逆賊 第15話(下) ギルドンカンパニー

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(第18話の婚礼のシーンより)

逆賊 第15話(下) ギルドンカンパニー

内侍(キム・ジャウォン)に銀貨を届けるギルドン

「期待していた以上の成果だ」

「…」

「ところで聞いたことがある。
 きっとそなたが万能の子だったのだろうな…」

「…」
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ギルドンの屋敷に巫女(祈祷師)

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「そなたがアモゲの息子のようだわね」
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「…?」
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「アボジを知っていたようですね?」

「ええ、私がイクァリのあの松の木に祈りを捧げた祈祷師だ」

「…」

「あなたのアボジが死ぬ前に来るべきだったが、
 遅れた」

「…。
 アボジは何か言い残したのですか?」

「ええ、一つ…。
 アモゲは、
 “私の息子が生き永らえるにはどうしたら良いのか?”
 と質問した」

「…」
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「しかし、今日ここで見ていると…」

「…」

「あなたの身体は壊れる」

「いったい何を…?」

「…」

「しばらくすると、この朝鮮は血の海に変わる。
 あなたは自身の恨みを晴らすことになろうが、
 万能の子が生き永らえるということではない。
 それは、
 神が万能の子を遣わしたことの目的ではないからだ」

「…」

「ここに忠告する。
 万能の子がその力を間違って使うと死ぬ」
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塩を撒く仲間

「なぜあの巫女は将来を知っているのか…?」

「あんな狂った女のことを気にするのですか?」
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「なぜ体か壊れるのよ…。
 だいたい巫女にも見えない女だったわ…」
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「困ったもんだ…、貴重な塩がこんなにも…」

「あ…、いいえ、そうではなくて…」

「…?」

「心配は要らないわ。
 私の子供の頃にも変な女が近くに住んでいて、
 “誰が生きるとか、誰が死ぬ”とか振れ回っていたわ。
 でも何も起こらなかったわ」

「…。
 これまでお前の子供の頃のことは何も言わなかったな」

「…」

「これからはもっと話してくれ」

「話すようなことはないわ。
 たくさんの兄弟姉妹の中で私はつまはじきだったからね」
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父親の借金のために身売りされたカリョンでした。

「でも良いのよ。
 家の中で怒鳴られてばかりよりは幸せだった」

「でも好きだぞ。
 こんなに強い女が好きだ。
 いつも笑顔を見せてくれるから、それが魅力だ…」

「…」

「もう遅いから寝る…」

「…」
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宮中ではオリニ(어리니)が妓生たちを覗いていました

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「ノクスが王をたぶらかして問題が起きたようだわ…」

「あんたのような妓生はチャンガックゥオンの風上にも置けないわ」と難癖を付ける妓生。

ノクスは平手打ちして、
「あんたは誰なの?!
 私がどこにいようと関係ないわ!
 説教する気なの?!」

「…?!」

「私が誰だか分かっているの?!」

「…」

「私に説教するような女は潰すわよ」

「…」
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「私に説教する前にしっかり準備しなさい。
 でないと私には勝てないわよ。
 私は狂った妓生だわよ。
 あんたが正気なら、
 さっさとチョナに見せる踊りの準備をしなさい」
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ギルドンは王の禁酒令を守らなかった両班から取り上げたお金ということで、キム・ジャウォンに

「もうコンファのことは思い出さないのか?」

「楽士としてチャンガックゥオンに入ったとの噂は知っているが、
 そこに…?」

「チャンガックゥオンではコンファの名前は聞いていない」
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気になるのはカリョン

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「は~、私は待つことにしているわ」

「?」

「でも、毎日一緒にいるから幸せだわ」

「…?」

「んん」

「…?」
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師匠とチュウォン君

「チュウォン君は世祖の件で流刑になりましたから、
 ここからは抜け出せません」

「…」

「しかし、道はあります」と、「必死になった者には道が開ける」ただし、「チュウォン君であることを隠して下さい」と。

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ホン・ギルドン軍団(活貧党:ファルビンダン)

「もうイクァリでの小さな仕事は止めよう。
 もう王が後ろ盾になっている。
 今夜は飲んで明日には死んでしまうような奴ら、
 餌食になる両班たちはたくさんだ。
 これから全道に活彬亭ファルビンジャン)を開業しよう。
 クッセ兄貴にお任せします。
 清酒の醸造ははヨンゲ兄貴、
 銀山はセグル兄貴、
 オプサン兄貴は楽士を率いて宮中で活躍下さい」
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「私も好きなことをします。
 オラボニが許してくれたので、
 物語の本をたくさん読みます」

「ははは…」

「ではカリョンは本を読むことにして乾杯しよう」

「…」
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「俺たちはホン一家だ!」
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薩・長・土・肥と加賀、そして勝海舟でしょうか?
江戸幕末の大名たちと幕府側の重臣。
彼らを束ねた坂本竜馬の『竜馬がゆく』(司馬遼太郎)では、
竜馬は“神が地上に遣わした若者だった”との結びの言葉でした。

ギリ山の祈祷師が言うように、ギルドンはまだまだ万能の力を発揮してはいない。
プレリュードにあったように、国王と対峙するのは後半のようです。
来週のKJS第16話はこれから4年後のギルドン・カンパニーです。

(第15話の終わり)
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(第1話のプレリュードより)

ヨンサングン(燕山君)とギルドン

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「質問がある。正直に答えろ」

「…」

「お前は滅亡した高麗時代の王族の最期の末裔だと聞くが、本当か?
 でなければ、王家の妾の息子でそれを怒っているとも聞くが…」

「…」

「でなければお前は自分のことを何だと思っているのか?」

「俺は高麗の王族の末裔でも、妾の息子でもない。
 それに落ちぶれた貴族の末裔でもない。
 俺は、アボジの息子、奴婢のアモゲの息子だ」

「ははは、まさか…?そんな下層の子供だと?
 ありえない…」

「では、チョナはなぜだ?
 高貴な王の元に生まれたのに、こんな下劣な男になったのか?」
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逆賊 第15話(中) 財政と禁酒令

逆賊 第15話(中) 王族の財政とアルコール販売

「ジャウォンや。
 私は中国の皇帝を尊敬するような者には反感を抱いている。
 私は私なりに、この国の君主として、
 品格と権限を持つ王へと邁進したい。
 たくさんの色合いを持つ孔雀の羽根を集めてくれ。
 宴席では国王に恥じないように豪華な飾り付けを見せてやりたい」
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やはり財政の負担が問題
ソブリを呼んで、ギルドンとの面会をすることにします。

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「実は私もチュウォン君のことを嫌っていたからだ。
 あのような欲心と汚れた者は、
 チョナの傍に置いてはいけないと思っていたからだ」

「…」

「しかし、チョナはまだ優しすぎて強くなれないからだ」

「…」

「だからそなたを解放した。
 分かるだろう?
 そなたのお陰で悩みが解消できた」

「…」

「私にも質問がある。
 なぜ銀山をチョナに差し出したのか?
 どんな考えがあるのか?」

「チョナに仕える両班たちからは捥ぎ取る。
 民百姓から搾取している両班たちの財を奪い、
 国王に差し出すのも忠誠心だと思っているからです」
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「ははは、は~ははは」

「…」

「王族に反抗すると何もできなくなるな。
 そなたには本当に国王への忠誠心があるのか?」

「…」

「私と共に国王の尊厳を保つために加担してくれるか?」

「…」

「国王の財政を助けてくれるような、
 新しい計画があるなら教えて欲しい。
 そうであれば、これまでのことはすべて忘れよう」
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酒の製造・密造

「国王には禁酒令を出してもらおう」

そして、独占販売による利益を国王に捧げるという計画

「禁酒令の前に大量の清酒を醸造しておく」
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試行錯誤の禁酒令

「では特定の例外を除いて、禁酒令を制定せよ。
 民百姓のためにもなるはずだ」
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禁酒法で清酒の値段が吊りあがります

「両班には病気の薬として販売します」
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活況を呈する醸造所(妓楼でも変化はなし)

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収益が上がるギルヒョンの投資

「どうも俺たちも金持ちになれそうだ」

「両班たちが薬だと言っているからな!」
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しかし、暗行御史(アメンオサ)からは「禁酒法が守られていない」との報告
町では「無実の(薬の)清酒と罪の白酒(マッコリ)」などと言われます。

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「酒や肉を密かに飲み食いする者たちは成敗せよ!」
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清酒の生産を続けます

「心配するな」
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禁酒令によって密造者間での抗争が起きたようで、ギルドンの醸造所が被害を受けます。
「俺たちも町のチンピラですが、
 町の真ん中での争いは避けたいものです。
 取り締まりの小役人たちのことも、
 どうか宜しく監視を…」

「…」
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抗争

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手に傷を負って帰ったギルドン

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「…」
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医者を呼びに駆け出したカリョンでした。

夜になって…、

「ケガしちゃダメよ…。
 オラボニがケガばかりしていると…。
 私の方が死んでしまうわ…」
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「…」
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「…」
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次のシーンがありました。

ギルドンの手の傷を見て、
医者を呼びに行くカリョン。

その場を陰から見ていたのはモリでした。

…奴の女か…。

ホ・テハクを始末した後に行方をくらましていたモリは、
第16話ではチュウォン君の護衛として再登場。
教条主義的なパク夫人と師匠と呼ばれる老人+
チュウォン君、そしてモリ。
テロリストのような存在になるのでしょうか?

