レッドカーペットの映画

# 史劇にはたくさんの登場人物が出てくるのも当然。
しかし、たくさんのK-popスターたちが出演した『一人酒男女』を紹介した際には、私の年齢にもそぐわず、またKJSをご訪問のドラマや映画の“通:ツウ”の方々には、
「ドラマ選択の間違いです。 ご容赦ください」の気持ちでした。

個人的には“英語の勉強(英文字幕翻訳)”だと我慢していたのが実情です。
そうしたこともあって、、
映画にはあまり多くの登場人物もないので、今月は聞こえるハングルと日本語字幕でのセリフを拾いました。
英語からはOFFでしたが、感情移入ができてOFFを楽しみました。
明日からは英文字幕のONに戻ります。
楽しみに待っていた『青い海の伝説』です。

なお、『一人酒男女』を酷評してはいますが、ドラマ背景のお陰で先週は、舞台だった鷺梁津(ノリャンジン:地下鉄9号線駅)から近いのですが汝矣島(ヨイド)の“63ビルディング”まで、あえてタクシーで行ってみました。
チョン・チェヨンが“国家公務員試験に合格したら、漢江クルーズで見てみたい”と言っていた高層ビルだからです。
このビルの地下には『青い海の伝説』のロケに使われた“水族館”があります。
(水族館はすぐにでもドラマの中で紹介します)

(63ビルディングが見える鷺梁津駅からの撮影)
noryan1.jpg
(鷺梁津駅 2016.11.24)

映画への視点

以下は、Kstyle News より

『愛してる、愛してない』
“何も言わずに見送ることは出来ない”
(ヒョンビン)
(10asia 2012年07月18日)

「やり直せたら変われるのかな?」すでに別れたか…、別れを控えているすべての恋人たちを躊躇わせるこの古い質問。
たった今、別れを告げられた彼(ヒョンビン)と彼女(イム・スジョン)も同じだ。
“浮気した妻の荷造りまで手伝うナイスガイ”の彼は、妻のコーヒーカップまでエアキャップで几帳面に包んで、忘れものはないかと聞く。
何事もなかったかのように男ができて家を出ると宣言した彼女は、むしろその“思いやりでない思いやり”に憤りを覚える。

映画「愛してる、愛してない」は既に数多い話題の要素が賑やかにさせた。
未だに続いている“ジュウォンアリ(恋の病で寝こむこと)”の主人公ヒョンビンとイム・スジョンの主演に、久しぶりの新作で第61回ベルリン国際映画祭の競争部門に進出したイ・ユンギ監督まで。
しかし、この華やかな外皮をすべて取り払っても、映画そのものの魅力は十分にある。
台所の片隅まで思い出で満たされた空間が、財閥3世や初恋を探す女性という保護膜なしに、裸で別れを演じる俳優たちの才能でいっぱいに溢れそうだ。
以下は1月20日に制作報告会を行った映画「愛してる、愛してない」の主演俳優と監督の記者懇談会の内容である。

hyonnbin.jpg

Q:
―出演者たちがノーギャラで演じたと聞いたが。

イム・スジョン:
ノーギャラのことを前向きに考えて頂いてありがたいのですが、そんなに大きく語れる部分ではないと思います。
私たちだけでなく、参加したスタッフたちも心を一つにして映画を作ろうとしたんです。
韓国映画の多様性のために凄く頑張っているし、苦労する制作者や監督がいるにもかかわらず、制作環境が改善されなくて残念です。
その方々の情熱に映画を愛する一人として、少しでも役立ちたいという気持ちで参加しました。
今後もこういう機会があれば参加し続けたいし、いつにも増して楽しく撮影しました。

ヒョンビン:
イム・スジョンさんが話したように、俳優たちが様々なジャンルと素材の映画に出演して演じることは、とても幸せなことです。
「愛してる、愛してない」も素材がとても面白かったし、情熱に溢れる人々が一丸となって作った映画なので、僕もその仲間に入りたくて参加しました。
お金の話は別にして、映画を作って演じるということが改めて楽しくて嬉しかったです。
映画もそうだし、ドラマもそうだし、あらゆるジャンルにおいて俳優たちが良い環境、良い素材を持って演じられるようになって欲しいです。

「他の映画で再共演したい」


―劇中で男性主人公は妻が「別れる」と言う時、すごく平静に見送る。そんな状況は簡単に没頭できたのか。

ヒョンビン:
彼というキャラクターを演じて、自分にもあんなことが出来るのかと疑問を投げかけてみたけど、そこまでは出来ないと思います(笑) 。
その気持ちを少しは理解出来そうですが。
本当に愛してるなら見送ることも出来るという仮定の下で演じたし、実はそれより大変だったのは、表現せずに感情を抑え続けなければならないことでした。
さぁ…100パーセント理解出来たと言えば嘘になりますが、ある程度は理解出来たと思います。


―実の恋人や妻から一方的に別れを告げられた状態で、彼女の荷造りまで手伝うことが出来るのだろうか。

ヒョンビン:
いいえ、僕には出来ません(笑) 性格的に心の中にある気持ちや感情をいちいち全て表すタイプではないので、彼に似ているところはあるけれど、それでもある程度は話をすると思います。
正直、引き止めたかったら引き止めると思うし。
それに、見送ると決めたなら、荷造りは自分でやらないと(笑)


