王は愛する 第40・最終話 王は愛した

09 11
(昨日の朝のカツラの木と下弦の月:来週は新月です)

王は愛する 第40・最終話 王は愛した

…一度人生を体験して、もう一度人生をやり直してみたい。
そうすれば二度目はもっと良い人生で、反省することは少ないかもしれない。
(ウォン)

# 以下は3人と師匠で作り上げたストーリーだと思います。

イ・スンヒュ師匠のナレーション

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…元からの使節団は重要な情報を得ました。
それはワン・ジョンからでした。

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…「私が反元勢力の主導者のことを知っています」と、
ワン・ジョンはその勢力のことを表に出したのです。
世子は最高の護衛を遣わせて、
彼ら、影の護衛たちがわずか一時(2時間)で反対勢力の主導者を取り囲みました。
ワン・リンが玉璽を持っていたからです。

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玉璽が入っている袋

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チャン・ウィとチン・グァンの矢がリンを射ます。

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「!」
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「…」
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「…」
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断崖から川に落ちるリン

「…」
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退位と即位の儀式

…チュサンチョナはワン・ウォンのことを賛美し、
王の座を辞すると共に正式に世子に王座を譲りました。
ワン・リンの遺体は数日後に川から発見されたものの、
もう誰も気には留めませんでした。
そして、密葬が執り行われました。
人々の噂では、ワン・リンの遺灰は知らざれる女性が引き取ったとのことです。

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「…」
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「…」
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…その日、新しい王は丘に登り誰かをずっと待っていました

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「…」
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「…」

「…」
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「…」

「…」
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「…」

「…」
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「…」
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「…」
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「…」
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「…」
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「…」
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玉座

…新王は、昼も夜も、自分の時間も費やしても、
短期間で政府内の組織改編を行いました。

「チュサンチョナ。
 祝宴の準備が整いました。
 元の国の使節団もすでに列席しています」

「すぐに行くから先に行っていてくれ」

「御命承りました」

「…」
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「あ~、ところで…、
 ウン・ヨンベク判府事のことを覚えていますか?」

「…」

「娘の名は…」

「ああ、ウン・サンだ。
 ソファとも呼ばれていた」

「聞いた話によると南海のあたりで見かけたものがいるそうで…」

「もう良いから、先に宴席に…」
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「どこにいるのか行くのか、
 誰にも言ってはならないと言ったはずなのに…。
 遠くに行ってしまったと思っていたが、
 まだ高麗にいるのか…?
 俺が追いかけて行ったらどうなると思っているのか?
 お前はこんなにも近くにいるのか…」
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…即位の7か月後に、先王を復位させて元に行きました。
10年ほど高麗には戻りませんでした。
あの時、誰かが世子たちの絵画を見つけたとのこと。

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…これが私の、君を愛した物語だ…。
自分以上に愛した君のことだ。
(ウォン)
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https://www.youtube.com/watch?v=dwQIUANgV5Y&index=3&list=RDZSsF84BPlXM

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小説『王は愛する』は1294年から1296年頃の忠宣王(ワン・ウォン)にフォーカスされたようです。
フビライ・ハンが亡くなったのは1295年(享年79歳)です。
ウォンは一端“元”に戻ります。
実際の即位は忠烈王が亡くなった1308年でした

『王は愛する』というよりも“王は愛した”ということでエンディングでした。
後の朝鮮王朝時代も同じで、絶対王政の時代の世子(長男)は、国政のために自由な恋愛はできませんでした。
国内の政治の安定化のために有力貴族・豪族などのいわゆる“名家”との政治的な婚姻が求められていたからです。
サンもタンももとから有力な世子嬪候補ではあったものの、サンという“自由な小鳥”は宮廷での不自由な慣習での生活には向かないタイプだったと思います。

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# 40話を81日に分けてアップしました。
KJSご訪問のみなさまには、これまで忍耐強くご愛読いただき、
また、ブログ村への応援のINクリックを頂きました。
感謝申し上げます。
カムサ~ムニダ!

なお、今回は次のサイトの英文字幕と、聞こえてくるハングルでセリフを翻訳しました。
次回予定の『お金の花』(週末からの放送予定)にも当サイトに期待しています。
http://www.koreandrama.tv/the_king_loves/The_King_Loves_Episode_40-subs-36386-1/
Umon

Kstyle News(エンタメ)より
(9月のニュース記事です)

MBCドラマ「王は愛する」チ―ムが義理を見せた。

本日(18日)、俳優キム・ジョンウクは自身のInstagramで、
「僕たちの仲間が行く道を開けよ。愛する『王は愛する』の仲間たち、最終回」というコメントと共に写真を掲載した。

公開された写真では、ZE:A出身イム・シワンの面会に行った「王は愛する」チームの姿が写っている。
ホン・ジョンヒョン、少女時代 ユナを始めとした、ドラマ「王は愛する」の俳優陣の中で、軍服を着てたくましい姿で敬礼をしている、イム・シワンの姿が目を引く。

イム・シワンは7月11日に入隊した。彼の軍入隊前最後の作品『王は愛する』は、事前制作ドラマとして、19日に韓国での放送終了を控えている。

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元記事配信日時 : 2017年09月18日13時57分
記者 : イ・ウンジン
翻訳 : 浅野わかな

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王は愛する 第40話(上) Summer of 1297

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(うろこ雲:2017.11.01)

王は愛する 第40話(上) 1297年の夏

タンとサン

サンがすっかり元気になって挨拶に来たので大喜びのタン

「大丈夫なのですか?」
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「ええ、元気です。
 ちょっとだけ、胃が痛みますけどね」

「良かった!」

「胃が悪くてもですか?」

「良かった…」
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「ピヨンによく似て泣き上戸ですね」
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「そうなんです。
 いつもオラボニに笑われていました」

ハンカチを渡すチン・グァンでした。

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サンはこっそりと料理のコツを教えて欲しいとタンに…。

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家を出るリン

「アボジ!
 それにリン! お前は…!」

「まずは座りなさい」
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リンは戸籍から自分の名を外して貰い、旅立つことを許して貰っていました。

「兄貴にも許して貰いたいと思います。
 兄貴には高麗のために貢献して欲しいと思います。そ
 の機会もお願いしました。
 しかし、一つお願いがあります」

「言ってみろ」

「サンお嬢様のことはもう忘れて下さい。
 それに欲望と女のことには気を付けて下さい」
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「そうするのだ。
 それにリンには感謝しなさい」

「…」
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1297年の夏が来た
(イ・スンヒュ師匠の語り)

「師匠はこの離れを存分に楽しんでください。
 お嬢様が師匠のために準備させたのです」

「わ~!」
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サンとリンとのデイキャンプ

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「ずいぶん待たせたか?」

「いいえ」

「それで、金印はどこにあるのか知っているのか?」

「ソン・インが教えてくれていたわ」

「なぜだ?」

「私が美人だからかしら?」

「あ~、やはり嫌なソン・イン…」
(ウォン)

「俺は賛同する」
(リン)

「実は同じだ。
 ところで、護衛はどこだ?
 俺たちだけで行くのか?」
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「いつも勝手に出かけていたのではないでしょうか?」