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逆賊 第15話(上) 庶民の暮らし


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(2017.03.25)

逆賊 第15話(上) 庶民の暮らし

チュウォン君の来客

「チュウォン君。
 お会いできて光栄です」

「誰なのか?」

「お話ししていた師匠です」
(パク夫人)

「…」

「チュウォン君にはアモゲのことも既にお話ししています。
 そうでしょう?
 媽媽二ムこそが私の夫の恨みを晴らして頂ける人です。
 アモゲもその息子も生きています」

「なぜ復讐するのでしょうか?」
(師匠)
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「いったい誰なのか?」

「この国を正すべき時があるのかと、
 そんな人が現れることを、
 長い夜を過ごしてずっと生きてきた者です」

「…」

「あなたはご自分の富を奪われたことにご不満なのでしょうか?」
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「出ていってくれ!
 私を軽んじるような者をなぜ連れて来たのか?」

そう言うチュウォン君に、「そんな人ではありません」とパク夫人は師匠と呼ぶ人の素性を話します。

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パク・ハソン(兄ギルヒョンの別名)という名前を訪ねて来たギルドンたち

「両班がこんな家に住んでいるのか?」
(クッセ)

「私どものナウリはそんな人ではありません。
 ただ日々を勉強で過ごしていらっしゃります」

「…」

「なぜナウリにご興味があるのですか?」

「…」

「帰ろう。
 これからは決して銀貨などを渡さないでくれ」

「なぜなのか?
 若い両班との関係を持つことは良いことだぞ?!」

「いいや、俺は品格のある者を汚したくはない」
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師匠とチュウォン君

「私は、アモゲが不法に富を得たから罰したわけではない。
 この国の王族への不忠義を罰したのだ」

「…」

「私が言ったようにチュウォン君はこのような方です」

「この流刑から釈放されたらどうされるのですか?」

「?!」

「ギルドンを探し出して復讐するのですか?」

「ははは、それだけではすまない。
 あの仲間たち全員だ」

「全員とは?」
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市場を散歩する仲間たち

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王とノクス

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「チョナのお陰で母の恨みを晴らしました」

「では、私にも褒美をくれ」

「どんな…?」

「そうだな…、そなたの心を貰おう」

「私には差し上げる心がありません」

「?」

「私の心は他の人にあります」
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キム・ジャウォンとノクス

「お前が好きなのはギルドンなのか?」

「答えて下さい。
 あの時、なぜギルドンのことを万能の子ではないと言ったのですか?」

「この年になって王命で調べがあったので、
 彼は賢くて力量があることが分かった。
 しかし、なぜその能力を発揮しないのか分からない」

「…、いったい何のことを…?」

「そなたは賢くて勇気がある。
 ギルドンだって同じだ。
 それは神が決めることだ。
 神の意思を受けないものは万能の子にはなれないということだ」
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褒章(“戌午士禍”で手柄を立てた若手官僚たち)

「風光明媚で良き人々が住むところに、
 母を一緒に連れて行くことができれば幸せです」
(チョンハク)

「盧思慎(ノ・サシン)が言っていたところの県令になれ」

ギルヒョンは、

暗行御史(アメンオサ #)となって、
 チョナの目となり耳となって、
 この国の民のことを調べたいと思います」
(ギルヒョン)

「つまらない仕事じゃないか?」

「いいえ、宮殿の壁の中にいては、
 チョナの目となり耳となることができないからです。
 私は民百姓の暮らしを知りたいと思っています」
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「本当に変わっているな。
 私がそなたのことが好きな理由は分かるか?」

「…」

「そなたは欲心や名誉心から、
 言葉を荒げるような官僚ではないからだ」
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チョンハクとギルヒョン

「一歩離れたところからこの国の真実を知りたいからだ」

「本当に分かりずらい男だな」
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御用達を目指すソブリ

「単にチョナの衣服を飾るだけではなく、
 あそこはチョナに品格を与える部署なのだ。
 意味が分かるか?」

「いいえ…」

「チョナにはこの朝鮮で最高の織物を調達して捧げるということだ。
 そのためには銀貨も必要。
 300両の銀貨を2か月以内に準備してくれ」

「かしこまりました。
 え?!」
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「300だと?!」

「チュウォン君の浪費のために、
 俺たちの銀山には良質な銀鉱石が少なくなっている」
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「ということは、生産量を増やすということだ。
 新しい鉱脈と技術者が必要だ。
 兄貴たちは早速付近の村から当たって下さい」
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燕山君の御輿

「古くなって色あせている」
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ギルドンの仲間は山師たちを集めます
みんなは銀山の開発には自信があるようです。

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キム・ジャウォンから「いったい誰の下で働いているのか?」と言われて、キム・ジャウォンとギルドンが直接に会うことになります

「困ったことに、ギルドンに直接会いたいと言って来た」
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既に妓楼で出会っていた二人

「活彬亭の接待係のホンがご挨拶に参りました」
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「また会うのも運命のようだな」

「あなたも単なる竹細工売りではなかったということですね。
 本当にご無沙汰しました」

「いやいや、最近も会っているぞ。
 あのチュウォン君の“踏み台”だったからだ」

「…」

「あの時は、とぼけてチョナを騙したな…?」
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ギルドンは酒をあおって、
「ああ、一時は踏み台だった…。
 それで、今度は私の命を貰おうと言うのですか?」

「いいや、それよりも、
 なぜチュウォン君を罠にハメたのか教えて欲しい」

「私には貸しがあるからです。
 では私からの質問ですが、
 その時になぜ私のことを知っていると報告をしなかったのですか?」

「クッセ~(なぜだろうかな)?」
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# キム・ジャウォンはあの時なぜ知らない振りをしたのか?

「どうだったのか?」

「…」
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# 歴史ドラマのファンの方々は既にお気づきだと思います。
①勉強嫌い、②暴君、③酒池肉林と、これまで評価されていた燕山君(ヨンサングン)に対しての、MBCの解釈は大きな変化(新解釈)を見せ始めたように思っています。
演じているキム・ジソク(『チュノ』など)にも好感を持ちます。

# 暗行御史(アメンオサ:암행어사)

燕山君は即位後6か月に、地方の行政を正すために全国に暗行御史(次のウィキペディアをご参照)を派遣したとの記録が残っています。

全国地方行政の監察は本来司憲府の任務だが交通と通信手段の不便によって地方官の悪政を徹底的に摘発するのは容易ではなかった。
そこで国王が秘密裏に特使を任命するようになったのが暗行御史である。
主に堂下官(堂上に上がり、国政へ参与することを許されない中層以下の官吏)。
堂上官の中から国王が随意に任命する。
任命されると「封書」(任命書)、「事目」(任務と派遣地域を指示する文書)、「馬牌」(駅站で駅卒と駅馬を徴発するための札)、「鍮尺」(真鍮の定規で、地方官庁の度量衡が正確であるかどうかを判定するための基準として用いる)を使者を通じて自宅まで伝達、直ちに出発を命じられる。
「封書」の表面には「到南大門外開坼」または「到東大門外開坼」と記されており、それぞれ南大門、東大門の門外へ出たあとでなければ開封を許されなかった。
派遣地域に到着すると、変装して地域の実情を内偵したあと、地方官庁に入って公文書と倉庫を検査する。
これを「出道」といい、このとき随行する駅卒は「暗行御史の出道だ!」と叫ぶ。
冤罪事件があれば再審して解決し、官吏の不正が発見されれば「封庫」(倉庫を封印する)、「罷黜」(免職)の措置を執る
復命の際には国王に「書啓(繍啓とも)」(報告書)と「別単」(附属文書)を提出する。