―イム・スジョンの場合、劇中の彼女のように、実際に誰かとそのように別れた経験はあるのか。

イム・スジョン:
未婚でもあるし(笑) 恋愛をしてもそうやって愛してる人に…とにかく彼女は勇気のある女性です。
新しい人ができた、別れると彼に話すところが。
私にはそういった経験はありません。
だから、どう演じればいいのか悩みもありました。
劇中で彼女は、別れると心に決めてもまた揺れて、また彼に妙な同情みたいなものを感じて、別れるべきかどうか悩み続けます。
これといった答えをこの映画で下すというよりは、恋をしてその中で生まれる様々な感情、あれもこれも出来ないような愛の一部分を演じました。
もちろん容易ではなかったけど、再び愛について感じるようになりました。

imu sujonw


―カン・ドンウォン、Rain(ピ)など、年下のイケメン俳優たちと共演しているが、今回はヒョンビンである。俳優としてのヒョンビンの魅力を語るとしたら。

イム・スジョン:
良い俳優さんと何度か共演したが、ヒョンビンさんは他の映画に比べて撮影期間が凄く短かったのに、終わる時は寂しいくらい息もぴったり合って、現場で一人の人間として見てもとても繊細な方です。
相手役に対しても良く思いやる素敵な男性で、俳優としても深い感情をやり取りして共感できる俳優です。
いつかまたチャンスが来れば、一緒に演じたい素晴らしい俳優ですね。

ヒョンビン:
僕もこの作品がすごく短い間に終えてしまって、とても残念でした。
ようやくお互いの心の距離が近づいてコミュニケーションが取れるという最中で終わってしまったので、非常に残念でした。
他の映画でまた共演したいです(笑)

kc.jpg

「第三の主人公は“空間”」


―最近、ヒョンビンが海兵隊に志願して入隊することが大きな話題になっている。

ヒョンビン:
この質問には一言だけ答えることにします。
このような場でプライベートなことを繰り返し言うと、一緒に作品を作った方々に申し訳ないので。
まず、韓国人男性なら誰でも果たすべき義務の中の一つで、正直、この年で入隊することになって恥ずかしいことでもあります(笑) そのため、静かに入隊したいです。
多くの方々が僕の選択に関心を持ってくれて、応援してくれることは本当に有難いですが、恥ずかしいほど大きくなってしまったようで照れ臭いです。
韓国の男としての義務を果たして来ます。


―海兵隊志願、SBS「シークレット・ガーデン」の成功、ベルリン国際映画祭進出など朗報が続いているが、その中で最善の選択を選ぶのなら。

ヒョンビン:
僕の選択ではないですが、映画祭に招かれたことが一番嬉しいです。
若い年齢で世界3大映画祭のレッドカーペットを踏めるチャンスが来たということが光栄です。
それが一番嬉しいです(笑)

okujyou.jpg


―男女が別れるまでの数時間という短い時間、限られた空間で彼らの感情を見せなければならなかったが、演技以外に特別に気を遣ったところはあるのか。

イ・ユンギ監督:
主人公は男女のキャラクターだが、彼らが共に過ごした空間が第三の主人公です。
限られた空間でもあるし、その中にそれまでの思い出と記憶が積み重なっているから、そういったものが映画の中で自然と観客に伝わるよう努力しました。
その外には、映画の中で雨がずっと降っているのですが、その雨がすごく大事な要素だったので、雨に多く気を遣いました。
実際、観客にどう伝わるかは分かりませんが、様々な小道具にも俳優はもちろん、スタッフにたくさん助けてもらいました。
画像を見れば、見つけることが出来るのではないかと思います。


―これから映画を観る観客へ最後に一言。

イ・ユンギ監督:
映画は完成することに意味があるようです。
完成した後、その映画が公開されてどんな商業的な結果を生もうと、有名な映画祭に行こうと、それはその後の映画が持つ一種の運命だと思います。
幸いにも「愛してる、愛してない」は良い状況を迎えているようです。
さらに良い結果が出ると良いが、今でも嬉しくて満足しています。
ある者はベルリンに行って受賞するのかどうかを聞いてくるが、それはもの凄くダサい質問です。
映画祭に行って受賞するのはボーナスみたいなもので、受賞出来なかったからといって失敗したというような記事は書かないで欲しいです。
それに、わざわざ言葉にしなくても、映画制作の環境は最悪の状況に向かっています。
そんな状況で誰でももっと様々な映画を見たい欲求があるはずなのに、それが出来る状況が段々なくなっているようです。
必ず私たちの映画を見て欲しいと言っている訳ではないけども(笑) そんな状況で制度的に意志を持つ方々がたくさんいないといけないのに、以前よりそうではないということが残念です。
私たちが京畿道(キョンギド)G-CINEMAの支援を受けたように、もっと投資が行われて、観客たちもさらに目新しい映画を観るチャンスがあればと思います。

にほんブログ村テレビブログ韓国ドラマへ
1週間のランキング@「にほんブログ村」

mizu.jpg

結婚から別居または離婚に至る境界線に立たされたの二人でした。
演じるヒョンビンもイム・スジョンも未経験の世界なので、本当の心理状態を知らない。
しかし、荷造りの手伝い、コーヒーの味、パスタ作りなどがこれまでの二人の生活を描き、共演の雨と猫が境界線の中に二人を引き留めるようで、カメラワークも良かった…。

