王は愛する 第33話(下) 別れの予感

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(先週のメタセコイアの葉@上野公園)

王は愛する 第33話(下) 別れの予感、そして孤独…
https://www.youtube.com/watch?v=ZPj9EbkuL8M&spfreload=5

ウォンの命令により宮中から出られないサン

「衣服と食事を準備しました」

「え?!誰からの…?」

「世子チョハのご用命です」

「…。酒がないわ。
 早く持って来て下さい!」
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塀を乗り越えて逃げ出しますが、そこにウォン

「なぜここにいるのですか?」

「なぜ徘徊しているのか?
 俺に会いに来たのだろう?」

「ええ、そうでしたが…、
 会わずに出て行った方が良いと思いました」
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なぜ私を閉じ込めるのですかというサンの質問には、「大監の例があるから、守るためだ」と言うウォン。
しかし、サンは「モッコリの約束があったから来ただけだ」と。

サンは挨拶だけで出て行くつもりなので、手を取るウォンを拒みます。

「世子の命令に不遜な態度をとるのか?」

「…」
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同じく囚われの身となったリンのところにはムソクたちが現れて連れ出します。

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「ウン・サン アガシに会うのですか?」

「…」

「世子が閉じ込めていますから無理でしょう」

「彼女はどこにいるのですか?」

「知ってどうするのですか?
 手を取り合ってまた逃亡するのですか?」

「また言わせるのですか?
 彼女はどこにいますか?!

「ウン・サン アガシは…」

「彼女の名前を口に出して欲しくありません!」

「ええ、そうしますが、
 チュサンチョナがお待ちかねです。
 まずは会って下さい」
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ウォンはサンを引き留めて
「アバ媽媽は俺のことを恐れているから、
 食事すら一緒にしていない。
 毒殺を恐れてなのか、
 決して一人では俺とは会わない」

「…」

「アバ媽媽がなぜいつも用心していたのかが解った気がする。
 今は俺も同じだからだ」

「…」
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「俺は毎日、何かがお前を痛めつけるのではないかと恐れている。
 俺の傍にいてくれ。
 見えるところにいれば守ることができるからだ」

「…」

「その力を持っている。周りを見れば分かる」

「…」
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警護に囲まれた中での会話。
手を取るウォンでしたが、サンはまた手をほどきます

「…」

そこに、
「ワン・リンを見失いました」との護衛からの報告

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リンは忠烈王の傍

「ご機嫌はいかがですか?」

「ん…」

「御医を呼びますが…?」

「あ~、ム妃が傍にいる。
 それで十分だ」

「…?」

「どこかが変だと思うが…」

「痛みますか?」

「分からないか?
 どうも寿命のようだ…」

「そんな弱気な言葉は似つかわしくありません」
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リンはボヨンのことを疑い始めています
また、王も身の危険を理解したようです。
オク・ボヨンが傍を離れたところで、
「判府事が死んだ。
 娘がいたな…」

「ええ、ウン・サンという名です」

「彼女も死んだのか?」

「いいえ、元気で生きています」

「彼女を救ってくれ、頼む」

「ええ、守ります」

「同じく、私の命も救ってくれ」

「?!」
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ソン・バンヨン

「どこに行くのですか?」

「…」

「世子チョハは狂っていますよ。
 変なことを言うと…」

「今日は結婚式ですから、新婦の傍にいるはずです」

「いいえ、婚儀の後は世子嬪を一人にしていますよ。
 チュサンチョナもワンビ媽媽も無視していましたよ」
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リンはソン・インを呼び、
「そなたを忠臣だと思って、頼みたいことがある」

「光栄です」
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サンは東宮殿のウォンの寝所

「足は疲れていないか?」

「ええ、少し」

「ではあの寝台で休憩しろ」

「え?!あの寝台で?」

「これまでの俺の寝台で寝ていた」

「いいえ、たったの2度だけです」

「いいや、3回だ」

「墨を擦ってからここを出ますから、
 チョハは文書を書き終えたら、
 世子嬪の寝所に行って下さい。
 一人でお待ちの筈です」
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「座ってくれ。話したいことがたくさんある」

「…」

「どうしたのか?
 毒殺されるとでも思っているのか?」

「あ~、まったく…」

ウォンはこれまで何度も言ったようにと、
「サンや。
 お前は俺の“第一”だ。覚えていないのか?」

「どうでしょう。
 似たような言葉を覚えていますが…」

「俺はお前のことを最優先だと思っていたが、
 お前はそうではないと思っているのが解った」

「…」

「お前は俺の最後だ」

「?!」

「お前以外には、誰も傍にはいないからだ」

サンは正直な答えを出します。

「嘘をついていました。
 ここに来た理由は、
 あの銀のモッコリの約束のためだと言いましたが、
 あれは言い訳です」

「…」

「リン監査が連れられて行きましたので、
 助けを求めに来たのです」

「…」

「彼を助けて欲しいと頼むためです」

「知る限りでは、
 リンは連れられて行ったのではない
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「私たちは一緒に逃亡するところでした」

「ワンビ媽媽がお前たちを殺すとでも思っていたのか?」

「…」

「お前のアボジの復讐をするなら、ここにいてくれるか?」

「チョハ…」

「人は俺にいつも二者択一を求めてくるが、
 これもその一つだ」

「…」
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リンの頭脳の感情系の9割をサンが占め、ウォンへの気持ちは1割に低下したようです。
ただし、危険な忠烈王の周囲が見えてきたので、知覚・思考系が活動を始めました。
そして、ウォンの手を2度も離したサン。
サンの感情系にも、今はもうリンへの思いが9割のようです。

ウォンは“恐れ”という言葉を使いましたが、
彼の感情系は“別れの予感”と合せて、「孤独」への恐れが場を占め始めたようです。
子供の頃から「世子は孤独」という自他共に認める王室にあって、
再度その孤独がやって来る予感がしているようです。

しかし、“王は孤独”であっても“気高い孤高の虎”にならないといけない。
孤独を、「髙い理想で孤高」に変えていくのが王道だと思います。

# ウォンに贈ります。
オリジナルはビートルズのP・マッカートニーの作品です。
「愛なき世界」
https://www.youtube.com/watch?v=YsYfMXveIKg&feature=em-subs_digest

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王は愛する 第33話(上) サンへの思い

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(シャクヤクと母子)

王は愛する 第33話(上) サンへの思い~表に出たワン・リン

…オモニはシャクヤクの花が好きだった。
めったに笑顔を見せなかったが、シャクヤクを見ると微笑んだ。

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…ある時、シャクヤクを見ながら泣いていた。
なぜかと聞くと、
“知らなければ良かった。好きにならない方が良かったようだわ”と…。

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…オモニの言葉が心の中に残って、
いつの間にか棘になっている。
忘れていても、また心の中で私を刺してくる。

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…綺麗な花を好きになるのは当然だ。
愛をくれるからだ。
しかし、いずれ忘れないといけなくなる。
だから背を向けようと努力すること、
それが賢いと思うようになった。

