逆賊 第6話(下) 蘇ったトラ

逆賊 第6話(下) 蘇ったトラ~マイティボーイ

アモゲを救うには「時間がない…
心配しているところに、地方長官のグモクが来ます。

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そして、
「公判がすぐにでも開かれる。
 アモゲがヨミを連れ去った証拠が出るはずだ」

「アボジとホ・テハクの戦いを知っている人の誰が信じますか?」
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「それは重要じゃないんだ。
 アモゲとチョ参奉との12年前の問題は誰もが知っているからだ」
そして、
「ここから逃亡するべきだ。
 皆がいなくなった後にアモゲのことは自分が釈放する」
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ギルヒョンも逃れることに同意

「アボジが拷問に掛けられるようだとすれば、
 今は長官のことを信じるしかない」
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別れて逃亡し、山寺と船着場でアモゲを待つよう、長官(ミ・グモク)の指示に従います。

(山寺)
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(船着場)
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しかし、分散された上に、裏切られます

(山寺には…)
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(船着場には…)
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ギルヒョン、ギルドンとウリニ

「しかし、ヒョン。
 なぜチャンウォン君がアボジの12年前のことを知ったのだと思う?」
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「来たぞ!」

「アボジ!」

ではなく、ホ・テハクの浮浪者軍団でした。

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獄中のアモゲ

「アモゲや…。
 私が今でもお前を見下していると思うか?」

「…」

「いいや、私はこの朝鮮で、
 “両班を裏切る者たちのことを見下しているんだ”。
 この国では奴婢は決して主人のことを蔑んではいけないからだ」

「…」

「この国を守るためにもお前とお前の子供たちを殺す」

「…」

「これが私の朝鮮への忠誠心だ」
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「…」
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やって来たホ・テハクの軍団

「ギルヒョン オラボニ!」
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「先に行け!
 時間を稼ぐ!」

「ヒョン!」

「!」
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「!」
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逃げるギルドンとウリニ

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しかし、ウリニは投げ縄によって捕まります。

「オラボニ!」
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チュウォン君とホ・テハクと息子

「アモゲの娘は13歳だな…、生きたまま連れて来い」

「え?」

「年頃だ…」
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ギルドンは切られ、こん棒で殴られて、傷つき血を流します。

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「オラボニ!」
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「オラボニ!」

「…」
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さらに、脇腹を短剣で刺されます。

「オラボニ!」
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「…」
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しかしここで、“神霊の青松”がギルドンに命を再び吹き込みます。
崩れた石の塚が元に戻り…、

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……この朝鮮に万能の子が生まれたら、
この木がその子を強く大きくしてくれる。


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「オラボニ!」の声で、倒れていたギルドンが立ち上がります。

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「ウリニや、オラビのところに来なさい」
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さらに攻撃するホ・テハクの配下たち。

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頭を鉄器で殴られ、斧も肩に刺さりますが…、

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神が遣わした万能の子の目がトラの目に変わります。

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敵を跳ね飛ばし…、
ススキの穂を手にします。

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風を舞い起こし…、

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ススキの穂が剣に変わり、矢になります。

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「オラボニ…」

「ウリニや。
 オラボニの傍から決して離れるなよ。
 分かったか?」

「んん」
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「…」
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「さあ、行こう」
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しかし…、

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「ウリニや、オラビを信じるか?」

「んん」

「…」

「…」

「目を閉じろ」
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「…」

「…」
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3本の矢を背中に受けて川の中に…

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「…」
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「…」
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時間稼ぎをしていたギルヒョンも剣を奪って何とか逃げることができそうです。
そして拷問の後の瀕死のアモゲ

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ギルドンのことを思っていました。

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川の中で意識を戻すギルドン…。

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闘いのシーンの一部が第1話のプレリュードにもありました。
ススキの穂が風を呼び、ススキの茎が矢となり、刀となりました。
マイティボーイの復活でしたね。

<王朝絵巻 シーズン8>
燕山君当時の時代背景④


身分制度が支配者層には都合が良かったことは言うまでもありません。
しかし、単に“身分制度”だと同じ言葉で批判しても、江戸時代の「士・農・工・商」では武士の次に農民なので工業者を含めて、庶民文化が大いに栄え、生産者たちの地位が高くなる要素、つまり下から上への圧力を持てたと思います。
さらには、庶民も“寺子屋”などでの教育制度を享受できたので、「大政奉還」と共に新しい社会に希望を持てたと思います。
そして、市民社会への変革もスムースではなかったのでしょうか?

これに比べて、せっかく第4代王・世宗がハングル文字を創製・公布しても、韓国半島には教育機関が発達していなかったので、この「洪吉童(ホンギルドン)伝」が最初のハングルでの小説だと言われています。
いわゆる文盲率が高かったと推測されます。
実際に書かれたのは第15代王・光海君(在位1608~1623年)の頃です。
そして、日清戦争の頃まで“科挙”試験制度は残り、一部の特権階級を生み出す国家試験だったことを考えれば、半島では庶民が圧政の中に閉じ込められていたのではないでしょうか?

さらには“冊封制度”により韓国半島は大陸(中国)の属国扱いでした。
日本政府が日清戦争後の清国との“下関講和条約”で、冊封制度と科挙試験制度の廃止を求めたのも理解できます。

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逆賊 第6話(中) 支配者たち

逆賊 第6話(中) 支配者たちの圧政

ホ・テハクの息子

「アモゲは大きな間違いを犯しました。
 チャンウォン君を欺いたからです。
 チャンウォン君はチョナからの好意を得られていないでしょうが、
 王家の一員です。 血を引く人です」
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「お前たちは私の仲間の者に罠を仕掛けたようだな。
 見過ごすことはできない」

「12年前のこと…。
 アモゲがチョ参奉を殺害した件では、
 あなたが加担したようですね。
 これからはどちらに味方するのか、お考え下さい」
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ギルドンが急ぎやって来ますが、

「長官!」
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ギルドンが来ても聞こえない振り…

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アモゲの義兄弟たち

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「誰かが彼女を殺したに違いない」

「ホ・テハクの手下が殺して、
 大オルシン(大長老)兄貴に罪を擦り付けたことは確かだ。
 忍ばせている者からの情報だ」
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「ホ・テハクがチャンウォン君のために働いているということなのか?」

「困ったことになった…」とギルヒョンは、
「これはアボジが良く知っている役人たちの名簿だ。
 セグルとクッセはキム代官のところに行ってくれ。
 イルチョンはユプサンを連れてカン官吏のところに行ってくれ。
 ソブリと俺はチェ官吏のところに行く」

「俺も行く」

「ギルドンはアボジに会って来てくれ」
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「嫌だ! 俺もチェ官吏のところに行く」

「お前は巻き込みたくない。
 アボジに会って来い」

「嫌だ!
 もう二度とアボジが牢獄に繋がれているところは見たくないんだ」
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しかし、ヨンゲとギルドンが牢獄に向かい、ギルヒョンの指示で手分けして役人たちに会っていることを伝えます。

「安心するように…」
(ヨンゲ)

「では長官(グモク)は動いてくれないのだな。
 いったい誰がこんな策略を行ったのか?」

「ホ・テハクです。
 ギルドンがあれほど“諦めない奴だ”と警告していたのに、
 我々は気にしなかったからです」

「では、長官は私のこの苦境を無視していると言うのか?
 !  …!
 もしや、チャンウォン君のために…?」

「…」
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「クンオルシン(大長老)…」
(ギルドン)

「…」

「大切なものを忘れています」
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# ギルドンは“アボジ”ではなく、フォーマルに“クンオルシン(大長老)”と…。

「…」

「…」
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「なぜアボジの独房には何もないのか?」

「長官が会ってくれないからです」

「アボジと長官との関係は長いはずなのに…?
 寝具と食事を準備してください。
 他に必要な物も全部だ!」

「あ…、あ~、了解しました」
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# ヨンゲもギルドンの迫力に一歩引いた感じ…。

寝具と食事が届いたところに、ホ・テハクと息子

「あ~、来たか…。
 俺はイクァリのアモゲだ。 ここは他の者とは違う。
 ところで、耳は治癒したか?」

「この野郎!」

「ここから出たら、もう片方の耳も始末してやる」

「!」

「チャンウォン君の部下になったのか?」

「なぜ女を生かしておいたのか?!」

「チャンウォン君に会わせてくれ」

「なぜ俺が?!」

「そうしないと、
 お前の方がこれからも叱責されるだろうからだ」
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チャンウォン君の屋敷

「チャンウォン君ナウリ…、すみませんでした」

「お前はそれで許されるとでも思っているのか?
 俺がチョナの寵愛が受けられないからと言って、
 馬鹿にしたのか?」

「いいえ、銀山に興味があるのではないかと思っていました。
 もしも興味があれば差し上げます」

「銀山と引き換えに獄から出られると思っているのか?」

「…」
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アモゲは自分のコネクションを使って独自に無実を晴らすことができると強気にでますが、ここでチョ参奉の妻・パク氏が出てきます。