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逆賊 第14話(下) 王からの褒美

逆賊 第14話(下) 王からの褒美

「“ごもっともです”という言葉は久しぶりに聞いた。
 彼らは、ようやく王というものの怖さが分かったようだ」

「…」

「しかし、何とも退屈な話だ。
 見せしめの百叩きぐらいで官僚たちが豹変するとは…。
 本当につまらない連中だ」

「…」

「しかし、なぜ父上はあんな安易な道を選んだのだろうか…?
 そうだな。父上は平穏を求めたのだろうな…。
 儒教の国を作ろうとしたんだな…」

「…」

「ただし、私は平穏を信じない。
 それはすべてが上辺だけの虚栄だからだ」

「…」

「そうだ!褒章を与えることを忘れていた」
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まず、呼んだのはノクス

「お陰で、私に反論する者たちを全て排除することができた」と、ノクスが「会いたい人がいる」の言葉を叶えようと。

「ええ、チョナ」

「愛している人なのか?」
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「私の母は官妓でした。
 とある県で、母は私をその県令に差し出しました。
 その県令に会いたいと思います。
 思い知らせてやりたいのです」

「?!」

「しかし、私も妓生ですから、何の力もありません」
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17年前の出来事で尋問

「キム・チュングンか?!」

「証拠があるのか?!」
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「私が証人です」

「?!」

「母のことも私のことも覚えてはいないようですね?」

…生き地獄を味合わせてやる。

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ギルヒョンは褒章リストの最初に挙げられます

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# 一番右にパク・ハソンとあります。

加えてチュウォン君を逮捕した功績により、ミ・グモクは宮中の官僚として抜擢を受けます(# ギル・ヒョンが報告していたと思われます)。
# ミグモクは本名ではなくて官職名だったのでしょうか?
宮中ではウム・ジャチと呼ばれます。
その位は2ランク上がって、正5品となります。

参上した時にギルヒョンを見かけました。

「?!」
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銀山の提供が成功

内官からの連絡に、
「銀山を提供したいと言う者がいるのか?」

ウム・ジャチと言う者とソブリと言う者です」

「自分たちで隠れ銀山から利益を得れば良いものを、わざわざ…」

「ええ、国のために尽くしたい一方では、何かを求めているようです」

「会ってみよう」
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「チョナが会いたいそうだ」

「そうか…、そうだろうな」

「俺の号牌(ホべ:身分証)は“踏み台(馬子)”だし、しかも偽物だ」と、
ギルドンは嫌がるソブリに(王への銀山提供者として)漢陽に行かせます。

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宮殿の御前で振るえるソブリ

「王への忠誠心に大変感動したから褒美を出そう」

「い、いいえ…、
 私はただ…、ただ銀山を自分が発見したと言うだけで、
 仲間の助けもあって…」

ソブリは緊張して気を失います。

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「?」
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臣下の進言でソブリには“王室御用達”の金銀山の監督官(技師)の尊号を与えることになりました。

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ウム・ジャチからの報告

「チョナはソブリを王室の技官に任命した」

「アイゴ~」

「正九品だぞ!」

「!」

「両班じゃないが、これで堂々と国中を歩けるぞ!」
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「アイゴ~、これで宮中への出入りが簡単になった」
(イルチョン)

「いや、俺だって既に衛兵だぞ」
(オプサン)
 
「さあ、兄貴たち聞いてくれ。
 こうして王家の高官の地位まで得たんだ。
 漢陽にも俺たちの足場となる拠点を創ろう」
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首都・漢陽

「ここがウッテという場所で、
 中人(チュンイン)などの両班ではないが、
 その下の訳官(ヤクカン)とか技術者の専門家がたくさん住んでいる場所だ。
 実際では金持ちたちだ」

「もう誰も俺たちのことを盗賊扱いにはしないな」
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そして、ギルドンが準備させていたのは屋敷

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ギルドンはカリョンの手を取って、「見せたい物がある」と部屋に案内

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「これまで臭い部屋で老人と一緒に生活して貰った。
 ご苦労さん。
 これからはここがお前の漢陽での部屋だ」

「漢陽でも私の住む場所を見つけていてくれたの?」

「ああ、これからは何でも叶えてやりたい。
 全部だ」

「私も頑張るわ!
 オラボニにも良くして、みんなにも叱られないようにして…」
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「好きなことをすれば良いんだ。
 綺麗な服や可愛い靴も買ってやる。
 そして、良い結婚相手も見つけてやる」

「!」

「…」

「私が“ホンの姓”を貰わなかった理由を理解していないようだわね!」
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全員が新しい服をオーダーメイド

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ソブリがカリョンを呼び出して、
「さあ、入ってくれ!」

みんなに、
「可愛いでしょう?」

しかし、また意地悪な言葉。

「その色合いが良くないな…」
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盧思慎を見舞うギルヒョン

…チョナが盧思慎(ノ・サシン)大監に薬を届けるように命じたのは、
きっと余命が…。

そう思うギルヒョンに、
「よく来てくれたな。 ありがとう」

「私のことは評価しては貰えなかったと…」

「いいや、まったく反対だ。
 お前は忠臣の中の忠臣だと知っていた。
 ははは、ここまで生きて来た私には悔いはない。
 もう、余命は残っていないが、ただ怖いことがある」

と、燕山君の鋭い知性(intellect)が怖いと言います

「チョナにはまだ解決の糸口が見いだせていないことがある」

「?」

「廃妃のことだ。
 血の繋がった母君の廃妃・尹氏のことだが、
 まだ何も決着の解決策が見いだせないでいる。
 それに、チョナの廃妃への怒りを抑える者がいないので、
 これが宮廷内でくすぶっている問題なのだ」

「チョナは個人的な恨みで官僚を罰するような人ではありません。
 ただ、王への反論が続く派閥には、
 怒りを抑えられないと言うだけです」

「ははは、派閥が…。
 私にも思い当たる者はいる。
 そなたと同じ様に派閥を嫌う者がいた。
 “反対する派閥を解消させることこそ、王への忠誠心”だと言っていた。
 しかし、そなたは賢い人だから、
 本当の“忠誠心”とは何のことなのか知っているだろう?」

「…」

「なぜだ? なぜ忠誠心が必要なのか?」

「…」

「私は死ぬ前に、お前を司憲府の大監に指名するつもりだ。
 そなたに頼みたいのは、
 恨みで王権までも堕落させるようなことにはならないようにして欲しい」

…私的な恨みで堕落。
恨みで王までが堕落…。

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漢陽の町を散歩

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その頃、パク夫人は息子の師匠をチュウォン君に紹介

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他方では、ウム・ジャチから“チュウォン君の排除に内部から加担した者がいた”との情報が入り、パク・ハソンの名前が出ます

「助けてくれた人々には、礼を尽くさないといけないな」
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宮中では尚宮の後を歩く女官たちに、黒いリボンを落とした女官がいました。

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ウリニでした。

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(第14話のおわり)
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# アモゲの子供たち3人の距離が縮まってきたようです。
涙の再会シーンは漢陽・宮中なのでしょうか?
そして、その放送はいつなのでしょうか?

