マイダス 最終回 (了) みんなの再出発

# ミダス(マイダス)王の話(イソップ寓話)
 欲張りなミダス王は願い事を言いなさいと言われて、
「触れるものは何でも金になるようにして下さい」と頼みます。
 その願いが聞きいれられ、
 触れるものは何でも金になりましたが、
 その願いは大変な事でした。

 王が娘に触ったとたん娘は金に変わってしまいました。
 食べ物を食べようとすると食べ物も金に変わってしまい、
 せめて水でもと思いました。
 しかし、水が金に変わり窒息してしまうと思い、
「触るものが何でも金になる願い」を
 取り消して欲しいと嘆願するお話。

 もとより、ミダス王は
 太陽神アポロンが太陽を牽いているしか能がなく、
 黄金の光を振り撒く浪費家だ。
 との悪口を言ったのが事の始まりでした。
 その悪口を聞いたアポロンは
「では何でも望む事を言いなさい。
 そうなるようにしてあげよう」と言うのです。
 ミダス王に対して、アポロンの力はそれだけでは無いという事と、
 神を侮辱するとどうなるか思い知らせるために
 「望みをかなえる」ふりをしたわけです。

さて、これで『マイダス』も最終回(了)です。

2年後のこと

「アイゴ~!本当に久しぶりだな!」
無題2181c

「おめでとうございます」

「シニョン銀行は死の淵から生還したぞ!
 キム・代表のお陰だ!」
無題2181d

「そうでも…。
 ああ、イさんは役員に昇格されたとかで…、
 おめでとうございます」

「ありがとうございます」

「どうしているんだ?」

「今は休養です。これからのことを考えています」

「いつもカムバックしますよね?
 この買収が完了したら、
 成果をあげるためにキム代表の力を借りますよ!」

「私は戦士のようなものですから…。
 本当のバンキングは知らないのです。
 合併の後始末をするのは、
 本当のプロの銀行家ではないでしょうか?」
無題2181e

「いずれにせよ、
 キム代表が我々の大株主の一人になって頂いたので、
 これからもシニョン銀行に興味を持って見ていて下さい」

「了解しました」
無題2181f

刑務所では

無題2182

「どうして彼女を連れてきたんだ?」

「彼女が会いたいっていうからよ」

「すまなかった」

「私こそ…、ごめんなさい」
無題2183

「いやいや、そんな…。謝ることはない」

「私が全ての責任だ。残りの人生で償うことはできないが…」
無題2184

オーシャンズ ファイブの新しい仕事

「は~い、ありがとうございます!」

「いらっしゃ~い!」

「は~い、こんにちわ!」

「は~い、ちょっと待ってください!」

「あ!こんにちわ!
 兄貴!兄貴ですよ!」
無題2185

「早く!兄さんだわ!」

「やあ!やぁ!忙しいんだぞ!どうした?」
無題2186

「お!お!どうした?」

「チョンヨンと待ち合わせだ!」

「お!そうか!
 では、義理の娘のために俺が料理の腕を見せるぞ!」

「彼女はアボニムを連れてくる」

「何だと?
 まだ正式に紹介されてはいない義理の娘の父親なのか?
 じゃあ、俺はどうしたらいいのか?」

「いいじゃないか!ここで正式に紹介するから…」

「こんな格好でなのか…?」

「ああ、もう来たぞ!」
無題2187

「アンニョンハセヨ!アボニム(お父様)」

「ア、アン…」

「うちの父さんです」

「アボジです」

「キム・テソンです」

「イ・ヨンギュです」
無題2188

そして会食?

「これまで言ってきたことは、
 これまで金の仕事をしていた間、
 “私が手を触れるものは全て金に変わる”なんです。
 “マイダス”って聞いたことがありますか?
 触るものが全て金になるという王様のおとぎ話です」

