六龍が飛ぶ 最終話(下) 温かい一言

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(法宮・景福宮の正門・光化門の南に広がる光化門広場の世宗の像:2015.12撮影)

六龍が飛ぶ 最終話(下)

プニが帰ろうとするところにチュンニャン

「そなたがこの島の行首(ヘンス:村長)なのか?」

「ええ」

「なぜそのように見つめているのか?」
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…彼にそっくりの息子だわ…。

「尋ねたいことがたくさんあるが、もう時間だ」

「ちょっと…、媽媽。
 一度だけ触れても良いでしょうか?」

「?!」
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「…」
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「…」
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「大変失礼しました。
 私の子供の頃のことを突然思い出しました」

「?!」

「チョナはお変わりありませんか?」

「チョナは…、今も…、孤独です」

「…」
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「…」
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追憶

“本当に愛していると言ってるんだ!”
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雪合戦
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明からのお土産
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「…」
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(バンウォンが“明で買ってきた”髪飾りに手を置きます)

ここで画面が入れ替わり年をとったプ二
(# ハングルの公布は1446年です。
 したがって、おおよそ46年ほど年月が経っています)

「行首、本当に行きますか?」

「ええ、生きているうちに一度は本土には行きたいわ」
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「とても波が荒いですよ…」

「今しかないのよ。 ぶつぶつ言わないで…」

「私が行首を守ります」
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漢江の船着き場

「では良い旅を」
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首都漢陽ではハングルの普及が始まっていました。

「これを“カ”と読むのよ」
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「ハルモニだって、3日で覚えられますよ」

「?!」
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「実はこの文字はチョナがご自分で創製されたのですよ」

「…」
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「…」
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「ハルモニも習ってみませんか?」

「私にはとても…」

「どんなに学がない人でも10日間もあれば解りますよ

「本当に10日もあれば学べるのですか?」
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「ええ、そんなにもかからないですよ」

「ええ、ハルモニ。 
 たった28文字ですよ」
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俺は3日だ。いや9日だったか?!などなど『根の深い木』の脇役たちが集結。

「俺の兄貴(トルボクのこと)は半日で覚えたぞ」
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チョン・ドジョンが言っていたことは「百姓は忙しくて時間がないから、文字すら学べない」でした。

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しかし、世宗が成し遂げた偉業とは、学が無くてもわずか10日間で文字を理解できると言う訓民正音(クンミンジョンウム:ハングルの初期の呼び名)でした。

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食堂

「サンボン先生がこの文字を見たら、
 きっとお喜びになりますよ」

「お~!この老婆が士大夫の会話に割って入るとは!
 まるでサンボン先生のことを知っているように厚かましい」

「知っているんですよ。
 良く知っていますよ」
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チョン・ドジョンの墓

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…この国の基礎を作った先生なのに、
 こんなにも質素なお墓…。
 アジョシ…、これまでお参りできなくて、
 本当にすみませんでした。

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「アジョシ…。
 バンウォンの息子は父親に本当によく似た子でしたよ。
 彼が、こんな偉業を成し遂げるとは…」

追憶

北方安定化策が議会を通過した際のこと(市場にて)
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タンへを買ってもらった時のこと
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「…」

「…」

「ハルモには本当に眠っているのかしら?」
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「…」
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プニはあの日の海岸でのことを思い出しながら静かに眠りに就きました

あの日の海岸

「ではお元気で」

「また会いましょう」
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しかし、バンウォンの方から会いに来ていたのでした。

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「あなたはいつも自分の思うままの場所に現れますね。
 どんな気分ですか?」

「毎日毎日が興奮の日々で、毎日が怖い日だ。
 そして毎日が孤独だ」

「…」

「お前はどうなのか?」

「毎日毎日が忙しいけど、やはり孤独です」
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「良かった、
 お前も同じように孤独だったんだな、行首」

「でも、みんなとこの土地を開墾して、
 みんなで作物を分け合っています」

「では独自の
 “計民授田(土地の平等分配)”を行っているんだな」
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「作物は少なくても分け合っています。
 ただ倭国の海賊は怖いです」

「ここにも倭寇が来るのか?」

「みんなが心配しています。
 昔よりは安全ですけど」
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プニの髪飾りを見つめるバンウォン

「これだけが私の飾りです」

「会いたかった…」

「…」

「プニ隊長…」
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ムヒュルとバンウォン

「でもなぜあの時、プニ隊長を手放したのですか?」

「…」

「私にも帰って良いと許してくれました。
 プニ隊長にもそうすべきだったのでしょうか?」
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「そうしてはいけなかったのか?」

「…」

「そうするしかなかったんだ」

…そうするしかなかったんだ。
 自分を慰めるためだ…。
 あの時の非人間的な俺にとっては、
 自分が人間として生きていこうとするためには、
 そうするしかなかったんだ。

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…これまでの足跡を思うと…、
 いつも過去の非道を忘れようとしていた。

…プニは私にとっては難しい存在だった。
 決して私には対抗もせずに、喧嘩もして来なかったが、
 決して心の全てを俺には開いてはくれなかった。

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…それにこの手には落ちなかった。
 まるで風のように…。
 まるで百姓たちのようにつかみどころがない。

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イ・ジョンモ将軍

「はい、チョナ」

「この地域の倭寇(日本の海賊)の基地はどこなのか?」

「テマ島です」

「では、テマ島を焼き討ちしろ」

「はい、了解しました、チョナ」
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「プニさんのためですか?」
 (ムヒュル)

「…」
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「テマ島を征服するのは?」

「お前は、
 私にそんな温かい心があると思うのか?」
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(おわり)

# いいえ、バンウォン…。
あなたとプニとムヒュルの燃える心が、じわりと私たちにピンクの春を運んできたと思っていますよ。
冷たく厳しい吹雪の半島の冬。
韓国ドラマでは、“春の風、春の日差しは、厳しい冬を終わらせるもの”としてセリフにはよく出てきます。
ドラマ『温かい一言』のキーワードは“コマウォ”でした。

(以下のショットでドラマ『六龍が飛ぶ』の全50話が終わりました)

<イ・バンウォン:太宗>
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<ムヒョル:武士>
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<プニ:農民>
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<イ・ソンゲ:太祖>
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<イ・バンジ:カササギ刺客>
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<チョン・ドジョン:密本の始祖>
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(おわり)

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…50話の長きに亘って視聴して戴いた皆様のことは忘れません。
どうかこの作品が皆様の心に残りますように。
ありがとうございました。

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# 本当に感銘を受けたドラマでした。
これまで長きに亘ってPCの向うで“クリック”応援して戴いた方々に心より感謝・御礼申し上げます。
長編ドラマには忍耐力が必要だったでしょうね?
カムサ~ムニダ!

実のところ、私は“書く”と言うことでは長編が好きです。
登場人物の名前を書き連ねて、その相関図をじっくり楽しめます。

バンウォンがこの後どのようにプニとムヒュルとの“約束”を守っていったかについて、感想を交えて史実で紹介したいと思います。
書き始めたら長くなったので、今度の土日(夕刻)に2回に分けてアップします。

(なお、明日からは『記憶』のアップを始めます)

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六龍が飛ぶ 最終話(中) 大陸へ

早いもので、もうツツジの季節
ドラマも明日が最終です。
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六龍が飛ぶ 最終話(中) 大陸へ向かう親子

腹に傷を負って、バンジが戻るところにヨニャン…、そしてプニ

「無事でしたか…?」

「南京へ行きましょうか?」

「キル・ソンミ先生がいるでしょうに…」

「死んだわ。 これからどうするの?」
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「そうして下さい。オンマの言葉、
 いや私の言葉の通りにして下さい。」
 (プニ)

「プな…」
 (ヨニャン)

「少なくともオラビは、
 もうこの国にはいることができないわ」
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「こうして生き延びたからには、
 また新しい暮らしをしましょうよ」

「お前はどうするのか?」

「私は、離れた島に村人たちと一緒に移住します。
 私が守らないといけない人たちだからです」

「そうだな、守らないと…。
 良かった…、プニや」

「オラビ…」
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「…」
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「…」
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チョクリョンとハ・リュン