他方、史実とフィクションを融合したラインでの、チョ参奉のパク夫人とは?
クーデターで即位した世祖には仕えることを拒否した、韓国版忠臣蔵とされる12人の忠臣の中に、一人“朴”の姓を持つ人がいます。
ギルヒョンが山小屋で見た人が、そのパク氏・第31代なのですが…?
まだ確信は持っていませんが、パク夫人や(ギルヒョンとチョンハクの)師匠たちこそが、士林派よりも急進的な“(鄭道伝の流れを汲む)密本”(『根の深い木』)ではないかと思っています。

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逆賊 第14話(中) 財政問題

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(モクレンが咲き始めています:2107.03.21)

逆賊 第14話(中) 財政問題

モリが、
「この女は連れて行く。
 あとの者たちは皆殺しにしろ!」

このモリの言葉でギルドンは変身しました。
“大熊のように強く、虎のように素早く”と、伝説のマイティボーイ・孫悟空(#)

ホ・テハクを投げ飛ばし、突風を起こします。

「俺の者たちに手を出すやつは一人として生かしてはおかない!」
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「!」
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驚く仲間たち

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「あ~!」
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ホ・テハクとモリたちは退却

ギルドンの不思議な力にカリョンも目を疑います

「さあ、こっちに…、早く…、
 ウリニ…」

「…」

(ウリニとカリョンを錯覚しています)

「さあ、ウリニや…」
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「ウリニや、今度はもう手放さないからな」

「…」
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そして、倒れ込んだギルドン

「オラボニム…」
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不思議な力

「ギルドンは…?」

「ご飯食べて寝てしまったわ」

「まだ記憶が戻らないのか?」
(ソブリ)

「いったい俺たちが見たものは何だったのか…?」
(イルチョン)

「お前たちが知らないギルドンの何かだ」
(ソブリ)
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テハクもモリも初めて見たギルドンの不思議な力を「人間じゃない。怪物に違いない」と、目を疑っていました。

「行首(ヘンス)二ム、我々は隠れて、次を待ちましょう」

「いや、ギルドンに会って許しを乞うべきだ。
 このまま敵に回すと俺たちは殺される」

「アモゲは行首の耳を切ったんですよ…。
 その恥を忘れたのですか?
 しばらく隠れてからにしましょう」

しかし、既にヨンゲが見張っています

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カリョンが傍で眠っている時にギルドンが先に目を覚ましました

「大丈夫なの?私が分かる?
 記憶は戻ったの?」

「んん…、分かる。
 お前はカリョンで、最初に会った日には俺の頬を叩いた」

「…」

「ずっと俺について来てくれたカリョンだ」

「…」

「アボジのことだって、とても好きだったカリョンだ。
 カリョンや…。
 これからは俺が本当の兄(オラビ)になる」
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「…」
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「…」
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行動を見張っていたヨンゲがみんなを連れてきます

「今夜はここにいて下さい。
 明日は知り合いのところに案内します」
(モリ)

しかし、既に周りにはギルドンたち

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「殺さないでくれ」

「やあ!
 大長老の葬儀を台無しにした者たちを、
 簡単に許すとでも思っているのか?」
(ヨンゲ)

命乞いをするホ・テハク

「俺は許しを乞うと言ったじゃないか?!
 しかし、モリや!お前が止めた」

「行首…」

「これはお前の責任だ!」

「…」

「お前の方から、
 大長老の弟分になれと言ったじゃないか…」

「二人はいつも一緒だが、
 本当の息子のようには思ってはいないのか?」
(ギルドン)

「え?!息子?!
 俺はどこからやって来たのかも知らない」

「…」

「同情もしていない」

「…」

「何の関係もない!同僚でもない!」

「…」
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「分かった。
 ではモリだけを連れて行く」
(ギルドン)

「ギルドンや!」
(ヨンゲ)

「しかし、お前(ホ・テハク)はもうアボジの義兄弟でもなんでもない。
 それがお前への罰だ」
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食事を用意して縄を解いたヨンゲ
モリは隙を狙って逃走

隠れて見ていたギルドンに、
「これで良いか?」
(ヨンゲ)

「ホ・テハクのことはモリが面倒みるだろう」
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ホ・テハクに逃げ出したモリが接近

「行首二ム、どこに行くのですか?」

「…。モリや…、生きていたのか…?
 良かった…」
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「私がどこの生まれなのかをいつも気にしていましたよね。
 本当のアボジが断崖から落とそうと、
 私は殺されそうになったから逃げ出したんです。
 いまでもなぜアボジに殺されそうになったのか、
 その理由が分かりません」

「…」

「ええ、私はアボジに殺されそうになった息子で、
 生きている理由はない息子です。
 しかし、行首はまるで本当のアボジのように私を育ててくれました。
 一度は“アボジ”と呼んでみたかった…。
 そう決めた時があった…」

「モリや…。そうだ。
 これからはお前のアボジだ」

「…」

「しかし間違っていた。
 私にはアボジと呼べる人はどこにもいないことが分かった」
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翌朝になって
「モリが我々の行首を殺して逃亡しました」と、配下の者たちがギルドンのところにやって来ました。

「どうか我々を仲間に入れて下さい。
 クンオルシン!」

「クンオルシン!」

「ホ・テハクの男たちを仲間にする価値はあるのか?」
(ヨンゲ)

ギルドン軍団が大きくなります

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“ホン・オルシン”と呼ばれる新しい長老がイクァリ(匿禑里)の里に誕生しました。
ギルドンは名実ともにアモゲの後継者
さらに、葬儀の時のバトルが尾ひれを付けて噂となって、伝説のヒーローとなっていきます。

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アモゲとクムオクの墓

「アボジ…、オモニもここに連れてきましたよ。
 嬉しいだろう?
 アボジとの約束を守って、ホン一家を安全に導く。
 これからは、決して仲間には断崖から落ちるようなことはさせない」
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ソブリ

「ギルドンはイクァリから離れた方が良い。
 お前は十分に強い男だから、
 小さな盗賊のようにはなって欲しくない。
 お前のアボジが言っていたように、
 科挙の武官試験を受けて、この国の将軍を目指すべきだ。
 クンオルシンのアボジが亡くなったから…」

「いや違う。
 アボジの遺志は俺が将軍になることではない。
 俺のアボジの本当の遺志は、
 仲間たちみんなが断崖から突き落とされて命を落とすようなることなく、
 元気で安全に生きていくことだ。
 アボジの言葉を守ることだ」

「…」

「だから考えてみた。
 このホン一家の生きていく道のことだ」

「…」

「俺はもうこれからは県令や県令の補佐に頭を下げるようなことはしない。
 朝鮮王朝の最高の部署に頭を下げる」

「最高といえば…?」

「イングム(王)だ。
 俺は王だけを俺の後ろ盾にすることにする」

「!」

「最近聞いたところでは、
 王は側近の高官を追放したらしい」

「活彬亭(ファルビンジョン)の客たちによれば、
 1498年の事件(戌午士禍)の後は、
 王に抗議する儒学者たちは消えたとのことだ」
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士林派が晒し首にされている城門

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実権を手中にした燕山君

「テジャ山を私の狩場にする」

「…」

「どう思うか?
 それに、月に4回は狩りに出たい」
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「ごもっともです」

「ごもっともです」
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「内禁衛(ネグミ:王の護衛官)たちの鞍が古びている。
 次の狩りまでには新しくしてくれ」

「しかしチョナ、財政が…」

「いいえ、そのようにします」
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キム・ジャウォンは、
「チョナが喜んでいた。そのようにしろ」

「しかし、国庫の銀貨が不足して…」

「言う通りにしろ」

「…」
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オプサンからの報告

燕山君の狩りの趣味や豪華な宴席に費用が掛かっているとの情報です。

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「いったいどれほどの銀を差し出せば良いものか…?」
というイルチョンに、
「銀山全部を差し出そう」と。

「銀山を全部差し出すことで、
 銀の半分は貢物(税金)扱いになるだろう。
 しかし、俺たちは銀山の職人として、
 正式に銀山を管理することを認めてもらうことになるだろう」
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# 小説でのギルドンのモデルは孫悟空なのですが、現代では「超人ハルク」とか「バイオニックジェニー」の方が似合うように思います。
ちなみに、バイオニック(bionic)は“超人的な”とか“サイボーグのような”と辞書に書かれています。

さて、ギルドンは「チョナの心を掴む」と、“銀山”を提供することにします。
いったいどれくらいの税金が王族に回っていたのかは分かりませんが、史実でも燕山君の浪費が指摘されています。
そもそも、税金の貢物は、そのほとんどを官僚と両班が占めていたとされます。

お金の問題と言うと、“足りないか”または“ないか”の二つ。
史実では燕山君が勲臣たちが保有する功労田や奴婢を取り上げようとしました。
これがクーデター(中宗反正:チュンジョンパンジョン)の一因でもあったようです。

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逆賊 第14話(上) 名も無いままに


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(昨日は横浜でも開花宣言がでました:2017.03.25@kawasaki)

逆賊 第14話(上) 名も無いままに

海岸の村・匿禑里(イクァリ)に戻って来たアモゲ(名無しの意)たち

父親を介護するオプサン

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アモゲが家族仲間に声をかけています。

「この二つの棒があれば恐いものはありません」
(ヨンゲ)

「女恐怖症はどうなったのか?」
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…ブ~

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「アイゴ~。俺がが生きているうちに、
 イルチョンのおなら癖を治さないといけないな」

「アイゴ~、それなら、永遠に生きてもらいますよ」

「だから、お前は俺の希望だ」

「ええ…、クンオルシン」
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「俺は本当に両班の出身だったのですよ」

