逆賊 第17話(下) 燕山君の名裁き 

サラサモクレン
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(紀州の3月末:photo by APB)

逆賊 第17話(下) 燕山君の名裁き

# 燕山君が3歳の頃、母の尹氏が廃妃http://jumong007.blog133.fc2.com/blog-entry-3145.htmlとなりました。
そしてこの第17話では、燕山君が即位した後に、これまでは宮中ではご法度として隠されていた母の真実を知ることになりました。
落ち込んだ燕山君、この後怒りがこみ上げて来るものと思います。

「チョナ~、私…、ノクスです」

「…」

「チョナ、なぜ一人で飲んでいるのですか?」

「…」
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王を癒すには隠し事はいけないと思ったのでしょう。
ノクスは“オモニ”の歌をあえて歌います

お酒を注ぎながら

(このシーンは↓)
https://www.youtube.com/watch?v=Ay4655_r-N8

♫ 風が吹き、海岸には雪が降る
あの人はオンマを亡くして カモメが悲しく泣く
オンマ…オンマ… どこにいるの?
なぜ答えてくれないの?
オンマは帰らず 雨と雪が降り続く
可哀想にあの人も泣く…

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「…」

「…」

♫ 可哀想に 怒りを投げ捨て

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「…」

「…」
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「私はもう待つことはしない。
 そなたの気持ちと私の気持ちのことだ」

「…」
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「…」
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「…」
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翌朝になって

「チョン・ジョンブが妻のキム・ドンを殺害して、
 彼女の父親のキム・ドクヒョンが、
 漢城府にて取り調べられるそうだ。
 皆の考えを述べてくれ」

「法に依れば、妻の不誠実を知った夫は、
 法にかかわりなく殺害することができます。
 チョン・ジョンブには罪がありません」
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「同感です、チョナ。
 妻が不誠実ために夫の名誉を汚しただけでなく、
 裏切ったからです」

「その上、チョナ。
 儒学者の中にはチョン・ジョンブを罰することは不当なことだと言うものがいます」

「儒学者にいるのか?」
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チュウォン君

「夫を裏切る妻は、国王への裏切りと同じことだ。
 妻は若い時から夫に仕え、
 夫が死ねば、息子に仕えなくてはならない」
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師匠たちは

「あの男は利用価値がるのか?」

「見ていてくれ。
 私の忠臣になるだろう。
 そのうちにチョナには、
 この朝鮮の将来像を描く者が誰なのか、
 分かるだろう」
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会議は続き

「では、そなたたちは夫が妻を殺すのは当然だと言うのか?
 チョン・ジョンブが正しいと皆が思っているのか?!」

そこでギルヒョン

「しかし、チョナ。
 妻のキム・ドンは既に亡くなっています。
 従って、妻が夫を裏切ったという証拠を得ることは不可能です」

「!」

「単に不貞を行ったというだけで殺しても良いのでしょうか?
 いったい誰が妻からの償いを受けることができるのでしょうか?」

「続けてくれ」

「しかしながら、
 漢城府の副知事のチョ・チョンハクは、
 チョン・ジョンブの罪隠しを無視して、
 その妻の父親の
 (娘を失くした)キム・ドクヒョンを尋問しようとしています」

「そのとおりだ! 
 もしも、キム・ドクヒョンを責め立てれば、
 その娘が不貞を行ったと民百姓は信じてしまう」
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「ええ、チョナ。
 ささやかながら進言させて頂ければ…、
 夫が妻を殺しても良いとは、
 国法の規定にはないことです。
 ですから、再度、チョン・ジョンブの行いを調査して下さい。
 無実の死だったかもしれません」

「皆の者、聞いたか? 
 女性は死んだ。
 だから、嫉妬とか不貞とかの調査は不可能なのに、
 なぜお前たちは、夫の言葉だけを信じるのか?!」

「…」

「よく聞け! 
 娘を失くしたキム・ドクヒョンを即時釈放して、
 慰めてやれ!
 さらに、チョン・ジョンブを再度喚問しろ!」
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(# この件でチョ・チョンハクは左遷されます #)

