最終話(下) 『華政』

昨日の釜山(プサン)の空です。
pusan yes
(港が見える高台より:2015.11.26午前
 帰国後の晴れた関東の夜空では満月が楽しめました)

# いよいよこれで50話の長編が終わります。
私にとっては歴史の教科書のように、いやそれ以上のものだった…。

最終話(下) 『華政』

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キム・ジャジョムは敦化門の前で、

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そしてカン・ジュソンは城外の門の前で斬首されます。

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「あの桟橋に始まった、私の長い戦いが、
 今日ようやく終った気がします。
 でも、ソバニム(あなた)、
 私は今日がまた新しい始まりだと思って忘れません」
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ポンリム(孝宗)を訪ねるチョンミョン

「いらっしゃい媽媽。待っていました」
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別造応

「え?!チョナから食事を賜るのか?!」

「さあ食台を広げるぞ!行こう(カプシダ)!」

そして人生のよき日

賜った食事を前に、硝石班長(焔硝匠)のボンスは、
「チョナだけではないぞ、
 この名誉は公主媽媽やホン大監や、
 イヌ内禁衛(ネグミ)将のお陰だ」
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監造官のパングンは、
「心配するな!もっと良いニュースが二つだ。
 ホン・ヨン大監が右領議政(副首相)に抜擢された。
 もう一つは、ホン・ジュウォン大監が、
 軍部の総指揮という特別職を与えられたんだ!」

「わ~、本当に?!」
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そこに、ホン・ヨンが
「私にも食事を分けてくれ。
 別造応の司令官だからな!」

そこで、昇進したのではないのかと騒ぎ…。

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チェ・ミョンギルもジュウォンを訪ね、
「昇進が却下されたというのは本当か?!」

「ああ、公主媽媽が拒んだんだ
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孝宗とチョンミョン公主

「今日から私たちはチョナの敵になります。
 これがお断りの理由です。
 敵である限りまた宮中を去ります

「媽媽、私の敵になるとは…、
 いったいどういうお考えなのですか?!」

「…」
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チェ・ミョンギルは孝宗を訪ねて
「チョナ…」

「そなたも公主媽媽の言葉を聞いてやって来たのだな?」

「…」
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「そうだ。これが媽媽のお言葉だ」
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孝宗が開いたのは、チョンミョンが「華政」と書いた掛け軸でした。

「“権力というものは最初の意義を自然と失くしてしまう運命にあり、そして変って行く”ものだ」と。

そして公主媽媽が「民には力はありません。今日の民のように喜んだことを、権力者たちはいつの間にか忘れてしまいます。
そして権力者というものは民の声を聞かなくなります。
チョナはこの国最高峰の権力者となられたので、私はお傍ではなくて、正面から対峙します。
私たちは常に権力と戦って行くのです
」と言い残したことをミョンギルに伝えます。

「華政…、ファジョンですね。“輝く花のような政治”」

「ああ、政治は輝いていくだろうから、
 媽媽は自分の民・百姓の元に帰るとのことだ」
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別造応の仲間が、
「昇格が拒否されるなんて?!」

と騒ぎ出しているところにチャギョンが来て、
「これには複雑な背景があるんだ」
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早速チョンミョンは硫黄の精錬釜のチェック
そこにジュウォンも来ます

「窯(キルン)が劣化してひびもあるようだわ」

「どうも蒸気の出方と色が変だと思っていた」
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「どうしてナウリがそんなことまで…。
 私がここの硫黄精錬技師ですよ」
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「分かっているさ。
 しかし、私はこの製造所の責任者の一人だから、
 媽媽の不都合は守っていかないといけないんだ」
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そして、
「私は決してこの手を離さないと決めている。
 媽媽と同じところで、同じ道を歩むんだ」

「ソバニム…」
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仲間達が駆け寄って来ます

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「いったいどうなっているのですか?!
 いったいなぜこんな所に戻って来たのですか、媽媽?」

「だって、ここが私の場所だからです」
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「え~?」

「さて、我々もこの製造所を守らないとな!」

「我々…。ええ、そうですね!」
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「…」
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「…」
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(これまで『華政』のご視聴ありがとうございました:MBC)
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(おわり)

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清々しいエンディングでしたね。
第17代王・孝宗は「火器都監」の拡充と国防強化を10年かけて進めます。
そして、
第18代王・顕宗、第19代王・粛宗(スクチョン)~第22代王・正祖(イ・サン)と、平和の中で朝鮮王朝の中興と繁栄がもたらされます。

これまでの50話を通してKJSの応援ありがとうございました。
長期に亘って、朝早くから“ワン拍手”や“ワンクリック(日本ブログ村へ)”ありがとうございました。
ブログを書いているときは能動的・能動態なので苦にはなりませんが、読んで頂く皆様は受動的・受動態なので長編は疲れるのでは?
私としては一緒に歴史を考えることができればと材料提供のつもりで、また、一緒に共感できることは有り難いと思います。
カムサ~ムニダ!

これからも歴史長編にチャレンジしたいと思います。
早速、明日からは『六龍が飛ぶ』でラブラインも楽しみましょう。

これからもよろしくお願い申し上げます。
チャ~ル プタッケヨ!
(今夕、「六龍飛天」のキャストを再度チェックします)

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華政 最終話(中)民の国

華政 最終話(中) 朝鮮は民(たみ)の国である

風にあたりたいと言って亡くなったイヌでした。

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「ソバニム…」
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満月の夜

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ジュウォンはカン・ジュソンの牢獄を訪れて、

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「イヌを見送ったところです、大監」

「…」

「たとえ大監とて、もう処罰を受けなくてはなりません」

「しかし、これで終わりではない。
 私がいなくなっても、
 また別の名のものが権力を握って出現するのだ。 
 ジュウォナ…、
 お前が真っ直ぐに立っておられるのも一瞬だけだ」