「…」

「誰も信じない…、のです」

「…」

「実際は里子に出されていましたけどね。
 養子だって両班の子ですからね」

「…」

「それに、子供の頃は可愛かったんですよ~」
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(# セゴルからセグルへと呼び名を戻しました)

「俺には仇名(あだな#)がないのですか?」

「県令とは話していたところだ」

「それで…?」

「“超可愛いクッセ”…だ」

「可愛い?」

「ああ、外見とは別に、細かな神経を持っていて、
 超可愛いからだ」

「?」

「人は“可愛いクッセ”と呼んでいるぞ」

「…?」
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# あざな(字名)は武士・文人などの別名。
あだな(仇名)は愛称のニックネームのこと(国語辞書より)。

カリョン

「私は“ホン”の苗字は要りませんよ」

「?」

「ホン氏の家族で、ホン氏の姓を持つとすれば、
 ギルドンオラボにと私は兄と妹の関係ということになりますからね。
 でしょう?」

「ギルドンのことが好きなのか?」

「…、は…、はい」

「…」

「でも、ギルドンオラボには好きな人がいます」

「ギルドンはお前のことも好きだ」

「え?」

「ふふふ…」
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ソブリ

「アイゴ~、クンオルシン、寒いでしょう?」

「おい、チング…。
 俺のことをオルシンと呼ばなくてもいいんだぞ」

「へへへ~、
 実は以前から聞きたいことがあったんです」

「?」

「あの昔のことですが(ホクロの“似顔絵手配”で逮捕された時)、
 なぜ私を救ったのですか?」

「ホクロが無いのがお前だからさ。
 当然だ。
 ところで、なぜ俺の仲間に入ったのか?」

「ははは、俺はあんたが、
 “狂った男(ミッチンノム)”だったからです」

「?」

「(両班の)ご主人を狙い、反逆の作戦を立てていた。
 それに加担した俺も狂っていたに違いないですけどね」

「ふふふ…」
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「しかし、本当のミッチンノムはギルドンだ。
 これから、王さえもそそのかすんじゃないか?」

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天国への階段
(オモニの墓に向かっているようです)

「どこまで歩くつもりか?」

「まだ半日残っている」
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「どうやってお前のオモニと私が出会ったのか知っているか?」

「…?」
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「参奉からこっぴどく殴られた時に、
 こんな生き方はしたくないと決めた。
 そして、その夜に逃亡しようとしたが、
 お前のオモニは気づいていたようで、
 壁に向かって泣いていた」

「ふふふ…」

「冷たい女で、俺には返事もしなかったが…、
 立ったままで泣いて…、
 本当に出て行くのかと聞いた。
 アイゴ~、その言葉に心が動いて、恋をしたのか…、
 残ることにした」
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「あれから、いつもオモニはすまなそうにしていた。
 機会があったんだから逃亡させるべきだったとな。
 お前のオモニがいなかったら、俺は…、
 生まれてきたことを幸せに思うことは無かっただろう」

「…」

「ギルドンや。
 お前のアボジが、なぜこうして生きているのか、
 何が生かせてくれるのかを考えてみてくれ。
 お前もホン一家のことを思って、生き続けてくれ」

「…」
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旅人が来て道を尋ねるので、ギルドンが離れた時、アモゲはまた胸の痛みを感じます。

「イムジャ…、
 もう少ししたらお前のところに行くからな…」

そして、ギルドンが戻ると…

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「…」
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「…」
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「アボジ…、来世でもアボジと俺は親子だぞ…。
 俺の息子としてアボジが生まれてきても良いさ。
 俺が読み書きを教えてやる。
 そして飴や餅を褒美にあげる…。
 絹の服も着せる。
 オモニ、ギルヒョン兄さん、
 ウリニとは決して離れ離れにはならない。
 来世も親子だ。
 アボジはこの世でよく頑張ったんだよな…」

…アボジは奴婢として生まれ、アモゲ(名無し)のまま死んだ。
 何もなく、ただ素手の拳だけで戦ってきた。
 俺はアボジの声は決して忘れない。
 アボジが俺を呼ぶ声…、
 “ギルドンや~”、“ギルドな…”と…。

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本を読みつつ寝てしまったギルヒョン

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夢枕に現れたアモゲ

「やっぱりお前は学者として生まれたんだな。
 本の漢字を読み上げてくれ。
 それで俺も勉強する」

「“孟子は自分の官職を捨てて、故郷に帰ろうと思った。
 その時、王が来て自分はいつ何時でも孟子に会いたい。
 常に一緒に宮中で働くのが楽しい”と言った…」
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アモゲの葬儀には匿禑里(イクァリ)の村人が総出

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「…」
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非武装のギルドンたちなので、この機に襲って「銀山を手に入れる」と言い出したホ・テハク

モリが先頭に立って襲撃

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武器もないので抗戦ができないギルドンたち

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カリョンは首に短刀を宛てられます

「オラボニム! ギルドンオラボニ!」

「…」
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ホ・テハク

「いい眺めだ」

「アボジの葬儀なのになぜこんなことをするのか?
 アボジを静かに逝かせてくれ」

「クッセは捕獲したから、お前には武器もない」

「何が目的なのか?」

「銀山…、それにお前の耳だ。
 今日はアモゲの物とお前の物を貰う」

「ホ行首!
 アボジの葬儀だ!
 誰も血も流したくない!」

「ははは~、馬鹿げたことを言うな~」
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「…」
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「この女を連れて行く。
 あとの者は皆殺しにしろ!」
(モリ)

それを聞いて、ギルドンの目はトラに変わります
“大熊の怪力、虎の素早さ”…、

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プレリュードは伏線でもあり、視聴者へのクイズでもあったように思っています。
チャレンジしています。
http://jumong007.blog133.fc2.com/blog-entry-3132.html

逆賊 第1話(上) 能ある鷹は爪を隠す

<プレリュード>

…ギルドン、お前は…。
長となる優れた能力を持っていると聞いたことがあるか?

…聞いたことはないよ。

…クマのような怪力とトラのような素早さだ。
そして、どんなに傷ついても一晩で回復する肉体だ。
まさに生まれつきの将軍だ。

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…ただし、退却をしないことが危険になる。

…引き下がらないと、どうなるの?

…みんな死ぬ。
能力がある子供は死ぬ。

…それに父親も母親も兄弟にも及ぶ。

…誰が殺すの?

…チョナだ。

「…」
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派閥抗争の始まり


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(当時の『小学』・国立故宮博物館所蔵:2015.12.15撮影)

派閥抗争の始まり

# 放送の第16話のはじめは(フィクションの部分)、故チョ・サンムン参奉(サンボン)の妻のパク夫人+儒学者(ギルヒョンとチョンハクの師匠)が動いて、王族から追放されたチュウォン君を流刑から救った4年後のことでした。

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なお、その4年前の「戌午士禍(ムオサファ)」は、燕山君の父・成宗の時代の“士林派の巨頭”の故・金宗直(キム・ジョンジク)と、その後継者の金馹孫(キム・イルソン)の25人の門下生の尋問・拷問・処刑でした。

『六龍が飛ぶ』でバンウォンが2度の「王子の乱」で切り捨てた、鄭夢周(チョン・モンジュ)と鄭道伝(チョン・ドジョン)でしたが(二人は成均館での同窓)、上記の金宗直(キム・ジョンジク)は鄭夢周(チョン・モンジュ)→父親の教えの流れを汲むとのこと。
鄭夢周は高麗王を守ろうとする穏健派でした。
一方の鄭道伝は新・朝鮮を樹立せんとする急進派(“密本”の創始者)と区分しておきますが、
いずれにせよ、「民百姓は両班に従い」、「両班の妻は両班の夫に従う」ということで社会秩序を保つことができるという、「朱子学」では同じ思想です。

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(朱子学の基本経典「小学」)

他方、そんな儒学と(その亜流の)朱子学の思想とは関係なく、アモゲもギルドンも国の富を独占している官僚と両班から巻き上げて、その富は国王と庶民に返還するということを正義としました。

1.士林派(サイムバ)

過去から、<高麗時代>も<朝鮮王朝>も、王には立法・行政だけでなく司法権も備わっていましたから、王命はとにかく重い。
ただし、李成桂の建国の際に補佐官だった鄭道伝(チョン・ドジョン)が描いた政府組織は三司(サムサ)が王権を“チェック”して“バランス”を保つ官僚制度の重視でした。
(三司)
司憲府(サヒョンブ:検察・官僚の監察:従二品)
司諫院(サガンウォン:王への進言・顧問:正三品)
弘文館(ヒョンムングァン:歴史の記録・宮中の文書:正三品)