「久しぶりですね…」
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「!」

「アモゲや~」と、チャンウォン君

「両班を殺したことは国法を犯したことになる。
 これまでも私は奴隷たちを殺したが、一切不問にされた。
 王からは嫌われているとはいえ、
 これは私が王族だからだ!
 どんな罪も、結局は許されるのだ!
 これはこの朝鮮の秩序の根幹にかかわることだからだ!」
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「…」
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陰謀

「さて、チャンウォン君媽媽、これからどうしましょうか?
 アモゲを逮捕したものの、犯罪の証拠がありあません」

そこで、チャンウォン君は、
「アモゲに近い官僚たちの権限は剥奪する」

そして、アモゲの3人の子供と仲間たちの殺害を指示します

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ミ・グモク長官にはホ・テハクの息子が、
「これまでと違って、
 これからは世子の時代になります。
 つまり朝鮮の未来です」
と、チャンウォン君にも新しい未来があると言って、どちらの味方をするのか、グモクにも脅しをかけます。

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世子・燕山君(ヨンサングン)

「チョハ…、いかがなさいましたか?」

「論語にもあるが、
 “誰にも兄弟姉妹がいる”
 しかし、私には兄弟がいない…」
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王の見回りの気配がすると、

「“生きるか死ぬかは運命次第(死生有命)。
 富と権力も神の意思による(富貴在天)。
 高貴な徳を持つものは何をも失うものはない。
 そしてすべての人に礼を尽くす”」
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王が去ると、

「なぜそんなにも徳がある者に兄弟姉妹がいないのか?」

父親の成宗が健在だったころの燕山君は、両親と祖母からも愛を受けることなく、孤独に勉強を押し付けられていました。

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そこに贈り物

「チョハ。
 チャンウォン君からの贈り物が届きました」
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チャンウォン君

「両班を殺したことは国法を犯したことになる。
 これまでも私は奴隷たちを殺したが、一切不問にされた。
 王からは嫌われているとはいえ、
 これは、私が王族だからだ!
 どんな罪も、結局は許されるのだ!
 これはこの朝鮮の秩序の根幹にかかわることだからだ!」

<王朝絵巻 シーズン8>
燕山君当時の時代背景③


正式な法典では、身分は支配者層と被支配者層の2分になっていますが、慣例では以下の階級社会でした。
(KJSより:http://jumong007.blog133.fc2.com/blog-entry-2449.html

1.支配者たち

(1)両班(ヤンバン:양반)
文官が武官よりも上に位置します。
文官は、
科挙(クァゴ:과거)試験により国家公務員に登用。
科挙は国家試験にあたり、
父、祖父、曽祖父、母方の祖父の中で科挙の合格者で、
5品以上の官職についたものがいれば家族は両班。
従って代々に亘り両班の身分を維持するために、
両班の家族は息子に科挙の試験勉強をさせるということになります。

(2)中人(チュンイン:중인)
医官(ウィグァン:의관)や通訳のような専門職。

2.そして被支配者階級

常人(サンイン:상인) 常民(サンミン:상민)は、
主に農業に従事しています。
また、商工業を営んでいるものも常人です。

賎人(チョンイン:천인)または賎民(チョンミン:천민)は奴婢(ノビ:노비)のこと。
奴婢には王宮や官庁での仕事に従事する公奴婢(コンノビ:공노비)と、
両班の私有財産の私奴婢(サノビ:사노비)。

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逆賊 第6話(上) 再逮捕

逆賊 第6話(上) 再逮捕~12年前の事件

農地を見に来たギルドン

「アボジ…、ここが俺たちのこれからの土地だ。
 いいだろう?」
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「決めたのですか?」

「アボジや兄貴や妹がすぐにでも来ます」
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土の香り

「…」
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チャンウォン君の屋敷

「娘たちばかりの屋敷だな」
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チャンウォン君は召使をも殺害するような男だとのことで、加担するのか迷うソブリですが、アモゲは従います。

「…」
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「だからチョナも遠ざけているのです」

「しかし、お前たちはこれまでに実際に王族に会ったことがあるか?
 俺にも経験はないが、断れば問題がありそうだ」
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ということで、手分けして逃亡した奴婢探し

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ヨンゲが見つけて連れて来ました。

「お前がヨミなのか?」
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「どうか殺して下さい。
 あの男は人間ではありません。
 連れ戻すくらいなら殺して下さい!」

「…」
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アモゲはお金を与えた上で、開放します

「これはお前のテスモリ(長い髪)の対価だ」
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ヨミは「おばあさん…」と、貰ったお金を投げ入れます。

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しかし、後を付けていたのはホ・テハクの息子

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アモゲは疫病で死んだ女性の遺体を代わり運んで来て、
「彼女は病人や死人の中にいたので、
 顔を確かめて連れて来ました」

「連れ出せ。
 彼女は伝染病などにはかかってはいなかった」

「いいえ、餓死状態でした」

「いいから連れ出せ!」
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彼女の髪が好きだったというチャンウォン君にテスモリだけを置いて帰ろうとしたアモゲでしたが、
「これでもう会わないつもりなのか?」

「え?」

「いや、もう帰って良い」

「…」
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控えていたのはホ・テハクと息子でした。
ヨミを殺して連れてきました。

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「誰が殺せと言ったか?!
 俺の女だ!」

怒るチャンウォン君

「しかし、他の男と一緒になるよりは良かった」

「もちろんです…」
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「お前の望みは何なのか?」

「!」

「アモゲの仕事か?
 アモゲの銀山なのか?」

「アモゲを殺して下さい」

「その耳のことは悲しいことだが、
 チンピラたちの争いになぜ私が係ると言うのか?」

「チャンウォン君はこの国の法と倫理の人だと聞いているからです」

「チンピラたちに法があるというのか?」

「では、アモゲは法を犯してはいないと言うのでしょうか?」

そして紹介したい人がいますとパク氏のこと

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故チョ参奉の妻・パク氏

「アモゲの息子は本を読み、
 娘はまるで両班のような生活をしています」

「ほ~」
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「アモゲも子供も殺して下さい。
 奴婢の分際で主人を殺害しました」

「!」
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アモゲとソブリ

「ここを捨てて行くのですか?
 俺たちを置いて…?
 だったら俺も行かないと…」

「一緒に来てくれるなら嬉しい」
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しかし、役人たちがやって来ます

「チャンウォン君の奴婢を殺した証拠が見つかった!」
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帰る途中で連行されるアモゲを見たギルドンは、
「アボジ!」

「長官のところに行ってくれ」

「分かりました、アボジ!」
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ようやくアモゲを説得できて、再度移住が決まりそうな矢先に現れたパク夫人。
当時の特権階級だった①王族と両班の思想、それに②取り入ろうとする在野の儒学者たちや、③商人。
ホン・ギルドンにとっての敵たちが徐々に明確になって来ると思います。

<王朝絵巻 シーズン8>
燕山君当時の時代背景②


まずは両班(ヤンバン)と王室・王族のこと。
初代の太祖(テジョ)から第9代王・成宗(ソンジョン)の在位期間までは102年あります。
また、原則では3年に一度の科挙(国家公務員試験)が行われ、この間に1800人程度が合格しています。
割り算すると50名強ほどが成績上位者として3年に一度の合格を得たことになります。
(ただし、一部の武官や医務官も含まれますので、文官は50名より少ないと思います)

科挙試験(文官)に合格すると両班となり、その家族も両班ですから、<朝鮮半島>の人口のおおよそ1割が王族と両班だったとされます。
いわゆる特権階級です。

<朝鮮王朝>建国から27人の王が即位しましたが、27人の王の中で、もしも科挙試験を受けたら誰が合格するか?
儒教の経典の四書五経の中でも「論語」「大学」「中庸」「孟子」はテストの大きな課題で、時代の変遷にも受験の“傾向と対策”は変わりました。

ドラマ『六龍が飛ぶ』では第3代王・太宗(イ・バンウオン)が成均館で「孟子」を勉強していました。
同じドラマでの第4代王・世宗(イ・チュンニョン)は片時も本を手放しませんでした。
また、映画『逆鱗』では第22代王・正祖(イ・サン)は「中庸」を好みました。

これは私見ですが、ドラマと『朝鮮王朝実録』を合わせて読むと、特に優れていたのは2人。
第4代王・世宗は幼少時代から「本の虫」と称され、即位してからはアルファベットも研究し、ハングル文字を創製しました(『根の深い木』)。
そして、第22代王・正祖は「儒学者に教えた」との記述があります。
世宗(セジョン)と正祖(チョンジョ)が、もしも科挙試験を受けたとすれば、トップで合格できたと信じています。

では勉強嫌いで有名な燕山君は?
「落第」でしょうか?
いいえ、私は優れた家庭教師がついていたので、合格すると思います。

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町で噂のキーセン

# ドラマ『ファンジニ』をご覧になった方にはお解りのこととは思います。
着ているチマチョゴリは鮮やかな絹地ですよね。
まず、キーセン(妓生)と娼婦は、まったく違うということを念頭に置いて、以下をお読みください。
当時のキーセン・妓楼は、(私見ですけど)京都の茶屋と類似していると思います。