「お~」

「トヒョな!大きな、大きな赤ん坊のような金塊を…」
無題2189

「…」
無題2190

「ああ、すみません。
 子供の頭のように大きな金鉱を見せたことがあるだろう?
 覚えているか?」

「子供の頃に見たのは、
 せいぜいこれくらいの感じの物だったが…
 これくらいかな?」

「もっと、大きいさ!」
無題2191a

「おい、お前もこれからの義理の父には、
 俺が鉄鋼で戦車だって作れるってことを話してくれ!」

「…」

「戦車なのか?」

「ああ、トヒョンな~、そんなものだ」
無題2191b

二人になって、

「でも、お父さんはいつもあんななの?
 どうして“マイダスの手”じゃないといけないの?」

「いや~、お前の父親だって一緒だ。
 小さな鉄工所なのに鉄鋼ビジネスなんて言っていたぞ!」

「私たちって大口たたきの親の元に生まれたのね!」

「まったくだ!」
無題2191c

「それで、あなたはいつまで休養なの?」

「どうして?心配か?」

「あなたがお父さんの血を引いているなら、
 私は大変な夫を持つことになるわ」

「はっ、はっ、は!心配するな!
 俺は俺の生き方を心に描いている」
無題2191d

「どんな?」

「裕福な仕事の仕方だ」
無題2191g

「そんな金持ちの話は恐くなるわ!
 私はもう金持ちなのよ!
 仕事もあるし、愛する人もいるわ」
無題2191f

「だから、今までのようなことはしないで!
 私が小さい時から、
 アッパは“愛する人を失くすことは、悪いことしているのと同じ”
 だと言っていたわ。一生罰せられると言っていた。
 それで…、私はトヒョンさんには仕事に戻って欲しくないわ」

「おっ!」
無題2191e

「俺は馬鹿だった。
 お前が目の前にいるのに遠回りしてしまった。
 もう離すわけにはいかない!」
無題2191k

「…」
無題2191h

「もう、あんな馬鹿なことは二度としない!
 コクチョンハジマ チョンヨナ!
(心配するな チョンヨな!)」
無題2192

「…」
無題2193

そしてイネ

イネはカムバックします。

「お~!」

ロン・アジアの皆に拍手を受けながらイネは再出勤

無題2194

「皆さんが一生懸命に働いていたのに、
 私は長い不在期間で…。
 それでも私のことを快く受け入れて頂いて
 正直言って戸惑っています。
 本当によくやっていただいていたようですね」

「契約により、
 ロン・アジア・ファンドの名前はもうすぐ消えます。
 これからみんなで何をやりましょうか?」
無題2195

「新しいスタートですね。まずは会社の名前からですね?
 では、
 コライジング(Co-Rising)はどうでしょう!」
無題2196

「共に成長!…ですね」

「ええ、そうです。
 ファンドマネジャーとしての私たちの目標は、
 ビジネスの再建・再構築というのはどうかしら?
 短期的な収益を求めるのではなくて、
 ファイナンスと実務とが一体となって、
 有望企業と一緒になって育って行こうという発想。
 どうですか?いいかな?」

「ワ~ウォ!」
無題2197

「お戻りになって頂き、感激です」

「とても良くやっていただいて良かったわ」

「ところで、キム・ドヒョンのことは聞いていますか?」

「いいえ」
無題2198

「最近はヨイドの金融街に戻って、
 チャリティ基金のような仕事をしています」

「寄付の基金のこと?」

「ええ、
 集めた資金の収益はチャリティのために使われています」
無題2199

イネとトヒョン

「久しぶりだわね」

「お元気でしたか?」
無題2200

「ええ。トヒョンさんも幸せそうに見えるわ!」

「最近はよくそう言われます」

「この頃はヨイドで
 チャリティ基金のことで有名になっているわよ」

「いいえ、証券街ではもちろん!
 代表の新しい基金のことで金融界も注目しています」

「2年前までは私たちがこんな話をするなんて
 誰も考えてはいなかったはずよネ」

「そうですね。
 2年前まで私たちはお金の奴隷だったんですね」
無題2211a

「そのとおりだわね。
 思いもよらないほど狂った人生だったわ」

「代表の投資銀行を経営するという夢はどうしたんですか?
 諦めましたか?」

「いいえ、もっと時間をおいて考えていくわ。
 だって、
 私の夢はエリート人材を集めて
 インベストメント・バンク(投資銀行)を立ち上げることだから…。
 ウォールストリートだって、振い上がらせてみせるわ!」
無題2211b

「その時が来たら、また一緒に働きたいわ!
 トヒョンさん!」

「ええ、その日が来て、また代表に呼ばれる日を待ちます」

「それでは…、
 また会いましょうね(ト ポゴジョ)」
無題2211c

「代表!」

「…」

「以前…、
 代表が言っていた病気はすぐに治ると思います」

「…」
無題2211d
# この言葉の意味は
 「あなたは孤独から解放されます」ではないでしょうか?
 真意と今後は分かりませんが、
 トヒョンはビジネスパートナーとしての
 ユ・イネを受け入れたのだと思います。
 もちろん二人とも合意済み。

