華政 第11話(上) 女の手

華政 第11話(上) 女の手

ファイ(チョンミョン公主)は、先にイヌに“女性”であることが見破られます。

「女…? どこに?」(ジュウォン)

「ふふふ、俺の前で嘘をつく気なのか?」

「ちょっと…」

「隠してもダメだ。 俺の目は節穴じゃない」

「やあ、カン・イヌ! この人に謝れ」

「ふ~」
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「いいわ。 謝る必要はない」

「女?」

「ああ、知らなかったのか?」

「… 。 男を装っていたのか?」

「んん」

「!
 お前は男ではなくて、女だったのか?!」

「…」
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ユン・ドハ

このユン・ドハは内禁衛の調査官で、キム尚宮いわく、カン・ジュソンの妻・ユン氏の遠縁。

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同じく、キム尚宮いわく、カン・ジュソンも爪を隠しているので、注意していた方が良いと。

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ファイ、ジュウォンとイヌ

ジュウォンの驚きは隠せません。
驚きから怒りに変ります。

「なんとずうずうしい! 女だったとは?!」

「あ~、だったら人間じゃないと言うのか?」

イヌは、
「お前は馬鹿か? 何で女だと分からなかったのか?
 顔も可愛いし、まず腕が違うじゃないか?」

「腕が?!」

ファイ
「ところでカン・イヌとは誰なのか?」
と思いつつ、
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「さあ、ナウリ。 一杯飲みに行こう!」

「?!」

「そんなところに突っ立っていたって、
 何の解決にもならないだろう?」

「…」

「さあ、
お互い飲んで、これまでの誤解を解こう!」

手を取って連れ出すファイ

「手を離してくれ…」

「さあ、行くぞ!」
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二人を見守っていたイヌはジュウォンの屋敷に忍び込んでいた怪しい男を発見

「お前がなぜここにいるのか?」
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# カン・ジュウォンの雇い人です。

妓房(遊郭)

カン・ジュソンはイ・イチョムに接近しています。

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他方では捕まえた男に背後関係を白状させようとするイヌ。

イヌを制するのはユン夫人。そのごカン・ジュソンも来ます。

イヌも父親との関係が良くないようで、座って話をしようとはしません。

「アボジ、なぜジュウォンにまで手を伸ばすのですか?」

「声が大きすぎる!」

「アボジ! 
 アボジはジュウォンの父親の
 ホン・ヨン大監とは友達だったじゃないですか?!」

「だからどうしたと言うのか?」

イヌは父親の政治活動には納得していません。

「どうしてここまで…?」

そんな質問にはジュソンは、
「息子からこんな質問が出るとは…?」

つまり、イヌは知っているようです

しかし、カン・ジュソンの答えは、
「権力を得るためだ。
 これまで誰も持たなかったような権力のためだ!
 イ・イチョムだけでなく、光海も同じだ。
 だから光海の火薬の開発を阻止するのだ!」

カン・ジュソンはジュウォンに対しても、
「もう彼とは距離を置け」とイヌに言いつつ、
「権力を得るためには、
 そして私の生き方を継いで行くのなら…」

ただし、イヌは父親の生き方を否定します。

「いいえ、権力には興味がありません。
 私は卑しい身分の女から生まれてからは、
 嫡子として扱っては貰っていません。
 しかし、ジュウォンには手を触れないで下さい。
 そんなことがあれば、
 私は私の力でアボジに対抗します」

外に出たイヌは母にも、
「お騒がせ者だ」と言われます。

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飲みに出たファイとジュウォン

「同じ家に住んでいるが、
 “あんたの女”なんて言い方は、
 朝鮮だけでなく日本でも汚い言葉だ」

「え? あ~、そうだ」
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「私には他の生き方がなかったから、
 日本の硫黄鉱山で働いていた。
 まあ、飲もう」

「私はあまり酒は強くない」

「私は最初から
 あんたには嘘はつきたくなかった。
 しかし、この生き方は気持ちがいい」

「あ~、気持ち良さそうだ。
 しかし、最初から話をしてもらえば、
 …正直に話してもらえば、
 私も気持ち悪くならなかった。
 それに、失礼な振る舞いはしなかったはずだ」

「“失礼”なのか?」

「ああ。
 手を握ったりはしなかったはずだ。
 体に触れるとか…」

「だからどうしたんだ?
 アイゴ~、あんたは本当に仕事馬鹿だね!」

「?!」

「いいんだ、ケンチャナ!」
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ジュウォンの腕を叩くファイ

# ジュウォンは初心(うぶ)なのでとにかく驚いてばかり。
しかも初めて接する女性がこんなファイですからね。

腕を叩かれて
 「止めてくれ!」と言うジュウォンに、

「いいじゃないか!
 私が“あんたの女(#)”になるなんて、
 そんなこと考える必要はないんだから!
 いいから、こういう風に手に触ってくれ!」

# 実はなります。

「なんている女だ?!
 なんで女が躊躇もなく男の手を握るのか?!」

「…」

「…」

「まわりを見てみな。
 わたしたちを不思議な目で見ているぞ」
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カン・ジュソンが明国から支援を受け、反光海君の裏工作をしていることの確証を、光海がつかむのはもう少し後のこと。
また、
ジュウォンがファイのことをチョンミョン公主だと気付くのももう少し後のこと。

横浜元町~中華街④

フランス山の近くには旧英国領事公邸と庭園もあります

GB 1

庭のカンナが夏の強い光の下でもとても元気そうでした。

kanna.jpg
(7月18日撮影)

なお、次の写真は長崎にある旧英国領事館跡です。
nagasaki eikoku
(今年4月撮影)

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華政 第10話(下) 何も感じないようになること

『華政』第10話(下) 何も感じないようになること

宮中での生活しか知らなかったチョンミョン。
漢陽の町のことはほとんど知りませんでした。

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ジュウォンの自宅に案内されたファイ

「仕事に行くから休んでいてくれ」

「ちょっと買い物に出てくる」
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「一人歩きはダメだ。
 まだ身分証がないからダメだ」

「仕事も探さないといけないから…」

「ダメだ!」

「分かった。 一歩もここを出ない」

「?!」

「誓う! これで良いか?」

と言いつつ、ジュウォンがいなくなると外出。

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宮中では“兵曹(軍を指揮する重要官庁)”の
扁額架け替え中

新任の大臣はイ・イチョム
国防の重要な部署なのでなるべく豪華にと。

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そこに光海の命で国境でスパイ活動をしていた、
ホ・ギュン

「会いたくない奴のひとりだ」
と言うのは光海の義弟のユ・ヒボン

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帰って来たホン・ジュウォンを迎える光海

顔色を変えないジュウォンを見て、
「王を前にしても、
 いつまでもずうずうしい態度だな」

「…」

「硫黄を持ち帰ってこなかったら、
 晒し首になるところだったんだ」

「イダチとの取引で、
 2万斤の硫黄を江戸から持ち帰りました。
 年間では24万斤の輸入が可能です。
 イダチとは高麗人参と塩の
 独占販売権を約束しましたので、
 どうか配慮をお願いします」

