逆賊 第20話(上) 劇作家カリョン

先週のハナモモ
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逆賊 第20話(上) 劇作家カリョン

宮中で出合ったジャチとギルヒョン
(ギルヒョンには、4年以上前の出来事での苦渋しか記憶にはありません)

「待て!」

「なぜ私の名を呼ぶのか?!
 アボジのことを裏切ったくせに!」

「…」
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「その上に、私の弟たちの命までも失うことになったのに…。
 それで宮中で働いているのか?!」

「そうだ。 あの時はそうだった。
 ギルヒョンがここに…。
 聞いてくれ、アモゲ!
 お前の子供たちが生きているぞ!」
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「アボジの名前を呼ぶことができるのか?!」

「ギルヒョンや…。
 ギルドンが待っている。
 お前に会いたいのだ。 知らなかったのか?」

「ギルドンはどこにいるのか?」

「今は分からない」

「また私を騙すのか?!」

ギルヒョンはあの時の裏切り以降、ミ・グモク(ウム・ジャチ)に会っていないので、ジャチの話を信じることができませんでした。

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久々の帰宅

「まだ車人(コイン)のことを知っている人には出会ってはいないので、
 家系図を探っている」

「ともかくは、漢陽を出るからまずは、カリョンに会って来い」

「その必要はない」

「いいや、みんなで行動すると目立つから、
 お前は一人で帰れ」
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走り出すギルドン

「待っているからな!
 忘れずにすぐに戻って来い!」

「しっかり食事するんだぞ!」
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カリョンは小説の執筆中

…琵琶の音色は私の琴線に触れる。
そして踊る妓生たち…。

「わ~、オモ! とても面白いわ!」
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そこにギルドンの足音なのですが…。
カリョンはこん棒を持って…、
「誰なの?!
 出て来なさい!今なら許すわ!」

「イムジャ…、ただいま」

「!
 オラボニ…」
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「たくさん話したいことがあったのよ」

「全部聞いてやるから、話してくれ」

「でも顔を見たら全部忘れたわ。
 オラボニにはシッケ(コメのジュース)と、
 ご飯を用意しておかないといけないと思っていたわ。
 でも出かけている時に帰って来たら困るから、
 ずっとこうして待っていたのよ」

「あ~」
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「ちょっと待っていて…。
 食事の準備をするわ。
 退屈しのぎに私の小説を読んでいて頂戴」

「いや、退屈じゃないから…」

「!
 とても面白いから是非読みなさい!
 驚かないでよ!」

「?!」

「あんまり驚かないでね!」

「イムジャ…」

「へ…」

「は~」
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…私の胸はドキドキと…

「あ~、一行読んだだけで眠くなる…」

寝てしまうギルドン

「ソバは疲れているのね…」
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# 旦那様をソバニムと言うのですが、ため口で略しています。

ひと眠りしたギルドンは起きて来て、
「寝ている場合じゃないんだ」

「え?!」

カリョンを引き寄せます

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「カリョンや。
 しばしばオリニを探すことを忘れてしまう。
 馬鹿だな…」

「…」

「変なことばかりが起きる。
 例えば凍ったスグリの実を納めなかったというだけで、
 体を痛めつけられて血を流す男もいる。
 国境の近くの人々は馬が足りないと言われて、
 蛮族から痛めつけられる…」

「…」

「俺は不思議に思うのだが、
 そんなにも痛めつけられた人々が怒りも見せずに、
 ただ泣き寝入りするだけなのだ。
 そんな可哀想な人を見ていると怒りがこみ上げて来て、
 オリニのことは忘れてしまう。
 この世の全部をひっくり返してやりたい」

「オラボニ…」
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「県令たちは言い訳ばかりして、
 “王の要請だ”と言って王に責任を擦り付けている。
 よく解らないが、
 本当にそれが王命と言うのならば、
 俺は王に直接会って、本当なのかどうか聞いてみたい」

「あんまり考え込まないで、オリニを探し出して、
 あのチュウォン君とは別の世界で生きていきましょうよ。
 あまり怒りすぎないで、
 これまでのように少しずつやっていくのが良いじゃないの…」

「そうなのか…?
 これまでのようにゆっくりと一緒に生きていく…」
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ギルヒョンはこれまでのギルドンが出没した村の地図から、今度は漢陽の近くの3か所の村に現れると推測しています。

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ヨンゴンジェ(年健材)

「ここがヨンゴンジェだ。
 スギダン(守貴単)がいる」

「行こう」
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村での騒ぎ

「どうしたのか?」

「突然利息を吊り上げられてしまいました。
 マンウが支払えないということで、
 牛を一頭持って行かれたんです。
 牛がいないとなるとマンウは生活できません」

「文句言っても解決にはならんのに…」
(ソブリ)

「…」

「なぜ笑っているのか?」

「…」

ギルドンは乗り込む算段でした。

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長利所(チャンリソ)

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「利息を上げたのは王命なのでしょうか?!」

「牛を返してください。
 10年働いて買った牛です」

「もう死んだ牛だ!」

「あなた達が強引に連れ去ったからです!
 弁償して下さい!」
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抗議した村人は叩かれて死亡

「ボクマンや!」

「百叩きで死んだのではない。
 持病のためだ。 そうだろう?!」

死因までを押し付ける県令でした。

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居酒屋で話を聞いて、
ここもスギダンが抑えているところだ

ギルヒョンも兵を連れて来ます

現れたギルドンカンパニー

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「いったいお前たちはどれほど借りたいのか?」

「ところで、利息を支払わないとどうなるのですか?」

「土地を売れば良い」

「足りなければどうなりますか?」

「親族が支払えば良い」

「それでも足りなければ私も叩かれて死ぬことになりますか?」

「…」
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「私のことも持病で死んだと言うつもりなのか?!」
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「正直に言え!
 お前の友達は病気で死んだのか?
 それとも叩かれて死んだのか?!
 何かあれば、
 ホン・チョンジが裁きに来たと言えば良い」

「土地を取り上げられると言われたからです」
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そこにギルヒョンが官軍を連れてやって来ます

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# このドラマの登場人物(脇役たち)の名前は、過去の実在の人々の名がもじってあります。
「朝鮮王朝実録」で調べているうちに、脚本家(ファン・ジニョン作家)のウィットを感じます。
そこで、作家カリョン。
「ホン・チョンジ伝」を書いているカリョンには、脚本家の思いが託されているようです。

こぼれ話

昨日は“いわゆる両班”のことに触れました。
その際に調べていたことから以下の“こぼれ話”です。

めざせ“9級”公務員ということで『一人酒男女』では鷺梁津(ノリャンジン)の予備校が舞台でした。
<朝鮮王朝>での9品階(正・従あわせて18品階)の伝統でしょうか?

原則3年に一度の<朝鮮王朝>の科挙試験の中でも、“文科”はエリートの中のエリートの登竜門で、両班の嫡子しか受験できませんでした。
記録では、初代・太祖~第9代王・成宗の間に科挙試験に合格した者は約1800名。
その後、
第10代王・燕山君~第14代王・宣祖の間に科挙試験に合格した者が約2350名で、
王朝27代王の時代(518年)での合計は約1万4600名です。
この他に武官と専門官の科挙試験があり、正三品あたり(令監:ヨンガム)以上まで昇格すると、彼らも両班と呼ばれます。

両班の子は両班ですが、その妻の祖父までが両班に仲間入りするし、もちろん子供も両班ですから、両班階級と王族を合わせると、増殖して人口の1割ほどに達したようです。

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