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王になった男 第14話(4) 反乱

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(陽光:アマギヨシノとカンザクラの交配種:2019.03.28)

王になった男 第14話(4) 反乱

ウンシムのお酌で癒される都承旨

「何か良い知らせがあるようですね?」

「ああ、まるで“昔の恋人”に会ったようなんだ」

「気分良さそうですね?」
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「“昔の恋人に会った”と言ったんだぞ。
 なぜ嫉妬しないのか?」

「私はいつも、ナウリの肩の荷を少しでも軽くする人が現れるのを期待していました。
 その人が私ではなくても、嬉しく思います」

「嘘だろう?そなたの言葉には怒るぞ」

「ではなぜいつも私には嘘を言うのですか?」

「このところ、過去を省みずに行動して来た。
 後悔は多々あったが…」

「後悔は亡くなったキル・サンボン大監のことですか?」
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「それもそうだが、そなたのことだ。
 あの時そなたは、髪を上げてきた夜のこと…。
 私は拒否したが…。
 今は受け入れたいのだ。
 北の国境に向かうが、一緒に来てくれるだろうか?

「ええ」
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「私がこれまで長く期待していた言葉です」

「…」
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その夜のこと、反乱の準備が整ったチンピョン君。
牢獄には“牢破り”の伝言が握り飯に入れられてシン・チスに渡ります。

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二人は書庫

「府院君の葬儀は滞りなく終わったのかな?」

「ええ、チョナのお陰です」

「すまなかった。約束を果たせなかった。
 悲しみも分かち合いたかったのだが…」

「いいえ、チョナの会議でのご苦労を分かち合えることができたと思います」
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「これまで以上に辛かった。
 これまで思いも寄らない王の責務を感じていたんだ」

「怖いのでしょうか?」

「怖い」

「昔の生活に戻りたいですか?」

「正直に言うと、何度も考えた」

「チョナが逃げ出したいなら、私も一緒に逃亡生活をします」

「ありがとう。
 しかし、王としての戦いはこれからも続ける」

「永久に付き添い、お助けします」
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「では一つ協力して欲しい」

「どんなことですか?」

「あれだ」

「…?」

「各地方からの報告書の山だ。
 チョ内官の視力が衰えているから。
 中殿にも手伝って欲しいのだ」

「解りました」
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「これは倭乱で戦った者たちの苦難の生活が書いてある」

「その通りです。読み方にも間違いはありません」

「“どうか解決策を…”と書いてある」

「そうです」
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ウンシムの妓楼
後金宛ての密書を頼まれていた行商人から、「書面を奪われた」のとの報告です。

「あの密書には玉印が捺印されている!
 いったい誰が奪ったのか?!」

「顔は分からなかったのですが、
 “左議政大監が喜ぶ”との声が聞こえました」
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シン・チスが手紙を奪ったことが解り、危険を察したギュは宮中の牢屋に向かいます。

「いったいいつまで王位を揺さぶろうとするのか?」

「何のことなのか?」

「チョナの密書をどこに隠したのか?
 あれはこの国と百姓たちを守るためなのだ」

「一向に分からない。
 そなたのような両班の家に生まれた者が、
 なぜ下賤の者のことに巻き込まれるのか?
 私は身分の低い家系に生まれたから、
 この地位を楽しんで来たのに…?
 子孫のために富は残す」

「自身の特権を守るための名分は子孫のためなのか?
 大監として恥ずかしくないのか?」

「そなたこそ自分のために、
 “操り人形”で楽しんでいるのではないか?」

「確かにその点は認めるが、あなたとは歩んで来た道が違う」

「?」
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「私は幸運にも二人の王を知った。
 一人を失い、一人を得た。
 もうこの道には迷いはない。
 どこに密書があるのか?」

「言えない。早く処刑してくれ」

「なぜ最後までそんなことなのか?」

シン・チスが、「殺せ。それとも刀がないのか?」と言うところにチンピョン君の手先が侵入します。

「!」
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そして刀を向けるシン・チス

「どうも天が味方してくれたようだ」

「天の間違いだ」

「関係ない」
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そして、城門(# おそらく西の門)が開き、チンピョン君と反乱に加担する兵士と私兵たちが宮中に入って来ます。

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書庫に駆けつけた内官

「反乱です!」
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一言で宮中といっても、
<朝鮮王朝>の5大王宮は南北に長いタマゴ型の広大な敷地の中にありました。
中でも当時の光海君が住んだのは②(法宮)昌徳宮(チャンドックン)です。
敷地の東西は、地下鉄の4つの駅ほどの距離があり、
西南にある④徳寿宮は法宮から遠い宮殿。
徳寿宮は西に位置するので、幽閉された大妃は「西宮(ソグン)」と呼ばれたのですが、
同時に当時の大北派に対抗して台頭して来ていたのが、
宮廷の西側に屋敷を構えていた「西人派」です。
1623年のクーデターは、後の第16代王・仁祖(インジョ)による「仁祖反正(インジョパンジョン)」と称し、これには西人派と大妃が背後にいました。
ドラマは「仁祖反正」をモデルにしているようで、
以上のことから、おそらく反乱軍は西の大門から入城したものと想像できます。

なお、史実では上記1623年なので、大妃の幽閉から5年後ということになります。

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王になった男 第14話(3) 真の王になる時

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(真の王になった時)

王になった男 第14話(3) 真に“チョナ”と呼べる日

真の王を育てた男

「玉座とは、まるで獣のように忠誠とか正義すら無視する場合がある。
 国を守り、王座を守るためには、
 どんなに悲惨でも自分の心を投げ出す覚悟が必要だ」

「ナウリだけがそんな苦渋を味わっているのに、
 シン・チスのような者からは、
 “都承旨が王を演じている”と言われています」

「…」

「しかし私はそうは思いません。
 難しいことは解りませんが、
 ナウリの意志は私の心を強く打ち、感動をくれました」

「…」

「どんなに辛いことかは解りませんが…」

「お前は私の全てを理解しているようだ。
 私のことが怖くないのか?
 それでも私を信じるのか?」
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「なぜ私が恐れるのですか?
 なぜ私が不信に思うのでしょうか?
 私はナウリを信じています」

「…」

「矢尻の件も同じです。
 私の無鉄砲な行動を守るためのことでしょう?」

「…」

「苦労してまで私を守って頂いています」

「…」
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ハソンは辞表を破ります

「辞表は許しません。
 民百姓のための、国のための真の王になるために、
 私の傍で支えて下さい」
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「いつも腐敗に変わっていく王座を守ってやることが怖かった。
 お前のこともそうなるかと不安で信用はしていなかった。
 私の失敗となるのかと怖かった。
 ハソンは違うと思っていたものの不安だった」