ドラマの最後にはこんなトヒョンの言葉が流れます。

…これまで長い時間に亘って
 呪縛となっていた貪欲からついに立ち直り、目覚めた。
 子供のころから、オモニがお金は悪魔だと言っていたが、
 ようやくその意味を理解できたようだ。
 悪魔の誘惑はあまりにも甘く魅力的だ。
 そんなマネーゲームから抜け出ることができた今では、
 もうそんな誘惑には騙されない。
無題2211e

無題2211f

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# 私が好きなショットです。
 キム・ドヒョンとイ・ジョンヨンが
 数年前のトヒョンのプロポーズのビデオを見ながら微笑み、
 チョンヨンが「この日が来るのも遠くない」と言い、
 トヒョンが「さあ行こう!」という場面です。

無題maidasu best1

# ドラマ発表当時

無題マイダス

# 最後に…。

ブログを書き始めて1年が過ぎましたが、
それまでの訪問者から、書き手に回って
本当に良かったと思っています。
自分のウェブ・ログ(ネット上の日誌:ブログ)なので、
自分の航海日誌。

なので、好きなことを書けばそれでいいはずなのですが、
いざPCに向かうとそうでもないんです。
不正確なことや、無責任なことは書けないと思うと、
感想すら素直に書けないことがあります。
でも、一方ではドラマのヒーローやヒロインだけでなく、
助演に及ぶまで、演技している俳優の苦労や、
脚本の細部が見えて来ます。これが収穫です。
ドラマと真摯に向き合ってから見えてくることもあります。

前置きが長くなりましたが、これまでのひとつの実感です。
『同伊』のトンイ、『ジャイアント』のファン・ジョンヨン、
『大物』のソ・ヘリム、『マイダス』のイ・ジョンヨン、
そして『シティーハンター』のキム・ナナ。などなど…。
ドラマのヒロインは、全く振れない安定感がありました。
心の中に確かな芯を持った女性たちでした。

ふらふらする男たちをしっかりと支えている。
わがままな男たちをしっかりと支えている。
理屈で生きる男たちに現実に生きる力を与えている。
つまりのサバイバルの原動力のような力を与えている。

脚本家は頼りになる理想の韓国女性を描きたいのでしょうか?
いや、そんな女性が現実に存在しているからこそでしょう。
男たちはそこを原点に
大きな仕事と夢に向かって走っているのかもしれません。
これも韓国経済の原動力…かな?

末筆になりましたが、朝早くから拍手を頂いていた
『マイダス』ファンの皆様に御礼申し上げます.
きっと、
一緒に共感、感涙を流して頂いたのでは?と思います。

暖かい拍手に心より…。

チンチャ!
チョンマル! カムサムニダ!

ユーモン 拝
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マイダス 最終回 (3) チョンヨンを救え!

下準備

無題2151h

「どうなの?」

「すべて準備できた。

 代表が決断してくだい」

「分かったわ。やりましょう。

 でも1つだけ考えておく必要があるわ」

「何でしょう?」

「ジェームスやロン・アメリカの人達は、
 トヒョンさんが考えている以上に恐い人達だということです」

「ではどうして代表は一緒に働いたのですか?」
無題2151f

「成功と貪欲の虜になっていたからだわ。
 いつも自分を欺いていたわ。
 でも、思っていたとおりに悪い方の目が出てしまった」

「…」

「魂を売るのは魅力的だったけど、
 気付いてみたら逃げられない罠にはまっていた。
 ジェームスの罠から抜け出すのは至難のわざだけど、
 トヒョンさんにすべてが味方するように祈っているわ」

