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ミスターサンシャイン第21話(4) 動く標的 2

daria 99
(ダリア:2018.10.14)

ミスターサンシャイン第21話(4) 森タカシ暗殺~動く標的 2

在日アメリカ公使館

「ドミは泣いただろうな?」

「英語で“Goodbye, Sir”と言うのを聞いて、
 とても寂しい思いだった」

カイルはユージーンの指輪を見て
「ユージーン、結婚したのか?!」

「もしもそうだったら、祝ってくれるか?
 まだ誰からも祝って貰っていない」

「あの両班の女性だな?」

「…」

「おめでとう、ユージーン!」

「ありがとう」
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無心会の総帥とイ・ジョンムン

「お前がこうやって捕まってくれたから、
 日韓の議定書は難なく締結された」

「…」

「これからは、お前は逆賊であり、売国奴だ。
 朝鮮に戻っても誰も歓迎してくれないぞ」

「…」

「そうなったら、信念を曲げて、日本に付いていくしかない。
 金、女、地位…、何が欲しい?」

「…」

「望むものがあれば、最高のものを与える」

「言葉が解らないから、聞く耳もない。
 私の口を汚すだけなら、そなたとの会話もしたくない」
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舌を出して噛む大監

「強情な朝鮮人め…」

「!」
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(韓国)カソリックの村(交友村)

「母を訪ねて来ました。イ・ヤンファです」

「やはり来ましたね」
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…亡くなった彼女を訪ねて両班の男性がお見えになりました。
あれから毎年、お祈りを捧げに訪問されています。

…鄭明慎(チョン・ミョンシン)

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海岸にて

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「このところ、いつも付いて来るのね…」

「では前を歩こうか?その方が気が楽なのか?」

「…」

「それともおんぶしようか?イ・ヤンファ?」
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「私はこれから孤児だわ…、
 オンマ…」

「俺はずっと以前から孤児だ…」

「オンマ…。
 オンマ…」
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「は~、では今日は思いっきり泣けば良いさ。
 明日からは新しい夢を見ることができる。
 イ・ヤンファとして、工藤ヒナとして生きることも止めて、
 カバンには銃ではなく、化粧品を詰めて、
 部屋の壁にはフェンシングのソードではなくて、
 美しい絵画を飾るんだ」

「…、オンマ…」

「良い男に出会うんだ。
 君のように、
 似あう美しいドレスを買うだけだ」

「…」

「泣くでもない、噛みつくでもない、
 普通の暮らしをして夢を持つことだ」

「どうしてあんたは…、
 まるで死ぬか何かのような話し方をするの?」
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「俺は優しい男ではない。悪い男だ。
 悪い者から先に死んでいくものさ」

「…」

「だから良い人は長生きする」

「…。
 私より先に死んではいけないわ。
 私の方があんたよりも悪い人間だから…」

「…」

「死んではいけないわ」
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東京のお祭りと無心会
(芸者を送る義兵)

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無心会の総帥の屋敷

「…」
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イ・ジョンムンは“酒の肴”となっています。

# 隣に座っているのは、花月楼に潜入していた義兵(芸者)。
カイルが送って上海に脱出した後に、東京に潜入しているようです。

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辞令を受けに帰っている森タカシ

「お父様は、光栄にも伊藤閣下に従って、
 朝鮮に行くことになったのよ。
 朝鮮に行ったら、お父様は王様になるのよ」

「伊藤閣下は?」

「伊藤閣下は神様になる」
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森は屋根の上のユージーンに気付きます。

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(盛り上がる無心会の宴席)

「あらあら意地が悪いですね」

「…」

「この朝鮮の旦那様はこういうところには馴染がないようですね?」

「そうだな。
 お前がこの男を今夜落としたら、金塊を与えてやる」

「お任せ頂けるなら、3つ数えるまでに跪かせます」
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「どうしましょうか?
 私の絹の肌を触る手がありませんね?」
(# イ・ジョンムンの縛られた手を開放するためです)
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耳打ちします。
「先生…」

「!」

「3回数えますから…、
 その時にテーブルをひっくり返して下さい」

「!」
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一、二の、三!

「!」
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彼女は拳銃を抜き、待機していたソン・ヨンたちが現れて、イ・ジョンムンを救い出します。

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退路を確保するために、援護射撃をするエシン

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一方、ユージーンは姿を見せつつ、森タカシを路地に誘導しました
右肩に一発!

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そして、左足に一発!

「この野郎…」

「…」

「やっぱりお前だったか…。
 先に殺しておけばよかった…」

「私は言った。“心は決まった”と…」
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「ははは、朝鮮人になったのか…」

「これまでも、アメリカ人でもあった

「…」

最期の銃声

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「…」
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エシンの祖父のコ・サホンが、ユージーンとドンメに遺言として残したエシンを守ることと、森タカシの暗殺。
ユージーンはミッションを完遂。
次はエシンを守ること。

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ミスターサンシャイン第21話(3) 結婚指輪

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(2018.10.14)

ミスターサンシャイン第21話(3) 結婚指輪~列車の中の結婚式

グローリーホテルのカフェ

「これまでいろいろとありがとう」

「もうホテルには賊は入らないかしら?」

「ははは、
 …ここが懐かしくなる」
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「君の冗談も、このコーヒーも…、
 とても快適な暮らしだった」

「寂しくなったら、またすぐに帰って来て下さいね。
 朝鮮もグローリーホテルもここで待っているわ」

「…、そうする」

「んん」
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漢城駅での待ち合わせ

エシンは洋装で現れます。

「…」

「!」
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「変かしら?」

「どうしたら良いのか…?
 また朝鮮から逃亡する最後の瞬間なのに、
 最後のシーンがこれほど美しいなら、
 朝鮮を忘れることはできなくなる」
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列車に乗った二人

「不思議だわ。
 この指輪が、私が結婚していることを誰かに知らせるとは…?」

「…」

「私は分かったわ。私の夫も同じ指輪をすることを…」
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ユージーンは胸ポケットからリングを出します。

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ユージーンが手渡したリングをエシンンはユージーンの左手に…

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「サランハオ(I Love You)。
 ずっと愛していたわ」

「…」
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ホタルがひいたタロットカードは“sad fate(悲しい運命)”

「俺が障害にぶち当たる時はいつも“赤い色”だった」
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ヒソンの父親

「イ・ワンイク大監があんな死に方をするとは…。
 あの干しイシモチは自分のために残しておくべきだったのか…?」
(# イシモチは祝儀の際の引き出物)

「俺が買ってやるさ、アボジに…」

「許嫁とも結婚できなかったくせにイシモチの話などする資格はない。
 いつも言葉が余計だ。
 今度結婚が決まる時は“はい”とだけ言え。
 お前のオモニが相手を探しているから、“はい”とだけ言え」

「“いいえ”」

「?!」

「時間の無駄だ。俺は結婚はしない」

「馬鹿者め!何と言ったのか?!」

「…」


「お前は一家の一人息子だぞ!
 家門の相続人はどうするつもりなのか?!」

「礼を失しないつもりで言うが、
 俺の間違いにはアボ二ムにも責任がある。
 アボジだって、もう一人の子供を作れたはずだ」

「…(下半身を見て)
 アイゴ! 殺してやる!」
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イルシクとチュンシク

「この町から人が減った。
 あの美国人とももう会えないかもしれない。
 無事に渡航したのだろうか…?」
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「その靴は貴重だから捨てないでくれ。
 1895年に義軍に参加した人が置いて行った子供の靴だ。
 家財道具を売り払って義軍運動に参加したんだ」
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下関港の通関