「…」

「しかし、今ここで解った。
 人を信じることの大切さを…」
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「チョナ…」

「…」

「チョナ…」
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「…」

「私は何ももう恐れません。
 忠臣としてチョナを信じてお仕えします。
 どうか私のこれまでの非礼をお許しください」

「…」
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「…」

「…」
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「チョナ。
 今からは礼を持って接します。

「私を信じて頂いて感謝します」
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堂上会議

「チョナ。それは大妃の廃棄の教旨です。
 ご考慮ください」
(イ・ギュ)

「チョナ。大妃を廃妃にすることには反対です。
 後世に禍根を残します」
(西人派の兵曹)

「刑曹(ヒョンジョ)の考えに賛成です。
 道徳に反します」
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「チョナ。
 すでに大妃殿では、
 チンピョン君と共にチョナへの謀反を企てたことを自白しています」
(イ・ギュ)

「何を言い出すのですか、都承旨」

「チョナ。大妃は法宮から遠ざけるべきです」
(イ・ギュ)

「チョナ。チンピョン君は逆賊だと判明しました。
 背後にいる大妃を廃妃にすべきです」

「廃妃案を認めて下さい」
(戸曹)

「分かった。意見に従う」
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ハムギョンド(咸鏡道:咸州・ハムジュ)からの連絡
(都承旨宛てに、“北の国境地帯では明と後金との不穏な動き”があるとの連絡)

…連絡賜った。
(北に向かうことを決めたギュでした)

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中宮殿

「中殿媽媽が作った外套なのに、
 一度も府院君媽媽はお召しになることができなくて…」

「これでお棺をくるんで下さい」
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ミョン尚宮が廃妃の件を知らせます

「いけないわ。
 チョナの方が危険になります」
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大妃が「決して諦めません」と、大君の遺服に誓っているところでした。
(# これは史実)

「喪中ゆえ、挨拶は簡単にさせていただきます」

「外での話を聞いてやって来たのですか?」

「私の不妊を促す薬茶の件は不問に致しますが、
 アボジを殺害した件では許すことはできません。
 しかしながら、廃妃を受ける前に、
 自ら辞意を示し、仏門に入って下さい

「何ですって、尼になれと言うのですか?」

「チョナだけでなく、この国の秩序を乱すことにならないようにと、
 お願いしています」
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しかし、受け入れません。
「あんな道化師の宮殿にいるよりは廃妃の方がましです」

「大妃媽媽。どうかお考え下さい」

「聞く耳はないわ!下がりなさい!」

「…」
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都承旨

「大妃の廃妃が決まった今です。
 そして、国境地帯では明と後金との戦争が始まろうとしており、
 民心も乱れています。
 私は都承旨を辞して、咸州の国境地帯にいる仲間たちの支援に尽力したいと思います。
 赴任することを希望しますので認めて下さい」

「まだまだ都承旨のことを手放すことはできない」

「都承旨の職には大きな責任があることは解っていますが、
 この情勢からは国境地帯の安全を確保することが最優先かと思います」
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「令監。どうなさったのですか?
 これまでと違って、“チョナ”と呼び、
 辞して北に向かうとは…?
 意味が分かりません」

「私は真に“チョナ”と呼べる日を待っていたのだ。
 だからこれまでのことの反省も込めて、辞して来たに向かう。
 それよりも大妃はどうなったのか?」

「一切の動きはありません」

「必ずチンピョン君と連絡を取るはずだ。
 決して監視を怠ってはならない」

「分かりました、令監」

「それに、これからはすべての報告をチョナに直接やってくれ」

チョ・ホゴルにも“大同法”の全国展開と報告を依頼します。

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<1618年>
仁穆(インモク)王后・金氏(1584~1632年)は、大妃の尊称を廃止され、宮廷の西にある徳寿宮に幽閉されました。
それ以降、彼女は「西宮(ソグン)」と称されます。

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王になった男 第14話(2)

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(観賞用のアスパラです:2019.03.31)

堂上会議

「兵曹はチンピョン君から刀をかざされたそうだが、
 大丈夫なのか?」

「お陰で無事です。ご配慮感謝申し上げます」

「チョナと中殿媽媽の危険を察知できず、
 我々堂上官も責任を感じております。
 どうか処罰して下さい」

「厳しい処罰もお受けします」
(戸曹)

「責任を感じるのならば、大妃の廃妃に手を貸してくれ」
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「恐れながら、チョナ。それはできません」
(反対派)

「チンピョン君に刀を向けられてもなのか?」

「チンピョン君の行為については大妃媽媽は関係がないからです」
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「ユ府院君が殺され、チンピョン君が逃亡した。
それなのになぜ大妃を追及することができないのでしょうか?」

「…」

「ほかに手はない。明日の会議で大妃の廃妃を命じます」

「それはいけない。
理由も不明確なまま王命を出すと士林や官僚たちが反対に回る」
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# 士林(サイム):ドラマ『逆賊』でもあったように、儒学者であり官僚でもある者たち(士大夫:サデブ)は自らを士林派(サイムバ)と称したグループを形成していました。

「しかし…」

「まずはチンピョン君を捕まえて自白させろ。
 その後は大臣たちを私が納得させる」
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ハソンに話があると、シン・チス

「チンピョン君に関する情報があるのとことだが…?」

「都承旨が大妃の廃妃に向けて動いているようだが、
 皆は納得はしない。
 むしろチンピョン君の思いのままだ」

「そんなことを聞きに来たのではない」

「王の演技は一過性のものだ。
 玉座に座っているだけでその気になるものだが、
 ハクサンの“操り人形”に過ぎない」
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シン・チスは、「本物の王はイ・ギュが殺した」、「イ・ギュしかその場にいなかった」と、寺にあった位牌を思い出して伝えます。

「私と手を組もう。
 お前のような下賤の者は、
 都承旨の言う通りにしないと本物の王と同じ目に遭う」

「いや、下賤の者とはそなたの方だ」
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イ・ギュと大妃
(イ・ギュ+ハソン+ムヨルの作戦です)