また、コンファこと張緑水(チャン・ノクス)を演じるイ・ハニのステージを先にご覧下さい。
(Amazing Grace)
https://www.youtube.com/watch?v=rgsbaeqkjnU
(info. by APB)

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(2017.02.23 近所で撮影)

町でうわさのキーセン

<王朝>当時の背景

<朝鮮王朝>の法典での身分制度は2分です。
両班(ヤンバン:양반)および中人(チュンイン:중인)(医官や通訳のような専門職)の支配者層

被支配者階級の、
常人(サンイン:상인) 常民(サンミン:상민)は、主に農業に従事しています。
また、商工業を営んでいるものも常人です。

賎人(チョンイン:천인)または賎民(チョンミン:천민)は奴婢(ノビ:노비)のこと。
奴婢には王宮や官庁での仕事に従事する公奴婢(コンノビ:공노비)と、
両班の私有財産の私奴婢(サノビ:사노비)に分けられます。

1.キーセンとは

(第7話より)
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(ウィキペディアからの引用です)

妓生 (기생、キーセン) とは、元来は李氏朝鮮時代以前の朝鮮半島に於いて、諸外国からの使者や高官の歓待や宮中内の宴会などで楽技を披露したり、性的奉仕などをするために準備された奴婢の身分の女性(「婢」)のことを意味する。

李氏朝鮮時代の妓生は女楽のほかに宮中での医療を行い、衣服の縫製もしたので、薬房妓生、尚房妓生という名称も生まれている。
妓生は、官に属する官妓 (妓女・ソウルに仕える宮妓と地方の郷妓に分かれる) と、私有物である妓生が存在したが、大半は官妓だったようである。
妓生になる女性のほとんどは奴婢であるが、実家の没落・一家離散または孤児となったり、身を持ち崩すなどした両班の娘などが妓生になる場合も多かった。
李氏朝鮮の妓生は高麗女楽をルーツにしており、宮中での宴会に用いる為の官妓を置き、それを管理するための役所妓生庁が存在した。
一般的に、妓生は両班を相手とするため、歌舞音曲・学問・詩歌・鍼灸などに通じている必要があった
また、華麗な衣服や豪華な装飾品の着用が許され、他国の高級娼婦と同様に服飾の流行を先導する役目もした。

(ウィキペディアに掲載されている<朝鮮王朝>末期のキーセン)
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2.張緑水(チャン・ノクス)の生涯

KJS第5話(上)

絵を書いているのはチャン・ノクス(張緑水)
(妓楼ではコンファと呼ばれています)

「男を誘惑できるようになるそうです」

「男を…?」
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# 当時の妓生は、上流階級の接待役を務めるために、アーティストとして音楽、漢詩などを学んでいました。

「…」
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「話は聞いたことがある。
 しかし、思っていたほど美人じゃないな」

「え?!」
(# お付きはガリョン

「ふふふ~、だからその点だわ。
 美しくなればなるほど誘惑が簡単になるからだわ」

「…」

「さあ、答えて。
 イングン(王)を誘惑できるかしら?」
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KJS第5話(中)

クッセが来て

「やあ、ギルドン。 妓楼に行こう!」

「おい!
 子供の前で…」

「やあ、新しい妓生が入ったらしく、歌声が魅力だぞ(# ⑤)」

「いいか…?
 俺と一緒に行ったら、誰もお前を相手にはしてくれないぞ」
522b_20170215094328cd5.jpg

「ア~ッシ」

「兄さんの言う通りだわ!」
522c_20170215094327fef.jpg

Mnet国楽バラエティ『パンスティーラー』最終回、イ・ハニ
http://blogs.yahoo.co.jp/moonlight_0215/34611392.html?__ysp=44Kk44O744OP44OLIOWbvealvQ%3D%3D

You Raise Me Up 一家でしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=y2qU3xfnoc8
(info. by APB)
733_20170224121534db3.jpg

<王朝絵巻 シーズン8>
燕山君当時の時代背景


『王妃チャン・ノクス~宮廷の陰謀』というドラマがあるようです。
(視聴はしていません)
張緑水(チャン・ノクス:?~1506年)に関する一般的な理解は以下です。

まずはウィキペディアで読むチャン・ノクス

張 緑水(장녹수、生年不詳 - 1506年9月2日)は、李氏朝鮮第10代国王燕山君の後宮。
父は忠清道文義県令を務めた張漢弼(チャン・ハンピル)で母はその側室だった。
生活は非常に貧しく、食べるために体を売ることもした。
その後成宗の従弟である斉安大君の家婢となった。
斉安大君家の家奴である男性と結婚して1男を挙げたが、夫と子を捨てて出奔。
歌舞を学び妓生となった。

張緑水は唇を動かすことなく歌う事ができ、声も美しかった。
容貌は30歳を過ぎた時点で16歳の娘のようであったという。
燕山君は張緑水の噂を耳にし、彼女を後宮に迎えて淑媛に封じた。
1502年12月8日には翁主栄寿(ヨンス)を出産。
1503年には淑容に封じられた。

燕山君は張緑水を寵愛し、激しく立腹していても、彼女の姿を見れば喜び笑う程であったという。
張緑水は王の寵愛をもとに権力を濫用した。
実の姉とその息子の身分を平民に引き上げ、姉の夫である金孝孫(キム・ヒョソン)を咸鏡道伝香別監に任じさせた。
宮中に住んでいるにも関わらず王宮外に私邸を作ったが、その際に近隣の民家を破壊している。
同知中枢府事であった李秉正(イ・ビョンジョン)は張緑水の使用人に侮辱されたが、賄賂を差し出して禍を逃れることができた、という記録もある。
1505年には張緑水のチマを誤って踏んだ玉池花(オク・チファ)という妓生が軍器寺前で斬首された後、連芳院にて梟首されている。
張緑水と側近たちの横暴ぶりは、燕山君の悪政と合わせて、民衆の憎悪の的となっていった。
1506年9月2日、中宗反正(チュンジョンパンジョン:중종반정)により燕山君が廃位された後張緑水は捕らえられ、淑容・田氏、淑媛・金氏と共に斬首された
遺体は放置され、多くの人々がその遺体に唾を吐き、石を投げつけた。投げられた石の数があまりに多かったのでたちまちにして石塚ができあがったという。

張緑水はしばしば、張玉貞(チャン・オクチョン)・鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)と共に「朝鮮三大悪女」のひとりと数えられる。
作家の康煕奉はコラム中にて、後世の戒めとするために張緑水の悪行がより強調されて記録されていったと述べている。

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3.ノクスがギルドンに打ち明けた話

第7話から本格的にチャン・ノクス(張緑水)の登場です。

「…、私のオモニは官婢だったわ。
 新しい県令が着任するたびに、
 炊事と洗濯だけでなく、その妾になって夜を過ごしたわ。
 県令がオモニのことが好きな時は幸せだったけど、
 もしも、オモニを好じゃなかった県令の時は姉も私も餓死寸前だったわ」

「…」

「ある日、60歳を超えた県令が着任したわ。
 県令はオモニを嫌って、
 その代わりに私がオモニに手を引かれた。
 とても寒い日だったけど、オモニの手は汗ばんでいた…」

「…」

「私はちょっとからかって、
 “オモニ…、オモニの手が泣いているわ”と言った」

「…」

「オモニは言ったわ。
 “県令に好まれてその妾になるのが一番の幸せだわ…”とね。
 妾になれば生活も楽だわよね」

「…」

「しかし、私は許せない。
 あんな奴らに自分の娘を差し出したオモニのことを…。
 決して許せなかった」

「…」
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(# 私は冒頭のイ・ハニの“カヤグム”と歌に惹かれました。
 チャン・ノクスの役にはイ・ハニしかいないようにも思えます)

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TVを見る時間がほとんどないので、遅れてネットでのニュースで知ることばかりですが、
時間の差があるものの所詮は中間にマスコミが介在しているので、
推測が多々あると思って読んでいます。
<朝鮮王朝>時代だってまったく同じで、
宮中の文官・武官・女官からの口コミが庶民に流れていたはず。
間に介在する人々が多いほど情報が歪曲されていくと考えています。

調べているうちにチャン・ノクスにも法的に追及すべき点があることが解ったのですが、
そもそものことを思えば、彼女の結末を招いたのはやはり燕山君でしょう。
そして、遺体に唾を吐きかけて石を投げかけた庶民のこと。
人の金銭欲は拭い難いもので、それが他人への“嫉妬”・“妬み”に変化すると思います。

ノクスが生きている時には諫めるべきなのですが、
誰も口を挟まなかったのでしょうね。
諫めると逆上される怖さがあったのかもしれませんが、
当時は肩をそばめて生きていた“庶民のうっぷん晴らし”が、
見たこともない宮中への、つまらないデモのようにも思えます。