「必要な時には約束も守る。
 ところで何か他に話がありそうだな」

「…」

「“最初から硫黄に興味があったのですか?
 なぜ利用したのか?”と、
 そう質問したいのじゃないか?」

「いいえ。チョナが何を考えて、
 なぜそうしたには、関心ありません。
 任務を遂行しただけです」

「まあ、私の褒美を受けろ。
 いい餌食となってくれて、大きな魚を釣り上げたからだ。
 王のためではなくて国のために、
 成果を挙げたことへの褒美だ」

「その資格はありません。
 このたびは国のために働いたのではなく、
 負けたくなかったからです」

「あ~、王に挑戦したと言うのだな!
 私はそなたがますます好きになった」

「失礼します」

「そなたが好きなゆえ、もう一つ言っておく。
 “怒り”…。人はなぜ怒りを糧にして生きるのか?
 それが楽しいのは、怒りから炎がでるからだ」

「…」

「どうも怒りを抑えることを覚えたようだな。
 では、もう一歩進むがいい」

「…」

「次は何も感じないようになることだ」
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ホ・ギュンとイ・イチョム

大きな国防省家屋を建てて、自慢するイチョム。
お互いを“風来坊”と呼び合っているところに、
ジュウォン

挨拶もせずに通り過ぎます。
「何だあいつは! 礼儀をしらない」

「どうも父親のホン・ヨンそっくりだ。
 面白い。
 チョナはなぜあんな若者を傍に置いておくのか…?」

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ジュウォンの報告からでしょうか?
硫黄取引を阻んだ者に怒りを覚えた光海は、
キム尚宮に、
「まずは背後には誰がいるのか調べろ」

次いで、
「思いも寄らず硫黄が入手できたから計画を始めろ」
と、実行は明日…。

# “大きな魚を釣った”と光海が言うのはカン・ジュソン。
 “実行は明日”というのはここでは不明です。

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ホ・ギュンがすれ違ったのはカン・ジュソンの部下の
ユン・ドハ
でした。

「生きていたのか?!」

「?!」

ドハはホ・ギュンを忘れています。

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…必ず、きっと生き延びるのです。

# ファイは母インモク大妃の屋敷を捜したかったのですね。
 幽閉場所を覗いています。

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こちらは火器都監への配属を希望したジュウォンが、
考え方の違いから家を追い出されたシーン

「チョナの主義は間違っています。
 しかし、
 火器は国家の防衛力にとっては重要だからです」

「そうではない!
 チョナの傍に仕えて、
 いかに彼が国家を潰していくのかをつぶさに見ておけ!」

と言ったのは父のホン・ヨン(捕盗庁長官)

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今朝ジュウォンに会いたいという人が来て

「“屋敷で待つ”と言っていました」

「?」

こちらはファイ

…彼らが大妃の助けになるかもしれない。

とジュウォンの家に帰るファイ。

そこで見かけた怪しい陰

ファイが短刀を抜いて追いかけようとすると、
それを逆手に取ったのはカン・イヌでした。

「誰だ?! 
 ジュウォンの屋敷をうろつく奴は?!
 短刀を持って…」

「俺はこの屋敷の来客だ」
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3人の再会なのですが、イヌの方が先に気付きます。

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ファイの白い腕を見て、

「長いことお前と一緒だったが、
 生真面目なお前が…。
 いつの間にかこんな…、隠れた女がいたなんて…」

「?!」
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横浜元町~中華街③

横浜の山手には江戸末期からのフランス領事公邸跡が散歩道として残っています。
うっそうとした木々の公園はフランス山として開放されています。

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領事公邸は1923年の関東大震災の際に倒壊して、今はその面影がわずかに保存されているだけ。

F 1923 3

F1923 2

散歩しているとこんなことを思いました。

中国の唐の時代の詩人、杜甫(とほ)の「春望」は有名。
“國破れて 山河在り 城春にして 草木深し…”
長安の町が戦禍で焼け落ちるものの、春が来ると変らずに草木が茂る…。

別に戦争とは係わりないのですが、当時の領事館の跡が残っているだけ。
とくに庭にはユリの花がたくさん咲いていて、フランスらしいです。
「ユリの花」はフランスの国花だな…などと思う次第。

F 1923 4

当時の建物です。
最初の写真にある風車は、高台のためか深い井戸から水を汲み上げるためのものだったそうです。

F 1923

思えば1800年に朝鮮王朝では第22代王・正祖(チョンジョ)が亡くなり、実験を握った外戚が“勢道(せど)政治”を始め、19世紀には、身分制度を是とする儒教に反するとして、まずフランス人宣教師を処刑し、キリスト教徒を弾圧・迫害しました。

韓国半島の国際関係には大きな陰を落とします。

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華政 第10話(中) 今度は守った


華政 第10話(中) 今度は守った

こちらは明との国境

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硫黄班長のイ・ミョンボが
鹿の角や水牛の角など“密輸?”

「いいじゃないか~。
 硫黄の密輸に比べると大したこと無いじゃないか。
 ここまで来たからには、小さな楽しみだったんだ」
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光海は昨夜の侵入で肩に傷

内官には昨夜やこの傷は知られないようにと。

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イ・イチョムが交渉の担当に当たっていますが、
問題は国境警備の“明”から使者が着ていて、
昨夜の襲撃への抗議のようです。

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知らぬ振りの光海。 疑うイチョム。
「明が私の言葉を誤解したことは、
 今までにも何度もある」

宮中に戻ったら“国防の担当大臣にする”
と言われて喜びますが、
光海君の真意にまだ疑うイチョム。

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ふらふらと有力者に媚を売るチャプチェ旦那

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他方の光海は玉座に
“ヤギ”が吊り下げられていた事件を思い、
“現在の王は王座の真の所有者ではない”の
置手紙を回顧。

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さて江戸の近海

「なせここに停泊するのか?」

ユン・ドハとカン・ジュソン
「こんな夜中に停泊するとはいったい…?」

「…」
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ジュウォンの足元が濡れている…
「いったい1日中見かけなかったな」
といぶかるカン・ジュション。

途中で停泊するなど異変がある理由は、
ホン・ジュウォンが居ないことと関係があるのか?
調べようとしています。

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ジュウォンは海図を見ながら場所を決めて、
船の舵を動かないようにして
舵の故障ということで停泊ささていました。