なお、今回のインタビューではマイナーな映画製作の実情を知ることができました。
とくにOSTがあったわけでもありません。
しかし、雨の音、水の音、料理する時の音が効果的でした。
これも空間の音楽だったようです。

この芸術性の高さでしょうか?
ベルリン国際映画祭にノミネートされたということは誇らしいですね。
先の特別ドラマ『遠い路』と、この『愛してる、愛してない』は大切にKJS内に保存したい2作品です。

# 末筆になりますが、地味な作品にもかかわらずKJS(私にとっては本当にとても大切な作品)でのアップに、思いもよらなかった“拍手”と“クリック”を頂戴しました。
訪問者の方々に深く御礼申しあげます。
なお、一人の(鍵コメでの)訪問者の方にコメ返でエールを送るつもりでコメント欄を書いてきました。
「サランへヨ…」

# 明日からドラマ『青い海の伝説』(全20話)をアップします。
111e_201611190909215ff.jpg

にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ
1週間のランキング@にほんブログ村
スポンサーサイト

愛してる、愛してない (5) クェンチャナ

datch slope
(オランダ坂:2016.09.20 @ nagasaki city)

(坂の下のホテル)
monter.jpg

monter2.jpg
(ホテル・モントレ:2016.09 @ nagasaki)

『愛してる、愛してない』(5: おわり)

「大丈夫?」

「ああ、僕は大丈夫だ(ケンチャンケッソ)」

「作ってくれる?」

とレストランを諦めてパスタを作りだすふたり

ヨンシンはまずタバコ

333_201501020755038be.jpg

ジソクはパスタをお湯と塩で茹でるところから

333a_201501020755025ef.jpg

ナスとズッキーニをカット

333b_20150102075502b84.jpg

彼女は2階のベランダ
# 降り注ぐ雨が助演です。

333c_20150102075501dd2.jpg

ジソクは熱したフライパンを手に

オリーブオイルを入れて、スライスしたニンニクを入れて、ニンニクがキツネ色になったところで、ナスとズッキーニ。

333cc.jpg
# フライパンにはニンニクと先にズッキーニ、その後にナスとトマトです。

ヨンシンは皿を用意して

333d_201501020755009b8.jpg

茹でたパスタを運び、オリーブオイルを足して、

「仕上げるからタマネギを切って…」
333e_201501020801332f4.jpg

「何に使うのか?」

昨日、茹でたポテトに混ぜてサラダを作るわ」

「ああ」

「…」
333g_20150102080131f37.jpg
# 彼女の手さばきも良いです。

タマネギを切り始めるジソク

333f_2015010208013268c.jpg
# 玉葱だけのせいではないようです。

「目にしみるのね」

「ああ。これはきつい」

「ロウソクを忘れていたわ」

「もう終りだから大丈夫」

「じゃあ、目を洗ってきてね」

「…」
333h_20150102080130f09.jpg
# 最後の共同作業だと思うと辛いはず。

ジソクは洗面所で目を洗います…。

333k_201501020801308ba.jpg

ヨンシンがパスタを仕上げる頃

333m_20150102080129c7c.jpg

「!」
333p_20150102080935103.jpg

子猫が出てきて、アンチョビの缶に口をつけます

333n_201501020809352d3.jpg

洗面台のジソクに、水の音、雨の音
嗚咽に変わります。

「…」
334_201501020809340a4.jpg

キッチンのヨンシン

「大丈夫だわ(ケンチャナ)」
sarann4.jpg

334e_20150102081349a21.jpg




「クェンチャナ…。
 すべてが上手く行くわ。
 きっと…」






「…」

「…」
334f_2015010208194256c.jpg

<おわり>

にほんブログ村テレビブログ韓国ドラマへ
ランキング@「にほんブログ村」
『愛してる、愛してない』


ヒョンビン(ファン・ジソク)とイム・スギョン(ヨンシン)の『愛してる、愛してない」でした。

出て行けないのは雨のせいなのか?
子猫のせいなのか?
雨と子猫が助演の映画だったようです。

そうですね…、んん~、
終わりの言葉の「クェンチャナ~」って、とらえにくいのですが、「そうよ、いいのよ、これからもきっと上手く行く」と、ヨンシンは二人の生活をもう一度やり直すのだと思います。

結婚5年目。
仕事の関係もあり、ふたり一緒の時間が少なかったようです。
でも、愛はまだ残っていた。
いや、この5年間が「根の深い木」のように、見えない地中で太い根を育ててくれたのではないでしょうか?