「行くのに一日、帰るのに一日かかるわ。
 もう少しかかるかしら?」

「馬で行かないか?」

「は~、じゃあ、私たちだけで行きましょう」

「あ~、待ってくれ。少なくとも行くところを教えてくれ」

「こっちだわ」

「お前たち二人にはいつも悩まされる」
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…目を見るだけで、二人が冗談を言っていることが分かっていた。
それくらいに仲が良かった。
彼らは私を騙すが、私が騙されていることを知っていることも知っていた。

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…あの夏は私たちの別れの練習だった。
これまでいつも一緒だった友…。

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…、それに私…。

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通り雨

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「思い出すわ」

「俺も」
(一緒に)

「トタ山…」

「あの日もこんな雨だったわね」

「あ~、お前の師匠の酒のために大変な思いをした」
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「あの時に、あなたのことに気付くべきだったわ。
 片方は焚き木集めに忙しいのに、
 片方は指一本すら動かさなかったわ」

「いやいや、リンはどうでも良いことでも忙しくするんだ。
 俺は普通だ」

「ちょっと焚き木を集めてくる」

「ほら見ろ…」
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「ははは、ちょっと座ってよ」

「見てみろ。
 これで思い出さないか?」

「雨で?」

「あの山でのことだわ」

「洞窟も」

「それに吊り橋」

「…?」

「仙露酒だ」

「あ~、トタ山だったな…」
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「リンは焚き木集め。
 俺が料理当番だ」

「ちょっと、私に任せてよ」

「心配するな、大丈夫だ」

「そんなに塩を入れると…」
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「いいから私が…」

「煙で目が…」

「わ~、塩っぽいわ!」

「塩辛いか?!」

「貴重な塩をこんなに入れるなんて!」
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味覚が戻っていたサンでした。

「本当に塩辛く感じるのか?」

「味見してみなさいよ!」

「あ~、とても嬉しい! 良かった!」

「何するのよ! え~い!」

「…」

「味を薄めるからちょっと待って…」

「味覚を失っているとのことでしたよね?」

「ああ。
 つまり味覚を取り戻したってことだ。
 誇らしいな~」
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先に寝るというサンに…、リン

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ウォンとリン

「雨の後は星空ですね」

「月も出ている」

「通り雨だったようだ。
 お前の手紙を読んだ」

「その話は忘れましょう」

「なぜだ? 感動したのに…」

「夜に書いたから、ちょっと感情が…。
 止めて下さい」

「お前が書いた手紙は…」

「え~い!」

「聞いてくれ。
 俺はとても誇らしく思った。
 お前が俺を友達と思っていたからだ」

「…」

「…」

「恥ずかしくなかったですか?」

「素晴らしかったが…、もうこの話は止めよう」

「あ~、月が綺麗だ…、今日は…」
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「ところで、サンが玉璽を見つけたらどうする?」

「私が持っています」

「そう言うだろうと心配していた。
 だらかここまで付いて来たんだ。
 そんなことは考えるな」

「“高麗の王または世子が反元勢力の主導者”という書面には…」

「俺に任せろ」

「チョハが命令を出して下さい」

「…」

「反元勢力の主導者の“ワン・リンを逮捕しろ”と。
 それに、チュサンチョナを誘拐したからだと、
 証拠を明確にすれば良いのです」

「それで俺がどうなると言うのか?」

「俺が持っています」

「…。 寒くなって来た。
 サンの掛物は薄いから、傍にいてあげろ」
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リンとサン

「起こしたかな?」

「いいえ、起きていたわ」

「俺たちの話を聞いていたのか?」

「そうだろうと思っていたとおりだわ」

「すまないと思います」

「何が?」

「どこまでも一緒だと言ったのに、約束が守れそうにないのです」

「…」

「アガシは強い人で、明るい人だから…」

「そんなふうに強がっているだけだわ」

「心配はしていません」

「人は私のことを知らないわ」
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「は~、
 高麗の王の印を持っているのでしょう?」

「…」

「下さい」

(サンがソン・インから抜き取るシーン)
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「サニ アガシ…」

「覚えているわ。
 初めて私のことをそう呼んでくれた日のこと…」

「…」

「長い間、誰もそんなには呼んでくれなかった。
 驚いたわ」
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「長い間…、12歳だった時に、
 アガシの屋敷に侵入した時に、
 アガシが亡くなった人たちのことを、
 火を焚いて弔っていた…」

「…」

「あの時からアガシのことが好きになった」

「…」

「ちょっとの間でも俺の女になって欲しいと思った…。
 しかし、悪かった…」

「…」
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「ここまでにして下さい」

「…」

「どうか振り向かないで下さい」
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「…」
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「…」
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「…」
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制作発表時にPDは、“三角関係”のドラマではなく、
愛と友情と犠牲の物語であるとしました。
また、ソン・ジナ作家は次のように述べています。

(# 意訳です)
「これは人間の間にある本物の愛情についての物語である。
これまでの男性と女性の間のほとんどのラブストーリーは、
一般的に、その人をあなたのものにしたいということだった。
しかしこの物語は、
人間として、どのようにあなたが別の人間に愛情を示すことができるかに焦点を当てた。
この高潔な愛情は美しいけれども、果てしない犠牲も伴う。
視聴者はこのようなラブストーリーは経験しなかったであろうと思う

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王は愛する 第39話(下) 忠烈王は愛した

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(2017.10.31)

王は愛する 第39話(下) 王は愛した~元からの調査団

ウォンが宮殿に戻ると、元からの使節・調査団が到着していました。
回復した王が玉座に座っています。

「いったい秘書官は何をしているのか?」

「使節団の面々にはたくさんの説明が必要でしたから…」
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「何を知りたいのでしょうかな?」

調査を行った使節団が見せたものは小動物の死骸

「元成殿の礎石から発見されました」

「呪詛だと?!」
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「ワンビ媽媽は呪詛により亡くなったということになります。
 これはム妃による仕業です」

「?!」

「ム妃はチョナの女ですね!」
(使者)

「たくさんの女官が証言しています」
(ソン・バンヨン)

「いったい、何が言いたいのか?」
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「公主媽媽はフビライ・ハンの娘です。
 元の皇室がワンビ媽媽の死因を知りたいのはあたりまえのこと。
 チョナは私と共に、元の大京まで同行を願います」

「盟約により、前皇帝は高麗のことを全て高麗の王に任せています。
 あえて、盟約に背き、高麗の政治に介入するのですか?!
 チョナは皇帝の義理息子にも当たります!」
(ワン・ヨン)

「すでに皇帝と公主はお亡くなりになりました(1295年)。
 もう義理の息子でもありません」

「私が誰かに、自分のワンビを呪詛にかけさせたと言うのか?
 なぜだ?!」

「高麗には、元の国に対する反政府勢力が構築されているようです。
 我々使節団が確認しました!
 それに、反元勢力の主導者こそがチュサンチョナだとの証言も得ています」

「それは濡れ衣だ!」
(ワン・ヨン)
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「公主媽媽がチュサンの企みを暴こうとしたから、
 口封じのために媽媽を殺したのですね?!」