ファイはチャギョンを置いていったことに
心を痛めています。

…そうだなチャギョン。
 生きて、私を捜すことができなかったら、
 私が探し出す。

ジュウォンとファイ

「さあ、温かい酒だから飲んでくれ」

出血した部分に包帯を巻くジュウォンに、
「あんたは病気と薬の両方をくれる。
 しかし、救ってくれて感謝する」

「着替えを用意しておいた。
 ところで朝鮮に帰ったら家族はいるのか?」

「いいや。弟は死んだ。
 オモニにはきっと会えないだろう」

「分かった。
 帰国次第すぐに住むところを準備する」

「ところで、なぜ牢屋には来なかったのか?
 待っていたのに…」

「…」

「もしかして硫黄のためなのか?
 王命だからか?」

「すまない。
 あれが私にとっては優先なんだ」

「だと思った。そうするだろうと思っていた。
 朝鮮の男だし、あれは王のためだ。
 こんな私とは比べ物にならないな。
 でも“今度は”救いに来るという約束を守ってくれた。
 とても感謝している。
 命を救ってもらって、
 ようやくまた朝鮮に足を踏み入れることができる」

「休んでくれ。
 ともかく朝鮮王国のために大いに助けになった」

「…」

「ちょっと…。 先ほど“今度は”と言ったな。
 私たちはどこかで以前に会ったのか?」

「…」
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韓国半島が見えます

…ホン・ジュウォン。
 あなたは私をきっと守ると言った。
 しかし、再会した今は“光海の男”になっていた。

…オモニ。帰ってきたわ。
 私が生きる場所。
 私が失った全てを取り戻すところに戻って来たわ。

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宮殿では光海がカン・ジュソンを疑います

「とうとう(火薬開発を阻む黒幕の)
 尻尾を掴んだように思える。
 そのうえにホン領事が硫黄を入手してくれた」

さて漢陽に戻って来たふたり

まずは漢陽城の中の賑わい。
「迷子にならないように、もっと近くを歩いてくれ」

「迷子になるはずはない。
 元はここに住んでいたからさ」

「漢陽のどこか?」
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…は~、宮中以外の街は知らないわ…。

「あ~、クァントン橋の傍だ」

「え?! ここはクァントン橋の近くだぞ」

「え、ここが?」

「どうしたのか?忘れたのか?」

「あ、あ~、あの布団屋なんか覚えている。
 米屋もあった」

「え…。あそこは昨年建て替えられたし、
 そもそもここは水田だった」

「あ、アイゴ~。 忘れていた。
 水田だったな」
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漢陽に帰って来たファイ。
彼女は光海君もジュウォンも求めていた硫黄の精錬技術をもたらします。
貞明公主(チョンミョン コンジュ)としての身分を明らかにするのはまだ8話ほど先のことですが、
キャリアウーマンとして“火器都監”で働きながら、光海の政敵との戦いが始まります。

横浜元町~中華街②

元町の商店街を抜けて、岩戸坂を上ると“港がみえる公園”

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すっかり整備されて昔の面影がちょっとなくなったのですが、その周囲には木々も多く、憩いの場所としては良いです。

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公園を少し下ると“外人墓地”
江戸末期から明治維新のころに活躍した人々も眠っているのでしょう。

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ひまわりの花が咲いていました。

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華政 第10話(上) また会える!

『華政』第10話(上)また会える!

ジュウォンは硫黄の取引と
ファイを救うことの両方をやり遂げると決意

「確かに王は私を餌として使った。
 しかし、それはどうでもいい。
 王のためではなくて、
 私はただ硫黄のために来たんだ」

「…」

「だから硫黄は火器都監のために全て手に入れる。
 それに、我々の命を救ってくれた人を救う。
 そして、みんなで朝鮮に帰るんだ
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まずはチャギョンに、
「これは行政官から手に入れた
 本物の牢獄の鍵だ」と手渡し、
「今日は使節団の帰国の日だから、
 監獄とか硫黄への警備が手薄のはずだ」

チャギョンは、
「男と男の約束だから、
 命に代えてもファイを連れ出します」
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しかし、牢獄では、
「通信使か帰ったあとは張り付けにする」と。

ジュウォン
「時間が無い。合図が鳴ったら
 (15分以内に)すぐに硫黄を運び入れるんだ」

使節団はカン・ジュソンに、
天候が悪くなりそうなので、
予定通りに早く出帆するとのこと。
しかし、
まだ「日本からの贈答品が届いていない」

ジュウォン

「まだ警備が厳しい。 少し待て」
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ファイ

…お願い。ここで死ぬわけにはいかない…

「!」
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火事を起こすことが合図だったようです。
警備がそちらに移動する時を狙って、
行動開始!
「火事だ!役所が火事だ!」

まずチャギョンが鍵を持って突入

「チャギョン! 何事か?!」

「あの人が朝鮮に連れて帰ってくれる」

「え?!」

「ああ」
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他方では船出の時

ジュウォンはファイのことを確認するまで、
将軍からの贈り物
(硫黄に入れ替えています)を運ぶことを遅らせます。

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しかし遅れるチャギョンとファイ
硫黄を運び込むために
囮として裏切られたと思うチャギョン。
ファイも約束を破るのだろうかと心配

船着場では「錨を揚げろ!」

「ナウリ、乗りましょう」

ジュウォンは、
海図を持ってこい

「え?!」

「使節団の船が通る道筋を見るんだ」
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# 決死の二人のアクションを、たとえば、
 次のサイトなどで楽しんだらいかがでしょうか?

 http://www.koreandrama.tv/hwajung/Hwajung_Episode_10-subs-32370-1/

チャギョンは
「俺の言葉を覚えておけ!
 俺が死んでもお前は生きるんだ」
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走る二人

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「お前だけ先に行け」

「え?」

「まだ汽笛は鳴っていないからだ」

「チャギョン! 血だ」

「いいから先に行け」
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「一人では行かない!」

「生きるんだ。
 お前には朝鮮でやることがあるからだ。
 これまでのお前の努力を忘れたのか?」

「チャギョンな~」

「お前は俺の弟だ。
 これまで失ったものの“借り”を全て返せ!
 ここで犬死するつもりなのか?」

「…」

「だから帰るんだ! 
 公主(コンジュ二ム)!

「チャギョンな…」

「さあ行くんだ。 
 俺はイ・チャギョンだ。きっとまたお前を探し出すさ」

「きっと来るんだぞ。そして、
 置き去りにして逃げた私のことを殴ってくれ」
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チャギョンは追っ手を防ぎます。

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チャギョンが海に辿り着いた時には
船がすでに出帆

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「!」
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絶望するファイ…

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しかし、そこに 小船が…。

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「大丈夫か? 怪我はないか?」

「…」

「ごめん。
 問題が起きたんだ。 血が出ている…」

「こいつめ! 何で遅れたんだ?!」

「…」

「どうしてなのか?! ウェ(なぜか)!」

「…」

「ウェ?!」
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「俺がチャギョンを置き去りにしたんだ!
 私が!」
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「ミアナオ(すまない)。 遅くなった…」
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物語はこれからは陰謀が渦巻く宮中に変ります。
そんな時代の中であまり武官の活躍はないのですが、
光海君の頃は国際関係も出てきますので、
戦闘シーンではチョギョンのような人物も大切。
チャギョンはファイのために漢陽への旅をします。
これはもう少し先のことです。