「…」
無題2151g

シニョン銀行

「どうして突然…」

「突然で変ですが、投資をするための挨拶に来ました」
無題2151k

「ロン・アメリカとの契約は終わったはずですが…」

「私はロン・アメリカのためでなく、
 個人として投資を考えています。
 キム・ドヒョン代表とも合意しています」
無題2152

無題2153
「キム・ドヒョン代表と

 何をお話になったかは知りませんが、

 代表はもやは

 シニョン銀行との雇用契約者ではありません。

 今はどのような投資も

 受け入れる計画がありません」

怒るジェームス

「どうだった?」

「居場所が分かりません。どこかに潜伏したようです」
無題2154

「ここに来たくなければ、ここに来るように仕向けろ!」
無題2155

トヒョンに会いに来るチョンヨン

バリューアセット21の事務所の前

「あ~、こんにちは」
無題2156

「連れて行け!」

「あ!」
無題2157

フロントで見ていた二人

「おい!見ろ!」

「チョンヨンさんだ!」
無題2158

「見たか!トチュル!誘拐だ!」

「あいつは
 俺たちが写真を取った時にジェームスと一緒だった男だ」

「どうしたんだって?」

「誘拐だ」

「こいつが兄貴のフィアンセを連れ去った!」
無題2159

「警察を呼ぼう!」

「いや、そうすればもっと危険になる。
 俺がジェームスに会う!」
無題2160

「おい!殺されに行くようなもんだ!」
無題2161a

チェ・ボムが連れて来たのは、ジェームスの屋敷?

無題2161b

「ユ・イネ代表がこんなことを命じたの?」
無題2161d

「彼女には関係ない」

「じゃあ、どうして私にこんなことをするの?」

「ここで静かにしていれば、何も起こらない」
無題2161c

トヒョンはイネに電話

「誘拐?」

「ええ、
 連絡しないので、ジェームスがこうしたんだと思います」

「代表は計画を実行してください」

「分かったわ。すぐに始めるわ。
 でも、
 ジェームスを追い込むと何をするかわからないから気をつけて!」

そしてイネは米国に電話

「こちらは、ユ・イネです。
 ヘンリーにすぐに連絡とりたいの!」
無題2161e

さらに、

…キム・ドヒョンです。

「電話が来るのを待っていた。
 お前が連絡しないから彼女を誘拐した。
 心配は要らない」
無題2161f

「そっちにいく!」

…ただ警告しておくが、
 お前が馬鹿なことをすると、彼女が危険になるぞ!
無題2162

バリューアセット21

「おい!何だって!
 何で独りで行かせたのか!」

「そう言うんだから、どうしようもない!」
無題2164

「どこなんだ?」

「つけていたからだいたいの場所はわかる。
 俺には場所を探す方法がある」

「じゃあ、行くぞ!」
無題2163

ジェームスとの対決

「チョンヨンはどこだ!」

「心配するならあんなまねをすべきじゃなかった。
 座ってくれ」

「…」
無題2165

「さあ、最初に理由を聞こう。
 パートナーになることを受け入れたくせに、
 どうしたんだ?」
無題2166

「俺はあなたがどんな人か知っている。
 どんな人間かが解った以上、一緒に働くことはできない」

「では、私を利用して、その後は捨てるというのか?
 キム・ドヒョンが理解しているのかはわからないが、
 すでに私の罠にかかった。
 であるからには、勝手に出て行くことはできない」

「…」

「それに、これはロン・アメリカが背後にいるから、
 これまでやったことがない危険なことだ。
 自分の一生を賭けている。
 しかし、キム・ドヒョンさんが私の計画に水をかけている。
 じっとしているわけにもいかないだろう?」
無題2167

「あなたがイ副会長やスティーブンをやったように、
 俺も殺すつもりなのか?」
無題2168

無題2169

「2つの事件の再調査が始まったらしいが、

 それは時間の無駄というもの。

 証拠がない!

 キム・ドヒョンを同じ目にあわせるのも

 至って簡単だ」

外では、

「会話が録音できたぞ」
無題2170

「さあ、話を終わらせよう。
 馬鹿なことはもう止めて、俺の言うとおりにするか?」

「…」

「シニョン銀行のオーナーになることを助けるか?」
無題2171a

「…これだ」

「…」

「これまでの会話で、
 あなたがイ・テチュル副会長とスティーブを殺したこと記録された。
 すでに、警察に記録が運ばれているだろう」
無題2171b

「本当に最後まで馬鹿な行動をするもんだ」

そこに米国から電話

「ああ、どうしたんですか?…何?
 はい、かしこまりました。
 きっと誤解です。
 いいえ、そんなことは一切ありません」
無題2171c

…同じタイミングでチェ・ボムにも電話

「お前のお陰で全部ダメになった!