ユージーンはエシンのカバンと自分のカバンを取り替えます。

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私は彼の妻ですと話すエシンに、
「お前は英語を話すのか?
 どう見ても朝鮮人のようだ。
 なぜアメリカの旅券を持っているのか?!」

通関はエシンのカバンを取りあげてチェック

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「(ノリゲを見て)こんなものでも付けていれば良いのに、
 なぜ朝鮮の女がここに来たのか?」

「…」
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「アメリカ海兵隊の大尉、ユージーン・チョイだ。
 我々は日本経由で本国に帰る途中だ」

「…」

「何か問題があるのなら、駐日アメリカ公使館に伝えてくれ。
 それに、妻に対しては親切にしてくれ。
 手首をへし折られたくないならば…」

「!
 申し訳ありません。確認が終わりました」
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エシンの手をとって、
「“Let’s go”」
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「ここで別れましょう」

「んん」

「ここまで、チョンマルコマウォッソ(ありがとう)」

「…」

「こちらの道のようだわ」

「本当に美国には行きたくないのか?
 一緒に…?」

「私は一人で生きてきたけど、
 誰のことも気に掛けないと思っているの?」
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「そうだな。そうしてあって欲しい。
 なぜ他人のことを気づかう必要があるのだろうか?
 朝鮮は日本には勝てない。
 危険を冒す必要はない。
 俺と一緒にこのまま美国に行こう。
 このまま別れたくはない。
 選択肢はたくさんある。
 俺が見つけ出す」
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「私が何も考えていなかったとでも思うの?
 いったこともない美国だけど、
 一緒に街を散歩することを考えていたわ。
 毎日毎日、あなたと一緒に歩くことを…」

「…」

「美国で勉強して…、
 あなたと一緒にゼブラ(シマウマ)を見ることを…」

「…」

「毎晩一緒に眠り、起きたら二人で笑うことを…。
 たくさん笑い合うことを夢見たわ。
 何百回も朝鮮を去ることを考えたけど、
 そのたびに朝鮮に帰ることが頭に浮かんだわ」

「…」

「ここまでだわ…」
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「どうか無事に美国にお帰り下さい」とエシンは去ります。

「…」
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雨が降り始めました

「重そうなカバンだな」とエシンに絡んで来た男たち

「死にたくなければ、そこをどいて…」

「おや、朝鮮の女か?」

「朝鮮の女が日本に一人で来るとは、怖いもの知らずだな」

「…」
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すぐに義兵の仲間が現れて助けます。

「成長されましたね。
 お会いできて嬉しいです、エシンお嬢さん」
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「どなたで…?」

「あなたの父親の友人で、母親の従兄のソン・ヨンです」

# あれは1875年でした。
エシンの母が赤ん坊を託したのが従兄のソン・ヨンだったのですね。
彼がエシンの両親の遺灰と共に、
コ・サホンの屋敷に赤ん坊のエシンを連れ帰ったのでした。

既にウンサンの弟子が日本に潜入して、店を開いていました。

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「本当に成長されましたね。
 会えて本当に良かったです」

「これまでのこと、ありがとうございます。
 陛下からの預金証書を預かっています」
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「ともかく安全にここまで来て頂き、良かった。
 銃は?」

「ロシアのボルトアクション・ライフルです」

「珍しいものですね。我々もそれで武装したいです。
 この証書は我々の希望です」

「…」

「ウンサンさんからはエシンさんの銃のことは聞いています」

「…」

「無心会に潜入する者たちを選びますから、
 援護射撃をお願いします」

「はい」

「イ・ジョンムン大監を救い、2日後の夜に上海に出港する予定です」
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「…」
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「…」
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エシンが生まれた頃(東京の春)に撮った写真の中の4人
(ユージーンがキム・ヨンジェから奪った写真)

コ・サンワン(エシンの父親)
キム・ヨンジュ(上海でアヘン中毒になっていた裏切り者)
チョン・ソンジェ(ファン・ウンサンの部下)
そして、
ソン・ヨン(エシンの母親の従兄)が現れました。

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ミスターサンシャイン第21話(2) 愛する妻

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(2018.10.16)

ミスターサンシャイン第21話(2) 私が愛する妻

ドンメは義兵に撃たれました。
また、無心会の親分の信頼を失っていると知って、独自の道を歩むことにしたようです。

「しかし、俺は誰に撃たれたのかは無視することにした」

ドンメを理解したファン・ウンサンは、
「では、しばし我々の活動を支援して欲しいのだが?」

「断るかもしれない。
 それに身分に関係なく、そちらの方からも礼儀を尽くして欲しい」

「…」

「いずれ後を追うだろう」

「…」

「もうそちらには言うことがないようだから言っておく」
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エシンに、
「アガシは、まだ俺には借りがあるはずだ。
 数か月分のことだが…」

「…」
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ユージーンはフレンチベーカリーを訪ねて、深夜にエシンと会います。

「遅れてごめんなさい。戒厳令の時間を待っていたわ」

「そう思っていた」

「渡航のお願いへの答えが聞けるとのことだったわね」
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ユージーンは小麦粉を散らしたテーブルの上に、
“LOVE”と書き、“O”の上にエンゲージリングを置きます。

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「これが答えだ。一緒に日本に行こう」

「…」

「連れて行く。
 現在の日本は戦時下にあって、君の国籍では入国が困難だ」

そう言って、ユージーンは婚姻関係を明らかにする旅券(パスポート)を渡します。

「エシン・チョイ…」

「それが一番安全な方法だ。
 美国では結婚した後は、妻は夫の姓を持つからだ」

「…」

「日本に入国した際にはエシン・チョイになる」

「…」
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ユージーンはエシンの指をとって指輪を…。

「この指輪の意味するところは、
 君は私が愛する妻だということだ」

「…」
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「西洋では、男が膝を付いて相手に指輪を見せて、
 礼儀を正して“結婚して欲しい”と言う」

「…」

「君が私の意に反して朝鮮を選ぶなら…。
 すでに解ってはいたが、君の心を変えることはできない」

「…」

「最初に会った時から、君は無情な女性だと思っていた。
 しかし私は愛した。
 膝を付いたことにして、
 すまないがこれが私の決断だ

「…」
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「2日後に出国しよう」

「…」

「漢城駅で待つ」

「…」
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「…」
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「…」
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王立士官学校

「君たちは私の教えに従って優秀な射撃手になった。
 今日でもって軍事訓練を終了する」

「どういう意味ですか?」
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「アラビアの格言では、
 “ライオンに率いられたヒツジたちは、
 ヒツジに率いられたライオンの群れを負かす”とある」

「…」

「日本はすぐにでもこの国を管理下に置くだろう。
 そして、この王立士官学校を閉校にするだろう。
 それに、君たちのことをヒツジの群れだと思って無視するだろう。
 しかし、君たちは既に士官学校を卒業した軍人となる。
 皆がそれぞれライオンになってくれ」

「…」

「勇気が歴史を作る。勇気を持って行進してくれ」

「…」

「左向け左!教官に敬礼!」

「…」
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「…」
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アメリカ公使館

「泣くな。また会えるさ」

「会えません。美国は遠いです」

「…」

「美国は豊かで、ナウリは美国人だから、
 もう会えません」

「日本が戦争に勝てば、
 朝鮮はテーブルの上の料理になります」

「…」

「美国は1882年に朝鮮と協定を結びましたが、
 なぜ朝鮮を助けないのですか?」

「英国と米国は日本に、合計4.1億ドルの借款を供与した。
 40%は戦費だ。
 2つの国が日本に戦争をさせるという意味だった」

「…」

「したがって、美国は朝鮮を救うことはしない。
 日露戦争は美国に多大な利益をもたらすからだ」

「…」

「この公使館は一番安全なところになるはずだから、
 ドミも決して他に行かないようにしてくれ」
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ライフルを持ってエシンはドンメの道場に来ます