ちょっと突っ込みたくなった点は上記の張緑水が“子供”を得た点。
早速、『朝鮮王朝実録』を開くと、チャン・ノクスには1女1男。
燕山君との子の名は“栄寿(娘)”で、息子の“敦寿”は連れ子でした。
(第7話でその存在がちらりと出ます)
その他のことも含めて、MBCが『逆賊』で新しい解釈を出すのではないかと興味深々です。

なお、
京都の舞子さんのこともウィキペディアから引用しておきます。
町の旦那衆が“茶屋”でスポンサーになってくれる舞妓や芸子のことです。

舞妓(まいこ)は、京都の上七軒、先斗町、宮川町、祇園甲部、祇園東の五花街で、舞踊、御囃子などの芸で宴席に興(きょう)を添えることを仕事とする女性のことで、芸妓の見習い修行段階の者をいう。

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(# 右上が京都の茶屋で、
 左側の2枚は舞妓と芸子さんですね)

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逆賊 第5話(下) パワースポット

逆賊 第5話(下) 青松(チョンソル)の大木

祝宴で飲みつかれた仲間たちでしたが、起きてきたギルヒョンは、ギルドンがアモゲに「こんなヤクザな生き方するのか?」との言葉を聞いて、
「お前はアボジに向かって!
 それがアボジに対する言葉なのか?!」と。

大きな青松の下にギルドンを引っ張り出して、言います。

「ここがアボジの土地で、
 俺たちはアボジの男たちなんだ。
 ここではアボジが王なんだ。
 なぜアボジを邪魔するのか?!」

「そうだアボジはこのイクァリの大長老(クンオルシン)だ。
 誰もが知っている。
 しかし、ヒョン!
 俺たちのオンマがなぜ死んだのか解っているか?
 チョ参奉の叔父が殺したと思っているか?」

「…」

「違う。アボジが殺したんだ」

「ギルドンや…」

「アボジの欲心だ。欲望が殺したんだ。
 人は誰も自分の死に場所は知らないが、
 このままだと皆が死んでしまう」

「…」

「アボジも兄貴も死ぬんだ。
 ウリニだって若いまま死ぬんだ」
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聞いていたアモゲ

「ギルドンは…、
 お前は生き永らえれると思っているのか?」

「…」

「この木は何の木なのか知っているか?」

「…」

「この木は、ジリ山の祈祷師が祈祷をあげた木だ。
 もしもこの朝鮮に万能の子が生まれたなら
 この木がその子を強く大きく育ててくれるという木だ」

「…」

「その祈祷師には、
 ギルドンが寿命まで生き永らえるように願って祈ってもらった」
525pp.jpg

「ギルドンや。 
 久しぶりに相撲をとろう」
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526a.jpg

アモゲを吊り上げるギルドンに、

「そうだ!それだ!」

「!」

「お前の力を使うんだ!
 使ってみるんだ!」

しかし、
アモゲを降ろした途端に投げ飛ばされます。

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「ギルドン!もう一回だ!」

「…」

「もう一回だと言っているじゃないか?!」

「いいやできない」

「ギルドン。この木を引き抜いてみろ」

「…」

「でなければ、この岩を持ち上げろ」

「できない…。できない…」

「なぜできないのか?
 なぜやってみないのか?」

「…」

「あの日、お前はトラと出会ったはずだ。
 お前はトラと出会っても死なない子供だった」

「…」

「何があったのか? トラと出会って…?」

「あれは嘘だ。 
 トラには出会っていない」

「…」

「俺は偉大な将軍になりたかっただけだ。
 しかし、突然その力が出なくなったんだ。
 一時期だけで、力は消えたんだ」

「…」

「アボジ…、俺はもう何もないんだ」
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夜になって、ちょっと外で話がしたかったとソブリを呼んだアモゲ

「…?」
526d.jpg

翌朝のソブリ

「ギルドンや。
 お前はアボジにこの仕事を止めようと言ったそうだな」

「え?」

「お前のアボジは、俺に後を継いでくれと言い出した。
 お前がこの仕事から手を引くように前々からしつこく言ったからだ」

「ではアボジは辞めるのか?」

「ギルドンや。 夢は捨てろ。
 アボジがいなくて…」

「!」
526e.jpg

ギルドンはアモゲの部屋に駆け出します。

「アボジ!」

「…。
 お前が言っていた土地は本当に肥沃なのか?」

「もちろんだ。
 一握りのコメが1俵になる」

「ははは、大げさだな…。
 土地を耕すのも良いものかもしれないと思うようになった」

「…」

「麦や豆も植えてみるか…。
 ブタを飼うのも良いな…」

「!」
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そこで兄の部屋に飛び込みます。

「アボジがここを去るのは嫌いなんだろう?」
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「俺の意見は聞き入れられない。
 アボジはやる時はやる。嫌な時はやらない。
 それだけだ」

「…」

「しかし、俺も…。
 ホ・テハクや手下の奴らがアボジを追い回すので、
 それが嫌なんだ」

「ヒョン!」

「…」
538a.jpg

土地を再度見に行くギルドン

「これから百姓になるの?」

「ああ」
538b.jpg

「じゃあ、私も畑仕事をするの?」

「ああ。やりたかったらやれば良い。
 やりたくなかったらやらなければ良い」

「なぜ? 私だって仲間だわ」

「アイゴ~、何でもできるのか?」

「…」

「俺はこの不細工な顔には働かせたくない」

「醜くはないわ!」
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「さあ、この花の靴を履いて、
 帰りを待っていてくれ。 すぐに帰る」
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「約束だわよ!
 すぐに帰って来てね!」

「…」
538e.jpg

青松に祈り

「山と大地と天の神様。
 アボジは新しく生まれ変わります。
 どうか悪霊からアボジを守って下さい。
 俺が戻るまで守って下さい」
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「え?!何ですって?
 分かりました。
 すぐに帰ります。 コマスミダ!」
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「…」
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ギルドンが離れると、石を乗せた塚が崩れます…。

540b_20170215094736884.jpg

グモクとアモゲ

「チャンウォン君が会いたいそうだ」

「会って欲しいと言っていた人なのか?」

チャンウォン君(#)といえば、
 女の下僕を殺して騒動を起こした…あの…?」

「しかし、王族だぞ。
 顔見知りになれば、何か良いこともあるさ」

「私にはその必要はない」
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「ちょっと待て。
 お前は私が死ぬ前には、息子が生きる道を探すべきだ」
ということで、出向くことになります。

540d.jpg

「王族と顔を合わせるのはこれが初めてだ。
 俺たちとは違って見えるのか?」

「ああ、彼には何かが…、顔は蒼白で、
 いろんな食べ物を召される。
 ブタに似ている」
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しばし待たされて…、

「チャンウォン君媽媽、イクァリのアモゲが挨拶に参りました。
 こんな身分の低い者をなぜご存知なのでしょうか?」

「噂では、商売が上手くいっているそうだ。
 それに、ホ・テハクを退けたそうだな」
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「だから、私の仕事にも加担して欲しい」

「これは逃げ出した下僕だ。
 捕まえて欲しい。
 それに、誰か他の男が傍にいたら、殺しても良い」

「…」
540g.jpg

「!」

「…」
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何もしらないギルドンは楽しそうに旅から帰って来ます。

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(第5話のおわり)
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ギルドンがパワーを回復するのは第6話となります。

<王朝絵巻 シーズン8>
燕山君当時の時代背景①


正室からの男子には大君(テグン)、側室からの男子には君(クン)が付きます。
成宗は正室との間に2男1女の大君と公主(コンジュ)、その他の側室から14人の君と11人の翁主(オンジュ)、合計28人の子供を得ています。
側室の中でも淑儀(スギ)・洪氏が子沢山で、7人の君と3人の翁主、合わせて10人の子を産んでいます。

さて、悪役としてドラマに出る“王室の家族だと名乗る”のは誰か?
名前がチュンウォン(중원)君またはチュウォン(주원)君と聞こえます。
ウォン(원)は“原(または元)”を意味するので、調べてみると上記の淑儀(スギ)・洪氏の長男が完原君(1480生)で、7男が楊原君(1493生)です。
成宗の合計16人の男子の中で、“原”の字を持つ“君”は2人だけ。
ただし、いずれも燕山君(1476年生)よりも年下なので、遡って第4代王・世宗の側室の男子の名前までを調べました。

第7代王・世祖(セジョ)の側室の男子に2名、徳源君と昌原(チャンウォン:장원)君が浮かび上がりました。
また、
ドラマの中ではギルドンと燕山君がちょうど二十歳前後なので、二人よりも年上で、ドラマに出てくる配役の年恰好からも推測すると、どうもモデルは昌原(チャンウォン:장원)君(1447生)のようです。
当時45歳です。
しかしながら、まったく架空の人物かもしれません。
とりあえず昌原(チャンウォン:장원)君と表記します。

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ユーモン 拝

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逆賊 第5話(中) アモゲが望んだ後継者

逆賊 第5話(中) アモゲが望んだ後継者とは?