聞こえの良い「チェック&バランス」の言葉どおりに、制度が機能しているなら良いのですが、そもそも鄭道伝が作り上げた“密本(ミルボン)”という組織と、その朱子学に基づく思想は、身分制度による統治だけでなく、男尊女卑で、かつ他宗教を排他するもの。
本来の四書五経が説く王道の書からは徐々に乖離してしまったようです。
もちろんそこには、現実に生きる庶民への徳政は見られません。

朱子学の本流を自負していた士林派(サイムバ)は、燕山君の時に2回に亘り粛清されたものの、その“根は深く”、第11代王・中宗(チュンジョン)の時代にも、第13代王・明宗(ミンジョン)の時代にも地中に根を下ろしていました。
粛清(士禍)を受けても起き上がり復活して、第14代王・宣祖(ソンジョ)の時代になると、政権をも牛耳るようになりました。

しかし、この原理主義的な派閥が分裂するのが1575年です。

明宗の王妃の実弟であった沈義謙と新進の士林派の金孝元の哲学論争により、東西に分裂しました。
沈義謙が住むのが都の西側の貞洞(チョンドン)だったので、率いるのが「西人派」
他方の金孝元は、都の東の洛山(ナクサン)の麓に住んでいたので「東人派」を率いました
(『朝鮮王朝実録』p.249)
領袖の生い立ちや住所からだけでも、「西人派」が“宮殿”に近かったと思います。
その後の主流になります。

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①景福宮(キョンボックン)が最初の法宮

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(国立故宮博物館 2016.09撮影)

2.法宮

1392年に<朝鮮王朝>を建国した初代王・太祖(李成桂)は、政策補佐官の鄭道伝(チョン・ドジョン)の進言(風水)によって、1394年にそれまでの高麗の首都の開京(ケギョン)から漢陽(ハニャン)に遷都。
その首都は、北の北岳山(高さ342m)、南側の木覓山(南山:262m)、東側の駱山(洛山・125m)、西側の仁王山(338m)に囲まれた盆地で、総延長19km(世界遺産)に亘る城壁(漢陽都城)で守られた広大な都(完成:1936年)です。

その都市の中に、さらに東西南北の4つの門で囲まれていたのが王宮です。
ソウルの南大門市場(食料・雑貨)や東大門市場(ファッション)が観光名所ですから、2つの市場の距離感だけでも王宮の広さがお解りだと思います。

王宮の中に現存する5宮殿のことをしばしば引用していますが、それぞれの宮殿の役割は違っていて、それぞれが門を持ち、壁に囲まれています。

つまり、漢陽に来たとしても、宮殿に近づくには少なくとも2つ以上の検問を受ける必要があったようです。
ドラマ『逆賊』の時代は15世紀末なので法宮は①景福宮(キョンボックン)です。
なお、景福宮は1592年の壬辰倭乱(イムジンウェラン:第14代王・宣祖の時)で消失しました。
そのために、
②昌徳宮(チャンドックン)も同じく消失しましたが、海光君による再建はこちらが先。
その後は2法宮体制となります。

(景福宮の一番北まで歩くと、先には青瓦台(大統領府)が見えます)
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(右は景福宮の中から光化門を撮影)

3.派閥政治の始まり

燕山君の先王(成宗)時代に重要な三司(サム)を占めた士林(サイム)派でした。
しかし、ドラマにもあるように、
「儒教本来の思想ではない」として、燕山君は嫌いました。

1575年に東人派と西人派に分かれた儒学者・両班。
勢力が大きいのは王室に人脈を持つ「西人派」です。
1600年頃になると、東人派は「北人派」と「南人派」にさらに分裂しました。

ドラマでは、『華政』での第15代王・光海君が「西人派」を嫌いました。
光海君を支援したのは「東人派」から分裂した「北人派」と「南人派」(いずれもマイナー)でした。

1700年頃になると、ドラマ『チャン・オクチョン』の第19代王・粛宗も「西人派」を嫌います。
ただし、その頃に「西人派」が穏健な「小論(ソロン)派」と、より原理主義で強硬な「老論(ノロン)派」に分裂しました。
禧嬪・張(ヒビン・チャン:オクチョン)氏を支持したのが「小論派」で、
淑嬪・崔(スクチョン・チェ:トンイまたはムスリ)氏を支持したのが「老論派」です。
そして、
「老論派」は第22代王・正祖(イ・サン)の頃まで勢力を維持します。

(5大宮殿の北の高台にある北村“プッチョン”では両班の韓式屋敷の面影を見ることができます。
南山のソウルタワーが見えます)
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(写真の下は、景福宮の南東の清渓川“チョンゲチョン”で、商人が多く住んでいたところ。
上下共に昨年の11月撮影)

<その8>(<王朝絵巻>シーズン8)は、次などを参考にしています。
(おもな出典)
康煕奉『悪女たちの朝鮮王朝』双葉社(2014.06)
朴永圭『朝鮮王朝実録(改訂版)』キネマ旬報社(2015.10)など。

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儒教の基本的な法典である四書五経ですが、それに陰陽五行説などを加えて、解釈や哲学による論争は表面だけのことだったと思います。
裏には官僚の権力欲の闘争。
そもそも派閥を形成することは儒教の本来の思想では許されないとされます。
国・民政を顧みることをせず、派閥が私利私欲に走るので「義」に反するからです。

なお、ウィキペディアには次のような記述があります。
成宗の親政時代になると士林派勢力を取り入れるようになり、これに脅威を感じた勲旧派や外戚と、士林派勢力の対立を産むが、成宗の治世(1469年 - 1494年)では政治的には一応の安定を見た。
(略)
成宗の母仁粋大妃と2番目の王妃斉献(チュホン)王后・尹氏が対立し、1482年に廃妃・尹(ユン)氏は賜死した。
成宗が亡くなり燕山君が王位に就くと、勲旧派と士林派による対立が表面化し、1567年まで続くことになる。

この勲旧派とは、勲臣(功労・褒章の田畑などを得ている官僚)、戚臣(王家との外戚関係などを持つ官僚)からなる総理・副総理たち以下の官僚たちです。
反・士林派ではあるものの、持つものと持たざる者なので利害が一致しているわけではありません。
これは燕山君に対するクーデター(即位12年目)で明確になります。

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逆賊 第13話(下) 予言者の言葉

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(伸びて来たアジサイの葉です:2017.03.20)

逆賊 第13話(下) 巫女の言葉

流刑に処せられたチュウォン君

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「こんなところに住めというのか…?」
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匿禑里(イクァリ)

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「クンオルシン」

「ホンオルシン」と村をあげての大歓迎の中、

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オプサンは父親に再会できました。

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「村中の人が再会できて幸せそうですよ。
 この県令(#)も合わせて…」

「…」

「みんなでお帰りを待っていました」
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# ミ・グモクは、功労賞を得て正五品に昇格します。
その際の名前がウム・ジャチと変わっています。

ということで今夜は祝宴

「あの時は絹布が心配で冷たい海に飛び込んだが、
 体中が凍ったようだった…」

海賊たちに出会った時のことなど昔話が酒の肴

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翌朝

「俺たちには姓も本貫(ポンガン:本籍)もないから、
 こうすることにした」
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「それは口うるさいの、“騒がしい”だな」

「ああ、みんなで一緒に飲み食いして騒がしく生きようじゃないか」

「ははは!」

「だから俺もホンだ。
 イクァリが本籍のイクァリの哄氏だ」
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「アボジ…、外は寒いのに、ここに…」

「…」
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「ギルトンや」

「ええ」

「あまり考え込むなよ。
 生まれたからには生きていかないといけない。
 ケンカする時はそうする。
 死ぬときは死ぬもんだ」

「じゃあアボジは、
 俺が将軍、大将軍にはならなくても良いのか?」
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「…」
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パク夫人とチョンハク

「この国には大きな風が吹き始めたようだ。
 チョナが怒り、王族だって百叩きと流刑だ」
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「こんな生き方は無意味だ」と、チュウォン君が首を吊ろうとしていたところにパク夫人

「アモゲが生きていたんだ。
 アモゲと息子にこんな目に遭った…」

「…チュウォン君」
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パク夫人と息子、それにギルヒョンの師匠