横浜元町~中華街①

先日、横浜の元町~中華街を歩きました。

中華街はよく行くものの山手は久々。
JR石川町を降りて、まず元町の中央通りを歩くと、昔からのファッションの老舗も元気です。

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(元町)

KENT、PoppyそれにFUKUZOでは、アイビールック(KENT)も、ペイズリー柄のネクタイ(poppy)も、
ちょっと高級な仕立て(FUKUZO)も健在。
子供用の衣服も並んでいるFUKUZOが変ったくらいでしょうか。

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(FUKUZOとKENT)

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(poppyとネクタイ)

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華政 第9話(下) 身代わり

『華政』 第9話(下) 身代わり

光海は隠密行動

“壬辰の乱”以来、光海に忠誠を誓っている義勇軍に会うためだったようです。
光海には命を捧げるという義勇軍です。

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江戸では、
カン・ジュソンに報告するユン・ドハ

「ははは、
 チョナは硫黄の密貿易が目的だったのか…?
 なかなかだな。
 ちょっと軽く見ていたようだ。
 一国の王が密貿易か…」

「どうしたら良いですか?」

「一国の王が密貿易していることが暴露されたら、
 また騒がしくなるからな」
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国境では

「うまく連れ出してくれ」と義勇兵に指示。

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密貿易の話が進む江戸

ファイが導いたジュウォンたち。
ジュウォンは、
「なぜここまでするのか?もう十分力になって貰った」

ファイは、
「まだ私には頼みたいことがあるからだ」

「…」
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さて連絡の小船

「この船がイダチ配下の山田さんの船だ。
 穀物袋に見せかけた硫黄を運んでいる。
 もしも役人に捕まるようなら、
 彼らはイダチとの関係を伏せる。私たちも同じだ。
 火器都監とチョナとの関係をしゃべってはならない。
 もしものことがあれば、
 全ては私の指示だということにしてくれ」

届いた硫黄の品質を調べよとするジュウォンに、
「そこまでは必要ない。
 見ただけで良質だと解る」とファイ

しかし、そこに警鐘の音

「なんだこれは?!」

「御用の役人だ! 見つかった!」

「刀を抜くな!」とはジュウォン。

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とっさにファイはジュウォクの首に短刀をあてて、
「下がれ、さもないとこいつを切るぞ!」

「何をしている?!」

「これは賭けだ」

「下がれ。 俺が容疑の責任を持つ!」
とファイ。

そしてジュウォンに
「あんたは朝鮮の使者だ。 この場は私が受け持つ」

そして、
「私は何があろうとも朝鮮に帰らないといけない。
 あんたは生きて、私を救って欲しい

ファイは自らを呈してジュウォンが捕まらないようにと…。

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国境では、
スパイのホ・ギュンを連れ帰るためでした。

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ホ・ギュンは光海の命令で、明国をスパイするために送り込まれていました。

「いいえ。このほうが興味深々でした。
 都でお仕えするのは退屈ですからね」

「それで、あれは?」

「ええ。これがチョナがお求めになっていたものです」

「…」

「これは300年前に朝鮮から消えていた本です」
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「…」
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江戸

他方、救ってもらったジュウォンは、
「いったい誰なんだ!
 何のためにここまでやってくれたんだ?!」

最初から疑っていた配下に刀を向けるジュウォン

「白状しろ。
 いったい誰の指示で動いていたのか?」

「え?」
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「最初から動きがおかしかったな。
 まずはイダチとは会えず、
 今回も邪魔された。
 いったい誰の指図なのか?」

白状した言葉は“チュサン”

ジュウォンは「なぜだ?!」

「これは最終目的ではありません。
 誘き寄せる餌です」

「何だと?!」

「チョナは江戸への使節の派遣を通じて、
 硫黄を横流しする
 “真の権力者”を捜しだすことを命じていました。
 つまりチョナの火薬開発を阻止する者が誰なのか、
 それを捜査するのが目的です」

「は!全てが餌だったのか…。
 私を派遣し、その間に
 火薬開発を阻止する反対者を探し出す…。
 最初から硫黄どころじゃなかったんだな!」

「ナウリ…」

「どうしてこんなことになったのか…?」
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カン・ジュソンとユン・ドハ

# なかなか尻尾を出さないカン・ジュソンです。

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ジュウォンはチャギョンを連れて救いに向かいます

「お前は自分が助かるために
 あいつを引き渡したのか?!」

「いいや、あの者が自ら捕まったんだ」

「…」

「今から助けにいく。 必ず救うと約束したからだ」
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「約束をした…。 そうだこの時間だ」

「…」
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牢獄で救いを待つファイ

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ダイナマイトが発明される前の火薬。
中国での大発明の一つが黒色火薬

ウィキペディアでは次のとおり。

黒色火薬
可燃物としての木炭と硫黄、酸化剤としての硝酸カリウム(硝石)の混合物よりなる火薬の一種である。
硝酸カリウムの代わりに硝酸ナトリウムを使用する場合もある。
この3成分の配合比率は品種によって異なる。
反応時にはかなり大量の火薬滓と白煙を発生させる。

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ところで、今日の最初に出てきた義勇兵たちのこと。

1592年の壬辰倭乱(日本では文禄・慶長の役)の際、第14代王・宣祖が明国へと国外逃亡を考えた際に、それを止めたのがドラマ『亀巖ホジュン』での光海君。
さらには国民を先に避難させて、しんがりで守備を行ったのも彼でした。
この『華政』では光海君が剣を抜いて戦うシーンがありました。
どこまで戦闘に参加したのかは分からないのですが、光海への国民の期待と信頼はここで高まりました。

こうした光海君を慕う義勇軍がいたことは事実です。
海軍を率いた李舜臣のことは<王朝絵巻>で紹介しましたが、歴史的には脚光を浴びていないものの、2000人規模の義勇兵を率いた両班の男がいました。
折をみてこの話も書きます。

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華政 第9話(中) 江戸の町視察

第9話(中)江戸の町視察

サムライの服に着換えたジュウォン

「お! なかなか似合うな!」
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マルノもファイの最終目的は解っていたようで、
「もう十分利用した。大金も掴めそうだし…。
 わずか100文で買った娘さ。
 奴隷の娘にとってはこの手段しかない」

と朝鮮王国への帰国は黙認すると。

「…」

「しかし、簡単じゃない」
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ジュウォンの動きは逐一、カン・ジュソンに報告されています。