「使節団長!」
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「無実であるのならば、元に同行願います!」

「!」

そこで世子・ウォンの登場

「ここに、私がチュサンの無実を証明いたします」

「…?」

「アバ媽媽。
 王命により反元勢力の主導者を追跡しました」
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「その者は矢で即死、この私の手に残る、まだ濡れている血がその者の血です」

「…」
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「死ぬ前にその者は自白しました。
 そのおぞましい物(死骸)はその者が作ったものです」

ざわめく堂上

ウォンは王にささやきます。

お褒めに値しますよね?
 上手くやったでしょう?」

「…」
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「世子チョハ! 
 使節団長のホコチュイでございます(#)」

「お久しぶりです」

「金印は取り返しましたか?」

「玉璽?」
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ホコチュイは玉璽が捺印されている王命書を開きます。

「国境の軍隊への戦争の準備指示です」
(ソン・バンヨン)
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「この国境の向こう側は元の国です。
 は~ははは! 
 我々元と戦争をするつもりでしょうか?」

「また濡れ衣を着せるのですか?!
 そのようなねつ造の書で?!」
(ワン・ヨン)

「お~、ほほほ~。
 チュサンチョナの金印が押してあります~」
(ソン・バンヨン)

「この金印があるということが、
 “反元勢力の主導者”だという証拠です」

「…」

「チョハ。
 この玉璽はいったい誰が持っているのでしょうか?」

「…」

「…」
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リンと師匠

「使節団はワンビ媽媽の死因について調べに来ている。
 そしてチョナの戦争準備の責任を追及しようとしている。
 しかし、全ては高麗を属国にするための方便に過ぎない」

「チュサンチョナは元に連れられて行くのですか?」

「ああ、そのようだ。
 しかし、ワンビ媽媽が亡くなったので何をされるか分からない。
 考えたくもない」

「世子チョハは?」

「世子にとっては王座に就く良い機会が到来したということになる」

「いいえ、彼はそうしないでしょう」

「いいや、それができるはずだ。
 そうでないと高麗が危険だ。
 彼らは新しい指導者を擁立することを納得させようとしているようだ」

「納得と言えば…、師匠のことでしょうか?」

「いいや、少なくとも5人ほどのお世継ぎ候補を考慮するだろうな。
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回復したサン

「寝ていなくて良いのですか?」

「寝てばかりいると背中が痛くなるわ」

「まだ顔色が悪いな」

「…」

「目の周りが真っ黒だ」
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「…、醜いということなの?」

「あ~、悪かった」
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「すぐに謝ってくれたから許すわ」

「何か食べたいですか? お粥とか?」

「…」

「どうしたのですか?」

「あなたが何を考えているのか、
 あなたのことを読んでいるところだわ」
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「私は黙って見つめているだけです」

「…。読めたわ」

「何を読めましたか?」

「反元勢力の主導者のこと…、チュサンを救うこと…、
 でしょう?」

「…、聞いていたのですか?」

「高麗、元の国、世子チョハ…」

「松の実のお粥、牛乳のお粥…、
 コメだけのお粥…?」

「牛乳のお粥!」

「準備します」

「私のために?」

「アガシのために注文します」
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「…? どうしたの?」

「もう少し見つめていたいからです」

「心が読めないわ」

「また読もうとしているのですか?」

「何を考えているのかと思うと…、
 これまで以上に気になるようだわね…?」
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王の寝所
顔をそむける忠烈王です。

ウォンは
「嬪宮(ピングン)がお菓子を作りましたのでお持ちしました」

「…」

「毒は入っていません。
 ピングンは正式なご挨拶ができなかったことを気にしています」

「…」

「どうかお召し上がりください。
 なかなかの味です」
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お菓子の皿を退ける王

「心配するな。
 このところ疑い深くなっているからな」

「?!」

「気が小さくて、積年の恨みが募っているだけで、
 本音は優しいんだ
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「父親を馬鹿にするようなことを言うのか?」

「あれ? 聞こえましたか?
 付け加えて、
 王はとても勝手で怖い人だと言おうとするところでしたが…」
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「ではお前はどうなのか?
 勝手の意味が解っているのか?」

「オモニが先生でしたからね。
 高麗ではオモニに勝てる人はほとんどいませんでした」

「それは私がワンビの先生だったからだ」

「まさか…」
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「ピングンは可哀想だな。
 こんな男と結婚して…」

「…」

「こいつはまるで、
 “使い物にならない草鞋(わらじ)”だと両親には思われてきたんだ」

「…」

「それに民百姓からは“混血の世子”だと陰口を叩かれて、
 家族愛がないとか、
 妻を愛することをしらないとか言われている」

「…」

「世子嬪や…、そなたが可哀想だ」

「よく考えてくれ。
 チョナはお前のことを祝福しているのだ

「…」
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「ピングンの挨拶が済みましたから、
 ここで退出させて下さい」

「…」

「ちょっとは理解しろ!
 白い碁石と黒い碁石の違いくらいは!」

「?!」
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ということで、忠烈王と次期忠宣王の囲碁が始まりました。

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「お前が上手く私を元に送り帰したら、
 この世はお前の思いのままだったのにな…。
 王の楽しみも味わえるのにな」

「もう既に、“王の楽しみ”を味わってきました。
 アバ媽媽が女狐に騙されていた間のことです

「お前の話し方は、まるで町のゴロツキのようだな」

「私はほとんど街角で育ちましたからね」

「それも私を責める言葉なのか?」

「アボジからは何も学ぶことがなくて、
 市場で学んできましたからね」
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「お前の御爺様…、フビライ・ハン皇帝だが、
 皇帝が亡くなってからは、権力を削がれたな」

「ええ、オモニも亡くなりましたから。
 元との係りも薄くなりました」

「高麗が狙われている」

「理解しています」

「何があっても、命を懸けて高麗の名を守ってくれ」

「!」
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「高麗の名前だけでは意味をなさないが…」

「私にとっては名も大切です」

「民百姓にとってはどういうことになるのか…、
 名前もない国になると単なる属国に成り下がるだけだからな」

「…」

「お願いだから高麗の名を守ってくれ」

「…。
 ところで玉璽は誰が持っているのですか?」

「失くしてしまった…」
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# 笑いました。

「では、戦争の準備を命じた王命書に捺印した者は…、
 ソン・インですね?」

「殺した時に探さなかったのか?」

「持ってはいませんでした」

「ではどうするのか?」

「私が捺印したということにします」

「そんな馬鹿な…」

「血は流れてはいますが、
 元の皇室にとの直接の繋がりが失われたので、
 むしろ私が代わって元の国に行きます。
 まさか殺されることはないでしょう」

「馬鹿な…」

「アバ媽媽がこのまま元に行ってしまうと、
 元では何をされるのか分からないからです」

「…」

「それにこれです」

「何か?」

「落ちていたシャクヤクの花びらです。
 誰かがくれました」
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「シャクヤク…、
 とは…、
 もしかしたらお前の母親の…」
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「お亡くなりになる時に、
 シャクヤクの花を一輪頼んだそうです。
 その花びらです」