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…私が間違っていたのだ。

結婚式の準備ができました。

「…」

「…」
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# 朝鮮王朝時代の礼服を注記しています。

宮殿に帰った忠烈王

「元気か?」

「チョナこそ、良くないようですね?」

「私にそう言うが、お前も元気ではなさそうだな」
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ワンビはオク・ボヨンに向かって
「あなたはここにいるべき人ではありません。
 帰りなさい

「…」

王はボヨンに、
「彼女が怒ると、お前は危険に晒されるぞ。
 早く逃げ出すのだ

「…」

「どうだ?これで満足か?」

「私はこれまで小さなことで満足してきました。
 ご存知ないでしょうね」

「ふん…」

「…」
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タンヘの父親の言葉

「朝から夕まで、言動には注意するように。
 欠点を探す者たちがいるからだ」

「…」
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結婚式が始まりました

「二人はお辞儀をして下さい…」

「…」

「水鳥を両側に置いて下さい」

「…」
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新郎新婦の挨拶を待つ忠烈王と元成公主(シュトルク=ケルミシュ)

「この国のしきたりにある、
 鴨の夫婦とは生涯の友ということでしたね」

鴨(キロギ)は列を成して飛ぶ。
 先頭の声で後の鳥たちが従い、仲間を得ると分かれることはない。
 それが信頼関係だ。
 私が学んだことだ…」

「覚えていたのですか?」

「姫が、
 “なぜ鴨が初夜の寝室にあるのですか?”
 と聞いたからだ」

「そうでしたね。 チョナの返事でした。
 何にでもご返事がありました」

「ふふふ…。 
 誠の言葉で、儀礼ではなかった。
 なぜ、顔色が悪いのか?」

「息子と新婦が挨拶に参ります。
 なぜこんなに護衛が多いのですか?」

「ふふふ…、生きるためだ。
 寿命は長くなさそうだが、できる限り生きていたい」

「…」

「ははは~」
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挨拶に向かう途中でウォンは“冕服冠(ミョンリュウカン)”を脱ぎ、
「俺は何かと忙しくて、初夜の酒を交わす時間がない」

「どこに行くのですか?」

「そのうちに寝所にいくから、とりあえずここまでにしたい」

「そんなことはいけません」

「なぜいけないのか?」

「チュサンチョナとワンビ媽媽がお待ちです。
 婚儀を終えた報告と、
 私たちの礼を尽くさないといけないからです」

「彼らは久しぶりに会ったばかりで、
 我々に話しかけることもないだろうから、
 その心配は不要だ」
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東宮殿に戻るウォン

途中リンに出会い、
「なぜお前はここにいるのか?
 妹の婚儀にはいなかったから、どこかに行ったと思っていた」

「話があります」

「ワン・リン監察。
 任命されたのはいつだったのか?
 全羅道にいるはずだが…?」

「他の者を任命して下さい」

「世子の道に立ふさがるつもりか?」

「重要なことだからです」

「連れ出されたいのか?」
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東宮殿

「私たちは許可を求めに来ました。
 サンアガシと私は結婚します」

「…」

「既に両家の許諾を得ています」

「ウン判府事が亡くなったばかりだ」

「喪が明けたら結婚します」

「不可能だ」
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「お許しを下さい。
 世子嬪を得て、
 次がワン・リン夫婦の婚儀ということで、周囲の噂も消えます」

「ふん…、“ワン・リン夫婦”か…?」

「噂をご存知ですか?」

「お前のことは解っている。
 お前も理解すべきだ」

「世子チョハが殺人を犯したとの噂のことなのですよ!
 女性とその資産を得るための犯罪だと言われています」

「それだけがここに入ってきた言い訳なのか?
 ウン・サンとの結婚が俺のためだと言うのか?」

「アガシのこと! 手放して下さい!」

「…。
 ウン・サンには財務大臣を引き受けてもらう。
 したがって、俺の傍で王命に従ってもらう」

「!」

「私の忠臣になって貰うから、どこにも行かない」

「彼女を鳥籠にいれるつもりですか?!」

「…」

「鳥籠を傍に置いて、水と餌を与えるのですか?」

「…」

「それがお楽しみなのですか?」

「お前は、俺がお前のためにどれだけ犠牲になったのか解っているのか?
 俺がお前のためにどれほどのことを諦めたのか知っているのか?」

「判府事を誰が殺したのですか?!」

「お前は俺の背を刺すつもりか?」

「ワンビ媽媽でしょうか?」

「お前はそれを知って何が欲しいのか?
 ウン・サンが欲しいのか?
 それとも俺の地位なのか?」
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「いったい、何を言い出すのですか?!」

「お前は自分の任務を忘れて、
 チュサンチョナと一晩過ごしていた。
 アボジだけでなく、その屋敷には、
 お前と私の義兄に当たるカンヤン(江陽)君もいたそうだ」

「…」

「いったい何を企んでいたのか?」

「…」

「もしも望んでいるともっと早くに言ってくれていたら、
 世子の座はすぐにでも差し出した。
 お前のことを信頼していたからだ」

「…。
 私が何と言おうとも…」

「もう遅い!」
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「サンアガシを連れ出します」

「不可能だと言ったはずだ」

「どうか許して下さい。
 背くことはしたくないのです」

「護衛!
 この男は王命に反して職務を投げ出して、
 元成殿の噂を流した。
 口を閉じるように、投獄して、
 処罰が決まる時まで待たせろ!」

「!」
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勝手に両親への挨拶を無視したウォン
(# 孤立して可哀想な世子嬪のタンです)

「なるほど…。
 もう私は息子の父親でも王でもないということか…」

「…」

「結局は自分の旗色をみせたのだな」

「…」

「ようやくすべてが明快になった…」

「…」

「世子嬪も注意しなさい」

「え?!」

「生きていられるように、最善を尽くしなさい。
 ふふふふ…」
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「3番目の兄さんは婚儀に出席したの?」

「参列できませんでした」

「宮中にはいるようですね」

「ええ、会いましたが、すぐに出るそうで…」

「…」
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婚礼の際の王室の衣装について、次をご参考にして下さい。
以下のサイトは、韓国観光公社の企画に(ボランティアで)参加していた頃の投稿記事です。

(王朝期代の大礼服)
https://minnakorea.jp/blog/20160326-365.html
(宮中の女性の衣装)
https://minnakorea.jp/blog/post344.html

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歴史を駈けたカラス

<古代の韓半島(ハンバンド)>(8)
歴史を駆け抜けた八咫烏(やたがらす)


ドラマ『朱豪』では、初めて国家のシンボルマークに三本足の八咫烏(やたがらす)がデザインされました。
新羅と唐の連合軍に滅ぼされても高句麗のヤタガラスは歴史を駆け抜けます。

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1.南北の二国の時代へ

668年、第28代の宝臓(ポジャン)王が新羅と唐との連合軍に屈服し、高句麗が滅びます。
そこで新羅は、滅ぼした百済と高句麗の民や軍を吸収して、半島での覇権を我が物にしました。
さらに、同盟国だった唐を半島から追い出して、676年には「統一新羅」を樹立。