「解かります。
 これがほんの一瞬だけだと強く感じます」

「…」

「ええ、我々はまた倒れるでしょう。
 しかし、また同じような戦いで血を流して倒れたとしても、
 権力で民・百姓やこの国を牛耳ることはできません。
 そしてまたいつか、同じような者たちが立ち上がって、
 権力と戦っていくことになるでしょう」
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「…」

「これは私が信じている、
 また別の世の中の事実でもあります、大監」

ジュウォンは最後に一言と、
「イヌは、大監のことを責めてはいませんでした

「え?」


チョンミョンはキム・ジャジョムを訪ねます

「夜長の話の友として来たのですか?」

「…」

「そうですね。
 あなたのやり方であなたは勝ちました。
 しかし、カン・ジュソンを排除したからといって、
 媽媽が夢見る世の中が来るのでしょうか?」
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「そうですね、大監。
 私が思うまた悲しい面です」

「でも、あなたはそのままでいると言うのですね」

「そうです。生きている限り戦います。
 大監、今日がたとえ昨日と変わらなくても、
 我々仲間は今日も戦い続けます。
 明日が今日と変らなくても、明日も戦い続けます」

「…」

「それが私の希望というものです」

「そうですね。“希望”には頭が下がります。
 ええ、媽媽。 どうか幸運を祈ります」
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翌日が最後の審判(1651年)

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ポンリムは、
「腐敗した権力者たちを我々の努力と意志の力で排除できた。
 私は、この国を民の国である朝鮮へと戻していくつもりだ」
との前置きを述べた上で王命を下します。

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昭容(スヨン)趙氏が“賜毒”のところにチョン尚宮、オクジュ、ウンソルも集まります。

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チョン尚宮は、
「スヨン。
 お前の最後の場面を媽媽に代わって見届けてやる…」
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チョンミョンとジュウォン

「媽媽…」
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「ソバニム(あなた)、覚えていますか?
 遠くに見える桟橋でのことです…」

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(チョンミョンがイ・イチョムに追われて逃亡した桟橋)

石を投げつけられる檻の中のカン・ジュソン

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南漢山城(ナムハンサンソン)と水炊きの話②

清国(1636年建国)の軍に首都・漢陽や江華島の要塞を包囲されて、南漢山城に篭城をする仁祖でした。
その急な状況下では50日の食料しか備蓄できておらず、冬の寒さと飢えにより、47日目にして清国皇帝・ホンタイジ(第2代)に降伏します。

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仁祖の最後の食事

47日の篭城・抗戦の末、降伏の日の最後の食事として、御前に出されたのが“鶏の水炊き”でした。
水刺間(スラッカン)の水刺尚宮(スラッサングン)は山城に残る最後のニワトリの一羽を丸ごと水炊きにします。
現在ではタッカンマリと呼ばれる料理です。

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南漢山城は山の中ですので、“タッカンマリ”=タク(鶏)ハンマリ(一羽)に、山の朝鮮人参、野菜やキノコ、木の実がたくさん入っています。
これを水刺尚宮が涙ながらに調理した水炊きでした。
仁祖も降伏を前にした屈辱感から、鶏の足の一本分にしか手を付けられず、それも涙ながらに食したとの話が残っています。

現在の南漢山城では鶏だけでなく“雉(きじ)”のタッカンマリが名物とのこと。

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華政 最終話(上) 親友カン・イヌ

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華政 最終話(上) 親友カン・イヌ

「御医を呼びなさい!」

「御医をすぐに呼べ!」

「ジュウォンな…、アボジのことを責めないでくれ…、
 たとえ罪は拭い去ることができなくとも…」
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迎賓館を襲ったカン・ジュソン

ポンリムは、
「この多量の血の痕を見ろ。
 これがお前が流させた血だ。
 若者たちや、自分の息子の血の痕だ」
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泣き崩れるカン・ジュソンでした。

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ポンリム
「内禁衛(ネグミ)はもちろんだが、
 他の王室の兵を動員したカン・ジュソンの者たちを全員逮捕せよ!」
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そして、清国の検査官の将軍には、
「これでも我らが国境に兵を集結させて朝鮮を脅すのですか?
 帰国後の報告をお考え下さい」

「はい、チョナ」
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内禁衛(ネグミ)だけでなく捕盗庁(ポドジョ)も衛兵たちも、カン・ジュソンの保護下にある市場の店、屋敷の者たちを全員逮捕。

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金品をかき集めて逃亡を図るユン夫人も逮捕されます

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ヨジョン

「もうこれで生きる道は断たれたというのか…?」

「昭容(スヨン)媽媽…」
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すれ違うカン・ジュソンとキム・ジャジョム

「なるほど…貴様だったか…?」

「“オオカミのキツネ狩り”と言います。
 私は誰よりもあなたを知っていたからです」
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「さて、一緒に行きましょう、大監。
 これが我々の最後の道です」

「貴様! キム・ジャジョム!」
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ホン・ヨンはジャジョムに、
「これは必然でもありました。
 あなたの権力が1000年も続くと思いましたか?」
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息子にまで銃口を向けることになるとは…と涙を浮かべるホン・ヨンでした。

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イヌの容態を案じる別造応の仲間達

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御医は、
「銃弾を受ける前からも出血が多量だったようで、
 おそらく回復は無理ではと思います」

「イヌや…」
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「ここにいてくださるのですね、媽媽…」

「ナウリ…」

「最後に何か言いたいと思ったのですが、
 もう何も見えません。
 でもこれで大丈夫(クェンチャンタ)なのです。
 媽媽とジュウォンの声を最後まで記憶に留めます。
 まるで夜空の星のように手が届かなくなった時は、
 本当に心が痛みましたが、
 そんな貴重な記憶も残りました」
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「カン・イヌ!
 どうかそれ以上胸を痛めないでくれ。
 お前は俺の旧友だ。
 お陰で媽媽とも一緒だ。
 お前たちはついに目的を達成したようだ…」
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風にあたりたい、ジュウォナ…。
 お前は最も貴重な友達だった。