 …全部お前が引き起こしたことだ!
 私を責めないでくれ」
無題2171d

「殺せ!」

「…」
無題2171f

「…」
無題2171e

「何をしているんだ?」
無題2172

サイレンサーの音が一発!

無題2173

逃げるチェ・ボムを無視して、

「チョンヨンな!」
無題2174

やって来たのはキム・テソン一家

「ここには誰もいないぞ!」

「チョンヨンさん!」

「姉さん!」
無題2175b

「チョンヨンな!」
無題2175

「大丈夫か?」
無題2176

「すぐ終わるから!大丈夫か?」

「あ~」
無題2177

「…」
無題2178

「兄貴!」
無題2179

「いいから…」
無題2180

イネへ報告

「みんな大丈夫?」



「良かったわ…安心した…。
 ジェームスはどうなったの?」
無題2181a



「本当に死んだの?」
無題2181b

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無題20110812

# 今夜も『シティーハンター』のおさらい(3)です。

マイダス 最終回 (2) 最後の仕事のために

# トヒョンには最後の仕事が残っています。
 シニョン銀行を守り通すための戦いです。

 常に先を先を読みながら行動するトヒョン。

最終回(2)

無題2121f

無題2125c

インジンクラブ

「ミョンジュンが逝きました。
 優しい行いをしていましたから、
 きっと良い所に逝ったと思います」

「ハン・ジンスに連絡してくれ。
 そして、提案を受け入れると言ってくれ」

「どんな提案ですか?」

「資金を全部チャリティ基金に出す」

「えっ?」
無題2122

「俺たちの金もか?
 それは最初から潰れるようなものだ。
 本当にアボジがそうすると言ったのか?」
無題2123

「そうだ。これで全員が抜け出せる」

「俺たちは潰れるんだぞ!ダメだ!」

「それしか方法がないんだ」
無題2124

「これはどうだ?
 資金を全部チャリティ基金にして俺たちが経営するんだ。
 どうだ?」

「そうだ。多くの金持ちがそれをやっている。
 どうして気付かなかったのか…。
 お前は本当に頭がいい。いけるぞ!」

「ハン・ジンスとは俺が交渉する」
無題2125a

「OK、任せた!」
無題2125b

チョンヨン

「ユ・イネ代表が心から泣いているのを見ていると、
 気分が落ち着かなかったわ。
 まさか、涙を流すような人だとは思わなかった…。
 ミョンジュンさんの最後の言葉でも、
 彼女ほど悲しい人は、どこにもいなかとも思った…」
無題2126

「…」
無題2127

記者会見

「ソンジュン、準備はいいか?」

「記者たちは?」

「たくさん揃っている。しっかりやってくれ」
無題2128

「インジン・キャピタルの代表、ユ・ソンジュンです」
無題2129

「このたびは多くの方々をお騒がせしてしまい、
 心からお詫び申し上げます。
 これまで多くの国民の皆様が
 インジン・グループを信じていただきましたが、
 ご期待を裏切ってしまいました。
 国民の皆様にお許し頂ければ、これまでのことを反省し、
 新しい組織を立ち上げて移行していくことを約束します。
 これまでの償いとして、
 溜め込んだ資金はチャリティ基金に全額寄付します」
無題2130