先の『遠い路』も、この『愛してる、愛してない』も、主演の2人だけのセリフが9割のドラマと映画でした。
しかし、助演の父親や隣人のハルモニ、隣人の医者夫婦などが、若い夫婦に対して、新しい生活の始まりと、なにげない“やり直し”の機会を作ってくれたんだと思います。

コラムの終わりに、“ヨンシンの心は?”
なぜ仕事で出会ったカメラマンと一緒になろうとしたのか?
これは女性のみなさまの方がよく分かると思います。
でも、その一歩を踏み出すには、もとても大きな勇気が必要だと思います。
この一歩にヨンシンはまだ躊躇。
ジソクのことが好きだからです。
ジソクが静かなのは、おそらく結婚しても“相手の心”は所有できないからだと思います。
明日、二人の俳優へのインタビュー記事をアップしますが、
まだ未婚の二人には理解ができていないようでした。

この映画では“新しい一歩への勇気”よりも、“過去を捨てる勇気”の方がエネルギーを要するのではないかと考えています。

a1.jpg

a2.jpg
(梱包の際に2人が取り合ったのは、
 工芸作家としてのジソクがヨンシンにプレゼントした陶器の小さな犬の置物でした)

にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ
1週間のランキング@にほんブログ村

愛してる、愛してない (4) 大雨と子猫

京都・東福寺
1121_20161127004632519.jpg
(photo by nao @ 2016.11.21)

(ヨンシンの作業部屋)
yonsin.jpg

『愛してる、愛してない』(4) 大雨と迷い込んだ子猫

どこかに隠れてしまったのか子猫のハル

「どこに行ったのかしらね?」

「窓は全部閉めているから…」

「僕が2階を捜すから、君はここらを…」
226g.jpg

彼女の作業部屋に入り…。

まずは扉を閉めて…。

「…」
226h.jpg

洗面所には、まだ今朝は使っていなかったシェービングフォームなど…。

226k.jpg

shave.jpg

リビングで考え込むヨンシン

rivin.jpg

「…」
226m.jpg

クローゼットでは濡れたシャツを着替えて…。

226n.jpg

「上にも子猫はいないな…」とジソクが言っているところに、

「ハルや~」と、来客(庭先)

rijin.jpg

「シルバーの子猫が入ってきませんでしたか?」

「ええ、入って来たのですが、
 今どこにいるのか分からない状況です」

「あの子には困ったもんだ」

「雨ですから、中にお入りください」
227_2015010210513049c.jpg

中に入った隣家の夫婦

「私が車の中に忘れ物をして、
 取りにいった隙に逃げ出したんです」

「まだ2ヶ月の子猫で…」と。

私は歯医者で、週末はここで過ごすと説明するご主人。

「私は建築関係で妻は出版関係です」
227a.jpg

「あ~、ソウルに帰れないので困ったわ」

「!」
228_20150102105806b11.jpg

「橋が浸水して、ソウルに帰れないんです」
rinjin4.jpg

ニュースで豪雨の状況を見る4人
いずれにせよ、今夜はここからソウル市内には向かえないということです。

「申し訳ないのですが、
 少し、捜させてもらって良いでしょうか?」
rinjin3.jpg

ハルは…?

kimu j

「いいから座っていろ」とはご主人ですが、

子猫が臭いででてくるかもしれないと、ツナ缶でもという奥さんに、

「缶詰を捜してきます」
228b.jpg

「下にアンチョビーがある」というジソク。

228a.jpg

「棚まで知っているとは、家事がお得意ですね。
 うちの主人は釘も打てないんですよ」
227b.jpg

アンチョビーの缶詰を開けて、フロアに置きます

「ヨボ、この家の間取りはうちの家とは違うな」

「そうね。リビングが素敵だわ。
 ところでご結婚何年目ですか?」

5年になります

「恋愛結婚ですか?」

「はい」

「お子様は?」

「まだです」

「子供は大変だ。 二人きりで住むのが楽しい」
とはご主人。

「若いのにここに住んでいるとは、成功したんですね」
rinjin5.jpg
(キム・ジス:『記憶』など)

キム・ソンフンからヨンシンに電話
家にかかってきた電話なのでジスクが取り、

「キム・ソンフンさんだ」

電話を受け取るヨンシン

…携帯に出てくれないから家のほうに電話した。
 どうしているのか気になって…。

「…」

…ヨンシンさん。

「…」
rinjin6.jpg

そこで子猫が顔を出します

「あ! ハルだ!」の声
でキム・ソンフンは来客中だと分かります。

「子猫が迷い込んできたので、飼い主が来て、
 隠れていた子猫をアンチョビの臭いで誘い出したのよ」

…では出かける前にまた電話する。

「ちょっと待って。
 橋が浸水したから出られない状態だわ。
 市内への道が塞がっているのよ」

…ああ、じゃあ、今日はダメだな。
 どうせ雨だし、明日だな。

「んん~、そうしましょう」

…今度は携帯に電話するから出てくれよ。

「ええ」
228c.jpg

「…」
228d.jpg

「…」
rinjin7.jpg

しかしまた、逃げ出して隠れてしまったハル

「首輪に電話番号があるので、連絡をお願いします」

「歯の矯正などがありましたら、寄って下さい。
 安くします」と、隣家の夫婦は帰ります

228e.jpg

「どうする?」

「とにかく(オチャピ)、レストランには行けないわね」

「…」
228f.jpg

「“お客さま(子猫)”もまだいるからね」

「ああ。 
 夕食はどうする?」

「…。 パスタの材料は残っているの?」
255f.jpg

にほんブログ村テレビブログ韓国ドラマへ

ランキング@「にほんブログ村」
『愛してる、愛してない』


出ていく妻。
強く抱いて引き止めて止めるパッションが薄れた結婚5年目。
それでもわずかに残った2人の愛をテーマにした映画なのでしょうか?