あやとり

「こうなのか…?」

「違うわ。 その桃色のところだわ」

「…」
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「ア~ッシ、馬鹿じゃないの?!」

「違う…。
 兄のことを馬鹿と言っちゃいけないだろ~」
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クッセが来て

「やあ、ギルドン。 妓楼に行こう!」

「おい。 子供の前で…」

「やあ、新しい妓生が入ったらしく、歌声が魅力だぞ(# ⑤)」

「いいか…?
 俺と一緒に行ったら、誰もお前を相手にはしてくれないぞ」
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「ア~ッシ」

「兄さんの言う通りだわ!」
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アモゲは地方長官に呼ばれたそうです。
ソブリとヨンゲとイルチョンの3人だけを連れて向かっているとのこと。

「セグルとユプサンは?」

「いいや…」

危険を感じて後を追うギルドン

アモゲを迎えるソンファは、
「長官は遅れていますから、先に入って一杯どうぞ」
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ソンファのお酌で捕盗庁の地方長官のミ・グモクを待っていると…、

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イルチョンに向かって、
「坊主まで妓生と遊ぶのか?!」と酔った振りの男。

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ヨンゲとイルチョンが追いかけ、ソブリンが部屋の外に出ると、一人になったアモゲのところに、あのホ・テハクの右腕の息子。

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「爪を抜かれたトラになったようだな…」

「お若いの…、礼儀が悪いな。
 ホ・テハクの教えなのか?」

「俺のご主人は、人をなめるなど教えなかった。
 今日はそっちの男たちに教えてやるために来た。
 怒らないでくれ」

「ではどうするつもりなのか?」

「アボジが首を取ってこいとのことだ」
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ギルドンはソンファの妓楼まで急いで来たものの、妓楼には大勢のホ・テハクの部下たち

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しかし、警戒・準備を敷いていたギルヒョンが登場

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「どうも私は命拾いしたようだ。
 …私の男たちにはお前が首を回す音まで聞こえるんだ」

「…」
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ホ・テハクの奴隷売買への協力を拒んだというだけで、抗争に発展

「アイゴ~、年寄りの頭を殴るなんて…」
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「どうもソブリは昔のようにはいかないようだな」

「…」
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「!」

ギルドンは手も足も出せません。

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駆けつけた両勢力が街頭での乱戦に…。

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(エプサンとギルヒョン)
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(セグルとヨンゲ)
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(イルチョン)
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乱闘の末に…。

「あれあれ~、みんな地面に平伏したようだな…」
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「さ~て、舌を切り取るか、あそこかな…?」

「…」

身ぶるいして小水を漏らすホ・テハク

「我々には聞く耳が二つあるが、
 しゃべる舌は一つだけだ。
 これからは一つの耳だけで俺の話を聞くんだな」
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耳の一部を削いで、

「これからは俺の仕事の邪魔はするな。
 お前の息子の遊びも止めさせろ」

「…」
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居酒屋で美酒

呆然とするギルドンにギルヒョンは…。

「どうしたのか? 驚いているのか?
 ホ・テハクがアボジを付け回すだろと思って、
 すでに準備はしていたんだ」
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「俺は殴られても構わないけど…」

「すまなかった」

「…」
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# ギルドンはチョ・サンムンの屋敷で、返り血を浴びていたアモゲの姿がずっと記憶に残っています。

「“アボジ~” “アボジ~”だったな。
 やあ、ギルドン!
 大勢の男たちを見て怖かったろうな!」
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そこに居酒屋を切り盛りするグンラン

「やあ、グンラン」

「呼びましたか?」

「…」

「?!」
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「あ…、いや…」

「兄貴。女が怖いのか?

「ああ。 とくにグンランは別なんだ…」
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ウリニ

「これはアボジからもらったお酒だわ。
 男は酒を飲んでも酔うようじゃいけないと言っていたわ。
 さあ、酔わない男が私のお婿さんになれるのよ」

「僕はウリニとの結婚は嫌だ」

「何?!」
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ギルドンとクッセの腕相撲が始まります。

「!」

「!」
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「オラボニ!」

「今日は勝った者に褒美を出す!」
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「!」

「!」
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そして、
「おい!俺が勝った!
 見たかクッセ!
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「アボジ!
 俺がクッセに勝ったぞ!」

「ははは、クッセが負けてやっただけだ」

「ギルドンも強いんだぞ!」
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踊り出す仲間たち

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「…」
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地方長官のグモクも中に入って

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みんなが飲みつかれて…。

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「アボジ…」

「…」

膝をついて、

「アボジ。
 俺が腕相撲でかったから、願いを一つ聞いてくれ」
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「そうだな…。
 お前が勝った。
 何が願いか?」

「アボジ。
 俺と一緒にこの村を離れよう」

「…」

「噂ではホ・テハクは絶対に諦めないそうだ。
 公衆の面前で恥をかかせたからには、
 ホ・テハクだけでなく、
 他の奴らも命を狙ってくるからだ」

「それで?」

「アボジ。 もうこれまでにしよう。
 そして農地を耕して暮らしていこう」

「…」

「俺は水源にも近い良い土地を見つけたんだ」

「…」

「俺は商売の服を脱いで、アボジの後を継ぐ。
 ウリニにも良い男を探す」

「水源に近くて、肥沃な土地なのか?」
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「知らないだろうが、
 とても肥沃な土地なんだ。
 作物がたくさん実るし、
 村の人たちもとても親切なんだ。
 それに太陽だって温かい」

「土地を耕しても、
 その後に何があるのか知らないのか?」

「…。 しかし…、
 このままだとどうなるのか解っているだろう?
 ヤクザな生き方をするのか?」

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# ⑤チャン・ノクス(張緑水)ではないでしょうか?

今日はウィキペディアから小説「洪吉童」の背景をコピペしておきます。

1446年世宗が、訓民正音を公布した。
のちのハングルである。
このときまで朝鮮人は固有の文字を持たず漢字を利用していた。
それが知識階級と一般庶民を隔てていた。
訓民正音の序には世宗がそのことを憂えている表現がある。
それから150年あまり後、詩歌や儒学の書籍はすでにハングルによって著されていたが、庶民が親しむ小説はまだなかった。
許筠(ホ・ギュン)が庶民のヒーロー『洪吉童』を著したのは一般大衆に訓民正音(ハングル)が十分浸透したことを窺わせる。

ただし朝鮮王朝の末期に至るまで、少なくとも公式には、両班は漢文を使い、ハングルは身分の低いものが使う文字だとされた。
当時の状況下では、両班である許筠がハングルを用いたのはそれ自体体制に対するアンチテーゼであるともいえる。
実在の洪吉童が活躍した時代の燕山君は朝鮮史上最悪の暴君といわれるが、許筠の仕えた朝鮮王光海君もまた暴君として知られ、時代背景に共通点がある。
作者がみずから感じた社会の矛盾や政治への不信を小説に仮託して表現したと考えることが出来る。

結末で洪吉童は朝鮮を脱出して珒島国で理想国家を建設したことになっている。
これは当時の儒教的観念、王朝への忠誠から脱却し切れていないと指摘する研究者もいるが、仮に物語が全編に通底する反権力志向から王権打倒、革命へと進んでいたら、禁書になり著者は逆賊として処断されていただろうともいわれている。

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逆賊 第5話(上) 奴隷商人

逆賊 第5話(上) 人を売り飛ばす男

…一つ目標を達成したようだ。
子供たちも元気に生きている。

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絵を書いているのはチャン・ノクス(張緑水)

「男を誘惑できるようになるそうです」

「男を…?」
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# 当時の妓生は、両班をもてなすために、“アーティスト”のように音楽、漢詩などを学んでいました。

♪野菊の花が咲く…

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ギルドンが子供たちに飴を配っていると、
「あなたがギルドンでしょう?」

「?」

「メヒャンを救ってくれた…?」

「そうだが?」

「コンファ姉さんが会いたいそうだわよ」

「コンファって誰のことか?」

「お酒好きでしょう? たくさんあるわ」
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コンファ(チャン・ノクス)

「話はたくさん聞いているわ。
 あなたは女性の魅力を高めることができるそうだわね」

「…」

「私にもやってもらえるかしら?」
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「俺は手品師じゃないから、何でもやれるわけじゃない。
 しかし、誰のことが気に入っているのか教えて下さい。
 大監でしょうか?
 それとも科挙を受かったばかりの若者ですか?」

イングン(王)だわ」

「!」

王を私の男にしたいわ

「は~、まずは顔を見せてください」
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ギルドンは顔を見て…、

「…」

「…」
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「話は聞いたことがある。
 しかし、思っていたほど美人じゃないな」

「え?!」
(# お付きはガリョン

「ふふふ~、だからその点だわ。
 美しくなればなるほど誘惑が簡単になるからだわ」

「…」

「さあ、答えて。
 イングンを誘惑できるかしら?」
500g_201702150930372e3.jpg

「王ではなくて俺と一緒にならないか?
 あなたのように大望を持った女性には会ったことがないからだ」

ガリョンの平手打ち

「!」
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「妓生だからといってオンニのことを馬鹿にしているの?!」
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「ガリョンや」