「…」
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「…」
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「…」
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# 元からの使節団長(全権大使)がウォンに挨拶したように、
また、ウォンも「久しぶり」だと言ったように、ウォンは元の宮廷で育っていたからです。

# 「失くしてしまった…」 
フビライ・ハンから賜った、とても大切な金印(高麗王の印)のこと。
こんな大切なことを、ボロリと素直に「失くした」と言った忠烈王…、笑いました。

そして、王とワンビとウォンのこと。
家族の気持ちがバラバラで、王が「混血の息子」などと、“反元”のような発言をしていたことについて、
私は原作の設定に無理があるとしました。
しかし、この第39話になってようやくです。
忠烈王は元から姫を娶ったという、いわば“国民向けの”心のわだかまりなのか…、
皮肉屋だった…。
ワンビ(王妃)を愛したのだと思いました。
また、そのような脚本だったと思いました。
これは、
史実からも推測できることで、始めの頃のストーリーの際に記事にしましたが、
“前妻”が嫉妬により、ワンビ(元成公主)を呪詛したという記録があります(1276年12月)。

そして、ウォンとアボジの関係が温かいものに変わりました。
ウォンもアボジの血を引いて皮肉屋なので、むしろケミの波長が調和したようです。

なお、ウォンと王妃のこと。
史実では世子嬪を娶ったのは1292年。
前例によって、ウォンは元からの姫を娶り、ウォンの次男が第27代王になります(1313年)。

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王は愛する 第39話(中) 陰謀の果てに

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(サザンカ@聖天院・埼玉県日高市2017.11.01)

王は愛する 第39話(中) 陰謀の果てに
(昨日のシーンのつづき)

「私を裏切る気なのか? 
 お前を救ったのは私だぞ。
 衣食住を与えて、育てて来た」

「一度も裏切ったことはありません。
 命令に従い、たくさんの人を殺して来ました」 

「これからもそうだ」

「あなたは高麗のためだと言った。
 しかし…」

「あの女を殺せと言ったからなのか?」

「ナウリこそ、元の国に高麗を歯向かわせようとしています。
 国賊です」

「ムソク! 
 そんなことはするな!
 まだお前が必要だからだ。
 世子が来たら守って欲しい」

「俺のアボジはサンビョルチョの特別軍の司令官だった…」

「ああそうだ。
 元と戦って子供を孤児にしたから私が育てた」

「高麗の玉璽を渡して下さい」
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躊躇して、なかなか矢を放てないムソク
近寄ったソン・インはムソクを刺します

「教えただろう? 
 躊躇はするなと…」

「…」
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「…」
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ウォンとサンがようやく近くまで来ました。

「車輪の跡です。
 轍から察するに、未だ遠くには行っていない」
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「立ってみろ。 
 その傷でこんな所まで…」

「大丈夫です」

「いや、俺が一人で行く」

「いいえ!
 もう私は後で隠れてはいません!」

「さあ、解毒剤をくれ。
 胸の血で汚れるじゃないか」
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リンの馬を放って、
「待っていろ。 彼女を連れ帰る」
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意識がないサン…
放置するために海岸に向かって歩くソン・イン

# 意識がないようですが、ここでソン・インの腰にあった金印を抜き取ります。

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リンは歩いて向かう途中、ムソクの遺体を発見。
ここで弓と矢を取ります

ウォンは馬車を発見…

「一人で来ましたね…。
 高麗の王になる人が女のために…、
 ふふふ…」

「サンはどこだ?!」

「死にかけています」

「何が目的なのか?!」

「ずっと、“高麗を飲み込もうか?”と考えていました。
 私が“王と後継ぎを殺そうか?”と…。
 そして私だ!」

「…」

「私がこの国の統率者になるべきかと…」

「お前はこの国を“元”に売るつもりか?」
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「いいや、この国を世子から奪うだけで十分だ。
 私を殺す気ですか?
 アガシはどうします?」

「まずはお前だ!
 その後に彼女を探す」

剣を交えるウォンとソン・イン

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「私の方が武芸は上だ。
 私がこの国を頂く!」
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リンが矢を構えます。

「ワン・リン監察はまだどちらに付くのか決めかねているようだな…?」
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胸の傷で弓に力が入らないリン

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「…」
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しかしここは、息があった二人の以心伝心です
リンの矢が飛び、ウォンが身を交します。

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「…」
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「サンはどこだ!
 言え!」

「…」

「チョハ!こっちです!」
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「…」
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# 撮影現場は草束(ソクチョ)の海岸だとのこと。
大きな岩場です。

「サンや! 目を覚ませ!
 ソファ! ソファや!」
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サンに解毒剤を飲ませて、馬車で帰ります。

「先生!」

「…」
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「一晩中、お待ちしていました」

「ご苦労だった。
 馬車には患者が二人乗っている」

「先にお知らせしたいことがあります」
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これまで、国のためという名目で数々の私利私欲の陰謀を重ねて来たソン・インでしたが、ここでthe end。

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# ロケ地、束草(ソクチョ)の海岸

ところで束草の海岸がロケに使われていたようです。
どうでしょうか、ソウルから高速道路を使っても2時間を要する東海岸の港町です。
高麗の首都・開京からはもっと遠いところでしょう。
開京から江華島(カンファド)までも相当な距離なのですが、韓国のドラマファンはあまり気にしません。
単に美しい自分の国の自然の風景を楽しんでいるようです。

対して、日本人のファンの中でも韓国に詳しい人は、いわゆる“突っ込み”を楽しむ方々が多いように思います。
KJSへのコメントにも散見されます。
私もロケ地の採用、演出には、時代背景に照らして、時間と距離感が合わないのでしばしば違和感を感じるところがあります。
しかし、それは視野が狭いと思うことにしています。
海や山の自然は、島国や半島の国ならではの宝ですからね。

束草
束草(ソクチョ:観光ガイドより)

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王は愛する 第39話(上) 解毒剤と玉璽

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(カツラの木:2017.11.01)

王は愛する 第39話(上) 解毒剤と玉璽~ムソクの良心

今は人がいないウン判府事の元の屋敷
駆けつけたウォンとリン。

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まず、リンは縛られたピヨンを見つけます。

「助けて下さい!」

「何があったのか?」

「世子嬪媽媽とサンアガシが…」

「どこなのか?」

「もとのアガシの部屋の中です」

「!」

「これを!」

「?!」

彼がくれた解毒剤です」

「解毒剤?」

「ええ、陽が沈む前までに飲む解毒剤です。
 日没と共に死ぬと聞きました」
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# ムソクは解毒剤をソン・インから盗んでいました。
最後の“つぐない”なのでしょうか?