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イダチ

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「まずは2万斤で、支払いは明国以上」

さらには、
「毎月同量で、1年に24万斤を
 朝鮮の火器都監に用意して欲しい」とジュウォン

「また、顧客は朝鮮の国王だから、
 頭領にとってはこの上ないはずだ」

「度胸が良いな。
 心意気が気に入った。
 しかし、それでもダメだ」

「朝鮮との密貿易の経験は、
 長いから解るだろう」と韓国で、

ジュウォンは、
「商団の安全を保障し、
 他方では高麗人参と塩の販売独占権を提供する」

しかし、
「それでもダメだな。
 俺達の将軍が長年明国との義理を守ってきた。
 いまさら、
 その義理を捨てて俺がそうする理由があるか?」

「しかしイダチ…」

「いいから追い出せ!」

そこでファイ

「明国への忠誠がどうだって言うのか?」

「?!」

「イダチ。 あんたは商人だろう?
 商人は金次第だ。どこに忠誠心が必要なのか?
 商談にはもっと納得がいく言葉がないのか?」

「何だと?!」

「計算してみろ。
 明国との取引を半分に減らしたとしても、
 今後の利益は2倍になるぞ。
 それを見逃すのか?」

「誰に向かって…!
 今すぐにこの生意気な奴を引っ張り出して、
 殺れ!」

連れ出されようとするファイ。

ジュウォンが「その手を離せ!」

「私は使節団として来た。
 通信使の一人を殺すとどうなるか分かっているのか?」

ファイに向かって、
「どうだ、イダチの言うとおりだ。
 江戸から明までは1ヶ月の船旅だ。
 しかし、釜山までは15日。
 高麗人参と塩を積み込んでそれも売れば、
 銀2000両になるから、年間では2万4000銀だ。
 きっとその計算も頭領にあるはずだ。
 私はもう付け加えることはない」

「…」

「我々と取引するかどうか、もう決めてくれ」

「お前はなかなかの若者だな」

「…」

「いいだろう。 だがもう一つ約束してくれ…」
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取引が終って

「あ~、良かった」

「“良かった”とは何だ?! 
 もう少しでお前は全てを失うところだったんだぞ!」

「…」

「イダチがどんな奴なのか解っていたのか?!
 二人とも危険なところだったんだぞ。
 朝鮮王国の王はこの取引に期待しているのだ」

「…」

「これはヤクザとの取引なんだ」

「国家と王が、この取引に頼っていると言うのか?
 あんたにはそれが重要かも知れないな」

「…」

「さっきは
 あんたが言うように怒ってしまって申し訳ない。
 すまないな。 あんたの言うとおりだ」

「…」

「しかし、そんなことで怒ると思うのか?」

「何だと?!」

「さあ、行こう。危機は脱した。
 どっかで飲んで食べよう」
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蕎麦屋

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「あ~、遠くから来たもんだな。
 でも、
 いつも緊張してばかりはいられないだろう?」

「ちょっと待ってくれ。記録を残さないと…」

「あ~、お役人だからな。でもこれは美味いぞ」
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ということで、日本の文化や風習を記録に残そうとするジュウォン。
お化け屋敷、的屋、ガマ油売りに髪結…。

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(ファイは武術は経験ありません)

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「あんな大きなことの後は余裕だな。
 しかし、今夜が命がけだったな」

ということはさておき、今度は銭湯。

これは漢陽にもあるというジュウォンですが、出てくるのは男女二人連れ。

「?!」

「ははは、ここは混浴だ」

「!」
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勧められても入らないジュウォンでした。

次は遊郭…。
でも、中には入らない。
そんな堅物のジュウォンを見ながら、昔の“ホン・ジュウォン”を思い出すファイでした。

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ここは明との国境

光海が好物のチャプチェをいつも準備するために、食事に使う野菜の洗い方を指導しているのはイチョムの配下イ・チョンと食堂係り。

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# 左はウンソル。中央はオクチュ

「だからチャプチェ旦那と呼ばれているんだ」

こんな噂をしているのは、硝石担当の班長と硫黄担当の班長

「仕事に献身するのは素晴らしいもんだ。
 しかし、
 俺達の硫黄房には技術者が足りないんだ」
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チャプチェ旦那がイチョムに報告

「チョナは早い食事の後、すぐに就寝されました」
光海の様子を常に伺っているイチョムは、何が目的で国境まで光海が来たのかといぶかっています。

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生真面目なジュウォンは、風俗・文化ももらさずにメモを取りながらの市内視察。
他方、光海君は国境を越えて捕虜の救出に向かう予定です。
あの“鷹”が伝えてきた伝書には日時だけの連絡でしたが、それは光海が明国に送り込んでいたスパイからです。

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外交使節③

昨日は、貿易・経済を考えると、
「“鎖国”と言うのは政治制度。
庶民の実態は大いに交易・交流を享受した」
と書きました。

江戸時代の後期1828年9月のこと、
オランダ商館付の医師シーボルトが出国する際、
所持品の中に国外に持ち出すことが禁じられていた、
日本地図などが見つかり、
国外退出と再入国の禁止処分となりました。
シーボルト事件です。
“鎖国”という制度は、
国防のための情報漏洩を防ぐという、
国の政策があったことが窺えます。

ただし、私の故郷・長崎には、当時の欧州、中国、韓国との交流の跡が多々です。
また、長崎には毎月のように観光行事があるのですが、欧州・中国・韓国からの文化紹介を兼ねて、各国の領事館が参加するのが恒例です。

こうして思うと、文化交流はとても大切なことだと再認識する次第です。
ドラマではジュウォンとチョンミョンは港町で“イダチ(日本人商人)”に再度会って、日本経由での大陸の情勢を収集することになります。

絶望は負け
(2015.07.24)

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これからの『華政』 <王朝絵巻>

リアルタイムで視聴されている皆様のご参考のために、ドラマ『華政』の第29~30話からの私の感想です。

これからの『華政』 <王朝絵巻 シーズン3>

外交の最大の失敗は戦争」だといわれます。
現在は経済力にも支えられた外交政策を各国が展開していますが、王朝時代の19世紀末までは各国は軍事力を背景にした“力の外交”の帝国主義でした。
こんな中での『華政』です。

ドラマは先週までで第30話を終わり、1623年のクーデターで第15代王・光海君は15年間の在位を経て退位(廃位)しました。
クーデターの首謀者は綾陽君で、彼は第16代王・仁祖(インジョ:おくり名)に即位します。
なお、仁祖の在位期間は26年です。

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(仁祖反正の後のヌンヤングン)

1.外交を重視した光海君

1623年における登場人物の史実上の年齢は次のとおり。
① 光海君(クァンへグン):48歳で退位
② チョンミョン(貞明公主):20歳
③ ホン・ジュウォン(洪株元):17歳

チョンミョンとジュウォンはまだ若いのですが、光海の指導・指示で外交を学びます。
外交の目的は“一人たりとも兵士と国民の無駄な血を流さないこと”です。
したがって、当時は明国一辺倒の外交だったのものの、新興する後金(元女真族)の情勢に敏感に反応します。

とくにドラマでは、光海が明国に送り込んでいたスパイからの情報が途絶えると、チョンミョン・ジュウォンのコンビは、大陸と半島との貿易で行き来していた日本の商人からも情報収集を行います。
日本には何度も「朝鮮通信使」を送り、両国は良好な外交関係を維持していたからです。