「師匠は父親を失くした息子のチョンハクの後ろ盾になって頂きました」

「ええ、強い意志を持っている子だと思いました」

パク夫人は、アモゲとギルドンたちという、国を揺るがす者たちがいるとの報告に来ていました。

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イクァリの仲間

「オルシンは雲の上の気分だな!」
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「イクァリに帰って来ることができたのも、みんなのお陰だ」とアモゲは膝をついて儀礼を尽くします。

「俺たちはイクァリのホン家族だ!」

「アイゴ! オルシン!」

「…」
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「アイゴ~、息子のお陰でこんなにも豪華な夜を過ごすことができる…」

「アボジ、良く寝てくれ…」
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ギルヒョンも…、おやすみ…」

「!」

「…」

「ウリニや…」
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「俺はギルヒョンとウリニを早く探し出したい。
 漁師や狩人からの情報はないのか?」
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オプサンがウリニの靴を出してきます。

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「…」
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ギリ山の巫女

アモゲの夢に過去のギリ山が出てきます。

「ギルドンが元気に生きていくためには、
 何をしてあげれば良いのでしょうか?」

「お前の息子は死ぬ。
 歴史によれば、
 持っている力を有効に使わない者は死ぬ。
 お前の息子はまだ力を発揮してはいない…」
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目を覚ましたアモゲは、
「オモニのところに行こう」

「ええ」
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第13話は成功裏に終わったチュウォン君の追放作戦でした。
そして、再びギルドンの守り神の“青い松(チョンソル)”が出て来る、ミスティック(神話的)な最後のシーンでした。
ギリ山の祈祷師(巫女)が言うには、
「歴史によれば、持てる力を十分に発揮していない者は死ぬ」でした。
英文字幕では、properlyでした。

英語のproperlyには幅があるものの、“正しく、十分に”とか、
properly speakingは“正確に言えば”ですから、ギルドンはまだまだ力を応分に発揮していないということだと思います。

もっとも、アモゲが巫女に相談した時はギルドンが子供の頃だったので、成人してからはさらに持てる力を発揮できるということだと思います。
天賦のバイオニック(bionic)な力と才能がこれから開花しそうです。

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逆賊 第13話(中) 匿禑里(イクァリ)に帰ろう


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(2017.03.20)

逆賊 第13話(中) 匿禑里(イクァリ)に帰ろう

ホ・テハク

「行首(ヘンス)はどこに行くのですか?」

「ああ、ちょっとここを離れる」

「チュウォン君の逮捕の件では、
 ヘンスはアモゲに加担したのですか?」

「分かっていたのか?」

「もしもチュウォン君に知れたら大変です」

「いいや、もうチュウォン君は戻って来ない」

「…」

「このギルドンとチュウォン君の戦いで俺たちは徳をするんだ。
 銀山の権利が手に入る」

「…」

「俺がアモゲに頭を下げるとでも思っているのか?」
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王命

「チュウォン君は国庫を浪費した上、
 返金をしていない。
 王族の地位を剥奪するつもりだ。
 そのために世祖を侮辱した証拠を暴くのだ」
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家宅捜査

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家宅捜索をした結果、ギルドンがチュウォン君にプレゼントした春画集の中から、挟んであった「弔辞」が発見されました。

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金宗直(キム・ジョンジク)が書いた「弔義王文」の写しです。

「弔辞はすべて焼き捨てるようにとの王命にも拘わらず、
 春画本の中に隠していたものです」

「…」
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ギルヒョンは、
「金宗直は忠臣を装い、世祖を侮辱した逆臣です」と二心を持った巨頭だったことを進言します。

「チュウォン君の罪を暴くために助けとなった。
 イ・ジョンスと、パルパンを釈放しろ。
 彼らを寒い独房に入れておくわけにはいかない。
 チュウォン君を拷問に掛けてすべてを明らかにせよ」

「!」
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釈放された二人

「ナウリ…」

「金馹孫(キム・イルソン)が私の名前を出した時には、
 私は死を覚悟した。
 もう太陽の下を歩けるとは思えなかった。
 ありがとう…。本当にありがとう」

「お嬢さんたちが待っていますよ」
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「アボジ~」
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イ・ジョンスの娘2人を連れて、イルチョンとヨンゲが迎えに来ていました。

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活彬亭(ファルビンジョン)ではギルドンの帰りを待ちわびていたカリョン

「ギルドンオラボニムは…?」

「…」
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いつものように仲間たちがカリョンをからかいます。

「…どうして一緒じゃないのですか?」

「…」

「ギルドンオラボニはどこですか?
 一緒じゃないのですか…?」

「…」
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「まさか…」

「どうしたのか?」

「は!」

「アイゴ~、泣いているのか?」
(セゴル)

「死んだと思ったのか?」
(クッセ)

「静かなだけじゃなくて、今度は泣いているのか?」
(イルチョン)

「カリョンは泣いている時の方が可愛いから、
 いつも泣いていろ」
(ソブリ)

「ははは~」

「え?!」
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ワンテンポ遅れて戻ったギルドン

「どうしたのか?
 俺を心配していたのか?」

「私が?! いつなのよ?!」

「?!」
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宮中

ギルヒョンから、春画の中に挟まっていた「弔義王文」の写しを見せられて、チュウォン君はギルドンの罠だったことを知ります。

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「あなたは密かに、
 金宗直のことを尊敬していたのではないでしょうか?」
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「よく分かった。
 “踏み台”をもう一度呼び出してくれ。
 あいつこそが!…、あいつ!」

「既にチョナは、王族から追放して、
 罰として百叩きに処することを決めました」
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ソブリとクッセ、セグルは恨みを晴らすために、既に手を回しています。

「チュウォン君は女癖の悪い王族ですから、
 ナウリたちは国のために尽くして下さい。
 手を緩めないで下さい」
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百叩き

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「チョナ、チュウォン君は既に百叩きで苦しみました」

「では、流刑にせよ」
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宮殿警備のオプサンが戻ります
百叩きのことだけしか言わないので、

「そうか…、百叩きは当然だったろうが…」
(ソブリ)

「そうだな、少なくとも…。
 王族の処罰だからそれで十分だな…」
(イルチョン)

「いいや、そんな軽い罰では許せない!」
(ギルドン)

「いや、流刑です!」
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「流刑?!」
(ソブリ)

「じゃあ、俺たちがチュウォン君をそこまで追い込んだということだな!」
(ヨンゲ)

「じゃあ、俺たちが勝ったんだ!」
(セグル)
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「…」
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アモゲも心配して待っていました

「どうなったのか?」
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「アボジ…、チュウォン君は流刑になった」

「!」

「アボジ…、追放されるのを見に行こう」
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ギルヒョン

「私が誰だか分かりますか?」

「…」

「私もいつかはチュウォン君に再会したいと夢にまで思っていた者です。
 しかし、こんなに早くも、こんな時が来るとは思いませんでした」

「…」

「きっと天が味方したのです。
 流刑されるそうですが、そこがどんなところなのかよく見て下さい」
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牛車で流刑地に送られるチュウォン君

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高見の見物

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町の人々から石を投げつけられています。

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「アモゲ~!」
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「イクァリへ帰ろう」
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「ええ」
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ドラマを見ている方も溜飲を下げるシーンでした。
そして、これからは 匿禑里(イクァリ)に帰って休養…?
ではなくて、銀山が手に戻ったので次のステップを考えるギルドンです。

なお、ここのシーンはフィクションです。
多くの王たちが王家・王族への処刑を行った<王朝絵巻>ですが、『朝鮮王朝実録(燕山君日記)』には、王族への処罰の記録は見当たりません。
ただ、祖母の仁粋(インス)大妃に“頭突きを喰らわせた”との記録が残っています。
これはKJS第14話の後に、「甲子士禍(カプチャサファ)」の中で紹介する予定です。

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逆賊 第13話(上) ギルドンの一芝居

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(寒桜との交配種の“陽光”という名のサクラ:2017.03.20)

逆賊 第13話(上) おとぼけギルドンで一芝居

ギルドンはアモゲの教えに従い“敵を知る”に徹しました。
まずは、チュウォン君の“馬子”を務め、そして、燕山君“逆鱗”に触れることは何か?
考えていたように筋書きどおりに動き、結果が出ます。
また、
チュウォン君を恨みに思っていたギルヒョンの直言が効果を高めました。