ウォンがもとのサンの部屋に入ると、そこにタン

「ピングン!」

「…」
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「ピングン! 話をしてくれ!」

「…」

「なぜここに一人でいるのか?」

「…」

「ピングン! タンや!」

「サンアガシが…、
 アガシが私に代わって毒茶を…」

「!」
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「タンは大丈夫だ!」

「アガシは?!」

「俺が…、
 一人で来いとの伝言があった!」

「誰からですか?!」

「ソン・インだ!」

一人で行くというウォンにリンは、

「また影になれというのですか?!」

「サンが毒を飲まされた!」

「解毒剤を貰っています。
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馬車の轍(わだち)を追う二人

…12歳の時に出会った友が、私に世の中を教えてくれた。
そして、また(19歳で)出会ったのが自由な小鳥だった。
どうも私の方が捕らえられていたようだ。
空は大きくて、友は小さいが…。
いったい小鳥はどこにいるのか?

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馬車の中

「8年前、私のオモニの周りでたくさんの人が死んだわ。
 あなたが殺すように命じたのですか?」

「昔のことで、よく覚えてはいない」

「では思い出して下さい。
 私は8年の間、ずっと思っていました。
 どうしたら良かったのかと思っていたわ。
 それなのに“昔のことで覚えていない”ですか?」

「壁を作るための石と粘土が必要だ。
 それぞれの石の名前を覚えていろとでも言うのか?
 それでは家は建てられない」

「は~」

「大小の家を建てることは私の生涯の楽しみだ。
 そのためには人も必要だ。
 そろそろ日が暮れるから、
 世子嬪は血を吐いている頃だろう」

「…」
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「これまで死んだ者たちに次いで、
 いよいよアガシの番が来たようだ」

「楽しそうですね?」

「ああ、楽しい。
 世子の目の前でアガシが死んでいくのを見たい。
 ああ、それとも、
 死か解毒剤かを世子に選んでもらうのも面白い」

「可哀想な人だわ」

「なぜだ?」

「あなたの夢を私が全部壊してあげるわ」
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サンは血を吐きます。

「馬車を止めろ!」

「…」
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元成殿では、王が亡くなったワンビ媽媽の寝台に寄り添っています。
訪ねて来たイ・スンヒュ

「ついに現れたか…。
 私に反抗ばかりして、追放されたあげくに…」

「追放したのになぜ呼んだのですか?」

「そうであっても、私を理解させるまで、
 何度も来るべきだった」

「そんなに簡単に言わないで下さい。
 いつもおべっかの取り巻きが好きでしたよね?!」

「こいつめ!」

「…」

「ウォンソン(元成)が死んだ。
 ワンビは、私が寝ている時に死んだ…」
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「目が覚めた後は、
 この元成殿にずっといらしたそうですね?」

「目が覚めたら、すべてが終わっていた。
 何もできなかった…。
 奴らは彼女の顔さえも見させてくれなかった。
 私が彼女の死の原因だ。
 私が彼女と結婚して夫になったからか…」

「チョナこそ、死にそうなご病気だったではないですか?
 そう聞いています」

「他には何を聞いたのか?」

「チュサンチョナが元に反対する集団を作って
 密かにワンビ媽媽を殺したと聞きました。
 元成公主がチョナに反対したからだったとのことです」

「なぜ? なぜ私が?!

「国境地帯の軍には戦争の準備をするようにと、
 王命を持った使者を派遣したとも聞きました」

「いったいどこで、誰からそんな話を聞いたのか?!」

「元からの使節が参ります。
 このままだと、これまでの両国の誓約が破棄されて、
 倭国に向かう予定の軍と組織が高麗を征服して、
 高麗は属国になってしまいます(#)。
 元からの使節は、私にその組織の長を任せるためです。
 私には両国の精神的な支柱になって欲しいということでしょう」

「イ・スンヒュ! お前は! 
 この国を私から取り上げるためにここに来たのか?!」

「もしも、そうなると私の寿命は15年も縮まります。
 しかし、
 私の寿命が縮まるのはまったく無駄なことです。
 ですから、チョナ…。
 チョナにはこの国の救世主になって貰いたいのです

# イ・スンヒュ師匠が言うように、冊封国は“属国”ではなく、独立国家としての主権が認められていました。

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サンがタンの代わりに毒茶を飲んだことを知ったソン・イン

「どうも計画通りにはならなかったようだわね!
 面白いわ…」
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「…。ムソク! 
 解毒剤はどこだ?!」
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「私が持ち出しました」

「戻せ!」

「もう彼女に渡しました」

「何だと?!」

金印を頂きたいと思いましたが、
 機会を失したので、代わりに解毒剤を頂きました」

「!」

「高麗王の金印を下さい」
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(このシーンつづく)

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ソン・インだけでなく、ムソクも“毒茶を飲んだのはタン”の方だと思っていました。
そこで、ムソクはピヨンに、世子嬪のために解毒剤を渡した。
ムソクの良心が目を覚ましたようです。

ところで金印という言葉が出ましたが、当時の国王の印はフビライ・ハンからの賜り物です。
忠烈王は1278年の即位4年後に金印を貰っています。
また、このドラマの現在時点は1296年で、前年にフビライ・ハンは亡くなっています

なお、ソン・ジナ作家は『信義』の際には、金印ではなく玉璽(ぎょくじ:オクセ)という言葉を使っていました。

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王は愛する 第38話(下) 自己犠牲

サクラ(陽光種)と月
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(2017.11.02 夕方6時)
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(昨夜の11時:今日は満月です)

王は愛する 第38話(下) 自己犠牲~限りない愛と友情

5~6人の男が待っているところで城門を出たとの報告を聴くウォン
サンが拉致されました

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リンが現れます

「お辞儀はいらない」

「…」

「大丈夫か?」

「まだ痛みます」

「俺は謝るべきか?」

「公平な戦いでした。
 私の刀が滑り落ちました」

「ふん」

「ふん」

「リンや。 どうも胸騒ぎがする。
 怖いんだ…」
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ソン・インはサンを、もとのウン判府事の屋敷に拉致しました。

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また、タンはピヨンと共にやって来ます。

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お茶を二つ…

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「ここで何を…? なぜ縛られて…?」
(タン)

「何をする気ですか?!
 なぜ世子嬪をここに?!」

「!」

「触れるでない!世子嬪媽媽だ!」
(サン)

「落ち着いて…」
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宮殿には矢文

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ソン・インはまずはお茶を注ぎます。
そして、毒を出して…、

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「お茶にはこれを入れる」

「何のことなの?」
(タン)

「この人は狂っているわ」
(サン)

「ははは、そう通りだ。
 この毒は私が好きだった女が調合したものだ。
 痛みはないが、少しずつ内臓を侵して、
 終わりには肺の機能が停止する」

「!」

「これはとても優しいおもてなしですよ。
 さて、私の3番目の計画を聞きたいかな?」
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サンは考えた上で言います。

「世子嬪媽媽が最初に毒が入ったお茶を飲んで下さい」

「?!」

「媽媽はこんな男と一緒には一日たりとも生きてはいられません」

「…」

「だから、すぐに死んで下さい」

「…」

「世子嬪としての名誉を守るためです」
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「待って下さい、サンアガシ…」

「お願いです!」

「ではサンアガシが世子嬪の後釜になるつもりなのか?」

「ええ、だからです」

「これくらいの量で十分だろう。
 毒薬にはあまり詳しくないが…」

「…」

「止めて下さい。
 私があなたに何をしたというのですか?」

「…」

「お陰で、来世では良き姉妹になれそうです」
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チン・グァンがサンとタンが向かった場所を伝えます。

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二つの茶碗の片方に毒を入れるソン・イン
まずはタンの茶碗

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サンは目線でソン・インとムソクを外に向けます
そして、茶碗を入れ替えます

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「心配はありません。
 痛くはないとのことです」

「…」
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…他の人にとっては夢のような、とても貴重な人たちと私は出会った。
私はとても愛された。
それだけでも十分だ。

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https://www.youtube.com/watch?v=SsSAV-GtjII&index=4&list=RDZSsF84BPlXM

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「恋は失恋に終わるかもしれないが、友情は永遠だ」(『一人酒男女』)
しかし、
友情のために自分を犠牲にする(毒をあおる)ことに、ドラマだと思って最初は現実味を感じませんでしたが、思えば彼女の大変な決断だった…。
ソン・ジナ作家はそこのところを描こうとしたとのことです。

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王は愛する 第38話(上) サンはどこに?