ただし、半島を統一したと言っても、もとからの高句麗(大帝国)の領土であった半島の北部には勢力が及んでいませんでした。
そこで半島の北部に残った高句麗の血が騒いだ。

ゲリラ活動の中から生まれた英雄が大祚榮(テジョヨン)でした。
伝説では、流星が落ちた日に生まれた男。
“天から授かった幸福の子”の意味がある「祚」という漢字を宛てて、名を大祚榮と称しました。
伝説だからなのか、あるいは度重なる半島の戦禍により記録が亡くなったのか…?
生年月日が不明な始祖です。
ただし、彼が698年に“震(チン)”を建国し、後に「渤海(パルへ)」と改名したという史実です。

渤海

2.ドラマの『大祚榮(テジョヨン)』

ドラマでは北方の民族国家「契丹」との熾烈な争いを経て独立を獲得しました。

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(主演のチェ・スジョン)

https://www.youtube.com/watch?v=hN57DCDi1UU
(132話より)
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なお、
上記に“高句麗の血が騒いだ”と書いていますが、私は“単一民族”という言葉は字面だけだと思っています。
実際の我々人間は民族の交流により、混血を経て力強く発展したと思っているからです。

3.渤海の滅亡と後高句麗

北の寒冷地の渤海、半島の温暖な南の新羅との南北の国家の時代が9世紀。
しかし、渤海は契丹に押し戻されて滅亡します(926年)。
民百姓は流浪を余儀なくされました。
ただし、その前の900年には百済が再興し後百済を建国し、同じく901年には後高句麗が生まれていました。
流浪の民が後高句麗に向かって南下したのは当然の流れでしょう。

後高句麗についてはドラマ『太祖王建(ワンゴン)』が参考になりました。
ウィキペディアでは以下です。
(後高句麗)
弓裔(きゅうえい:クンイェ)は、後三国時代の群雄のひとりで、後高句麗の建国者。
姓は金、僧号は善宗。
隻眼であったことから一目大王との別称もある。
専制的な暴政、もしくは豪族たちとの対立が先鋭化し、918年の「易姓革命」で侍中であり有力な部下であった王建に追放されることとなったため、諡号はない。

国破れて山河あり(唐の詩人・杜甫)
(ネットで検索)

「国破れて山河あり」とは、戦乱で国が滅びても、山や川の自然はもとのままのなつかしい姿で存在しているということ。
有為転変の世の中と、変わらない自然とを対比し、感慨深くいう言葉。
杜甫の詩『春望』の冒頭の句「国破れて山河あり、城春にして草木深し(国は滅亡したが山や川はそのままで、町には春が訪れ草木が茂っている)」から。

高句麗は新羅と唐の連合に敗れ、渤海は契丹などの北方民族に敗れますが、高句麗の人々のスピリットはサムジョッコ(3本足のカラス:八咫烏)の旗の下で生き続けました。
八咫烏はさらに後高句麗を経て、そして高麗に舞い降りました。

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ところで、ドラマの『大祚榮(テジョヨン)』での契丹の首長はチャン・ボソクが演じました。
現在KJSでアップしている『王は愛する』の忠烈王ですね。

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歴史を駆け抜けたカラスの三本足の意味

以下はウィキペディアからのコピペです。

八咫烏が三本足であることが何を意味するか、については諸説ある。
熊野本宮大社では、八咫烏の三本の足はそれぞれ天(天神地祇)・地(自然環境)・人を表し、神と自然と人が、同じ太陽から生まれた兄弟であることを示すとしている。
また、かつて熊野地方に勢力をもった熊野三党(榎本氏、宇井氏、藤白鈴木氏)の威を表すともいわれる。

三足烏の伝承は古代中国の文化圏地域で見られる。
かつて高句麗があった地域(現在の北朝鮮)で古墳に描かれている。
日本神話の「東征」において、八咫烏は瀬戸内海から近畿に進もうとした神武天皇の道案内を務めたとされる。
神武天皇は、当初、西から大阪に攻め入って敗れたため、太陽神である天照大神の子孫である自分たちは西から東へ日に向かうのではなく、東から西へ日を背にして攻め入るべきだと考えた。
そこで八咫烏の案内により、紀伊半島を大きく迂回して現在の新宮付近から攻め入ることにし、その後、吉野を経て橿原に行き大和朝廷を開いた。

(『大祚榮(テジョヨン)』では左のヤタガラスが旗になっています)
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現代では、八咫烏は主に日本サッカー協会のシンボルマークおよび日本代表エンブレムの意匠として用いられている事でも知られている。
このシンボルマークは、大日本蹴球協会(日本サッカー協会の前身)創設に尽力した漢文学者・内野台嶺らの発案を基に、彫刻家・日名子実三のデザインにより、1931年(昭和6年)に採用されたものである(天武天皇が熊野に通って蹴鞠をよくしたことにちなみ、よくボールをゴールに導くようにとの願いが込められているともいう。

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王は愛する 第32話(下) 竹と赤い糸

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(インパチェンス:先月末の上野公園)

王は愛する 第32話(下) 運命~竹と赤い糸

「チャン・ウィからの連絡はまだか?」

「まだです」

「…」
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報告が来ます
リンが王と一緒で、「ソン・インも同じ屋敷にいる」ということです。

「では、お前は酔っている」

「いいえ、酔ってはいません。

「カンヤン君がいました」

「…、ではサンは?」

「いいえ」

「ではやはり、お前の見方が間違っている。
 アバ媽媽の傍にいたのはワン・リンではない」
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「お泊りの準備ができました」というオク・ボヨンを退けて、リンは王の傍を離れません。

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婚儀のために王が来たとの連絡
チョ尚宮は、「ム妃だけでなく、ワン・リン監察が一緒です」と…、言い辛そうでした。

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オク・ボヨンとリンに支えられて宮殿に帰って来た忠烈王
早速迎えるのはソン・バンヨン

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婚儀のために着替えるウォン

「なぜリンが一緒なのか?!」

「たくさんの者が見ています」

「…」

「今はチュサンとはご一緒ではありませんが…」

「ではどこだ?」

「おそらく世子嬪になられる妹のタン様ところだと思います」
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その時、チャン・ウィがサンを連れて帰ります
「まずは世子にお会いしましょう」と。

しかし、「捕まえろ!」とやって来たのはフラタイたち。

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将軍二人はリンを待っていました。
しかし、サンもリンも逃亡していたので、その間の情報は皆無。

「世子チョハがウン判府事を殺したのですか?」

「何ですって?」

「噂が広まっています」

「?」

「世子チョハは娘を得るために、
 ウン大監を殺したのですか?
 我々が仕える世子チョハがそんなことをしたのですか?!」

「?!」

リンは、ようやく宮中内の陰謀に気付いたようです。

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連れられるサンとウィ
サンもウィも何も知らないまま、タンのところに最初に連れられてきます。