「無名のユクサンとキル・ソンミの遺体を運びました」

「なぜだ?!」

「これからは無名との関係がある者たちを排除するでしょう?
 お助けしますよ」

「何てことを言い出すのか?! こいつを連れ出せ!」

チョクリョンはハ・リュンの腕の傷を露わにして、

「昔のことですが、開京の下層階級の出身の者で、
 政争から逃げ出した者たちがいたそうですが、
 我々はその事実を隠すこともできますよ。
 消えた者たちの名簿もありますからね」

「追い詰められて、脅すのか?!」
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「…。
 協力するなら、そなたの過去を覆い隠す。
 要望は何か?!」

「商業が厳しい制限を受けるそうですから、
 私は闇商人になります」

「お互いの利益になるようならそうしよう。
 もう仏僧のチョクリョンという名前は捨てるんだな」

「ええ、そうします」

チョクリョンは生命か“ペク・ダルウォン”だったと告げます。
ペク・ダルウォンは朝鮮王朝時代の商人の組織の創始者

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ムヒュルとバンウォン

「これはプニさんから預かり物です。
 会うのが辛いからと言って、俺に携えたんです」

「…」
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# 若かった時の、「虫を吐き出しなさい! イ・バンウォン!」の会話の時の、バンウォンの約束の服の“留め紐”と手紙。

ムヒュルはバンウォンからもらった刀も差しだします

「行くんだな」

「…」

「お前が言っていた
 “人々が笑ってはいない”という言葉を心に刻んでおく」
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外で待っていたミョサンとホン・デボンは、
「挨拶ができて良かった。
 ここを出るのがまずは大事だ」

そして、
「大君媽媽、どうかごお元気で!」
 (ミョサン)

「ええ、どうかご健勝に!」
 (ホン・デボン)

「…」
 (ムヒュル)
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プニからの手紙

…大君媽媽から頂いた上着の紐です。
 戴いた約束は、
 この国の民百姓の幸せを叶えるということでした。
 どうか、
 民百姓の夢を守るという約束を忘れないで下さい。
 それが害虫に飲まれないということだと思います。
 それで、プニはどこにいても笑っていられます。
 どうかお元気で…。
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2年後(1400年)
# バンウォンと官僚たちが事実上の権限を持つ政権に対し、バンガン(4男)が謀反を起こした「第2次王子の乱」の後。

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(巡軍府:警察)

バンガンとバンウォン

「はっきり言ってくれ。
 お前が俺を殺そうとしたのか、そうでないのか?」
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「ふふっふ、たった、60人の私兵でもって、
 このイ・バンウォンを襲撃しようとしたのですか?」

「バンウォンな。
 俺の言葉をよく聞け! 助けてくれ!」

「…」

「生かしてくれ!」

「兄貴の態度と言葉は丁寧だと思いますか?」

「どういうことなのか?!
 これがハムジュ(咸州)の男の誇りだ!」
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バングァ(第2代王・定宗)

「バンガンは謀反を主導できるとでも思っていたのか?!」

「しかし、幸運にも靖安大君が命だけは守りました」
 (ジラン)
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# バンガンは身分をはく奪されて、島流しになりました。

「この乱世で、
 お前は命を狙われた兄のことを気遣ったのだな」

「これも慈悲だと思います、チョナ」
 (バンウォン)

「靖安君。 いや、バンウォン。
 もう私にも休養を与えてくれ」

「…?」

「もうこれで玉座を譲る」
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バンウォン(第3代王・太宗)の即位式

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「…」
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「…」
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「…」
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チョ・ジュン

「三年前に即位成された王(定宗)は、
 今日のこの日に、
 建国の基礎を固められた靖安大君に、
 新たに玉座を譲位なされました。
 先王は、
 新王の国民への慈悲を高く認められたからです…」
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「千歳、千歳! 千、千歳!」
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「千歳、千歳! 千、千歳!」
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# “万歳”は大陸中国で皇帝に使った言葉なので、半島では“千歳”とランクを落としています。

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# 即位後にバンウォンに起きた大事件の1つは、政治に口を挟む閔一族の勢力との確執でした。
(この件はドラマでは詳細が分からないので、今週末に紹介します)

…ミン・ムグとミン・ムジルは自害させろ。

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怒って飛びこむダギョン

「いったいどうするつもりですか?!
 私たち閔家を潰すつもりなのですか?!
 私の閔氏の出身です!
 いっそ、私も殺して下さい!」

「…」

「誰が班村に武器を隠させたと思いますか?!
 誰があなたの私兵を養ったとお思いなのですか?!

「…」

「チュサンのその座は閔氏のお陰なのですよ?!」

「中殿…」

「私は間違っていますか?!」
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「次男と忠寧(チュニョン:3男)たちからは、
 世子(長男)を守らないといけない。
 下の息子たちもそなたの子だ。
 守る為には誰かを排除することもあり得る」

「…」

「そなただって注意した方が良い、中殿」

「…」
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数字遊びをしている忠寧(チュンニョン)

「また遊んでいるのか?」

「…?」
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「なぜ本ばかり読んでいるのか?!」

「興味があるからです」

「興味だと?」

「…」

「世子になりたくはないのか?
 政治に興味はないのか?!」

「そんなことは…」

「政治とは何か?」

「…、孔子いわく…」

「いいや、お前の考えで、
 政治は何かと聞いているんだ!」

「…」

「まだ理解できないようだな」
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「…。 分け与えるということです。
 政治とはこの国の富を民に分け与えることです

「お前の考え方なのか?
 それとも誰かに聞いたのか?」
 (バンウォンはチョン・ドジョンの発言を思い出します)

「…」
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バンウォンはお付きの者に、
「この部屋の本を全部どこかに移せ!」

しかし忠寧は黙っていません

「アバママ! どうか読書は許して下さい」

「ダメだ」

「私は決して世子チョハを邪魔しません」

「では世子チョハが6年もかかってようやく学ぶことができたことを、
 お前はたった2か月で修得したんだ。
 それが世子を邪魔しないということなのか?!」

「しかし、アバママ! 
 私が生きている限り何か世の中の役に立ちたいのです!」

「何だと?!」

「生きている限り何かを成し遂げたいのです!」
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バンウォンは以前にプニが言っていた言葉をチュンニョンが言うので、

「は~、ははは」と笑って一計を実行します。

田舎の村に引退しているムヒュルは子供たちに“明の皇太子の部下たちを相手に闘った自慢話”をしているところでした。
(信じない子供たちですが…)

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「久しぶりだな、ムヒュル」

「!」
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「まだ、百姓たちは笑っていないのか?」

「…」

「もう俺には仕える気はないだろうが、
 紹介したい者がいる」

「誰か…?」
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「俺の3男のイ・ドだ」

バンウォンはムヒュルにチュンニョンを紹介して、

「この子は特別の者だ」

「どういう意味ですか?」

「あまりにも俺とは似通ってはいない。
 俺が恋しいと思うような人にそっくりだ」

「…」

チュンニョンには、ムヒュルのことを、
「この男は100人の敵にも負けない、
 朝鮮では最強の男だ

「はい、アバママ」

「私にはよく解りませんが、
 とても静かに落ち着いて自信を感じるお方ですね。
 あなたも、決して私を騙すような方には見えません」

「…」
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# おそらくバンウォンは、昔の自分とヨンギュのような関係になって欲しかったのだと思います。

そして、

「あの方に会いたくないのですか? 
 居場所は知っています」
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「…」

「行きたいですか?」

「…」
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ムヘン島

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「今年は豆に替えて。 麦を栽培しましょう」
 (プニ)
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「もう3年も豆ばかりでしたからね。
 土地が肥えてきたと思います。
 きっと豊作になると思います」
 (カプン)
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島に船が来たとのこと

「?!」
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「…」
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ムヒュルが先にプニを訪問

「また宮殿に戻ったようですね」

「ええ、要件ができて…」
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「チョナはお喜びでしょうね」
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「実はチョナも一緒にこの島に来ています」