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イヌが息を引き取る時でした。

「イヌや!
 あ~!」
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「…」
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「…」
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「!」

「ナウリ…」
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「容態はどうなのか?!」

「大監…」
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カン・イヌを演じたハン・ジュワン

『華政』の収録後に次のような興味あるコメントを残しています。
(Kstyle エンタメ Newsより)

「最後のシーンが一番記憶に残る。友達に代わって死んでいきながら、心配するなと平穏な姿を演じなければいけなかったが、ヨニ(# 役チョンミョン公主)とガンジュン(# 役ジュウォン)のセリフを聞いて、悲しくてぐっときた」とし、カン・イヌになりきった最後のシーンに対する記憶を打ち明けた。

「華政」は宣祖から光海、仁祖、孝宗までの4人の王を取り扱った時代劇だった。
文禄・慶長の役を経験した宣祖、文禄・慶長の役を収拾したが仁祖反正で追い出された光海、三田渡の屈辱を経験した王という記録を残した仁祖、そして北伐を夢見た孝宗まで、それぞれ異なる色の王だった。
ハン・ジュワンは4人の王の中で光海の演技をやってみたかったと言う

彼は「光海は善と悪の基準に混乱をきたす人物だ」とし「家族を殺す行為そのものは悪いけれど、彼が国と国民のための政策を展開しようとしたことは間違いなさそうだ」とし、光海を演じたい理由について説明した。

また、彼は「俳優になると決めた瞬間から俳優としての人生を楽しんでいる。容易ではないけれど、それが少しずつ積み重なって俳優になっている」とし、俳優という職業に対する愛情を示した。

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元記事配信日時 : 2015年10月06日12時52分
記者 : パク・パンソク

南漢山城(ナムハンサンソン)と水炊きの話①

ドラマ『華政』では第42話のこと。

以前に紹介しています南漢山城は、光海君の頃よりももっと昔の、百済や統一新羅の頃から、漢江の南を守るための天然の要塞としての機能を果たしていました。
ただし、現在の世界遺産(ユネスコ)の形にまで整備し始めたのは光海君で、その後の完成は次の第16代の仁祖でした。

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この山城は、ドラマ『華政』では当初から“火器都監”の前身として、武器弾薬の開発を手掛ける山城でした。
また、後金(=清国)の侵攻の際には仁祖が篭城したところで、首都の漢陽からは南東に20数キロ離れている山の中で、海抜は400mです。
1636年冬に、自ら招いた失政(外交)により、仁祖はここで篭城を余儀なくされますが、食料補給はわずか50日という備蓄の状況でした。

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(この話は「韓国観光公社」のガイドブックに掲載されています:明日につづく)

ハルラ山、この南漢山城、華城などなど、休日はハイキングで賑わいます。
麓や入口ではランチのためにキムパ(海苔巻)が必ずと言ってよいほどに売られています。
韓国の海苔はご存じのようにごま油で味付けされています。
また、キムパには黄色い沢庵などなど日本の食材と同じなのですが、“酢飯”ではありません。
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下↓ は水原市の華城(イ・サンが築城)です。


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華政 第49話(下) 暴挙

華政 第49話(下) 暴挙

カン・イヌの服に血がたくさんついているところをチャギョンが発見

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チョンミョンがジュウォンに伝えます。

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「必ずカン・イヌ ナウリを見つけるのだ!」
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イヌは買収されている捕盗庁の武官を追います。

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そして、執事との連絡の場所を発見。

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カン・ジュソンは使節団の中の一人から常に情報を得ていたのですが、会談・交渉の成り行きに怒ります。

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監査官のオバイ将軍はポンリムとの面談を求めます。

ジュウォンはポンリムに伝えるものの、他方ではイヌのことが心配です。

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母親から買収されていた捕盗庁の武官と執事から森の中の隠れ家聞きだして、確認に向かいます。

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イヌが一人で馬を飛ばしているとの連絡とともに、イヌの部下からは、
すぐに軍をよこして下さい!
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ポンリムとオバイ将軍が、カン・ジュソンの策略によって朝鮮も清国も危険だとの話をしている時に刀の音。

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「迎賓館が襲撃されています!」
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私兵を率いて襲撃を行ったのはカン・ジュソン

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カン・ジュソンを止めようとするジュウォンでしたが、

ここにいる者たちを皆殺しにしろ!
 一歩も引き下がるな!」と、王の首を狙ってのことでした。

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捕盗庁から救援が駆けつけます

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チョンミョンが行くのをさえぎるチャギョン

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イヌが血を流しながら迎賓館に帰ってきます

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カン・ジュソンは鉄砲を準備させます

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イヌが飛び込んで来て、
「アボジ! アンデムニダ!(止めて下さい)」

狙いはジュウォンに…。

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イヌはジュウォンを庇って…。

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轟いた銃声

「!」
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「イヌや! アンドェ!」
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「目を覚ませ! イヌや!」
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「アボジ…」
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「イヌや…」
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<王朝絵巻 シーズン3> 終わりの感想③

第10代王・燕山君(ヨンサングン)と第15代王・光海君との大きな違いを簡単にまとめておけば次の点です。
同じくクーデターで追放された二人の王でしたが…。

燕海君(ヨンサングン)
・成均館(儒学学校)まで酒宴の場にするなど酒池肉林に明け暮れて、側室の張緑水(チャン・ノクス)と共々、国家財政を危うくしたこと。
・国政を省みなかったこと。

光海君(クァンへグン)
・正室の長男・幼い永昌君(ヨンチャングン)の殺害を看過したこと。
しかし、
・国家財政の強化のために、大同法を制定(税改革)したこと。
(これにより両班の懐に手を入れたこと)
・大陸の「後金」との関係を深めて、半島での戦争を回避したこと。
(これにより親明国派の官僚が反駁した)