「オンニは居酒屋の女でも、踊り子でもないわ!」

「ガリョンや!」

「小柄のくせに、馬鹿力だな…」
500m_2017021509303471f.jpg

「ともかく、俺にはできない。
 すぐに妹の誕生日だからだ。
 可愛い靴を買ってきたからだ。
 それに早く妹に会いたい」

「自信がないのね」

「王の顔すら知らないからだ。
 どうやって王の心を射止めろと言うのか?」

「…」

「それに、あなたのような悪意を持った人を処方したくはないからだ」

「何てことを?!」
(ガリョン)

「分かった、これも俺たちの運命かもしれないから、
 今度会った時にしよう」

「…」
500n_201702150930331f5.jpg

噂話

「装身具を売っている、行商人のギルトンを知っているか?
 あいつ装身具を買った女たちは彼に惚れるという。
 それ以外にも彼には売りがある」

「売りとは?」

「あのことだ」

「あれか?まるでケモノだな。
 野獣だ」

ガリョンの耳に残るギルドンの言葉

「君ともまた会おう」

「…」
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叩かれた頬を押さえて、

「可愛い…」
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峠で休憩する商人たち

「トラが出るから、
 もう少し人が集まってからみんなで峠を越えよう」

「ああ、トラか…。
 以前も顔と顔を会わせて話をしたことがある。
 怖くもなんともない」

「ははは、俺だって以前、
 翡翠の皇帝に竜宮城に招待されたことがある」

「あ~、俺は本当のことを言っている」

「馬鹿な話はそこまでにしろ!
 ところで、イクァリのホ・テハクはトラと闘ったことがあるそうだ」
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すでにホ・テハクからの連絡が来ていました。

ホ・テハクは賭博、高利貸し、奴婢の売買などで稼いでいるようで、大金を掴んた男のようです。

「ホ・テハクは我々の仕事に目を付けているようです。
 一度だけでも会ってみては…?」
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「アイゴ~、グンマルジェのホ・テハクです」
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最初の質問は、
「明国からの絹布はあなたを通さない限り取り扱いできないそうですな?」

「ははは、私は今もチンピラだからだな…。
 ところであなたは儲かる商売をしていると聞いているが?」

「ははは、最近は浮浪者がうろついているから、
 政府もなにかと取り締まりが難しいようだ。
 だから俺はその間に立って浮浪者たちも食わせてやっている。
 この商売はあまり費用がかからないから、利幅も大きい」

「ではそれで良いではないか。
 何が目的で会いたいと言って来たのか?」

「浮浪者が多すぎて取り締まりにも、
 奴婢の売買も取り締まりが厳しくなっている。
 あなたはお役人たちとも繋がりが深いと聞いているからだ」
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「私を助けてくれれば、4割を渡す」

「4割か…。
 それは魅力的だが、私は好きではない」

「?」

「俺たちは法を犯しているところがある。
 どちらが汚いかとか綺麗だとか言うつもりもないが、
 人身売買はやりたくない。
 特に子供を奴隷として売り飛ばすことはできない」

「奴婢一人あたり綿布200反だ。
 たった100人で2万反だぞ」

「…」
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商人たちの噂話

「ホ・テハクは浪人たちを集めているから、
 いつかイクァリの長老との闘いになりそうだ」

「イクァリの大長老はアモゲという名だ
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「ところでお前の名前は?」

「名前だと? 大口たたきだ」

「“ガブリ…か”、
 こんな仕事をしていて、子供たちには食わせてやれるのか?
 独立もしないで、誰かの召使でいて幸せなのか?」

ケンカになります。

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帰って来たギルドン

「アボジ…」

「やあ、ギルドンが帰って来た!」

「あれ、その顔はどうしたのか?」

「…」

「いつもなぜ殴られてばかりなのか?!」

「アボジ、挨拶させてくれ」
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「まずは食べろ」と席を立つアモゲ

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「?!」
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「気にするな。
 アボジは誰よりもお前の帰郷を待っていたんだ」

「アボジはずっと以前に俺には興味が無くなっているんだ」

「いいや、お前が知らないだけだ」

「…」
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「ところで、その傷はどうしたのか?」

「はぁ~」

“大学”
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「この本はここでは手に入らないんだ」

「そんなに勉強が好きなくせに、
 なぜ科挙試験を受けないのか?」

「俺たちのような身分の者は、
 たとえ高得点で受かったとしても、
 せいぜい馬屋の世話ぐらいの仕事しかさせて貰えないんだ」

ウリニ

「誰でしょうか?」

「アイゴ~、きっと不細工な女だな?」
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「はぁ~」
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ようやく挨拶ができました。

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黙っているアモゲ

「…」

「どうだ?見分を広めただろう?」
(ソブリ)

「ええ、たくさんの女と出会った。
 漢陽の女たちはポチャポチャで甘い顔をしている」

「…」

「平壌の女たちは痩せていて、身のこなしが滑らかだ」

「…」
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「ナムウォンの女は綺麗だ…、
 そして、ミリャンの妓生は下品だ」

「もうその年齢になったら、結婚して落ち着くんだな」
(ソブリ)

「好きなようにさせろ」
(アモゲ)

「ええ、俺だって結婚したいが、
 良い女が俺のようなチンピラの家族のところには来ない」

「ギルトン! 何を言い出すのか?!」
(兄のギルヒョン)

「アイゴ~、1年もの間に、
 そんな言葉使いをするようになったのか?」
(ソブリ)

「グンマルジェのホ・テハクが軽く扱われたそうだな?」

「…」

「噂が広まっている…。
 噂では恨みを持っているそうだ。
 一度目を付けたら決して諦めない男だということだ」

「心配はするな。
 俺たちはしっかりと準備を整えている」

「…」
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兄弟と妹

「ホ・テハクには一度ならず、
 また勉強させないといけないようだな」

「アボジだって人間だから、血を流すぞ」

「いいや、俺たちのアボジは血は流さない」
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そこにウリニ

「オラボニ…、
 一人で寝るのは怖いわ…」
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優しくしたものの、眠りについたウリニは…。

「アイゴ~、あ~、そうだった…、
 寝癖が悪いんだった…」

「これは治らないな…」

「お!」

「あ!」
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大の字になって眠るウリニでした。

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昨日まで、第10代王・燕山君(ヨンサングン)の生い立ちと人物像を一般的な理解で概略しました。
原典は『朝鮮王朝実録』です。
お読みになった方にはお解りだと思いますが、他の王と違って極端に記述が少なく、悪いことが記録のほとんどを占めています。
クーデターにで廃位に追いやった後の、残った官僚や儒学者たちが3年かけて編纂した「燕山君日記」なので当然でしょう。
現代の評価は明らかに偏向しているとのことでもあります。

燕山君に付きまとう言葉は“勉強嫌い”、“暴君”と、“酒池肉林”です。
どの言葉にも私は賛同します。
しかし、勉強が嫌いだと言っても一般人とは違って、四書五経を勉強(強要)させられています。
暴君とは誰に対するものなのか?
その矛先が取り巻きの官僚たちにあって、彼は直接庶民の生活を知らなかった。
ただし、“酒池肉林”は史実です。
しかし、この20代の王にそれがなぜ許されたのか?
彼はまだ感情のコントロールができなかった人だと思います。
そして、母親からの愛を知らず、兄弟姉妹もいない燕山君は“ヌナとなるチャン・ノクス”を愛した…。

こんなベーシックからの読み解きを始めます。

こぼれ話

小説「洪吉童伝」

名前は漢字で“吉童(길동)”と書き、発音はキルドンまたはギルドンです。
日本ではすっかりホンギルドンなので、そのまま使っていますが、アモゲは生まれた息子のことを「キルトン」と呼んでいました。
もちろん姓を加えて濁音化すると、ホンギルドンです。

この“トン”は糞のことなので、妻のクムオクは「ご主人様が変な名前と言っているわよ」と言っていました(第1話)。
例えば『トンイ(同伊)』もそうでしょうし、『運命のように君を愛してる』での“ケトン(犬の糞)”も、幼少の頃の愛称にはあえて“糞”を使って、“元気でたくましく育って欲しい”との両親の気持ち・思いが込められています。

(ウィキペディアより、現存する小説の最初のページ)
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本日登場の綺麗な名前の「張緑水(장녹스)」は、姓と名を分けても続けても発音はチャン・ノクスです。
しかし、似た発音に“玉水(옥스:オクス)があり、例えば張“玉水”の場合は姓と名を分ければチャン・オクスで、連音化すると“チャンノクス(장옥스)”と発音するでしょう。

ちなみに、現在の「NHKテレビでハングル講座」はキム・スノク(順玉:순옥)先生です。

(地下鉄3号線の“玉水(オクス)駅”:昨年11月)
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逆賊 第4話(下) 奇跡の旅人

昨日に続き紀州の梅
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(photo by APB)