しかしながら、どうも私には、ビーカーでは検量できないような“二人の愛”が、5年間の時間と、家の中の空間の隅々に隠れているような気がします。
この映画では二人の結婚に至るまでの恋愛期間が描かれていません。

恋愛期間が1週間だった『負けてたまるか』の弁護士夫婦。
財閥家の実情を知らずに求めに応じて結婚した『結婚の女神』。
高校時代に意識し始めて10数年後の結婚の『ドクターズ』。

女性は結婚の後、母親としての愛、夫への愛、それぞれを器用に使い分ける。
そうしないといけないから、
結婚まで、出産までの恋愛期間は長い方が良いような気がします。
そうして、男性よりも現実的な生き方ができる、強いサバイバー(生存者)になるのではないか?

雨が降っていなければ、もう出て行く頃ですが、雨のお陰で、…子猫のお陰で時間は流れていきます
なにげない隣人の普通の夫婦もヨンシンとジソクには刺激になったようです。

255e.jpg

にほんブログ村テレビブログ韓国ドラマへ
1週間のランキング@「にほんブログ村」

愛してる、愛してない (3) 迷い込んだ子猫

Roses in November  
nov1.jpg
(photo by APB)

# もうずいぶん過去のことなので、時効をお許し願えると思います。
『温かい一言』(チ・ジニとハン・へジン主演)をアップしていたころです。
KJSへの訪問者の方から、「その一歩が踏み出せない」との鍵コメが届きました。
今になってお返しするコメ返ですが、
このドラマ『愛してる、愛してない』を再視聴していて思ったのは、“明日への一歩”よりも、“過去を捨てる勇気”の方がエネルギーを使うような気がします。
『結婚の女神』にあったように、過去に妥協することもあれば、新しい一歩を踏み出すこともある。
その方にこの映画をお送りします。

『愛してる、愛してない』 (3) 迷い込んだ子猫

キッチン

コーヒーをドリップするジソク

「何を捜しているのか?」

「マフィンが残っていたはずだけど…」

「食べると思ってそっちに出しておいた」

「…」
225d.jpg

皿をとって、
「後で拭いておくから、これを使って…」

「…」

「本当に大雨だな」

「…」

「僕はいらない」

「どうして?」

「お腹すいていないし、すぐに夕飯だ」

「私はどうなるの? 食べてくれないとダメ!
 自分だけ美味しい夕飯を食べるの?」

ジソクはマフィンをちぎって、
「…。  ん~、美味しい」

「あ!また音を立てて飲んでしまった。
 なかなか癖が治らないわ」

「その方が美味しい飲み方だから、直さないでいいさ」

「雨のせいなのか、今日は特に美味しい」
225e.jpg

「連絡はしておいたのか?」

「え?…。 あの人に?」

「んん。 心配してるかも…、約束の時間とか…。
 こんな雨だし…」

「…」
225f.jpg

「…。 あなたは良い性格ね。 
 いい人だわ」

「嫌味か?」

「いいえ、私は気分は悪くないわ。
 こんなに気を遣ってもらって」

「ミアネ クニャン(ちょっとだけ)…」

「どうして私を叱らないの?
 怒ってもいいのよ。
 だって、そういう状況でしょう?」

「…」

「聞きたいわ。私は本当に解らない。
 あなたは生まれたときから怒らない人なのかしら。
 それとも怒っているのに我慢ができるのかしら?」

「どう思うか分からないけど…。
 怒ったとしても、何も変わらないだろう?
 君が決めた以上、何も変わらないと思っている

「…」
225k.jpg

「…。 でも気になるわ。
 浮気した妻の荷造りを手伝ってくれている…。
 しかもレストランで夕食も…。
 最後に格好を付けたかったの?
 素敵な姿を残したかったの?」

「…」

「それは凄く身勝手な考え方だわ」

「ああ、そのようだな」

「…。 これは違うわ。
 こんなはずじゃなかった。
 ミアネ…」

「いいんだ」

「気分悪くした?」

「いいや。 本当に大丈夫だ」

“ケンチャナ”…か
 あなたがよく使う言葉ね」

「そうだったかな?」

「本当に何もかも大丈夫だわよね」
225g.jpg

「…」

「…」
225m.jpg

家の電話に着信音

「はい」

…ファン・ジソクさんのお宅ですか?

「はい」

イン アンド インという店から
夜7時からの予約の確認でした。

「気が進まないなら取り消すが…」
225n.jpg

「いいえ、美味しいものを食べたいわ」
225p.jpg

ヨンシンは台所の換気扇の下に行き、
タバコを吸おうとするのですが、上手くガスが付かないので、
ジソクがタバコに自ら火をつけて渡します。

ヨンシンは、ジソクの胸を叩きます

# このシーンはとくに良いです。
 ヨンシンの気持ちが見えそうです。

 “出て行く女になぜそんなに親切にするの”

 “…”