第21代王・英祖(ヨンジョ)が看過した息子・思悼(サド)世子の米櫃事件。
これは汚点だと思います。
そして、英祖と比較しても、光海君をそれほど悪く扱う(「宗」や「祖」を付けなかったこと)必要はなかったと思います。

また、私が評価するもう一人の王は、第19代王・粛宗(スクチョン)です。
私的な面での張禧嬪(チャン・ヒビン:オクチョン)とのロマンスはさておき、
・公的な面では光海君の税制改革を進めたこと。
・官僚の派閥の解消に尽力して王権により内閣改造を何度も行ったこと。

そして、最も尊敬するのは第22代王・正祖(ソンジョ:イ・サン)です。
・水原(スウォン)・華城(ファソン)の築城を通じて、儒学だけでなく建築学などの実学を大いに大陸から導入したこと。
・また貨幣制度だけでなく庶民のために、国民経済や庶民文化の発展に寄与したこと。

王朝ドラマの三点セットは、①ラブラインと身分の格差、②王の絶対権限と王冠の重さ、③王を手玉に取ろうとする官僚たち。
この3点だと思っています。
この『華政』は、②と③を「華やかそう」に描きました。

王朝の病巣となったのは官僚の派閥争いだったと思います。
庶民生活を省みずに私利私欲に取り付かれた正義感のない人たちのことです。
ドラマ『根の深い木』のタイトルの意味はこんな問題点のことだと気付きました。

さて、私の感情移入は『六龍が飛ぶ』に動き始めました。
このドラマは①のラブラインがたっぷりありそう。
とくに①では、主人公たちだけでなくタンセとヨニも一つの軸となりそうです。
そして、6番目の「龍」のムヒュルが「新ウダルチ隊長」となりそうで、また、彼と(タンセの妹分の)カプンとのラブラインが中でも明るく爽やかになるのを期待しています。

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華政 第49話(中) 外交交渉


昨夕の空
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(2015.11.22)

華政 第49話(中) 外交交渉

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清国(裏ではカン・ジュソン)の要求の時間まで残り少なくなるなる中、カン・イヌとチョンミョンたちはそれぞれのルートでカン・ジュソンを追います

刺客を捕らえて居場所を詰問します。

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チョンミョンは「カン・ジュソンとは、真正面からの話を付けたい」というキム・ジャジョムを信じて、

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一時的な釈放
をポンリムに依頼します。

「監査官のオビ将軍が来るまでに、
 カン・ジュソンと清国のトルゴンの策略を暴くためです

ポンリムもチョンミョンもキム・ジャジョムの交渉に頼るしかありません。

「信じてみましょう」
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ジュウォンはキム・ジャジョムを一時釈放して、清国の検察官との面談をするための手助けをします。
以前から特使とは旧知だったからです。

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「オバイ将軍。
 キム・ジャジョムです」

「…」
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監察官

キム・ジャジョムが現れたので、検察官に随行した団員の一人が「キム・ジャジョムが現れたことを、カン・ジュソンに伝えて来い。いったいカン・ジュソンは何をやっているのか…」と…。

さて、交渉開始

ジュウォンは、
「新しい王は軍備の強化を急いでいます。
 しかし、これは日本に対する防衛力の強化策です」

「日本だと?
 日本だけに対抗するのか?」

「それに、
 清国と関係が深い官僚たちが追い出されているとの噂がありますが、
 それは謀反に加担した者たちのことです」
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「もちろん皇帝は朝鮮のことで関与はしたくはない。
 清国との冊封体制にひびが入らない限りだが…。
 ところで、先王の墓碑銘は“明”の方式だそだ。
 どうして清国の方法を取らないのか?」

「それは…」

怒り出す検察官は、
「朝鮮は我ら清国を馬鹿にしている証拠だ!」
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ここで、キム・ジャジョム

「ええ、即位した王は公文書で、
 官僚たちの肩書きには
 清国の制度を使わないことにしました。そうです将軍」

「…」

「それに我々は民国の捕虜になっていた難民たちを受入れていますが、
 それは日本に向かっての鉄砲隊を組織することが名文となっています。
 しかし、訓練兵たちの多くは義州の国境地域に集めています」

「!」

「将軍。 もう腹を割って話をしませんか?」

「…」

「朝鮮の王はいつの日にか清国に対抗するする準備を進めるでしょう」

「キム・ジャジョム大監!」「いい加減にして下さい!」とミョンギルとジュウォンですが…。

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ジャジョムは、
「将軍、朝鮮の王が北の国境地帯に兵を集めるのは、
 今、国境を越えるためでしょうか?」

「…」

「そうではありません。
 おそらく誰かがもっと大きな罠を仕組んでいます」

「何だと?もっと大きな罠だと?!」

「ええ、清国はすでに、
 朝鮮に送り込んでいる間者からの情報を得ていると思います。
 たくさんの手紙でしょうね」

「…」

「なぜ私がこの事を知っているのか理解できますか?」

「何だと?」

「私だから分かるのです。
 トルゴン皇帝宛のカン・ジュソンからの手紙を読んでいるからです。
 もちろん、カン・ジュソンに朝鮮の情報を流したのは私です」

「何だと? 何を言うのか?!」

「将軍。朝鮮も清国も唯一の指導者を求めています。
 カン・ジュソンとトルゴンがそこに割って入ったらどうなると思いますか?」

「ということはだな。
 清国も朝鮮も二つの国を操ろうとしているのか?」

「そうです。
 まずは清国が朝鮮に侵攻する機会を与える情報をカン・ジュソンに授けました」

「…」

「将軍、あなたも国家に仕える者であるなら、
 カン・ジュソンだけでなくトルゴンも逮捕すべきではないでしょうか?」
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もとよりジュウォンとの親交がある使者は、
「朝鮮も清国も一つの権威の下にあるべきで、
 決して介入や対峙すべきではありません」
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ユン夫人は、
「カン・イヌが何かを掴んだようだわ。
 すぐに、(買収している)捕盗庁の兵士を呼びなさい!」
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<王朝絵巻 シーズン 3>終わりの感想②