「え?!」

「会いたいそうです」

「…」
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連絡を待っていたバンウォン

「彼女は何と言ったのか?」
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「それが…」

「そうか…」
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傍まで来ていたプニは、

…チョナに会うと言っても、私には胸が痛むことだわ…。
 遠くから見ていたい…。

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プニは自分の将来を決めていたのですね。
私はバンウォンの側室になるものと思っていたのですが、当初予定の脚本は変更があったのかもしれません(未確認)。
史実ではバンウォンの9人の側室の姓は金氏の2人以外は7人とも姓が違います。
詳しくはまた書きます。

# この写真は直径1.3cmの象牙の印鑑の頭部です。
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(知人が、以前、ミャンマーで買ったと言っていました。
 アジア大陸ですね)


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六龍が飛ぶ 最終話(上) 不条理の世

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(photo by nana @ibaragi)

六龍飛天 最終話

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(最初の画面)

最終第50話の最初の20分程度は、ほとんどが壮絶な戦いのシーンです。

バンジは、“無名”を守り、バンウォンを暗殺すること。
(「王子の乱」に巻き込まれてヨニが死んだことへの恨み)

チョク・サグォンは、バンウォン、イ・ソンゲや“無名”のユクサンなど3人、計5人を暗殺すること。
(チョンチャングンを死に追いやったのは、そもそも“無名”の責任)

ムヒュルは、義兄・ヨンギュのあだを討つことと、バンウォンを守ること

たとえば次のサイトで動画をお楽しみ下さい。
http://dramacool.me/six-flying-dragons-episode-50.html

『六龍が飛ぶ』最終話(上) 世が不条理だからだ

郊外での宴席に呼ばれたバンウォンはプニの機転で救われます
しかし、行く手を阻むのはキル・ソンミです。
そこに、ムヒュルが「やはり挨拶をしないといけない」と駆けつけました。

まずは、キル・ソンミとの闘い

「早く逃げて下さい」
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…あいつは確かに変わった。
 (キル・ソンミ)

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「武士ムヒュルだったな。
 短期間で腕を上げたようだが、私には勝てない」

「…」

「同じ剣法を使うなら先が読める」

「あなただけが先を読めるわけではありません」
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他方、同じく激しい戦いを繰り広げるチョク・サグォン(ユンラン)とバンジ

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「オモニ! 逃げて下さい」
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「タンセや…」
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お互い腕と腹を軽く切ります

…彼女は変わった…。 躊躇が無くなった。
 (バンジ)

…この人は命を惜しんでいない。
 (ユンラン)
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谷山(コクサン)剣法の流れをくむキル・ソンミでしたが、既に大きく成長したムヒュルには敵ではありませんでした。

まずはキル・ソンミの刀を折ります

…キル・ソンミ。 もはや俺の無敵ではない。

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ソンミは折れた刀の両方を手にして、
「これからが死闘の始まりだ。 これまでではないぞ」

「俺もこれまでと変わった。
 あなたは人を守ることに秀でていると言われるが…」
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# バンジは「お前は人を守るのに適している」と言いましたが、ムヒュルは既に攻撃の手法を体得しました。

再度バンウォンの前に無名の剣士たち

しかし、「バンウォン!」と駆けつけたのはハ・リュン

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「真っ先に逃げ出したと思っていた。
 だから大丈夫じゃない」

「逃げるなんて!
 大君媽媽を救うために私兵を連れて戻ってきたんです」
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プニは母親とバンジのことが心配になります。

「…」
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チョク・サグォンとバンジ

「何も躊躇はないようだな」

「ええ、もう守る人は誰もいませんからね」

「ああ、俺も同じだ」
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ムヒュルとキル・ソンミ

ムヒュルは腕に傷を負います

「経験こそが大切だ」
 (キル・ソンミ)

しかし、今度はムヒュルがソンミの足に傷を負わせます

「ホン・デボン師匠に悪いが、
 同じ弟子のどちらかが今日は死ぬようだな」

「…」

激しい刀の応酬が再開し、
折れた刀の先の半分を持って、キル・ソンミはムヒュルの胸を突きます。
しかし、
ムヒュルの胸にはあの〝雷が落ちた木で作ったペンダント(ハルモニからのお守り)“。

ムヒュルはキル・ソンミの首を切ります。

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ペンダントが防御しました

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ユクサンに怒りを覚えるヨニャン
(過去に子供たちは死んだと伝えたからです)

「何を言うのですか?キル・ソンミです。
 ソンミの計画です」
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「ユクサン! 帰って持っていなさい!」
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ヨニャンは切られたキル・ソンミのところに

「すみません。
 〝あなたの子供たちは死んだ“と言って、
 あなたを無名から去ることができなくしたのは私です。
 本当にすみません。
 それに最後まであなたを守ることができませんでした」

「そんなことを言ってはいけません」
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忍び寄るのはユクサン(小刀をかざして)
そこを瀕死のキル・ソンミが力を振り絞って、ヨニャンを救いました。

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キル・ソンミは愛するヨニャンの手を握り逝きます。

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ユクサン

「馬鹿な二人だ。 どうせ組織は滅びる」

「…」

「もしも私が嘘をつかなかったとすれば、
 組織は滅びたでしょう。
 いずれにせよ、あなたの家族は生き永らえない…」

ユクサンを刺そうとするヨニャンでしたが、その前にユクサンは息絶えます。

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谷山剣法の最後の末裔のチョク・サグォンとの決闘
バンジにムヒュルが合流

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「なぜ班村に武器庫を作ったのですか?」

「サンボンを殺すためにも必要だったからだ」
 (バンジ)

「みんなあなた達に責任があるわ。
 ポウンを殺しサンボンを殺したのは…。
 私のチョナ(チョンチャングンのこと)をも殺して…、
 その上、子供まで殺したわ」

…ではあの武器庫でのことは…。
 (ムヒュル)

「いったい誰を殺したいのか?」

「私の媽媽を死に追いやった罪ある5人だわ。
 媽媽を死に追いやったイ・ソンゲ、チョン・ドジョン、
 イ・バンジとムヒュル」
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「それにイ・バンウォン!
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「!」
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バンジとムヒュルは同時にチョク・サグォンの胸と腹を切ります

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「守り切れなかった剣士は…、罪人…」

「では、結局はそなたも罪人だ」
 (バンジ)

「…」

ここでバンジはヨニの言葉を思い出して、
「これはそなたの間違いでない。
 この世が不条理なんだ」
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「〝この世が不条理“…、まともではないから…。
 癒される言葉だわ…」

「…」
 (ムヒュル)

チョク・サグォンはムヒュルを見て、
「私を切ってくれて、
 コマプスムニダ(ありがとうございます)」
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ムヒュルは以前ヨンランからもらった手紙を思い出します。

…救って頂き、ありがとうございました。

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# このシーン…。
みなさま覚えていますか?
以前のムヒュルは「あ~、俺は字が読めない」と言ってしまいこんでいた手紙です。
確かにムヒュルは変わった。 字も学んだようです。

二人だけになったバンジとムヒュル

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「お前が助けてくれた、今度は俺たちなのか?」

「強くなれ。
 そして俺の前に現れて殺してみろ、ムヒュル。
 お願いだ」

「…」
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3人のボディーガードたちが、それぞれが守る主君のために戦わなければならないという、勝った者が“官軍”となる弱肉強食の世の中にあって、ユンラン(チョク・サグォン)の死でした。
“仁(慈しみ)”も“義(社会正義)”もないのか?
いや、ムヒュルとユンランとの間には「仁」を感じました。

不条理な世の中での1つのエンディングとなりました。
あと2つのエンディングが待っています。


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六龍が飛ぶ 第49話(下) 無名との戦い

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(photo by nana @ibaragi)

六龍が飛ぶ 第49話(下) 無名との戦い

バンウォンにより釈放された村人たちは、モポの船着場に向かって、カプンを荷車に載せています

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「カプンな…、大丈夫なの?」

「オンニ…」

「…」
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船着場で待っていたプニが待っていたので、彼女の尽力で釈放されたことを知ります。

