちが倒れているシーンでした。
あれはギルドン軍団が赤ん坊を救ったのか?
また、モリは何をしていたのか?
単にすべて埋葬したと嘘の報告をしたのか?
私はモリとオンランが兄妹ではないかと思って期待しています。
美男美女ですから…。
<第23話より>
「ただし、私は子供まで呼んだつもりはない。
子供が生まれ次第、別れさせよ。
赤ん坊は埋めてしまえ」

山中に連れられて行く母親と赤ん坊

「…」

「仕事は終えたか?」
「ええ、新生児はすべて埋葬しました」


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(左は媽祖廟 右は朱雀門)
人、人…、人

(2017.05.06)
逆賊 第25話(上) それぞれの生い立ち
宮廷の随所に煙幕を張り、ホン・ギルドン参上!

祝宴が台無しになり…、

宦官に助けられて逃げる燕山君

逃げる燕山君の前に現れたギルドン
「お~い、イ・ユン!
怖いのか?」
「…」
「大変な騒ぎになったな…」
「ホン・ギルドン…。 捕まえてやる…」
「また会おう」

「仁政殿(インジョンジョン #)で騒動が起きた!
チョナがいるから急げ! 門を閉めろ!」
ギルヒョンは半時ほど後に部下たちと合流することで、北の狩場で会うことにします。

# 昌徳宮(チャンドックン)の正殿
ギルヒョン
「何が起きたのですが?」
「急いで下さい。
我々はホン・チョンジの仲間たちです」
「ホン・チョンジ…? 本当ですか?
本当に救ってくれるのですか?」
「急いで下さい」

「!」

元海賊たちは官軍の制服をまとって牢獄を開放します。
頭領は赤ん坊とは切り離された妓生たちを救い出し、
「赤ん坊たちは俺たちが保護しています!」

「本当ですか?
ホン・チョンジの仲間の人たちなのですか?」
「はいそうです」

カリョンはオンランを連れ出し、
「一緒に行きましょう。
このままではチョナに殺されるわよ」
しかし、サンファがいないことに気付き、
「サンファを探してくるわ」
「急いで下さい!
北門に四半時後に来てください」
「!」

# サンファは師匠のところに行っていて、何が起きたのか知りませんでした。
# オンランもサンファのために残ります。
仁政殿の前の広場

倒れた官僚たちの背には貼紙が…。
…王を正しく諫めなかった罰だ。
…暴君を作った罰だ。
…言葉だけで無責任だった罰だ。

ギルドンの後を追って来た燕山君
「そこで止まれ!」
「…」

「質問がある。正直に答えろ」
「…」
「お前は滅亡した高麗時代の王族の最期の末裔だと聞くが、
本当か?」
「…」
「でなければ、
王家の妾の息子でそれを怒っているとも聞くが…」
「…」

「でなければ、
お前は自分のことを何だと思っているのか?」
「俺は高麗の王族の末裔でも、妾の息子でもない。
それに落ちぶれた貴族の末裔でもない。
俺は、アボジの息子、奴婢のアモゲの息子だ。
朝鮮の最下層の身分だった」

「ははは、まさか…?
そんな下層の子供だと?
ありえない」
「では、貴様はなぜだ?
太陽の子とも言われる高貴な王の元に生まれたのに、
そんな下劣な男になったのか?」
「…」
「言っておくが、俺はアボジとオモニから命を貰った。
そして、誰かがこのような男にした」
「…?」
「誰かとはあんたのことだ」
「…」

「俺は活彬亭(ファルビンジョン)の接待係で踏み台、
酒造をして、腐敗した両班を叩きのめしたホン・ギルドンだ。
他の何者でもない」
「…」
「あんたは俺の骨を砕いたが、
民百姓の血と涙が俺の身体に流れて来た。
百姓たちの血と汗と涙が俺の骨と肉体を甦らせたのだ」
「…」
「だから、イ・ユン。
俺を止めたかったら、お前が暴政を止めるのだ」
「…」
「お前が止めたら、俺も元の客引きに戻る」