「まさか都承旨が来るとは…?」

「大妃にチンピョン君のことをお聞きするために来ました」

「チンピョン君が謀反を企てているとでも言うのですか?」

「チンピョン君は大妃媽媽と近しい関係にありますよね。
 もしも、チンピョン君の行動が大妃媽媽の身に降りかかることを恐れるならば、教えて下さい」

「変だわね。
 チンピョン君は友達で、外の情報をもたらしてくれるだけです」

「それだけですか?」

「何を言いたいの?!」
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「私の観察では、
 チンピョン君は単独で動くだけの度胸がある人物ではありません。
 それなのに、もう何度もチョナの命を狙いました。
 それに府院君を殺害しています」

「チュサンは弟や私の父を殺しています」

「ならば、チンピョン君にもその気持ちは解りますよね」

「人間の性(さが)だわ」
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「そろそろ大君の命日ですよね…?」

「覚えているのですか?」

「当然です。昨日のことのように覚えています。
 夕食を全部召し上がりになりました」

「いったい何を言いたいのですか?」

「五穀米のご飯に野菜のおかず…、
 大君には相応しくない夕食でしたが、
 小さな手で箸を上手く使って召し上げりました。
 最期の晩餐だとは知らずに…

「あ!そなたなのか?!
 シン・チスではなくて!
 私の息子を殺したのは…」
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「ええ、チョナのためです」

「あ~…」

「ええ、最後の息まで、“オマ媽媽”の声まで…」

「こいつめ!チュサンより先にお前を殺す!」

「だからチンピョン君にチョナと王妃(ワンビ)媽媽を殺すように命じたのですか!?」

「そうだわ!」

「!」

「私がチュサンと中殿、
 それに府院君も殺すように命じたわ!
 私の息子を殺した者たちに罰を与えるのが悪いのですか?!」
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扉の外にいたハソンが入って来ます

「大妃媽媽の自白を明確にお聞きしました」

「は…」

「私が明らかに聞いたので、廃妃を命じます」
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「…!お前たち…。
 お前たちは…」

「…」

「見ていなさい!
 お前たちの身体を切り刻んで、国中に撒き散らしてやる!
 カラスの餌にしてやる!
 お前たちの魂は地獄に落ちるわ!」
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辞表

「ナウリが王のために永昌(ヨンチャン)大君を殺したのですね?
 では、私のために誰を殺したのですか?
 本物の王のことですか?」

「誰が言ったのか?」

「シン・チス…。
 ナウリが本当の王を殺したと言っています。
 それに、
 私が不要になれば私も殺すだろうと言っていました」

「…」

「本当ですか?」

「そうだ。私が王を殺した」
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「先ほどは、チャン武官から、
 “チンピョン君の屋敷にあった矢尻を偽造した”と聞いたのです。
 チンピョン君を取り逃がしたことと共に聞きました」

「私の責任だ。何か証拠が必要だったからだ。
 大妃の廃妃のために考えたことだ」
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イ・ギュは書面を出して、「辞表だ」と…。

「大妃殿とシン・チスが私の罪を知った以上、
 私が都承旨の職に居座ることは、
 お前の邪魔になるからだ。
 私は自らの罪を償う」

「いいや、それはナウリの罪ではありません。
 むしろ私の罪です」

「?!」

「王の罪です。
 どうか恐ろしい罪を一人で負わないで下さい」

「…」

「王の座は、命懸けの苦渋の座だと言いましたよね?
 私は本当の王になりたいのです
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映画『光海~王になった男』は、光海君が大同法を制定した頃の、
即位(1608年)初期の2週間の物語でした。
一方、
このドラマ第14話では大妃の廃妃が決まる時なので、1618年です。
つまり、光海君の在位15年の中でも後半の出来事ということになります。

ちなみに後金のヌルハチとの密約を締結するのが1619年。
二重外交をしながらですが、明国との決別も近づいています。

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王になった男 第14話(1) 悲しみの王妃

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王になった男 第14話(1) 悲しみの王妃(ワンビ)媽媽

ハソンは「府院君が戻って来る前に、ちょっと…」と内官に伝え、傷心のソウンを連れ出します。

「チョナ、突然どこに行くのですか?」

「私を信じないのか?」

「もちろん信じます」
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ハソンは光る海を見るためにソウンを連れ出しました

「こんな光景を見るのは初めてです」

「良かった。
 中殿の気分転換には良いと思っていたからだ」
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「医女から健康状態を聞いた時は混乱しました。
 チョナと一緒に暮らす権利や、
 チョナを守ることができなくなると思うと落ち込みました。
 とても悲しくて孤独になりました」
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「でも、自分以上に私のことを心配してくれる人がいることで、
 勇気を貰いました」

「…」

「この光景を心に刻み、宮中に戻っても思い出すことにします」
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「春になったら、花見もしよう。
 夏になったら夕立の中に立とう。
 秋の山にはドングリ拾いに行こう」

「冬にはまた宮中でしょうか?」

「朝には雪だるまを作って見せよう」

「約束ですよ?」

「もちろん」
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恋人たちのアカシアの木

「この木々の根っこは違うのに、育って交わっていますね」
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「ああ、実は伝説があって、この木の下を歩くと、
 “恋人同士が末永く暮す”と言われる」

「…」

「私に一生寄り添ってくれるか?」

「ええ」
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「約束する。
 きっと君が期待するような偉大な王になる」

「…」

「しかし、約束して欲しい。
 “決して一人では涙を流さない”、
 そして“喜びも悲しみも分かち合う”と…」

「約束します」
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「…」
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「…」
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その頃、イ・ギュは殺害された府院君を見ていました。

「大監!」
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暗くなってハソンとソウンが宮中に戻ると、イ・ギュとチョ内官

「都承旨…。
 府院君はどこなのですか?」
(ハソン)

「…。チョナ…。
 中殿媽媽…。
 府院君がお亡くなりになりました」
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「まさか…、そんなことはありません。
 元気だったのですよ?」

「…」

「何かの間違いでしょう?」

「すみません、中殿媽媽…」

「本当に亡くなったのですか?
 なぜですか?」
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「誰かに殺害されて…」

「は!」

「…」

「アボジ!」
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「…」
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喜ぶのは大妃

「早速、チュサンと中殿の様子を見に行くわ」

「大妃媽媽。どうかここにいて下さい。
 チョナには心を見せないで下さい」

「ユ・ホジュン(ソウンの父親)の死は当然だわ。
 私の父親も息子も殺されたのですからね」
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ハソン

「これは明らかに大妃の仕業だ。
 ユ・ホジュン府院君が戻ってくると、
 ハソンの権限が増すことを恐れたのだろう」
(ギュ)