古き中国の頃。
多くの学者たちが「皇帝」のあり方・生き方を巡って百家争論しました。
私が信じるのは「仁・義・礼・知・信」という儒教の根底にある考え方です。
正義をもって統治し(義)、庶民を慈しむ(仁)のが皇帝であり、王でなくてはならないと思います。
これは庶民生活(生き方)も同じだと思います。

こんな素敵な本来の儒教思想が、<王朝>では、枝葉の狭義によって細部に入り込んで、人の心を呪縛するような結果になっていたことも否めません。

高麗では仏教を重んじた結果、仏教界が政治に介入しましたので、続く朝鮮王朝では仏教界を追放し、儒教を国教にしました。
しかし、今度は成均館(ソンギュングァン)までもが政治に介入しています。
さらには枝葉の狭義によって科挙試験に受かった官僚たちは、狭義の差異によって、派閥を作って政争を始めています。

派閥に左右された王政を見ていると、王権とは何なのか?
絶対王政とはいえ、背後で操る官僚たち。
これは古き中国で起きた宦官たちの勢力争いと同じで、庶民から離れたところでの政争です。
これを花のように輝く『華政』と言うのでしょうか?

明治政府は半島の制度の中でも、“科挙試験”の廃止を求めました。

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華政 第49話(上) 康仁祐(カン・イヌ)



モミジが色づいてきました
momiji 21
(2015.11.21)
# 昨夜のこちらの夜空には半月(上弦)でした。

イヌが誰かに後を付けられていると気付いたチャギョンは、「実は数日前からその気配があったのです、ナウリ。よく分かりませんが、暗殺者たちの狙いはナウリです」と。

イヌは「カン・ジュソンの居場所を突き止める方法がある」と単独行動でした。

華政 第49話(上) 康仁祐(カン・イヌ)

イヌとチャギョン

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「そなたが朝鮮までやって来たのは、
 俺と同じように媽媽への愛のためだったんだよな」

「…」

「お傍にいたかったんだろう?」

「…」

「後悔はないのか?
 他にも道はあったはずだ」

「いや、道はこれしかなかった。
 他のところには行く気がなかった。
 それにこれは俺の役割だと今でも思っている」

「そうが、他には行く道はないか…」

「ええ…」
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刺客たちを待ち受けて
「来たな! 
 しかし、私が得るものを頂までは
 貴様らには息の根を止めることはできないぞ」

そして、刺客たちと決死の闘いを行い、
「お前たちを雇ったものは
 “今どこにいるのか?!」
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キム・ジャジョムは、
「私は生き延びるために言っているのではありません。
 死んでも勝負には勝ちたいのです」

「では私に味方するのですか?」

ジャジョムは以前にも話しています。
“私は媽媽のような真っ直ぐな人が好きだ”しかし、決して味方しないのは“それでは決して勝てない。
勝てないはずの者には味方はしない”と。
「しかし、今回は瞬時でも媽媽が勝つところを見てみたい。
 “正義と美徳が勝利するとろころ”を…」
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カン・ジュソンは、
「さあ、行こう。
 清国の力を利用してこの国土を手に入れるのだ」

心配するジュウォン、チョンミョンとチャギョン

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そこに、冗談を飛ばしながら、イヌがやって来ます

「あ~い。俺はここだ」

「大丈夫なのか?傷を負ってはいないのか?」

「無事に戻ってきた事を喜んでくれ」
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「私を襲ったのは、
 私がオモニと呼んでいたマ~ニム(女性)だ」
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チェ・ミョンギルは清国の武将を動かすべく、ポンリムに許可を求めています。

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ジュウォンの胸騒ぎ

「…」
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イヌは深手を負っています

「すべてが終るまで、何も言うな!
 分かったか?」
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<王朝絵巻 シーズン 3> 終わりの感想 ①

身分の上下関係を重んじた“秩序の儒教思想”や、全国に張り巡らせた“官僚制度”によって王家と両班・官僚たちの支配を徹底させたことが朝鮮王朝の長きに渡る(518年)の統治の底流にあったと思います。
これは江戸幕府の身分制度や幕藩体制も同じだったと思います。

ただし、庶民文化ということでは、飛脚、瓦版、寺子屋などの庶民文化という点で、江戸時代の日本の方が発展していたと思います。
続く明治維新や明治政府が積極的に西欧の産業革命の利点を吸収し、国民と共に富国の政策を拡充させたお陰で日本はアジアの中ではいち早く近代化を成し遂げた。

そんな時代の変化の中で、いつまで経っても清国の傘の下で近代化が進まなかった半島なので、手を差し伸べてもなかなか反応しない朝鮮王朝に対して、明治政府は“業を煮やした(いらついた)”のではないかと思われます。
結局、朝鮮半島は50年の遅れを取ることになりました。

日清戦争後の和平会議(下関条約)では、第1条にて、清国の“冊封制度”を廃止することを明治政府が求めました。

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華政 第48話(下) 史実の果てに

華政 第48話(下) 史実の果てに…

チョンミョンとジュウォン、それにイヌ

「北方に軍を派遣するというのですか? 
 これが正義だと言うのですか?」

「チョナは瀋陽での人質時代を、
 “反清国”で過ごしてきたので、信頼を得ていません。
 それにカン・ジュソン大監は、
 チョナの計画と言葉を清国に漏らしています」