キム・テソンと仲間たち

「インジンの資金は国民の福祉に寄付されるんだって!」

「2兆ウォンもあるわよ」

「奴らが黙っているわけはないだろう?
 基金に資金を入れて、
 奴らが管理するだけだ。それが寄付か?」

「兄貴の言うとおりだ」
無題2131a

「そうだ。寄付じゃなくて、国民から騙し取っただけだ。
 裏には何かがあるさ」

「どうする?」

「ちょっと待て。俺には計画がある」

「人生を変えるような計画か?
 俺は最後まで兄貴についていくからな!」

「そんな…、吐き気がする言葉だわ」
無題2131d

「チョンジャの言うとおりだ。
 大金を狙って、人生を費やしてきたからな。
 これからは真っ直ぐに生きるぞ!さあ!乾杯だ」
無題2131c

「地の果てまでついていきます!」
無題2131b

バリューアセット21

「聞いたか?
 ユ・イネ代表はハニョン銀行を諦めたぞ。
 これでハニョン銀行の買収が容易になった」
無題2131e

「そうだな。
 しかし、その前に解決しなければならないことがある」

「何か?」

「ジェームスだ!
 スティーブンの事件はどうなった?」

「まだ、報告はない。きっと難問なのかもしれない」
無題2131f

刑務所

「お陰でインスクは無事だ。ありがとう」
無題2132

「資金はチャリティ基金に寄付されます。
 ユ・イネ代表はハニョン銀行を諦めました」

「私はユ会長だけでなくグループも崩壊するとは思わなかった。
 これまではいつも逃げ口があったが…」

「後悔していますか?」

「起こるべくして起きただけだ。他に何がある?
 まだあるなんて否定するだけ傷つく。
 これからどうするんだ?」
無題2133

「もう1つだけ、やることが残っています。
 それが済んだらゆっくりやりたいことを考えます。
 君の才能をいい事に使うべきだ。
 私のために、こんな世界に引き込んだ。
 本当にすまなかった」

「いいえ、あなたと一緒じゃなくても、
 きっと心の中の貪欲さが湧いてきた筈だと思います」
無題2134

トヒョンとイネ

「あなたの損失へのお悔やみ申し上げます」

「困ったことに、チョンヨンさんに感謝すらできなくて…。
 最後までミョンジュンの傍にいて頂いたのに…。
 お二人があんなにまで心配していただいて嬉しいわ」
無題2135

「どうして私に会いたくなったの?
 トヒョンさんが全部勝ったのに…」

「あなたが負けを認めているので、何か空虚になっています。
 以前、ウォールストリートジャーナルで
 ユ・イネ代表の記事を読んで、大変エキサイトしました。
 心の中のアイドルのような存在でした」

「あなたが私のファンだったとは知らなかったわ」

「ですから、申し出があった時に、断るなんてできませんでした。
 どんな気持ちだったか分からないでしょう?」
無題2136

「…。トヒョンさんが裏切られたときに、
 どれほど傷ついたか理解できたわ。
 でも今でも、
 あの時あのようにしたことを説明できる自信がないわ。
 私の頭の中には、
 ジェームスとロン・アジアから離れて、
 いかにして自由を勝ち取るかということだけだった。
 だから、トヒョンさんというわけでなく、
 相手が誰であっても裏切っていたと思う」
無題2137

「私は彼らの手から逃れることだけに必死だったから、
 身も魂もその戦いに投じていたわ。
 でも、トヒョンさんはジェームスと組んだ」

「…」

「これは裏切ったことへの償いでもあるんだけど、言っておくわ。
“トヒョンさんが今いるところは、引き返せないところ”
 ということなの。
 私の言葉の意味を良く考えてくださいね」

「…」
無題2138

ジェームス

「考えるには十分の時間を与えたつもりなので、
 今は答えがほしい」

「私の答えはイエスです」
無題2140

「いい判断だ」

「最初に、ロン・アメリカのこちらの代表として、
 どのように銀行のオーナーになるつもりなのか
 計画を聞かせてください。
 あなたの計画が知れたら
 ロン・アジアはあなたを見放すと思います」