王は愛する 第38話(上) サンはどこに?

アガシはどこなのか?

サンは風呂敷包みを置いて出ました。

「サンアガシはこの包みと銀をくれて、
 旦那が少しでも長くここで休養できるようにとのことでした」

「…」

「そして、“7年間のうちに戻ってくるから”との伝言でした」

「…」

「一時(いっとき:2時間)前に出かけられましたから、
 まだ間に合います」

「いいや、彼女は俺よりも道を知っているから、
 逃げようと思えばどこにでも行くことができる。
 探しても無駄なんだ」
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忠烈王は元気を取り戻して食欲も戻ったようです。

「ずっと寝ていたようだな。
 たくさんの夢を見て来た…」
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早速こびを売るソン・バンヨン

「なぜム妃は見かけないのか?」との質問にも、
ぺらぺらと、「世子が一刀のもとに殺しました。ワンビ媽媽の死に怒ったからです」と。

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ワン・ヨン(大法官)は、
「ワンビ媽媽は病気に苦しんでおられました…」

「私の質問に答えろ!
 この男が言っていることが信じられないからだ!」
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「隅々まで調べました」とサンがいなくなったことで、ウォンは捜査を命じていました

「二時(4時間)ほど前に南門を出たとのことです」

「おそらく、船着場だろう。 追ってくれ!」

「御意!」
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サンとウォン

「世子チョハだと分かるまでにいろんなことがあったわ。
 それまで知らないことばかりだったのです」

「何が?
 この開京ではあんなに振る舞った女はお前だけだった。
 アバ媽媽ですら、パンマル(ため口)では話をしなかった。
 元の皇帝だってそうだ」

「恨みに思っているのですか?」

「そうかな? でも、もう全てを許す」

「…」

「俺はお前を頼りにしていたからだ」

「…」

「この国で、もたれ掛かっていた女はお前だけだ」
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「滑るぞ」

「助けてくれる?」

「いいや、俺はひねくれている」

「…」

「ソファや。
 世子だと分かるまでの俺たちはどうだったのかな?」

「知ろうが知るまいが、同じだわ。
 とても好きだった
 そして、あなたとリン監察のことを羨ましく思ったわ。
 それまであんな友情を知らなかったから仲間に入りたかったわ」

「…」
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「それに私が欲しいと思っていた物をいつも…、
 前もって何でもくれたわ…」

「それで?」

「どうやって頂いた方が良いのか分からなかった」

「俺もどうやってあげるのが良いのか分からなかった」

「俺はお前を俺の鳥籠に入れようと思った
 それに、遠くに連れて行きたいと思った」

「そうしたいと願っていたかもしれないけど、
 この国ために生きる人だわ」

「とても愛おしかった」

「チョハ…」

「んん?」

「ずっと元気でいて下さい」

「突然、年上の女みたいなことを言い出すのか?」

「…」
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サンはウォンを抱いて…。

「何をするのか?」
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「このままじっとしていて下さい」
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「…」
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ソン・インとムソク

「ワンビも逝った。
 ワン・リンも逝った。
 もう何も心配は要らない。
 残るのは二人だけだ」

「ナウリ…」

「まだいるのか? あの娘を連れて行け」

「ピヨンをどうすれば良いでしょうか?
 判府事の下女でした」

「そんな名前すら知らない」

「どうしますか?」

「すでに命じたはずだ」

「殺しますか?」

「証人が生きていると、先々が危なくなる。
 何度も言ったはずだ」

「殺しますか?」

「ああ、そうだ。
 お前が殺せないなら、他の者にやらせる」
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まだ目が覚めないムソクはピヨンを利用します。

「言う通りにすれば、サンアガシを救えるの?」

「…」
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ピヨンは「ウン・サン アガシからの伝言です。“世子嬪だけに伝えて欲しい”とのことです」と。
タンが狙われます

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「なぜアンアガシが来ないの?
 私は勝手にはここを出られないわ」

「アガシも宮中には戻れないからです」

「なぜなの?」

「世子チョハの目には触れることができないからです」

「どういうことなの?」

「どうぞ、ご自身で聞いて下さい」

「変だわ。
 なぜ宮中外で会わないといけないの?」

「誰にも言ってはいけないことだからです」
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「とても変だわね」

「…」

「…」

「サンアガシが妊娠しているのです」

「!」
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ウォンとは別れの挨拶だったのでしょうか?
あのあと、サンがいなくなったようです

さて、恨みを持っているソン・インが、また卑劣な手に出ました。
高麗武士といえばやはり剣と剣の武術での戦いなので、
毒を操る男がとても卑劣に見えます。
『信義』の終盤も“毒と解毒剤”で、“毒を以て毒を制す”でした。
例えばトリカブトのような毒であっても、
使い方では劇薬として最後の手段となります(『亀巌ホジュン』)。
それにしても、プヨンの口から“サンアガシが妊娠…”などと…?
第1話でサンを守ったプヨンとは思えず、なぜが違和感が湧きました。
(原作なのか脚本なのか、どちらにしても陰湿です)

なお、毒薬が朝鮮王朝時代にも多用されて、27人の王の3分の1の死因に関係していたともされます。

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王は愛する 第37話(下) 友への手紙

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(色づくナナカマド:2017.10.31)

王は愛する 第37話(下) リンからの手紙

リンのことが心配で金華亭に来たウォン

「俺がリンを切って殺すところだった」

「傷は浅いわ。
 わざと深くは切らなかったようだわね」

「8年前、俺も盗賊たちのことを見ていた。
 早くに役所に連絡しておけば、
 お前のオモニは死なずに済んだかもしれない」

「いつかは起きたことかもしれない。
 世子は悪くはなかったわ。
 むしろ問題は、
 世子が師匠を訪ねて来た時に私に声をかけて、
 次に、
 開京に来る時にはここに寄るようにと言ったことだわ。
 3点目は私を友達にしたことだわ」

「それで?」

「私の心は開いたわ。
 あの時までずっと固く閉じていたのに…」

「…」

「ここに座ってよ」

「嫌だ」

「どうして?」

「嫌だからだ」
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サンは手紙とリストを渡します。

「何だ?」

「ワン・リンが友達宛てに書いた親書だわ」
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「話がある時は顔を合わせて、口頭で伝えるものだ」