「それでカン・ジュソンは
 清国から何を得ようとしているのでしょうか?」

「清国から承認された新しい王を迎えることだと思います」

「何ですって?!」

明日までに退位しないと国境を越えて進軍するとのことです」
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すでに別造応では新型の火薬などの銃器を国境に送り込んだのですが、明日までに届くかどうかが問題で、しかも防衛には物量が足りません。

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ポンリムとチョンミョンが期待したのは旧知の後金(現・清国)の使者

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これがカン・ジュソンが「“清国での権力を掴むための罠”であることを皇帝に理解してもらいたい」そのためにも、カン・ジュソンが“仕掛けた罠”だという事を皇帝に証明しない限り清国軍は再度侵略すると。

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執務室

「では私が退位しない限り拉致は開かないというのか?」

「ええ、現状はそうです。
 特命の使者を派遣して皇帝と直に対談する事ができるよう、
 既に要請をしているところですが、どうなるか未だ不明です」

「チョナ…」
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「今のトルゴンは簡単には会ってはくれないだろう。
 30万人もの明国人を虐殺した男だ」

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# 清国の第3代皇帝は世祖・順治帝((1643年~1661年)でドラマに出て来た第2代・ホンタイジの第9子です。
(姓名は愛新覚羅 福臨:アイシン・ギョロ・フリン)
ただし、ドラマの1649年頃はまだ幼少であったので、この叔父のトルゴンが摂政をしていました。

イヌが刺客たちに追われている事を知ったチャギョン

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父親の命令で自分の命が狙われているであろうことを知って、イヌは消沈していますが、母親から勘当されたことを思い浮かべています。
それを思いつつ、イヌが気付いたことがあり、ジュウォンとチャギョンに、「媽媽にも話をしたい」と。

先に行動に移ります。

「もしも母親が暗殺を命じるにせよ、誰かを父親のところに派遣して許可を得るはずだ」と、
カン・ジュウォンの「居場所を探るための手掛かりがあるはずだ」
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イヌ単独行動に懸念を示すジュウォンとチャギョン

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チョン尚宮とチョンミョン

「日付が変ったけどあとどれくらい時間が残っていますか?」

「10時間ほどです」

そこにウンソル
「牢獄の番兵(#)が媽媽への面会を求めて来ています」
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# 義禁府(ウィグムブ:警察)と言っています。

チョンミョンに面談を求めたのはキム・ジャジョム

「おかけ下さい、媽媽。
 我々は時間を費やしすぎたようです」

「?」
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「媽媽、私はカン・ジュソンが仕掛けた計略を知っていました。
 きっとチョナは来たに派兵したでしょう?
 それは私が授けた作戦でもあります」

「え?!」

キム・ジャジェムが取引を求め、カン・ジュソンの計略である証拠を握っていると。
チョンミョンは、
「自分の生き道と引き換えにするのですか?」

「はは~、媽媽。
 確かに死ぬよりは生きる方がましです。
 しかし、私は死ぬことよりも、 
 勝負には勝つことに執着しています
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自分が狙われていることを知って、イヌは特別チームを編成しておとりになる作戦を進めます。

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ジュソンとユン夫人

「あと時間はあまり残っていません、大監。
 これで我々が失ったものを取り返せます」

「いや、それ以上のものだ。
 これまで以上だ、プイン(夫人)」
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イヌは暗殺者たちを誘き寄せて
「来たな」
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「…」
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「しかし、私が欲しい物を得るまでは死ぬわけにはいかない」
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罪深き人たち

反逆者(主に西人派)たちの歴史上の罪状と終焉を再度まとめて列挙しておきます。
・キム・リュ(領議政:総理)・反逆罪(1648年処刑)
・キム・ジャジョム(副領議政:副総理)・反逆罪(1651年処刑)
・貴人・趙氏(ヨジョン:側室)・反逆罪(およびソヒョン世子毒殺容疑)(1651年処刑)
・キム・ギョンジン(リュの長男)(1637年・賜毒)
(ギョンジンは1636年の清国侵攻の際に王室を裏切って逃亡を図ったからだと思われます。ただし、ドラマではまだ生きていることになっています)

なお、キム・リュはキム・ジャジョムよりも先に処罰されていますので、1651年当時はキム・ジャジョムが領議政(総理)です。
また、チョンミョン・ジュウォン夫妻の仲間(味方)だった、チェ・ミョンギル(崔鳴吉)は1647年に亡くなっています。
作家が上記のキム・ギョンジンと同様にキャラクターを最後まで残したのだと思います。

また、キム・ジャジョムは史実では一端流刑に処せられます。
しかし、ドラマにあるように賢いものの、対局を読めずに、再度流刑地で謀反を計画し、それが発覚して処刑されます。

以上のように処罰は仁祖(1649年没)およびポンリム世子(第17代王・孝宗)によって行われたために、亡くなった年代にそれぞれの差異があります。
つまり脚本は、1645年から1651年をまとめて描いているということが解かります。

KJSでは既に次の<王朝絵巻 シーズン3>で紹介しています。

http://jumong007.blog133.fc2.com/blog-entry-2578.html

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華政 第48話(中) 懺悔と許し


昨日の空に浮かんでいたのは飛行船
昨日の空
(2015.11.19)

華政 第48話(中) 懺悔と許し

キム・ジャジョムとチョンミョン

「カン・ジュソンの奈落の底には清国軍がいます。
 媽媽は未だ勝ったとは言えません」
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カン・ジュソンは国境の近くでユン夫人と合流

「大監、軍がもうすぐ河を越えて来ます」と清国からの手紙を手渡しますが…?