「巻き込まれるなと言ったのに、そんな姿で…」

「もう一度顔を合わせたら殺すと言ったわ。
 でもこうして会っている」

「殺すはずの男に、なぜ先の分まで金を払ったのか?」

「…」

「先の3か月分まである」

「…」

「3か月後にまた来てくれ。
 その時に会おう…、アガシ」

「…」

「生きていてくれ」
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ドンメとユージーンはビールをかざして
「俺たちは腐れ縁だな。
 なぜこんな遠くまで呼び出したのか?」
(ドンメ)

「…」

「ここはビールを飲んで死んで逝くには最高の場所だ」

「殺したいなら、すぐにやってくれ。
 今日しか機会が残っていない」

「…」

「母国に帰る…。明日」
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「最高の知らせだ」

「声が寂しそうだな」

「そんなことを言うと殺意が湧くぞ」

「…」

「同時に日本軍が一時帰国する」

「だから、帰国の途中で日本で約束を果たす」

「…」

「どうした?
 私が負けると思うのか?」

「…」

「私が死のうと、彼が死のうと、お前には損はないはずだ」
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「…。すぐに日本では祭りが始まる。
 花火が上がり、夜通し爆竹が鳴るから、
 銃声を消すには最高だ」

「私を応援しているのか?」

「俺はこれまでずっと応援している」

「郵便局の時からなのか?」

「いいや」

「あれより前からなのか?」

「“黙れ”と言わせたいのか?」
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「ははは、では滝に飛び込んで死ぬことと、
 偶然に死ぬこととは…?」

「どうだろうな…?」
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ユージーンの一方的な求婚のようでもありましたが、次にはエシンもユージーンからの指輪に答えます。

ところで、これまでのドンメの屈折した愛情表現
キム・ウンスク作家のドラマ『相続者たち』では、金持ちの家の生まれながら、不良の高校生が準主演でした。
好きな女子高生に対して、足を掛けて転ばすなどの意地悪でしか気持ちの表現ができない性格で、これは、同作家のこの『ミスターサンシャイン』でのク・ドンメと似ています。
ク・ドンメの場合は、身分制度の壁の中で屈折した青春を過ごしたからでしょうか、言葉にはいつも皮肉が加わって、素直ではありませんでしたが、ユージーンとヒソンはドンメの本質を見抜いていたようです。

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遠い歴史

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日韓併合を考える⑥
~遠い歴史

1.日韓協約

(ウィキペディアより)

日韓協約とは、日露戦争から韓国併合にいたる1904年~1907年の間に、日本と大韓帝国(李氏朝鮮、韓国)との間で締結された3つの条約の総称。
これらの条約により日本は韓国を事実上の保護国とし、1910年の韓国併合へ進んでいくことになる。
・第一次日韓協約(1904年) - 韓国の財政と外交の顧問に日本の推薦者をおくことを定めた。
・第二次日韓協約(1905年) - 韓国は外交権を日本に譲渡し、日本の保護国となった。
・第三次日韓協約(1907年) - 韓国の高級官吏は日本がおいた韓国統監府が定めた日本人になる事が定められ、内政も日本の管理下に入った。

また、ドラマでも見られたように、次のサイトでは、岩波新書(海野福寿『韓国併合』1995)から引用しつつ、以下のように記述されています。
https://www.y-history.net/appendix/wh1403-059.html

日露戦争の講和条約であるポーツマス条約で日本は大韓帝国(韓国)に対する保護権をロシアに認めさせた上で、1905年11月、大韓帝国(韓国)との間で第2次日韓協約を締結した。
これによって日本の韓国保護国化が確定したが、日本は特派大使伊藤博文を派遣し、軍隊も出動して圧力を加えた上で、締結を強要した。
その干支から乙巳(いっし)保護条約とも言う。
その内容は、朝鮮の外交に関する一切の事務は東京の日本外務省が指揮監理すること、日本の仲介なしに外国と条約・約束を一切結ばないこと、日本政府の代表者である統監を置き外交を監理させること、など外交権を日本が奪ったものである。
このように、この第2次日韓協約は、外交権という主権国家としての権利を奪い、韓国を保護国化したものである。

第2次日韓協約を成立させるにあたり、伊藤博文は特派大使として韓国皇帝高宗に面会した。
皇帝は終始外交権の移譲、すなわち国際法上の独立国家の地位を失うことをこばんだ
それに対し伊藤は「もし韓国がこれに応じなければ、いっそう困難な境遇に陥ることを覚悟されたい」と威嚇し、即決を促した。
その上で、日本軍が王宮前や目抜き通りで演習と称する示威を行い市民を威圧した。
さらに御前会議を開催することを要求、皇帝が病気を理由に欠席すると、閣議というかたちにし、護衛の名目で憲兵に付き添われた伊藤と林権助が出席して同意を迫った。
伊藤は五人の閣僚の曖昧な態度を強引に賛成と決めつけ、多数決で採決されたとして外相に署名をさせた。
閣僚の一人は涙を流して辞意を表明し退席したが、伊藤は「余り駄々をこねるようだったらやってしまえ」と大きな声で囁いた。
宮廷内は日本兵が充満していた。
<海野福寿『韓国併合』1995 岩波新書>

なお、このころから武力抗争に発展したと考えられる「義軍運動」のことを、山川出版社の『詳説世界史図録』では、
1905 義兵闘争始まる」(p.301)と書かれています。

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(この時代の電話:髙宗とヒナのホットラインです)

2.ドラマを見ていての所感

「日韓併合を考える④」では臨時政府のことに触れました。
当時の満州には、1909年の約7万人から1931年には70万人にまで増加していたとのこと。
上海にも満州にも義軍あるいは独立軍としての活動家がたくさんいたと思われます。
また、家族との人生を他国(避難)に求めた人も多かったと思います。
今でも中国北部には韓国語と中国語を話す人たちが多く住んでいます。

こうした激動の歴史の中にいた韓半島の人々。
そもそもは欧州や日本の帝国主義列強に四方を囲まれてしまったという現実。
それに対抗するだけの(防衛を果たせるだけの)軍事力、経済力の近代化が遅れていたことも現実。

ドラマの中のユージーン、ヒソン、ドンメ、それにヒナは米国と日本でそれぞれが生活していたので、朝鮮には帝国主義列強から自国の独立を守るだけの力がなく、歴史に流されていくことが読めていたようです。
4人ともエシンには、“なぜ両班の令嬢”としての安全な道を選ばないのかと直接・間接に言っています。
それほどに義兵たちの力も限られたものだったようです。

今の民主主義の時代から思えば、何とも馬鹿々々しい帝国主義・全体主義の時代なのですが、その遠い歴史の時代に生きた人たちの青春にとっては現実。
身の危険も晒される選択を迫られていたのだと思います。

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以前、全羅南道の副知事との会話の中で、彼は「遠い国ほど仲良くなれる」との反語的比喩をしました。
第二次インドシナ戦争とも呼ばれるベトナム戦争は、1975年のサイゴン陥落により終結。
つまり、その後に生まれた人は既に40代ということになります。
ドラマのエシンは1875年生まれなので、ベトナム戦争の終結はちょうどその100年後。
「遠い歴史ほど仲良くなれるのか?」
歴史を踏まえて、“仲良くなりたい”ものです。