「ではもう必要ないでしょうね!」
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「おいおい!ちょっと!」

「…」

「…」
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「…」

「…」
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ボヨンが切られてからは、自責の念なのか、悲しさなのか、それとも未練なのか…
復讐しか念頭にないソン・イン

「王を作る替りに、尊敬するだけにして、
 あなたが王になれば良いと言ったよな…」

「…」

「だから、まだ未熟だと言った」

「…」

「王になるということは、
 この世の全てに勝たないといけない。
 しかし、王を作るということは、
 ただ王だけに勝てばよいのだ…」
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独り言が多くなるソン・インの態度を見て、いぶかるソン・バンヨン
イ・スンヒュ師匠を訪ねます。

「お休みですか?」

「ワン・リン監察を世子が切ったと聞きました」

「監禁されているのになぜ知っているのですか?
 誰からの情報ですか?」

「耳が良いからです」

「世子は、王の周囲の者を全部まとめて何とか処分しようとしているように思えますが…」

「そうしてどうなるのでしょうか?」

「どうも大きな恨みを持っているようで…」

「彼の女だったム妃を世子が殺したからでしょうね?」

「わ~、何でもご存知で…」

「耳が良いからで…」

「“世子の周囲の者を世子の目の前で殺す”と言い始めているのですよ」
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どちらに味方すれば良い物かと相談

「王は誰でも構いません。
 今持っている財産の全てと、将来も増やすことだけですからね」

「あ~」

「先生のような学者は資産ではなくて、
 目には見えない名誉ですよね?
 でも我々の欲望というものは一緒ですよね?」

「…」
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リンからの手紙

…世子チョハ
私が最初にお断りしておきたいことは、
議論したいのではなく、
私の説明を理解して欲しいということです。
手紙に付記した者たちの名簿は、
影で権力を持つ者たちで、
チュサンチョナの味方でもありません。
ただ、高麗での勢力を維持したい者たちです。

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…自らの私利私欲のためには、
お仕えする者は誰であっても構わないのです。
ただ、操りたいだけです。
世子チョハは賢い方ですから分かると思いますが、
彼らは世子に対して、
“混血”という理屈を持ち出して、
思い通りにならない世子に反対しているのです。

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…世子が成人してからは、
いつでもお世継ぎになることができるので、
私のような簡単に操れるものを王座に就けたいと思っているのです。
私がこうしてかろうじて生きていることができるのは、
世子の対抗勢力としての価値があるとして利用されているだけです。
私はいつまでも護衛として御傍で仕えることに誇りを持っています。

「…」

…しかし、私は世子の心にいる女性を愛してしまいました。
愛すれば愛するほどに、恋慕の心で絶望するほどに苦しくなりました。
自分を失ってしまった今は、死に値します。
しかし、もしも生き永らえることができるならば、
私はどこか遠くで暮らしていきたいと思います。
忠臣、友達も、ここまでにしたいと思います。

「…」
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リンの容態

サンは御医から痛み止めを飲ませているから寝ているだけだと聞いて、
「もう大丈夫だということだから、
 私は必要ないと思うわ。
 でも悲しい…」

「…」

「こんなだったかしら…。
 覚えておかないといけないわ」
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「…」
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朝になって

リンの方が先に目を覚まします。

「夢だろうか…?」
そしてまた眠りに…。

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起き上がった時にはサンはいません。

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朝に招集した堂上での会議

「世子チョハ!」

「朝早くからの会議にもかかわらず、
 皆が集まったようだな」

「…」

「まず、これから読み上げるのは、
 問題の名前の者との関係者のことだ」
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「さあ始めよう!」と、全員を逮捕

「誰の名も口外しはならない。
 この件は秘密裏に宮中外には出さずに、
 すぐに投獄しろ」

「!」

「ただし、
 “世子は朝から晩まで家臣と飲んでばかりだ、
 大変なことだ”という噂は流しても構わない」
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そして、長い眠りから忠烈王が目覚めます

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1295年、ウォンは忠烈王に代わって政治を代行しました(史実)。
高麗の王たちの後期の歴史では、王が元を訪問するために国を空ける際には、国の統治者として世子を代行させていたようです。
ドラマでも、“代行をさせる”という元の皇帝フビライ・ハンからの指示が使節団を通じてありました。

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王は愛する 第37話(上) 半径50センチ

キム・ジュヒョクさんの訃報…。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
http://jumong007.blog133.fc2.com/blog-entry-2262.html

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(試験管を手にする野口英世像:上野公園2017.10.18)

王は愛する 第37話(上) 近づけない距離~半径50センチ

サンの目の前でウォンに切られたリン

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「!」
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忠烈王は王宮に戻っています

「心拍が安定しました。
 サンお嬢様が持って来てくれた解毒剤が、
 まさに的確な薬だったようです」

ウォンが解毒剤の瓶に手を出そうとすると、大法官がそれを先に手にして、
「御医が言いましたように、
 毒がチョナの体内に累積しているようです」

「なぜ解毒剤を隠すのか?」
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「私たちは長い間目が曇っていたようです。
 だからこのようなことが起きてしまいました。
 ワンビ媽媽がいらした時には…」

「オマ媽媽の護衛を殺し、
 オマ媽媽を死に追いやったのはアバ媽媽ではなかったのだな?」

「ええ、違いました」

「違ったとしても、私が怒りで葬り去ると心配して、
 解毒剤を取り上げたのか?
 それとも王座に就くのを威嚇するのか?」

「あえて言いますが、
 チュサンチョナはワンビ媽媽のことを慈しんでおられました」

「ふん!」

「愛というものは表現が難しいもので、
 深すぎる愛は憎しみとも似ています

「そなたの息子は私の怒りが怖くてアバ媽媽を隠したのか?」

「…」

「だから、息子のために屋敷に匿い、隠したのか?」
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「これが初めて…、
 初めてアバ媽媽の手を握ったようで…」

「…」

「なんと大きな手なのか…」

「…」
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「アボジの取り巻き達をずいぶん排除して来ましたが、
 切っても、切っても残党がいるから、もう疲れました。
 なぜでしょうか?
 アボジは誰も信じなかった。
 そして、取り巻き達にはお互いを戦わせてきた。
 勝った犬にはちょっとだけ肉を与えるように…、
 民から取り上げた土地も褒美だった」

「…」

「しかし、アボジ。
 私は仲間のほんの少ししか切らなかったのに、
 もう誰も残ってはいない」

「…」

「しばらく私はここには来ない。
 それにこれまでの禁止令も解くから、
 自由に息子や娘と会って下さい」
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リンは金華亭に運ばれていました。

「運よく傷は深くなく、急所を外れていました。
 ただ、出血が多かったので…」

「どうしたら良いのでしょうか?」

「待つだけです」

「どこに行くのですか?」

「手を尽くしましたので、今夜はもうこれまでです」
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「見た目よりも弱かったわね。
 傷は深くなかったようだわ。
 そんな顔色で紫の唇で…、
 そんなんで国を守れると言うの?」
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「今夜は私が付いているから、ゆっくり寝てね。
 朝になってニワトリが鳴くまで…。
 それまで私が見ているわ」