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寝殿では、手を取るポンリムと危篤の仁祖

「セジャ プタッギ イッタ(世子、頼みがある)」

「アバママ…」

仁祖は最後にチョンミョンに会いたいと告げます。

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そして世子だけでなく内官も退けて、仁祖と公主の二人だけになります

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「チョナ…」

「ああ、良い」
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「チョナ…」

「我々は良い関係ではなかった」

「私は公主が嫌いだった。
 しかし、そなただけを嫌ったわけではない。
 殺したいくらいに憎んだ。
 その気持ちは今でも変らないが…」

「…?!」

「今でも心地よくないと思っている。
 公主が近くにいるからだ…」

「…」

「しかし、こうして死神(reaper)を前にして悟った。
 私が公主を憎んだ理由は公主ではなかった。
 それは私自身を憎んでいたからだ」
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「チョナ…」

「ああ、そうだったのだ。
 公主が悪かったのではなくて、私が悪かったからだ。
 自分を嫌うことができなくて、公主に責任を求めたのだ」

「いいえ、そうではありませんチョナ。
 私はまだ未熟で弱い者でしたから、
 チョナが背負っていた王座の重みが理解できませんでしたから、
 チョナに反抗ばかりしていました」

「…」
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「いつもチョナを責めてばかりでした。
 いつも…、いつもチョナを悪者にしていました。
 どうか、私の愚かさを許して下さい。
 チョナの責任ではなくて、私の不徳の成す結果です」

「…。 許しを求めるというのか?
 …。公主が私に…?
 最後になってのことだが、
 公主にこのようなことを言おうとしていたのではない」

「…」

「しかし、公主が私に許しを請うのか…?」
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ポンリム世子とジュウォン

「私はこの王座の重さに耐えることができるのか不安だ。
 私ができることは私の仲間たちと、
 この国の民・百姓たちの一人ひとりの守ることだけだ」

「その運命を理解して、
 忘れないでいるだけで十分だと思います、チョハ」
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「その座の権力と栄光だけを求めて、
 権力を振り回す者もいますが、
 その権力の使い方と責任を知っている者もいます。
 これはとてつもない大きな恐怖でもあります。
 どうかその恐れをいつまでも忘れないでください、チョハ」

「大監…」

「どうか民・百姓への恐れを忘れない王であって下さい、チョハ」
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そこに来た仁祖(これはポンリムの幻想です)

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「そうだ世子。
 お前は私とは違った王になるのだ。
 このような悲しい王になってはならない…」
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1649年 仁祖が亡くなります
(享年 54歳)

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別造応

「結局、こういうことになったのね、可哀想に…」
(オクジュ)

「なぜ可哀想なの?
 王のお陰で私たちは辛い思いをしたのに!」
(ウンソル)

しかし、イ班長は言います。

「まだ若いからそう言うが、長生きしていると、
 恨みほど心が痛むことはないことが解かるさ」

「?」

「我々は結局は人間なんだ」
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チョンミョン

…どうか安楽の旅路を、チョナ…。
 私はチョナの最後の遺志を決して忘れはしません。
 どうか、もう重い肩の荷を降ろしてください。

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第17代王・孝宗(ヒョジョン:ポンリム世子)

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「この座に初めて就くが、最初から過酷な言葉を伝えたい」

「…」

「清国の軍がまた我が国の国境に迫っている」
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国境地帯

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そして執務室では、
「これがカン・ジュソンの最後の仕業なのか?!」
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カン・ジュソン

カン・ジュソンが清国軍に朝鮮からは幾万もの兵士と軍馬を提供すると…。

「ええ、私は皇帝への誓いを申し上げます」
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Kstyle Newsでは次のように報じていました。

仁祖(キム・ジェウォン役)が最後の懺悔をした

仁祖は、
「これまでそなたが憎かった。今も憎い。しかし、死を前にして考えてみたら、憎かったのは自分自身であることを知った。自分が間違ったことをしても、自分自身を憎むことができないから、そなたを憎んでいた」と、涙を流した。
チョンミョンは、
「そんなことありません。今までのことを申し訳なく思います。王の座の重さがわからず、チョナを責めてばかりでした。許してください」
「そなたが私に許しを求めているのか…。最期になって、こんなことを言われるのか…」

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華政 第48話(上) 正しい統治


まだモミジはグリーンです。
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(2015.11.17)

西人派の領袖・キム・リュを最後に標的にしたと思われる仁祖。
彼が余命を懸けて示したのは“正義”であり、これは議場に集まった“反ポンリム世子+崇善君擁立”派閥を一掃することであったと考えています。

自分の正室からの次男のポンリムを後継ぎにするための極秘の戦術が第47話で成功しました。
キム・ジャジョムと側室の貴人・趙氏との決別でもあったわけで、これを遠くから眺めるチョンミョンは涙を流しました。
最後の決戦だと思っていた彼女ですからね。
ただし、ジュウォンたち仲間はチョンミョンにはハラハラさせられた成り行きでした。

華政 第48話(上) 正しい統治

白紙の教示(王命書)をイ・シベクに渡していた仁祖でしたが、シベクはま開いていなかったので、内容はキム・リュを王権の代行に推挙するものだと思っていました。
キム・リュ共々、“白紙の教示”に驚きました

内官とチョンミョン

「チョナは最後の機会を戴いたとのことでした。
 自分が果たせなかった意思を継いでもらうために、
 最後の機会にと、世子と公主に託したのです」

「…」

「チョナは最後に正しい統治をなさったのです」

「では、最初から世子を助け、
 悪を根絶するための、チョナのお考えだったのですか?」

「媽媽…」

「チョナ…」
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仁祖

「私がもう死んだとでも思っていたのか?!
 お前が朝廷を独占できるとでも思っていたのか?!」

「…」

さらに、仁祖は「ここに集まった者たちには一切この国は譲らない!」
「白紙の教示にはこう書くのだ!
 “新たな国を開く世子に歯向かった者たちと、
 ここに集合した者たちは処罰する”
 これが最後の王命だ!」
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すぐに近衛兵たちが集合し、西人派の逮捕を始めます。