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タンが大礼服を着ている…。

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「アガシ! どうしてここにいるのですか?
 彼らはなぜここに私を連れて来たのですか?」

「ワンビ媽媽が話をするようにとのことです。
 ワンビ媽媽はあなたが開京に戻ったと言うのですが、
 信じられませんでした。
 なぜ戻って来たのですか?」

「いったい何のことでしょうか?」

「世子チョハとの結婚式は今日です」

「…、あ~」

「知らなかったのですか?」

「遠くにいたので…」

「世子チョハに会いに来たのですか?」

「ええ」

「今日は会わずに、ともかく…お帰り願えませんか?」

「なにか誤解しておられませんか?
 ただ、約束を果たすために来ただけです」

「ワンビ媽媽が言うには、
 サンお嬢様の存在が世子チョハを危険にするというのです」

「私が…、世子を…」

「政治のことは理解できませんが、
 気持ちは同じです

「…」

「サンお嬢様には、世子から遠ざかって欲しいと思っています。
 世子にも会っては欲しくありません。
 私は悪い女でしょうか?
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リンはタンのところに…

「タンや」

「はっ!」

「もう少しで婚儀に間に合わないところだった。
 昨日聞いたばかりだった…」

泣き出すタン

「どうしたのか? 何があったのか?」

「…」
お付きのチン・グァンも何も言えません。

「…?!」

「オラボニ…」

「どうしたのか?」

「私が彼女を遠ざけました。
 帰るようにと言いました」
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チャン・ウィもようやくウォンとコンタクトができました。

「チョハ! サンお嬢様が!」

「?!」

リンも駆けつけるます
リンはウォンと護衛を近くに見ますが、もう黙ってはいられない…。

そして、ウォンが見ることになります。

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「サニ アガシ!」

「…」

「チョハとあなたは糸で結ばれていると言いましたね?」

「…んん」

「きっと、運命の赤い糸のことでしょう」

「…」

「しかし、私があなたのためにその糸を切ります…。
 今…」

「…」
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リンとサンとが逃亡した際に、次の会話がありました。

「世子とのことですか?」

「ええ。
 私たちは何か糸のようなもので結ばれているような気がするわ。
 だから、いつも私の前に現れる。
 もしも、別れの挨拶をしないならば…、
 それに監察もこのまま帰らないとすれば、
 彼はどうなるのか…?
 そんなことを考えているわ」

「…」

「やはり私は、最初から糸に結ばれてはいけなかったのよ」

また、

ワンビ媽媽とウォンとの会話に、
“運命”がありました。

「人は絡み合う赤い糸と言いますが、運命とは天に向かった“真っすぐな竹”
(ワンビ)

「絡み合ったら解きます。切れたら結びます」
(サンとの関係を比喩したウォン)

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王は愛する 第32話(上) あらぬ噂

素焼き
(素焼きの状態の磁器です #)

王は愛する 第32話(上) 王妃の無実とあらぬ噂

ムソクに連れられて開京に戻ったリン

「これは毒消し作用があるお茶です」
(ソン・イン)

「味もなかなかですよ」
(オク・ボヨン)
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# 高麗磁器
赤みを帯びたお茶には解毒剤が入っていました。

「先にどうぞ、
 私は召し上がった後に口を付けます。
 もうこれまでのワン・リン監察ではありませんから」

「ここには、チュサンチョナに会えると思って来ましたが…?」

「お伝えします」

「このところ、健康状態が急に悪くなっておられます。
 世子には話をしたくないようなので、
 狩りに出かけているということにしています」

「…」

「知られると、王座を明け渡すようにと言われるからでしょう」

「なぜ気変わりしたのですか?」

「え?」

「これまで長い間、
 兄に世継ぎをしてもらおうとしていましたよね?」

「期待はしていましたが、彼は人が浅い。
 しかも、毎日酒を飲んで、女を侍らせているだけです。
 ご存知の通りで、我々には不満があります」

「“我々”とは?」

「この高麗の政権の裏で実権を持つ者たちです。
 もとより、高麗の建国に尽くした家系の者たちです。
 生き残って来た将軍もいます」

「その人たちが世子を廃位しようとして、
 それで王を狭い所に匿っている訳ですか?」
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オク・ボヨンが「チュサンはお休みですので、声を掛けませんでした」と言うのですが、リンは無視して、王の寝室に向かいます。

「チョナ。 ワン・リンです。
 お会いに参りました」

「…」

「チュサンチョナ…」

「…」

リンが扉を開けると、うつむいて座っている王

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「チョナ! 大丈夫なのですか?
 医者を呼びましょうか?」

「…。リンや…」

「どこが悪いのですか?」

「リンや」

「はい」

「まだ世子は生きているのか?」
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ソン・バンヨンは賄賂を贈っています

「今回は早速の報告に感謝すると、世子からです」 

「なぜですか?」

「捜査を取りやめにして貰ったお礼だそうです」

さらに、官僚たちには、
「将軍たちには捜査を中止して貰ったので、
 お金を渡しました。
 なぜ判府事か殺されたのか分かりますよね?
 世子は問題を覆い隠したかったからです。
 世子はウン判府事の資産だけでなく、
 判府事の娘を手に入れたかったからです」

「ではなぜ、
 世子は別の女を世子嬪に選んだのですか?」

「そこまでは分かりませんよ~」

いつもの浅薄な言動なのですが、これも官僚と世子との間に溝を作る作戦。

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広まる噂はウォンの耳にも入ります

3211dd_2017101317174077a.jpg

王とリン

「最初はワンビ、そして息子が…。
 私の民を苦しめている。
 ワン判府事は財政の困窮の度に救ってくれた。
 何も言わずに、黙って穀物や約束手形を出してくれた。
 見返りを要求することもなかった」

「…」

「よく似ているな…」

「…?」

「お前の叔母になる、チョンファ公主(王妃)のことだ。
 お前はよく似ている」

「…? ええ…」

「彼女は何も不満を言わなかった。
 彼女の優雅さと忠誠心はお前に引き継がれているからだ」

「公主様はお元気なのですか?」

「分からない。
 あれ以来、見てもいないし、噂も聞かない」

「…」
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「世子は母に似ている!
 あの二人は身体じゅうが棘だらけだ」

「…」

「傍にいると毒されるだけだ。
 “傍にいて欲しい”とお前を放さないだろうが、
 お前は血を流すことになる」

「…」

「あ~、外気が良いな…、
 天気も…、風も…、気分が良い」

「結婚式にはチョナに付き添ってください。
 周囲にチョナとの関係を見せてあげたいからです。
 将軍たちもいずれ世子には背を向けるでしょう。
 世子もきっと落胆して…」
(ソン・イン)

そこまで聞いたところで、リンは離れます。

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様子を窺がっていたのは“影の護衛”の一人。

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ワンビ媽媽とウォン

「いったいどうするつもりですか?」

「…」

教書(案)を開いて、
「“ウン・ヨンベク判府事の長女、
 ウン・サンを後継として、判府事の職に就ける”」

「なぜ急ぐのですか?」

「これは王妃の職務ですから、ここに押印をお願いします」

「…」

「チョ尚宮。
 ワンビ媽媽の印を頼んでいたはずだ」

「ええ…」

「…」
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「官僚たちが、あなたが罪を隠そうとしていると、
 噂していると聞きました」