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郊外の宴席準備

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密かにバンジが控えています。

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船着場ではプニはユンランを待っていたのですが、村人からはユンランが武器庫のことを知っていたことなどを聞き、不思議に思います。

そこに、プニに届いた書面

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…お誘いを受けて感謝しています。
 ここに少しだけ宝石を入れておきますので、感謝の印です。
 実は私は谷山(コクサン)の出身です。

コクサンという文字で谷山剣法と武器庫とバンウォンとの関係に気づいたプニは、バンウォンの危険を察します。

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祝宴

わずかの私兵を連れて宴席に来たバンウォンとハ・リュン

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バンウォンたちが祝宴の乾杯の酒を待っていると…、

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ムヒュルはミョサンとホン・デボンと共に斑村を離れます
しかし、
「どうも良くない気がする。
 大君媽媽に挨拶ができていないからだ…」
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プニは走ります

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その途中で無名の剣士たちを見かけます。
(腕の入れ墨で分かりました)

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しかし、この剣士たちをユンランが始末

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盃に“お酒”が注がれて…、

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プニが宴席のテントの中に“靖安大君の屋敷からの連絡”だと、
取り次いで貰い入って来ます。

驚くヨニャン、バンウォン

…プニがなぜここに…?

…プニや…?

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プニは、

…オンマがなぜここに…?
 なぜバンウォンがここに?
 まさかチョク・サグォンがここに向かっているのでは…?
 もしも無名とチョク・サグォンが味方同士なら…?

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「伝言とは何なのか?」
 (ハ・リュン)

…危ないと叫んだらよいか…?
 いえ、いけない。
 ムヒュル武士がいないからもっと危険だわ…。
 (プニ)

「早く要件を言え」
 (ユクサン)
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「何だと言うのか?」

「伝言は“悪い虫を吐き出せ”と言うことだけです」

…どうかこの意味を悟って欲しい…、
 イ・バンウォン…。
 あなただったら解るでしょう?


「なぜ突然こんなことを…?」
 (バンウォン)

…いったい何のことか…?
 (ヨニャン)

バンウォンはプニと語り合ったことを思い出します

「俺がもしも悪い虫に飲まれて変わってしまったら、俺を殺す前に、教えてくれ」

「“こら! イバンウォン! 悪い虫を吐き出せ!”って叱るわ」
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「…。 ああ、解った」
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ヨニャンは、
…プニは大君の屋敷には仕えてはいないはず…。

バンウォンは「ハ・リュン先生もちょっと」と、プニと一緒に外にでます

「いったいなぜ、班村の行首が?」
 (ハ・リュン)

「黙ったまま歩いてください」
 (バンウォン)

すぐに無名の剣士たちがバンウォンの私兵たちに襲いかかり、一蹴します
しかし、今度はチョク・サグォンが無名の剣士たちを一蹴。

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ムヒュルはユンランが最初に一蹴した無名の剣士たちの死体の傷から、“チョク・サグォン”が来ていると分かります。

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バンジとチョク・サグォンの一騎打ちの間に、プニの手を取って逃げるバンウォン

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そこにキル・ソンミ

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追い詰められるところにムヒュル!

「ムヒュル!」

「ムサニム!」

「遅くなってすみません。 主君!」

「ここを救ってくれるのか?」

「武士!ムヒュル! 
 御命を必ず果たします!」
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第49話の終わりの字幕は、
<朝鮮 最強の剣士ムヒュル>
<ムヒュルは後に世宗の内禁衛将となる>
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バンウォンのプニへの最後のプレゼントは新天地(島)と村人たちの解放でした。
プニは行首として新天地の開発にチャレンジすることになりました。
さて、残る第50話ではバンジとチョク・サグォンの戦い、そして駆けつけるムヒュルです。
最終話では史実に沿ったバンウォンの即位もあります。

第49話と最終第50話は次のサイトをご参考ください。

(第49話)
http://dramacool.me/six-flying-dragons-episode-49.html
(第50話)
http://dramacool.me/six-flying-dragons-episode-50.html


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六龍が飛ぶ 第49話(中) プニの選択


# 同じ関東地方でも神奈川県と茨城県とでは、サクラの満開には2~3週間の差があるようです。
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(photo by nana, 2016.04.15 @ibaragi)

六龍が飛ぶ 第49話(中) プニの選択と別れ

バンウォンは次にプニに呼び止められます

「大君媽媽。
 どうか私の班村の人たちを救って下さい。
 巡軍府(警察)での拷問で、既に3人が死にました」

「できない」

「村人は無実です」

「罪があるとかは問題ではない。
 ただ、反逆者のサンボンの手下だったからだ。
 許すこともできないし、首都を歩き回ることも許せない」

「大君媽媽…」
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「だから言ったではないか。
 村人が生き延びる為に、お前の最善を尽くすようにと…」

「何の違いもありません。
 ただ、単にサンボン先生に近かったというだけです。
 最初から何もしてはいません」

「…。 お前はそんな目で俺を見ているのか?
 〝害虫! バンウォンを吐き出せ。 
 イ・バンウォン!“って言ったよな」
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「若かった頃のことだわ。 もう意味ないわ」

「そうだな、意味ない…」

愛し合った二人に溝ができたのは明らかです。
しかし、まだ愛し合っている二人です。

「ここで、ちょっと待っていてくれ」と、その場を離れて悩むバンウォン

出てくるのはまたホン・インバンの亡霊
「世を手に入れると言うのは、
 お前にとっては孤独になるということだ。
 孤独が怖いから躊躇するのか?」

「いや、それは真実ではない」
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バンウォンが戻ると
プニは、
「ここを去ります」

「え?」

「私にできることはみんなを連れてここを出ることでしょう?
 政治のことですから、
 私たちはここには住むことができないのでしょう?
 解ります」

「は~」

「あなたが村人たちを許してくれるなら、
 どこか遠くに彼らを連れて帰ります」

「…」

「どうか許してやって下さい」

「帰るのか…? いや、駄目だ。
 俺の傍にいてくれ」

「媽媽…」

「結婚してくれ…。
 あ~なんてことを…」
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「良いわよ。 そうしましょう。
 あなたが望むならお傍にいるわ。
 どんなことにも従います。
 でも村人を開放してください

「…。 本気なのか? 
 その理由は何なのか?
 班村の村人はお前にとっては何なのか?!」

「サンボン先生が亡くなった日の午後のことだけど、
 オラビと3人で会いました。
 その時に、武器庫のことを私が話しに出したら、
 あなたはどうなったでしょうか?
 それにこの王朝はどうなったでしょうか?」

「…」

「なぜ私が彼らに武器庫のことを伝えなかったのか解りますか?」

「…」

「大君媽媽のことをとても愛しているからでしょうか?
 なぜオラビ(兄)の危険を顧みなかったのか解りますか?」

「…」
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「武器庫のことを黙っていたのは、
 ただただ村人を守りたい一心でした。
 結局はそれをあなたに求めたのです。
 あなたに賭けたのです」

「…」

「まだ巡軍府に監獄されている村人は、
 なんの力もない私を無意味にも信じています。
 私を信じる人たちです

「それで全部か?
 だから結婚するのか?」

「…」

「お前は何としても、
 死んでも信念を曲げない人だった。
 結婚はしないと言っていたのに…?」

「…」

「側室にはならないと言っていたのに…?!
 なぜだ?!」

「権力があるからです」

「何だと?!」

「私たち百姓は…、いえ、あなたは権力者です。
 百姓から全てを奪うのは力ある階層の人だからです」
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「お前…、しばらくはこの村にいてくれ」

立ち去ろうとするバンウォン

…俺はそんな(権力者には)なりたくはなかったが…?
 しかしできなかったのか…?