「私はロン・アメリカとは別にファンドを準備してきた。
 その資金でシニョン銀行を買収する」

「しかし、
 シニョン銀行は不審なところからの資本は受けないはずです」

「だから、キム・ドヒョンさんが必要なんだ」

「…」

「もう一度言っておくが、私と一緒に働くと人生が変わる」
無題2139

ロン・アジアを去るイネ

「皆さんの精一杯の努力にもかかわらず、
 こんな結果になりました。本当にすみませんでした」

「…」

「私は少し休息を取ります。
 ロン・アジアのファンドは、
 チャ・ヨンミンさんにお任せします」
無題2141b

「私は…、まだ」

「いや、できます。チャさんたちも支援してあげてね!」
無題2141a

ハン委員長とトヒョン

「前回は大変失礼な態度を取ったことをお詫びします」

「ハニョン銀行がA+だったので、
 怒っているに違いない」
無題2141c

「いいえ」

「では、どうして私に会うのか?」

「ロン・アメリカのジェームスをご存知でしょう?」

「ああ、何度か会った」

「ジェームスはシニョン銀行の単独のオーナーになる計画です」
無題2141d

ジェームス

「シニョン銀行に
 貯めてきた資金を投下する準備をしてくれ。
 これは秘密だ。完了したら電話してくれ」
無題2141e

「どうした?」

「スティーブンの事故が再調査になりました。
 イ・テチュル副会長の事故も同じです」

「上手くやっていないから、こんなことになるんだ!
 なぜこんなことになるのか、原因を調べろ」
無題2141f

シニョン銀行

「何を言い出すんだ?去るのか?」
無題2142

「私の仕事は終わりました。自分の道を歩みたいのです」
無題2143

「しかし、
 これからハニョン銀行の買収の仕事があるんだぞ。
 理由が理解できない」
無題2144

「何か不手際があったかな?」

「いいえ、
 そんなことはありませんから誤解しないでください。
 これは、
 これまでに調査してきたハニョン銀行に係わる情報です。
 買収に向かう際には助けになると思います」
無題2145

「本当は何か問題があるのじゃないか?
 もし、問題があるなら改める」
無題2147

「そんなことではないから、心配するな」

「それを聞くと安心するが…」

「ああ、そうだ。
 副会長の事故の再調査が始まったぞ」

「では、新しい証拠が出てきたということか?」

「確信はないが、今度の調査で明確になってくると思う」
無題2148

キジュンとソンジュン

「何か言うことがあるんだろう?」

「考えたんだが、お前がどう思うか分からないが
 俺が代表になるべきだと思う」

「?」

「俺はインジン・グループの家族の長男だからな。
 世間もその方が納得するだろう?」

「馬鹿じゃないか?」

「何だと!」
無題2149

「考えてきたんだったら、もっとましなことを言えよ。
 兄貴が社長になったら、世間がなんという?
 最初から計画的だったとしか見られないぞ。
 社長は社会的にも地位があって認められる人にするんだ。
 公正なイメージを作るのが鍵なんだ。分かるか?」

「…」
無題2150

「アボジには既に話してあるから、諦めろ!」

「じゃあ、誰だ?」

「ハン・ジンス委員長だ。かれは財務次官経験者だぞ」
無題2151a

トチョルとミラン

「どうして私を避けるの?
 他の女とつきあっているの?」
無題2151b

「俺はそんなことはしない」

「やあ!じゃあ、理由は何なの?」

「チェ弁護士だ」

「あの人が何なの?」

「もし会ったら…、あの人は恐い人だからだ。
 知らないだけだ」

「あのアジュシは父が雇った人だわよ。
 以前は奴隷同然だったわよ。
 あんたは一度裏切って
 刑務所に入れられたような人の言うことを聞く必要はないわ!
 他になんかあったら、話して!」
無題2151c

「お前は自分の母親がどこにいて、
 何をしているのか知っているのか?」

「いいえ、知りたくもないわ。私を捨てた人よ!」
無題2151e

「…」

「どうして私をいらいらさせるの?」

「すまない。もう言わない」
無題2151d

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無題5maidas8

無題5maidas7

マイダス 最終回 (1) さよならミョンジュン

マイダス 最終回 (1)

無題2100

検察庁

「JRスタンレーは投資しなかった。
 単に、政治資金を通過させて送金しただけだ」

「私にはわかりません」

「ユ・イネさん。
 このままでは簡単には釈放できませんよ」
無題2101

「ロン・アジアは
 インジン・グループの子会社ではありません。
 それに、
 ハニョン銀行はインジン・グループとは全く関係ありません。
 たとえ、インジン・グループの政治資金が
 ハニョン銀行に投資されたとしても、私には関係ありません」
無題2102

ジェームスとトヒョン

「ユ・イネが検察庁で取り調べられても、
 最初は物事が進むとは思わなかった。
 しかし、君の才能が凄いということを証明してくれた。
 もし、ユ・イネがこの状態から抜け出したとしても、
 シニョン銀行がハニョン銀行を買収することは難しくない。
 そろそろ
 君が私の申し出に回答をくれるタイミングじゃないのか?
 我々二人がシニョン銀行のオーナーになることだ」
無題2103

「この戦いで疲れてしまいました」
無題2105

「少し急ぎ過ぎたかな。
 キム・ドヒョンさんが十分休養を取ってから話そう」
無題2104

インジン・グループ

「アボジ!大丈夫か?」

「ことは上手くいっているのか?」

「インジンのグループ会社だけでなく、
 下請け会社もやられた。
 大混乱だ。アボジが収めないと家族も崩壊だ」
無題2107

「イネはどうしているのか?」

「彼女は検察庁だ」

「イネまでもなのか?」

「チェ弁護士が、
 ハニョン銀行への投資資金が
 インジン・グループの秘密資金から出たことを
 しゃべったからだ。
 イネだってこの状況から脱出することは難しい」