「いいえ、そうではありません。
 彼らは、
 “世子が殺人を犯した。
 ウン・ヨンベクの財産と娘を手に入れたいからだ”
 と噂しています」

「私を憎んでいますよね」

「これまで何でも飲み込んできましたが、
 どうにもできません」

「私が悪かったと認めるから、
 そこまでにして下さいよね?」

「本当に謝っているのですか?」

「もう一度言います。
 私は判府事を殺してはいません」

「ええ。
 それに証言した女官の殺人についても関与していませんよね」

「本当に判府事の娘を宮中に引き入れるのですか?」

「ええ、そうします」
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# ウォンの表情からは、ワンビ媽媽への信頼と共に、事件の背後には何かがあってのことだと気付いているように思えます。

「あなたが彼女を宮中に引き入れたら、
 後戻りはできませんよ。
 周囲の者たちは、
 “世子が愛しているから、愛のために全てをなしている”
 と確信するだけです」

「そんなことをまず言い出すのですか?
 これまでの問題はオマ媽媽の責任です!」

「世子…」

「もう、何も聞きません!」

「あの娘を諦めなさい」

「私の周囲にいる者を全部諦めさせようとするのですか?
 まずは友達のリン…」

「いいえ、リンは友達ではありません」

「オマ媽媽がそうしたのです。
 それに殺そうとするのですか?!」

「いいえ、私は誰も殺しはしません。

「サンのことは…、
 私の傍において、私が彼女を守ります」

「…」

「嫌だったら、オマ媽媽こそ出て行って下さい」

「!」
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胸の痛み…。

「…」
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ワンビ媽媽には持病(肺?)があるのですが、投薬にも謎があるようです。

# 高麗磁器

陶器は長石や石英質の多い粘土で作られます。
しかし磁器は、まず長石・石英の岩石をパウダー状に砕いて水を混ぜて形が作られます。
焼いて水分を飛ばしたのが、写真の素焼きの状態です(有田の源右衛門窯での撮影)。
次いで、
長石や石英質の多い粘土に草木の灰を加えて水に溶いて作られた釉薬(うわぐすり:ガラス質)を塗ります。
そして、再度焼くと“高麗磁器”の透明感がある青緑の色が出ます。

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王は愛する 第31話(下) 疑惑の種

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(今週は雨:先週の秋の空)

王は愛する 第31話(下) 撒かれた疑惑の種

夕暮れになって

「地面からの冷気さえ遮断できれば大丈夫です」

「それは酒だわね」

「ええ、よく眠れるようにと持って来ました」
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「アボジ…、埋葬まで付き合えなくてごめんなさい。
 これはリン監察が持って来てくれたお酒だわ。
 あまり良い物ではないけど、一杯飲んで下さい」

「海に到着したらアボジが用意してくれた船に乗るわ。
 港までの旅はリン監察が守ってくれるから…。
 頼りになる人だわ」
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「本当にそう思っていますか?」

「え?」

「港までだけですか?」

「ええ、付き合ってくれて、
 お酒まで用意してくれて感謝しているわ」
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「違いますよ。
 港まででなくて、船にも同行するつもりです」

「…」

「どこまでも一緒に行くつもりです。
 これからはずっと一緒にいるつもりです」

「…」

「それが判府事オルシンの遺志だったことを知らなかったのですか?」

「…」

「何か他のことを考えていますか?」

「…」

「世子チョハのことですか?」
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タンとウォン

「泣いているのか?」

「いいえ」

「ではお付きの尚宮が原因か?」

「違います」

「では宮中が怖いのか?」

「いいえ」

「誰だって初めてのところでの最初の夜は怖い。
 俺は長いことここにいるが、それでも毎晩怖い」

「…」

「ここは怖い所さ」

「大丈夫です。
 毎日、お式の準備で忙しくしています。
 何人もの人が衣服を縫っていますから、
 私も寝てはいられません。
 寸法を合わせたり、試着させられたりです」

「式を急がせてすまない」

「急いで頂いて感謝しています」

「全てを簡素にしたいと思っているから、
 他国からの使者も来ない。
 披露宴にも提灯の数は減らした」

「手を取って貰って、
 “貢女”から救って頂いただけでも嬉しい思いです」

「どうしてそんな態度なのか?
 突然、世子嬪になるのが怖くなったか?」

「いいえ、これだけで十分ですから、
 これ以上の欲心を持つことは罪です」

「そうか…。悪くないな」
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「一つ質問させて下さい」

「…」

「私はやはり“第一”ではありませんか?
 これからもずっとそうなのですか?」

「…」

「それとも、こんなことを聞いてはいけませんか?」

「チン・グァン、俺には付いて来るな。
 これからは彼女が怖くないように、
 世子嬪媽媽のお供をするのだ。
 よく眠れるように…」

「…」

「御命お受けしました」
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こちらも夜

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しかし、ムセクたちが近づいています。
(ウィもようやく追いつきました)
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朝になって魚とりですが…

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ムセクたちが追いつきました。

「待てと言ったはずだ。
 なぜ待たなかったのか?」

「…。待っても戻らないと思ったからだ」

「二人は何のことを話しているの?」
(サン)

「何をしたいのか?」

「ただ、あなたを連れてくるように命じられている」

「断ったら?!」

「あなたを連れ出した人を切ります」
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「先に逃げ出せますか?」

「一緒に闘いましょう」

「いいえ、どこでもいつでも後を追いますから、
 先に逃げて下さい」
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「分かった一緒に行こう」

「…」

「一緒に行くから…、
 彼女が安全にここを出ることができれば、
 同行する」

「…」
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チャン・ウィがそこを見ていました。
先にその場を離れたサンに、“世子からの手紙”だと手渡します。

「リン監察が危ないから救いに行きましょ!」と言うサンに、

「いいえ、連れられるのではなくて、
 リン監察が引き連れて戻るようです」

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「世子チョハからの命令です。
 どうぞ読んで下さい」

「…」

「お答次第で、私が一緒に帰ります」
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(封書には銀細工のモッコリが入っていました)

東宮殿にイ・スンヒュ師匠が将軍を連れて入って来ます。

「どうしてここに?
 私が守ると言いましたが、お断りでしょうか?」
(ウォン)

「…」

「あ~、結婚式のことですか?
 チャンスや、まず席を準備しなさい」

「世子チョハ。
 責任者の一人をお許しになりましたね?」

「私を叱りに来たのですか?」

「その必要はなかったからです」
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王室の印が押された穀物袋が発見されましたが、
「備蓄用の穀物倉庫を調べたところ、
 あれは昨年からの穀物で冬からの物でした。
 それに、
 御印はまだ乾いてもいませんでした」
(将軍)