バンウォンは涙を流しながら引き返します

「帰るんだ。
 村人が行きたいところに帰ってくれ」

「では?」

「ああ、全員を釈放するように命令する」

「…」

「帰るんだ」

「媽媽…」
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…ムヒュル…、プニ…。
 俺は強くなる。
 しかし、寂しい…。

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ハ・リュンとチョクリョン

バンウォンは「遅くなった」と。
準備されていた話は祝宴のこと

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ムヒュルが休暇を取っている間の2日後に郊外での祝宴が決まります。
無名では、
「靖安大君の殺害はイ・バンジだということにしましょう」と作戦を練ります。

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ただし、使うのは無色・無臭の毒薬のようです

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ヨニャンはキル・テミに
「あわせてユクサンを殺しなさい」

「しかし、なぜイ・バンジを犯人に?」

「バンジはここにはいることができません。
 チョン・ドジョンの護衛ができなかったことで、
 イ・バンウォンに恨みを持っているからです」
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ヨニャンとバンジ

「明日です。
 タンセや、これが終わったら後はどうするの?」

「…」

「プニのところに戻ると、プニが危険だわ。
 そして私たちは大陸に行きましょう。
 大陸でまた夢を見ることができるわ」

「ではまた一緒に過ごせますね…」
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バンウォンはイ・シンジョクに班村の村人を開放するように命令します

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そこにムヒュルとプニが挨拶に来たと言うダギョン

しかし、バンウォンは会いません。

ダギョンは「すでに就寝です」と二人を帰します。

「では明日また挨拶に参ります」

「明日は郊外に外出です」
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チョク・サグォン(ユンラン)とプニ

プニは挨拶に来たユンランに明日の午後、モポの船着場から田舎に戻るので一緒に行こうと誘います。
ムヘンドという島で新しい生活を始める計画のようです。
しかし、ヨンランは〝明日は5人のことでやらないといけないことがある“と間に合わないことを伝えます。

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キル・ソンミとバンジ

「テミ(弟のキル・テミ)には一つだけ羨ましいことがある」

「何ですか?」

「使われる人と、使う人の二種類があるが、
 俺もお前も人に使われている。
 テミはそれ以上の男だった。
 俺はお前がテミを殺すところを見た。
 俺は、テミは全ての人生を使い果たしたと思っていたが、
 亡くなってからは、
 たった自分だけのために生きたのだと思うようになった」

「それで?」

「お前は恨みを果たしたいようだが、
 それはお前のためなのか?」

「…」

「きっと、虚しさを感じるだろうな…」
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小さくとも理想の町を作りたいプニですから、リーダーとして村人・庶民を守り、またバンウォンの所(宮廷)には入りません。
最終回を前にムヒュルとプニに別れを告げないといけないバンウォンの孤独。
それぞれにはそれぞれの選択肢がありますから、ちょっと寂しく感じるものの、それぞれの将来を応援したい気持ちです。

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六龍が飛ぶ 第49話(上) 仏教改革


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(photo by nana @ibaragi)

六龍飛天 第49話(上) 始まった改革

無名との協調路線に決別することを決めたバンウォン。
一方の無名も、新政権の仏教改革とは対立せざるを得なくなりました。

「イ・バンウォンの考え方は、
 チョン・ドジョンと同じだと言うのですね?」
 (ヨニャン)

「サンボンの考え方を否定してはいません」
 (イ・バンジ:李芳道)

「しかし、靖安大君は人の欲望というものを理解しているわ」

「いいや、自分が望むことしか認めない。
 イ・バンウォンが“無名”の考えを受け入れると思いますか?
 俺が証明してみます」
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バンジがチョン・ドジョンから預かっている“密本の連盟書”にはイ・シンジョク(李信積)の署名があります。

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バンウォンとハ・リュン

…700年の歴史(無名のこと)には終止符を打ってやる。

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「ではどうやって…?」

「三つの基盤を潰す。
 まず、宦官と女官の組織。
 次に仏教徒と寺院。 そして商業集団だ」

「仏教と商談と宦官と女官ですか?」

「無名の組織の基盤を成しているからです」

「仏教を排し、宮廷に仕える者を入れ替える。
 そして、商談ですね?
 私が何とかしてみましょう」

「準備が整うまでは良い関係を維持しておきます」
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新政権の功労者選びでもめる兄弟

武闘派のバンガンは、「王子の乱」で戦闘に加わりもしなかったチョ・ジュンが、正一品として総理クラスに登用されたことなどで不満。

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部下のパク・ポは、
「能力が認められないと言うのですね?」

「ああ、だからお前は俺の補佐なのだ」

「では黙って見過ごしてはいけません。
 我々には情報組織が重要です」
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二人は批国寺を訪問します

「お前たちはバンウォンに協力したというのに、
 何の褒美ももらわなかっただろう?
 あいつはいつも厚かましいんだ」
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無名を探っていたのはチョク・サグォン

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チョ・ジュン以下、イ・スクボン、義父のミン・ジェなどのバンウォンの仲間たち
(新しくクォン・グンも入っています)

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「(バンガン)兄貴は不満を持っているので、注意してください。
 それに、チョン・ドグァンはまだ逮捕できていないのですか?」

「指名手配をしています。
 それに班村の支援者たちを尋問しています」
 (イ・シンジョク)

「首都に彼らが住んでいることは許せないことです」
 (ミン・ジェ)

バンウォンは意見を認めつつも、
「しかし、行首(ヘンス:村長のプニのこと)には手を触れないでください」
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班村の住民の多くがチョン・ドジョンを支持していたので、徹底的に尋問がなされ、カプンも拷問に遭います

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ムヒュルは拷問の現場を見て悲しみます。

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プニは「バンチョンの村人は無実です」と訴えるものの、
イ・シンジョクは「チョン・ドジョンに住まわせてもらっていた者たちだ」と受け付けません。

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ムヒュルとプニ

「このままでは村人は死んでしまいます。
 どうか…」

「何もできません」

「どうしてなのですか?」

「お分かりのとおりで、
 これは政治と権力の世界だからです」

「…」

「あなたもお分かりでしょう?
 成均館がチョン・ドジョンの配下にあったからです」

「…」

「班村も同じです。
 権力を得た者たちは見過ごすことはしません。
 解るでしょう?」

「いいえ、どうやって理解しろと言うのですか?
 私は行首(ヘンス:村長)であって、
 村人が死ぬかもしれないのですよ?
 受け入れろと言うのですか?」

「…」

「私にも確かではないのですが、
 ただ次の段階を見極めたいと思います」

「次までに、時間がかかると思いませんか?」

「…」
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村に武器が蓄えられていたことも含め、敵味方なく班村の人々は逮捕され、ミョサンの宿場も閑散としています。

「ムヒュルは事を終えたら辞めるといったけど、
 いったいいつ辞めるのかい?」
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…時が来たのか…?

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ムヒュルはバンウォンに、班村の人々のことを話して、心が痛むと訴えますが、
「これが権力を得るということだ。
 力ある国を作るためだと思わないか?
 これは巡軍府(警察)の担当だ」

「大君媽媽。
 俺は高陽(コヤン)に帰りたいです」

「ああ、いいさ。
 しかし、10日以内に帰って来い」

「いいえ、もう辞めたいです」

「…」

「疲れます」

「…。 俺だって疲れている。
 馬鹿なことは言うな」
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バンウォンがバンソクを切った時、そこを見ていたムヒュルの目を思い出します。

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ハ・リュンは仏教改革の計画書を手渡して、イ・シンジョクに意見を求めます。

…靖安大君はサンボン先生と同じ政策を進めるのだろうか…?
 (イ・シンジョク)

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イ・シンジョクのことを待っていたバンジ

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仏教改革の計画書を貰い、ヨニャンたちに見せます。

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「靖安大君はもう捨てる。
 すでに刀としての役割は終えた。
 靖安大君を祝宴に招待しなさい。
 あの刀は折るしかありません」
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バンウォンは絹布を土産に班村を訪れるのですが、村では拷問で死んでいった子供を嘆く村人たち。

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怒りをミョサンの宿屋に向け、武器を隠したことが原因だと、食堂を荒らします

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やってきたムヒュルは驚きますが、ミョサンは、ムドンという少年が拷問で死んだと、
「私たちにも罪があるから、もうここまでにして、
 村に帰ろうよ、ムヒュル。
 もう人が死ぬのは見たくない、ムヒュル…」
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絹布を持ってきたバンウォン