チュウォン君はまだ説いています

そこに王命を手にした捕盗庁の武官たちがチョン・ジョンブを逮捕に向かいます。

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王命だ!」と、キム・ドクヒョンに百叩きを与えているチョ・チョンハクを制して、

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「チョン・ジョンブを逮捕して、妻が不貞だったのか再調査し尋問せよ

「…」

「さらに、不当にキム・ドンヒョクを尋問にかけている、
 チョ・チョンハクは副知事の職を解く。
 そして、ウム・ジャチを副知事に昇格させる」
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釈放されたキム・ドンヒョクと迎える家族

「…」
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「…」
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ジャチは言います。

「もうこれからは逆賊探しは止めて…」

「しかし、ナウリ…」

チョンハクの脛を蹴って、
「これが副知事としての私の最初の命令だ。
 拒否するのか…?」

「…」

「この若者め…」
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活彬亭

ジャチは喜びのあまり、活彬亭に向かい、
「クンオルシン!」

「…」

クッセをつかまえて、

「昇格した!」

見張っていたのは師匠の手先

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師匠と密偵

「そうか。
 昇格と共にすぐにギルドンに報告に行って、
 “もう盗賊探しは行われない”といったのか?」

「ええ」

「それに、ホンオルシンと呼んだのか?」

「…」

「まさか…?」
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チョンハク

「これからは、師匠のお言葉に従いますが、
 なぜ盗賊にこだわるのでしょうか?」

チョンハクはその場を立ちました。

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「ご夫人」と引き留めて、
「この国の根幹を揺さぶるのはギルドン。
 そいつだ」

「!」

「だからチョンハクに盗賊探しを求めたのだが、
 もうその権限を失った」

怒るパク夫人はチョンハクに父親が奴婢のアモゲに殺されたことを伝えます。

「それに、お前が捕らえようとしていた盗賊こそが、
 アモゲの息子のギルドンだ」

「…」
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活彬亭を覗くと…

ソブリがクッセに言っているのは、
「今日はギルドンが決めたウリニの命日だ」

「…」
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そしてチョンハクはチュウォン君に、
「必ずギルドンをお捧げします。
 そして恩返しをいたします」
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「それで、ギルドンは妹を失くしたのか?」

「ええ、
 それがギルドンの最大の恨みとなっています」
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師匠は、
「チョナは怒っているので、
 漢城府ではこれ以上はできません。
 しかし、他の方法がある」
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「ギルドンは兄と妹を失ったのだよな?」

モリ
「ええ、
 兄と妹のウリニを探していることを聞きました」
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(第17話のおわり)
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この映像から二つのことが解りました。
・ウリニを連れ去ったのは師匠(ソンオルシンと呼ばれています)の密偵を務めている男
・ウリニが宮廷女官となったのは、この師匠のコネによるものなのですね。

# 英文の字幕で驚いたのは、初めて“チョンハクが左遷される”とコメントが出ていました。
燕山君の裁きにとても好感をもったからでしょう。

師匠、チュウォン君、パク夫人などの朱子学の原理主義・教条主義者たちは、自分に都合が良いように、法典にはない次のような慣例を作っていました。

アバウトに男尊女卑と言うよりも、次の戒律を列挙した方が適格だと思います。
「七去之悪(チュルゴジアク)」といわれた<王朝時代>の離婚の要因です。

・嫁として夫の両親に仕えること
・跡継ぎの息子を生まなかったこと
・不倫(#)
・嫉妬深いこと
・病弱であること
・おしゃべり
・人を騙すこと

# こんな文化はあの当時だけではなかったのではないでしょうか?
ちなみに、
“姦通罪”が憲法裁判所(日本の最高裁にあたる)で違憲とされたのは2000年代に入ってからのことです。

また、7つの“ダメ出し”以外にも、
「出嫁外人(チュルガウェイン)」といって、“嫁いだら外の人”…、
なので、「もう実家の人ではないから、帰るな」と言われた…。
何とも不自由な時代だったかと思います。

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