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「誰か証人がいるのですか?」

「“踏み台(パルパン)”を呼んでくれ!」

「…」
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証人として呼び出されたギルドンも牢屋

「媽媽ニム、いったいどうしてこんなことになるのですか?!」

「パルパンや…。
 宮廷は厳格なはずなのに、なぜ王族を軽んじるのか…。
 奴婢と同じ牢獄に入れるなんて…」

「なぜ媽媽ニムがこんなところに…」

「寒くて汚くて、眠れない。
 なぜなのか?!汚名を晴らしてくれ!」

「…」

「ホ・テハクは怖くなって、
 きっと逃げ出したはずだから…」

「…」

「だから、お前が宴席でのことを証言してくれ」

「ええ、少しは覚えています」

「イ・ジョンスが招待客の中にいたが、
 なにか悪いことを行ったに違いない」

「いったい何の悪さをしたのですか?」

「金宗直が書いた批判の文のことだ。
 『弔義王文』…、
 私が指示するとおりにしてくれ。
 尋問が始まったら必ず金宗直の話がでるはずだから、
 お前が全部否定してくれれば良いのだ」

「でも、黙っていたらムチ打ちになりますよ」

「いや、私は王族だから打たれはしない」

「…」

「お前は打たれるだろうが、耐えるんだ」

「はい、媽媽ニム」
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実録庁

「チュウォン君の尋問は明日からだ。
 証人には“パルパン”と呼ばれる男を出廷させる」

「…」

「王族を尋問するのは非常に稀なことだから、
 チョナは宮中の警備を強化して、
 出入りは厳しくなる。
 それに記録は禁止された」

ギルヒョンだけは一緒に参加するようにと大監から言われますが、王命でない限り参加はしないと断ります。

「その忠誠心が好まれるんだよな」
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宮殿前での尋問

「王族を尋問することは罪だ!」と叫んでいるチュウォン君です。
燕山君が登場して尋問始まります。

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「金馹孫(キム・イルソン)を筆頭に、
 金宗直(キム・ジョンジク)の門下生25人の取り調べを進めている際に、
 イ・ジョンスが“チュウォン君が世祖への批判をした”との告白を行いました」

「…?!」

「王族であろうとも、
 チョナの地位を危ぶめる者は例外ではありません。
 今日はチュウォン君の尋問を行い、
 真相を明らかにするものです」
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「尋問を始めよ」

「チョナ!
 私はチュウォン君ですよ!
  チョナを尊敬、崇める者ですよ!」
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チョ・チョンハクとギルヒョン(パク・ハソン)

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「チュウォン君の尋問が始まった」

「そうか…」

「王族の尋問に参加できないのが残念だ。
 しかし、チョナは本当に罰する気なのかな?」
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「私のハラボジは、世祖を尊敬していた謙寧大君だ。
 私が批判などするわけはない!」

イ・ジョンスが呼ばれると
「私の宴席での食事と酒に不足があったのか?!」

「…」

「イ・ジョンスはなぜチュウォン君の歌会の宴席に出席したのか?」
(大監)

「科挙試験に受かりたいという友人の、
 パク・ジョングンから
 “チュウォン君が親しくしたいらしい”との誘いがあったと聞いたからです。
 断りきれなかったから出席しました」

「チュウォン君は本当に世祖大王の批判をしたのか?」

「すべてを復唱はできませんが、
 確かに世祖大王の批判がありました」

「嘘を言うな!」

「いつ聞いたのか?!」

「チョント山を見ている際に聞きました」
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「チュウォン君は何も言わなかったかもしれませんが、
 私は何度も世祖大王批判を聞きました。
 チョナはチュウォン君から貰ったタカで、
 山で“鷹狩”をするのが好きとのこと。
 そのチョント山を展望していた時です」

「私がタカを貰ったことは、
 チュウォン君と私だけしか知らないのに、
 その話をしたのか?」
(燕山君)

鷹狩りが趣味だという情報は事前にギルドンが吹き込んでいました。

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「違います!
 どうか他の証人も呼んで、両者から聞いて下さい」

「ホ・テハクと“踏み台”と呼ばれる証人を召喚するようにと言われておりますが、
 ホ・テハクはまだ来ていませんので、
 “踏み台”から先に喚問してもよろしいでしょうか?」
(大監)

ギルドンが引き出されます

「私は客引の“パルパン(踏み台)”です」

合図を送るチュウォン君

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ノクスとウォルハメ

「あんたがチョナに噂のことを話したの?」

「…」

「違うでしょう?」

「…」

「やっぱりそうだわよね。
 まさか…」

「ええ、噂をそのままお伝えしたわ」

「大変なことが起きているようだわよ」

「私には何の関係もないわ。
 人の噂話を伝えただけだわ」

「どれだけの人が尋問されるのか、分かっているの?!」

「チョナを批判する人は罰せられるべきだわ」

「ノクスや!」

「…」
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「オンニ…、私は一度結婚したわ。
 そして、子供を置き去りにしたわ。
 そんな女がどうやってチョナの寵愛を受けると言うの?」

「…」

「でも私は、あらゆる手を尽くすわ。
 そしてこの世から貰えるものは全部手にするわ」

「ノクスや…」

「ギルドンと一緒の時は夢のようだった。
 男を愛し…、幸せだった。
 でも、あれは私じゃなかった…(#)。
 これから違う私になるわ」
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心配なカリョン

「上手くいきますよ。
 私がギルドンオラボニには、
 “ケガするようなことがあったら、叩くわよ”って言っておきましたから」

「…」

「へへ…」

しかし、
「ギルドンオラボニは大丈夫でしょうか…?」

「んん」
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ギルドン

「お前がチュウォン君のお供でチョント山に行ったのか?
 世祖への不忠義を聞いたか?」

「不忠義とは…、意味が解りません」

「世祖の悪口のことだ」

「あ~、アイゴ~。
 チュウォン君はそんなことは言いません」

「ではチョント山での宴席で、
 イ・ジョンスに何か言ったか?!」

「チュウォン君媽媽は“世祖大王は偉大な人”と言いました。
 ハラボジの“ヤンニョン大君が世祖大王の即位に手を貸した”
 とのことでした」
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「そうです。証言どおりです」
(チュウォン君)

「それで、私が肉を焼いている時に、
 チュウォン君と他の客が大声の喧嘩になりました」

「…」

「覚えていませんか?」

「…」

「酔っていましたからね…」

「チュウォン君はイ・ジョンスを叱りつけたのか?」
(大監)

「ええ、とても大きな声で怒鳴っていましたが、
 イ・ジョンスは王族には反論できず、
 声も出せませんでした」

「どんなことなのか?」

「私が肉を焼いているときに、聞こえたのですが、
 世祖大王は偉大な人だから、
 ユンとクォンとかいう女性に乱暴したものの、
 それは大きな問題ではないとか言っていました」

「!」

「…」
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ギルドンはイ・ジョンスに振付をしていました

「チュウォン君は実は世祖のことはほとんど知らないのです。
 しかし、自尊心の強い人ですから、
 知らないことも知った振りをするはずです。
 誰かが世祖のことを話しに出せば、
 分からないことでも言いだすはずです」
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「…」

「パルパラ…」

「!」

「…」
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「王様ですから、
 好きな女には手を出しても良いのでしょう?
 そんなことで飛びかかってケンカでした」

「本当か?」

口を開くイ・ジョンス

「ええ、チュウォン君は謙寧大君のお孫ですから、
 世祖のことは当然ご存知だと思っておりました。
 世祖大王が息子の側室のユン氏やクォン氏へ乱暴したことで、
 罪になるかならないかとのことで口論になりました」
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「本当か?」

「ユン氏とかクォン氏とは…、
 世祖大王の…、
 義…義理の娘なのですか?
 ア~ッシ、私は何も知りませんでした」
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「チョナ。私が詳しく説明します!
 そんな意味で言ったのではありません!」

「チュウォン君…、
 本当に世祖大王が息子の妻たちに乱暴し、
 魯山君の遺体を遺棄したと信じているのか?」
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「チョナ、そんな意味では…」

「チュウォン君…、私を失望させる気なのか?」

「チョナ!」
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燕山君は「もういい…」と席を立ちました。

そこで、
「媽媽ニム…、
 私が何かいけないことを言いましたか?」

「!」
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ギルドンのおとぼけ芝居でした。
それだけでなく、ギルドンは春画に「弔義王文」を忍ばせて、証拠作りもしていました。
なお、
「魯山君の遺体を山に捨てて、鳥や獣に食わせた」
という町の噂は史実と違います。
世祖による賜薬で亡くなり、王陵に埋葬されました。
後に第19代王・粛宗に追尊されて、魯山君は端宗となります。

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