「ハルモ二…」

「!」
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「この村を離れろ。どこかに屋敷を探しておくから」とバンウォンは提案しますが、
ムヒュルは、
「なぜ俺がお仕えしたのか?
 その理由を覚えていますか?」

と、“民百姓が笑って暮らせる世の中を作る”というお互いの目標のことを持ち出して、
「政治は人々を笑わせるためです」

「…」

「しかし、大君媽媽。
 今、誰が笑っていますか?
 村人の顔を見ましたか?」

「は~」

「私は大君媽媽からの褒美を貰うためではありません」

「…」

「…」
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「この村を出ろ。
 それに、その褒美はハルモニにあげろ…」
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兄の芳果(バングァ)を国王に就けたとはいえ、政治の実権はバンウォン。
チョ・ジュン(総理)と補佐官のハ・リュン、それに義父のミン・ジェを従えて王子として改革を既に開始。
実際の改革の内容は後日まとめますが、第49話にあるようにチョン・ドジョンを味方したものは粛清されます。
そして仏教改革。
開京と漢陽にあるお寺はこれから消えていきます。
そして生き残ったチョン・ドジョン派は「密本」として地下に潜伏…。

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六龍が飛ぶ 第48話(下) 粛清


ハナミズキ
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(2016.04.16)

逃亡するナム・ウン

長刀での傷を負って逃げ込むところに、イ・シンジョク

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死を覚悟して、シンジョクに自分を殺して手柄を持って、宮中に潜入するよう依頼します。
“密本”の遺志を継いでもらうためでした。

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「靖安大君の下で“密本”を再開する機会を待つのだ。
 私の最期にできることは、
 私の首を大君に差し出すことだ」
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大君の作戦には最初から参画できなかったものの、ナム・ウンを追跡していて、こうした形で報告できたと、イ・シンジョクはナム・ウンの遺体を運んで来ました。

「あなた、お客様ですよ」
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当然ながらダギョンもバンウォンも裏があることには気づいているでしょう。
しかし、イ・シンジョクの手柄として認め、政府の官職を与えます。

「将来は過去を越える。
 信じていますサヒョン(兄貴)…」

…どこまで知っているのだろうか…?

「イ・シンジョクサヒョンの役職を元に戻してください。
 巡軍府(警察)でしたよね」

「ええ、大君媽媽、最善を尽くします」
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山の中のトクサングァン

イソ群の村のリーダーだった叔父さん(プニにとって)は、チョン・ドジョンから預かった弟のチョン・ドグァンへの形見をに届けようとします。
バンジもチョン・ドジョンの遺体があるトクサングァンに向かいます。

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しかし、イ・ソクポンたちが後を追っていました。

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バンジとチョン・ドグァンが標的でした

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矢を受けて、
「タンセや、俺はもうだめだ。
 サンボンオルシンからの物だ。
 お前が渡してくれ」

「…」

「イソ群の村の頃から死ぬのは怖くなかった。
 後はタンセに任せる」
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チョン・ドグァンとバンジを守る為に…。

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「…」
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早速、イ・シンジョクはチョン・ドジョンに加担したものたちの捜査に入ります。

「王命だ! 
 この班村の捜査も始める!」
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班村でも取り締り、真っ先にカプンは棒打ちに遭います

プニはカプンの命乞いをするしかありませんでした。
イ・シンジョクは村の捜査をさらに深めます。

…私は生きるためには何事もいとわない。

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無名

矢の傷を負ったバンジはヨニャンたちに救われて手当を受けていました。

「どうなっているのですか?」

「長い間、昏睡状態だったわ。この湯薬を飲みなさい。
 元気になるわ」

「…」
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「あなたたち二人が生きているとは思いもしなかったわ」

「もう、俺はどんなことにも関係ない。
 サンボン先生が亡くなったから、
 “無名”の目的も果たしたのだろう?
 政治は分からないけど、
 これまでのことで二つのことが重く心に残る」

「…」

「イ・バンウォンとチョン・・ドジョン、
 結局は二人が望んだ世界や国は同じなんだ。
 イ・バンウォンは本当に理想の国をめざしていたんだ」

「…、もうひとつは何なの?」

「イ・バンウォンは
 〝無名“のことは無視するかもしれない」
4833n_20160318211707c77.jpg

そう言ってバンジは去りますが、キル・ソンミは、
「お前のオモニが二人の生存を知ったからには、
 また消え去るだろう」
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バンジに託された手紙と形見は、チョン・ドジョンから弟のチョン・ドグァン宛でした。

…私はここで終わる。
 私と同じ道を歩んではいけない。
 人々にはそれぞれの道があるからだ。
 私が去った後の世の中はきっとこれまでにないものだろう。
 皆は自分の決断に従うべきだ…。

そして、
…私を常に守ってくれたイ・バンジには、
 “私のために死んではいけない、
 生きてくれ”と伝えてくれ

これを読んで、バンジは手紙を捨てます。

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バンウォンとハ・リュン

バンウォンは量田(土地の測量)と仏教改革という、チョン・ドジョンの政策を引き継ぎます。

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「サンボンがなくなった以上、
 サンボンが成し得なかったことは私が引き継ぐ」

「では軍政はどうしますか?
 サンボンが急進的だったかこうした革命の原因となりました。
 これまで通りに私兵を認めますか?」
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「ふふふ、先生。
 私が狂っているとでも思いますか?
 これからはこの国には私兵は存在させません」

「ええ、分かりますが、また血の嵐が来そうで…」

「これだけでなく、また血の嵐が吹く」

「?!」

「以前に言ったように、次の標的は〝無名“だ」
4834c.jpg

〝無名“

「こうなってからは、
 この国で一番の勢力はイ・バンウォンだ」

「では我々の要求もまとめておきます」

「高麗の始祖の王権(ワンゴン)の500年前の時と同じ様に、
 盟約を結ぶのだ。
 チョン・ドジョンとは違って、
 イ・バンウォンは野心があるから共通点がある」
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一端出ていったバンジはヨニャンとキル・ソンミのところに戻ります

「もしも俺が間違っていなければ、
 イ・バンウォンはチョン・ドジョンの考え方を継ぐでしょう。
 そうなれば、イ・バンウォンを敵に回しますか?」

「我々はイ・バンウォンが何を考えているのか分かりません。
 しかし、必要であれば…」
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「イ・バンウォンを襲撃する機会を作って下さい」

「どんな機会なのか?」

「その機会を作ってもらえれば、
 イ・バンウォンの命を貰います」

…イ・バンウォン。 俺が殺す。

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バンウォンは、ハ・リュンに「〝無名“との勢力を分け合うことはしない」と。

…無名の700年の歴史を終わらせる。

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(第48話おわりの映像)

絶対王権を築くための“粛清”の嵐は常だったようです。
無名(フィクション)、密本(伝説)そして老論派の粛清(イ・サンも父の仇を打つかのように実行しました)…。
慶昌宮(キョンチャングン)の後苑の東屋にはサン(第22代王・正祖)の扁額があります。
“私は太陽だ。すべての家臣は私を崇めよ”というものです。

すべての反乱分子は抹殺する…。
裁判はなし…、そんな時代だったのですね。

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六龍が飛ぶ 第48話(中) 重く冷たい手


赤と白のハナミズキの花が咲き始めています。
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(2016.04.14)

六龍が飛ぶ 第48話(中) 重く冷たい手

プニとバンジはヨニに別れを告げています

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…すまなかったヨニ。
 俺は本当の気持ちを言葉に出せなかった。
 “サラハンダ(愛している)、一緒に住もう。
 お前が必要なんだ”と…。

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…オンニ。本当にごめんなさい。
 これまでのことを感謝してる(コマウォ)。
 行ってらっしゃい(チャル ガ)、オンニ。

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バンウォンはムヒュルに
「お前は死ななかった、負けるとも思わなかった」

「プニさんが我々の戦いを途中で止めさせたのです」

「プニ…」

「ヨニさんが亡くなりました」

「…」

「注意して下さい。
 バンジはきっと自分を失っています」

「そうだな…、きっと正気じゃないだろう」
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バンジは再び刀をとって、
「サンボンオルシンの遺体はどこなのか?」
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「キル山のトクサングァンの傍だと聞いているわ」