「…」

「しかし、なぜあんな…」
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ウォンとキム・チャンス

「なぜだろうか?
 わざと切られるようなことを…?」
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「世子はあなたを殺すことはないと思っていたからでしょう?
 力ずくではないことを信じていたからでしょう?」

「…」

「私たちはずっと一緒だったからね…。
 何も知らなかったから、どれほど怖かったか…。
 最初はびっくりして死にそうな思いだったわ」

血が付いたリンの上着から書簡が落ちます

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# 手紙の中には反逆者たちのリストがあります。

引き連れられたピヨン

「ムソクが私の配下だと知らなかったのか?」

「知りませんでした」

「泣くな。 私は悪い人間ではない」

「はい」

「お前のアガシが危ない」

「アガシはどこですか?」
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「アガシを救うためにやってくれるか?」

「どこですか?」

「この国の世子がアガシを落とし入れている。
 アガシとワン・リン監査が相思相愛だからだ。
 昨日は世子がワン・リンを切った」

「は!」

「その前には、チュサンチョナの側室も切った」

「はっ!」

「この国の世子は狂ってしまったようだ」
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金華亭に来たウォン

サンを見て、
「こんな遅くまで何をしているのか?」

「待っていました」

「誰を?」

「世子が来ると思っていたからです。
 傷つけた人のことが心配な筈ですよね。
 今夜中には来るだろうと思いました」

「そんなわけではない」
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「いいえ、そうです」

「容態は?」

「出血が多かったのですが、大丈夫です。
 よくお休みです」

「…」
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「この道、この場所を懐かしいと思わないですか?」

「…」

「オモニが亡くなってからの私は、
 人との関係を断ち切ろうとしていたわ。
 師匠も“この距離からは出ないから、
 この距離には近づくな”と言っていたのに、
 私は約束を守らずに二人に近づいてしまったわ」
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これは三角関係のドラマではありません。

たとえば『ファッション王』のように、20代の2人の男性が女性を求める時、女性が両方にふらつくとドラマが複雑になりました。
男性は身勝手で欲しがりなので、女性の軸が揺れるとドラマが揺れました。
サンの気持ちが明確ではなかったので揺れましたが、ここに来てサンは明確な軸を持ったようです。

男性が品格を持つのは40代なのでしょうか?
『紳士の品格』は41歳になった4人の男たちのドラマでした。

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イム・ユナ

Happy Halloween !
今週末は満月です。
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# 『王は愛する』第9週の放送分までアップが終わったところで、今日は休憩です。

https://www.youtube.com/watch?v=vPlvthyWhCM

Kstyle News(エンタメ)から以下コピペしています。
(写真には編集を加えています)
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真っ赤な太陽だった。
ユナが現れると、すぐにあっという間に周辺が明るくなり、ユナの笑い声によって空気は活力を取り戻し、世界がその時始めて生き生きと目を開いた。

ユナがインタビュー会場に入る。
太陽より熱い笑顔を浮かべて。
少女時代のメンバーであり、女優として新たなフィルモグラフィーを構築しているユナだ。

「エンディングですか? 多分リン(ホン・ジョンヒョン) とサン(ユナ) を応援された方にはハッピーエンドで、ウォン(イム・シワン) とサンを応援された方はちょっと空しく感じられたようです」

19日に韓国で放送が終了したMBC「王は愛する」(脚本:ソン・ジナ、演出:キム・サンヨプ) は、ユナにとって初めての時代劇だった。
「簡単ではないジャンルで、出演前の悩みが多かった」というユナが演じたウン・サンは、その役どころもまた簡単ではないのは同様であった。
ワン・ウォン(イム・シワン) とワン・リン(ホン・ジョンヒョン) に同時に愛されたが、この愛がかえって破局のきっかけになったためだ。

「多くの方々がサンが誰を愛したのか心配していながら、苦しんだことを知っています。私も最後の方になって台本を見て『リン・サン(ワン・リンとウン・サン) だな』と知るようになりました」

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ソン・ジナ脚本家の脚本が3人の三角関係に過度に執着して、2人の男に向かったウン・サンの感情は曖昧に描かれてしまった。
このせいで視聴者たちはキャラクターの感情の動きに沿ってついて行きにくかったが、これをバランスを保ちながら演じなければならないユナにとってもやはり、難しい作業だったことが明らかだった。

それでも「ウォンは友情として愛した男性、リンは男女としての感情を注いだ男性」と、表現するのに集中したというユナは、「『王は愛する』を通じて多くの経験をして、成長することができた」と感謝の気持ちを表した。

「多くの方々が視聴率が残念じゃないのかと聞きます。もちろん結果がよければ嬉しかったでしょうが、視聴率は本当に(どう出るか) 分からないもののようです。それでも私は感情の動きが多様なキャラクターを演技してみれば、私に良い経験になりはしないかと思いました。今はどのように成長したのか感じられなくても、次の作品をすることになれば『王は愛する』をしながら培った経験が出てくるのではないかと思います。もっと上手くすることができる力です」

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演技は2007年に韓国で放送されたMBC「9回裏2アウト」を皮切りに、今年で10年目だ。これまで多くの作品に出演しながらも演技力で良い評価を受けられなかったが、昨年韓国で放送されたtvN「THE K2」をはじめ、映画「共助」そして「王は愛する」を経てはじめて、大衆の評価にどんでん返しが起きている。

「挑戦し続ける姿を見て、よく思われたようです」として照れたユナは、大衆に名前を知らせた決定的作品KBS 1TV「君は僕の運命」の話が出てきた時には笑顔を浮かべた。

「以前は年配の方が、『セビョク』(『君は僕の運命』でユナが演技した女性主人公の名前) と呼んでくださいましたが、この頃は『少女時代のユナ』としても気づいてくださるので、また感謝の思いです」

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デビュー10年。
インタビューをする間、もしかしたら今の時点がユナにとって大切なターニングポイントになるかも知れないという感じがした。
明け方の太陽のように、私たちが10年間知り合っていたユナでない、また別のユナが徐々に見えてきている理由だ。

「デビューする時にも『10年後の姿はどうだと思いますか?』という質問を受けました。時間が流れて成熟した姿もあったりするでしょうが、その時や今も大きな差はない感じです。『すでに10年も過ぎたんだ』と思い、時間が本当にはやく過ぎたようです。ただし、これまでの10年はよく送ってきたようで、満たされてうれしいですね。10年後にもインタビューをした時、そのような感じがあったら嬉しいです」

太陽のようだったユナが、暖かい日差しのように笑った。
ある日突然髪をバッサリ切って、新しい作品で現れても驚かないでという配慮の微笑のようだ。

「短い髪ですか? 髪のキメが痛んで切りました。活動する時は、『似合わなかったらどうしよう』と思って切れませんでしたが、今回切ってよく見ていただいて本当に良かったです」

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元記事配信日時 : 2017年09月20日08時01分
記者 : イ・スンロク、
写真:ユ・ジニョン

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Author:ユーモン
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