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長い編集期間を経て時代考証などが終り、放送が始まったドラマのようですが、
どうもこのドラマ『ミスターサンシャイン』は、<朝鮮王朝>への私の一連の興味を締めくくるようです。
王朝がなぜ始まり、なぜ終わったのかではありましたが、
上昇カーブを描いたのは第22代王・正祖(セジョ:イ・サン)までで、
以降は政治的な腐敗の暗黒時代に陥り、
これが西欧列強に比べて近代化が遅れた一つの原因だったと思います。

韓国ドラマは喜怒哀楽や恨みを明確に描いてくれるのでとても分かり易い。
でも一方では、
自分と相手を見つめる厳しい目線(複数)がセリフに光ります。
過去の出来事であっても、
「一生、罪の意識を背負って生きて欲しい」との言葉を残すこともあれば、
過去の罪や、対するその恨みを静かに「許す」ドラマの演出もあります。

罪を犯した者は許しを乞うべく真心から謝罪しないといけないと思います。
しかし、当事者たちが元のように“仲良く”なるためには、
被害を受けた者からの「許し」がない限り不可能だと思います。

私たち現代人からみると、遠い歴史でありますが、
許し合う時」が来るのを期待しつつ、静かに待ちたいと思います。

# この「日韓併合を考える⑥」までで、おおよそのことが把握できたと思います。
来週の「日韓併合を考える⑦」では文春新書『韓国併合への道』、再来週は上記の岩波新書を紹介したいと思います。
この2冊はお勧めです。
タイトルにあるように「日韓併合」ではなく「韓国併合」です。

日韓併合を考える①
http://jumong007.blog133.fc2.com/blog-entry-3764.html

日韓併合を考える②
http://jumong007.blog133.fc2.com/blog-entry-3765.html

日韓併合を考える③
http://jumong007.blog133.fc2.com/blog-entry-3767.html

日韓併合を考える④
http://jumong007.blog133.fc2.com/blog-entry-3768.html

日韓併合を考える⑤
http://jumong007.blog133.fc2.com/blog-entry-3777.html

日韓併合を考える⑥
http://jumong007.blog133.fc2.com/blog-entry-3794.html

(以上は、ブログの右コラムの第26代王髙宗に収録しています)

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ミスターサンシャイン第21話(1) パスポート

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(ローズマリー:2018.10.15)

ミスターサンシャイン第21話(1) 偽造のパスポート

エシンとユージーン

「私が断ったらどうするのか?」

「断りはしないと知っているわ」

「私を利用するつもりなのか?
 自分では少しも努力しないで?」

「…」

「お願いではなく、君の愛情を明確に伝えて欲しい」

「…」

「愛しているからと、
 私に対して“愛している”と言うべきだ。
 そして、一緒に連れて行ってというべきだ」

「…」

「そうであれば、嘘であっても私は目をつぶって君の言葉を信じる」

「…」

「君の最後の目的地はどこなのか?
 私を利用してどこに行く気なのか?」

「日本…」

「君には腹が立つ」

「…」
2111_20181016032345b0b.jpg

森タカシとヒナ

「ここを立ち、駐屯軍の基地に行くと聞きました。
 恥ずかしいことです」

「恥ずかしいとは?
 私の昇格を祝ってくれないのか?」

「私はビジネスウーマンですから、
 ここのホテルでの滞在を良きこととします」
2111a_20181016032344e3d.jpg

そこにホテルの支配人が、ヒナに「3階で黒い人影を見た」と報告

「…」

「何だと?!」
2111aa_2018101603234342c.jpg

聞いていた森タカシは部下たちに全室の捜査を命令!
ヒナからの連絡の緊急ベルでエシンは隣の303号室に飛び込みます。

「!」

「!」
2111aaa_201810160323429aa.jpg

森タカシはすぐに304号室をノック

「下の騒ぎも気にせず、ゆっくりしていたようだな?」

「何も気にはしない。
 お前だろうが、騒ぎだろうが…」

「…」

「何事か?」

「挨拶に来ただけだ。
 個人的な挨拶だが、思っていた以上に難しいもんだ」

「…」

「今日、日本に戻る。
 ここに帰って来る時には君はいないと思うが…」

「聞いている。
 日本に一端帰って、駐留軍の司令官になるそうだな」

「…俺たちの身分の差が広がるようだ」
2111b_201810160323418b8.jpg

「調べろ。調べたい物があるのだろう?」

「良かったな。
 良いタイミングで帰国できて…。
 美国が救ってくれるようだな」

「…」

「アメリカ人として生きることだな、ユージーン。
 米国に忠誠を尽くす軍人として…」

「自分の道は自分が決める」

ユージーンのベッドの下には韓国の国旗が入った箱

2111bb_201810160323392f2.jpg

303号室

ヒソンはエシンを守ることができて、ハッピー

「不信な者が3階に入ったとのことで捜査します」

「…」
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「私の女をじろじろ見るな!
 君の階級と名前を言え!」

「失礼しました」

「さっさと消えろ!」
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ヒソンは以前にプレゼントしようとしていたスーツをタンスから出して、
エシンに「着替えて脱出するように」と。

「コマプソ…」
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304号室

「不思議なものだな。
 アメリカの物が朝鮮の女の部屋にあり、
 朝鮮の国旗がアメリカ人の部屋にある」

「日本人の司令官の部屋に朝鮮人の名簿があることも忘れるな」

「この野郎!お前だったのか?!」
2111dd_2018101603444078b.jpg

「だからどうした?
 お前は日本人で、私はアメリカ人だ。
 どうするつもりなのか?」

「私が戻って来たら、最初に何をするか分かるか?」

「…」

「あの両班の娘を潰す」

「あ~、そうなのか?」

「そんな目で見るな。
 お前も帝国主義を信じているはずだ。
 美国がフィリピンを領有をするために、お前はスペイン軍と戦った。
 日本はロシアに勝つことが目的で、
 その褒美に朝鮮を貰うのだ
 優位な国が劣位の国を支配するということだ」

「…」

「美国はフィリピンを失望させ、英国はインドを失望させ、
 日本は朝鮮を失望させる。
 卑しい国の両班の娘の身も心も潰す。
 俺を撃つことも、これがお前の最後の機会のようだな」

「いや、機会はいつでもある」

ユージーンはピストルを一発、床に向かって撃ちます

2111e_2018101603443955c.jpg

フロントでは森タカシの部下がチェックしていましたが、銃声で駆け上がります。
エシンは正面から出ていきます。

「…」
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304号室

「全員で上がって来てどうする?!」

「どうも従業員が見間違えたようでした。
 下の階にはいません」

「よく見なかったのだろう?!」
2111f_2018101603443738c.jpg

「興味深々で見ているようだが、
 今度会った時にはお前が美国人なのか、
 朝鮮人なのかが興味深い」

「ああ、想像していてくれ。
 私はもう決めている」
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# 太極旗がアップになる演出です。

翌朝の米国公使館 
ドミが「宮中からのお客様です」と、案内したのはスング

「いつ帰国するのか?」

「自分の気持ちに従う」

「アガシも一緒なのか?」

「彼女の目的地は美国ではなくて、日本だと知った」

「騙されはしなかったようだな」

「でも君たちは私を騙そうとした」

「他には方法がなかったんだ。
 理解して欲しい」
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「森タカシは朝鮮人の手で殺してはならないと言った筈だ。
 覚えているか?」

「…」

「コ・サホン大監は美国人に殺して欲しいと言った」

「…」

「遺言だ。
 どうもこれからがその機会のようだ。
 私はその約束を守って、彼女とは別行動をする。
 結果的に死に別れになろうとも、
 我々はそれぞれの祖国に帰らないといけない。
 ちょっと彼女の国は怖いところでもあるが…」