「…」

「オラビ。
 ことを急いではいけないわ。お願い」

「…、プニや」

「焦る前に、私のことを先に考えて頂戴」

「分かった…」

「…」
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バングァとジランがいる部屋にバンウォンは入ります

「お前は人間ではないのじゃないか?」

「…」
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「お前のアボジはな!
 お前が成均館に入学したことで、
 とても賢い息子を持ったと誇りに思っていた。
 しかし、世継ぎになることを諦めきれずに、
 サンボンを殺し、終いには弟まで殺した!」

「どうか、叔父さんがアボジを説得してください」

「黙れ!出て行け!」

バンウォンは、「派兵を見合わせ、チョン・ドジョンの罪を認めるよう、アボジを説得して下さい。そうしないと、大変なことになります」とジランの腕を握ります。

「ははは、素直に言ってみろ。
 出ないとこの俺まで殺すと言いたいようだが…?」

「いいえ、そうではなくて、私が結局はアバママのことを…」
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「貴様は何を考えているのか?!
 バンウォンな…。
 それ以上言うと、その口を裂くぞ!」

「ですから、
 叔父さんこそがアバママを説得するのです」
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ハ・リュンは、“派兵の中止”と“チョン・ドジョンの死罪”、その理由は出兵と勝手な世子選びをした張本人だという“教示(王命書)”を準備して、イ・ソンゲから捺印を貰うよう、チョ・ジュンに頼みます

ただし、
「チョナは世子チョハの死をまだ知りませんから…」
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そこで、チョ・ジュンは土下座して

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「世子チョハがお亡くなりになりました!」と涙の演技

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しかし、イ・ソンゲの怒りは収まりません。
イ・ソンゲは遮る兵士を切りバンウォンの首に刀を…。

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「こいつめ!下等動物よりも劣る。
 イヌやブタにも劣る!
 弟と師匠を殺したとは…」

「サンボン・チョン・ドジョン師匠は、
 我々王子たちを殺すだけでなく、
 幼い世子を利用して、国家を独り占めせんとしました!」
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「私がこの国を創ったのだ!」

「…」

「お前は誰のお蔭で王子に成れたと思うか?!
 なぜ王の座を求めるのか?!」

「…」

「私はこの何十年も倭寇(海賊)と戦い、国を守ってきた!
 お前には、私の栄光と力に借りがあるんだぞ!
 それだけではない。
 民百姓から私が受けている信義にも借りがある。
 これらは私とサンボンとが作り上げてきたものだ」

「…」

「お前はそのような夢を見るべきではなかった。
 私の世子で作り上げた王座だ。
 しかしながら、お前は父親と弟から王座を盗もうとしている」

「…」

「これは王座を狙う反逆罪だ」

「…。 ええ…。
 アバママの仰せのとおりです。
 ですから、アバママだけが私を殺すことができます。
 アバママが死をもってしか許してくれないのなら、
 私はお受けします」
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「はい、私は死罪をお受けします。
 私は、
 死んでこの苦渋の道を終わらせることができます」

「…」

「殺してください(チュギシプシヨ)!」
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「お前は最後まで騙すつもりなのか?!
 私にはお前を殺すことができないと思っているのか?!」

イ・ソンゲが刀を振りかざすと、バンウォンの私兵たちが一斉に刀を抜きます。

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「刀を降ろせ!
 刀は降ろせと言っているんだ!」
 (バンウォン)

「…」

「は~ははは、どうしますか?
 私の人生はアバママのその手の中にあります」
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イ・ソンゲが本気で刺そうとする時に、イ・ジランがバングァとムヒュルを連れてやってきます。

「お止め下さい!」
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膝をついてジラン

「兄貴。止めて下さい。
 子供たちを皆殺しにするのですか?」

「…」

「最初はバンウ、そしてバンソクとバンボン。
 今はバンウォンに刃を向け、
 それからバングァとバンガンでしょうか?」
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「兄貴…。もうここまでにしましょう。
 生きていられなくなりますよ。
 誰に指図ができようものですか、
 息子たちを殺してしまった王に誰がついて行くとお思いですか?
 子供たちは兄貴のもの、この国も兄貴の国です。
 兄貴…。 もう一度許してやって下さい」
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「ふっ、ふふふ…。
 は~ははは、は~ははは」

イ・ソンゲは笑って寝殿に引き返します。

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「あ~」
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そして、玉璽

イ・ソンゲはジランに、“私はもう咸州(ハムジュ)に帰る”と言い残して引退してしまいます。

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バンウォンとバングァ

「アバママの禅譲です。
 どうか玉座をお受けください」

「バンウォンな。
 俺には正妻の息子はいない。
 そんなものは欲しくない」

「私は、兄貴を尊敬しています。
 どうか良くお考えください。
 お願いします」
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重く冷たい手

バンウォンは一人になって、重い手を掴んで乱のことを振り返ります。

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亡くなったヨンギュが現れて、
「なんでまた自分の手でこんなことをしたのか?」

「ヒョンニムがその場にいてくれなかったからだ」

「すまない。 いることができなくて…」
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「ムヒュルにはやらせなかった。
 またまた兄貴のように、
 俺を置いて去って行くことになるような気がしたからだ」

「トリョニム。もう振り返ることは止めて下さい。
 来るところまで来てしまったんです」
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「そうだな、振り返るのは止めよう」
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身近な人の死を迎えないといけなくなりました。

『信義』でのチェ・ヨンの“重い刀”を覚えていますか?
生きるか死ぬかの野獣のような弱肉強食の時代に、武器は離せない。
しかし、武人として剣士として人を殺さないと自分が生きていけない中で、人を切るたびにその刀が重くなる。
そしてその手は冷たく震える…。

そんなバンウォンだったと思います。

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六龍が飛ぶ 第48話(上) 罪と罰

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六龍が飛ぶ 第48話(上) “罪と死とは全く関係ない”

剣を交えるバンジとムヒュル

「どいてくれ、ムヒュル。 頼む!」

「帰ってくれ、イ・バンジ!」

「靖安君がやったことが分かっているのか?!
 ユニだって…」

「お前を誘引するために、
 誰がユニさんを利用したのか分かっているのか?」

「…」

「俺だ。 俺が思いついて教えたんだ」

「お前…」

「ヨニを殺したのか?」

…ヨニさんが死んだ…?

「ムヒュル!」

「俺は言い訳はしない」

「俺はお前も無くしたくはないから、お願いだ」

「お願いだから帰ってくれ」

「どいてくれ。 殺したくはないんだ」

「俺だって殺したくない。
 もしも、お前が俺なら、どくことができるか?」
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ハ・リュンは

「スクチョン(粛靖)門を閉鎖して、ナム・ウンを捕えろ! 
 それにチョン・ドジョンに加担した者を引きずり出せ!
 チョン・ドグァン(弟)もだ!」
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また、ハ・リュンはチョン・ドジョンの遺体は山に捨てるように指示。

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ミョサンとプニは兵士から聞いて、ムヒュルとバンジがいるかもしれないと、側門の方に向かいます。

戦い続けるムヒュルとバンジ

バンジはムヒュルから足を、ムヒュルはバンジから肩を切られます(# ムヒュルは変わったと言われていましたが、明国での約1年の修行で腕を上げたようです)。

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二人とも負けません。

そこにプニとミョサンが駆けつけて二人を止めます

「止めなさい、ムヒュル! ダメよ!」
 (ミョサン)

「止めて、オラビ!」

「どけ、プニ」
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「もう終わったのよ!サンボンオルシンは亡くなったのよ!」

「!」

「靖安大君がサンボンオルシンを殺したのよ」

「…」

「サンボンオルシンの負けなのよ。
 もう戻ってはこないわ。 我々も負けたのよ」

「いいや、負けてはいない」
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「百姓たちにとっては、
 生き延びるということが勝ちなのよ

「…」

「だから、帰りましょうよ、オラビ!」

「…」

「私も負けろというの? オラビ?!」
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# プニの涙の訴え、シン・セギョンのかん高い涙声、崩れた涙顔での演技。
真に迫った演技です。
見ていて“本物”を感じ、感涙しました。

「イ・バンジ!」

「ダメよ!
 もしもイ・バンジを殺すなら、私も殺しなさい」
 (ミョサン)
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「…」
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朝になってバンウォンは宮中に進軍

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ムヒュル

…いったい何人を殺すことになるのか…?
 強くなるということは、どれだけ血を見るのか…?