226_20150102101019eca.jpg

そこに子猫の声…

庭先に子猫

226a.jpg

ジソクが捕まえようとすると、採光用の鉄格子から、子猫は地下室の外のカゴに落ち込んでしまいます。

226b.jpg

「大丈夫?」

「ああ、タオルを頼む」

「オットッケ(どうしよう)」
226c.jpg

ジソクの濡れた頭を拭こうとするヨンシン

「いいやこの子の方を先に頼む」
neko.jpg

首輪が付いているので
「飼い猫だわね」

「怪我は?」

「あ!」

ジソクの方が引っ掻かれて手から血
子猫は部屋から逃げ出します。

「血が出ているわ」
226d.jpg

「僕はいいから子猫を探して…」

「片手でどうして治せるの?!」

「…」

「何を塗ったらいいのかしら?
 まずは消毒ね」

「…」

「…」
saran1.jpg

「…。
 ネガ ハルッケ(僕がやるから)」

「…」

「子猫を探してきて…」

「んん」
226e.jpg

しかし、どこに隠れたのか、見つかりません。

226g.jpg

にほんブログ村テレビブログ韓国ドラマへ

ランキング@「にほんブログ村」
『愛してる、愛してない』


置物の犬はふたりの過去の生活のシンボル。
そして、迷い込む子猫はふたりのこれからのシンボルだと、
私はそう思います。
雨は降り続き、また二人の会話が静かに進みます。
それに、
家の中の空間が二人の生活の模様を助演しているようです。

ジソクは家の中のことは全部分かっています。
他方ヨンシンは戸の開け閉めや、ガスレンジでの火の付け方など不器用。

静かにタバコに火をつけてやるキッチンのガスレンジの前のシーンでは、ジソクの優しさにジソクの胸を叩くヨンシンでした。
昨日書いたように、
二人にとって、決定的に欠如している感覚・イマジネーションは、
「別れること」と「別れた後のこと」が見えない、未知の世界

二人の荷造りと梱包作業が進まないのは、まだ二人に「愛の量」が、
たとえば500ccのビーカーで図ると、50ccくらいは残っているのではないでしょうか?

226f.jpg
(ベランダに出る窓 雨が降り注ぎます)

にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ
1週間のランキング@にほんブログ村

愛してる、愛してない (2) 進まない荷造り

nov3.jpg
(photo by APB)

愛してる、愛してない (2) 進まない荷造り

223mm.jpg

ふたりの恋愛のシンボル


まずは、陶器の小さな犬の置物です。






片づけの途中でパスタの本と料理の記録を眺めるヨンシン

223n_20150102093745f6d.jpg

既に段ボールに詰めた2つのコーヒーカップを取り出して、コーヒーをドリップするジソク

223p_20150102093745a08.jpg

コーヒーを持って来て、

「終った?」
224_20150102093744dad.jpg

進まない片付け

「いいえ、まだだわ」

「何を見ているのか?」

「これ…」

「君の事務所で作った料理の本だろう?」

「いいえ、これは英語版なの。
 翻訳本を出す前に見ながら料理したわね」

「そうだな」

「んん~、
 やはりあなたのコーヒーは美味しいわね」

「あの頃はパスタの店も出せそうだったな」

「今でもあなたの腕なら、一軒出せるわ」

「いいや、パスタは君の方が上手だ」

「いいえ、デコレーションが駄目だわ。
 あなたみたいには作れない」

「パスタは味が良ければいいんだ」

「これを見て。
 チョリソーパスタを作った時のみんなの寄せ書きよ」

「あ~、チョリソーと珍しい形のキノコで作った…」

「ええ」
224a.jpg

「無理して“おいしい”って書いてあるのかな?」

「まさか」

「ここの部屋で終りなのか?」

「んん」

「夕食までに終るのかな?」

「予約が気になるの?」

「いいや」

「家で簡単に食べれば良いわ。
 雨が降っているのに出なくても…」

「雨は止むかもしれない」
224d.jpg

「外出は気が進まないか?」

「いいえ、あの店は味がいいわ」

「捨てるものが多いのか?」

「いいえ、そんなにないから後で私が捨てに行くわ」

「タバコの吸い過ぎだな」(灰皿代わりの缶)