「…」

「それに、
 私が自分自身の気持ちが変わることも怖い…」

「朝鮮はあなたに大きな借りを作ったな」
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ユージーンはエシンの出国のためにパスポートの偽造をチュンシクに依頼していました。
覗いているのはヒソンです。

2111h_20181016040059faf.jpg

…エシン・チョイ
(# ユージーンとエシンを夫婦に仕立てています)

「ナウリ、それは偽物ですよ」

「偽物であっても、なぜか心は動揺する…」
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ドンメの部屋

ドンメが帰って来ると、ファン・ウンサンが率いる義兵に銃を突き付けられたホタル
さらに、エシンがドンメに銃を突きつけます。

「!」
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「イ・ジョンムン大監が日本人に拉致された。
 お前が背後にいると考えた。
 大監が日本のどこにいるのか教えてくれるなら、
 この女性には危害を加えない」
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(このシーン続きます)

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森タカシが欧米列強の帝国主義・植民地主義について引き合いにだしました。

このところ7冊ほどの本に目を通したのですが、
欧米列強の植民地政策については、搾取の度合・多寡などの比較研究がたくさんあります。
しかし、私は無意味だと思います。
それは帝国側からの目線であって、
彼らが、植民地の民・百姓の“心を搾取”したことには変わりないと思います。

なお、これも森タカシが先祖の朝鮮出兵(豊臣秀吉の時代)について触れたことですが、
「壬辰倭乱(イムジンウェラン)」・「(日本では)文禄・慶長の役」については、
次のKJSをご参考下さい。
http://jumong007.blog133.fc2.com/blog-entry-2235.html

# 今夕、「日韓併合を考える⑥」をアップします。

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ミスターサンシャイン第20話(5) 日本へ

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(東京駅・八重洲中央口:2018.10.11)

# 1871年の「辛未洋擾(シンミヤンヨ)」(米軍による約1か月の江華島占拠:当時の髙宗は19歳)から始まり、
ドラマは1894年の日清戦争を経て、1897年には国号が「大韓帝国」に変わり、1904年の日露戦争となります。
33年が経過したということになります。

ミスターサンシャイン第20話(5) 日本へ~拉致されたイ・ジョンムン大監

1904年1月(日露戦争勃発まであと1か月)

エシンは月極の返済を残して旅立っています。
ク・ドンメ

「3か月…、そして4か月、5か月、半年」
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「あと3か月分が前払いだ…」
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エシンを思うユージーン

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林公使が半島に戻って来ます

「祝杯を挙げようと思い、うまい酒を持ってきた。
 ついに戦争が始まる、森大佐…、
 ああ、司令部司令官かな?」

「まだ辞令を頂いてはいません」
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漢城の街では

「アイゴ~、今日も客が少ない」

「お米の商売だけが上手くいっているみたいだわ。
 まるで金の値段だわ」

「我々には手が出なくなったわ。
 タバコも茶も値上がりだわね」

「あれは?」

「外国の公使館の家族たちはどんどん引き上げていくわ」
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「号外! 号外!」

「1904年2月9日、
 済物浦港の日本海軍戦艦がロシア海軍の軍艦2隻を撃沈…」

「なぜだ? この国の港の沖だぞ」
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ヒソンとヒナ

「どちらが勝つのかしらね?日本?ロシア?」

「どちらが勝っても、この国の人々は苦しむ」

「朝鮮は泣くことよりも噛みつくことを選ぶべきだわね」

「アメリカは勝つ国を選ぶだろう」
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アメリカ公使館

「カイル。ロシア公使が引き上げた。
 戦争が始まるようだな?」

「分かっている。
 これはお前への帰国指令だ。
 ロシアと日本は正式に宣戦布告を行った」

「…」

「補充兵たちが週内に派遣される。
 私にも日本の公使館勤務命令が出た。
 お前の帰国指令は私の権限で依頼したものだ。
 お前を朝鮮に一人で残すわけにはいかない」

「…」

「もう私には、
 お前がここで何をやろうとしているのか分かっている」

「しかし…」

「これは命令だ、ユージーン・チョイ大尉。
 母国に帰るのだ」

「…」

ピクニックは終わった
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ドンメを見張る無心会の者たち

「親分はまた朝鮮なのか?」

「満州から、朝鮮経由で日本にお帰りになるからだ」

「ところで、お前はなぜ俺の前に立ふさがるのか?」

「俺たちは親分の目と耳だ。
 お前が石田シヨウなのか、
 ク・ドンメなのかをよく見ておくようにとの親分の命令だ」

「…」
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林公使たち

「今夜、イ・ジョンムンを引きずり降ろす」
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議定書に反対するイ・ジョンムンが排除されます。

「日韓協約だと?
 この国を売るのと同じだということが分からないのか?!」

「落ち着いて下さい。
 私も反論しましたが、林公使からの賄賂を貰ったことを持ち出されてどうしようもありません」

「黙れ!舌を切り取って、ズタズタにするぞ!
 しかし、お前を切ってもまた代わりの者が送られてくるだけだろうから、
 お前の選択は今夜中に逃亡することだけだ」
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そこに無心会の者たちが現れて、イ・ジョンムンは拉致されます

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1904年9月には第一次日韓協約

「署名しろ。日韓の議定書だ」
(林公使)
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(明治37年2月と記されています)

ドンメを制する部下

「親分が朝鮮を通って帰るということは、
 誰かが消え去るということだ」

「それは彼らがやることで、
 我々がこれに巻き込まれてはいけません、親分」

「消えるのか俺だとすれば、親分が俺を見捨てたことになるな」

そこに警察署長からイ・ジョンムンが日本のサムライたちに拉致されたとの報告

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「親分、どこに行くつもりですか?あいつらが見張っています」

「たとえ死んでも、守りとおす必要がある人がいる」
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ドンメはまずヒナに連絡

「ここまでも命懸けで来たんだ。
 ここにも奴らが来るかもしれない。
 大監が殺されても、お前は安全でいてもらいたい」

「私が何もしないと、死ぬのかしら、大監は?」

「拉致する以上、すぐには殺さないはずだ」

「出かけないといけないわ」

「危険だ」

「昔は単なる未亡人だったけど、
 今はもう朝鮮政府の隠れた手先だから、
 私の上司を見殺しにはできないわ」

ヒナは皇帝に電話連絡

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高宗とスング

「ジョンムンが拉致された。
 すぐに救い出さないといけない」

「!」

「ジョンムンの性格からして、
 もしも日本の言いなりにされようとするなら、
 自決するに違いない」

「人を救うのですか?
 朝鮮人を救うのは最初は私で、次は大監ですか?
 朝鮮の民を救うのですか?」

「ああ、助けてくれるか?」
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「朝鮮王宮警護総監、チャン・スング。
 皇帝の命令をお受け申し上げます」
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義兵の隊長・ファン・ウンサン

「王命だ。
 日本人たちに拉致されたイ・ジョンムン大監を救う」

「…」

「これはロシア‐上海銀行の預金証書だ。
 すぐに移動させないといけない。
 この資金を、
 私とイ・ジョンムン大監は義軍の軍備に活用する」

「…」

「したがって、イ・ジョンムン大監を救い、
 この証書と共に上海に行って貰う」
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「敵の懐に潜入することになるから、命の保証はない」

「私が行きます」

「いや、女性の渡航は制限が厳しくなっている」

「道はあります」

「?」

「日本には知らせずに許可証を得る手があります。
 私は知っています」
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グローリーホテル304号室

「久しぶり…」

「?!」

「喜んでくれると思っていたのに…」

「私に嘘を言ったからだ。
 半年後に連絡すると言った筈だ」

「だから来たわ」

「…」

「師匠には重い肩書が付いたから、情報は早いわ。
 あなたが美国に帰国することも知ったわ」

「別れの挨拶に来たのか?」
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「一緒に行くわ。連れて行って欲しい」

「…」

「美国に…」

「…」

…彼女は狂気だ…。
私が身を置くのは彼女の情熱の中か狂気の中か?
遠くに身を置くべきだったが…。
しかし、一歩また炎の中に踏み込むようだ。

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ユージーンはエシンの目的がアメリカへの逃亡ではないことに気付いています。

森タカシを吊し上げて、「義軍」の名を公にしたユージーンとスングでしたが、
今度は王命として義軍が日本に向かうことになりました
そして彼らが軍備を整えるのはどこか?