「判府事が宮中に来た途端に亡くなりましたが、
 同じ時に宮中で亡くなった者がいました。
 元成殿に仕える女官が死んでいました」
(スンヒュ)

「…」

「首を吊った自殺だと聞きましたが、
 再検査したら、先に毒殺されていたことが判明しました。
 その後に、
 穀物が判府事と大法官の倉庫にあるとの矢文が軍に届いたわけです」

「それで?」

「すべては元成殿から始まっています。
 どのようにお考えですか?」

「チャンスや。
 師匠は遠くからのお出ましで、お疲れのようだ」

「これは王になる人への私の諫めの言葉ですが…」
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「…」
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一話が30分だからでしょうか?
30分ごとにまとめようとする演出のためなのか、これまでのドラマ以上に展開のテンポが速いなと感じます。

ソン・インが撒き散らす“邪悪の種”の発芽のスピードも速く感じます。
中宮殿でのウン・ヨンベクと女官の死が、あらぬところで仲間たちの心に疑惑を生んでいるようです。
ソン・インの分断作戦が成功したとも言えるのですが、ここは潔白であるワンビ媽媽に一汗かいて欲しいものです。
(穀物袋の問題は拙速な行動が墓穴を掘ったと思いますが…)

ただ、私も、サンとリンの逃亡については無責任だと思って見ていました。
ウォンが困っていると、解っているはずだからです。
壊れかけた友情を取り戻して欲しいです。

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王は愛する 第31話(上) 港へ

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(ハナミズキの実:2017.10.11)

王は愛する 第31話(上) 港に向かう二人

(葬儀の列)
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チャン・ウィに託した手紙

「ウン・サン アガシに手渡してくれ。
 きっと来ると思うから、安全を確保してくれ」

しかし、葬儀の群衆に阻まれて近づけないウィです。

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みんなが集まった金華亭で、ウォンは聞かされます。
リンは追手(フラタイやムセク)を「葬儀の列に近づけないようにしてくれ」と依頼していました。

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また、サンは葬儀の前夜に、屋敷で働く者たちを集めて“退職金”を配っていました。

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「リンの奴…、馬鹿な…。
 逃亡することが優先なのか?」

「…」

「それでどうなるというのか…?
 もう少し策略というものを知るべきだ…。
 作戦を聴くためにも私のところに来るべきだった…」

「ナウリの遺言でした」とリンとサンの結婚の進言のことを伝えるコ・ヒョン
(ウォンが知らない一点でした)

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「どんなに汚い手を使ってでもリンを救う計画だったのに…」

「…」

「どこに消えたのか?
 いったい一人で何ができるというのか…?」
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チャン・ウィは葬儀から抜け出した馬車を追います

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ピヨンを探したムセク

「いつの間にか…」

「屋敷には誰もいなかった」

「上へ下への大騒ぎだったわ。
 どうしてここが分かったの?」

「探していたからだ」

「私も探したわ。
 挨拶もしないで去っても良いものかと思って…」

「どこに行くのか?」

「執事と一緒に安全な江華島に行くわ。
 東の方だわ」
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# 江華島(カンファド)は、漢江の入り江の島。
開京からは南西の方向です。

ムセクはピヨンのマスクをはぎ取って、
「俺は気にしない。他の者が気にしても…」

「…」
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船着場に向かうサンとリン

「日が暮れるがどうも民家が見当たらない…。
 夜露は冷たいから…」

「あっちに雨宿りできる処があるわ」

「知っているのですか?」

「ええ、アボジと何度か通った場所だわ」
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「アボジの話をして下さい」

「つまらないわよ」

「聞きます」

「アボジは高麗だけでなく、世界中を旅していたわ。
 一緒に旅をするときは“ナウリ”と呼び、
 二人だけになると“アボジ”って呼んだわ」
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東宮殿に戻ったウォン

「チョハ、遅いではないですか。
 ワンビ媽媽が中でお待ちです」

引き返そうとするウォンにキム内官は、
「将来の花嫁のことを考えて下さい。
 タンお嬢様に悪いですよ」

「…」
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「ここで何をしているのですか?」

「あなたは仕返しをしているのですか?
 婚姻のことです。
 王妃として最終許可を出さないといけません」

「止めて下さい。
 様々な策略を巡らすことを止めて下さい。
 無実の人を傷つけるだけです」

「世子…」
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「まだ分からないのですか?
 “世子のため”だといつも言いますが、
 そのたびに孤独を感じる結果となっています」

「私はこの日のために…」

「まだ分からないのですか?
 これが私を生かすためでしょうか?
 いいえ、オマ媽媽のためです」

「…」

「毎日が退屈で暇だったから、
 私を玩具として楽しんでいたのですよ」

「…」

「そして自分が生きるための言い訳です」

「…」

「私が選んだ世子嬪には手を出さないで下さい」

「…」
(涙を浮かべるワンビ媽媽でした)
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忠烈王

「世間はワンビ媽媽と世子との不仲を噂しています」

「んん…」

「チョナ、そろそろ宮廷にお戻りしないといけません。
 世子の婚礼です」

「世子はまだ生きているのか?」

「結婚式です」

「あの子はなぜ私を憎んでいるのか…?
 小さい時には、たくさん笑顔を見せてくれたのに…。
 なぜ憎むのか…?」

「怖いからでしょう?」

「母親がそうさせたのだろうか?
 “アボジを憎め”、“それが生きる道”だと…?」

「…」

「または、お前がささやいたのか?」

「…」

「“チョナ…、チョナの息子が憎んでいます”、
 “殺そうとしています”と…」

「何と怖いことを…」
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「あの娘が、息子が愛している娘が言った。
 “なぜ自分の息子をアボジが信じないのでしょうか?”
 と…」

「…」

「世子や…、まだ生きているか…?」
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東に向かった二人です。
東海岸の束草(ソクチョ)の港でしょうか、それとも(南東の)漢江(ハンガン)の麻浦(マポ)の船着場でしょうか?

リンもサンも、ウォンが婚儀に際しての祝いの特赦で過去を水に流す計画を知りませんでした。
他方、
ウォンは、ウン・ヨンベクの心臓発作のために、サンとリンの婚姻を進める両家の合意を知りませんでした。
しかし、いずれにせよウォンが言うように、

「それでどうなるというのか…?
 もう少し策略というものを知るべきだ…。
 作戦を聴くためにも私のところに来るべきだった…」

同感です。

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王は愛する 第30話(下) 急がれた婚儀

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(2017.10.09)

王は愛する 第30話(下) 急がれた婚儀

ワン大法官とウン判府事の倉庫の穀物袋に王室の印を押すのはフラタイたち

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そして、野営の軍には矢文

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「世子チョハ! 早く起きて下さい!」

朝から将軍たちが王宮にやって来ます

「久しぶりだな~、将軍たち」

「…?!」

「昨日会ったばかりだったかな…?」

「…、矢文が飛んで来ました」

「ただ事ではないな」

「…。
 そして、倉庫から消えていた備蓄の穀物を発見しました」
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「どこからか?」