逆賊 第4話(下) 奇跡の行商人

居酒屋を10反の綿布で貸し切り

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居酒屋での噂は

「みんな、イクァリからのようだ」

「イクァリは罪人が逃亡して住まうところだろう?
 農民にも見えないが、どうやって生計を立てているのか?」

「どんな連中ですか?」

「奴らは取るに足らないならず者たちだ。
 王様の敵だ」

「あ~」
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「俺たちのことは“世間のクズ”だと呼ばれているようだ。
 ところでクッセはまだか??」

というところにクッセが海賊たちを連れて来ます。

「俺たちは兄弟になろうということだ」
(アモゲ)

「いったい誰がヒョンなのか?」
(海賊の頭領)

「俺が一番年長だ!
 それに号牌(ホべ:身分証)を持っているぞ」
(オクソンの夫)

「ははは、号牌だと?
 誰もそんなものは持ってない!」
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「…?」
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「みんな、これから友達になるために呼んだんだ」
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“兄弟の義”を交わすことになります。

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# どぶろく(マッコリ)にそれぞれ7人が血を垂らして飲みます。

「これまでのみんなの生き様はしらない。
 しかし、俺たちは今を生きている。
 みんなで生死を共にしよう。
 もう我々は一人じゃない。
 もう誰も俺たちの仲間には手を触れさせない。
 家族も仲間も、飼い犬だって同じだ」
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「そうだ!」

「仲間の一人の稼ぎであっても、それはみんなで分け合う。
 仲間の一人がケンカするなら、みんなで戦う。
 誰も死なない! 
 俺たちはみんなで生きるんだ!誰も死なない!」

「…」
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「万歳!」

「万歳!」

「アボジが死ぬかもしれないから、怖い」

「なぜアボジが死ぬのか?」

「僕のことが理由で“アボジが変わったんだ”とソブリが言ったんだ。
 どうしよう?」

「何を言い出すのか…」
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アモゲはリーダーとして村ではクンオルシンと呼ばれます。

「“大長老”…?」
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昼寝のギルドンには、トラと出会った時の森の中でのことが夢に出ます。

「解っている!解っているんだ。
 僕のためなんだ。
 僕が石臼を若旦那に向けて蹴ったからだ。
 アボジがソブリに会ったんだ。
 あれからアボジは変わったんだ…」

「…」
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「…」
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ギルヒョンの将来

短剣を磨くヨンゲは、
「これは明国の短剣だ」
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そこに来たアモゲは、
「ギルヒョンには官僚になるために勉強させる。
 ギルドンには剣術を教えて、将軍にする」

「そうだな、アモゲの大臣と将軍を見たいものだな」
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ギルドンの将来

「アボジ! 
 髪飾りを売っている行商人を知っているか?」

「いいや」

「僕は大きくなったら商人になりたい。
 国中を旅するんだ」

「ギルドンや。
 お前は大きな剣を持って馬に乗る将軍になるんだぞ!」

「なぜ僕が将軍になるのか?
 僕は行商人になりたいんだ」
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市場にやって来て、

「面白いか?」

「とっても面白い!」
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「お前にとって行商人になって世の中を知るのは良いが、
 よく聞くんだ。
 お前は特別な人間なんだ」

「?」

「お前は万能の子供なんだ。
 朝鮮では100年に一度と言われる子供なんだ

「じゃあ、王様から殺される子供なのか?」
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「好きなことをやっても良い。
 これまではお前の能力をアボジが隠して来た。
 チョ参奉の叔父さんに石を投げたことも庇ってきた…」

「これからは…?」

「石を投げたのはアボジだと言っておけ」
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<12年後>

船宿を建設しているようです。

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「…」
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「アボジ!」
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「お~、ウリニや~」

「これはアボジで…、
 これはギルヒョン オラボニ」

「…」
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「それに…、これは…へへへ」
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ギルヒョン

「銀鉱石から純銀はどれくらい精錬できるのか?」
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ギルヒョンは銀の精錬所を任されているようです。

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「若旦那が俺たちの銀山に興味を持ってくれたようですね…」

「…」
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「ユプサンオラボニム!
 ギルドンオラボニはいつ帰って来るの?」

「さあ~?
 兄貴に聞くんだな」
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「ギルヒョンオラボニム!
 ギルドンオラボニはどこにいるの?
 いつ帰るの?」

「遠くだ!
 忙しいからあっちに行っていろ!」
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「ギルドンオラボニ~!」
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「…」
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# 両班の屋敷? あるいは妓楼でしょうか?

「その男がそんなに良いのか?」

「鍼治療を受けると結婚できない女も結婚できるようになり、
 子供も授かるんですよ」
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「でも旅の商人でしょう?」

「だから旅商人とは呼びません。
 世間は“奇跡の行商人”と言っています」

「ではその人の名前は?」

「キルトン、ギルドンと言うのですよ」

「…、ギルドン…?」
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# その頃、ギルドンは約1年の行商からの帰路にあるようです。

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アモゲは“黒細麻布(フクセマポ)”と“銀山”に目を付けました。
いずれも、当時は大陸(中国)では希少品でした。
とくに、大陸や日本では金山が多い一方、韓半島では銀の産出が多かったようです。

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ドラマは12年後に飛びました。
この12年は単に12年ではなくて、7歳で世子になった燕山君(ヨンサングン)は満19歳、数え年での20歳です。
1494年12月、成宗が亡くなり燕山君が第10代王として即位しました。
ドラマの設定も、同じくギルドンが20歳を迎えます。

<王朝絵巻 シーズン8>
燕山君日記⑧(廃位)


実は即位の時はまだ満18歳でしたが、数え年で19歳。
さらに12月生まれだったのですぐにでも数え年20歳になるということで、摂政が置かれませんでした。

燕山君の残酷な行為の一つに、宦官・金処善(キム・チョソン)の直言を嫌い、自ら矢を射て殺すこともありました。
そしてそれだけではなく、全ての文書で“処(金処善の処)”の使用を禁止し、二十四節気の「処暑(チョソ)」を「徂暑(ジョソ)」に変えてしまいます。
こんな暴政ですから、民心は離れ、各地で「反正(バンジョン:クーデター)」の動きが起こりました。
1506年9月、朴元宗(パク・ウォンジョン)一派が兵を挙げて、廃位に追い込みます。
こうして擁立されたのが、成宗の次男の晋城大君(第11代王・中宗)。
一方の燕山君は王子に格下げとなり、江華島(カンファド)に島流しされ、その2か月後1506年11月に30歳で死去しました。

(以上、これまでが<王朝絵巻>燕山君日記のアバウト・概略です。
 今後は、その時代背景・文化について詳しく紹介したいと思います)

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逆賊 第4話(中) 新任の地


御三家の中でも“紀州”の梅は最高だと思います。
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(photo by APB)

逆賊 第4話(中) 新任の地(海岸の村・匿禑里:イクァリ)

明国の船との交易

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「素晴らしい。
 朝鮮でしかこのような繊細な織物はできない」
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アモゲたちは絹布と交換

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「10反の黒麻布は豆70袋だ…。
 だから70、140、280…」

「だからいったいどれくらいになるのか?」

「これだけの絹布なら、綿布250反くらいになる」

「あの50反が5倍になるのか…」
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しかし、アモゲは帰路にも不安を持っていました。

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海賊船に遭遇

アモゲは油紙を絹布の箱に巻いて海中に…。

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「エビは獲れたのか?」

「ええ…」
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海賊は、
「ここは俺たちの縄張りだ」と黒麻布を奪って帰ります。

その間息を止めて海中で絹布を守ったアモゲは失神

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村に帰って…、
イルチョンの振るえる手を掴んでギルドンは、
「僕が支えます」

イルチョンの針がツボをとらえて、アモゲは海水を吐きだします。

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アモゲは気を取り戻します。

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ギルドンは“ホクロ”ことソブリに、
「おじさん。 もうこれ以上は止して下さい」

「え?!」

「最初から嫌いでした。
 アジョシがいなければアボジは危険な目には遭わなかった筈だからです」

「ア~ッシ、小僧。
 お前のアボジが変わったのは俺のせいだと思っているのか?
 俺のアボジが少しでもお前のアボジみたいだったら、
 俺だってこんなことはしてはいないんだ」

「…」

「違うんだ、アイゴ~」
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イルチョンから針治療を受けるアモゲ

「あいつらはなぜ俺たちの船の行く先を知っていたのだろうか?」

「きっとあの湾岸警備の者たちとつるんでいるはずだ。
 奴らは賭け事でわざと負けて、
 地方の役人たちにそれを賄賂として渡しているんだ」

「奴らは指名手配になっているが、
 役人たちに捕まってもすぐに釈放される。
 だから賞金稼ぎだって、怖くなって近寄らない。
 誰も捕まえようとはしないんだ」

「だからこれは危険だ」

「アイゴ~、こんなことで怖気づくのか?
 あんな取るに足らない海賊だ。
 交渉してみるくらいのことができないのか?」

「海賊たちは地方役人と繋がっているというのに、
 どうやって交渉するのか?」

息子のギルヒョンのためにも、「手本を見せておかないといけない」ということで、一計。
まずは、賭場で巻き上げて、海賊をも仲間に引き入れる算段

「役人に勝つためだ」
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アモゲが釣り上げる二人

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布石を敷いていたアモゲ

「これはジリ山の祈祷師から貰ったお守りです」

「ではそれが科挙試験に通るお守りになると言うのか?」

「これを持っていれば、きっと富裕者になれます」
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しかし、科挙試験には不合格のグモクは、不満を持ってアモゲを尋ねてやって来ます。

「こんな物で…、何の役に立つと言うのか?!」とお守りを持ってやって来るところに、

「海賊を捕まえてくれ!」

「え?!」
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お守りで海賊の頭領をポカリ!