「貴様は…、そこまで…」

仲間が待ち構えるところに燕山君をおびき寄せるギルドン
「!」

間にギルヒョンが入って来て、
「お前たち、まず俺を殺せ!
俺を先に殺せ!」
「…」

兄弟での打ち合わせどおりでした。
「…」
「…」

「どうも貴様は王の忠臣のようだな。
また会おう!」
(ギルドン)
「チョナ!」
(ギルヒョン)
「…」

息絶え絶えの燕山君でした。

宮廷に戻って、ソン師匠とギルヒョン

「チョナ。
なぜホン・ギルドンが生きていることを知らせてくれなかったのですか?
私が何とか…」
「なぜ私が?
そなたに宮廷でのことをいちいち話さないといけないのか?」
「あいつは…」
「ではなぜだ?
そなたはどこに行っていたのか?
ホン・ギルドンから私を守ったのは国軍でも宦官でもない!」
「…」

「守ってくれたのはパク・ハソンだ。
パク・ハソンだけだ!
いったいどうやって宮中に入って来たのか…?」
「チョナ、きっと内部に密通している者がいるからです。
チョナに近く、チョナが信じている者です」
「…」
「チョナ、淑容(スギョン)張氏を信じていますか?」
「…」

ウォルハメ
「なぜチョナはスギョンまで寝所に入るのを禁じたのですか?」
「…」

燕山君
…まさか…、奴婢の子ではあるまい…
ノクスが奴婢の子と…

ソブリやヨンゲたちは牢獄に入れられていた百姓たちを、宮廷で働く女官や薬官の衣服に着替えさせて、大きな洞窟に案内しました。
「久しぶりだな。 一度会いましたよね」
「ま、まさか…、
イング二ムに殺されたと思っていました…」
「…」

「みんな!ホン・チョンジだぞ!」
「…」
「ホン・チョンジが生きている!
俺たちは助かったんだ!」

そして、保護されていた赤ん坊たちが母の手に戻ります。
「この赤ん坊たちは、あんたたちの子供なのよね?!」
「!」

荒らされた後宮
…ソバン…、あなたが亡くなっても、
あなたの遺志を継ぐ者たちがいるのよ。
私はサンファを探して、
ソバンの名前を継ぐ人たちと合流するわ。

そこにオンラン
「オンニが一緒じゃないのに、
私だけ行くことはできなかったわ。
そうでしょう?」
「でも、チョナは…?」
「チョナとスギョン(淑容)には膝をついてお詫びしたいわ。
それでサンファは見つかったのですか?」

ソン師匠の屋敷から帰って来たサンファ
「いったい、何の騒ぎが起きたの?」


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# 張緑水(チャン・ノクス)は第25話ではスギョン(淑容)と呼ばれています。
最初に側室になった時は淑媛(スグォン)でした。
側室の序列
正一品…嬪(ピン:빈)
従一品…貴人(クィイン:귀인)
正二品…昭儀(ソウィ:소의)
従二品…淑儀(スグィ:숙의)
正三品…昭容(ソヨン:소용)
従三品…淑容(スギョン:숙용)
正四品…昭媛(ソウォン:소원)
従四品…淑媛(スグォン:숙원)
# モリの不思議な言動
第23話では燕山君から、宮中で生まれた赤ん坊を埋めるように指示されました。
埋めるところには煙幕で、その後に官軍の兵士たちが倒れているシーンでした。
あれはギルドン軍団が赤ん坊を救ったのか?
また、モリは何をしていたのか?
単にすべて埋葬したと嘘の報告をしたのか?
私はモリとオンランが兄妹ではないかと思って期待しています。
美男美女ですから…。
<第23話より>
「ただし、私は子供まで呼んだつもりはない。
子供が生まれ次第、別れさせよ。
赤ん坊は埋めてしまえ」

山中に連れられて行く母親と赤ん坊

「…」

「仕事は終えたか?」
「ええ、新生児はすべて埋葬しました」


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