「それも(コーラの空き缶)後で捨てるから
 置いておいて…」

「ゴミ箱はどこ?」

「私が捨てると言ってるじゃない」

「…、ゆっくりな」

「ちょっと…、私は怒っていないわ。
 アリジ(分かる)?」

「アラ(分かってる)」
224c.jpg

ベッドルーム

「…」
224f.jpg

ヨンシンは2階から、地下室へ

雨が入って来て濡れたものを拭き取るジソク

「何しているの?」

「雨が振り込んで来ていた」

「手伝おうか?」

「いいや。 これでおわりだ」
224g.jpg

「これは何?」

「使いようがないから捨てようと思っている」

「なぜ今まで置いていたの?」

「そうだな…」

「…。
 私は捨てるのが得意で、あなたは大事に取っておく…」
224k.jpg

「思い切り捨てれば良いのにな」

「…」

「どうした?」

「意味深な言葉ね」

「…」
224h.jpg

「お! こんな所にあったのね。
 すっかり忘れてたわ」
224m.jpg

「尻尾が折れているわ。 でも持っていくわ」

「何で?」

「私のために作ってくれたからよ」
224n.jpg

「いつだっけ? 
 仕事場がサンス町にあった頃だったかしら?」

「んん」

「当時は価値が分からなかったけど、
 今では仕事になったわね」

「新しいのをあげるから、捨てて…」
224p.jpg

「どうしてよ。私が気に入っているのよ。
 色あせたアンティークみたいだわ」

「ちっ」
225_2015010209523212c.jpg

「昔の図面ね」

「恥ずかしいな」

「これは確か、文化会館ね」

「あ~、コンペで落選したやつだ」

「設計の仕事は止めるの?」

「この前にも話したじゃないか」

「もったいないわ。
 長年の仕事を止めるなんて」

「改まって何を…」

「まさか、本当にやめるとは思わなかったから」

「今の仕事が好きだ。 収入も良いから」

「でも、私にはできそうもないわ。
 長年苦労した仕事は止められないと思うわ」

「僕を哀れんでいたのか?」

「少しね。でも、あきられるのにも勇気が要るわ」

「…」

「今のほうが好きだわ。 あなたなら上手く行くわ」

「いったいどうしたのか?」

「本心を言っただけよ」
225a.jpg

洗濯を始めるヨンシン

「急いでいたからタオルも使った」

「粉石けんは固まるわよ」

「買い換える。 液体が良いかな?」

「ええ、そうね。 たぶん…」

「…」

「コーヒーを入れてくれる?」

「ああ」
225b.jpg

にほんブログ村テレビブログ韓国ドラマへ
1週間のランキング@「にほんブログ村」

このシーンの切れ目には二人の家が映し出されます。
レンガの外壁のとても瀟洒な住宅街の家です。
そして、
雨は終始 降り続きます。
地下1階、地上2階の家で、作業部屋が2つ。

ヨンシンは新しい生活に向かうことを決めたのに、なぜ荷造りが進まないのか?
思い出の品々で荷造りは進みません。

ジソクの梱包は続きます。
共稼ぎの夫婦の夫・ジソクにとっては料理も掃除も、家の中の食器も家具も、すべてを把握しているので、梱包くらいは日常の作業でもあります。

淡々としている二人ですが、
二人にとって、決定的に欠如している感覚・イマジネーションは、
「別れること」と「別れた後のこと」が見えない、未知の世界だからだと思います。
演じている俳優2人も未経験の物語です。

225c.jpg

にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ
ランキング@にほんブログ村

愛してる、愛してない (1) 降り出した雨

# ヒョンビンが除隊後に「演技がしたかった…」と言った姿が思い出されます。
肉体的にも精神的にも海兵隊は辛かったのだと思います。
職業人としてのヒョンビン…、今度は2011年制作の入隊“前”の映画『愛してる、愛してない』を再度アップします。
結婚5年目のちょっと“けだるい”倦怠期の映画でしょうか?
第61回ベルリン国際映画祭(2011年2月)にノミネートされた(世界の映画)15作品の一つです。