「決して許さない。
 大妃と大妃が差し向けた奴らを許さない」
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「チンピョン君だ。
 ユ・ホジュン府院君の復帰には強く反対していた。
 陰にいる筈です」

「私も同じ考えだ。
 しかし、証拠もなく追及すると逆襲を喰らうから、
 この件は慎重に進めよう」

チョ内官が来て大妃殿の様子が知らされます。

「チンピョン君が大妃殿にいらしていました」

「チャン武官、私と中殿を狙った矢尻を調べましたか?」
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「この矢尻は狩猟の際とはまた違ったものです。
 町の鍛冶屋を当たっています」

(チンピョン君は屋敷にはいないので、)
「チンピョン君の屋敷も調べて欲しい」

「え?!」

「待ってくれ。
 チンピョン君を調べてどうするつもりなのか?
 チンピョン君の屋敷からは何も出てこないはずだ。
 むしろ我々が疑われるだけで、
 罠を掛けていると思われるだけだ」

「しかし、早く進めないと証拠が隠滅するだけで、
 チンピョン君と大妃殿の力が増すばかりです」

「では、王命をお受けします」

イ・ギュは、チンピョン君の屋敷で何も出て来なかったら、同じ矢尻を偽造するようにとムヨルに命じます。

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やはり矢尻は違いました。
しかし、ハソンの速攻が始まっていました。
チンピョン君を抑えようとすると、

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チンピョン君の配下の者たちとの切り合いに…。

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逃げ出したチンピョン君

「矢が持ち運ばれました」

「屋敷には矢は置いていないが…。
 これはチュサンの罠のようだ」

「…」

「私兵を集めろ」
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悲しみの光海君

ここで史実を残して置きましょう。
今日のサブタイトルとは違って、史実の光海君にも悲しみが待っていました。
仁祖(インジョ:第16代王)によるクーデターで廃位された光海君には、
妻子との死別が待っていました。
妻の柳氏と息子(世子)とは、
最初の流刑地・江華島(カンファド)で死別します。
(この話は後日に書きます)

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王になった男 第13話(4) 大妃の処遇

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(シャクナゲの花芽:2019.04.12)

王になった男 第13話(4) 人道を外れた大妃への処遇

医女の調べの結果は“不妊を促す毒花”でした。
ショックを隠せないソウンでしたが、エヨンには口止めを命じました。
しかし…。

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いつもの書庫

「驚かそうと思って静かに入ったのだが…」

「驚いています。こんな時間ですから…」

「実は良い知らせがあるんだ」

「まさか…」

「そうだ。府院君の無実が認められた。
 再び官職が与えられる」

「!
 コマプスムニダ チョナ!
 アボジの汚名が晴れます
1344bb_20190328184512a8b.jpg

「実は都承旨の努力によるもので、私ではない」

「どうかお礼を伝えて下さい…」

「中殿…」

「…」

「どうしたのか?」

「え?!」

「悲しい顔を見せたからだ」

「…」
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「いいえ、吉報だったので唖然としただけです。
 チョナには一緒に読みたい本を見つけました」
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ハソンはソウンの態度が気になり、エヨンを呼びました。

「正直に言うのだ。
 なぜ中殿の顔は青ざめているのか?」

「チョナ~、どうか私を殺して下さい」

「いったい何があったのか?!」
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再び書庫に戻ったハソン

「チョナ…」

「花びらの茶の件を聞いた。
 私には内緒にし続ける気だったのか?!」

「…」

「すまない。
 今は誰よりも痛みを感じている筈なのに…」

「…」

「誰の仕業なのか調べる」
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「…、そう言うことになると思うと…、
 とても怖くて…」

「どういうことなのか?
 誰だか分かっているのか?」

「…」
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ハソンは内医院(ネイウォン)にまず向かいます。

「チョナ…」
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「御医はいるのか?!」

「…、チョナ…」

「誰の指図なのか?!
 中宮殿に花茶を持って行くように指図したのは誰なのか?!」

「逆らうことはできませんでした」
1344f_201903281854267ed.jpg

そして大妃殿で怒りを爆発させます。

「これは大妃殿から中宮殿に届けられていた花茶です!
 御医に命じたのは大妃ですよね?!」

「だからどうしたのですか?」
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「許されないことです。
 人の道から外れたことです!」

「それはチュサンのことです。
 勝手に中殿を出たり入ったり、
 そんな中殿のことを許したのですか?!」

「なぜそんなに中殿のことを憎むのですか?!」

「いいえ、私は人ではなく罪を憎んでいるのです」

「少しでも恥を知って下さい」

「チュサンも同じですよ。王室の…」

「大妃殿は…、こんなことでは大妃殿を…!」
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都承旨が慌てて駆けつけます。

「チョナ!落ち着いて下さい」
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「何とも面白い光景だわね。
 まるで市場での道化芝居を見ているようだわ」

「…」

「チュサン。
 中殿が不妊症だったとしたら、廃妃はどうなのかしら?」

「中殿よりも先に大妃を廃妃にする!」

「できようものなら、やってみなさい!」
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ハソンとイ・ギュ

「なぜ我慢できなかったのか?
 大妃こそ王妃の廃妃の機会を待っていたんだ」

「しかし…」

「私もまずは大妃を廃妃にする計画を持っていたのだ。
 それはチョナの安全のためだ。
 しかし、簡単に持ち出すと大妃に加担する者たちが謀反を起こしかねない。
 チョナを守るための計画だったが、むしろ危険だと思っていた」

「そんな話をなぜ私にするのですか?」
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「お前しか私の過ちを止める者がいないからだ」

「それは私が宮中の習わしを知らないからなのですか?
 でも、今は分かります。
 ナウリが言ったように宮中で生き延びるには二つの道しかありません」

「大妃媽媽を廃妃にするには証拠と証人が必要だ。
 それを持って堂上会議に掛けるのだ」

「…」

「中殿媽媽の府院君が復帰したならば準備する予定だ。
 その後で堂上会議が動く。
 それまで待つのだ」

「…。では急いで下さい」

「明日の朝は府院君をお連れする。
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ギュは武官たちを連れて府院君の流刑地に急ぎましたが…。

「!」
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大妃の廃妃

これは『ホンギルドン伝』の作家ホ・ギュンが持ち出した案でもありました。
しかし、イ・ギュが言うように、
「しかし、簡単に持ち出すと大妃に加担する者たちが謀反を起こしかねない。
 チョナを守るための計画だったが、むしろ危険だと思っていた」