史実では、
まだ上海で臨時政府を樹立するのは先のことなので、
義軍が終結するのは満州(瀋陽?)となります。

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ミスターサンシャイン第20話(4) 青春の旅立ち

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(カクレミノの実:2018.10.17)

ミスターサンシャイン第20話(4) 立ち上がる若者たち

前夜の義軍活動を庇った髙宗でした。
髙宗とスング

「昨夜はお傍にはいませんでした」
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「よく知っている。
 そなたは昨夜だけでなく、昔から私を守ってくれた。
 美国との戦いのことも聞いている」
(# 1871年の「辛未洋擾(シンミヤンヨ)」のことです)

「…」

「しかし、私は彼らを守ることができなかった。
 だが私は謝罪する立場にもない。
 私は自分の恥と罪の拷問を受けるべきなのだ」

「…」

「何とも…!(腹立たしい)
 あの日本の大佐を前にしても、
 私は威厳を保たねばならなかったのだ」
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フレンチベーカリー
(店主も日本軍の牢の襲撃に参加していました)

「その手の傷は?」

「パンを焼いている時のことです」

「小麦粉がそれほどに危険だとは知らなかった」

「…?」

「コ・サホン大監の葬儀の際には、パン屋は休業だった」

「材料は月に一度の仕入れなので、在庫切れだったのですよ」

「…」

「何か問題でも?」

「いいや。美味しいパンだった」

「…」

「アガシに、話を聞きたいから待っていると伝えてくれ」

「…」

「私はコ・エシンお嬢さんを知っているが、
 仲間の者たちが彼女をどのように考えているのかは知らない」
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…アガシは、あなたは“海の遠くの人”、
そして“私はあなたのために道を作る”と言っています。

「…」
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「探しているそうだわね。
 ここだわ」
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「元気だったの?」

「…」

「たくさんのことが起きたわ」

「君を恨むようになった。
 とても会いたかったからだ。
 寂しくなると君を恨んだ」

「そんな風に私を忘れようとするのは良いことだわ」

「…?」
2045_20181011032636ebb.jpg

「きっと待っていると思ったから、言いたかった。
 私のことを待たないように…」

「どうしてそんなことが言えるのか?」

「朝鮮は大きな危機を迎え、私の一家は潰されたわ。
 私の世界には、もう豊かな希望やロマンスはありえない。
 こうして一緒に歩くことはできない」

「…」

「だからお互いの道を歩みましょう。別れて…」

「私が止めたらどうするのか?」

「帰らないといけない。同志たちが待っているわ」
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「私はどうなるのか?
 私が待っていることは、君には無意味なことなのか?」

「…」

「一緒にいることはできないのか?
 待っていてはいけないのか?」

「…」

「どこであろうとも、私は構わない。
 一緒に行こう。
 君の道がどこに向かおうとも、私は一緒に歩く」

「あなたは生きていて欲しいわ」
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「それは私と同じ考えだ。
 しかし、君を見ることができないなんて思うと、
 死にそうな気分になる」

「…」

「君が何を心配しているのか分からないが、
 少なくとも君は私へのこれまでの借りを返してはいない」

「…」

「逃げてはいけない。
 どこに君が行こうとも、追いかけていく。
 借りを返せ」

「んん。どこにいようとも借りは返しに来るわ」

「…」
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ホテルの部屋がいくつか荒されたと支配人

「私の部屋からはオルゴールだけが盗まれた。
 きっとお前の部屋からは、何も盗まれてはいない方に賭ける」
(森タカシ)

「お前には何も分からないはずだ。
 私は最も大切なものを失ったのだ」
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ヒナがスミを問い詰めます。
スミはエシンがオルゴールを盗み出すために、他の部屋にも侵入してカモフラージュをしていました。

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旅の支度をするエシン

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(オルゴールも一緒です)
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ヒナとユージーン

「これをどうしたものかと考えていたところだわ。
 コマスミダ」

「父君のことはお悼みします」
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「自業自得だわ。
 彼は、犯した罪のために名誉も祖国も失ったわ。
 お陰で娘は辱しい思いをして生きているわ。
 何とも悲しい結末だわ」

「…」

「友達には会ったの?
 彼女はホテルに来ていたわ」

「また去った」

「あなたの物語にも幸せな結末はなさそうだわね」
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王立士官学校
(# ジュニョン達はユージーンに追い出されていたようです)

「教官。イ・ワンイクの死亡記事を読みました。
 そこで我々は、
 イ・ワンイクだけが朝鮮の敵ではないことを理解しました。
 我々をもう一度受け入れて下さい」

「そんな小さな力で、大きな世界を動かせるとでも思っているのか?」

「…」

「まずはグラウンドを駆け足だ」
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軍事教練が再度始まり、今度は新たな目的を持った生徒たちの目の輝きも違うようです。

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…ハングル基礎講座

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実弾訓練はまず火縄銃から

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「…」
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季節が変わり、ライフルの取り扱いも上達しました。
銃口が微動たりしなくなり、碁石を乗せても落ちません。

「!」

「…」
(相変わらずユージーンはハングルの本を開いています)
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米国・海兵隊の映画でした。
https://www.youtube.com/watch?v=byUEydBhrEY

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ミスターサンシャイン第20話(3) 戦う高宗

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バラの季節は5月と10月(2018.10.09)

ミスターサンシャイン第20話(3) 高宗の決断

船宿の女将(ジュモ)の墓参り

「これまでお世話になったが、もう振り返らずに…。
 ここは我々が後を始末する」

「…」

「アイゴ~」
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「ここで別れよう」

「いや、一緒に行こう。
 朝鮮人を朝鮮人が殺してはいけない。
 森タカシは義兵の名簿を持っている。
 つまり、スパイ活動をしているから、
 背後を調べるためにはしばらく生かしておこう」
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イ・ワンイクの遺体の処理

「埋葬は私に任せてくれ」

「カン夫人をホテルに監禁しています。
 彼女がフランス公使館の書記官に情報を漏えいしていました。
 しかし、書記官が誰に報告していたのかは未だ不明です。
 探し出しますが、それは私のオモニの情報と引き換えです」

「君のオモニは江原道(カンウォンド)の、
 カソリックたちの集落(キョウソン:交友村)に住んでいいた」

「生きてはいないということですか?」

「埋葬される寸前で私が探し出した」
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「もう嘘をつかないで下さいね。
 嘘の方が良いけど…」

「これまで生きていると思わせたのは、
 君にはわずかな希望を持ってでも生きていて欲しかったからだ」

「簡単に“生きる”なんて言わないで下さい!
 私はとっくに殺された気分でした!」

「私のような者には、
 こうでもしなければ君を利用することができなかったからだ」

「今日は私の両親の命日になるわ!
 期待していて下さい。
 私はあなたを殺します」
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フランス公使館の書記官(レオ)の情報売買の相手
ユージーンはドンメに捜査の助けを依頼して、郵便局に呼び出しました