こんな中で、官僚たちは私利私欲のために内部抗争に明け暮れます。

2.外交を無視した仁祖

1623年に即位した綾陽君こと第16代王・仁祖は、とにかく恨みのために王座を奪い取ることでした。

当時の彼と側近の2人の年齢は、
④ 綾陽君(ヌンヤングン):28歳
⑤ キム・ジャジョム(金自點):35歳
⑥ チョ・ヨジョン(後の側室・趙氏):不明

この3人は対外情勢に疎く、常に後金を“野蛮人の国”としかとらえることができませんでした。
この点では大王大妃の仁穆(インモク)も同じ。

3.後金から清へ

1616年女真族は“後金”を建国。
20年後の1636年には新たに“清”と国名を変えます。
既に“滅び行く明国と台頭する清国”の対外情勢が構図となっています。
そんな中で、仁祖・綾陽君は明国の事しか気にしないので、外交の最大の失敗を犯し、1636年に“朝鮮王朝始まって以来の屈辱の王”となります。

4.ドラマの今後の予告のセリフ

以下のKstyleとイノライフのエンタメニュースから、今後の予告(予想)を2点挙げます。

<①>「必ず君(チョンミョン公主)は彼らと共に」
これは、光海と外交政策を共有するジュウォン、そして外交の後ろ盾となる“火器都監”の仲間と一緒に、「勝ってくれ」というもの。国防力の強化が当時の国是だったからです。

<②>「民を何としても守り抜き、跪く王にはなるな」
これは光海の予言でもあり、ドラマの予告でもあります。
つまり、綾陽君・仁祖は清国からの侵攻に怯え、そして清国の第2代皇帝を前に、“土下座をさせられた”という史実に基づくもの(予言)です。

Kstyle(エンタメ)News

20日に韓国で放送されたMBC月火ドラマ「華政」第29話では、光海が綾陽君に王座を奪われるシーンが描かれた。

綾陽君(仁祖)の反正に気づいた光海はそれを止めなかった。
続いて、側近と火器都監を守るために自ら宮廷を出た光海のおかげで、簡単に王座を奪った綾陽君は彼を捕まえることを命じた。

その間、光海は貞明を訪ね、「これが僕の最後の仕事だ。君にこの言葉を伝えることが。勝つんだよ、貞明。必ず、君は勝つのだ。分かったか?<①>必ず君は彼らと共に」と最後の挨拶を伝えた。

本日(21日)放送される「華政」第30話では、貞明に「火器都監は永遠になくなるよ。もちろん、その次は君だけどな」と警告した仁祖の姿が公開され、ドラマの緊張感が高まっている。

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元記事配信日時 : 2015年07月21日07時08分
記者 : コ・ヒャンミ

Innolife(エンタメ)News

光海は、拉致された貞明を救い、「新しい国を作ってくれ。君よ、私の民を守ってほしい」と、頼んだ。 
その後自らカン・イヌの軍師らに捕らえられ、綾陽君の前に引き出され、跪いた。 
光海は「今に黒い雲が立ち込めるだろう。 お前を破たんに至らせるだろう。 しかし、お前が私のように跪く王になることは望まない。 <②>民を何としても守り抜き、跪く王にはなるな」と、予言と望みを伝えた。 

貞明は「私が殿下の意思を継いで民を守り抜く」と、誓った。 

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© Innolife & Digital YTN & Joynews24 & inews24

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史実をもう2点挙げます。

一つは、
チョンミョン公主とホン・ジュウォンは結婚します。
既に紹介しましたように7人の子を授かり、中でもイ・サンの母の恵慶宮へと繋がる、ホン(洪)家系の祖ともなります。

「…」

「オラボニム…」
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「チョンミョナ…」
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もう一つは、
キム・ジャジョム(⑤)とヨジョン(⑥後の側室)は第17代王・孝宗の時に死罪となります。
罪はキム尚宮とイ・イチョムと同じで、歴史は繰り返します。

# 光海君がチョンミョンに残した「自分に絶望した時に敗者になる」という言葉が印象に残ります。

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華政 第9話(上) 私はファイだ

華政 第9話(上)

「あ~、ホン・ジュウォンか~。いい名前だな。
 それで火器の製造所で働いているんだな。
 武器や火薬を作る火器都監のことは聞いている。
 王様が熱心だとか…」
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「なぜ知っているのか?」

「あ~、長崎の硫黄鉱山で働いているから、
 自然と耳に入る」
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チャギョンとクバクが来て、一緒に帰ろうとすると、

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ジュウォンが引き止めて、
硫黄の密貿易もやっていたのかとの質問。

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こちらは光海の側室
(淑媛:従四品)の宮殿

「この宮中に来てから、全てが分かっている」と、
キム尚宮が用意した滋養の湯薬の器を
床にひっくり返しています。

「8人以上の側室に子供ができないからだ」
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キム尚宮は、
「ええ、噂は聞いています」
と微笑んで、
「私の嫉妬のためだ」と。

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中殿のユ氏が鎮めて
「私も噂は知っている」と聞くと、
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「これは幸運のことではないのでしょうか?」と
世子候補は一人の方が中殿にも幸いではないでしょうかと切り替えします。

「これは天の思し召しです。
 私はチョナのお出かけの準備がありますから
 ここで失礼します」
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カン・ジュソンのユン夫人がやって来て、

「チョナが今日から出かけると聞いて、
 お淋しくないかと、やって参りました」
と。

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火器都監

武器弾薬を持って北方の国境地帯に向かう光海。
イチョムがなぜ王が長期に亘って宮殿を離れるのか、“他に理由があるのですか”といぶかるので、

「武器弾薬だけではなく、
 国境警備の兵士たちの士気を高めるのだ」
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そして世子のことを
チョン・インホン(大北派領袖)と義弟のユ・ヒボンに託します。

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幽閉状態のインモク大妃を見舞うのは、元領議政のイ・ウォンイクとイ・ハンボク。

この二人以外は訪問客がいないようですが、
「今日は門を開けて、
 チョナの外出の様子を見たい」と。

大妃が外に出ようとする理由は
「最近はチョナの顔が心の中でぼやけてきたのです。
 しかし、忘れることはありません。 あの顔…」
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出かける前に世子に語った光海の言葉は、
「誰にも顔の裏を見せるな、王だからだ。
 王として考えている望みや意図や
 恐れさえも見せてはならない。
 全てを自分の手で掴むんだ。
 いつかお前にもそれができるようになるはずだ。
 掴んだらまた次のことを考えるんだ」
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門を開けて隊列を見るインモク大妃

光海の馬上の姿を見ながら、

…私が力を付けてそなたを倒すまで、待つのだ。

こちらは江戸

ジュウォンはファイに出会ったので、イダチに会えるかもしれないと思って、仲介を頼んでいます。
しかし、親分いわく、
「イダチがどんな奴か知っているのか?」
とファイに。