その大妃に加担していたチンピョン君とシン・チス
シン・チスがチンピョン君に流した情報はイ・ギュがヌルハチ宛てに書簡を出していたことでした。

「道化師め、見ていろ!
 この手で引きずり降ろしてやる」
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さて、(21世紀から見ると)理不尽な大妃の発言でした。
しかし、当時の因習を思えば、不条理ながら一理あります。
儒教の根幹は「王道を説くもの」なのですが、
派生した朱子学がとんでもない「道徳」を作ったのだと思います。

以下は、「礼記」の一説から派生したものと思われます。
朱子学の「小学」がテキストとなったものと考えられます。

(ウィキペディアでは以下記載されています)

七去(しちきょ)とは、妻を離婚できる事由とされた、下記の七つの事由のこと。
七出(しちしゅつ)とも呼ばれる。
礼記の「大戴礼」にあらわれ、日本では江戸時代に女大学などの書物によって一般化した。

1.舅に従わない(義父母に従わない、家訓に背く)
2.無子(子供ができない。ただし、妾に子供がある場合はその限りでない。また子がなくても良妻であり義父母に気に入られ、良く仕えているならその限りではないともされている)
3.淫乱(浮気、姦通など)
4.嫉妬(家族を恨み、怒る場合)
5.悪疾(家族に伝染するような疾患に罹患した場合。病気がちなのは理由とはならない)
6.多言(男のようによく喋り、家の方針についてあれこれ口を挟む)
7.窃盗(家の財産の使い込み、勝手な金銭の使用や持ち出し)

貝原益軒が81歳のときに記した「和俗童子訓」のその巻の五の「女子を教える法」に記載がある。

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王になった男 第13話(3) お酌

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(園芸種のサクラ“陽光”:2019.03.27)

王になった男 第13話(3) ウンシムのお酌

ギュの書斎(妓楼の中)にウンシム

「妓楼の客ではないから、お酌は要らない」

「宮中で何か起きたのですか?」

「いろんなことが毎日起きる」

「ハソンのことですか?」

「ダルレから聞いたのか?」

「オラビに問題が起きると言って何も語ってはくれませんでした」

「では誰から聞いたのか?」
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「私は、もう10年以上もナウリのお傍にいますから、
 ただ時間だけが我慢ならないというだけです」

「すまない」

「いいえ。
 ナウリと心を分かち合うことはできないと思っていましたし、
 そのようなお方でもないと思います」

「…」

「ただ、私を遠ざけないで下さい。
 私はナウリのお傍で仕えることだけで幸せでもあり、
 また悲しみもご一緒できます」

「…。
 一杯お酌してくれ
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牢獄

「イギョムをどこに連れ出すのか?」

「王命により、北に流刑となる」

「…」
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チスは看守に玉を渡し、チンピョン君との面会を求めました。
内乱を起こす名分を授けるためです。

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ダルレ

「あまりにもの驚きだったから、水さえ飲めないわ。
 カブスが待っているからすぐに帰るわ」

「…」

「何しているの?一緒に出ましょうよ」
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「ダルレや。俺にはまだやることがあるんだ」

「“仕事”なの?私より仕事が大事なの?」

「お前よりも大切なものはない」

「じゃあ、なぜ一緒に出られないの?
 オラボニはこの宮殿が怖くないの?」

「ダルレや。
 俺がここで何をしているのかを見ただろう。
 始めたからには終わらせたいんだ」

「いつまでも王様の真似ができるとでも思っているの?」

「…」

「オラボニをここに残しては、遠くには行けないわ」

「…」

「終いには殺されるわよ」

「…。カブスと一緒に行くんだ。
 すぐに追いかけるさ」

「嘘だわ。この前もそう言ったけど、来なかったわ」

「信じないのか?」

「信じるけど…」

「すまない」

「早く来てよ…」

「ああ、そうする」
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別れ

「…」
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「…」
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ソウン

「妹さんを見送ったのですか?」

「これで良かったのか分からない。
 しかし、弱くなったとは思わないで欲しい。
 これくらいの痛みには耐えないといけない」

「…」

「妹も笑顔を見せてくれた。
 私を苦しめないためだと思うが…」

「それも当然のことでしょうね。
 それに、チョナも同じ人間ですから…」

「…」
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「家族との別れの辛さは私にも分かります。
 私にも理解できます。
 去る者、残る者…。
 どちらも心を切り裂かれるようです」

「…」

「いつの日にか、争いも終わり春が来たら、
 どうぞカブスと妹をお訪ね下さい」

「…」

「私も一緒して、彼女たちに会いたいと思います」

「…」
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握り飯(毒入り)をキム尚宮に届けさせた大妃でしたが、キム尚宮は大妃の女官に“大妃への贈り物”として秘密を授けます。

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「は~ははは、
 あの女は死ぬ前に大きな贈り物をくれたものだわ」
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こちらエヨンは“お世継ぎ”をと…。

しかし、医女が言うには、「脈が弱く、脈拍数が多い“頻脈”
妊娠には体調が好ましくないようです。

「活力を蓄える必要があります」

「ありがとう」
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「それは花びらのお茶ですね?
 ちょっと良くみましょう」

「…」

医女は花びらをチェックして…(おそらく毒の疑い)。

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堂上会議

「シン・チスの斬首は月末です」

「分かった。キム尚宮は?」

「同罪です。中殿媽媽に毒を盛った件も重罪です。
 しかし、シン・チスの罪を暴いたことにより、
 40回のムチ打ちと北方への流刑と致したいと思います」

「そうしなさい」

「チョナ。
 府院君ユ・ホジュンについて申し上げたいことがあります。
 ユ・ホジュンはチョナの暗殺未遂で流刑になりましたが、
 あれは嘘の証言によるものです。
 すでに証人は亡くなってはいますが、
 書き残された文書が見つかりました」

当事者のチンピョン君は既に裁きが終わっていると反論。

「どちらの意見が正しいのか、すぐに再調査をする!」

「…」
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流刑になっているソウンの父親(府院君)の再調査が決まり、
エヨンからその吉報が届くと喜ぶソウンでした。

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しかし、同時に医女からの報告

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ソウンが飲んでいたお茶は不妊症を引き起こす毒茶でした。
一か月も飲み続けていると危険なのに、それを3か月も前から飲んでいました。
大妃からの贈り物だったからです。

(事態に驚く医女)
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これまでもギュを信じて、一切質問を発しないウンシムでした。

