逆賊 第15話(上) 庶民の暮らし


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(2017.03.25)

逆賊 第15話(上) 庶民の暮らし

チュウォン君の来客

「チュウォン君。
 お会いできて光栄です」

「誰なのか?」

「お話ししていた師匠です」
(パク夫人)

「…」

「チュウォン君にはアモゲのことも既にお話ししています。
 そうでしょう?
 媽媽二ムこそが私の夫の恨みを晴らして頂ける人です。
 アモゲもその息子も生きています」

「なぜ復讐するのでしょうか?」
(師匠)
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「いったい誰なのか?」

「この国を正すべき時があるのかと、
 そんな人が現れることを、
 長い夜を過ごしてずっと生きてきた者です」

「…」

「あなたはご自分の富を奪われたことにご不満なのでしょうか?」
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「出ていってくれ!
 私を軽んじるような者をなぜ連れて来たのか?」

そう言うチュウォン君に、「そんな人ではありません」とパク夫人は師匠と呼ぶ人の素性を話します。

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パク・ハソン(兄ギルヒョンの別名)という名前を訪ねて来たギルドンたち

「両班がこんな家に住んでいるのか?」
(クッセ)

「私どものナウリはそんな人ではありません。
 ただ日々を勉強で過ごしていらっしゃります」

「…」

「なぜナウリにご興味があるのですか?」

「…」

「帰ろう。
 これからは決して銀貨などを渡さないでくれ」

「なぜなのか?
 若い両班との関係を持つことは良いことだぞ?!」

「いいや、俺は品格のある者を汚したくはない」
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師匠とチュウォン君

「私は、アモゲが不法に富を得たから罰したわけではない。
 この国の王族への不忠義を罰したのだ」

「…」

「私が言ったようにチュウォン君はこのような方です」

「この流刑から釈放されたらどうされるのですか?」

「?!」

「ギルドンを探し出して復讐するのですか?」

「ははは、それだけではすまない。
 あの仲間たち全員だ」

「全員とは?」
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市場を散歩する仲間たち

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王とノクス

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「チョナのお陰で母の恨みを晴らしました」

「では、私にも褒美をくれ」

「どんな…?」

「そうだな…、そなたの心を貰おう」

「私には差し上げる心がありません」

「?」

「私の心は他の人にあります」
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キム・ジャウォンとノクス

「お前が好きなのはギルドンなのか?」

「答えて下さい。
 あの時、なぜギルドンのことを万能の子ではないと言ったのですか?」

「この年になって王命で調べがあったので、
 彼は賢くて力量があることが分かった。
 しかし、なぜその能力を発揮しないのか分からない」

「…、いったい何のことを…?」

「そなたは賢くて勇気がある。
 ギルドンだって同じだ。
 それは神が決めることだ。
 神の意思を受けないものは万能の子にはなれないということだ」
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褒章(“戌午士禍”で手柄を立てた若手官僚たち)

「風光明媚で良き人々が住むところに、
 母を一緒に連れて行くことができれば幸せです」
(チョンハク)

「盧思慎(ノ・サシン)が言っていたところの県令になれ」

ギルヒョンは、

暗行御史(アメンオサ #)となって、
 チョナの目となり耳となって、
 この国の民のことを調べたいと思います」
(ギルヒョン)

「つまらない仕事じゃないか?」

「いいえ、宮殿の壁の中にいては、
 チョナの目となり耳となることができないからです。
 私は民百姓の暮らしを知りたいと思っています」
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「本当に変わっているな。
 私がそなたのことが好きな理由は分かるか?」

「…」

「そなたは欲心や名誉心から、
 言葉を荒げるような官僚ではないからだ」
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チョンハクとギルヒョン

「一歩離れたところからこの国の真実を知りたいからだ」

「本当に分かりずらい男だな」
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御用達を目指すソブリ

「単にチョナの衣服を飾るだけではなく、
 あそこはチョナに品格を与える部署なのだ。
 意味が分かるか?」

「いいえ…」

「チョナにはこの朝鮮で最高の織物を調達して捧げるということだ。
 そのためには銀貨も必要。
 300両の銀貨を2か月以内に準備してくれ」

「かしこまりました。
 え?!」
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「300だと?!」

「チュウォン君の浪費のために、
 俺たちの銀山には良質な銀鉱石が少なくなっている」
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「ということは、生産量を増やすということだ。
 新しい鉱脈と技術者が必要だ。
 兄貴たちは早速付近の村から当たって下さい」
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燕山君の御輿

「古くなって色あせている」
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ギルドンの仲間は山師たちを集めます
みんなは銀山の開発には自信があるようです。

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キム・ジャウォンから「いったい誰の下で働いているのか?」と言われて、キム・ジャウォンとギルドンが直接に会うことになります

「困ったことに、ギルドンに直接会いたいと言って来た」
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既に妓楼で出会っていた二人

「活彬亭の接待係のホンがご挨拶に参りました」
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「また会うのも運命のようだな」

「あなたも単なる竹細工売りではなかったということですね。
 本当にご無沙汰しました」

「いやいや、最近も会っているぞ。
 あのチュウォン君の“踏み台”だったからだ」

「…」

「あの時は、とぼけてチョナを騙したな…?」
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ギルドンは酒をあおって、
「ああ、一時は踏み台だった…。
 それで、今度は私の命を貰おうと言うのですか?」

「いいや、それよりも、
 なぜチュウォン君を罠にハメたのか教えて欲しい」

「私には貸しがあるからです。
 では私からの質問ですが、
 その時になぜ私のことを知っていると報告をしなかったのですか?」

「クッセ~(なぜだろうかな)?」
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# キム・ジャウォンはあの時なぜ知らない振りをしたのか?

「どうだったのか?」

「…」
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# 歴史ドラマのファンの方々は既にお気づきだと思います。
①勉強嫌い、②暴君、③酒池肉林と、これまで評価されていた燕山君(ヨンサングン)に対しての、MBCの解釈は大きな変化(新解釈)を見せ始めたように思っています。
演じているキム・ジソク(『チュノ』など)にも好感を持ちます。

# 暗行御史(アメンオサ:암행어사)

燕山君は即位後6か月に、地方の行政を正すために全国に暗行御史(次のウィキペディアをご参照)を派遣したとの記録が残っています。

全国地方行政の監察は本来司憲府の任務だが交通と通信手段の不便によって地方官の悪政を徹底的に摘発するのは容易ではなかった。
そこで国王が秘密裏に特使を任命するようになったのが暗行御史である。
主に堂下官(堂上に上がり、国政へ参与することを許されない中層以下の官吏)。
堂上官の中から国王が随意に任命する。
任命されると「封書」(任命書)、「事目」(任務と派遣地域を指示する文書)、「馬牌」(駅站で駅卒と駅馬を徴発するための札)、「鍮尺」(真鍮の定規で、地方官庁の度量衡が正確であるかどうかを判定するための基準として用いる)を使者を通じて自宅まで伝達、直ちに出発を命じられる。
「封書」の表面には「到南大門外開坼」または「到東大門外開坼」と記されており、それぞれ南大門、東大門の門外へ出たあとでなければ開封を許されなかった。
派遣地域に到着すると、変装して地域の実情を内偵したあと、地方官庁に入って公文書と倉庫を検査する。
これを「出道」といい、このとき随行する駅卒は「暗行御史の出道だ!」と叫ぶ。
冤罪事件があれば再審して解決し、官吏の不正が発見されれば「封庫」(倉庫を封印する)、「罷黜」(免職)の措置を執る
復命の際には国王に「書啓(繍啓とも)」(報告書)と「別単」(附属文書)を提出する。

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