イダチは江戸に硫黄を供給する一方で、明国に密輸している男のようです。

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ファイと親分

朝鮮の使節団がイダチと会いたがっているので、親分は「なぜだ?」

江戸では長崎と違って、密輸を取り締まる役人や軍隊が賄賂の金額次第ではすぐに寝返るので身の危険があるとのこと。

ファイは、
「銀貨500両で仲介ができるのに、
 機会を逃すのか?」

「危険を冒すよりも、
 俺達の硫黄をそいつに直接売ればいいんだ」

「役人が欲しい量は2万斤だぞ。
 我々の手には負えない量だから、
 仲介手数料だけ貰って
 マルノは逃げれば良い。
 あとは私が何とかする」
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「ファイや…」

「私は一人だけでも行く」
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ということで、マルノは紹介状だけ準備して
後は責任が持てないとファイに、

「イダチの番頭に取り次いでもらえ」

「マルノ…。 コマウォ」
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ファイは胸に短刀を忍ばせて…。

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他方、チャギョンは男物の服を調達

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チャギョンは、
「そのお役人に着てもらえ。
 イダチの商団に会うには和服がいい。
 その後、上手く行ったら朝鮮に帰ればいい。
 そうしたいのだろう?」

しかし、「失敗するな。死んでもいけない」
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「心配ないさ。私はファイ(火伊)だ。
 “火”だからな
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外交使節②

この「朝鮮通信使」の使節団は、
多い時で500人にも及んだそうです。
ドラマでも大歓迎の様子が描かれました。
中には絵師や楽団もいたので、庶民は楽しみ。
文化使節団でもあったというわけです。

そのルートは漢陽から釜山、そして壱岐・対馬、
瀬戸内海を通って東海道を進みました。
江戸幕府の招待なので、警備だけでなく、
接待などなどで派手な饗応を受けたそうです。
ドラマでも道行く使節団に道を空け、
箱根の関でもどちらかといえば、
フリーパスでした。

以前の室町時代の日本からの使節は、
このルートを逆に上って首都・漢陽に行きました。
そして、その際の情報を豊臣軍が利用し、
1592年の壬辰倭乱では漢陽を攻めました。
したがって、
朝鮮王朝は日本とは逆に警戒が強く、
日本からの使節団の受け入れは釜山まで。

ややバランスに欠ける日韓外交とはいえ、
日本も、
長崎の出島だけに限定したオランダ貿易でした。
さりながら、対馬と釜山とのルートは、
重要な日韓の交易ルートであったということ。

貿易・経済を考えると“鎖国”と言うのは政治。
庶民の実態は大いに交易・交流を享受した。
そう思います。

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華政 第8話(下) ホン・ジュウォン

<第8話(下) ホン・ジュウォン>

関所には老練の婆さんがいて、ファイは「女だろう?!」と見破られます。

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ただ、「見逃しておやり」と追い返されるところに、使節団到着

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使節団のために、関所の通行をスムースにし、道を広く開ける指示が出ていました。

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使節団にはジュウォンだけでなく、カン・ジュソンが見えます。

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クボクが荷を引いて江戸に入ります

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宿を見つけて部屋に入るのですが、江戸の町の花やかさに喜ぶクボクと違って、ファイは何か考えこんでいます

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親分の手下からは、
「その通行証では江戸どころか、
 朝鮮にも行けない。
 下手な動きはせずに黙って仕事しろ」
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また、チャギョンからも
「江戸も長崎も同じだ。
 正規の出国は不可能だ」と諭されますが、
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「いや。覚えているだろう。
 アボジは貴い身分だった。使節団の中には、
 知っている人もいるかもしれない」
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カン・ジュソンとジュウォン

官職についているので異国の酒は飲みませんと、堅く酒を拒んだジュウォン。

なのでしたがジュソンは、父親で同僚だったホン・ヨン長官のことを話したくて、散歩に誘います。

「彼は立派だった。王命よりも、
 自分の義のために役職まで捨てた。
 しかし、
 息子に顔を背ける必要はなかったのにな」

「私が父の反対を振り切って、
 火器都監への配属を希望したからでしょう」

「しかし、なぜ息子も父親の時と同じように、
 王に近いところにいるのだろうか?」

「そんなことはありません。
 父も私も下級官僚です」

「ははは、冗談が通じないところも父親似だ」
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ジュウォンには武官から連絡が入り
「どうだったのか?」

「ええ、分かりました」

# おそらく硫黄の商人がいたということでしょう。
 相手は“陰の実力者イダチ“

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伝書が鷹を使って光海にとどきます。
伝書には日時が記されているのみ。

「しばしここを離れる…」
そして光海は国境地帯への旅に出ます。

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ジュウォンは江戸に運ばれる硫黄の独占販売人に接触を試みますが・・・。

「イダチというのもです。
 ただし、ほとんどの硫黄は明国に渡っています」

「ではイダチに近い者は誰なのか?」

「…。 捜してみます。
 危険なので、
 間に情報屋を入れていますが、まだ来ません」

聞いているのはカン・ジュソンの部下のユン・ドハ

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そんな会話の最中にクボクがいた様で、ファイに知らせます
ファイは使節団に近づくためです。

「確かに朝鮮人です。でも、商人じゃないですよ。
 使節の役人のようです」

「役人なのか? 確かか?」

「ええ」

ジュウォン

江戸に運ばれる硫黄の独占販売人を待っているようです。
しかし、ダイレクトにジュウォンの席には来ない。
約束の時間を1時間ほど過ぎています。

ジュウォンが他の方策を考えようと席を立ちます。

しかし、その時にヤクザ者にジュウォンの部下が触れたということで騒ぎ。
触れたくらいで騒がないで下さいと、丁寧にジュウォンは部下を庇いますが、

「何だと!」とヤクザ者。

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そこで、ファイ。
「まあまあ親分。
 こいつらは朝鮮人なので何も知らないんです」
と仲裁に入ります。

# ここで実はチョンミョンとジュウォンの再会なのですが、
 もう顔も覚えていないような5年の歳月。

「何者だ?」

「あなたこそ何者ですか?
 奴らが誰だか分かっていますか?」

「朝鮮語をしゃべるのか?」

「ここは外国だ」と武官の部下に命じて、
騒ぎを鎮めようとするジュウォンですが、
ファイは逃げ出せと連れ出します。

逃げたジュウォンたち

「やつらはいったい誰なんだ?」

「額に傷が入れられているのは元は罪人だ」
と、
「もっと異国の文化を調べてくるように!」
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ユン・ドハはジュウォンの監視だったようです。
彼らもジュウォンを見失います。

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ようやくヤクザ者たちを巻いた二人

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「朝鮮王国から来たから上手く走れないようだな」

「ところで朝鮮の人なのか?」

「ああ、でも江戸には住んでいない」
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と、ファイは長崎の硫黄鉱山で働いている“奴隷”だと身を明かします。