「韓国語が読めないようだな。
 昼食も抜かして駆けつけてきたんだ」

「この郵便局で資料を調査するから、手伝ってくれ」

「ただ見るだけだ。手助けする必要もない」

「“敵の敵は友達”だと言うから、
 我々は友達だと思っているぞ」
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「森タカシは1902年までニューヨークにいた。
 しかしながら、それ以前のことまで良く知っている。
 まるでここにいたかのようだ」

「おそらく、美国と日本と朝鮮を自由に渡り歩くことができる者だろうから、
 公使館で働く者だろう。
 俺の目の前にいる者がそれにぴったりだ」

「これは日本だけでなく美国との間での電信記録だ」

「げた売り商人が1000円をフランス公使館の書記官に送金している。
 下駄がそんなに高価なものとは思えないな。
 無心会の俺とは違う」

「どうもスパイを見つけたようだな」
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フランス公使館の書記官をイ・ジョンムンに渡します。

「こいつが森タカシに情報を売っていた男です。
 他にもスパイがいることは確かです」

「私も目を付けて調べていた。
 なぜ私に引き渡すのか?」

「私が知る朝鮮人の中では、
 あなたが一番の脅しと策略が上手な人だからです」

「また朝鮮を救う気なのか?」

「ええ…。
 しかし、
 そろそろこれまでの貸しを返して貰う時のようですね」

「何が欲しいのか?山をもう一つ欲しいのか?」

戦うことが、あなたが失くした物を取り返すことができることを教えてくれるでしょう。
 自ら差し出した物は取り返せませんが、
 奪われた物を取り返すのは戦いだということです。
 女性だろうが猟師だろうが、みんなが朝鮮を守ろうとしています」

「…」

「ああ、それにあなたはもう山も持てませんよ」
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髙宗とイ・ジョンムン

「陛下、酒は一時の気休めにしか過ぎませんよ」

「そなたの小言は、大臣たちのおべっかと違って私を傷つけるが、
 飲む時にも傍にいて欲しい」

「…」

「そなたの正義感は多数の死を招いているようだな」

「陛下。私も怖いのです。
 しかし、最も怖いことは、戦うことから逃げて
 日本のやりたい放題にさせることです」

「…」

「ある外国人から言われました。
 “自分が差し出したものと違って、奪われた物を取り返すための戦い”
 だということです。
 もう黙っていることはできません。戦います」

「…」

「日本に与えた物だけではなく、他にも与えてしまった物があります」

「…」

「陛下。どうぞ私を陛下の刀として活用して下さい。
 民百姓たちと共に戦って下さい」
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髙宗はイ・ジョンムンの肩に付いている血痕を見て、
「今日も戦って来たようだな」

「…」
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森タカシ

「寺にも川にも死体ばかりだな。
 やったのは誰かな?
 オルゴールの持ち主なのか、オルゴールを贈った者なのか、
 あるいはその両方か…?」
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義兵を吊し上げる森タカシ

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一人一人殺します。

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松山医師の診療室を捜査

「工藤信一郎か…」

「…」

「誰も入れないようにしてくれ」
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そこに、
侵入したユージーンとスングが森を拉致します

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「見なかったことにした方が身のためだぞ」
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「私は日本軍が市場の傍でやったことを見ています。
 誰にも見つからない秘密の通路がありますので、
 付いて来て下さい」
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ユージーンとスングは、船宿の女将が吊るされた場所に森タカシを吊るしました

「…」
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「何て書いてある?読め!」
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「“朝鮮の義軍が日本軍の大佐を救った”と…」
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同時にファン・ウンサンが率いる義軍が日本軍の牢を襲撃しました。

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「…」
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「クソ!」
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翌日になって

「陛下…。日本軍の大佐が来ています。
 近衛総監の首を差し出せと言って来ています。
 昨晩、日本軍が被害を受けたとのことです。
 近衛総監が背後にいると主張しています」
(内官)

「大佐。そなたの国で何が起きているのかは知らないが、
 ここは大韓帝国であり、そなたは宮殿に立っている。
 したがって、最初に口を開くのは私だ。
 質問することも叱りつけるのも私が最初だ」

「失礼しました」

「昨晩のことは聞いた。
 申し訳ないことが起きたと思う。
 しかし、私の方では誤解を解きたいと思う。
 総監は昨晩ずっと私の傍を警護していた」

「そんなことはありません」
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「私に対して、嘘を言って責めるのか?」

「この件は両国で正しい捜査が必要で…」

「大佐。大佐は私の宮殿に刀と銃を持って侵入した。
 かよわい国の王ではあるものの、
 私にはここで大佐を殺すことも可能だ」
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「…」
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第26代王・初代皇帝の髙宗の死については、自殺説と他殺説があります。
映画『ラストプリンセス』では後者でした。
それくらいに、時代の変化の中で日本の圧力に悩み、抗日の姿勢を示した王だったのだと思います。

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ミスターサンシャイン第20話(2) 動く標的

rose marry
(ローズマリー
 東京駅・八重洲中央口:2018.10.10)

ミスターサンシャイン第20話(2) 動く標的

イ・ワンイクの屋敷に向かうヒナ

「カン夫人が何か言いましたか?」

「ええ、確かめに行く必要があるわ。
 イ・ワンイク大監の屋敷に行って頂戴」
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左腕を負傷したユージーン
薬剤倉庫の軒の赤い風車を見て急ぎます。

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ドンメの道場には、エシンから先々の分の支払いが置いてありました。

「なぜだ…?
 しばらくは、彼女はここには来ることができないようだが…。
 …、もしやイ・ワンイクを殺す為か…?」
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イ・ワンイクの屋敷

いつもの針治療

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鍼師は治療後に人影を見ますが、黙って帰ります。

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現れたエシン

「もっと早くに来るべきだったわ」

「!」
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「ちょっと遅かったけど、こうしてここにいるわ」

「は…。あの言葉が…」
(“私が死んでも、いつかまた誰かが来る”と言い残したエシンの母親)

「…」
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「私を殺しても、朝鮮の崩壊は避けられない」

「国は一日でも永らえることができるわ。
 だからもう一日、私が追加する」
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枕を投げつけるイ・ワンイクですが、エシンのライフルの銃口は微動たりともしませんでした。

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駆けつけたユージーンは銃声に、
「!…」
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「…」
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エシンは塀を乗り越えて逃亡します。

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ドンメも屋敷に来ます

「…」
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そこには遺体とユージーンだけ。
息を切らせて駆けつけたドンメはちょっと勘違い。

「俺が犯人を見つけたのだろうか?」

「どうも、我々二人が同じ理由で駆けつけたようだ。
 幸いにも血はここだけだから、彼女は傷ついてはいない」

「では、傷を負った者が犯人となる訳なのか?
 アガシを守るのは一人だけじゃないぞ」

「犯人役を負って、何になるのか?」

「目撃者になるよりも良いさ、ナウリ」
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ヒナが来ます

「見るな。
 …、しかし、どうしてこんなにも速く…?」

「来る途中だったからだわ」

「…」

「松山医師に連絡をとりなさい。
 リノウエさんが呼んでいると…」

「…」

「“好きなだけ持って行って構わない”と伝えなさい。
 それにチュンシクにも必要だから、
 いきさつの連絡を取っておきなさい」

ヒナは自分のシナリオで現場処理をするからと、二人を帰します。

「この場は私に任せなさい。
 これでも私の父親だから、別れを告げるわ」

「松山を犯人に仕立てるのか?」

「おそらく松山を王医に就けると約束していたと思うわ。
 約束を守らなかったからだということだわ」

「…」

「最後だから、一度くらいは尊敬を受ける父親の役を担って欲しいわ」
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松山医師が来ます。
ヒナはここで過去の恨みを断ち切ることになりました。