「ウン・ヨンベク判府事の屋敷です。
 袋には王室の印が押されていました」

「他にも、ワン・ヨン大法官屋敷にありました」
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目が覚めたウォンでした。

「リンはどうした?」

「まだです」

「もう少し待とう」
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葬儀

「さあ、判府事をお送りしましょう」

「ええ」

「だた、これだけは覚えて置いて下さい。
 判府事は“娘の安全”だけを祈っておられました」

「分かっているわ」

「それで良いです」
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ワンビ媽媽

「リンとウン・サンは葬儀です。
 二人とも逃げ出さないように、
 世子が見つけ出す前に確保しなさい。
 抵抗したら殺しても良い」
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忠烈王

「ワンビが何をするか明らかだ。
 リンの安全のためにここに連れて来い。
 すぐにでも世子にする」
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ウォンは手紙を書きます

…ウン・サンそして私のソファへ

申し訳ないが葬儀には参列できない。
以前、リンとソファのどちらかを選べと言われた際とは違って、
今回はリンを選ぶことにした。
あの時リンが笑ったように、今度はソファに微笑んで欲しい。

# 以前の牢獄でのことでした。
投獄されたリンとサンのどちらかを許すという王からの二者択一を迫られて、ウォンはサンを選びました。

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内命府(ネミョンブ)からの使いで、
タンには、結婚式の準備のために宮中に入るようにとの指示。

同時にウォンは特赦の教示をだします

「世子の婚儀を前に、官職を与えるとのことです」

「?!」

謀反以外の罪は全てを特赦にする。

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(ウォンの手紙の続き)

…いつだったかの言葉を覚えているか?
ソファのオモニの遺品として銀のモッコリを貰った。
いつか頼みが出てきたらそれを見せると、
“何でもやってくれる”ということだった。
私は、いつまでもお前は“俺の最優先だ”といった。
サンや、私のソファ、どうか戻って来てくれ。
私の傍に。

銀のモッコリも入れて蝋で封印し、チャン・ウィに託しました。

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葬儀の列

ワンビからの指示でフラタイはリンとサンを連れ戻そうとします。
他方で、忠烈王の指示でリンを連れ戻そうとするソン・インとムセク。
チャン・ウィは手紙をサンに届けないといけません。
いずれも群衆に阻まれます

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解説になるセリフがないので、ここは分かり難いと思います。
以下だと思います。

・宮廷の備蓄庫から盗まれた穀物事件
ワンビ媽媽は自分の中宮殿で起きたウン判府事の死をうやむやにするために、
ウン判府事の屋敷の穀物袋に王室の印を押させ、濡れ衣を着せた。
(発見されるようにと、フラタイたちが矢文で将軍に知らせました)
→ときどき見せるワンビの浅知恵と拙速な行動でした。

・ウン・ヨンベク判府事の心臓発作事件
この件ではウォンもリンもサンも疑心暗鬼に陥っています。

・急がれた婚儀と特赦
ウォンは全てをまとめて帳消しにするために、婚儀(祝事)の特赦を出しました。

「…」
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(リンとサンは逃亡を計画しています)
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王は愛する 第30話(上) 大高麗? 純血?

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(シマトネリコの木:2017.10.06)

王は愛する 第30話(上) 大高麗? 純血?

ワンビ媽媽はチェ・セヨン内官が密偵を働いていることを知っていました。
母親を連れて来ての詰問です。

「お前が間者だと知らなかったとでも思っているのか?」
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「彼らは単に判府事の財産を狙っているだけではありません。
 ワン・リンを確保するためです。
 ワン・リンが判府事の娘のことが好きだから、
 婚姻を進めようとしたのです」

「“彼ら”とは誰のことか?」

「江陽君(カンヤングン)と配下の者たちです、媽媽~」

「ワン・ジョンではなくて、ワン・リンなのか?」

「どうか、母親は許して下さい、媽媽!」

「…」

「彼らはこの時を待っていたのです。
 ワン・リン若旦那の成長を待っていたのです」
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酒を飲んでいるウォン

「この仙露酒は貴重なものだから、私が自分で…」

「チョハ…」

「あといくつ残っているのか?」

「13瓶です」

「そうか…、まだたくさん残っているのだな…」

「俺たちが3人で山に登って…」
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「酒を飲んで酔うことで…、
 彼らのことを考えるのを忘れようと思った。
 しかし…」

「ワンビ媽媽がチェ・セヨンを尋問したところ…」

「ちょっと待ってくれ…」
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お通夜

「お帰りですか?」
(ピヨン)

「アガシは…。
 用事を済ませてまた戻って来ます」

「今夜中にお戻りですか?」

「ええ、夜明け前までには戻ります」

そしてリンは、ピヨンにサンがいつでも旅立つことができるようにと荷造りを頼みます。

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父親の屋敷に行って、“兄のチョンではなく”、リンとサンの婚姻のことでウン・ヨンベク判府事が合意していたことを聞きます。

「健康状態が悪くなるにつれて娘のことが気掛かりだったようで、
 お前のことがお目に留まっていたようだ」

「…」

「お前のことを信用しておられ、
 お前に娘の将来を託したいとのことだった。
 ワンビ媽媽次第では娘も危険になると思っておられたようだ」

リンは全てを捨てて、サンと共に国を出ると申し出ます。

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中宮殿では咳き込むワンビ

「ウン・サンから貰った書類を…」

財産目録でした。

「なんと…。
 ここまで考えてくれていたのか…」
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「媽媽、今夜はおやすみ下さい」

「時間がないのだ。
 私の息子が崖の淵に立たされている…」
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東宮殿

「警備の者たちには伝えたか?」

「ええ、ワン・リン旦那が来たら、
 すぐにここに通すようにと伝えました。
 全ての警備に伝えましたが、もう夜も遅いですから…」

「来ますか…?」

「ああ、来るさ。
 私には話すことがいくつかあるはずだ。
 朝までは待てない筈だ」
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ソン・インとリン

「今日の話に結着を付けたいから来ました」

「必ず戻って貰えると思って、待っていました」

「なぜ私を兄のカンヤン君に会わせたのですか?」

「真実を明らかにするためです」

「何をですか?」

「この国の純血の王族に、玉座に座って欲しいからです

「まさか、謀反を企んでいるのですか?」

「どうか世子になって下さい。
 私は私の世子チョハのためにも、
 殺した方が良いのかとも思っていました」

「…」

「この国、大高麗が元からの束縛を離れ、
 純血の世子を擁立する」
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「は!
 “大高麗”とか“純血”とか?!
 世子とチュサンチョナの仲を裂いて、
 自分の欲望を満たそうというのか?!」