ところで、「妓楼の客ではないからお酌は要らない」と言ったギュでした。
韓国も米国同様に、
女性が男性にお酌をする習慣はありません。
古くからお酌をしていたのは妓生ですから、
今でも居酒屋の女将などは別として、会社の飲み会などでは女性はお酌をしません。
男性同士でお酌をするのみです。

戦士たちへの慰め
(マドンナたちのララバイ↓)
https://www.youtube.com/watch?v=CgVHCLv6VOs

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王になった男 第13話(2) 遠い路

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(ソメイヨシノ:2019.03.26)

王になった男 第13話(2) 遠い路

シン・チスの斬首刑を認めるに至ったハソンでした。
お付きの尚宮から事情を聞いて、ソンファダンが「叔父様!」と駆けつけます。

「いけません。
 私に毒を盛ったのは叔父様ではないと言って下さい」

「近くに寄ってくれ」

「…」

「私の書斎に植木がある。
 中に入っている物を安全にしまっておいてくれ」

「どういうことですか?
 植木鉢の中なのですか?」

「生きていたければ、急ぐのだ」
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ウンシムとイ・ギュ

「突然呼び出したから驚いたと思うが、
 なぜ質問しないのか?」

「いつもながらで、お答えにはならないと思います」
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ギュが匿っていたのはダルレでした。

「後に説明するが、ダルレのことは頼む」
(ギュ)

「どうしてあなたが宮中にいるの?」

「質問しないで下さい。
 オラボニが危険になるだけです」

「何も聞かないわ。これを預かっています」

ドングリ

「ハソンが拾い集めたそうだわ」

「…。 
 オラボニ…」
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「ダルレはどうしましたか?」

「ウンシムが保護しているから大丈夫だ」

「は~。
 もうこれで安心だ」

「…」

「なぜ見つめているのですか?」

「お前のことを一人にしておいてはいけないと思っていたものの、
 義禁府に行っていた」

「…」

「なぜあんなに早くもシン・チスに身分を明らかにしたのか?
 これまでのことを無駄にしてしまうところだった」

「ダルレの命が危ないと思うと、
 他のことには考えが至りませんでした」

「そのことだ。
 私を待っていて欲しかった」

「シン・チスのような者に対しては速攻が大切です。
 手順を踏んでいたら手遅れになります」

「…」

「カブスはどうなりましたか?」

「…」

次いでカブスとシン・イギョムが法廷に出頭させられます。

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「チョナに対して、
 シン・イギョムを襲撃した訳を話すのだ」
(ギュ)

「我が子のように世話をしていた娘がいます。
 その娘が誘き寄せられて…、罪もない純真な娘が…。
 道化師の身分ではお役所に訴えることもできずに…」

「…」

「もう悔いはありません。 どんな罰もお受けします」
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「…」

「…」
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「チョナ。
 身分を越えた恨み事には、80回のムチ打ちの刑です」
(ギュ)

「その代わりに、水軍での兵役を命じる」

「…」

「罪もない若い娘に乱暴を働いた者には別の罰を与える」

「あれは身分の低い者です」
(イギョム)

「では、そなたには罪はないと言うのか?」

「ええ、大明国の法にはありません」

「私は先王が決めた判例に従い、新しい法令を制定する」

「チョナ。
 新しい法を勝手に決めて、私を罰するのですか?
 まさか父親のせいでしょうか?」

「そなたの父親とは関係ない!
 そなたの罪を罰するのだ!」

「チョナ。 それはなりません!」
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「私は民百姓に仕える国王だ。
 判例に従って、
 無力な民百姓を守るための新法も同時に制定するのだ」

「…」

「罪人シン・イギョムには、刺字刑を命ずる。
 即刻実行するのだ!」

「!」
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「…」
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頬に“奸”の焼き鏝…。

「!」
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「…」
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別れ…

「カブスや。俺だ」

「…、本当にハソン…、なのか?」

「嘘だと言うのか?」
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「なぜ俺がカブスに嘘が言えるのか?」

「アイゴ~」
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ダルレのためにも“ついに復讐を成した”とのKstyle(エンタメ)Newsでした。
そうですね。
ハソンが宮中で王の代行をすると決心したのは妹のためでした。

「どんな気分なのか?」

「たった一日の出来事なのに、
 まるで、もう1年が経ったように思えます」
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「それは良かった」と言いつつも、イ・ギュの脳裏には別の問題も悩みとなっています。
故キル・サンボンの遺志を継ぎ、理想の社会を実現するための夢。
さらには、そのために犯した罪への呵責もあると思います。
イ・ギュにとってはまだまだ遠い路の通過点のようです。

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王になった男 第13話(1) ダルレの証言

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(ソメイヨシノ:2019.03.26)

王になった男 第13話(1) ダルレの証言

誇らしげなシン・チス

「は~ははは、
 探しても見つからないと思っていたが、
 ずっとこの宮殿にいたのだな?」

「もしも妹に手を触れるようなことがあれば、
 二度と日の目を見ることができなくする」

「祝宴の道化師だったのだな…。
 ハクサン以外に誰が知っているのか?」
(# ハクサン:鶴山とは都承旨の号)

「…」

「簡単には明かせない秘密のようだが、
 チョナはどこだ?
 いつ戻るのか?」

「電光石火なのか静かに昇る太陽なのか、
 いつでもお帰りになる」
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「それはこの際問題ではない。
 お前とハクサンが堂上官たちを騙してきたことだ。
 王が自ら尋問すると申し出ろ。
 ハクサンは今夜逮捕する。
 身分のない道化師を法宮に座らせたからだ」

「まずは妹の身の安全を確かめたい」

「良いだろう。先に膝を付いて頼め」

「…」

「ハクサンの尋問の際にお前の妹を証人として連れて来る」
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中宮殿

「中殿媽媽!」

「どうしたのですか?」

「チョナが自分から尋問をするそうです」

「?!」
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ムヨルは外出していたイ・ギュに速報
(ギュはシン・チスの証拠集めをしていました)

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王室内の裁判には三司(サムサ:司憲府、司諫院、弘文館)および六曹(ユクチョ)のトップが列席するようです。

「!」
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ハソンはダルレを確認

「都承旨は前に出よ。
 証人(ダルレ)をここに呼べ」

「…」

「都承旨は私の王命を受けよ」

「…」
(シン・チスは意気揚々としていました)
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しかし、ハソンの言葉が大逆転を起こします

罪人シン・チスを縛れ!