「工藤夫人、何をするのですか?」

遺書…松山…。
(# 遺書はチュンシクが書いた偽造でした)

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森タカシが♪グリーンスリーブスの曲を口笛で吹きながら…。

「この曲は朝鮮の絶望にぴったりだ」

「…」

「ところで、オルゴールを持っていた女は、
 お前が朝鮮の奴婢として生まれたことを知っているのか?」

「もっと他のことを考えろ。
 そんなことは長く、困難な過程を経て解決している」

「興味があるからだ。
 なぜ傷の手当てを受けなかったのか?」

「顔を二度殴られたくらいでは手当が要らないのと同じだろう?
 私を撃った兵士は既に死んだようだな」

「ああ、俺が殺した。
 それに、済物浦の寺院に派遣した兵士たちが全滅した。
 なぜだ?誰が殺したのか?」

「!」

「注意しろ、ユージーン。
 俺は美国人だろうが朝鮮人だろうがお構いなしだ」

「…」
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森タカシは義軍のリストにユージーン・チョイと書き加えます。

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号外

「わ~、こんな日が本当に来るとは思いもよらなかった」

「イ・ワンイクの号外だな…」

「イ・ワンイクは松山医師を王医にすると約束したが、
 約束を守らなかったからだとさ。
 お金も貰っていた。
 俺たちが偽の遺書を書いたのも役に立ったということさ」

「ところで兄貴。
 ホテルのマドンナは事件現場になぜいたのだろうか?」

「おそらく、誰が殺すのかを知っていたんだろうな。
 きっと記事を書いた彼もそうだ」

ヒソンはエシンだと分かっていました。

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森タカシ

「朝鮮人の扱いが分かっていなかったようだな」

「犯人は、漢城病院の日本人の松山医師です。
 その場で自殺したそうです」

「だからどうした?
 一介の朝鮮人の死を細かく知る必要があるのか?」

「…」

「日本人ではないから、朝鮮側で処理しろと伝えろ」
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イ・ジョンムン

「こんな日があろうと思っていた。
 イ・ワンイクは国に背を向けたから朝鮮人ではない。
 日本の方で処理するように伝えろ。
 国賊を法で守る必要はない」
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もう少し後になると思っていましたが、ここでイ・ワンイクにも因果応報…。
数百年も昔の「文禄・慶長の役」まで遡って、韓国の英雄イ・スンシンの名を引き合いに出す森タカシにも、
第22話でユージーンがケリを付けます。

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ミスターサンシャイン第20話(1) ペンと弾丸

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(もう秋。暫くは蝶々も見ることはないでしょう。2018.10.09)

ミスターサンシャイン第20話(1) ペンは剣よりも弾丸よりも強し

船宿の女将の遺体を公道に吊るした森タカシ
ユージーンは森タカシを殴り倒します

カイルは、
「下がれ。
 私は腕が悪いから、君の頭を吹き飛ばすぞ」
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森タカシにユージーンは、
お前は軍人ではない
 戦争では軍人は軍人だけと戦うものだ」

「…」

「彼女が軍人に見えたのか?!」

「どうも知り合いのようだな?」

「…」

「聞きたかったことだ」

「…」
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スングが来て、
「彼女を降ろせ!俺の妻だ!
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「…。少しでも尊厳を保つなら、彼女を降ろせ。
 あの方は朝鮮の近衛兵の総監だ。
 そして女性は総監の奥様だ」

「驚いた。お前の答えはいつもながら正直で…」

「いい加減にしろ!」

「…」
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「笑うな!」

「分かっているのか?
 立場を間違えているようだ。
 このお返しを待っていろ」

「ああ、私が先にお前を殺す」

「…」

「約束する。その気になった」

「…」
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済物浦港には無心会の総帥が到着

「久しぶりだな、石田シヨウ。
 裸一貫で来て、この朝鮮でよく頑張ったようだが、
 何を得たのか?
 どれだけの血を流して、どれだけの恐怖を味わったのか?」

「親分…」
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スングは船宿の女将(ジュモ)を抱いて、

「私の妻だ…」
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「…」
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「…」
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済物浦港の近くの寺院の境内に侵入した日本軍を殲滅したファン・ウンサン
チョ氏に、
「我々の義軍運動は、
 大監媽媽から資金を援助して貰っていました。
 どうか安全なところに避難して下さい。
 目的地は満州です」

「…」

「すでにたくさんの者たちが満州に向かっています。
 案内できる者たちもいます」

「エスンは?」

「エスンお嬢様は既に咸州(ハムジュ:半島の北東部)でお待ちです」
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「エシンも行くのかい?」

「私にはここでやるべきことが残っています。
 ここまで育ててもらい、感謝しています、伯母さま」

エシンはハマンとヘンランに伯母を託して、別れを告げます。

「待っているから、必ず来なさい」

「はい、必ず行きます」
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エシンとヒソン

「ここを去るのか?」

「家族を守って頂き、ありがとう。
 あなたにはこれ以上の危害が無いようにと祈ります」

「どうも、君は⑧番ボール(ビリヤード)を沈めたようだな?」

「…」

「私が贈ったスーツで義軍活動をしていることが気掛かりだったが、
 良かった…」
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「新聞社を設立したと聞いています。
 私は文章の力を信じてはいませんが、
 あなたを信じています」

「文字にだって力はある。
 だから、誰かが義兵たちの記録を残さないといけない。
 愛国者と反逆者の記録だ」

「応援します」

「去る前にホテルに寄って欲しい。
 ⑧番ボールの裏に君のために隠している物がある。
 危険に面した時のためだ」

「そうします。 お元気で…」
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部下の将校をも殺す森タカシ

「なぜ勝てないのに銃を撃ったのか?
 卑しい朝鮮人の前で?」

「…」

「これで大日本帝国の軍人の中には、
 敗北した軍人はいなくなった」

「…」

「解ったか?!」
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そしてその夜(花月楼)

「無心会の総帥に、こうしてお会いできるとは光栄です。
 ようこそいらっしゃいました、親分」

「森タカシ。
 森家の自慢の息子だな? 軍服が良く似合う」

森タカシはドンメに、
「また会ったな?
 撃たれた傷は治ったのか?」

「…」

「シヨウの刀には、殺気だけで慈悲も迷いもない。
 なのに撃たれたとは、誰に気を取られたのか?」
(総帥)

「では一杯貰おうか。
 無心会の漢城支部長の石田シヨウ君?」
(森タカシ)

「…」

そこに、斎物浦港に向かった日本軍が全滅したとの連絡が入ります。

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ヒナとフェンシングのトレーナーのレオ

「私と一緒にフランスに来てくれるなら、
 朝鮮にエッフェルタワーを作ってあげる」

「とてもロマンチックな話だわね」
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ヒナはフランス人のレオがカン夫人を利用していたことを知らしめるためでした。

「これで、日本人だけでなく、
 フランス人のことも解ったでしょう?」
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ヒナは引き出しから金塊と共に、銃を出します

「レオに渡した全部の情報をこちらに渡して、
 この金塊と一緒にフランスに行って下さいな」

「…」

「それともここで自害するか…?」
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カン夫人は、「すべてはイ・ワンイクの指示だったわ」と。

「連れて行きなさい」
ヒナはカン夫人をドンメの配下に渡しました。

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“ペンは剣より強し”という言葉がありますが、弾丸よりも強いことを願っています。
キム・ウンスク作家のこの作品は遠い歴史の義軍闘争を我々の前に引き出して、
みんなで評価してくれと言っているように思えます。
とても見ごたえがある重い作品だと思って、楽しく勉強させてもらっています。

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Author:ユーモン
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