「あんたは使節の一員のようだな。
 どうも宿命のようだから、お互い名を名のろう」

ファイと言うチョンミョンに、ジュウォンは正直に
朝鮮王国の
火器都監で働いているホン・ジュウォン」
と…。

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外交使節①

「朝鮮通信使」と呼ばれる“外交使節”は、
江戸時代に合計12回訪日しています。
“通信”とは「信を通じる」の意味で、
公式な外交関係・国交を意味します。

最初の通信使は1607年に訪日していますが、
その時の王朝では第14代王・宣祖(ソンジョ)。
彼が亡くなる1年前です。
つまり、
内政や外交などの実務には次期(世子)の
第15代王・光海君(クァンへグン)が通じていた。
そう考えるのが自然だと思います。

というのも、この国交の正常化の背景には
1592年の壬辰倭乱(イムジンウェラン)
(豊臣秀吉の出兵:文禄・慶長の役)があります。
光海君は自らが戦場で戦ったという武勇伝もあり、
日本との関係を留意していたはず。
その戦争後の日韓関係を修復するために、
後の徳川幕府が国交を呼びかけた結果です。

したがって、
最初の3回の使節は「回答兼刷還使」と呼ばれ、
日本への“回答”を持っていくこと。
さらには、戦争により日本に捕虜として、
連れ去られていた人たちを、
連れて帰ると言う意味での“刷還(さっかん)”。

この『華政』のファイの仲間たちとも、
深い関係があった使節団だったということです。

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華政 第8話(中) 箱根の関

『華政』 第8話(中) 箱根の関

「さあ、撃ってみろ」
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成功

「では次は」

「今度は火器都監で作っている火薬弾を使います」
(ジュウォン)
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これも威力は満点のようで、「明とも戦える」と喜ぶ光海の義弟やイチョムほかの大北派。

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光海は、開発に乗り気ではなかった高官にも聞きます。

「素晴らしいです」(西人派キム・リュ)

「ちっ。 そんなことがよく言えたもんだ」

次にイ・クウィに聞いても、
「明国に比べても…」
と。

「ほほ~、そなたは、
 “火器の使い方を勉強しないといけない”
 と言ったではないか。 勉強しているのか?」
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実演する光海

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火器の後は花火

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明国がまた警戒すると心配の先の二人。
他方、カン・ジュソンは、
「先にもヌルハチの
 “後金”が北方の国境地帯で暴れた。
 チョナの考えも理解できます。
 再度、
 国土が戦禍に見舞われることもありえます」

「いいや、だから危険なんです。
 我々はもっと
 “明国”との友好の絆を強くするべきです」

「…」
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光海とジュウォン

「どうも心配そうな顔だな。
 確かに、貴重な火薬を花火に使っているからな」

「…」

「またそなたは私を困らせるのか?」

「はいそうです。
 国境の状況をご存知でしょうか?」

「ほ~、どんな状況かな?」
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# さてカン・ジュソンの夫人ユン氏が初登場

「(花火の)お陰で賑やかなものですね。
 お入り下さい。 ドハが戻ってきています」
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光海とジュウォン

「火薬には硫黄が硝石と共に主な原料ですが、
 朝鮮半島ではどちらも製造できません」

「私が知らないとでも思っているのか?
 教えるつもりか?」

「状況を説明しているのです」

ジュウォンは国境地帯の兵士たちには銃も足りず、
訓練する火薬さえも足りないと言うのですが、

「しかし、この火器都監を維持する為にも
 あのような見せ場を作らないといけない」

「…」

「お前はいつも“チョナ~”
 …という言葉を会話に入れないな」

「…」

「あ~、そうだ。
 お前は子供のころから、
 王に相応しくないと思う時には
 “チョナ”を使わなかったな」

「…」

「こんな王を我慢するだけでもいいさ。
 我々は火薬が不足しているということで、
 意見は一致している

「…」
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# 国防という点でジュウォンは光海に仕えています。

さてファイが一緒に江戸に行きたいと…

「確かに一緒だと助かるが、
 いったいどうやって関所を越えるというのか?
 お前は女だぞ!
 女が江戸に入るには通行手形が必要だ」

「は! 見てくれよ!どこが女なのさ?!
 クボクもそう思うか?」

「え? いや男だ」

「じゃあ、チャギョンは?」

「十分女だ」

「!」
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そう言ってチャギョンは、「無駄なことはするな」と引止めながら、部屋を出ます。

外に出たチャギョンは、
「女が江戸に行くのは危険だ」
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「男として見下されるのは構わないが、
 女として見下すのか?!
 たとえ箱根の関所で殺されてもいい」
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そこでチャギョンは、ファイが朝鮮王国に帰国したいという以前からの気持ちを思い出します。
ファイは月を見ながら、過ぎ去った日々を床に刻んでいます。

漢陽では蟄居させらているインモク大妃。
同じ月を眺めて見ていました。

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キム尚宮と光海

キム尚宮はホン・ジュウォンを江戸に派遣することに反対。
父親のホン・ヨンが敵側にいたからです。

しかし、光海はジュウォンが非凡な才能を持っていることを知っています。

「感情は無意味だ」と却下。

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裏ではジュウォンには、日本から密貿易でも何でも良いから、十分な量の硫黄を確保するよう命じています。

「国法にも触れ、
 外交問題に成りかねません」と言うジュウォンですが、

「では発見されないようにしろ」
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箱根の関所

…女と通行許可証のないものは死罪にも値する。

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親分は硫黄を運ぶための5人と、荷車1台という許可の書面を得ていました。
そして、関所の門を通過しようとします。
部下は「あの女は追い返さないと親分にも危険が及ぶ」というのですが、

「取引でファイ以上に頭の回る奴はいない」と、
連れて行きます。

関所では「捕まった時は覚悟しろ」

「ああ、解っている」
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<王朝絵巻 シーズン2>
パート3

復旧が遅れた景福宮 ④


以下はちょっと細かい点の④番目。

当時の漢陽(城)の外壁は、
総延長が17~20kmに及ぶものでした。
広大な敷地の中で、光海君は
最も西の徳寿宮で政務を執っていたわけです。
そして、1615年(光海7年)に、
最も東の昌徳君に引っ越ししました。
こうなると、
徳寿宮に幽閉されていたインモク大妃は
漢陽の都の中では、もっとも西の宮殿に
隔離されて蟄居していたことになります。
彼女が“西宮(ソグン)”と呼ばれる意味は深かった…。

当時の漢陽(現ソウル)には南の“方向”に
崇礼門(南大門)がありました。
現在の通称・南大門は当時のものを復旧したものです。

ソウルの地図を開いてくだされば解ります。
実は南大門とその入り口の方向が南南西です。
当時の測量技術のためでしょうか
ただ単に、
“昔のままの方角で景福宮を復旧しますか?”
それだけでは問題だったと思います。

復旧された現在の景福宮の南門は
朱雀の方向(真南)の“光化門”です。
陰陽・五行説では真夜中から正午までが“陽”
正午からは太陽が西に傾き、“陰”へと向かう。
むしろ、南南西でなく南南東の方角に、
光化門と南大門を真っ直ぐに並べた方が、
風水的にはより良かったのではないかと思います。

(参考のサイト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%A2%E5%9F%8E%E5%BA%9C
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2013-09-17

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