「…?
 …!
放せ!
 私は罪人ではない!
 都承旨があいつを玉座に座らせた!
 あのネズミが罪人だ!」
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ハソンはチスに近寄って
「既に警告をしている。
 妹に手を出すと、
 決してお前をこのままにはしておかないと言ったはずだ。
 お前は騙されたのだ」
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「ただの道化師分際で、私を騙すと言うのか?」

「黙れ!
 化身とてお前には唾を吐き、近寄りはしない。
 こんな下賤の者がこの国の王を侮辱するのか?!
 死にたいのか?!」
(ダルレが良く知っている道化芝居のセリフをそのまま使います)
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ここでダルレはハソンの経緯を把握したようです。
ハソンが王の役割を演じている…、と。

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「は~ははは。
 みなさんはこの道化師に騙されているのが分からないのですか?」

「…」

「こいつはチョナと瓜二つの顔をした道化師ですぞ!
 あの都承旨が身分の低い道化師を連れて来て、
 玉座に座らせたのだ!
 すぐにでも本当の王をここに呼ばねばなりません。
 二人を罰するのだ!」

「だれがそなたの言葉を信じようか?!」

「私には証人がいる。あの女が証人だ」

「…」

「この娘が本当のことを教えてくれるはずだ!」

「…」
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ここまで聞くとダルレはハソンのこれまでのことを確信したようです。

「死にたくなければ真実を述べよ」

「…」

「この男はお前の兄なのだな?」

「オラボニは…、
 私の兄はもうこの世にはいません」

「…」

「ずいぶん前に亡くなりました」

「嘘です。これは嘘だ!
 お前は嘘を言っている!
 天を恐れないのか?!」

「真実を述べています」

「…」

「なぜ私が王を前にして嘘を言うのでしょうか?」
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「…」

「…」
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「…」

「この娘を罪人扱いにするのでしょうか?」
(ギュ)
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「チョ内官。
 この娘を連れて行きなさい」

「ええ、チョナ」

「いけません!
 この娘を釈放してはいけません!
 チンピョン君!
 何をしているのですか?!」

「…」
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「チンピョン君も納得済みなのですか?!」

「当然ながら、何も知りません」
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「お前たち!その二人も後悔するぞ!
 本当のチョナが帰って来たらただでは済まされない!」

「黙れ!何をしているのか?!
 この者を罪人の椅子に座らせろ!」

「違う!私は罪人でない!
 罪人では…」

「!
 罪人シン・チスの尋問を始めなさい!」
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「証人をまず呼びます」
(ギュ)

「?!」
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キム尚宮

「チョナの胸の傷を調べさせられたキム尚宮です。
 私は誰が操っているのかを調べるために、
 シン・チスの屋敷にキム尚宮を遣わしました」

「…」

「キム尚宮はそれから姿を消しましたが、
 幸いにもチャン武官が探し出しました」

(ムヨルがキム尚宮を救出)
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キム尚宮は、“宮廷の絵師殺害事件”、
そして、
街中の“道化師の似顔絵の貼紙”には、
シン・チスが背後にいたことを供述します。

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「シン・チスはチョナの寝所で麻薬のお香を焚くように命じました。
 さらには御医を招き、
 中宮殿ではソンファダンに毒を混入したお茶を盛りました」

「シン・チスがソンファダンまで…」

「…」

「まさに悪魔だ!」
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「キム尚宮の処分は後に協議することにする。
 尚宮をお連れしろ」

明け方まで拷問が続きますが、チスは無言のまま…。

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さるぐつわを外してやり、
「罪を告白しないのか?」
(ギュ)

唾を吐くチス

「私は罪を犯してはいない」

「何も悪いことはしていないと言うようだが、
 皆はどう思うのか?」
(ハソン)

三司らの意見は、
「証拠も揃っていることから、国王を侮辱した罪で、“斬首”に値します」
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「では、斬首を認めよう!
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ようやくシン・チスの悪だくみが国法により断罪されたところでした。
キム尚宮に引き続き、イ・ギュはカブスを証人として連れて来ます。

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王になった男 第12話(4) アイデンティティ

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(“陽光”サクラ:2019.03.24)

王になった男 第12話(4) アイデンティティの危機

タウンミーティングは盛況

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「…」
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「…」
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王が町を視察しているとの噂が広まり、散策するシン・イギョム。

「いったい何事なのか…?」

他方、同じくダルレとカブスも町に出て、イギョムを見かけることになります

「!」
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「ダルレや。あいつなのか?」

「んん」

カブスは店の女将にダルレを頼んで鎌を手に襲撃!

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取り押さえられて義禁府(警視庁)に連行されたカブス。
他方、
ダルレが持っていた小刀は取り上げられて、
ダルレはシン・チスに監禁されたようです。

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「…」
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カブスがシン・イギョムを襲ったことが報告されます。

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「私が会いに行きます」

「ダメだ。
 シン・チスが罠を張って待っているはずだ」

「だから私が行くのです。ダルレとカブスが危険です!」

「もっと危険なことになる」

「ではどうすれば良いのですか?!」

「私を信じて待っていてくれ」
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イ・ギュが義禁府に向かうと、ホゴルも来ていました。
しかし、ダルレはいません。
ここで、
イ・ギュはホゴルから、ダルレが“龍の紋章”の小刀持っていたことを聞きます。
ギュは、
光海君が世子の時に先王から賜った小刀だと気付きました。

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チョ内官

「チョナ。
 シン・チスがカブスという道化師の件で来ています」
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ハソンとチス

「市場で子息が暴漢に襲われたそうだな。
 傷はどうなのか?」

「傷ではなく、もっと重要なことです。
 王室の綱紀を乱すものです」

「…」

「覚えていますか?」

「それをどうやって手に入れたのか?」

「ダルレという娘が所有しておりました」

「!」

「息子を襲った道化師と一緒でした。
 小刀は明国の皇帝から先王が賜った物です。
 なぜ道化師と娘が持っていたのでしょうか?」

「…」
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「チョナがいつも持っていた小刀です。
 調べて下さい」

「覚えている。今朝どこかで落としたのだろう」

「確かですか?
 それは先王が先の戦争(「壬辰倭乱」)の際に世子に手渡したものです」

「…」
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「お前…。
 正体を明かせ!」

「…」

「あの娘が危険に晒されるぞ」

「…」

「本当のことを言え。お前は誰なのか?」

「…」
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ハソンは引き出しを開けます

中から2両の硬貨を取り出して、
「そうだ。お前から2両を貰った者だ」
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「…。
 は~ははは」