刀を抜くリン

「…」

「私が生きている限り、
 あなたとあなたの仲間を探し出して排除する。
 高麗に寄生する害虫を駆除するためだ!」

リンが奥に進むとソン・インに加担する官僚たちが並んでいました。

「…!」

そして、奥の部屋には忠烈王が…。

「ああ、お前の王だ」

「チョナ…」
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忠烈王は貴族・官僚たちにより、一度廃位に追い込まれました(1294年)。
しかし、すぐに元のバックアップで復位しています。
その史実から、忠烈王が“元との混血”などの“反元”的言動をするという“原作の設定”には無理があると、先に書きました。
ただし、<朝鮮王朝>第21代王・英祖の長男・思悼(サド)世子(第22代王・世祖:イ・サンの父)は、好きなお酒に毒物を混入されて奇行に走ったとの説があることから、薬物によって情緒不安定にさせられた可能性もあると思います。

それにしても、演じるチャン・ボソク。
これまで腹立たしいほどの悪役が多かっただけに、パボな演技に“可愛さ”まで感じさせてくれます。
さすがのベテランですね。

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王は愛する 第29話(下) 愚かすぎる陰謀

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(先週のうろこ雲)

王は愛する 第29話(下) 愚かなソン・インの陰謀

サンは中宮殿に“天血”があったので、当然ワンビ媽媽を疑います

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「あえて私を中傷しようとするのですか?」
(ワンビ)

「あの薬はアボジがいつも携帯しているものです」

「静かに!
 話があればまず私に話しなさい」
(ウォン)

「私に当てこすりをするのですか?」
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サンを制するフラタイ

「何をするのか?!
 彼女の父親が亡くなったばかりだぞ!」

「アボジは元気だわ! この薬を飲めば…!」

「サンや」

「!」

「私が行った時には、もう既に亡くなっていたのだ」
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「ワンビ媽媽はウン家の財産を欲している。おそらく、何としてでも手に入れるだろう」とのソン・インの言葉で、走るリンは出入り禁止を無視
「すまない」と強行突破します。

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東宮殿

「なぜお前がここに?」

「サンアガシはどこですか?」

「お前の立場が分かっているのか?」

「判府事オルシンは?!」

「…」

「どこにいるのですか?」

「…、亡くなった。 持病だ」

「アガシは?!
 元成殿なのですか?
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「俺が面倒みる」

「リンを誰にも気付かれないように外に連れ出せ」

「!」

「俺が王命でお前を救ったというのに、
 俺の話が聞けないのか?!」

「…」

「お前と親しい俺はどうなると思うのか?
 王命に従わないと、他の者が許してくれなくなる!」

「判府事オルシンはなぜ亡くなったのですか?」

「持病があることは知っていただろう?」

「一人だけだったのですか?」

「なぜ詰問するのか?」

「他には誰も傍にいなかったのですか?
 ワンビ媽媽の指示で控室に連れて行ったのは誰ですか?」

「何を言い出すのか?」

「お茶には毒薬が入っていなかったのですか?」

「いったい何を言い出すのか?!
 オモニに当てこすりするのか?!」

「判府事とサンアガシには俺が仕えます!」

「俺が面倒みると言ったはずだ」

「信用できない!」

「いったい誰のことを信じられないというのか?!」

ウォンはリンに一発

「これ以上、彼女を宮中に置いておくことはできない!」

「リンや…」

「あの人は俺が面倒をみる!」
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リンは大監の遺体の傍に

「アボジが常備薬を飲めないわ」

「…」

「もう息ができないわ…」

「…」

「身体が冷たくなって…、アボジは…」

「…」

「家に帰ります。
 アボジと一緒に家に帰りたいわ」
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「…。駕籠を準備しろ」

「はい、チョハ」

「リンは命令に背いたが、
 私の命令で判府事をお連れするために来てもらったことにする」
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チョ尚宮

「あの薬は初めて目にしました。
 サンお嬢様が見つけるまで、
 私には何のことかも知りませんでした」
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チェ・セヨン

「私は御命によりアガシをお連れしただけで、
 何も知りません」

「何が欲しいのか?」

「私は何も知りません」

「いったい何が欲しいのか?!」

「媽媽…」
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「本当に判府事は死んだのですか?」

「ええ、遺体は屋敷に帰りました」

「暗殺なのか?」

「死因などを医者が調べていましたが、
 お嬢様が制止しました」

「私の中宮殿で人が死んだのだ…」

「ええ、どうしましょうか?
 官僚たちの噂になっています」

「私が先に財産は頂きますからね!」
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ソン・イン

「まずは世子を孤立させることでした」

「ワンビと世子を引き離すことは簡単ではない。
 繋がりは深い」

「その難しさを何とかやり遂げないといけません」

「その後はどうなるのか?
 世子の仕事振りには世間が評価している。
 馬鹿な兵士たちや、
 取り巻きの官僚たちも褒めている」

「褒めちぎっているということは、
 期待が大き過ぎるということにもなります。
 大きな期待ほど、逆になれば落胆も大きくなります。
 世間に背を向けさせるのは簡単です」

「では世子はどうなるのか?」

「最期には、世子の親友と恋人も背を向けるでしょう。
 そうなると世子の底が見えてきます。
 そして、自滅する筈です」

「なるほど…」

「チュサンチョナはどうですか?」

「ははは、これまでになく、静かで優しい。
 オク・ボヨンの薬は何とも怪しい香りだ。
 あ~、今はム妃と呼ぶのだった…」
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先に動きを見せたのは女官でした。
待合室から香炉を持ち出そうとします
しかし、ウォンが動きを待っていました。

「最初からこれが気になっていた。
 この香炉は元成殿では使用されていない物だ」

「…」

「オマ媽媽はお香にうるさい人だからだ」

「私は何も知りません。
 この部屋を片付けるようにと指示を受けただけです」

「真夜中に密かにか…?
 取り調べろ。
 香炉を待たせている御医に渡してくれ」
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「これはジャコウとチンギョン草などから作られた刺激のある香です」

「薬草なのか?」

「この国には原生しない薬草です」

「心臓に持病がある者にとって、どんな作用があるのか?」

「非常に危険で、呼吸と循環系に悪影響を与えます」

「あの女官はワンビ媽媽の命令だと自白しました」
(チン・グァン)

「…」
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お通夜と葬儀の準備

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「ゆっくりと深く息を吸って…」

「…」
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「…」
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“王妃と世子(ウォン)が共犯で殺人を犯した”ということで、
世子の廃位”もフビライにも言い訳ができると考えたソン・インでしょう。
しかし、この陰謀も考えが浅く、早計だと思います。
しかも、オク・ボヨンには王にも毒薬を投じさせています。

世子の座をリンに譲らせて、王も死ねばリンが高麗の王になるということになりますが、
ありえない話ですね。
”元”のフビライ・ハンからの冊封(許可)を受けるのは難しい。
まずは元からの大調査団が派遣されるでしょう。
フビライ・ハンのパワーとヘゲモニー(冊封制度)の深意を知らずして、
ドメスティックな陰謀を進めると、韓半島全体が“元”に乗っ取られる危険がある。

忠烈王が元との関係に気づかったという点も疎かになっているので、
私は小説(原作)の設定にやや疑問を持っています。
ただし、ソン・ジナ作家の脚本の魅力、セリフの魅力はいつもながらです。
惹かれます。

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