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影から見ているのはユンランでした

…イ・ソンゲ…、チョン・ドジョン…、
 すべては“無名”からだ

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ついに正殿を制圧したバンウォン

「世子はどこだ…?」

「東宮殿です」
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(イ・スクボン)

チョ・ジュンを説得するのはミン・ジェ

「知らないとでもいうのですか?!
 サンボンはこの国を戦争に導こうとしたんですよ!」

「だからどうして欲しいのか?」

「出兵を取り止めることです。
 そして、サンボンを罰する王命を戴くのです」

「サンボンが生きているなら、
 反乱を罰する立場にある」
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そこにダギョンが来て、
「サンボンは成均館で亡くなりました。
 サンボンは自分の道を選びました。
 チョ大監も進む道を決断して下さい」
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バングァに怒るイ・ジラン

「サンボンが…?」

「落ち着いてください」

「お前たちは気でも狂ったのか?!」
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イ・ソンゲは「甲冑と刀を持ってこい!」と叫ぶのですが、そこにチョン・ドジョンが死んだという知らせ。
「サンボン…、
 チョン・ドジョン大監は殺害されました」

「何だと?!許さん!
 バンウォンをここに連れてこい!

ハ・リュンはバンウォンに、
「チョ・ジュン大監とイ・ジラン将軍を説得するまでは、
 チョナの前に行ってはなりません」

「ええ、その通りです。
 今度は私がアバママを諦めさせます」
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「え?!」
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# 二つの歴史書を読んだところ、“バンソクまで殺してしまった”との記述しかなく、私は“世継ぎの存在が邪魔だったはず”としか思っていなかったのですが、「アバママを諦めさせる」というセリフに脚本の凄さ・ワイズな面を感じました。

傷ついて戻ったムヒュル。
「手当が先だ」とイ・スクボンに言われるものの、
「いいえ、大君媽媽を守ります」
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この間、バンウォンは許しを請うバンソクに刀を向けます。

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「世子チョハは、何も間違いは犯してはいません」

「では、どうして…?」

「昨夜亡くなったある者が言っていました。
 “罪とは死とは全く関係ない”
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「…」
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バンウォンはハ・リュンに、

「ジラン叔父に会わないといけない…」

「はい、大君媽媽」

「…」
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そして、ハ・リュンとイ・スクボンは、イ・バンジが逃げている以上は危険だと、バンジの殺害を試みます。

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イ・ソンゲが溺愛したと伝えられる第2夫人の子(8男)のバンソク。
歴史に“もしも”の“たら~、れば~”はないのでしょうが、現代ならばクーデターの後、「バンウォンが、世子を廃位する程度で済ませるだけで良いのでは?」と思います。
弟を殺すという事は第15代王・海光君も同じ。

ドラマではバンソクの言動があるだけに可哀想で、テレビゲームのように冷ややかにはなれません。
なぜバンウォンはそこまで?
そもそもの原因はイ・ソンゲと康夫人の世継ぎ選びでの失政にあるとは思います。
また、三国志では諸葛孔明が「泣いて馬謖を切る」という、軍の規則に従わなかった将軍を切る“故事成語”もあります。
バンウォンも絶対王権を誇示し、反乱の芽を先に摘むためだったのでしょうか?

ドラマ『信義』ではユ・ウンスが現代から高麗にタイムスリップして、「野獣のような国」だと比喩しました。
このドラマでも「あなたが悪いのではない。この世が悪いのだ」というセリフが何度か出ます。
また、バンウォンは“罪とは死とは全く関係ない”と言いました。
そうですね。
そんな世の中だったのでしょうね?
「弱肉強食」…。


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六龍が飛ぶ 第47話(下) 革命家・鄭道伝

モミジの葉
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(2016.04.11)

六龍が飛ぶ 第47話(下) 「第1次王子の乱」③ おびえた猫?

孔子廟がある成均館と祭壇がある斑村には、〝王命がないと武装して入るわけにはいかない”と、バンウォンは入り口に留まります。

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「さあ、チョン・ドジョンが出てくるのをここで待とう!
 俺の言葉に続け!
 “チョン・ドジョン出てこい!”」
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「謀反の王命を待つつもりですか?!
 聞いたら(北門から)逃げ出しますよ。
 中に入りましょう」
 (ハ・リュン)
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「だからこそ裏の門も固めているではないですか。
 私たちは歴史を作っているのですよ。
 “サンボンは怯えた猫のように逃げ出した”と…」
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成均館の明倫堂

「チョン・ドジョン出てこい!」
の掛け声が響く中

ドジョンは弟の道光(ドグァン)に手紙を残します。

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また、バンウォンにも。

…静かにしてくれ。 出てくるから。

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「は~ははは」
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「みんな静かにしよう。
 師匠が出てくる。
 師匠にも少し時間を与えよう」
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チョン・ドジョンは成均館の明倫堂を出て、儒学生たちに、

「みんな騒ぎで起きてきたようだな。
 早く寝てくれ。
 明日の朝には全てが変わるだろうが、
 これまでのままでいてくれ」
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ムヒュルとバンジ

バンジの動きを読んだムヒュルは単独でバンジを探し、二人は出会います。

「サンボン先生はここにいるのか?」

「おそらく…」

「いかないといけないんだ。 
 ムヒュル」

「バンジや、一つ初めてお願いしたいことがある」
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「帰ってくれ」

バンジが刀を抜きます。

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バンウォンとドジョン

成均館の扉が開いて…、

「師匠…」

…逃げ出さなかった…。

一礼をして、

「…」

「ちょっと歩きたいが…」

「ええ、師匠」
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「なぜ逃亡しなかったのですか?
 あれだけ大声を出したのに」

「逃げる必要はないからだ」

「…」
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「お前と私が望んだ国というものは基本は同じだ。
 私が主導しようとお前が主導しようと同じだ。
 しかし、私の間違った道はここまでにする。
 お前には私の心の中まで分かっているだろうから、
 後は引き継いでくれるだろう」

「遼東への出兵は間違っています。
 そんなことは起きません」

「いいや、生き残った者がきっと後を継いで新しい時代を作るだろう」

「…」

「死んだ者では不可能だが…」

「…」

「私は疲れた。 バンウォンな~」

「…」

刀を抜くバンウォン

「…」

…人は悲惨な世を生きなくてはならないか、
 または悲惨な死を選ばないといけない…。
 どうも私がポウンと同じ道を歩いて逝くのだな…。
 (チョン・ドジョン)

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バンウォンは剣を突き刺します

「…」
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「…」
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「…」
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「!」
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「…」
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「…」
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そしてハ・リュンに、
「“怯えた猫のように逃げ出した”という記録の部分は削除してください」
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「…」
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プニとバンウォン

「…」
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「…」
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プニとバンウォンは見つめ合うことなく…。
バンウォンは最後のリストの〝鄭道伝”を焼きます。

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「…」
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(第47話のおわりの画面)

こうして1398年(旧暦)8月26日の「第1次王子の乱」の夜は終わります。
しかし、明日はどうなるか?

バンウォンは世子のバンソク、父親のイ・ソンゲ、副首相のチョ・ジュン、それに叔父のイ・ジランに対して、〝謀反”の正統性と〝大義”を納得してもらう必要があります。
第48話も20分ずつ分けてアップしますが、それぞれに良いセリフが飛び出します。

①イ・ジランの反応
②イ・ソンゲの反応
③イ・バンジの反応
そして、④これからのプニの反応


あと、2話で『六龍が飛ぶ』(全50話)が終わります。

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