aisiteru.jpg

イム・スジョン(ヨンシン)とヒョンビン(ジソク)の
『愛してる、愛してない 』(1) 降り出した雨

<プレリュード>

金浦空港に向かう道路


222_2015010208345810b.jpg

「間に合うかな?」

「ここから何分くらい?」

「たぶん30分くらい」

「んん~、金浦空港だから大丈夫だわ。
 手続きも簡単だから」

「昼は? お腹すいていないか?」

「飛行機の中で食べるわ」

「機内食はイマイチだから、空港で食べろよ」

「適当にね」

「明後日帰るのか? 土曜日だな
 何時なのか? 迎えに行くから…」

「珍しいわね。アイゴ~」

「…」

「どうしたの? 迎えはいらないわ」

「週末は時間があるからさ」

「道が込むからいらないわよ」
222b_2015010208345616d.jpg

ラジオ放送

…週末は穏やかな天気が続きます。
 日曜日は南部の方から台風の影響が出ます。

「東京から大阪に向かって…、2泊3日は短いな。
 せっかくだから遊んでゆっくりしてきたら良いのに…」

「どうだろうね。
 皆が帰るのに私だけ残るのも変だわ」

「あ~、あの…、写真家のキム・ソンフンさんも一緒?」

「んん~、でもなぜ?」

「この前、写真資料を貸して貰ったから…、
 お礼を言っておいて欲しい」

「んん~」

「いい写真だった。 特に人物写真が…」

「何か飲む?」

「あるのかな?」

「コーヒーとジュースだわ」

「コーヒー」

「でもカフェラテだから甘いわ。
 これは私が飲むわ」

「…」

「牛乳が入ったのは嫌いでしょう?
 大丈夫なの?」

「ケンチャナ」

カップにストローをさしてあげて、

「甘い?」

「ああ、少し」
222a_201501020834574c8.jpg

「スタジオを家に移そうかと…」

「どうして?」

「市内は落ち着かない。
 作業が始まると徹夜も多くなるから…。
 毎日の家とスタジオとの往復は遠すぎる」

「だけど…、そうね。
 仕事に支障はないの?」

「先輩たちも賛成してくれた。
 共同作業も毎日じゃないから、打ち合わせにだけ行く」

「じゃあ…。 ひと部屋空けないとね」

「いいや、地下の仕事場を使うさ」

「狭くないかしら? 荷物で一杯だわ」

「ケンチャナヨ。 少しずつ片付ける」

「でも…」

「僕には地下が似合う。
 君もほとんど家にいるから、一緒の時間も増える」

「私を退屈させないために、
 家を仕事場にするわけね?」

「そうでもないけど、家の方が気楽だし、
 それにスタジオの賃貸料も要らない」

「そうね」

「…」

「あのね。 私は出て行くわ

「出るって何の話なのか?」

「家を出るってこと」

「どういう意味なのか?」
222c_2015010208345617e.jpg

「決めたの。 あなたと別れるって…

「…?」

「ややこしくなる前に、荷物をまとめて出て行くわ」

「…」

「面倒はかけないわ」

「…」

「私としては、良く考えて決めたの」

「理解できないと思うけど…」

「もう一度、考え直してくれないか?」

「ミアネ」

「出て行った後は?」

「あなたは心配しないで良いのよ」

「誰か好きな人がいるのか?」

「んん。 気付いていたしょう?」

「…」

「誰だか気にならないの?」

「何て言ったら良いのか…?」

「…」

「ひとまず分かった(アラッソ)。
 アラッコ(分かって)…」

「ケンチャンケッソ(大丈夫なの)?」

「クッセ…(どうかな)。 大丈夫だと思う」
222d_20150102083455c3e.jpg

# いきなり別れ話の長い序奏(プレリュード)でした。
 この映画に出演するのは4人の俳優だけです。
 本編はヨンシンの出張帰りの週末から

<本編>
(ふたりの家の屋上)


223_20150102083454c0a.jpg
(サランハンダ、サランハジ アヌンダ: 
 『愛してる、愛してない』)

外は雨

ヨンシンは窓から外を見ながら、タバコ。
そこに、電話。

「んん~、オンマ」

…何してるの?

「片づけているわ」

…荷物は多いの?

「まあね」

…。

「もしもし? どうして話の途中で黙り込むの?
 オンマの方から電話してきたのに。 
 ヨボセヨ~」
223a_20150102085127eed.jpg

…そっちも大雨?

「んん、ずいぶん降っているわ」

…雨も降っているし、今日出て行くこともないでしょう?
 今日は止めといて、あと何日か考えてみたらどうかしら?

「後でかけなおすわ。 先に荷造りするわ」

…夕食はどうするの?

「オンマったら…。
 こんな時にご飯のことを心配するなんて」

…料理する余裕があるのか気になって…。

「ジソクさんと外食する予定だわ」

…あんたたち夫婦って、とても理解ができないわ。

「片づけてからまた電話するから」

…アラッソ…。

「…」
223b_20150102085126f4c.jpg

サッカーの試合を見ているジソク

食器の梱包を手伝い始めます。

223d_201501020851254d6.jpg

天気予報

…現在中部地方では発達した雨雲により
 1時間に30ミリの大雨が降っています。
 気象庁では明日の午後まで豪雨が続くと見ています。

223c_2015010208512625c.jpg

ヨンシンが2階から降りて来るので、

「土砂降りだな」

「そうね」

「7時に店を予約したけど、この調子なのかな…?」

「予約したの?」

「んん。
 この前は予約しないで行ったから、ずいぶん待った。
 覚えているか?」

「お~、でもこの雨よ」

「何かにつけて、雨だな。
 子供のころ、遠足の日も雨だった」

「サッカーは?」

「前半が終って、0対0だ」

「つまらない試合だわね。
 何していたの?」
223e_201501020851241e0.jpg

「お~、ちょっと…」

「アイゴ~、どうして?」

「持っていくだろう?」

「手伝ってくれるの?」

「他にはすることもないから…」

「置いといて」

「持っていかないのか?」

「面倒だわ。すぐに使うこともなさそうだわよ」

「…。一回も使わないで大事にしていたのに…」

「…」

「段ボールに入れて、分けておくから。
 後で取りに来たらいい」

「それでも良いの?」

「もちろん。 いつ見ても可愛いな」

「雨が振り込んでくるから2階の窓を閉めて頂戴」

「そうなのか?」
223f_2015010208512493d.jpg

「どうして私なら閉まらないのかしら?」

「そんなに難しいのか?
 ここで引っかかったら、一端引いて、
 それから…閉めれば…」
223g_20150102090136702.jpg

「無理だわ。すぐに忘れるわ」

「力は要らない。 要領がいるだけだ。
 慣れても良い頃なのに…」

「片づけなくっちゃ。
 サッカーの後半戦を観ていてね」

「…」
223h_20150102090135782.jpg

「力仕事が必要なら手伝うから」

「いいえ、一人でできるわ」

「後でコーヒーを入れておく」
223k_20150102090135777.jpg

にほんブログ村テレビブログ韓国ドラマへ

ランキング@「にほんブログ村」
『愛してる、愛してない』


223m_201501020907095b4.jpg

はじめは、それぞれの仕事で成功した夫婦の大きな家のキッチンが舞台です。
結婚5年目(子供なし)のカップル。
この時期になると恋愛期間の幸せを十分満喫して、パッションが薄れていく時期でしょうか?
けだるいアンニュイな空気が流れるキッチンでした。

“別れ”を切り出されても夫のジソクは静かに受入れるだけ…?
浮気した妻が出て行くにあたり、食器などの梱包を手伝うジソク。
どういった心境で手伝いが可能なのでしょうか?

2011年の映画(105分)をこれから5回に分けてアップします。
そして、終わりに監督とヒョンビンとイム・スジョン(二人は未婚の俳優)のこの映画に対するインタビュー記事をアップします。

にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ

1週間のランキング@にほんブログ村
プロフィール

ユーモン

Author:ユーモン
ドラマは たくさんのことを 教えてくれます

最新記事
最新コメント
王朝用語・脚本家など
ドラマと映画・感想など

openclose