「…」
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アイデンティティ(身元)の最大の危機は王妃・ソウンの名前を知らなかったことから。
そして、
最大の危機を乗りこえたと思いきや、次の危機は世子時代の小刀のこと。
しかし、
2番目のアイデンティティ危機は“王権”により乗り越えます。

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王になった男 第12話(3) タウンミーティング

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(スノーポール:2019.03.31)

王になった男 第12話(3) タウンミーティング~町の声

帰り支度の使節団

「ご挨拶に参りました」

「殺されに来たのか?」

「チョナの言葉を伝えに来ました」

「無意味なことを言うなら、そなたの首を皇帝への土産にする」

「その前に聞いて下さい」

「明国とは違って、朝鮮では兵士と百姓とを分けて訓練はしません。
明軍への支援をする場合は、
あらたに兵士を募り訓練する必要がありますが、
それには時間がありません。
それに、干害と寒波により税金も食料も不足しています。
それがチョナの拒否の原因です。
時間を与えてもらえば、新兵の訓練をします。
どうお考えですか?」

「どれほどの時間が必要なのか?」

「2年です」

「1年…。1年間の余裕をあげよう」

「分かりました。チョナに伝えます」
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後金への密書

「これは何ですか?」

「ヌルハチ将軍への手紙だ。
 我々が明には派兵できない理由が書いてある。
 たとえ後金であってもこの手紙を読めば、
 国境を侵犯することはないはずだ。
 ハソンが同意してくれるなら、玉璽を捺印してくれ」

「私にはその権限はありません」

「お前が押印しなければ誰ができると言うのか?」

初めての玉璽でした。

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行商人を装った密使によって後金に届けられるはずですが…。

「…。
 !」
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チンピョン君を呼びつけて、シン・チスが会わせたのは明の国防(外交)副大臣

「都承旨が1年間の猶予を申し出たので頭にきていたところだ。
 これで安心した」

「朝鮮にも明国への忠誠を誓う者がいることをお伝えください」

「明国に協力するならば、半年で2万の兵を送り出せることになる」
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大妃殿への挨拶。

「中殿媽媽が戻ってきたので、ご挨拶です」

「中殿は恥を知らないのですか?
 本来ならば賜毒です」

「…」
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「中殿を侮辱することは止めて下さい。
 すべては私が許可したことです」

「チュサンがそんなことを簡単に許すから問題なのです。
 中殿の勝手な行為を見過ごすことはできません」

「…」

「中殿。あなたが正気ならば退位しなさい。
 そして賜毒を受けなさい」

「申し訳ありませんが、納得できません」

「何ですって?
 王室とチュサンを侮辱するのですか?!
 あなたの父親も同じです!」

「止めて下さい。
 中殿をいじめることは許しません」

「また脅すのですか?!
 私を遠ざけるとでも?!」
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ハソンは、不在の間に大妃が玉璽を求めたことと、大妃が刺客に奇襲をさせたことを引き合いに出して、
「自らを省みずもせず、
 これ以上中殿に八つ当たりすることは止めて下さい」

「…」

「たとえ継母の大妃であっても、
 これ以上のことがあれば決して許しません」

「!」

「中殿が帰ったことを認識して頂けたならば、ここで失礼します」

「…」
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二人が部屋を出た後に…、

「あ~!!」
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大同法の施行の準備が整いました。
(# チョ・ホゴルはハソンのことが好きなので、少しでも傍に長くいたいと思っていますが…)

「都承旨が納得するかは分かりませんが、
 これは私の手柄ですよね!
 もっとお教えしたいこともたくさんあります」

「もう下がってくれ」

「え?!
 チョナ…」
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都承旨とハソンは町の市民の声を聞くための外出を考えていますが、ハソンの心配はダルレとカブスのこと。
しかし、
「もう過去とは縁を切る時が来たようです。
 ただ二人の安全だけを祈ります。
 どうかダルレとカブスを安全な場所で暮らせるように手配して下さい。
 そうでなければ、安心して先に進むことができません」
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「分かった。そうする」

そしてハソンは拾い集めたドングリを託します。

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干し柿

「夜食は止めたはずだが…?」

「これは有名なサンチョンの干し柿なんですよ…」
(ゴクンと唾をのみ込むチョ内官)
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「これは美味い!
 チョ内官、残りは中宮殿に届けて下さい。
 美味しい物は分け合いたいのです」

「え?!」

「ははは、これはチョ内官が食べて下さい」

「え?! え~。
 はい! チョ~ナ~」
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ハソンはソウンに手紙

…明日は町の人たちに会って、大同法についての感想を聞くつもりです。
 一緒に行きませんか?

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# アイデンティティの危機
ハソンの身元(アイデンティティ)を知っているのは、イ・ギュ都承旨(トスンジ)とチョ内官とチャン・ムユル内禁衛将(ネグミジャン)の3人+中殿(チュンジョン)・ソウンだけ。
チョ・ホゴルはハソンのことを本物のイ・ホン(光海)だと思っています。
他方、
カブスとダルレはハソンが宮中にいることを知っていませんので、
「安全のために、漢陽を出るように」とのホゴルの世話にも納得しているわけではありません。

「ところでナウリ…。
 ハソンはなぜダルレには会わないのですか?」
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ホゴルは、カブスが荷物の中に持っていた“道化師のポスター”を見て、
「そうだな~、チョナによく似ている…」

この言葉でダルレは(半信半疑ながらも)ハソンの所在に気付きます。

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イ・ギュはウンシムに“ドングリ”を託します。

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さて、町の庶民の暮らしぶり

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ソウンも随行しています。

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「みんな立ってくれ」

「…」

「チュモ! 私にもチゲとご飯をくれ!」
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最初は躊躇していた人たちでしたが、「何でも自由に話をしてくれ」の都承旨の言葉で、口を開きます。

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町の人々から聞いたところ、
「自分たちが開墾した土地なのに、
 両班たちが自分の物のように取り上げるのです」

「分かった。開墾した土地はそなたたちの物だ。
 これは私が許す」

「ソングニマングカオムニダ 
 チョ~ナ~」
(再び膝をつく町の人々)

「しかし、私は大同法を施行する。
 その場合は土地の所有者には納税の義務が発生するぞ。
 それでも良いのか?」

「もちろんのことです。
 土地の大きさによって税金を納めるのですよね?」

「ああ、その通りだ!」
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「チョ~ナ~、
 今は7割も搾取されているのです」

「チョナ。
 私は妻までも奪われました」

「分かった!
 みんなの意見を聞くから並んでくれ!」
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庶民の味方だったとされる光海君でした。

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