「ははは…」
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捕盗庁の官吏だったグモクには、手配中だった海賊の頭領と顔合わせさせる準備をしていたようです。
こうしてアモゲは、
官僚の誰もが赴任を恐れていた海賊や倭寇が出没する地域。
そこへの県令としてのグモクに仕立てます

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「県令に道を空けろ~!」
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目と目で合図

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ソンファを連れての赴任でした。

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「アイゴ~、良い天気だ」
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「長官殿にお酒を…」

「そうか…まるで心地良い音楽のようだ…。
 “長官殿”…か」

「…」
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「私はチャク・ソンファを見受けして連れてきた」

「では、この屋敷は古そうですね」

「ああ、ネズミの鳴き声が聞こえる」

「我々が改修して差し上げましょう。
 ところで、このところの漁が上手くいきません」

「魚が少なくなったのか?」

「いいえ、魚はたくさん獲れますが、
 手元に残る漁獲量が少ないので…」
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県令グモクは役人たちの搾取を叱咤します

「お前たちは貧しい漁師たちから搾取している。
 それに、穀物の元帳を見せろ。
 お前たちには、土地の広さに合わなような、
 二重帳簿を持っているはずだ」

「…」
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こうしてアモゲのビシネスが順調に拡大します

「どうぞ干しエビを受け取ってください」
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「そんなものは要らない。
 さあ、行くぞ」

「アイゴ~、俺たちの干しエビは完璧にうまいですよ~。
 アイゴ~、ナウリ~、受け取らないと言うのですか?」

「そんなことは口に出すな!」
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織物工場も拡大します。
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染色
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# 美しい“黒細麻布(フクセマポ)”でした。
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<王朝絵巻>の今日は地図を広げてみました。
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この地図の西・真ん中、
仁川(インチョン)国際空港があるのが“龍遊島”

その北に小さな矢島があり、
そのまた北の大きな島が、
有名な江華島(カンファド:緑の棒印)です。

江華島は<朝鮮王朝>時代の王室や官僚たちの最初の流刑地で、
その後に例えば、第15代王・光海君は済州島(チェジュド)に流刑されました。

地図の一番北にある都市が高麗時代の首都・開城(ケソン:개성)で、王朝当時の第2の都市。
現在のソウルの漢陽(ハニャン:한양)からは40kmほどの北西です。
おそらくドラマの最初は、開城の東側にある郊外にアモゲたちは奴婢として住んでいたと思われます。
そして、新天地の匿禑里(イクァリ)なのですが、ネットで調べても検索できませんでした。
しかし、恐らくは開城と漢陽の西側の海岸線のどこかの村だと思われます。

ここは江華島を中心に大小の島々があり、また海岸線も複雑なので、海賊・倭寇が出没した場所。
県令が赴任を嫌がる場所でした。
ただし、西の明国との貿易・密貿易にも便利で、また漢江の河口でもあるので、
遡れば首都・漢陽の麻浦(マポ)港や、
麻浦の対岸の鷺梁津(ノリャンジン)での魚介類の水揚げ場にもアクセスが容易です。

アモゲは絶好の場所を本拠地に選んだのだと思います。

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逆賊 第4話(上) オンマも一緒

逆賊 第4話(上) オンマも一緒について来てるんだ

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「イムジャ~、ここに来ているぞ…」



「一緒にここに住むべきなのかな…」
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…ギルヒョン アボジ…
起きて下さい。
ギルドン アボジ…

「?!」

…ここで寝てしまうと凍り付きますよ。

「…」
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「イムジャこそ、ここでは寒いだろうに…」

「…」

「寒くないのか?」

「子供たちが探していますよ。
 帰らないといけません」

「帰りたくない。
 お前と一緒にここにいたいんだ」

「また次の世でも、ずっと一緒にいることができるわよ」
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「ギルヒョンや~、ギルドンや~、
 アボジはここだわよ~」

「アボジ~!」

「アボジ~!」

「そうだな…、帰らないとな…」
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ミ・グモクとアモゲ

「チョ参奉の奥方には恐れていることがあったとの噂だ。
 残った財産を処分して、
 荷物をまとめて実家に帰ったようだ」

「当然のことで、理解すべきだ」

「暴言を吐くな」

「そんなでもないですよ。
 これからの良い人生のためですよ。
 親切になるべきですよ」

「親切か…」
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「ところで、これが奴婢を買い受けたという証明書だ。
 お前たちの家族全員の分だ」

「たったのこの紙だけなのですね…」

「ここを出るのか?」

「ええ、出ていかないといけないと思います」

「お前は私を困らせたから、仕方ないだろうな。
 ようやくホッとする」

アモゲは丁寧に挨拶して、
「私の言葉を聞いて頂いた方はあなただけです。
 約束は決して忘れません」
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アモゲとの過去のこと

「野心にもかかわらず、昇格も得られずに、
 この村に3年もおられると聞いています。
 私は普通の奴婢ではないことをお見せします。
 上り詰めることができますようにお助けします」

「偉そうなことを言うな!」

「いいえ、約束を守ります。
 昇進をお助けします」
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アモゲと、クムオクの友人だったオクソンの2家族が移住します

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海岸の村・匿禑里(イクァリ)

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「どうしたのか?」

「あの鳥はオンマだ。
 オンマも一緒について来ているんだ」
onma no

漁村の人たちは、
「ハサムドの方から逃げ出すようにやって来た奴婢たちだ。
体一つで逃げ出して来た者たちだ。
ここはそんな村だ。
言い換えれば、生きるすべもない者たちがやって来る村だ」

「宮中やお役人の人たちだって、
 汚いものには触れたくないからな…」

ヨンゲ(平ら顔)に向かって、細面のセゴル。

「やあ、両班たちはそんな食べ方じゃないぞ。
 まずは熱いものを、ふ~ふ~して冷まさせてからだ」
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僧侶で鍼師のイルチョンや大男のクッツェが仲間としての歓迎

アモゲは、
「ネズミのような小さな盗人ではなくて、
 商人のように明国との貿易で稼ごう」と提案します。

「もう俺たちは、
 せこい泥棒家業を捨てて大きな事業を始めよう」

「国境を超えるのは危険だ」

「いいや、ここから船で2時間もすれば小さな島があって、
 明国の商人たちとも会えるんだ」

「…」

「盗人じゃない。
 俺たちは貿易商をやるってことだ。
 商売の許可を貰う」
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当時は絹の服を着ることが許されたのは両班だけでした。
そこで、アモゲは明国からシルクを買って、半島の金持ちたちに売るという算段。

「俺たちは何と交換するのか?」
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そこでアモゲは、“黒細麻布(フクセマポ)”という明国の皇室が好む布を生産して、絹布と交換する貿易を披露しました。

「とくに明国の皇帝は朝鮮の黒細麻布がお気に入りだと聞いた」
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集まったこれからの中心メンバーたちです。

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機織りができる奥様方を集めて麻布の織機工場を創設

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ギルドンは歩けるようになったウリニ(妹)と一緒。
アモゲは出港です

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貿易の島に向かう船に湾岸警備の役人の船

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「どこに向かうのか?!」
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「あそこにエビ漁の場所を見つけたので向かっています。
 ところでこの寒い中ご苦労様です。
 差し上げる物もないのですが…」と、
干しエビを差し出して
「どうぞ温かい酒とでもいっしょに召し上がってください」
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# 賄賂

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<王朝絵巻 シーズン8>
燕山君日記⑦(即位後のこと)


2度の士禍を契機にすべての権限を手中にした燕山君は、文官たちの進言・諌言を疎ましいという理由だけで、司諌院と弘文館などを廃止します。
また、王への直訴を排除し民衆との距離を置くだけでなく、文官を目指す若者たちが集う成均館とか円覚寺なども酒色の場にし、禅宗の本山・興天寺を馬屋に変えます。
こうして、民衆からのハングル文字での投書が増えると、ハングルの使用までをも禁止しました。

宮廷を掌握した後の燕山君は、妓生たちを宮殿に招いて毎日のように宴を開くかと思えば、次には人妻を襲ったりなどの背徳的な行為を行いました。
こうした贅を極めた行いの結果、国庫は破綻。
そのしわ寄せが民衆への重税、功臣に支給していた田畑の没収へとなり、官僚や民衆の心は王から遠のいて行きます。
そこに1506年のクーデター(「反正:パンジョン」)の名分が成り立つことになります。
燕山君が30歳の時です。

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