イ・シベクの元に駆けつけるチェ・ミョンギルに、
「見てくれ! 
 これがチョナの最後の王命だ!
 最初からチョナは世子のために準備していたことなんだ」
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チョンミョンとジュウォン

「そうです。
 チョナは最後の決断を下したのです」
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そしてポンリムは正殿に駆けつけ、仁祖の前にひざまづきます

「アバママ…」
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仁祖はポンリムの顔に手をあてて、
「後悔するするような王になるのではないぞ。
 それに、お前の兄を殺した者は、必ず、決して…」
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逃亡を図るヨジョンや西人派、それにカン・ジュソン

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しかし、それぞれには既に捕盗庁の武官が到着。

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逃げるジュソンは、
「ここでは捕まるわけにはいかない。
 清国の軍が向かっているはずだ」

イヌは、
「全ての門を閉じろ!
 カン・ジュソン大監をからなず捕まえろ!」
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そして、やって来たジュウォン夫妻には、
「イ・ギュンロク兵曹(ピョンジョ:国防省にあたります)大監(#)が武官を引き連れて向かっている」

「ええ、カン・ジュソン大監を清国軍と合流させてはいけません!」

「ええ、媽媽」
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カン・ジュソンが自ら刀を取っている姿を見て

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イヌは、
「アボジ…」
そして、「必ず、生け捕りにしろ!」と命令を下します。

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しかし、多くの私兵に守られて、カン・ジュソンは宮中から逃れて、山中を“清国”軍と合流すべく逃亡。

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逮捕された西人派のキム・リュたちに、ホン・ヨンは言います。

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「権力に近づいて、
 権力を我が物のように振るまうやからは、これで最後だ」
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キム・ギョンジンは父親たちが迎えに来ると思っていたのですが…、

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来たのはイ・シベクとシバン兄弟でした

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即、賜毒です。

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ヨジョンこと貴人・趙氏とキム・ジャジョム

「もう我々の負けです」
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# 今日のイヌの言葉にあった兵曹、またウンソルが義禁府という言葉を使います。
次は、当時の朝廷のおおよその組織です。

6つの局(曹)がある最高機関が「議政府
それぞれの局を各大臣が統括します。

吏曹(人事担当)、戸曹(税務担当)、礼曹(式典や科挙担当)
兵曹(軍事担当)、刑曹(法務担当)、工曹(土木担当)

省庁の“庁”に相当し、各長官たちが統括する庁には、

承政院(王の秘書)
義禁府(警察)
弘文館(王室の記録担当)
司憲府(官庁を監査する機関)
司諌院(王に諌言する機関)
漢城府(首都の司法や治安を担当)

なお、私はイヌがどの組織に属しているのか、ドラマでは正確には分からないのですが、どうも王室直属の内禁衛(ネグミ)の将軍のようです。
内禁衛将(ネグミジャン)と呼んでくれれば分かりやすいのですが、カン・ジュソンとカン・イヌは架空の人物なので、他の多くの史実上の人物とは違いますから、正式な肩書を避けた脚本ではないかと推測しています。

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華政 第47話(下) 最後の王命

昨日の香港の空
in high
(sky in high & blue: photo by nao )

華政 第47話(下) 最後の王命

チョンミョンはキム・ジャジョムを訪ねます

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「カン・ジュソンの罪について、
 いつまで口をつぐんでいるつもりですか?
 これまでは、
 あなただって、
 国のために働く官僚であったはずです。

 国と民への良心はないのですか?」
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「ええ、
 私のような者には…、
 ありません。
 ただし、
 王の傍にも少しは良心を持った者もいるでしょうね」

「誰のことですか?
 カン・ジュソンではないはず。
 …、もしや…」

カン・ジュソンはポンリムと会って、公主との縁を切るならば“崇善君を擁立するのではなく、ポンリムには王座を約束する”と取引を始めていました。

「でなければ、刃を向けることになります」と脅迫していました。
そして、
さらにはキム・ジャジョムも追放するよう求めていました。
こんな状況下でのキム・ジャジョムとチョンミョンの会話ですた。

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チョンミョンはキム・ジャジョムが言う、“わずかな良心を持つものもいる”で内官のことに気付きます
内官の方からやって来ます。

「公主媽媽、お話しておきたいことがあります。
 チュサンチョナから媽媽へのお言葉です(#)
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西人派とカン・ジュソン

「まだ大君からの連絡はないのか?」

「…」

「では仕方ない。
 崇善君を即位させよう
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西人派は連判状を作成
正殿に集結します。

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ジュウォンやサンホン、ホン・ヨンは近づくことが許されません。

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その様子を見て、イ・シベクは仁祖からの最後の教示を握りしめます

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「何を躊躇しているのか、教示を早く読み上げてくれ」

「…。
 はい、大監…」
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シベクも王に何かがあった場合に開くよう命じられていたために、やむをえずに初めて開いて驚きます

「これは…?!」

「いったいどうした?!」

白紙です!
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「何だと?!」
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御医が寝殿に入ると、寝室には誰もいません

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そして正殿に現れた仁祖
「そうだ。
 私が直々にこれから内容を話すことにする
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チョンミョンは内官からの伝言を聞いていました。

…これがチョナの最後の決断だったのですね。

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正殿での王命

「そうだ。 
 新しい世を開こうとする世子に反する者たち、よく聞くのだ。
 ここに集まった者たちは全員処罰する!
 この国の王としての最後の王命だ!
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仁祖の最後の王命にはまさに“溜飲を下げる”思いでした。
チョンミョンの願いを聞き入れて、これまでにない仁祖の素直で真っ直ぐな決断にスッキリとしたところです。

# チョンミョンと内官との会話は第48話にあります。
また、
第48話の予告では、自らが清国に逃亡するために、清国が国境への“兵の派遣”をするように依頼していたカン・ジュソンが描かれます。

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プロフィール

ユーモン

Author:ユーモン
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