「お前は、ハン・ジンスに連絡しろ」
無題2106

ユ・ピルサンとハン・ジンス

「では、俺とは墓場で会おうというのか?」

「すみません」

「この30年の間の大韓民国の状況を
 私に教えてくれていたではないか。
 私を切り捨てるということは、
 私にも残された選択はひとつだ」

「…」

「どうする?二人とも共倒れになるつもりか?」
無題2108

「私が申し出ることができるのは政治的な解決法だけです」

「どうしたらいい?」

「明るみに出た資金をすべて国に返すことです。
 その金で財団を作って頂ければ、
 釣り針を外すことができるでしょう。
 インジン・グループと会長が生き延びることができます」

「イネはどうなる?」

「彼女はハニョン銀行から手を引くことです」
無題2109

イネとハン・ジンス

「それはできません。
 ハニョン銀行は私に残されたたった1つだからです。
 手放すことは死ぬことと一緒です」
無題2110

「そう感じるのは私にも分かる。
 しかし、それしかグループと君とが生き延びる道はない」

「ハニョン銀行とインジン・グループとは関係ありません。
 どうして一緒にするのですか?」
無題2111b

「ユ代表がそんな考えだったら、
 私も救う方策はありません。
 ユ会長はすべての資金を
 国のチャリティ資金として放出することを決めました。
 ユ代表がハニョン銀行にこだわっていたら、
 それもできなくなります。
 国民だって許してくれません」
無題2111a

トヒョンとチョンヨン

「すべてが思い通りになったわね。
 今の気持ちはどうなの?」
無題2111c

「まだ、終わっていない」

「ユ・イネ代表だって、検察で取り調べなのに…」

「以前、お前は俺が悪魔の手先だと言ったじゃないか。
 覚えているか?」

「どんなにしてジェームスという人から、
 投資をして貰ったの?」
無題2111e

「最後の瞬間に受け入れを決めた。
 自由になるためにはその件の後始末が大切だ」

「どうするの?」

「まだ分からないんだ」
無題2111d

「お!イジや!
 何ですって?症状は?分かったわ」
無題2111g

「どうした?」

「ミョンジュンさんが集中治療室に入ったらしいわ」
無題2111k

「電気ショックだ!
 チャージしろ!一、二、三!
 もう一度チャージだ!」

「オンニ!」

「どうだった?」

「呼んでいるから、入って!」
無題2112

「僕はチョンヨンさんに離れるように言ったけど、
 あの時はとても辛かった。
 でも、まだ言わなくてはならないことがある。
 だから、呼んだんだ」
無題2113

「話して!」

「チョンヨンさんとトヒョンさんは、
 イネ姉さんのことを許してあげて欲しい」

「んん」
無題2114

「さすがのイネであっても、深く傷ついているはずだ。
 ただ可哀想なひとだから…。
 彼女は
 チョンヨンさんとトヒョンさんのどっちも傷つけたけど、
 もう忘れて欲しい」
無題2115

「私はもう全てを忘れたわ。
 あなたの言葉はトヒョンさんにも伝えるわ」
無題2116

「ありがとう(コマウォヨ)。
 これで僕はチョンヨンさんから離れていって、
 静かな気持ちになれる」
無題2117

イネが来て、

「ミョンジュな!」

「姉さんは来られないと思っていた。良かった」

「ごめん。ごめんなさい」
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「姉さん!すっと考えていたんだけど、
 姉さんの病気は孤独という病気だと思った。
 そうじゃない?分かっていた?」
無題2119

「…」
無題2120

「孤独という病気はガンよりも恐ろしい。
 孤独なためにお金に執着したんじゃないか?
 ごめん。こんなふうにまた独りにしてしまって…。
 僕がいなければますます孤独になる…。本当にごめん」
無題2121a

「ミョンジュな…」

「…」
無題2121b

「ミョンジュな?ミョンジュな!」
無題2121c

「ごめん…」
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「…」
無題2121e

# さようなら…。
 痛みをこらえたミョンジュン…。

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# 今日の夕刻には『シティーハンター』のおさらい(2)です。
王朝用語・脚本家など
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